編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、フルリメイクとして蘇る『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』が気になっていると思います。 特に、買ってから後悔したくない、自分に合うゲームなのか詳しく知りたいと考えているのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、本作の特徴やシステムがしっかりと理解でき、購入すべきかどうかの疑問が解決しているはずです。
- RPG要素やオンラインマルチプレイを求める人は注意
- プレイ時間の多くを占めるリアルな船の操作と海戦
- カウンター無双からパリー主体の手応えある戦闘への進化
- ストーリーの追加やシームレスな世界といった圧倒的進化
それでは解説していきます。
ブラックフラッグREの購入を避けるべき・買って後悔する人の特徴
本作は名作のフルリメイクですが、万人受けするゲームというわけではありません。 人によっては「想像していたゲームと違った」と後悔してしまう可能性があります。
ここでは、購入を避けるべき人の特徴について、ゲームライターの視点から深く掘り下げて解説します。
ブラックフラッグREでRPG要素を重視する人
近年発売されたアサシンクリードシリーズをイメージして購入すると、最も後悔しやすいポイントです。 本作はレベル上げや、ハクスラ調のレア装備厳選、複雑なスキルツリー構築を楽しむゲームではありません。
『オリジンズ』や『オデッセイ』、『ヴァルハラ』のような本格RPG路線を期待している人は、注意が必要です。
レベル制度やハクスラ要素はありません
近年のアサシンクリードのような、敵との「レベル差」によるダメージ補正や制限はありません。 どれだけ敵を倒しても、主人公の基礎ステータスがRPGのように上昇していくわけではないのです。
手に入る武器や防具も、レア度によってランダムで付与される特殊効果を厳選するような仕組みではありません。 装備の強化は、ストーリーの進行や素材を集めて行う、比較的シンプルなクラフトシステムに基づいています。
キャラクタービルドの自由度は低めです
スキルポイントを割り振って、アサシン特化、戦士特化、ハンター特化といった極端なビルドを作ることはできません。 エドワードは万能なアサシンとして成長するため、ビルドを自作する面白さを求める人には物足りないでしょう。
あくまでも、決まったアクションを駆使して状況を切り抜けるアクションアドベンチャーです。 そのため、キャラクターのステータス画面とにらめっこする時間を好む人にはおすすめできません。
ブラックフラッグREでマルチプレイを遊びたい人
オリジナル版に存在した、非常にユニークで人気の高かったマルチプレイモードは本作には収録されていません。 オンラインでの騙し合いや暗殺劇を楽しみにしていた方は、完全に後悔することになります。
シングルプレイ(一人用)専用のゲームとして生まれ変わっていることを、購入前に必ず理解しておいてください。
騙し合いのステルス対戦は撤廃されています
オリジナル版では、群衆の中に紛れ込みながらターゲットを探して暗殺する独自のマルチプレイが人気でした。 他プレイヤーの裏をかき、一般NPCのフリをしながら接近する緊張感は、このシリーズでしか味わえない魅力でした。
しかし、今回のフルリメイク版『RE:シンクロ』では、このオンライン対戦がすべてカットされています。 対人戦(PvP)を目的として本作を購入することは、絶対に避けるべきだと言えます。
協力プレイやカスタムルールもありません
数人で協力して目標を暗殺していく「ウルフパック」モードも、本作には存在しません。 さらに、自由にルールを作成してコミュニティで共有できた「ゲームラボ」も同様に撤廃されています。
