編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロが前作未プレイでも楽しめるのか気になっていると思います。
この記事を読み終える頃には、前作未プレイでも大丈夫なのか、自分が買って後悔しないかという疑問が解決しているはずです。
- 前作未プレイでもストーリーを完全に楽しめる構成
- 海賊黄金時代のカリブ海を自由に大冒険できる高い自由度
- アクションやステルスが大幅に向上したリメイク進化
- RPG要素やマルチプレイ目的の人には不向きな仕様
それでは解説していきます。
【ブラックフラッグRE】前作未プレイでも遊べる理由と買って後悔しない人
ブラックフラッグREがアサクリ未経験・前作未プレイでも完全に楽しめる理由
本作『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』は、アサクリシリーズを一度も遊んだことがない方や、前作をプレイしていない方でも問題なく楽しめます。
なぜなら、本作の主人公であるエドワード・ケンウェイは、シリーズの中でも独立した新しい物語の始まりとなる人物だからです。
他のアサクリ作品との直接的なストーリーの繋がりはほとんどなく、エドワードという一人の男が海賊からアサシンへと成長していく過程が描かれます。
歴史的な背景も18世紀初頭のカリブ海が舞台となっており、シリーズの複雑な設定を知らなくても、純粋な海賊アドベンチャーとして没入できるよう設計されています。
前作の知識が前提となるような専門用語やストーリー展開もないため、本作からアサクリの世界に入るのには最適な一本と言えるでしょう。
ブラックフラッグREを買って絶対に後悔しない人の特徴
本作を買って絶対に後悔しない人は、何よりも「海賊の世界観」が心から好きな人です。
自分の船を操縦して広大なカリブ海を自由に航海し、未知の島々を探索することにロマンを感じる人には、これ以上ない神ゲーとなります。
大砲を撃ち合う大迫力の海戦や、敵の船に直接乗り込んで剣を交える白兵戦など、男のロマンが詰まったアクションが満載です。
また、ただ暴れるだけでなく、エドワードという一人の人間の葛藤や成長を描く、映画のように重厚な人間ドラマを楽しみたいストーリー重視派の人にもおすすめです。
さらに、2013年に発売されたオリジナル版をプレイしたことがあり、最新のグラフィックと進化したシステムでもう一度あの感動を味わいたいファンの方も、買って後悔することはありません。
ブラックフラッグREの購入を避けるべき・買って後悔する人の特徴
一方で、近年発売されたアサクリ(『オリジンズ』『オデッセイ』『ヴァルハラ』など)のような、濃厚なアクションRPG路線を期待している人は注意が必要です。
本作はあくまでアクションアドベンチャーであり、ハクスラ要素や詳細なレベル上げ、装備のビルド構築といったRPG要素はほとんどありません。
自分のキャラクターをレベルアップさせてスキルツリーを細かく解放していくようなゲーム性を求めていると、物足りなさを感じる可能性が高いです。
また、ゲームプレイの多くの時間を「船の操作」や「海戦」に費やすことになるため、乗り物の運転や船での戦闘がどうしても苦手な人にはおすすめしにくいです。
オリジナル版に搭載されていたプレイヤー同士のオンライン対戦を楽しみにしている人も、今作ではその要素がなくなっているため避けたほうが賢明でしょう。
ブラックフラッグREのアクション性が高まり進化した戦闘システム
リメイク版である本作では、戦闘システムがオリジナル版から大幅に進化し、よりアクション性が高くなっています。
オリジナル版では、敵の攻撃を待ってボタン一つでカウンターを決めるだけで簡単に勝てる大味な仕様でしたが、今作ではその温さは通用しません。
敵の攻撃に合わせてパリー(弾き)や回避、重攻撃を状況に応じて瞬時に使い分ける必要がある、緊張感のある戦闘へと生まれ変わりました。
特筆すべきは、タイミングよくガードを合わせることで発動する「パーフェクトパリー」です。
これが決まると、周囲にいる最大4人までの敵を連続で素早くテイクダウンする大技が繰り出し、戦況を一気に覆すことができます。
ただし、敵もガード不能攻撃などを繰り出してくるため、常にスリリングな立ち回りが求められます。
二刀流や4丁のピストル、さらには敵を眠らせる吹き矢やロープダートなど、多彩なガジェットを駆使する戦闘は、やりごたえが抜群です。
ブラックフラッグREのステルスや尾行ミッションの快適な改善点
