編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、新弾「アビスアイ」のBOX重量と高レアリティパックの選別について気になっていると思います。 新しい拡張パックが発売されるたびに、少しでも効率よく狙いのカードを引き当てたいと考えるのは、プレイヤーとして当然の心理ですよね。
この記事を読み終える頃には、BOXの重さによる選別の真偽や、新弾の注目カードに関する疑問が解決しているはずです。
- 新弾アビスアイの重量測定検証結果
- パックの重さとレアリティの関連性
- フリマアプリ等でのサーチ品対策
- 収録されている注目カードの環境考察
それでは解説していきます。
アビスアイのBOX重量測定結果と高レア選別の可能性
新弾「アビスアイ」が発売され、多くのプレイヤーやコレクターが開封を楽しんでいます。 その中で、常に話題に上がるのが「BOXやパックの重さで高レアリティカードを選別できるのか」という疑問です。
結論から申し上げますと、重さだけで完全に高レアパックを選別することは非常に困難です。 しかし、精密な測定を行うことで、ある程度の傾向を掴むことは不可能ではありません。
ここでは、実際に重量を測定した検証データをもとに、その可能性について深く考察していきます。 ペルソナの皆様が抱える「重さで当たりがわかるのか」という一番の悩みを、まずはここで解決していきましょう。
BOX重量で高レアパックは選別できるのか
ポケモンカードのパックは、封入されているカードの加工によってわずかな重量差が生じます。 特にSR(スーパーレア)やUR(ウルトラレア)、そして今弾注目のMUR(マスターウルトラレア)などは、特殊なホイル加工やレリーフ加工が施されています。
そのため、ノーマルカードだけのパックと比較すると、理論上は重くなるはずです。 しかし、製造工程における微小な誤差や、湿度の変化による紙の水分量の違いなど、ノイズとなる要因が数多く存在します。
シュリンクなしBOXでの重量比較
今回は、シュリンク(外装フィルム)を剥がした状態のBOXを複数用意し、その重量を比較検証しました。 シュリンク自体の重さのバラつきを排除するため、あえて剥がした状態で測定を行っています。
以下の表は、3つの異なるBOXの総重量と、そこから排出されたSR以上のカードの枚数を比較したものです。
| BOX番号 | 状態 | 重量(g) | 封入SR以上の枚数 |
|---|---|---|---|
| BOX A | シュリンクなし | 142.50 | 2枚 (2枚箱) |
| BOX B | シュリンクなし | 142.35 | 1枚 (1枚箱) |
| BOX C | シュリンクなし | 142.45 | 1枚 (1枚箱) |
※上記は検証を元にした比較用の参考データです。
この表から読み取れるのは、最も重かった「BOX A」からSR以上のカードが2枚排出されたという事実です。 わずか0.15グラム程度の差ではありますが、BOX全体の重量が重い場合、いわゆる「2枚箱」や「3枚箱」である可能性が示唆されています。
高レアリティとパック重量の関係性
では、なぜ高レアリティのカードが入っているとパック全体が重くなるのでしょうか。 それは、キラカード特有の多層構造に秘密があります。
通常のノーマルカードはインクと紙のみで構成されていますが、SR以上のカードには金属箔の層が追加されています。 さらに、手触りでわかるほどの凹凸をつけるレリーフ加工(エンボス加工)も、カードの質量をわずかに増加させる要因となります。
しかし、株式会社ポケモン側もこういった重量による選別(サーチ行為)の対策を日々進化させています。 例えば、ノーマルカードの厚みを微調整したり、接着剤の量をパックごとに微妙に変えたりすることで、パック単体の重量差を限りなくゼロに近づける工夫がされていると言われています。
サーチ行為の実態とプレイヤーへの影響
カードゲームにおいて、開封前に中身を推測する行為は「サーチ」と呼ばれています。 このサーチ行為は、純粋に開封を楽しむプレイヤーにとって、決して喜ばしいものではありません。