完全にソロプレイに特化し、ストーリーやオープンワールドの探索に注力した設計となっています。 フレンドとボイスチャットを繋いで、ワイワイとカリブ海を冒険するようなプレイはできないため注意が必要です。
ブラックフラッグREで船の操作や海戦が苦手な人
本作の最も重要な要素であり、同時に最も好みが分かれるのが「船(海戦)」の要素です。 プレイ時間全体の半分以上を、自分の船である「ジャックドー号」の甲板や操舵席で過ごすことになります。
海上の移動や、大砲を使った撃ち合い、荒波のコントロールにストレスを感じる人は、高確率で途中で投げ出すことになるでしょう。
移動手段のメインは馬ではなく「船」です
多くのオープンワールドゲームでは馬や徒歩がメインですが、本作の舞台は18世紀の広大なカリブ海です。 島から島への長距離移動は、すべてジャックドー号を自ら操縦して航海することになります。
一応ファストトラベルは存在しますが、新しい場所に到達するためには、まず船を走らせる必要があります。 船の操作は風向きや波の影響を受けるため、慣れるまでは思い通りに動かすだけでも一苦労です。
海戦に勝たないとストーリーが進みません
メインストーリーの攻略においても、強力な大英帝国やスペインの軍艦と戦闘を行うミッションが多数存在します。 海戦を完全に避けて、陸上アサシンアクションだけでストーリーをクリアすることは不可能です。
船の攻撃力を上げるための資材は、海上を航行する他国の商船を襲撃して略奪しなければ手に入りません。 「海賊としての略奪」というゲームサイクルそのものが苦手な人には、非常につらい仕様となっています。
ブラックフラッグREでカウンター主体の簡単戦闘を好む人
オリジナル版の戦闘システムは、「カウンター」のボタンを適切なタイミングで押すだけで、ほぼ無双できる手軽さでした。 しかし、本作『RE:シンクロ』では戦闘システムが一新され、よりシリ・アスで緊張感のある仕様に進化しています。
アクションゲームとしての難易度が上がっているため、かつてのイージーな戦闘を求めている人は面食らうかもしれません。
カウンターボタン連打では勝てなくなりました
本作では敵の攻撃をただカウンターするだけではなく、敵のガード不能攻撃に対して「回避」を行う必要があります。 また、堅牢な盾を持った敵や重装兵に対しては、ガードを崩す「重攻撃」などを適切に使い分ける必要があります。
ボタンを適当に連打しているだけでは、簡単に囲まれて蜂の巣にされてしまうバランスへと変化しました。
パリーとテイクダウンのタイミングが重要です
本作の戦闘は「パリー(受け流し)」と「テイクダウン」を重視したシステムに再構築されています。 完璧なタイミングでパリーを成功させることで、最大4人の敵を連続で一気にテイクダウンする爽快なアクションが可能です。
しかし、このタイミング合わせにはプレイヤースキルが求められるため、最初は少し練習が必要になるでしょう。 ボタン一発で簡単に周囲の敵をなぎ倒せる、かつての無双系アクションをイメージしていると、難しく感じるはずです。
ブラックフラッグREで完全新規ストーリーを期待している人
本作はグラフィックやシステムをゼロから構築し直した「フルリメイク」作品です。 しかし、ストーリーの骨子となる部分は、2013年に発売されたオリジナル版と同じ歴史を辿ります。
そのため、全く新しいアサシンクリードのストーリーを求めている人は、満足できない可能性があります。
追加ストーリーはありますが全体的な流れは同じです
リメイク版ならではの追加要素として、黒ひげやスティード・ボネットに焦点を当てた新ストーリーアークが収録されています。 また、妻キャロラインとの会話シーンなどが追加され、エドワードの人間性がより深く描かれています。
それでも、彼がどのように海賊となり、どのようにアサシンへと成長していくかという本筋は変わりません。 オリジナル版を数回クリアし、ストーリー展開を完全に覚えているファンにとっては、既視感が強い内容と言えます。
