編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロが気になっていると思います。
この記事を読み終える頃には、本作の注意点や変更点に関する疑問が解決しているはずです。
1 旧マルチプレイ要素の完全撤廃
2 RPG路線とは異なるアクションアドベンチャーへの回帰
3 アクション性が増した緊迫感のある戦闘システム
4 アンビルエンジンによりシームレス化したオープンワールド
それでは解説していきます。
【ブラックフラッグRE】購入前に絶対に確認すべき注意点と変更要素
本作を快適に楽しむためには、購入前に知っておくべき重要な変更点や注意点が存在します。
オリジナル版のファンだからこそ驚くポイントや、近年のアサシンクリードシリーズとの違いについて詳しく解説します。
【ブラックフラッグRE】旧マルチプレイ要素の完全撤廃とウルフパックの廃止
本作において、オリジナル版のファンが最も注意すべきなのが「マルチプレイ要素の完全撤廃」です。
かつて好評だった、群衆に紛れて他プレイヤーと騙し合いながら暗殺を狙う「ステルス対戦」は収録されていません。
それだけではなく、協力して敵を倒していく「ウルフパック」や、自由なルール作成が楽しめた「ゲームラボ」も非搭載となっています。
完全なシングルプレイ専用タイトルとして生まれ変わっているため、オンラインでのマルチプレイを主目的としている方は注意が必要です。
これらはすべて、シングルプレイキャンペーンのクオリティアップと、追加コンテンツの充実にリソースを集中させた結果の仕様変更と言えます。
マルチプレイを愛していたプレイヤーにとっては寂しい変更ですが、そのぶんシングルプレイの完成度には非常に期待が持てる仕上がりです。
【ブラックフラッグRE】RPG路線から原点回帰したアクションアドベンチャーへのシフト
近年のシリーズである『アサシン クリード オリジンズ』『オデッセイ』『ヴァルハラ』のようなシステムを期待している方は注意が必要です。
本作はそれらの作品で見られたような、複雑なレベル上げや装備のレア度厳選、膨大なスキルツリーなどのRPG要素は極めて薄くなっています。
基本的には、主人公エドワード自身の成長と、愛船「ジャックドー号」の強化に特化したアクションアドベンチャーです。
敵の頭上にレベルが表示され、レベル差があるだけで太刀打ちできなくなるような近年のRPG路線とは根本的なデザインが異なります。
純粋にプレイヤーの操作技術と、段階的な装備アップグレード、そして船の強化によって攻略を進めていくクラシックなプレイスタイルです。
そのため、ハクスラ要素やビルド構築を楽しみたい人にとっては、少々物足りなさを感じる可能性があることを理解しておきましょう。
H4: 武器や装備のアップグレードについて
エドワードの装備は、野生動物の素材を集めてポーチをクラフトしたり、店で強力な武器を購入したりすることで段階的に強化されます。
ランダムに特殊な能力が付与された武器を厳選するような要素はないため、シンプルで迷いのない成長プロセスを楽しむことができます。
【ブラックフラッグRE】カウンター一辺倒ではないアクション性の高い戦闘システム
オリジナル版では「カウンターボタンをタイミングよく押していれば、すべての敵を無双できる」という、比較的シンプルな戦闘システムでした。
しかし、本作のリメイクに伴い、戦闘システムは非常にアクション性の高いものへと進化を遂げています。
単に相手の攻撃を待ってカウンターを狙うだけでは勝てなくなっており、プレイヤーの能動的なアクションが求められます。
敵が繰り出してくる「ガード不能攻撃」に対しては、タイミングを合わせた回避や、敵の体勢を崩す重攻撃などを使い分ける必要があります。
また、タイミングが要求される「パーフェクトパリー」を成功させることで、周囲の敵を最大4人まで連続テイクダウンできる爽快なシステムも導入されました。
アクションとしての歯ごたえが増したため、戦闘がマンネリ化しにくくなっている一方で、アクションが苦手な人は最初のうち慣れが必要になるでしょう。
H4: 武器のバリエーションと戦術
エドワードは2本の剣による二刀流や、最大4丁のピストル、さらに戦闘を優位にする「吹き矢」や「ロープダート」を駆使して戦います。
