編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は新弾「アビスアイ」の注目デッキや、構築レシピと立ち回りが気になっていると思います。
新しいカードが公開されると、どのデッキをメインにするか悩んでしまいますよね。
この記事を読み終える頃にはアビスアイ環境のデッキ選びや対面ごとの立ち回りの疑問が解決しているはずです。
- メガドリュウズの高耐久と超火力
- ストリンダーバレットの柔軟なアタッカー運用
- ヤドキングデッキのドローソースと盤面展開
- 環境トップのドラパルトに対する各デッキの具体的な対策
それでは解説していきます。
アビスアイ環境を牽引する注目デッキ3種類まとめ
メガドリュウズデッキの構築レシピと基本戦術
高耐久と超火力を両立したメインアタッカー
メガドリュウズは新環境において非常に高いポテンシャルを秘めたアタッカーです。 HPが340という圧倒的な数値を誇り、相手の攻撃を一度耐え凌ぐ耐久力を持っています。 この耐久力を活かしながら、最大330ダメージを叩き出すことができるのが最大の魅力です。 現在の環境に多い2進化の強力なポケモンたちを一撃で倒せる火力は、相手にとって大きな脅威となります。 構築レシピの軸としては、このメガドリュウズをいかに早く育成し、安定してエネルギーを供給できるかが鍵となります。 メタングの特性「メタルメーカー」を採用したメタングバレットの形に落とし込むことで、この課題を解決しています。 自分の山札の上から4枚を見て、その中から基本鋼エネルギーを好きなだけつけることができる特性は非常に強力です。 このギミックを安定して回すための構築が、勝利への近道となります。
序盤の展開と技の使い分け
序盤の展開においては、進化元のモグリューが持つ技「なかまをよぶ」が重要な役割を果たします。 たねポケモンを2体までベンチに出すことができるため、ダンバルやゲノセクトを確実に入手して盤面を構築できます。 ゲノセクトの「メタルシグナル」を活用すれば、必要なタイミングでメガドリュウズやメタングを手札に加えることが可能です。 メガドリュウズの技「ほりくずす」は、90ダメージを与えながら相手の山札を上から2枚トラッシュする効果を持っています。 相手のリソースを削りながら中打点を与える動きは、序盤の牽制として非常に有効です。 そして、大技「マキシマムドリル」は、必要エネルギーより2個多くついていれば130ダメージを追加できます。 合計5個のエネルギーをつけることで330ダメージに到達するため、メタングの特性を最大限に活かしてエネルギーを加速しましょう。 相手の主力ポケモンを一撃で沈める準備を整えることが、このデッキの基本戦術となります。
ストリンダーバレットデッキの柔軟なアタッカー運用
イーユイとストリンダーの強力なシナジー
ストリンダーバレットは、状況に合わせて複数のアタッカーを使い分ける柔軟性が魅力のデッキです。 今回の構築レシピでは、新カードのイーユイとモルペコEXを採用することで、序盤からの攻撃力を大幅に引き上げています。 イーユイは技「うずまくねたみ」によって、相手にダメカンが2個以上乗っていれば110ダメージを出すことができます。 この条件を満たすために、ストリンダーの「バッドアッパー」を活用してイーユイにエネルギーを加速しながらダメカンを生成します。 以前のストリンダーバレットは、序盤の立ち上がりに時間がかかることが課題でした。 しかし、イーユイの登場によって、少ないエネルギーで序盤から相手にプレッシャーをかけることが可能になりました。 相手のシステムポケモンやHPの低いたねポケモンを早い段階で処理することで、中盤以降の展開を有利に進めることができます。
ダメカンのコントロールと多彩なフィニッシャー
このデッキの真骨頂は、ダメカンを自在にコントロールして相手を追い詰める戦術にあります。 メガポケモンにダメカンを乗せておくことで、アラブルタケの「マシなぐる」によって一撃で倒すルートが生まれます。 また、メガアブソルの「あくのかぎづめ」で200ダメージを出し、マシマシラの「アドレナブレイン」と組み合わせるコンボも強力です。 これにより、実質的に340ダメージラインまで到達することが可能となり、相手の大型ポケモンも射程圏内に収まります。 さらに、モルペコEXの「ハラペコボンバー」は、乗っているダメカンの数×40ダメージを出す大技です。 ストリンダーのバッドアッパーを3回使ってダメカンを蓄積させておけば、280ダメージという驚異的な火力を叩き出せます。 ただし、モルペコEXは倒されるとサイドを2枚取られてしまうため、ベンチに出すタイミングは慎重に見極める必要があります。 ボスの指令を多めに採用し、相手の手札干渉を行いながら的確に相手のキーカードを倒していくプレイングが求められます。
