編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方はアプデVer.1.02で追加された動きながらファストトラベルする方法が気になっていると思います。
広大なオープンワールドを探索する上で、移動の快適さはゲーム体験に直結する非常に重要な要素です。 前回のアップデートからわずか5日という驚異的なスピードで配信された今回のパッチでは、プレイヤーの利便性を劇的に向上させる調整が行われました。 これまで移動時のストレスに悩まされていた方も、今回の変更でよりスムーズな冒険を楽しめるようになります。
この記事を読み終える頃には動きながらファストトラベルする方法や最新アップデートの詳細な疑問が解決しているはずです。
- 動きながらのファストトラベル可能
- 保管庫の枠数が最大千枠まで拡張
- 頭装備の細かな表示非表示機能追加
- 多岐にわたる不具合修正と環境改善
それでは解説していきます。
https://lifematome.blog/nintendoswitch2-onlytitle/」」」」
動きながらファストトラベルする方法:アプデVer.1.02対応
ファストトラベルの基本操作と劇的な変更点
紅の砂漠の世界であるパイウェル大陸は非常に広大で、徒歩や馬での移動だけでは目的地にたどり着くまでに多大な時間を要します。 そのため、一度訪れた主要な拠点や特定のポイントへ瞬時に移動できるファストトラベル機能は、攻略において必須のシステムと言えます。 これまでのバージョンにおけるファストトラベルは、キャラクターが完全に静止した状態でなければ発動できないという厳格な仕様がありました。
少しでもキャラクターが動いていると、システム側でファストトラベルの詠唱や入力がキャンセルされてしまうという現象が起きていたのです。 例えば、敵から逃げ切った直後でキャラクターのモーションが完全に収まっていなかったり、傾斜のある地形で微妙にキャラクターが滑ってしまったりする状況です。 このような、時速1ミリとも言えるごくわずかな移動が検知されるだけで、ファストトラベル画面が開けなかったり、移動が実行されなかったりするケースが多発していました。
しかし、今回のアップデートVer.1.02によって、この厳しい仕様が根本から見直されました。 現在では、キャラクターが明確に走りながらであっても、ファストトラベルのメニューを開き、目的地を選択して移動を実行することが可能になっています。 これにより、移動のテンポが損なわれることなく、ストレスフリーな探索が実現しました。
走りながらの移動が可能になったことによるプレイへの影響
走りながらファストトラベルができるようになったことで、プレイヤーの探索効率は飛躍的に向上します。 広大なフィールドを駆け抜けながら、次の目的地をマップで確認し、立ち止まることなく瞬時にその場所へワープできるからです。
探索のテンポアップとシームレスな体験
これまでは、「目的地へ向かうために立ち止まる」というワンクッションの動作が必要でした。 アクションゲームにおいて、移動の勢いを殺して立ち止まるという行為は、プレイヤーの没入感を削ぐ要因になり得ます。 今回の改善により、走り続けている勢いそのままに次のエリアへロードを挟んで移動できるため、プレイの体感的なスピード感が大きく向上しています。
素材採集やクエストの連続消化を行う際など、複数のポイントをテンポよく巡る場面でこの恩恵を最も強く感じることができるでしょう。 特に、限られたプレイ時間の中で効率よくゲームを進めたいプレイヤーにとって、このわずかな手間の削減は非常に大きな価値を持ちます。 まさに「神アプデ」と呼ぶにふさわしい、プレイヤー目線に立った素晴らしい改善だと言えます。
将来的な馬からのファストトラベル実装予定
今回のアップデート情報に関連して、開発陣から非常に興味深い将来の展望も語られています。 それは、今後のアップデートによって「馬に乗りながらでもファストトラベルができるようになる」という予定があることです。
オープンワールドにおける馬の重要性と今後の展望