現代編もエドワードの内面に寄った描写に修正
アサシンクリードシリーズでおなじみの「現代編」についても、演出や描写が修正されています。 エドワードの旅路や内面にフォーカスする形でアレンジされていますが、現代編そのものの目的は共通しています。
完全新作としての衝撃的なストーリー展開を望む場合、本作はリメイクであることを念頭に置くべきです。
ブラックフラッグREで陸上アサシン要素だけを楽しみたい人
「アサシンクリードといえば、中世の街並みをパルクールで駆け抜け、静かに暗殺することだ」 そうした、シリーズ伝統のステルスや都市部のパルクールだけを求めている人にも、本作はおすすめしづらいです。
本作の魅力の大部分は「海賊」としての要素に割かれており、陸上アサシンの比率は他作よりも低めです。
巨大な都市の割合はそれほど多くありません
本作にはハバナやキングストンといった美しい大都市が登場しますが、全体のマップに占める割合は限定的です。 マップの大半を占めるのは、見渡す限りの青い海、無人の群島、熱帯のジャングル、マヤの遺跡です。
建物の屋根を延々と伝って移動するような、パルクール主体のゲームプレイを期待すると、少し物足りなさを感じるでしょう。
海賊とアサシンの要素が融合しています
主人公のエドワード・ケンウェイは、最初はアサシンの教団に所属していない一匹狼の海賊として描かれます。 そのため、暗殺教団の信条よりも、己の欲望や金稼ぎのためにアサシンの技術を利用します。
「正義の影の暗殺者」としてのロールプレイを早く楽しみたい人にとっては、じれったく感じる時間が多いかもしれません。 海賊としての冒険をどれだけ楽しめるかが、本作の評価を分ける最大の要因です。
ブラックフラッグREを買って後悔しない・おすすめな人の特徴
ここまで購入を避けるべき人の特徴を解説してきましたが、裏を返せば、これらに当てはまらない人にとっては神ゲーです。 本作を心の底から楽しめ、買って良かったと大満足できる人の特徴を解説します。
ブラックフラッグREで海賊の世界観やオープンワールドが好きな人
18世紀の「海賊黄金時代」というロマンあふれる世界観に、少しでも心が躍る人には間違いなく大傑作となります。 黒ひげをはじめとする、歴史上に実在した伝説の海賊たちと肩を並べて戦う高揚感は、本作でしか味わえません。
当時のカリブ海周辺の空気感が、最新のグラフィック技術によって圧倒的な密度で再現されています。
実在の海賊たちとのエモーショナルな共演
作中には、エドワード・サッチ(黒ひげ)、アン・ボニー、ベンジャミン・ホーニゴールドなど、名だたる海賊が登場します。 彼らがバハマのナッソーに築こうとした「自由な海賊共和国」の理想と、大国による弾圧の歴史がドラマチックに描かれます。
海賊映画の主人公になったかのような、豪快で少し切ないストーリー体験は、多くのプレイヤーを魅了するでしょう。
ロードなしで広がるシームレスな世界
本作のオープンワールドは、当時のゲームでは成し得なかった「完全シームレス」を実現しています。 大原から島、都市、ジャングルへと、画面が暗転するロードを挟むことなく移動可能です。
これにより、冒険の没入感が極限まで高まっており、目的もなく海を旅しているだけで時間が溶けていきます。
ブラックフラッグREでシームレスな大航海と船の強化を楽しみたい人
愛船「ジャックドー号」を、最初は貧弱な状態から最強の軍艦へと育て上げる育成サイクルが好きな人におすすめです。 海戦を繰り返して手に入れた資材で、船体を補強し、大砲の数を増やし、見た目をカスタマイズしていきます。
自分の船に対する愛着がどんどん深まっていく、独自の楽しさがあります。
船のパーツごとの細かいアップグレード
大砲の弾数を増やすだけでなく、特殊弾である「チェーンショット」や「重火薬樽」の威力を強化できます。 また、衝突時のダメージを増やす「衝角」の強化や、船の耐久力を上げる装甲プレートなど、多岐にわたるカスタマイズが可能です。
