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【HORIZON 6】軽量化がもたらす操作性の変化|ドリフト車の設定を解説|FORZA

編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2026年5月に発売が迫る「FORZA HORIZON 6」における、軽量化がもたらす操作性の変化や、ドリフト車の設定が気になっていると思います。

この記事を読み終える頃には、軽量化による挙動の違いから、美しくドリフトを決めるためのセッティングの疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 徹底した軽量化で操作性が劇的に向上

  2. 専用サスペンションで理想の車高と柔らかさを実現

  3. 左足ブレーキを活用するためのフロント偏重ブレーキ設定

  4. デファレンシャルギアの完全ロックで両輪をスピン

 

それでは解説していきます。

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【FORZA HORIZON 6】日本が舞台の最新作と軽量化の重要性

【FORZA HORIZON 6】待望の日本マップと峠の魅力

緻密に再現された大都市と工業地帯のロケーション

本作はシリーズ最大規模となる広大な日本のマップが舞台となっており、都市部から自然豊かな山間部まで多彩なロケーションが用意されています。

特に注目すべきは、過去作のマップと比較しても圧倒的なスケールで再現された東京市街地と、その周囲を巡る複雑な道路網です。

巨大なビル群が立ち並ぶ渋谷や秋葉原のネオン街をはじめ、イチョウ並木が美しいストリートなど、ストリートレースに最適なロケーションが豊富に存在しています。

さらに、ドリフト愛好家にとって見逃せないのが、コンテナが立ち並ぶ広大な港湾ドックや入り組んだ工業地帯のエリアです。

こうした障害物の多いエリアでは、ミリ単位の精細なマシンコントロールが要求されるため、車のセッティングがそのままスコアや走りの美しさに直結します。

入り組んだコーナーを正確なドリフトで駆け抜けるためには、操作性の高い軽量化されたマシンと完璧なチューニングが不可欠となります。

伝説の峠道と高低差を活かした絶景のドライビング

都市部から離れると、日本の大自然を象徴する雪深い日本アルプスや、ドリフトの聖地とも言える険しい山道がプレイヤーを待ち受けています。

標高1,449メートルを誇る群馬県の榛名山をモデルにしたとみられる峠道や、福島県の磐梯吾妻スカイラインを思わせる28キロ以上にも及ぶ壮大な山岳ルートは、息を呑むような絶景とともに過酷な高低差を提供してくれます。

こうした起伏の激しいワインディングロードでは、重い車体は重力や慣性の影響を強く受け、下り坂でのブレーキングやコーナーでの切り返しで大きなタイムロスを生み出します。

車体を極限まで軽量化することで、急な下り坂でもフロントタイヤへの負担を軽減し、シャープなターンインを実現することが可能になります。

日本の峠を美しく、かつアグレッシブに攻めるためには、マシンの重量管理がかつてないほど重要な要素となっているのです。

【FORZA HORIZON 6】車の軽量化がもたらす操作性の変化とは

慣性の法則に基づいたコーナリング性能の劇的な向上

レーシングゲームにおいて、そして実際の自動車工学においても、車体の重量はマシンの運動性能を決定づける最も重要なファクターの一つです。

車体が重ければ重いほど、直進し続けようとする物理的な慣性の力が強く働き、コーナーを曲がる際に外側へと膨らもうとする遠心力も増大します。

アップグレードショップで「レース仕様の軽量化」を施し、不要な内装や装備を取り払うことで、この慣性の法則による悪影響を最小限に抑えることができます。

軽量化されたマシンは、コーナー進入時のステアリング入力に対して極めて機敏に反応し、ドライバーの意図した通りの走行ラインを正確にトレースすることが可能になります。

特にドリフト走行においては、コーナーからコーナーへと車体を左右に振り回す「トランジション(振り返し)」の速度が劇的に向上し、より深い角度での美しいドリフトを維持しやすくなります。

コントローラーの入力に対するダイレクトなレスポンス

マシンの軽量化は、単にコーナリングスピードを上げるだけでなく、プレイヤーの指先から伝わるコントローラーの入力に対するレスポンスを別次元へと引き上げます。

重量級の車体では、ステアリングを切ってから実際に車のノーズが向きを変え始めるまでに、サスペンションが沈み込みタイヤがグリップを立ち上げるまでのわずかなタイムラグが生じます。