これらの武器を戦闘中に臨機応変に切り替えながら戦うことで、よりアサシンらしく、かつ洗練された海賊戦闘が楽しめるようになっています。
【ブラックフラッグRE】プレイ時間の多くを占める海戦と操船への適性
本作の大きな特徴であり、購入前に最も考慮すべき点が「プレイ時間の多くを船の上で過ごす」というゲームデザインです。
陸地でのステルスや暗殺アクションも魅力的ですが、ゲーム全体の半分以上は愛船「ジャックドー号」を操作して大海原を旅することになります。
海を渡るためには、風の向きや波の高さ、激しい天候の変化を読み取りながら船を正確に操縦するスキルが求められます。
また、敵の戦艦と大砲を撃ち合い、動きを止めてから乗り込んで白兵戦を行うというサイクルがゲームの根幹をなしています。
船の操作そのものや、大砲を使った距離の取り合い、海上での戦闘が苦手な人にとっては、ゲームの進行が苦痛に感じられてしまう恐れがあります。
海での移動や戦闘に対して、自分が面白いと感じられるかどうかを事前によく考えておくことが、本作を楽しむ最大の鍵となります。
【ブラックフラッグRE】通常版・デラックス版・コレクターズ版のエディション比較
本作には、プレイヤーのニーズに合わせた3つのエディションが用意されています。
それぞれの価格帯や、含まれるコンテンツの違いを以下の表にまとめました。
| エディション名 | 主な収録内容 | 特徴・こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| スタンダードエディション | ・ゲーム本編のみ | ・最も安価でシンプルな内容
・ゲームだけを楽しみたい人向け |
| デラックスエディション | ・ゲーム本編
・マスターアサシン キャラクターパック
・マスターアサシン 回線パック |
・エドワードの限定衣装や船のスキンが付属
・見た目や公開時の雰囲気にこだわりたい人向け |
| コレクターズエディション | ・デラックス版の全コンテンツ
・特性コレクターズボックス
・エドワード・ケンウェイ高度フィギュア
・日記調スクラップブック
・メタルブローチ / スチールブック
・布製カリブ海マップ |
・豪華なリアルグッズが多数同梱
・シリーズの大ファンやコレクター向け |
過去のゲーム内追加DLCなどは、基本的に今回のリメイクに伴って本編内にあらかじめ統合、または最適化されています。
そのため、上位エディションを購入する主な理由は、ゲーム内の特別なコスメティック要素や、物理的な限定コレクターズグッズの入手となります。
ご自身の予算や、グッズへの興味に合わせて最適なエディションを選択してください。
【ブラックフラッグRE】予約特典「黒ひげのクリムゾンパック」の入手方法と中身
本作を早期に購入、または予約することで手に入る限定特典が用意されています。
予約特典、および初回生産版に含まれるのが「黒ひげのクリムゾンパック」です。
この特典には、歴史上の伝説の海賊である黒ひげ(エドワード・ティーチ)をモチーフにした、エドワード専用の特製コスチュームが同梱されています。
さらに、この衣装と非常によくマッチする専用の「剣」と「ピストル」がセットになっており、ゲーム序盤から海賊らしさを全開にして冒険が可能です。
店舗によっては、Amazonなどの一部リテールショップ限定のデジタル特典(特製オリジナル壁紙など)が用意されている場合もあります。
購入をすでに決めている場合は、これらの魅力的な特典を逃さないよう、早めに予約を済ませておくことをおすすめします。
【ブラックフラッグRE】購入を特におすすめするユーザーと様子見すべきユーザー
本作の特性を踏まえた上で、どのようなプレイヤーが今すぐ購入すべきで、誰が様子を見るべきかを明確に整理しました。
ご自身のプレイスタイルやゲームへの好みに合致しているかどうかを、判断の材料にしてください。
H4: 発売日に今すぐ買うべき人
- 海賊の世界観や、帆船を操って大海原を冒険するロマンが好きな人
- 敵船に乗り込んでロープで飛び移り、大乱闘を繰り広げる白兵戦にワクワクする人
- 欲望のために生きていた主人公が、徐々に大義を知り本物のアサシンへ成長する濃厚なストーリーを体験したい人
- グラフィックが大幅に強化された、美しいカリブ海を高フレームレート(60FPS)で満喫したい人
