編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、「おまかせ装備」を利用した際のステータスの偏りや、手動編成を推奨する具体的な理由が気になっていると思います。
自動で装備を選んでくれる機能は一見便利ですが、ローグライトRPGにおいて最も重要な「火力」を落としてしまう危険性を孕んでいます。
この記事を読み終える頃には、手動編成で火力を劇的に伸ばし、より高い難易度やハイスコア踏破に向けた編成の疑問が解決しているはずです。
- 冒険スキルの火力は攻撃力と攻撃魔力の合算値に依存
- おまかせ装備は単一ステータスに偏り火力が低下しやすい
- 手動編成でビッグハンマーなどの高合算値メモリを装備
- 物理職も呪文職も双方の永続パッシブ取得を推奨
それでは解説していきます。
おまかせ装備の罠!スマグロで手動編成を推奨する決定的な理由
冒険スキルの火力は「攻撃力と攻撃魔力の合算値」で決まる
スマグロのバトルにおいてメインのダメージソースとなるのは、道中で獲得していく「冒険スキル」です。
ヒャドアローやメラつぶてといった呪文の名を冠するスキルから、物理的な攻撃に見えるスキルまで多岐にわたります。
これら冒険スキルのダメージ計算において最も重要な法則は、「攻撃力と攻撃魔力の合算値(合計値)」に依存しているということです。
公式のゲームガイドにも「冒険スキルは攻撃力と攻撃魔力の両方のステータスを元に決まります」という記載が存在します。
しかし、ゲーム内のUIやステータス画面を一見しただけでは、この仕様に気づきにくいのが現状です。
物理職であれば攻撃力のみを、魔法職であれば攻撃魔力のみを追求すれば火力が上がると思い込んでしまうプレイヤーが後を絶ちません。
後述する詳細な検証結果からも明らかなように、片方のステータスだけを極端に上げるよりも、両方のステータスをバランス良く、かつ合計値が高くなるように積むことが火力の最大化に直結します。
おまかせ装備は「片方のステータス」に偏りやすい
ここで問題となるのが、本記事の主題である「おまかせ装備」のシステム的な挙動です。
おまかせ装備ボタンを押すと、システムは現在の職業(物理職か呪文職か)や、特定の単一ステータスの高さを基準にして装備やメモリを自動選出する傾向にあります。
例えば物理主体の職業でおまかせ編成を行うと、攻撃力や守備力が高い物理向けのメモリが優先してセットされます。
この場合、攻撃力自体は高くなりますが、攻撃魔力の数値が極端に低いメモリが選ばれがちです。
結果として、攻撃力と攻撃魔力の「合算値」で見ると、手動で編成した場合よりも低い数値に落ち着いてしまうことが多々あります。
冒険スキルの火力が合算値に依存している以上、片方のステータスを切り捨ててしまうおまかせ装備は、火力の低下を招く大きな罠と言えます。
手動で「合算値」を意識すれば火力が劇的に変わる
おまかせ装備の罠を回避するためには、プレイヤー自身がステータスを確認し、手動で編成を行うことが強く推奨されます。
手動編成を行う際の明確な基準は、装備する武器やメモリの「攻撃力」と「攻撃魔力」の数値を足し算し、その合計値が最も高くなる組み合わせを探すことです。
物理職であっても、攻撃魔力がそこそこ高いメモリを装備した方が、冒険スキルのダメージは確実に伸びます。
逆に魔法職であっても、攻撃力の上昇値が高い装備を採用することで、敵の殲滅速度は格段に上がります。
敵の大群を効率よく処理しなければならないスマグロにおいて、殲滅速度の低下は即座にゲームオーバーに直結します。
手動編成で合算値を最大化することは、生存率を高め、高難易度クエストをクリアするための必須テクニックと言えるでしょう。
合計戦闘力や守備力は冒険スキルの火力に影響しない
おまかせ装備が優先的に選出しやすいもう一つの要素として、「合計戦闘力」があります。
多くのゲームにおいて、合計戦闘力はキャラクターの強さを示す総合的な指標として機能します。
しかしスマグロの冒険スキルにおいては、合計戦闘力の数値自体はダメージ計算に一切乗らないことが検証で判明しています。
防具のみを強力なものに付け替え、合計戦闘力を大幅に引き上げた状態で火力を計測しても、スキルダメージに変化は見られませんでした。
同時に、守備力の数値も冒険スキルの火力には影響を与えないことが確定しています。
おまかせ装備で合計戦闘力が高くなったからといって、敵を倒すスピードが上がるとは限らない点に注意が必要です。