ヤドキングデッキのドローソースと盤面展開
ムアカを軸とした新しいドローエンジン
ヤドキングデッキは、新弾のカード「ムアカ」を採用した非常にテクニカルな構築になっています。 ムアカは、自分の手札からルールを持たないポケモンをトラッシュすることで、トラッシュした数×3枚のカードを引くことができます。 これまでドローソースとして活躍していたメガガルーラとは異なり、手札の不要なポケモンをリソースに変換できるのが特徴です。 序盤はリーリエやムアカを使って積極的に手札を増やし、選択肢を広げていくプレイングが重要になります。 手札が潤沢になれば、ムチュールの「ルンルンキッス」によるエネルギー加速も決まりやすくなります。 トラッシュに送ったポケモンは「夜のタンカ」を4枚採用することで、必要なタイミングで確実に回収できる構築にしています。 トラッシュと手札を循環させながら、ヤドキングの「ひらめきチャレンジ」の成功率を高めていくのが基本の動きです。 手札の枚数管理とトラッシュの確認を毎ターン怠らないことが、このデッキを使いこなすための第一歩となります。
リソース管理と終盤に向けた準備
このデッキでは、トラッシュを第二の手札として扱う高度なリソース管理が求められます。 「水のお世話」は、ルールを持たないポケモンやエネルギーをトラッシュから拾える非常に優秀なカードです。 序盤に安易に使ってしまうのではなく、終盤の詰めや盤面復帰のために温存しておくプレイングが推奨されます。 特に、相手からアンフェアスタンプなどの強力な手札干渉を受けた際のリカバリー手段として重要です。 手札にポケモンがいないとムアカのドロー効果を使えないため、常に盤面や手札に解決札を残しておく必要があります。 ワンダーパッチを使用してあらかじめベンチポケモンにエネルギーを加速しておくことも有効な対策です。 また、ピジョンなどのドロー特性を持つポケモンをベンチに置いておくことで、手札干渉からの復帰確率を底上げできます。 相手の行動を予測し、一手先、二手先を読んだ盤面構築がヤドキングデッキの勝率を大きく左右します。
ドラパルト対面におけるメガドリュウズの立ち回り
ベンチのシステムポケモンへの圧力
現環境のトップメタであるドラパルトデッキに対しては、明確なプランを持って挑む必要があります。 メガドリュウズを使用する場合、まずは相手の展開を支えるシステムポケモンを徹底的に狙いましょう。 エネルギーがついたドロンチや、特性が厄介なサマヨールに対して、メガドリュウズの「ほりくずす」で圧力をかけます。 ダメージを与えながら相手の山札を削ることで、相手の理想的な動きを少しずつ狂わせていくことができます。 序盤にボスの指令を無駄遣いしてしまうと、終盤にドラパルトを一撃で倒すための決定打を欠いてしまう恐れがあります。 そのため、序盤はグッズや特性を駆使して相手のベンチを呼び出し、ボスの指令は勝負所で温存するプレイングが大切です。 相手のリソースが尽きてきたタイミングを見計らって、一気に攻勢に転じる準備を整えましょう。
一撃必殺を狙うタイミングの判断
ドラパルト本体と対面した際は、メガドリュウズの最大火力をぶつけるタイミングが勝敗を分けます。 エネルギーを5個しっかりとつけ、「マキシマムドリル」で330ダメージを出し、ドラパルトを一撃で倒す動きを狙います。 もしエネルギーの供給が間に合わない場合は、無理に突っ張らずに別のプランに切り替える柔軟性も必要です。 例えば、ベンチのサブアタッカーにエネルギーをつけ、「クルーエルアロー」で相手のベンチポケモンを狙撃するルートもあります。 サイドを取り切るためのプランを常に複数用意し、相手の盤面に合わせて最適な行動を選択してください。 メガドリュウズデッキは採用カードの役割が明確で、比較的シンプルな動きで強力な盤面を作ることができます。 新弾からポケカを再開する方や、新しいメインデッキを探している方にも自信を持っておすすめできるレビュー内容となっています。
ドラパルト対面におけるストリンダーバレットの立ち回り
ダメカンばらまきとサイドの先行