H4: 発売日の購入を避けて様子見した方がいい人
- レベル上げや、スキルツリーによるキャラクタービルド、ハクスラのような装備集めを期待している人
- オリジナル版にあった、緊張感のあるステルス対戦マルチプレイをもう一度遊びたいと考えている人
- 船の操縦や大砲の撃ち合いといった、海戦システムに対して強い苦手意識がある人
- 地上でのアサシンらしい暗殺アクション「だけ」を集中して楽しみたい人
【ブラックフラッグRE】フルリメイクで進化した新システムと魅力的な世界観
本作は、単なる画質の向上(HDリマスター)に留まらない、ゲームエンジンを刷新した「フルリメイク」作品です。
オリジナル版の魅力を何倍にも引き上げる、進化したゲームシステムと圧倒的な世界観の魅力について徹底解説します。
【ブラックフラッグRE】アンビルエンジンによるシームレスなカリブ海のオープンワールド
リメイクに伴い、開発エンジンには最新の「アンビルエンジン(Anvil Engine)」が採用されています。
この技術により、大洋の航海から密林の島々、そして賑やかな都市部に至るまで、一切のロード挟むことなく完全にシームレスで移動可能です。
船を走らせて島に近づき、舵から手を離してそのまま海へダイブし、陸に上がって宝探しを開始するまでの一連の流れにロード画面がありません。
この圧倒的なシームレス化によって、海賊としての冒険のテンポ感が劇的に向上し、没入感が極限まで高まっています。
目の前に広がる美しい水平線に向かって、ストレスなく自分のペースで自由に船を走らせる快感は、本作ならではの唯一無二の体験と言えます。
【ブラックフラッグRE】大砲の撃ち分けと白兵戦が熱い海戦アクション
ジャックドー号での海戦は、戦略性とアクション性が見事に融合したダイナミックなものになっています。
船の前方、側方、後方にそれぞれ異なる特性を持つ兵装が配置されており、敵との位置関係や距離を常に意識することが重要です。
たとえば、側方の「大砲」で大ダメージを狙い、逃げる敵に対しては後方から「重火薬樽」を落として追跡を阻むといった、臨機応変な戦い方が求められます。
リメイク版では新たに「オルタネートファイアモード」が追加され、敵の動きを的確に止めるような新しい戦術も選択可能となりました。
敵船の耐久力を削りきって行動不能にすると、ロープを掴んで相手の船へと豪快に飛び移る「乗り込み(白兵戦)」が開始されます。
白兵戦に勝利すれば、その船を丸ごと自分の艦隊に加えたり、ジャックドー号の強化資材として利用したりでき、略奪の成果がすべてプレイヤーの強さに直結します。
H4: 優秀な士官クルーの登用
本作では、新たに3人の「士官クルー」を仲間にし、育成するシステムが導入されています。
彼らを船に乗せることで、海戦中に「二重装填」などの強力な特殊能力を発動し、エドワードの航海と略奪を大いにサポートしてくれます。
【ブラックフラッグRE】鏡移動の追加と見つかっても即失敗しない尾行ミッション
陸地でのアサシンアクションやステルス要素も、現代のゲーム基準に合わせて大幅にブラッシュアップされています。
新たに「かがみ移動(しゃがみ歩き)」のアクションが追加されたことで、草むらや障害物を利用した隠密行動が格段に行いやすくなりました。
さらに、オリジナル版でプレイヤーからの不満が非常に多かった「見つかったらその瞬間に即ミッション失敗となる尾行仕様」が撤廃されました。
もし尾行中に敵に発見されてしまっても、即座にゲームオーバーにはならず、周囲の煙幕や戦闘を駆使して状況を立て直すことが可能です。
これにより、ステルスプレイにおけるストレスが劇的に軽減され、プレイヤー自身の創意工夫でピンチを乗り越える楽しさが生まれています。
【ブラックフラッグRE】実在した伝説の海賊たちとエドワード・ケンウェイの成長ストーリー
本作の舞台は1715年〜1722年頃、海賊たちがカリブ海を席巻した「海賊黄金時代」の末期です。
ストーリーの最大の見どころは、歴史上に実在した伝説の海賊たちとの熱い共演と、生き様が描かれる点にあります。
「黒ひげ」として恐れられたエドワード・ティーチをはじめ、ベンジャミン・ホーニゴールド、アン・ボニー、キャラコ・ジャックなど、個性に満ちた海賊たちが多数登場します。
彼らはナッソーを拠点とし、大国の支配を受けない「自由な海賊共和国」を築くという夢を追いかけます。