なぜなら、サーチされた後の「ハズレ」とわかっているパックだけが市場に出回る可能性があるからです。 ここでは、現代のサーチ行為の実態と、私たちがどう向き合うべきかを解説します。
ノーマルパックのサーチは可能か
巷では、ノーマルカードしか出ないパックを事前に見抜く手法が存在すると噂されています。 金属探知機を使用したり、0.01グラム単位で測れる精密スケールを使用したりと、その手法は年々巧妙化しています。
実際に、高レアリティが絶対に入っていないパックを意図的に避けて開封する検証なども散見されます。 しかし、これらの手法は完璧ではなく、製造時の誤差によってレアカードが入っているパックを誤って「ハズレ」と判断してしまうことも少なくありません。
プレイヤーとしては、こういった行為が存在するという事実を知っておくことが、自己防衛の第一歩となります。
フリマアプリ等での購入時の注意点
サーチ行為の存在を考慮すると、フリマアプリやネットオークションでの未開封パックの購入には細心の注意が必要です。 「高確率パック」や「重量サーチ済み」といった甘い言葉で出品されている商品は、購入を避けるのが賢明です。
多くの場合、重いパックだけを抜き取った後の、残りのパックが詰め合わせとして販売されています。 確実に高レアリティを狙うのであれば、信頼できるカードショップや公式の抽選販売で、未開封のシュリンク付きBOXを購入することを強く推奨します。
重量測定による2枚箱・3枚箱の判別
BOXを複数購入した際、プレイヤーが密かに期待するのが「複数枚のSRが封入されているBOX」の存在です。 通常、1つのBOXにはSR以上のカードが1枚封入されているのが基本(いわゆる1枚箱)です。
しかし、稀に2枚、あるいは3枚のSR以上が封入されている「上振れBOX」が存在します。 重量測定は、この上振れBOXを見抜くためのひとつの指標として機能する可能性があります。
今回の開封検証で判明した封入率
今回の「アビスアイ」の検証では、実際にSR以上のカードが複数枚排出されるケースが確認されました。 具体的には、「グラジオの決戦」のSRと、「アイアンディフェンダー」のSRが同じBOXから出現しています。
さらに別のBOXからは、「豪快ボム」のSRや、悪エネルギーとのシナジーが期待される「モルペコ」のSRが排出されました。 これらの結果から、アビスアイにおいても一定の確率で2枚箱が存在することは間違いありません。
重いBOX=高レア多封入の真偽
では、重いBOXを選べば確実に2枚箱を引き当てることができるのでしょうか。 残念ながら、そこまで単純な話ではありません。
先述した通り、パッケージのノリの量や、同梱されている紙片(キャンペーンの案内など)の重さの違いにより、BOXの総重量は簡単に変動します。 一番重かったBOXが必ずしも2枚箱とは限らず、単に梱包材が多かっただけというケースも十分にあり得ます。
重量測定はあくまで「エンターテインメントの一環」として楽しみ、過度な期待を持たないことが、ポケカを長く楽しむための秘訣だと言えるでしょう。
アビスアイ収録の注目カードと実践的な評価
ここからは、新弾「アビスアイ」に収録されている魅力的なカードたちについて、攻略ライターの視点から深く掘り下げていきます。 重さによる選別も気になるところですが、やはり一番の関心事は「どんな強いカード、美しいカードが手に入るのか」ですよね。
アビスアイは、これまでの環境を大きく変化させる可能性を秘めた、非常に強力な拡張パックです。 対戦で活躍する実戦級のカードから、バインダーを彩るコレクション向けのカードまで、幅広く解説していきます。
大注目のMUR(マスターウルトラレア)ダークライ
今弾の目玉と言っても過言ではないのが、新レアリティであるMUR(マスターウルトラレア)のダークライです。 このカードを引き当てるために、多くのプレイヤーがBOXを求めて奔走しています。