ストリンダーバレットでドラパルトに挑む際は、序盤から積極的にサイドを先行していく攻撃的な姿勢が重要です。 まずはイーユイをバトル場に出し、少ないエネルギーで攻撃を仕掛けて相手のペースを乱します。 イーユイの攻撃で相手のHPを削りつつ、自分はダメカンをエネルギーのついたドロンチなどに乗せていきましょう。 ダメカンを6個乗せることができれば、アラブルタケの「マシなぐる」によって350ダメージに到達します。 このダメージラインなら、相手のエースであるドラパルトを一撃で粉砕することが十分に可能です。 序盤に作ったテンポアドバンテージを維持し、相手に理想の盤面を作らせないまま押し切るのが理想の展開です。 相手の主力ポケモンにダメカンを蓄積させ、常に倒せるプレッシャーを与え続けることが勝利の鍵となります。
ヨノワールのカースドボム対策
ドラパルトデッキと戦う上で最も警戒すべきなのが、ヨノワールの「カースドボム」による奇襲です。 相手はこちらのキーカードであるマシマシラを倒しながら、ファントムダイブで盤面を制圧する動きを狙ってきます。 マシマシラを倒されてしまうと、アドレナブレインによるダメカンの移動ができなくなり、戦略が大きく崩れてしまいます。 結果として、ドラパルトを一撃で倒すためのダメージ調整が難しくなり、サイドレースで逆転を許す原因になります。 この状況を防ぐためには、相手のヨノワールを優先して処理するのか、それともドロンチを狙って展開を止めるのかの判断が必要です。 相手のトラッシュのカードや手札の枚数から、次にどのような行動をとってくるかを予測してターゲットを絞りましょう。 マシマシラを守るために、いざという時はHPの高いポケモンを壁にしてターンを凌ぐプレイングも選択肢に入れておいてください。
ドラパルト対面におけるヤドキングの立ち回り
ベンチ狙撃による機能停止狙い
ヤドキングデッキでドラパルトに対抗するには、相手の盤面をコントロールするテクニカルな立ち回りが必要です。 序盤はキュレムの「トライフロスト」を活用し、相手のベンチにいるドロンチやヨマワルを的確に狙撃していきましょう。 進化前のたねポケモンや1進化ポケモンを早い段階で処理することで、相手の最終的な盤面完成を大きく遅らせることができます。 ドラパルトデッキはシステムポケモンが機能してこそ真価を発揮するため、そこを徹底的に潰すのが効果的です。 相手のベンチ展開を制限できれば、ヤドキングのドローソースを活かしてこちらが先に理想の盤面を作り上げることができます。 手札を増やしながら必要なパーツを集め、相手の動きが鈍った隙を突いて一気に攻め込む準備を進めてください。 ベンチ狙撃は相手に心理的なプレッシャーを与える効果も高く、プレミを誘う要因にもなります。
ミミッキュを活用したトリッキーな攻防
このデッキにはミミッキュが採用されており、ドラパルト対面ではこのカードが非常に良い働きをします。 ベンチにピッピを展開し、ミミッキュの「ほうせきごっこ」を使うことで、相手の意表を突く攻撃が可能です。 ドラパルトにダメージを与えながら、相手のベンチポケモンにもダメカンを置くことができるため、盤面全体のHPラインを下げられます。 また、相手のデッキに闘タイプのゲッコウガが採用されている場合でも、弱点を突いて「しのびのやいば」で一撃で倒すことができます。 さらに好きなカードを山札から持ってくる効果もあるため、次のターンの動きを確定させながら相手のエースを処理できる強力な動きです。 ヤドキングデッキは状況に応じて様々な回答を用意できる対応力の高さが強みです。 各カードの役割を深く理解し、相手の行動に対して最適なカードを提示し続けることができれば、環境トップのデッキとも互角以上に戦えます。
主要アタッカーのHPとダメージライン比較表
| デッキタイプ | 主なアタッカー | HP | 最大想定ダメージ | 備考・強み |
|---|---|---|---|---|
| メガドリュウズ | メガドリュウズ | 340 | 330 | 2進化exをワンパン可能な超火力と高い耐久力 |
| ストリンダー | アラブルタケ | 120 | 350 | ダメカン操作による条件付きの青天井火力 |
| ストリンダー | モルペコEX | 190 | 280 | バッドアッパー蓄積後の強力なフィニッシャー |
| ヤドキング | ミミッキュ | 70 | 状況次第 | ベンチへのダメカンばらまきとトリッキーな妨害 |