アサシン クリードの醍醐味であるステルス(隠密)要素も、リメイクに伴い全面的に遊びやすくアップグレードされています。
最大の変化は、オリジナル版でユーザーから非常に不評だった「尾行ミッションで見つかったら即ゲームオーバー」という仕様が撤廃された点です。
今作では、もしターゲットや周囲の兵士に見つかってしまっても、煙幕などのアサシンツールを使って煙に巻いたり、近くの敵を素早く排除することで窮地を脱せられます。
戦闘でその場のピンチを強引に立て直し、再びステルス状態に戻ってミッションを続行することが可能です。
さらに、キャラクターが姿勢を低くして移動する「かがみ移動(スニーク)」が新しいシステムとして正式に導入されました。
これにより、背の高い草むらから草むらへと気配を消して移動するアクションが、直感的に行えるようになっています。
ステルスアクションに苦手意識がある人でもストレスを感じにくく、暗殺の楽しさをじっくりと味わえる親切な設計です。
ブラックフラッグREで注意すべき旧マルチプレイ要素の撤廃
今作を予約・購入する前に必ず知っておくべき重要な注意点が、オンラインマルチプレイ要素の完全な撤廃です。
オリジナル版のブラックフラッグでは、群衆の中に身を隠しながらターゲットのプレイヤーを騙し討ちする、独自の対戦モードが熱狂的な人気を集めていました。
しかし、今回のリメイク版『RE:シンクロ』では、これらのマルチプレイ対戦モードは一切収録されていません。
また、複数人のプレイヤーで協力して敵を暗殺していく「ウルフパック」や、ルールを自由にカスタムできた「ゲームラボ」といったオンラインコンテンツも排除されています。
本作は、エドワードの物語とカリブ海の冒険をじっくりと楽しむための「完全1人プレイ専用(シングルプレイ専用)」の作品として開発されました。
かつてのマルチプレイでの騙し合いや、フレンドとの共闘を目当てにしている場合は、購入後に激しく後悔することになるので注意してください。
ブラックフラッグREの通常版・デラックス版・コレクターズ版の違い
本作は、プレイヤーの好みに合わせて選べる3つのエディションが用意されています。
オリジナル版で配信された過去の追加ストーリーDLCは、今回のリメイクでは最初からゲーム本編に美しく統合されています。
そのため、上位のエディションは主に魅力的なゲーム内コスメ(外見変更アイテム)や、ファン垂涎の豪華なリアルグッズが特典となっています。
まずは以下の表で、それぞれのエディションに含まれる内容の違いをシンプルに比較してみましょう。
| エディション名 | ゲーム本編 | ゲーム内コスメパック | 限定リアルグッズ |
|---|---|---|---|
| 通常版 | 〇 | × | × |
| デラックス版 | 〇 | 〇 | × |
| コレクターズ版 | 〇 | 〇 | 〇 |
「通常版(スタンダードエディション)」は、余計な特典はいらず、ゲーム本編だけを純粋に楽しみたいという方に最適です。
「デラックスエディション」には、本編に加えて「マスターアサシンキャラクターパック」と「マスターアサシン海戦パック」が付属します。
エドワードの限定衣装に加え、愛船ジャックドー号の帆や船首像、船体装飾、さらには船上で一緒に過ごせる専用ペット(猫や猿など)が手に入ります。
「コレクターズエディション」は、限定の特製ボックスにエドワードのハイクオリティなフィギュア、冒険日記調のアートブック、メタルブローチ、布製カリブ海マップが同梱されるファン必携の豪華仕様です。
また、予約または初回生産版を購入すると、伝説の海賊をモチーフにした「黒髭のクリムゾンパック」が手に入り、専用コスチュームやピストルが使用可能になります。
【ブラックフラッグRE】カリブ海の冒険を徹底攻略するためのゲーム内容と進化点
ブラックフラッグREのロードなしで繋がる広大なオープンワールド
本作の最大の見どころは、最新のグラフィックエンジン「Anvil Engine(アンビルエンジン)」によってゼロから完全に作り直された、息をのむほど美しいカリブ海です。
前作ではエリア移動のたびに発生していたローディング画面が今作では一切なくなり、大いなる大海原から鬱蒼としたジャングル、活気あふれる巨大都市までが完全にシームレスで繋がっています。
プレイヤーは船の舵を握り、大海原を突き進んで目的の島が見えたら、そのまま船を近づけて錨を下ろし、海へ飛び込んで上陸できます。