しかし、軽量化を徹底したマシンでは、このタイムラグが限りなくゼロに近づき、スティックを倒した瞬間に車が向きを変えるようなダイレクトな操作感を味わうことができます。

この俊敏なレスポンスは、ドリフト中に予期せぬスピンに陥りそうになった際、瞬時にカウンターあてて姿勢を立て直すための大きな武器となります。

意のままに操れる軽量なマシンを作り上げることこそが、高難易度なドリフトゾーンでハイスコアを叩き出すための絶対条件と言えるでしょう。

【FORZA HORIZON 6】パワーと軽量化の理想的なバランス調整

ドリフトに最適な500馬力から700馬力のスイートスポット

ドリフト車をセットアップする際、多くのプレイヤーが陥りがちな罠が、エンジンチューニングによる過剰なパワーアップです。

V12エンジンへの換装や特大のターボチャージャーを装着し、1000馬力を超えるモンスターマシンを作り上げることは確かに魅力的ですが、ドリフトにおいてはそれが必ずしも正解とは限りません。

あまりにも強大なパワーは、アクセルを少し開けただけで後輪のトラクションを完全に喪失させ、スピンアウトのリスクを跳ね上げてしまうからです。

操作性とドリフトの持続性を両立させるためには、エンジン出力を500馬力から700馬力程度の「スイートスポット」に収めることが最も推奨されます。

この出力帯であれば、アクセルワークによる繊細なアングル調整が容易になり、初心者から上級者まで扱いやすい素直な特性のマシンに仕上がります。

軽さが生み出す相対的なパワーウェイトレシオの優位性

出力を500馬力から700馬力に抑えたとしても、徹底した軽量化を行っていれば、加速力やパワー不足を感じることは全くありません。

車の加速性能は絶対的な馬力ではなく、1馬力あたりが負担する車体重量を示す「パワーウェイトレシオ」という数値によって決定されるからです。

例えば、重量1500kgで1000馬力の車よりも、重量1000kgで700馬力の車の方が、エンジンのレスポンスやコーナー立ち上がりでの加速感は鋭く感じられることが多くあります。

パワーを無闇に上げるのではなく、車体を軽くすることで相対的にパワーウェイトレシオを向上させるアプローチこそが、洗練されたチューニングの極意です。

無駄なパワーによるタイヤの空転を防ぎつつ、必要な時に必要なだけの推進力を生み出せるこのバランスが、流れるような連続ドリフトを可能にします。

【FORZA HORIZON 6】加速性能とブレーキングへの影響

制動距離の短縮と精度の高いスピードコントロール

軽量化の恩恵が最も顕著に現れるシチュエーションの一つが、コーナー進入時のブレーキングセクションです。

重い車体を高速域から急減速させるためには、強力なブレーキキャリパーとローターが必要になるだけでなく、タイヤのグリップ限界をすぐに超えてしまいロック(滑走)を引き起こしやすくなります。

車体を極限まで軽くしておくことで、ブレーキペダルを踏み込んだ際の制動距離は驚くほど短縮され、コーナーの奥深くギリギリまでアクセルを踏み続けることが可能になります。

ドリフトにおいては、この精度の高いスピードコントロールが、コーナーへ進入するスピードと角度を決定づけるため非常に重要です。

狙ったポイントで正確に車速を落とすことができる軽量マシンは、どのようなタイトコーナーでも自信を持ってアプローチできる絶対的な安心感をもたらしてくれます。

加減速のメリハリが生み出すダイナミックな車両姿勢

ドリフト走行は、単にタイヤを滑らせるだけでなく、アクセルとブレーキの操作によって車体の荷重を前後左右に移動させ、意図的に姿勢を崩す技術が求められます。

軽量化されたマシンは、アクセルを踏んだ瞬間にノーズが浮き上がりリアに荷重が乗り、ブレーキを踏んだ瞬間にフロントへ鋭く荷重が移動するという、ダイナミックなピッチングモーションを生み出しやすくなります。

この加減速に伴うメリハリのある荷重移動を自在にコントロールできるようになれば、フェイントモーションからのパワードリフトなど、高度なテクニックを容易に繰り出せるようになります。