| ドラパルト | ドラパルト | 320 | 200+ばらまき | 安定した中打点とベンチへのダメカン展開能力 |
上記の表は、新環境でよく見かけるアタッカーの基本的なステータスと火力をまとめたものです。 ご自身のデッキがどのポケモンの攻撃までなら耐えられるのか、事前に計算しておくことが大切です。 特にHP340のメガドリュウズの耐久力と、アラブルタケの条件付き350ダメージの特異性が際立っています。 ダメージ計算を正確に行い、無駄のないエネルギー配分を心がけてください。
アビスアイ環境を勝ち抜くための補足情報とプレイング指南
メタングバレットギミックの安定性を高めるコツ
ボール系アイテムの最適な採用配分
メガドリュウズデッキの心臓部であるメタングバレットを安定させるためには、ボール系グッズの採用配分が極めて重要です。 ネストボールやハイパーボールなど、たねポケモンを展開するためのグッズはデッキの潤滑油となります。 初手にモグリューやダンバルを確実にベンチへ並べるため、これらのボール系カードは多めに採用することをおすすめします。 ロケット団のレシーバーからラムダに繋ぎ、プレシャスキャリーを打つコンボは強力ですが、手札に揃わない事故も想定しなければなりません。 そのため、グッズだけで展開できるルートと、サポートを経由するルートの両方を構築に組み込むことで、事故率を大幅に下げることができます。 また、手札の不要なカードをトラッシュできるハイパーボールは、山札の圧縮にも繋がり、中盤以降のドローの質を高めてくれます。
特性によるエネルギー加速の期待値
メタングの「メタルメーカー」で山札の上から4枚を見る際、そこに基本鋼エネルギーが含まれている確率を上げる工夫が必要です。 山札の中のエネルギーの比率を高めるために、序盤は不要なグッズやサポートを積極的に使って山札を圧縮しましょう。 手札にあるエネルギーをトラッシュに送り、夜のタンカなどで山札に戻すプレイングも、特性の成功率を高めるテクニックの一つです。 また、山札を確認できるカードを使った際は、残りの山札に何枚のエネルギーが眠っているかを必ず把握してください。 このカウントを正確に行うことで、特性を使った際に何個のエネルギーがつくかをある程度予測しながら動くことが可能になります。 確率に頼るだけでなく、プレイングで確率を引き寄せる意識を持つことが、上級者へのステップアップに繋がります。
イーユイを活用した序盤のテンポアドバンテージ獲得
低エネルギーでの速攻戦術
ストリンダーバレットにおけるイーユイの採用は、現代の高速化した環境に非常にマッチした戦術です。 少ないエネルギーで起動でき、条件を満たせば110というたねポケモンとしては破格のダメージを叩き出せます。 この序盤のダメージは、相手の最終的な盤面構築を遅らせるための重要な布石となります。 例えば、相手の進化前のたねポケモンをイーユイで倒すことができれば、相手は再び展開からやり直さなければなりません。 その隙にこちらはストリンダーや後続のアタッカーの育成を進め、盤面の有利を決定的なものにすることができます。 序盤の1ターンの遅れが勝敗に直結する現代ポケカにおいて、イーユイの存在は計り知れない価値を持っています。
相手の心理を突くダメカン配置
イーユイの技の条件である「相手にダメカンが2個以上乗っている」という状況は、相手に大きな心理的プレッシャーを与えます。 ダメカンが乗ったポケモンは常にきぜつさせられるリスクを抱えるため、相手は安易にバトル場に出すことができなくなります。 この心理を利用して、相手のベンチの重要なシステムポケモンにあえてダメカンを乗せておくプレイングも有効です。 相手がそのポケモンをバトル場に出すことを躊躇している間に、こちらはボスの指令などの準備を進めることができます。 また、ダメカンを散らすことで、後半のヨノワールやアラブルタケの攻撃範囲を広げることにも繋がります。 ただダメージを与えるだけでなく、盤面全体のコントロールを意識したダメカン配置を心がけてください。
新カードムアカを軸としたドローエンジンの最適化
トラッシュを恐れないリソース変換