海戦が有利になるにつれて、さらに強力な超大型艦を襲撃できるようになり、育成のモチベーションが途切れません。
将校クルーを育成して特殊能力を発揮
本作では、新要素として3人の個性的な「将校クルー」を仲間にし、育成することができます。 彼らは独自の特殊能力(例:2連重砲の発射を可能にするなど)を持っており、海戦で大きな助けとなってくれます。
船員たちの歌う「船乗りの歌(シャンテ)」を聴きながら、クルーと共に大海原を渡る体験は最高の一言です。
ブラックフラッグREでエドワードの成長ストーリーを体験したい人
シリーズの中でも、主人公エドワード・ケンウェイの人気は、トップクラスに高いことで知られています。 彼は最初から高潔な目的を持ったヒーローではなく、金と名誉のためにアサシンの力を私物化する泥臭い男です。
そんな彼が、数々の出会いと哀しい別れを経て、本物のアサシンへと成長していく過程は涙なしには見られません。
欲望の果てに見つけた「真の自由」とは
エドワードは故郷に残した妻キャロラインに、豊かな暮らしをさせるという夢のために海賊になりました。 しかし、富を追求するあまり、周囲の大切な仲間たちを失い、海賊たちの共和国も崩壊へと向かっていきます。
失意の中で彼がたどり着いたアサシンの教義と、本当の自由の意味を理解していく人間ドラマは圧巻です。
リメイク版でさらに深まるエドワードの内面
本作では、オリジナル版では詳しく描かれなかったキャロラインとの追加イベントシーンが収録されています。 これにより、彼が海賊として大成しようとした動機や、内に秘めた苦悩がより分かりやすく伝わるようになりました。
彼のキャラクターをすでに知っているファンでも、より深く共感できる脚本に仕上がっています。
ブラックフラッグREで美しく生まれ変わったカリブ海を旅したい人
最新エンジンによってゼロから作り直された、カリブ海の映像美を体験したい人には最高のゲームです。 光と影の描写や水の表現が劇的に進化しており、ただ美しい景色を見ているだけで旅情をそそられます。
南国のきらめく太陽、透明度の高い美しい海、そして激しい嵐の恐ろしさが、リアリティ豊かに描かれます。
天候シミュレーション「アトモズ」の導入
本作に導入された「アトモズ」と呼ばれる気象シミュレーション技術により、気温や風向き、雲の流れがリアルタイムで変化します。 穏やかな晴天から、突如として視界を遮るほどの豪雨や、荒れ狂う嵐へとシームレスに変貌します。
この嵐は見た目だけでなく、波の高さや風が船の操作に直接影響を与えるため、航海に独特の緊張感を与えてくれます。
拡張された美しい水中探索
潜水金を使って海底の沈没船を探索する、スリリングな水中パートも劇的に進化しています。 光が差し込む海底の美しさはもちろん、酸素管理のハラハラ感やサメに襲われる恐怖感が、より生々しく体験できます。
陸上だけでなく、海底にまで広がる美しい大自然を満喫したい人に最適です。
ブラックフラッグREでオリジナル版を遊び尽くしたファン
「昔、PS3やPS4、Nintendo Switchなどでブラックフラッグを狂ったようにプレイした」 そんなオリジナル版のプレイヤーにこそ、この『RE:シンクロ』をプレイしていただきたいです。
グラフィックの進化だけでなく、不評だった部分が驚くほど快適に改善されているからです。
尾行ミッションなどの不満点が大幅に改善されています
オリジナル版で多くのプレイヤーに「ストレス」と言われていた、見つかったら即失敗の尾行ミッション。 本作では、その理不尽な仕様が撤廃され、見つかっても戦闘や煙幕などの道具を使って立て直せるようになりました。
草むらを使った隠密行動をしやすくする「かがみ移動」も追加され、ステルスプレイが格段に快適です。
新たなチャプターやボス、やり込み要素が満載
黒ひげやスティード・ボネットの知られざるストーリーを描く、新ミッションが追加されています。 さらに、お楽しみ要素として船の上に犬や猫、猿を載せて触れ合える遊びのシステムなども増えています。