車体が軽いからこそ生まれるこのキビキビとした動きは、観客を魅了するようなアグレッシブで迫力のあるドリフトスタイルを構築するための基盤となります。

マシンの挙動を完全に掌握するためにも、まずは重量という物理的な足かせを取り払うことから始めましょう。

【FORZA HORIZON 6】軽量化パーツの選び方と優先度

レース仕様の軽量化とロールケージの選択について

アップグレード画面の「プラットフォームとハンドリング」セクションには、車体を軽くするための様々なパーツが用意されています。

ここで最も優先すべきは「軽量化」の項目を最高ランクである「レース仕様」に変更し、限界まで車重を削ぎ落とすことです。

一方で、意見が分かれるのが「シャーシ補強/ロールケージ」の取り扱いです。

ロールケージを装着すると、車体の剛性が上がりサスペンションがより正確に動くようになるというメリットがありますが、同時に数十キロもの重量増という手痛いデメリットを背負うことになります。

ドリフト専用車を構築し、極限の軽さと振り回しやすさを追求するのであれば、あえてロールケージを装着しないという選択も非常に有効な手段となります。

見た目のカスタマイズとパフォーマンスのトレードオフ

ロールケージの有無は、マシンのパフォーマンスだけでなく、見た目の印象にも大きな影響を与えます。

車内に張り巡らされた金属製のパイプは、いかにもレーシングカーらしい無骨でスパルタンな雰囲気を醸し出すため、ビジュアル面での好みを理由に装着するプレイヤーも少なくありません。

もしロールケージのルックスが好きで装着したい場合は、その分の重量増を補うためにエンジンのレスポンスを高めたり、足回りのセッティングを少しピーキーな方向へ微調整する必要があります。

しかし、純粋に「最もドリフトを簡単に、かつコントロールしやすくする」という機能性を第一に考えるのであれば、軽量化を最優先し、重量の増加を伴うパーツは極力避けるのが賢明なアプローチです。

パフォーマンスとビジュアル、どちらを優先するかはプレイヤーの自由ですが、重量が挙動に与える影響の大きさを常に意識しておくことが大切です。

【FORZA HORIZON 6】タイヤのグリップ力との相乗効果

軽量化がもたらすタイヤへの面圧低下とスライドの誘発

ドリフト走行の本質は、後輪のタイヤのグリップ力を意図的に限界に超えさせ、スライド状態を維持することにあります。

車体が重い場合、タイヤを地面に押し付ける力(面圧)が強くなるため、グリップ限界が高くなり、スライドさせるためにはより大きなパワーや強引な荷重移動が必要となります。

しかし、車体を極限まで軽量化すると、このタイヤへの面圧が低下するため、比較的少ないパワーや軽いきっかけ作りだけで、簡単にリアタイヤのトラクションをブレイクさせることが可能になります。

これは特に、中〜低馬力の自然吸気エンジンを搭載したマシンでドリフトを楽しむ際に、絶大な効果を発揮する物理的なメカニズムです。

軽量化は、エンジンパワーに頼らずにタイヤを空転させるための、最も効率的でスマートなチューニング手段と言えるのです。

ドリフト専用コンパウンドの性能を最大限に引き出す

本作には、ドリフト走行に特化した専用の「ドリフトタイヤコンパウンド」が用意されており、これを装着することはドリフト車製作の基本中の基本です。

この特殊なタイヤは、単に滑りやすいだけでなく、スライド中にもコントロールを失わないための絶妙な横方向のグリップ力を備えています。

軽量化された車体にこのドリフトタイヤを組み合わせることで、タイヤへの負担が減り、コンパウンドの持つ特性を理想的な状態で発揮させることができます。

車重による不自然なタイヤのよれやつぶれが解消されるため、路面からのフィードバックがコントローラーを通じてより鮮明にプレイヤーの手元へ伝わるようになります。

軽快なフットワークと専用タイヤのシームレスな滑りが融合することで、誰でも美しい弧を描くようなロングドリフトを堪能できるようになるでしょう。

【FORZA HORIZON 6】ドリフト車の最適なアップグレードとチューニング設定

【FORZA HORIZON 6】アップグレードの基本とエンジンの選び方

パワーバンドを最適化するツインターボの装着

アップグレードショップでマシンをカスタマイズする際、まずは心臓部であるエンジンの方向性を決定する必要があります。

ドリフトにおいては、高回転域で急激にパワーが立ち上がるよりも、幅広い回転域で安定したトルクを発生させるフラットなエンジン特性が求められます。

そこでおすすめしたいのが、ターボチャージャーの中でも「ツインターボ」を選択するというアプローチです。

ツインターボは、低回転域からブーストが立ち上がりやすく、ターボラグ(アクセルを踏んでから加速するまでの遅れ)が少ないため、アクセル操作に対するピックアップが非常に素直になります。