主人公のエドワード・ケンウェイは、最初はアサシンの信念に興味を持たず、ただ一角千金と己の野望のためにその力を利用する「利己的な海賊」として描かれます。
しかし、大国による過酷な取り締まり、夢の崩壊、親友たちの死を経験する中で、本当の自由の意味を学び、一人の「アサシン」へと成長していきます。
この泥臭くも人間味あふれるドラマチックなシナリオは、シリーズの中でも屈指の傑作として今なお高い評価を受けています。
【ブラックフラッグRE】追加ストーリーアークと現代編描写の強化
フルリメイクにあたり、ストーリー面でも新たなコンテンツが追加され、物語にさらなる厚みが加わっています。
黒ひげやスティード・ボネットといった、エドワードを支えた魅力的な仲間たちにスポットを当てた「新規ストーリーアーク」や「追加ミッション」が収録されています。
彼らとの固い絆や、やがて訪れる別れの場面が、より深く、そしてドラマチックに演出されるようになりました。
また、妻キャロラインとの関係性を掘り下げる新しいシーンも追加され、エドワードがなぜあれほどまでに富を求めたのか、その内面がさらに描写されています。
アサシンクリードシリーズ独自の「現代編」の描写も刷新され、エドワードの人生と現代の研究機関との繋がりが、より洗練された形で提示されます。
オリジナル版を隅々まで遊び尽くしたというプレイヤーであっても、新鮮な気持ちで新しい物語の側面に触れることができるでしょう。
【ブラックフラッグRE】最新グラフィック技術と60FPS対応パフォーマンス
映像面においては、PlayStation 5やXbox Series Xなどの現行機の性能をフルに活かした劇的な進化を遂げています。
「マイクロポリゴンレンダリング」の採用により、カリブ海のゴツゴツとした岩肌や、建物の木目、レンガの質感などが肉眼で確認できるレベルで密に描かれています。
さらに、光の反射をリアルに計算する「レイトレーシング」や、色彩表現を豊かにする「HDR」、立体音響「ドルビーアトモス」にも完全対応しました。
船のデッキが雨で濡れたときのリアルな質感や、波しぶきが風に吹かれて飛び散る様子など、五感に訴えかける表現が散りばめられています。
そしてパフォーマンス面も最適化されており、60FPSのスムーズなフレームレートでストレスフリーに遊ぶことが可能です。
美しいカリブ海のサンセットや、波立つ大荒れの海を圧倒的な映像美と快適な操作感で楽しめるのは、リメイク版ならではの最大の恩恵です。
【ブラックフラッグRE】潜水艇を使った水中探索とクラフト要素の深み
冒険の舞台は陸の上や船の上だけに留まらず、広大な「海底世界」にまで広がっています。
エドワードは「潜水鐘(ダイビングベル)」と呼ばれる器具を使用し、光の届かない深海へと潜水することが可能です。
海底に沈んだ沈没船から海賊の財宝を回収したり、古代の遺跡を探索したりする、神秘的な水中探索が楽しめます。
リメイク版では、水中の美しいビジュアルが向上しただけでなく、酸素の残量管理や、周囲を徘徊するサメの脅威がよりリアルに演出されるようになりました。
また、手に入れた資金や素材を使用して、ジャックドー号の装飾を施したり、クラフトで装備を強化したりするやり込み要素も非常に充実しています。
船上に「猫」や「猿」といった可愛らしいペットを載せることができる遊び要素も追加され、公開中の賑やかさをプラスしてくれます。
まとめ
本作『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』は、単なる名作の焼き直しではありません。
オリジナル版が持っていた「海賊として海を自由に駆け巡る最高のロマン」を、現代の技術で完璧にリビルドした傑作となっています。
一部のマルチプレイ要素の撤廃や、戦闘のアクション化といった変更点はありますが、それを補って余りあるシングルプレイのクオリティと追加コンテンツが魅力です。
ロードのないシームレスな世界で、あなただけのジャックドー号を駆り、カリブ海にその名を轟かせる偉大な海賊アサシンを目指してみてください。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。

