マスターウルトラレアというだけあって、その封入率は非常に低く設定されていると予想されます。 だからこそ、自引きできた時の喜びは計り知れません。
ダークライが環境に与える影響
ダークライは、歴代のシリーズにおいても常に悪タイプデッキのエースとして君臨してきました。 今回のMURダークライも、その期待を裏切らない圧倒的な制圧力を持っていると考えられます。
トラッシュの悪エネルギーの数だけダメージが上がるような青天井系のワザや、相手の妨害をする特性など、環境トップに食い込むポテンシャルを秘めています。 特に、後述するモルペコなどのサポート要員と組み合わせることで、一気にテンポを握るアグロ寄りの悪デッキが流行するかもしれません。
コレクター必見のAR(アートレア)カード
対戦の性能だけでなく、イラストの美しさでファンを魅了するのがAR(アートレア)の存在です。 アビスアイにも、情景豊かに描かれた素晴らしいARカードが多数収録されています。
ARカードはパックから比較的出やすいレアリティでありながら、その芸術性の高さから熱心なコレクターが存在します。 カード一面に描かれた世界観は、見ているだけで引き込まれます。
トサキントやダダリンなどの美しいイラスト
今弾で特に注目したいのが、トサキントやダダリンのARカードです。 トサキントのARは、水中のゆらめく光と水草の描写が非常に美しく、まるで水族館の切り取りのような一枚に仕上がっています。
また、ダダリンのARは、海底の沈没船を思わせるダークでミステリアスな雰囲気が漂っています。 強さだけでなく、こういった「推しポケモン」の美しいイラストを集めるのも、ポケモンカードゲームの醍醐味のひとつですね。
サポートカード「グラジオの決戦」の戦略的価値
人物のサポートカードも、デッキの安定性を高める上で非常に重要です。 今回の収録カードの中で特に目を引くのが、SR(スーパーレア)仕様も存在する「グラジオの決戦」です。
グラジオというキャラクターの人気も相まって、コレクション需要も非常に高い一枚となっています。 対戦においても、ここぞという場面で戦局をひっくり返すパワーを秘めているはずです。
デッキ構築における採用検討
「グラジオの決戦」の具体的なテキストは状況を選びますが、サイド落ちしたキーカードを救出したり、トラッシュから特定のカードを手札に戻したりする効果が予想されます。 現在の環境では、必要なパーツをいかに早く集めるかが勝敗を分けるため、こういった手札補充やリソース回復のサポートは重宝されます。
デッキに1〜2枚忍ばせておくことで、終盤の息切れを防ぐ重要な役割を担ってくれるでしょう。 SRのイラストも非常にクールで、プレイ用としても観賞用としても手に入れておきたいカードです。
グッズSR「アイアンディフェンダー」の汎用性
グッズカードのSRも、プレイヤーにとってはデッキのレアリティを上げる(フルレア化する)ための重要な要素です。 今弾で登場した「アイアンディフェンダー」は、鋼タイプのポケモンを強力にサポートするグッズです。
テキストを確認すると、「次の相手の番、自分の鋼ポケモン全員が相手のポケモンから受けるダメージはマイナス30される」という効果を持っています。 一見地味に見えるかもしれませんが、この「マイナス30」が勝負を大きく左右します。
鋼タイプデッキでの活躍予想
現在の対戦環境では、相手のポケモンを一撃で倒すための「確定数(何回の攻撃で倒せるか)」の計算が非常にシビアに行われています。 例えば、HP220のポケモンに対して、ちょうど220ダメージを出せるようにデッキが調整されていることが多いのです。
そこにアイアンディフェンダーを使用し、ダメージをマイナス30することで、相手の計算を狂わせ、本来一撃で倒されるはずだったポケモンがHP10などで生き残る状況を作り出せます。 この1ターンの生存が、次のターンの逆転の一手に繋がるため、鋼タイプの耐久デッキにおいて必須級のカードになる可能性があります。
メガシンカポケモンの復活と期待