純正エンジンの状態でレース仕様のツインターボを装着し、全体で500馬力から700馬力程度に収まるようにカムシャフトやインテークのパーツを調整していくのが、最も失敗の少ない王道のビルド手順です。

必須条件となるRWD(後輪駆動)への換装と駆動系パーツ

美しいドリフトアングルを維持し、コントロール性を高めるためには、駆動方式を必ずRWD(後輪駆動)に設定する必要があります。

元から後輪駆動の車であれば問題ありませんが、AWD(四輪駆動)やFWD(前輪駆動)の車をベースにする場合は、ドライブトレインの項目でRWDへの換装を最優先で行いましょう。

四輪駆動でもドリフトに似た走行(パワースライド)は可能ですが、フロントタイヤが車体を引っ張ろうとする力が働くため、純粋な後輪駆動のような深い角度の維持や、ノーズを巻き込むような鋭い旋回は物理的に困難になります。

RWD化を済ませた後は、「レース仕様のトランスミッション(6速)」、「レース仕様のドライブライン」、そして「ドリフト仕様のデファレンシャル」を順に組み込んでいきます。

特にドリフト用デフは、後輪の左右の回転差をコントロールするための心臓部となるため、必ず装着しておかなければならない必須パーツです。

【FORZA HORIZON 6】足回りとドライブトレインの構築

ドリフト専用サスペンションがもたらす圧倒的な切れ角

足回りのアップグレードにおいて、最も重要な役割を担うのが「ドリフト用スプリング&ダンパー」の装着です。

この専用サスペンションを組み込む最大のメリットは、単に車高を下げて見た目を良くすることではなく、ステアリングの「切れ角(タイヤが左右に動く最大角度)」が大幅に拡大されることにあります。

一般的なレース用サスペンションでは、ドリフト中に車体が真横に近い角度まで横を向いた際、カウンターを当てるためのステアリングの切れ角が足りず、そのままスピンしてしまうことが多々あります。

しかし、ドリフト用サスペンションを装着すれば、極端に深いアングルで車体が滑っていても、フロントタイヤを進行方向へと向け続けることが可能になり、スピンを回避してドリフト状態を維持できる許容範囲が劇的に広がります。

これに加えて、「レース仕様のブレーキ」と、前後ともに「レース仕様のアンチロールバー」を装着することで、足回りのハードウェア的な準備は完璧に整います。

多段ギアを活かすための6速トランスミッションの選択

トランスミッションの選択肢には、通常のレース用6速以上のものに加えて、ドリフト専用として設計された4速トランスミッションも存在します。

しかし、汎用性とコースへの対応力を高めるためには、あえて「レース仕様の6速トランスミッション」を選択することをおすすめします。

4速ミッションはギアとギアの間隔が広すぎることがあり、速度域の異なる様々なコーナーが連続する峠道などでは、エンジンのパワーバンドから外れて失速してしまうリスクがあります。

6速トランスミッションであれば、細かいギアの選択が可能になるため、低速のヘアピンカーブから高速のロングコーナーまで、あらゆるシチュエーションに合わせて最適なギアを選ぶことができます。

チューニング画面でギア比を細かく調整することを前提とするならば、選択肢の多い6速以上の多段トランスミッションの方が、最終的なセッティングの自由度は圧倒的に高くなります。