回復魔力も冒険スキルの火力には無関係
ステータスの中には「回復魔力」という項目も存在しますが、こちらも冒険スキルの火力とは無関係です。
回復魔力が上がる武器(ホーリーランスなど)と、攻撃力・攻撃魔力が同等の別の武器(黒豹のツメなど)を用いて比較検証を行いました。
回復魔力に27の差をつけた状態でも、ヒャドアローやメラつぶてといった冒険スキルのダメージ量に変化はありませんでした。
公式ガイドの記載通り、火力に影響を与えるのはあくまで「攻撃力と攻撃魔力のみ」であると判断できます。
したがって、火力を求める手動編成においては、回復魔力の高さを考慮する必要はありません。
最強の冒険スキル火力を叩き出す!手動編成のコツと具体例
ステータス合算値が高いメモリ(モンスター)を選ぼう
手動編成で最も頭を悩ませるのが、多種多様なメモリ(モンスター)の中からどれをセットするかという点です。
ここでは、火力を最大化するための具体的なメモリ選びの基準と、おすすめのモンスターを紹介します。
評価の軸は、これまで解説してきた通り「攻撃力と攻撃魔力の合算値」です。
この合算値が高いメモリを優先して育成し、装備枠に組み込んでいくことが最強編成への近道となります。
悪魔神官とプロトキラーのステータス比較
具体的な例として、「悪魔神官」と「プロトキラー」という二つの強力なメモリを比較してみましょう。
物理職でおまかせ装備を行った場合、HPや守備力が高く、純粋な攻撃力も高いプロトキラーが選ばれやすい傾向にあります。
しかし、ステータスの内訳と合算値を比較すると以下のようになります。
| メモリ名称 | 攻撃力 | 攻撃魔力 | 合算値 |
|---|---|---|---|
| プロトキラー | 85 | 33 | 118 |
| 悪魔神官 | 90 | 62 | 152 |
物理武器の火力差という点で見れば、攻撃力の差はわずか5しかありません。
しかし、冒険スキルの火力に直結する合算値で見ると、その差は34にも開きます。
実際にレベル20の魔法使い(装備なし)にそれぞれのBランクメモリを2枠装備し、ヒャドアローの火力を計測しました。
結果として、プロトキラー装備時は26〜27ダメージだったのに対し、悪魔神官装備時は30〜32ダメージと明確な差が出ました。
プロトキラーは耐久面で非常に優秀なメモリであり、決して弱いわけではありません。
しかし、冒険スキルをメインの火力ソースとして戦い、敵の殲滅速度を最優先に考えるのであれば、悪魔神官の方が圧倒的に火力が見込めます。
現在最強クラス!ビッグハンマーの圧倒的ステータス
悪魔神官の合算値152も非常に優秀ですが、さらにその上をいく強力なメモリが存在します。
それが「ビッグハンマー」です。
ビッグハンマーのステータスは攻撃力89、攻撃魔力69であり、合算値は驚異の158を誇ります。
現状実装されているメモリの中でもトップクラスの数値を持ち、悪魔神官超えの火力を叩き出すことが可能です。
さらに、Sランクまで育成して解放されるパッシブスキルには「ボール強化癒し」という破格の性能が含まれています。
火力上昇という観点において1位、2位を争うメモリであり、手動編成における優先度は極めて高いと言えます。
レモンスライムを使った高火力コスト構成
限られたコストの中で合算値を最大化するためのテクニックとして、「レモンスライム」を活用した構成もおすすめです。
レモンスライムはコスト80という軽さでありながら、攻撃力77、攻撃魔力60で合算値137という高いステータスを持っています。
このコストパフォーマンスの高さは異常であり、冒険スキルの火力が最も乗る構成を作りやすくなります。
例えば、プレイヤーレベル47で到達するコスト上限236の枠組みの中で編成を組む場合を想定します。
レモンスライムを複数枚編成に組み込むことで、コスト上限ギリギリまで高火力なステータスを敷き詰めることが可能です。
メインで操作するキャラクターには、このような合算値とコストのバランスを極限まで計算した手動編成を装備させたいところです。
手動編成でおすすめの武器選びの基準
メモリだけでなく、キャラクターに装備させる「武器」の選び方にも手動編成ならではの基準があります。
武器には大まかに物理武器(剣、槍、ツメ、ブーメランなど)と呪文武器(杖、ムチなど)の2種類が存在します。
おまかせ装備では、職業の適性に合わせてこれらの武器が自動で割り当てられます。
しかし、合算値の仕様を理解していれば、武器が持つステータスの見方も大きく変わってきます。