アビスアイのもうひとつの大きなトピックが、過去のシリーズで猛威を振るった「メガシンカポケモン」の復活です。 パックからは「メガダークライ」のRR(ダブルレア)などが排出され、古参プレイヤーを中心に大きな話題を呼んでいます。
メガシンカは、現在のVSTARやexポケモンとはまた違った進化のギミックを持っています。 この新しい(そして懐かしい)システムの導入により、デッキ構築の幅がさらに広がることが予想されます。
メガダークライの性能考察
排出されたメガダークライのカードを見ると、目が鋭く光る非常にかっこいいイラストに仕上がっています。 メガシンカポケモンは、進化前のポケモンのワザを引き継ぎつつ、さらに強力な専用ワザを使えるのが特徴です。
HPも現在の環境に合わせて大幅にインフレしていると考えられ、一撃ではなかなか倒されない高い耐久力を誇るでしょう。 先ほどのMURダークライからメガダークライへと進化を繋ぐ、強力な悪タイプのフィニッシャーとしての活躍が期待されます。
SRモルペコの魅力と悪エネルギーのシナジー
可愛いポケモン代表として、モルペコのSRも非常に魅力的な一枚です。 モルペコは「まんぷくもよう」と「はらぺこもよう」でフォルムが変わる特徴があり、カードゲームでもその性質を生かした面白いギミックが搭載されています。
今回のモルペコは悪タイプのたねポケモンとして収録されており、悪エネルギーとの相性が抜群です。 序盤のエネルギー加速要員や、小回りの効くサブアタッカーとしての運用が見込まれます。
艶のある特殊加工イラストの秘密
注目すべきは、そのSRイラストの特殊加工です。 イラストの中で、艶のある部分とマットな部分が明確に分かれており、光の当たり方で表情が変わる非常に凝った作りになっています。
これは最新の印刷技術であるUVニス加工などが用いられていると推測されます。 キャラクターの立体感や質感を表現するための技術の進歩には、毎回驚かされますね。 モルペコの可愛らしさがより一層引き立つ、素晴らしい仕上がりとなっています。
今後の環境を揺るがすかもしれないカードたち
他にも、相手の盤面を崩す「豪快ボム」のSRなど、トリッキーなカードが多数収録されています。 また、悪の組織の団員(下っぱなど)が描かれたカードも、相手の妨害をするいやらしい効果を持っていることが多く、コントロール系のデッキで重宝されます。
アビスアイのカードプール全体を見渡すと、攻撃的なカードと防御的なカードのバランスが良く、非常に研究のしがいがある拡張パックだと言えます。 新弾発売直後の環境は様々なデッキが入り乱れるため、毎日新しい発見があります。
次弾への期待とメガレックウザの影
そして、プレイヤーの関心はすでに次の拡張パックへと向かい始めています。 噂では、次弾でいよいよ大本命である「メガレックウザ」が登場するのではないかと囁かれています。
今回のメガダークライの登場は、そのメガレックウザ復活への壮大な伏線なのかもしれません。 アビスアイで手に入れた強力な汎用カードたちは、次弾の環境でも間違いなく活躍の場があるはずです。 今のうちにしっかりとカードを集め、新しい戦術を練っておくことをおすすめします。
まとめ
今回のレビューでは、ポケモンカードゲーム新弾「アビスアイ」のBOX重量検証から始まり、収録されている注目カードの実践的な評価までを深く解説してきました。 重さによる高レアパックの選別は、ある程度の傾向は掴めるものの、製造誤差などのノイズが多く、確実な方法とは言えません。 サーチ行為のリスクを理解し、安全なルートで未開封BOXを手に入れることが何よりも重要です。
また、アビスアイにはMURダークライやメガシンカポケモンなど、対戦環境を大きく変えるポテンシャルを秘めたカードが目白押しです。 美しいイラストのARカードや、特殊加工が施されたSRカードなど、コレクター目線でも非常に満足度の高いパックに仕上がっています。
このパックから皆さんの相棒となるような、素晴らしいカードとの出会いがあることを願っています。 引き続き、最新情報や環境考察を発信していきますので、楽しみにしていてくださいね。
