【FORZA HORIZON 6】タイヤ幅とホイールサイズの設定

フロントとリアで異なるタイヤ幅の役割と選び方

タイヤの幅は、グリップ力とスライドのしやすさを決定する非常に重要な要素であり、フロントとリアで全く異なるアプローチをとる必要があります。

ドリフト中は、フロントタイヤがマシンの進行方向を決定づける舵の役割を果たすため、ある程度の強いトラクション(グリップ)が求められます。

そのため、フロントのタイヤ幅は標準サイズを維持するか、あるいは1〜2段階ほど広げて設置面積を増やし、ステアリングの応答性を高めるのが基本です。

対照的に、リアのタイヤ幅は可能な限り「細く」設定するのがドリフトセッティングのセオリーとなります。

リアタイヤが細いほど路面との接地面積が減少し、後輪が空転しやすくなるため、少ないパワーでも容易にトラクションをブレイクさせ、ドリフトのきっかけを作ることができるようになります。

項目 設定値の目安 影響と効果
フロントタイヤ幅 標準、または少し広め コーナー侵入時のステアリング応答性向上、アンダーステアの防止
リアタイヤ幅 可能な限り狭め (265〜285mmベース) 接地面積を減らし意図的なスリップを誘発、ドリフト状態の維持が容易に

ホイールサイズとトレッド幅によるビジュアルと性能の両立

リムのスタイル(ホイールのデザイン)はマシンの性能に直接的な影響を与えないため、好みのものを自由に選んで問題ありません。

しかし、ホイールのサイズ(インチ)とトレッド幅(左右のタイヤの間隔)は、マシンの見た目と挙動の安定感にわずかながら関わってきます。

フロントおよびリアのホイールサイズは、フェンダーのアーチに美しく収まるように、可能な限り大きく設定することで迫力のあるルックスに仕上げることができます。

また、トレッド幅についても「フロントトレッド幅」と「リアトレッド幅」の両方を最大まで広げることで、コーナリング中のロール(車体の傾き)が抑えられ、横方向に対する安定性が向上します。

フェンダーの内側いっぱいにタイヤが詰まった「ツライチ」のスタイリングは、美しいドリフトマシンの象徴でもあるため、ビジュアル面でも妥協せずにセッティングを施しましょう。

【FORZA HORIZON 6】空気圧とギア比の緻密なチューニング

グリップとスライドを両立させる前後の空気圧バランス

パーツの組み込みが完了したら、いよいよチューニング画面での緻密な数値設定に入ります。

最初の項目である「タイヤの空気圧」は、タイヤ幅の考え方と同様に、フロントのグリップを最大化し、リアを意図的に滑らせるためのバランス取りを行います。

基準となる推奨値は、フロントの空気圧を低めの「2.4(バール)付近」に設定し、リアの空気圧を高めの「3.4(バール)付近」に設定することです。

フロントの空気圧を低くすることでタイヤが適度につぶれて路面との接地面積が増え、強固なフロントグリップを生み出し、コーナリング中のアンダーステアを防ぎます。

逆にリアの空気圧を高くパンパンに張ることで、接地面積が減りタイヤが硬くなるため、アクセルを入れた瞬間に抵抗なく後輪が空転を始めるようになります。

4速をメインに使用するファイナルドライブとギア比の調整

ギア比のチューニングは、エンジンのパワーを最も効率よく路面に伝え、ドリフトを持続させるための極めて重要なセクションです。

まず、全体のギア比の基準となる「ファイナルドライブ」を4.82前後の高めの数値に設定し、全体的に加速重視のクロスレシオ気味に調整します。

そして、ドリフト中に最も頻繁に使用することになる「メインのギア(通常は3速、4速、または5速)」が、最も長くパワーバンドを維持できるように個別のギア比をカスタマイズします。

例えば4速をメインにする場合、1速と2速はスタート時以外は使用しないものと割り切り、数値を最大まで上げて極端に短くしてしまいます。

そして4速の数値を小さくしてグラフ上で最も長く伸びるように設定することで、ドリフト中にアクセルを全開にし続けても、すぐにエンジンの回転数が限界に達してパワーが途切れてしまう(レブリミッターに当たる)現象を防ぐことができます。

【FORZA HORIZON 6】アライメントとサスペンションの調整

初期応答性を高めるトー角とキャンバー角の設定

アライメント設定は、タイヤが路面に接する角度を調整し、マシンのハンドリング特性を根本から変化させる項目です。

ドリフトサスペンションを装着した時点で、キャンバー角はフロントが約マイナス5.0度、リアがマイナス1.5度付近に自動設定されますが、これはドリフトに理想的な角度であるため、基本的にはそのまま触らずに維持します。