物理武器でも攻撃魔力が高いものを評価する視点
剣や槍といった物理武器を選ぶ際、通常であれば「攻撃力」の数値だけを見て強い弱いと判断しがちです。
ですが、冒険スキルの火力を上げるためには、物理武器であっても「攻撃魔力」がどれだけ上昇するかを確認する必要があります。
攻撃力がトップクラスでも攻撃魔力が全く上がらない武器よりも、攻撃力が少し劣っていても攻撃魔力が大幅に上がる武器の方が、結果的に敵に与える総ダメージ量(DPS)が高くなる場面は多々あります。
特にハイスコアを目指すモードや、敵のHPがインフレする高難易度クエストでは、このわずかな合算値の差が勝敗を分けることになります。
呪文武器でも攻撃力が高いものを評価する視点
同様に、杖やムチといった呪文武器を選ぶ際にも「攻撃力」の数値を見逃してはいけません。
呪文主体で戦うキャラクターであっても、冒険スキルをメインで回していく以上、武器の攻撃力ステータスは確実にダメージ計算へ乗算されます。
手動で装備を選ぶ際は、武器の基本ステータス画面を開き、攻撃力と攻撃魔力の両方を足し算して比較する癖をつけましょう。
一見すると中途半端なステータスに見える武器が、実はスマグロの仕様において最強の火力を生み出す隠れた名剣(名杖)である可能性が十分にあります。
手動編成をさらに活かす!永続パッシブスキルの育成戦略
レベル20で解放されるステータスアップを狙う
手動編成で装備とメモリの合算値を最適化したら、次に着手すべきはキャラクター自身の基礎ステータスの底上げです。
スマグロには、各職業のレベルを一定まで上げることで全職業に恩恵をもたらす「永続パッシブスキル」というシステムがあります。
特に重要なのが、各職業のレベルを20まで上げた際に解放されるステータスアップ系の永続パッシブです。
この永続パッシブの取得順序も、冒険スキルの合算値仕様を理解しているかどうかで大きく効率が変わってきます。
物理職でも「攻撃魔力+10」を取得する重要性
従来のRPGのセオリーであれば、物理攻撃をメインとする戦士や武闘家を使う場合、魔法使いなどの呪文職のレベル上げは後回しにしがちです。
「物理職に攻撃魔力は不要」という思い込みがあるためです。
しかし、冒険スキルの火力が攻撃力と攻撃魔力に依存しているスマグロにおいては、そのセオリーは通用しません。
魔法職のレベル20で取得できる「攻撃魔力+10」の永続パッシブは、戦士や武闘家といった物理職でプレイしている時にも、冒険スキルの火力を明確に引き上げてくれます。
呪文職でも「ちから+10」を取得する重要性
逆もまた然りです。
魔法使いや賢者といった呪文職をメインで運用しているプレイヤーであっても、戦士や武闘家のレベルを上げておく必要があります。
物理職のレベルアップ(レベル50時点など)で解放される「ちから+10」といった永続パッシブは、呪文職の冒険スキルの火力を底上げするために必須の要素となります。
つまり、物理職・呪文職に関わらず、満遍なく他職業のレベルを上げ、攻撃力と攻撃魔力に関する永続パッシブを全て回収することが最強への道です。
メタル系チケットを活用した効率的なレベル上げ
メインで使っている職業がレベル30前後に育ってきたら、一旦育成をストップし、僧侶以外の他の4つの職業をレベル20まで引き上げる作業に入りましょう。
レベル20にするために必要な経験値は、およそ9万程度です。
この経験値を通常のクエスト周回で稼ぐのは時間がかかるため、手持ちのアイテムを有効活用します。
メタスラチケットとメタルブラザーズチケットの使い道
経験値を大量に獲得できる「メタスラチケット」や「メタルブラザーズチケット」は、メイン職業のレベル上げに使うよりも、サブ職業のレベル20到達(永続パッシブ解放)のために惜しみなく使うのがおすすめです。
余っているメタスラチケットを3枚、あるいはメタルブラザーズチケットを1枚使用するだけで、手早く目的の経験値に到達させることができます。
クエストスキップによる時短テクニック
また、クエストスキップ機能(スキップチケットなど)を併用することで、さらに効率的にサブ職業のレベル上げを行うことが可能です。
各種クエストのDPS(秒間ダメージ)の向上や、メタル系の敵の狩りやすさにも直結するため、器用さのステータスアップ(物理会心や呪文会心に影響)も含め、レベル20時点でのサブ職業パッシブ解放は最優先事項として捉えてください。
スマグロのダメージ計算・仕様に関する細かな検証結果