新鮮な気持ちで、またあのカリブ海に旅立てる喜びを感じることができるでしょう。
ブラックフラッグREのフルリメイクによる進化点と変更要素
本作が単なる「移植(リマスター)」ではなく、「フルリメイク」と呼ばれるにふさわしい劇的な進化点を紹介します。 具体的にどのようなシステム変更が施されたのか、攻略ライターの目線で細かく分析していきます。
ブラックフラッグREのグラフィックと最新技術による進化
グラフィックは「アンビルエンジン」によって完全にゼロからアセットが作成し直されています。 次世代ゲーム機(PS5、PS5 Pro、Xbox Series X/S、高性能PC)の性能をフルに引き出した描画が行われています。
マイクロポリゴンレンダリングとレイトレーシング
地形の微細な凹凸や、古びたレンガの質感などが、最新のレンダリング技術によって立体的に描写されます。 さらにレイトレーシングの導入により、水面の太陽光の反射や、ジャングルの葉の隙間から差し込む木漏れ日が息をのむ美しさです。
PS5やPS5 Pro、Xbox Series Xでは、これらの高精細なグラフィックを維持したまま、滑らかな「60FPS」で快適にプレイ可能です。
ドルビーアトモス対応で風と波の音に包まれる
音響面でもドルビーアトモスに対応した立体音響技術が採用されています。 甲板の上で聞こえる波のしぶきや、マストが風できしむ音、クルーたちが歌う陽気な歌声が立体的に響き渡ります。
ヘッドホンやサラウンドシステムを使用してプレイすると、本当に18世紀の船上にいるかのような錯覚を覚えます。
ブラックフラッグREの戦闘システムとステルスアクションの改善
戦闘やステルスといったキャラクターコントロールの要素も、現代のゲームトレンドに合わせて再チューニングされました。 より戦略的で、アクション性が増したアクションシーンを楽しむことができます。
鏡移動(かがみ移動)によるステルスの向上
オリジナル版では「草むらに入ると自動で身を隠す」システムでしたが、本作では手動での「鏡移動(かがみ移動)」が追加されました。 これにより、物陰や低い障壁に身を隠しながら移動する、現代的なステルスアクションがスムーズに行えます。
敵に見つかりにくくなったため、ステルスプレイがより緻密で面白いものへと変化しています。
パリー重視のハイテンポな白兵戦
敵船を無力化した後に始まる、船上での白兵戦は迫力満点です。 敵の剣撃をタイミングよく受け流す「パーフェクトパリー」が決まれば、そこから華麗な4連続テイクダウンへと繋げることができます。
アクションが得意なプレイヤーであれば、敵のガードを崩す重攻撃や、4丁のピストル、吹き矢を織り交ぜたスタイリッシュな戦闘が楽しめます。
ブラックフラッグREのシームレスなオープンワールドと水中探索
島への上陸や、海上での戦闘から乗船アクション、海底へのダイブなどがすべてロードなしで行える技術的な進化も見逃せません。
シームレスな上陸アクションの気持ちよさ
オリジナル版では、島や町に上陸する際、わずかな暗転ロードが入ることがありました。 本作では、舵を握ったまま島に接近し、そのまま船首から海へ飛び込んで島へ泳いで渡るまでが完全に一連の動作です。
これによりオープンワールドにありがちな「ロードによる興ざめ」が一切なくなり、テンポ良く探索を楽しめます。
酸素管理とサメのAIがよりリアルになった水中探索
潜水金を使って探索する海底エリアは、非常に美しいだけでなく、より緊張感のあるサバイバルスポットとなっています。 酸素ゲージの減り方が周囲の水流や激しい動きによって細かく変動し、よりシビアな管理が求められます。
サメのAIも賢くなっており、岩陰に隠れてやり過ごすなどの、アサシンらしい水中ステルスが求められます。
ブラックフラッグREの追加ストーリーと登場人物の掘り下げ
歴史上の人物たちの最期や友情が、オリジナル版以上に深く描かれている点も魅力の一つです。