変更を加えるべきは「トー角」の設定であり、フロントのトー角を「アウト(外側)へ1.0度」設定することが、レスポンス向上への大きな鍵となります。

フロントタイヤがわずかに外側を向くことで、ステアリングを切り込んだ瞬間の初期応答性(ターンイン)が劇的に鋭くなり、車をコーナーへ放り込むようなアクションが格段にやりやすくなります。

リアのトー角は0度に保ち、直進安定性を損なわないようにするのが一般的なセオリーです。キャスター角もデフォルトの7.0度のままで十分なセルフステア効果が得られます。

荷重移動を誘発する柔らかなサスペンションセッティング

アンチロールバー(スタビライザー)とスプリング、およびダンパーの設定は、レースカーとドリフトカーで最も考え方が異なる部分です。

サーキットのタイムを競うレースカーの場合、車体の傾きを抑えるために足回りをガチガチに硬く(Stiff)するのが基本ですが、ドリフト車では真逆のアプローチを取ります。

ドリフトでは車体の荷重移動を積極的に利用してリアを滑らせるため、足回りを全体的に「柔らかめ(Soft)」に設定し、車体がロールやピッチングをしやすい状態を作ります。

アンチロールバーの基準値としては、フロントを20付近、リアを14付近といった柔らかめの数値からスタートし、車が跳ねすぎたりフラフラする場合は少しずつ硬くしていくという調整方法がおすすめです。

スプリングとダンパー(リバウンド剛性・バンプ剛性)も同様に柔らかめの領域に設定し、車高だけは見た目と重心の低下のために限界まで低く(限界まで下げる)設定するのが、理想的なドリフトマシンの足回りとなります。

【FORZA HORIZON 6】ブレーキバランスとデフロックの極意

左足ブレーキを可能にするフロント100%の制動力配分

ドリフト中にマシンの姿勢やラインを微調整するための高度なテクニックとして、「左足ブレーキ」と呼ばれる操作が存在します。

これは、アクセルを踏んでリアタイヤを空転させたまま、同時にブレーキペダル(コントローラーの左トリガー)を踏み込んでフロントタイヤだけに制動力をかけ、車のノーズをコーナーの内側へ引き込むテクニックです。

この操作をゲーム内で完璧に再現するために、チューニング画面のブレーキセクションで、制動力のバランスを「フロント側に100%」振り切るという極端な設定を行います。

もしリアにもブレーキの効きが残っていると、左足ブレーキを使った瞬間に空転している後輪の回転まで止まってしまい、ドリフトが強制終了してしまうからです。

フロント100%の極端なブレーキバランスは、ドリフトの自由度とアングル維持のコントロール性を飛躍的に高めてくれる魔法のようなセッティングと言えます。

両輪を完全に同調させるデファレンシャルの100%ロック

ドリフトチューニングの最後を飾る、そして最も重要な項目がデファレンシャル(デフ)の調整です。

デフは左右の駆動輪の回転差を吸収するための装置ですが、ドリフトにおいては左右のタイヤが同じ速度で強烈に空転し続けることが求められます。

そのため、デフの「加速(アクセルON時)」と「減速(アクセルOFF時)」のロック率を、両方とも「100%」に設定し、完全にロックされた状態(いわゆる溶接デフや2ウェイLSDの最強状態)を作り出します。

加速側を100%にすることで、アクセルを踏み込んだ瞬間に左右の後輪へ均等にパワーが伝わり、予測可能で安定したパワースライドが始まります。

そして減速側も100%にすることで、アクセルを抜いて慣性で滑っている状態でも左右のタイヤが同調し続けるため、コーナーの途中で急にグリップが回復して車が真っ直ぐに飛んでいくという事故を防ぐことができます。

このデフの完全ロックこそが、思い通りのドリフトを描くための最終的なパズルのピースなのです。

まとめ

筆者情報

筆者:桐谷シンジ

フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。

幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。

ABOUT ME
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サブカルチャー情報を総合的に発信しています。主にポケモンGOの攻略情報、おすすめゲームソフトの紹介、雑誌・漫画のサブスクリプションの情報を取り扱います。

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