ヤドキングデッキで新カード「ムアカ」を使いこなすには、手札のカードをトラッシュすることへの抵抗感をなくす必要があります。 ルールを持たないポケモンをトラッシュしてドローする効果は、一見するとリソースを失っているように感じられるかもしれません。 しかし、トラッシュは「夜のタンカ」や「水のお世話」によっていつでもアクセスできる第二の手札袋と考えることができます。 今すぐ必要のないポケモンは積極的にトラッシュに送り、より状況に適した解決札を引きに行く姿勢が重要です。 特に序盤は山札を掘り進めることが最優先となるため、ムアカの効果を最大限に活かして手札を回転させましょう。 どのポケモンをトラッシュし、どのカードを手元に残すかの取捨選択が、プレイヤーの腕の見せ所となります。
山札の圧縮とキーカードの引き込み
ムアカで大量のドローを行うことは、同時に山札の圧縮にも繋がっています。 不要なカードがトラッシュに送られ、山札の中身が洗練されていくことで、終盤にボスの指令などのキーカードを引く確率が飛躍的に上昇します。 このデッキ圧縮の概念を理解しているかどうかで、ヤドキングデッキの勝率は大きく変わってきます。 山札が残り少なくなった終盤では、ムアカのドロー枚数を調整し、山札切れで敗北するリスクを回避するプレイングも求められます。 自分の山札の残り枚数と、その中に含まれているカードの内訳を常に意識しながら、最適なドローソースを選択してください。 高度なリソース管理が要求されますが、使いこなせた時の爽快感は他のデッキでは味わえない魅力があります。
アンフェアスタンプなどの手札干渉に対する盤面構築
盤面に解決札を残す重要性
現在の環境では、アンフェアスタンプやナンジャモといった強力な手札干渉カードが頻繁に使用されます。 これらのカードを打たれた直後に手札が事故を起こし、何もできずにターンを返してしまうのが最も避けるべき事態です。 手札干渉への対策として最も有効なのは、手札以外の場所に「次の行動の起点」を作っておくことです。 例えば、盤面に特性でドローができるシステムポケモンを残しておくことで、手札が減らされても自力で復帰することが可能になります。 また、スタジアム「ロケット団のファクトリー」を場に出しておき、いつでも手札を補充できる状態にしておくのも一つの手です。 手札だけに依存するのではなく、盤面全体を使って戦う意識を持つことが手札干渉を乗り越えるコツです。
山札の質を高める事前準備
相手の手札干渉を完全に防ぐことは難しいため、手札を減らされた後に引くカードの「質」を高めておく準備が重要になります。 中盤までに不要なグッズやエネルギーを山札から抜き出し、純度を高めておく「デッキ圧縮」がここでも活きてきます。 手札が2枚や3枚に減らされたとしても、その中にサポートカードやボール系アイテムが含まれていれば、十分に盤面を立て直すことができます。 また、相手の手札干渉を誘うようなプレイングも時には有効です。 あえて手札を多く抱えて相手にナンジャモを使わせ、こちらの手札の質をリフレッシュしてもらうといった高度な駆け引きも存在します。 常に最悪の状況を想定し、そこから復帰するための道筋を盤面と山札の中に用意しておくことを心がけてください。
ポケモンいれかえとリソース管理の重要性について
ボスの指令による時間稼ぎへの対策
対戦相手は、こちらの動きを鈍らせるために、逃げるエネルギーが重いポケモンをボスの指令でバトル場に呼び出してくることがあります。 メガドリュウズのようにHPが高く逃げるエネルギーが多いポケモンが縛られてしまうと、攻撃できないターンが続き非常に不利になります。 このような時間稼ぎを防ぐために、ポケモンいれかえやあなぬけのヒモといった入れ替え手段の採用は必須と言えます。 これらのカードはグッズであるため、ラムダから確定で持ってくることができる点も非常に優秀です。 いざという時に確実にベンチとバトル場を入れ替えられるよう、デッキの中に何枚の入れ替え札が残っているかを常に把握しておきましょう。 入れ替え札を温存するのか、それとも展開のために切ってしまうのかの判断が、勝敗を分ける重要なポイントになります。
トラッシュ回収カードの使い分け
対戦が長引けば長引くほど、トラッシュにあるリソースをいかに効率よく回収するかが重要になってきます。 夜のタンカはポケモンを直接手札に戻せるため、すぐにベンチに出したい状況で非常に重宝します。 一方で、すごいつりざおはポケモンとエネルギーを山札に戻せるため、山札のエネルギー比率を高めたい場面や、山札切れを防ぐ目的で使用します。 それぞれのカードの特性を理解し、現在の盤面においてどちらの効果がより有効なのかを的確に判断してください。 ヤドキングデッキのようにトラッシュを活用する構築では、これらの回収カードのプレイタイミングがそのまま勝率に直結します。 リソースを枯渇させない丁寧なプレイングを心がけることが、長期戦を制するための絶対条件です。