黒ひげやボネットを掘り下げる追加ミッション
歴史上最も有名な海賊「黒ひげ(エドワード・サッチ)」の知られざる過去や、彼の胸の内が追加のストーリーアークで語られます。 また、紳士的な海賊として異彩を放つ「スティード・ボネット」との交流ミッションも増えています。
彼らとの友情や、海賊黄金時代の終焉に伴う悲痛な別れが、より鮮烈にプレイヤーの記憶に焼き付くことでしょう。
現代編から見るエドワードの内面へのアクセス
現代編の描写が整理され、エドワードの遺伝子記憶を追体験しているアブスターゴ・エンターテインメント社の裏側が少し変化しています。 現代の調査員がエドワードの内面の変化に着目する形でストーリーが展開し、過去編と現代編の繋がりが強化されました。
アサシンクリードシリーズの壮大な世界観の年表に、よりスムーズにリンクする構成となっています。
ブラックフラッグREの海戦と船員(クルー)の育成新要素
海戦そのものの戦術の幅も広がり、船をただ操縦する以上の楽しさが追加されています。
オルタネートファイアモードによる戦術変化
戦闘中の主砲の撃ち方に「オルタネートファイアモード」が追加されました。 これは敵船の弱点をピンポイントで狙い撃ち、移動能力を削いだり、武器の使用を一時的に封じたりする精密射撃システムです。
これにより、ただ大砲を横腹から撃ち合うだけでなく、敵の状況に合わせたテクニカルな立ち回りが可能になりました。
船の上のマスコットキャラクターたち
ゲーム中の収集要素として、世界中の島々で迷子になっている猫や犬、猿を保護することができます。 保護した動物たちは、ジャックドー号の船上に「ペット」として住み着くようになり、航海中にエドワードが可愛がることができます。
過酷な略奪の日々の中で、ペットたちの愛らしい仕草に癒される遊び要素は、多くのプレイヤーに喜ばれるはずです。
ブラックフラッグREの各エディションと購入特典の徹底比較
本作の購入を決めた方向けに、リリースされる各エディションの内容と、予約特典の違いを詳しくまとめました。 ご自身のプレイスタイルや、ファンとしての熱量に合わせて選ぶ際の参考にしてください。
スタンダードエディション(通常版)
ゲーム本編のみが収録された、最もシンプルなエディションです。
こんな人におすすめです
- 本作を純粋にストーリーからオープンワールド探索まで、余さず体験したいと考えている方
- 特典アイテムやフィギュアなどのリアルグッズにはあまり興味がない方
- 最も予算を抑えて遊び始めたいと考えている方
シンプルですが、グラフィックの美しさやシステムの改善点はすべて同じように体験できます。 ゲーム体験のコア部分は通常版でも十分に満足できる内容となっています。
デラックスエディション
ゲーム本編に加えて、見た目や海戦をさらに豊かにする追加デジタルコンテンツがセットになったエディションです。
デラックスエディションの主な追加コンテンツ
- マスターアサシンキャラクターパック(限定衣装、エドワード専用の追加武器など)
- マスターアサシン海戦パック(ジャックドー号専用の限定帆、船首像、船体装飾、専用のペットなど)
こんな人におすすめです
- ゲーム開始直後から、特別なスキンでカッコよく旅を楽しみたい方
- ジャックドー号のカスタマイズの幅をより広げて、海賊としてのロールプレイにこだわりたい方
- 過去のオリジナル版の有料DLCのようなデジタル特典を、初めからすべて楽しみたい方
コレクターズエディション
デラックスエディションのすべてのデジタルコンテンツに加え、ファン垂涎の超豪華なリアルグッズが付属する限定パッケージです。
コレクターズエディションに付属する主なグッズ
- 特製コレクターズボックス
- エドワード・ケンウェイのハイクオリティフィギュア
- エドワードの冒険を記した「日記調スクラップブック」
- エドワードのメタル製特製ブローチ
- 限定デザインスチールブックケース