紅の砂漠における主要な移動手段は、間違いなく馬などの騎乗生物です。 現在、馬に乗っている状態からファストトラベルを行おうとすると、一度馬から降りるという動作を挟む必要があります。 馬から降りるモーションを待ち、そこからマップを開いて移動先を選択するというプロセスは、やはり少し手間を感じる部分です。
もし馬に騎乗したまま直接ファストトラベルが可能になれば、移動の利便性は現在の比ではなくなります。 目的地に到着した瞬間に、再び馬に乗った状態からスタートできるとすれば、探索の流れるような美しさがさらに際立つことになります。 開発速度の速さを考慮すると、この機能が実装される日もそう遠くないかもしれません。
移動効率を最大化するコツと立ち回り
ファストトラベルが快適になったとはいえ、ゲーム内のすべての場所へ瞬時に移動できるわけではありません。 効率的な攻略のためには、徒歩、馬、そしてファストトラベルを状況に応じて適切に使い分けることが求められます。
未開拓エリアとファストトラベルの併用
新しいエリアを開拓する際は、当然ながら自らの足や馬で進んでいく必要があります。 この時、道中にあるファストトラベルのポイント(拠点の解放など)を確実にアクティブにしておくことが、後々のプレイ効率を決定づけます。 クエストの目的地が遠い場合は、最も近いファストトラベルポイントまでワープし、そこから馬を呼び出して一気に駆け抜けるのが基本戦術となります。
今回の走りながらのファストトラベルを活かすのであれば、移動しながらマップを開く癖をつけると良いでしょう。 敵のヘイトを切った状態であれば、ダッシュで距離を取りつつマップを開き、安全な拠点へ瞬時に離脱するといったスマートな立ち回りも可能になります。
ファストトラベル時の注意点と仕様の確認
走りながらファストトラベルができるようになった一方で、いくつか注意すべき仕様も存在します。 どのような状況でも無条件にワープできるわけではないため、システムの基本ルールを正しく理解しておくことが重要です。
戦闘状態や特定の条件下での制限
大前提として、敵との戦闘状態(敵のヘイトを完全に買っており、攻撃のターゲットにされている状態)では、従来通りファストトラベルは制限されます。 これはゲームの難易度や緊張感を保つための当然の仕様であり、ピンチになったからといっていつでも逃げ出せるわけではありません。 ファストトラベルを活用して危険地帯から離脱したい場合は、十分に敵から距離を取り、警戒状態が解除されるまで待つか、完全に走り切って視線を切る必要があります。
また、特定のストーリーミッション中や、専用のインスタンスエリアにいる場合なども、ファストトラベルの機能が一時的にロックされることがあります。 システムメッセージで移動不可の通知が出た場合は、現在のクエストの進行状況や周囲の環境を今一度確認するようにしてください。
集中カラス突進の修正による影響と代替手段
今回のアップデートにおいて、移動手段に関してプレイヤーの間で大きな話題となった変更点がもう一つあります。 それが「集中カラス突進」と呼ばれる、特定のテクニックの修正です。
圧倒的な加速を生んでいたテクニックの終焉
以前のバージョンでは、集中突進を行いながらさらに特定の放出アクションを組み合わせることで、意図しないレベルの大加速を引き起こすことができました。 まるでソニックブームが発生しているかのような超高速移動が可能であり、一部のプレイヤーにとっては非常に爽快な移動手段として愛用されていました。 広大なマップを瞬時に横断できるこのテクニックは、ある意味でファストトラベルすら不要に感じさせるほどの圧倒的な性能を持っていました。
しかし、これは明らかに開発の意図しない挙動、いわゆるグリッチ(バグ技)の一種であったため、今回のアップデートで修正され、使用不可能となりました。 便利な裏技が修正されてしまうのは少し寂しい気持ちもありますが、ゲームの正常なバランスを保つためには必要な処置だったと理解すべきでしょう。
馬の重要性の再認識と今後の移動手段
この超高速移動テクニックが使えなくなったことで、相対的に通常の移動手段である馬の価値が再び高まることになります。 広範囲を移動する際は、いかに優秀な馬を確保し、馬のスキルを駆使して走るかが、今後の探索効率を左右する鍵となります。 前回のアップデートでスタミナの消耗が軽減されたこともあり、通常のダッシュ移動だけでも以前よりはるかに快適にはなっています。