ボスの指令を効果的に使うサイドレースの考え方
サイドの複数取りと非ルールの押し付け
ポケカは最終的にサイドを6枚先に取り切ったプレイヤーが勝利するゲームです。 そのため、いかに効率よくサイドを進め、相手のサイド進行を遅らせるかという「サイドレース」の概念が非常に重要になります。 相手のポケモンexやポケモンVを倒してサイドを2枚取る動きは強力ですが、それだけでは勝ち切れない場面も多々あります。 時には、倒されてもサイドを1枚しか取られない「非ルールポケモン」をバトル場に押し付け、相手の攻撃を受け流す戦術も必要です。 相手にサイドを1枚しか取らせないターンを作ることで、こちらは裏で大型アタッカーの育成を進める時間を稼ぐことができます。 この1枚と2枚の交換を意識的にコントロールし、最終的に自分が先にサイドを取り切れるような道筋を逆算してゲームを組み立てましょう。
フィニッシュに向けたボスの指令の温存
ボスの指令は、相手のベンチにいるキーポケモンを強制的にバトル場に引きずり出す、ゲーム中で最も強力なサポートの一つです。 序盤に相手の展開を阻害するために使うのも有効ですが、最も輝くのは終盤のフィニッシュの場面です。 相手のベンチにいるHPの減ったポケモンや、倒しやすいシステムポケモンを呼び出してサイドを取り切る動きは、確実な勝ち筋となります。 そのため、序盤に手札にボスの指令が来たからといって安易に使ってしまうのは危険です。 相手の手札干渉を考慮しても、本当に必要なタイミングまでトラッシュせずに温存する、あるいは回収手段を確保しておくプレイングが求められます。 自分のデッキの最大火力と相手のベンチポケモンのHPを常に計算し、「このポケモンを呼べば勝てる」というプランを明確に描いておきましょう。
今後の環境推移と化け隠れデッキへの対策展望
新アーキタイプへの警戒と情報収集
新弾アビスアイの発売によって環境は大きく動き、これまで活躍していたデッキの立ち位置も変化していくと予想されます。 今回紹介した3つのデッキ以外にも、新カードを軸とした全く新しいタイプのデッキが大会で結果を残す可能性は十分にあります。 特に動画でも少し触れられていた「化け隠れデッキ」のような新しいアーキタイプについては、常に最新の情報を集めておく必要があります。 自分の使っているデッキが、新しい環境デッキに対してどのような有利・不利の相性を持っているのかを分析することが大切です。 SNSや動画サイトを活用して大会の上位入賞レシピを確認し、環境のトレンドをいち早く掴む努力を怠らないでください。 知識の差がそのまま勝率の差に繋がるのが、カードゲームの奥深いところです。
柔軟なカード採用と環境への適応
環境の推移に合わせて、デッキの細かいカード採用を見直していく柔軟性もプレイヤーには求められます。 例えば、手札干渉を多用するデッキが流行っているのであれば、盤面のドロー特性を持つポケモンを手厚く採用する。 特定の強力なポケモンのどうぐが環境を席巻しているなら、ロストスイーパーの枚数を増やすといった対策が考えられます。 デッキの基本的な動きの軸はぶらさずに、環境のメタに合わせて1〜2枚のカードを入れ替えるチューニングが重要です。 自分自身の対戦経験を振り返り、どのカードが活躍し、どのカードが手札で腐ってしまったかを分析することで、デッキはより洗練されていきます。 完成されたレシピをそのまま使うだけでなく、自分なりの考察を加えてデッキを成長させる過程も楽しんでください。
まとめ
今回は新弾「アビスアイ」環境における注目デッキとして、メガドリュウズ、ストリンダーバレット、ヤドキングの3種類をピックアップし、その構築レシピと立ち回りについて詳しく解説しました。
それぞれのデッキが全く異なる強みと戦術を持っており、どのデッキを選択しても環境トップのドラパルトに対して十分に戦えるポテンシャルを秘めています。
圧倒的なパワーで盤面を制圧したい方はメガドリュウズ、状況に応じたテクニカルなプレイングを好む方はストリンダーバレット、そして高度なリソース管理で相手を翻弄したい方はヤドキングがおすすめです。
この記事の解説やプレイング指南を参考にして、ご自身に最も合ったデッキを見つけ、新環境での対戦を存分に楽しんでくださいね。
