画面が暗転してロードを挟むというゲーム的なテンポの途切れが一切ないため、本当にカリブ海を冒険しているかのような圧倒的な没入感を体験できます。
上陸した島では、鬱蒼とした木々をパルクールで飛び回り、野生動物を狩ったり、隠された古代の遺跡を探索したりと、どこまでも自由な旅が待っています。
主要都市であるハバナ、ナッソー、キングストンの3大都市も緻密に再現され、そこに暮らす人々の息遣いまでもが感じられる驚異のオープンワールドです。
ブラックフラッグREの醍醐味である大迫力の海戦と船のカスタマイズ
海賊として生きる本作において、愛船「ジャックドー号」の存在は、主人公エドワードの命そのものです。
カリブ海の覇権を握ろうとするイギリスやスペインの巨大な軍艦を相手に、波をかき分けながら挑む回線(海戦)は、本作屈指のエキサイティングな要素です。
大砲を撃ち合うだけでなく、敵船との距離や角度、風向きを考慮しながら船を操る戦略的な位置取りがバトルの勝敗を大きく左右します。
前方、側方、後方で使える武器が異なり、敵を足止めするための新機能「オルタネートファイアモード」なども新たに追加されています。
敵船に大きなダメージを与えて行動不能にした後は、ロープを使って敵のデッキにダイナミックに飛び移り、大乱闘の白兵戦が幕を開けます。
白兵戦に勝利すれば、その船を自分の「アサシン艦隊」に加えて交易ミッションに送り出したり、ジャックドー号を修理・強化するための貴重な資材として奪うことができます。
さらにリメイク版では、新たに3人の「将校クルー」を仲間に迎えることができ、彼らを育成することで戦闘中に特殊な銃撃支援などを受けられるようになります。
ブラックフラッグREの潜水金を使った水中探索とサメの脅威
カリブ海に眠るロマンは、波の上だけでなく、青く深い海の底にも隠されています。
プレイヤーはゲーム中に「潜水金(ダイビングベル)」を入手することで、海底に沈んだ沈没船や古代の財宝を回収するための水中探索に挑戦できるようになります。
リメイク版では最新のグラフィック技術によって水中の透明感や光の差し込み方が劇的に美しく描写され、神秘的で少し恐ろしい深海世界が見事に表現されています。
ただし、水中での探索は決して安全な観光ではなく、プレイヤーの行く手には常に死の危険が潜んでいます。
水中では呼吸ができる時間が限られており、海底のエアポケットなどでこまめに酸素を補給しながら、手際よく宝箱を回収しなければなりません。
さらに、周囲を回遊する凶暴なサメたちがプレイヤーの最大の脅威となり、見つかれば容赦なく襲いかかってきます。
武器が使えない水中において、サメの視線を遮る海草に身を隠しながら、緊迫したダイビングを成功させ、船を限界突破して強化するためのレアな「アップグレード設計図」を手に入れるスリルは病みつきになります。
ブラックフラッグREのエドワード・ケンウェイが辿る最高峰の人間ドラマ
アサクリシリーズの中でも、本作のストーリーは「最高傑作」との呼び声が極めて高いことで知られています。
物語の主人公エドワード・ケンウェイは、最初から崇高な目的を持ったアサシンではなく、ただ富と名声を夢見る粗野な一人の若い海賊にすぎません。
イギリスの貧しい家庭に生まれ、愛する妻キャロラインに不自由のない豊かな暮らしをさせるため、一攫千金を狙ってカリブ海へと渡ってきた男です。
偶然の出来事からアサシンの衣装と隠しブレードを手に入れ、最初は教団の正義や理念には一切耳を貸さず、ただ自分の金稼ぎの道具としてその暗殺技術を利用します。
伝説の海賊「黒髭」たちと共に、どの大国からも干渉を受けない自由な「海賊共和国ナッソー」を築くために奔走する前半は、男たちの固い絆と酒、そして冒険に満ちた明るい海賊映画のようです。
しかし後半、大国による容赦のない海賊掃討作戦が始まり、仲間の裏切りや親友たちの悲劇的な死に直面することで、ナッソーの理想は無残にも崩れ去っていきます。
欲望のままに生きた代償として多くの大切なものを失ったエドワードが、真の「自由」とは何かを学び、アサシンとしての生き方に目覚めていく人間ドラマは、涙なしには見られません。
ブラックフラッグREで新たに追加された新ストーリーアークと新ミッション
今回のフルリメイクにあたり、オリジナル版の物語をさらに深く掘り下げるための「完全新規のストーリーコンテンツ」が追加されました。
エドワードの頼れる兄貴分であった「黒髭(エドワード・サッチ)」や、気弱ながらも海賊としてエドワードを支えた「スティード・ボネット」に焦点を当てた新シナリオが収録されています。