物理攻撃と呪文攻撃の明確な違いをおさらい
記事の終盤として、そもそもスマグロにおいて何が物理で何が呪文として扱われているのか、基礎的な定義をおさらいしておきます。
物理攻撃とは、剣、槍、ツメ、ブーメランといった武器を使った通常攻撃や、一部の武器固有スキルのことを指します。これらは主に「攻撃力」のステータスに依存します。
一方の呪文攻撃とは、杖やムチを使った攻撃、および必殺技として発動するマヒャドやヒャダルコといったものを指します。これらは主に「攻撃魔力」のステータスに依存します。
注意点として、他作品では物理武器として扱われがちな「ムチ」は、スマグロにおいては呪文攻撃扱いとなっています。
ムチを装備して攻撃力上昇のバフをかけてもダメージは伸びないため、ステータスの仕様を正確に把握しておく必要があります。
ヒャドアローやメラつぶては「冒険スキル」扱い
ここからが本題ですが、ステージ道中で取得できる「ヒャドアロー」や「メラつぶて」といったスキルはどういう扱いになるのでしょうか。
名前には呪文の名称が含まれていますが、これらは純粋な呪文ではなく、あくまで「冒険スキル」という独立したカテゴリとして処理されています。
一見すると呪文のように見えますが、冒険スキルである以上、攻撃魔力だけでなく攻撃力にも依存する特殊なダメージ計算が行われます。
操作キャラクターのステータスによって火力が大きく変動するため、冒険スキルのポテンシャルを引き出すには、やはり合算値の追求が不可欠となります。
デインソードなど連撃スキル取得時の注意点
冒険スキルの中には、「デインソード」のような剣撃系のスキルも存在します。
スライムナイトなどを使用して検証を行った結果、デインソード系のスキルも同様に、攻撃力と攻撃魔力の合算値で火力が上昇することが確認されました。
また、検証の過程で「連撃」のスキルを取得した際の興味深い挙動も判明しています。
連撃スキルを取得するとソード系のスキルが2回発動するようになりますが、その分、1発あたりの火力は若干低下する仕様になっているようです。
とはいえ、女王のムチ等によるソードに対する追撃の回数も総合的に上昇するため、DPSの観点から見れば連撃スキルを取得する有用性は非常に高いと結論付けられます。
最大値参照ではなく合算値参照であることの証明
冒険スキルが攻撃力と攻撃魔力の両方に依存していることはわかりましたが、「両方のうち数値が高い方(最大値)のみを参照しているのではないか」という疑問が生じます。
これを確かめるため、攻撃魔力の数値を一定に揃え、攻撃力だけを変動させる詳細な検証を行いました。
女王のムチとはやぶさの剣のダメージ比較検証
レベル20の魔法使いを使い、第1章1話ノーマルのスライムに対してヒャドアローの火力を計測しました。
まずは女王のムチを装備し、攻撃力44、攻撃魔力246(合計値290)の状態で計測すると、ダメージは25〜26でした。
次に、はやぶさの剣を装備し、攻撃力177、攻撃魔力64(合計値241)の状態で計測すると、ダメージは26〜27でした。
この時点で、攻撃力のみを上げた場合でも、攻撃魔力のみを上げた場合でも火力が上昇していることが確認できます。
なお、純粋な合計値では女王のムチ(290)の方が高いはずですが、火力ははやぶさの剣(241)の方がわずかに上回りました。
この結果から、数値1あたりのダメージ依存度は、攻撃魔力よりも攻撃力の方がわずかに高い可能性が示唆されています。
杖装備時に力を上げた際のダメージ変動
続いて、最大値参照か合算値参照かを決定づける検証です。
魔導士の杖(レベル30)に、悪魔神官、始まりのメモリ、スライム、力の指輪、金の指輪を装備し、攻撃魔力を女王のムチと同じ246に揃えました。
この状態で攻撃力を139まで引き上げます。(攻撃力139、攻撃魔力246)
もしシステムが「最大値(高い方の数値)」のみを参照しているのであれば、攻撃魔力は246で変わっていないため、女王のムチ装備時と同じ25〜26ダメージになるはずです。
しかし実際の計測結果は、ヒャドアローの火力が39〜41へと大幅に上昇しました。
同じ攻撃魔力であっても、攻撃力を上乗せすることで火力が跳ね上がったというこの結果こそが、冒険スキルが「攻撃力と攻撃魔力の合算値」に依存している何よりの証拠です。
まとめ
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。
