- 布製の高品質カリブ海マップ
こんな人におすすめです
- アサシンクリードシリーズや、エドワード・ケンウェイというキャラクターの大ファンである方
- 自室にハイクオリティなフィギュアや海賊の地図を飾って、世界観に浸りたいコレクターの方
- 限定の物理アイテムに大きな価値を感じる方
こちらは数量限定での販売となることが多いため、入手したい場合は早めの予約が必須となります。
予約特典と店舗別特典の違い
発売前に予約、または初回生産版を購入することでもらえる特別な特典も用意されています。
予約(初回生産)特典「黒ひげのクリムゾンパック」
- 伝説の海賊「黒ひげ(エドワード・サッチ)」をモチーフにした、エドワード専用の赤を基調としたコスチューム
- 黒ひげ風の専用の剣、およびピストルセット
この特典は、通常版を含め、すべてのアサシンクリードファンのスタートダッシュを華やかに演出してくれます。 また、一部のオンラインショップや店舗では、店舗別の限定壁紙やデジタル特典が付与されることもあります。 予約の際には、どこで買うのが最も自分にとってお得か確認しておくのがベストです。
各エディション内容の比較まとめ表
各エディションごとの仕様や収録内容について、違いを一目で確認できるように表で比較しました。
| 収録内容・特典 | 通常版 | デラックス版 | コレクターズ版 |
|---|---|---|---|
| ゲーム本編 | ◯ | ◯ | ◯ |
| マスターアサシンパック(デジタル) | ✕ | ◯ | ◯ |
| マスターアサシン海戦パック(デジタル) | ✕ | ◯ | ◯ |
| 特製コレクターズボックス | ✕ | ✕ | ◯ |
| エドワード・ケンウェイフィギュア | ✕ | ✕ | ◯ |
| 日記調スクラップブック | ✕ | ✕ | ◯ |
| メタルブローチ / 布製マップ | ✕ | ✕ | ◯ |
| 予約特典(黒ひげクリムゾンパック) | ◯(予約時) | ◯(予約時) | ◯ |
※コレクターズエディションはパッケージ版のみ、デラックスエディションはデジタル版専用、などのプラットフォームによる販売形式の違いにご注意ください。
まとめ
『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』は、名作をただ綺麗にしただけではない、遊びやすさまで徹底追求した傑作フルリメイクです。 しかし、これまでのアサシンクリードとは一線を画す「海賊ゲーム」としての側面が非常に強い作品でもあります。
そのため、以下の購入ガイドを参考にして、ご自身に合うかどうかを慎重に見極めてみてください。
【購入を避けるべき・後悔する人】
- 『オデッセイ』や『ヴァルハラ』のようなハクスラ・RPG路線を期待している人
- 他プレイヤーとのオンラインでの騙し合いやマルチプレイ対戦を楽しみにしている人
- 船の操作や海戦、資材集めの略奪サイクルに魅力を感じない人
【買って後悔しない・強くおすすめする人】
- 18世紀の海賊のロマンや、実在した海賊たちの生き様に強く惹かれる人
- 自分の船を少しずつ強化し、自分だけの無敵の船を作り上げたい人
- シリーズ屈指の主人公であるエドワードの、涙なしには語れないアサシンへの成長劇を体験したい人
- 不評だった仕様が改善され、美しく生まれ変わったカリブ海を旅したいオリジナル版プレイヤー
この記事を参考に、皆さんが最高の航海へと旅立つ準備ができれば幸いです。 それでは、カリブの青い海でお会いしましょう。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。 本作『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』も発売決定直後から情報を追いかけ、オリジナル版を含めて骨までしゃぶり尽くす予定。

