オリジナル版では描かれなかった彼らとの個人的なやり取りや共闘ミッションが追加されたことで、キャラクターの魅力がより一層引き立てられています。
これによって、後半の悲劇的な別れのシーンが持つドラマ性がさらに高まり、プレイヤーの心に強く残るものとなっています。
また、エドワードが海へと旅立つ前の妻キャロラインとの知られざるやり取りを描いた新規カットシーンも追加されています。
これにより、彼がなぜあれほどまでに富と名声に執着していたのか、その心の奥底にある動機がより深く理解できるようになりました。
現代の企業アブスターゴ・エンターテインメントを舞台にした「現代編」のシナリオも、エドワードの人生と巧みにリンクする形で描写が強化され、ファンにはたまらない構成になっています。
ブラックフラッグREの最新グラフィック技術と60FPS対応
2013年のオリジナル版から10年以上の時を経て、本作のグラフィックは最新世代のゲームハードに相応しい驚異的な進化を遂げました。
「マイクロポリゴンレンダリング」という最先端の描画技術を導入したことで、岩肌の凹凸や、歴史ある建造物のレンダリング密度が桁違いに向上しています。
水面に反射する美しい太陽光を描く「レイトレーシング」や、暗闇と光のコントラストをリアルに表現する「HDR」にも完全対応しています。
濡れた木材の質感や、風に吹かれて舞い上がる砂埃、衣服の細かな刺繍にいたるまで、すべてが圧倒的な高画質で描かれています。
プレイの快適さを決めるパフォーマンス面も最適化されており、PS5、PS5 Pro、Xbox Series Xでは、この超高精細なカリブ海を非常に滑らかな「60FPS(フレーム秒)」で堪能できます。
さらに、大砲の弾が着弾した際に砦の壁や民家の一部がリアルに崩れ去る「破壊表現」も一部の環境に導入されました。
ドルビーアトモス(Dolby Atmos)による立体音響システムと合わさることで、激しい砲撃戦の最中、自分の周囲を砲弾がかすめていく音響のスリルを耳でもリアルに体感できます。
ブラックフラッグREのリアルタイム気象シミュレーション「アトモズ」の影響
本作のカリブ海をさらに生々しく、そして挑戦的なものにしているのが、新しく導入されたリアルタイム気象シミュレーションシステム「アトモズ(Atmos)」です。
このシステムにより、ただ時間経過で朝や夜になるだけでなく、カリブ海の気温や湿度、風速が内部でリアルタイムに計算され、天候が絶えず変化します。
穏やかな晴天の中を気持ちよくセーリングしていたと思えば、遠くに黒い雨雲が現れ、瞬く間に激しい嵐に巻き込まれるといったダイナミックな体験が起こります。
天候の変化は単なるビジュアルの演出にとどまらず、ゲームプレイそのものにダイレクトに影響を及ぼします。
嵐の中では波が大きくうねり、巨大な「高波(三角波)」が発生してジャックドー号の進路を阻みます。
波の高さや風の強さに合わせて船の速度を調整し、波の波頭に対して正確な角度で船をぶつけなければ、船体に甚大なダメージを受けてしまいます。
そんな自然の猛威が吹き荒れる極限状態の中で、敵の軍艦と大砲を撃ち合う海戦は、まさに映画のクライマックスシーンさながらの緊張感をプレイヤーにもたらします。
まとめ
本作『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』は、アサクリシリーズ未経験者や前作未プレイの方でも、まったく問題なく100%楽しめる極上の海賊アクションアドベンチャーです。
進化した戦闘やステルスの遊びやすさ、そしてシームレスなカリブ海の美しさは、往年のファンから完全な初心者まで、多くの人を満足させる仕上がりとなっています。
RPG要素やかつてのマルチプレイを強く求めている方以外であれば、買って後悔することはないと自信を持って断言できます。
ぜひ、エドワード・ケンウェイと共に、あのどこまでも青いカリブ海へと旅立ってみてください。
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。
慶應大学卒業後、大手出版社での勤務を経て、現在は独立して活動中。
国内外の幅広いゲームをプレイしており、主にRPG、FPS、サンドボックス系のゲームを得意とする。
最近の悩みは、執筆やリサーチに追われて趣味の時間がなかなか取れず、未プレイの「積みゲー」がいつの間にか100作品を超えてしまったこと。

