集中カラス突進のような規格外の移動はできなくなりましたが、走りながらのファストトラベルが実装されたことで、移動のストレス自体は総合的に大きく軽減されています。 開発チームの迅速な対応力は、ゲームバランスの崩壊を防ぐという意味で非常に信頼できるものです。
アプデVer.1.02の主要な変更点と追加機能
保管庫枠の大幅拡張とキャンプ強化
Ver.1.02アップデートにおける最大の目玉の一つが、アイテムを収納する保管庫の枠数が大幅に拡張されたことです。 RPGにおいてアイテム管理は常にプレイヤーを悩ませる要素ですが、今回の変更でその悩みが大きく解消されることになります。
キャンプのアップグレードと枠数の推移
ゲーム開始直後、キャンプを初めて開設した段階での保管庫の枠数は240枠となっています。 これでも序盤としては十分な容量ですが、冒険が進み、様々な素材や装備品が集まってくると、あっという間に枠が埋まってしまいます。 保管庫の枠を増やすためには、キャンプのクエストを進め、キャンプ自体をアップグレードしていく必要があります。
| アップグレード段階 | 保管庫の枠数 | 備考 |
|---|---|---|
| 初期状態 | 240枠 | キャンプ開設時の基本枠数 |
| 第1段階アップグレード | 340枠 | +100枠拡張 |
| 第2段階アップグレード | 440枠 | +100枠拡張 |
| 第3段階アップグレード | 540枠 | +100枠拡張 |
| 第4段階アップグレード | 640枠 | +100枠拡張 |
| 最終アップグレード | 最大1000枠 | ※要注意(後述) |
このように、キャンプを一段階アップグレードするごとに、保管庫の枠が100ずつ着実に増加していきます。 私自身は現在第4段階までアップグレードを進めており、640枠を確保しているため、日常的なアイテム管理には全く困っていません。 そして今回のパッチにより、最終段階のアップグレードを行うことで、なんと最大1000枠まで保管庫を拡張できるようになりました。
最終アップグレードに潜む罠と注意点
最大1000枠という数字は非常に魅力的ですが、最終アップグレードを行う際には重大な注意点が存在します。 具体的なネタバレは避けますが、最終段階までキャンプを発展させると、現在の快適なキャンプ環境よりも「著しく不便な状況」に陥る仕様になっているのです。
先行してレビューをプレイした多くのプレイヤーや、実際に最終アップグレードを行ってしまったプレイヤーたちが、口を揃えて「最終アップグレードは罠だった」「セーブデータを巻き戻した」と後悔の声を上げています。 キャンプの機能やアクセスのしやすさなど、何らかのシステム的なデメリットが強く発生してしまうようです。 今回のアップデートでこの最終アップグレード後の環境にも一部改善が入ったとのことですが、トータルで見るとまだ急いで最終段階にする必要はないと私は判断しています。
640枠もあれば、不要な装備を分解・売却したり、素材を整理したりすることで十分にやりくりが可能です。 1000枠という大容量に目が眩んで、取り返しのつかない不便さを抱え込む前に、現在の枠数で本当に不足しているのかをしっかりと見極めることをおすすめします。
頭装備の表示オン・オフ機能実装
キャラクターの見た目にこだわるプレイヤーにとって、待望の機能がついに実装されました。 それが、兜などの頭装備の表示・非表示を細かく設定できる機能です。
4種類の表示設定から選べる自由度
これまでのバージョンでは、強力な防御力を持つ頭装備を手に入れても、デザインが顔を覆い隠してしまうものであれば、せっかく作成したキャラクターの顔が見えなくなってしまうというジレンマがありました。 顔を隠す専用のクローク装備などで代用する手段もありましたが、今回のアップデートにより、システム設定から直接頭装備の表示をコントロールできるようになりました。
設定できる表示オプションは以下の4種類です。
| 設定項目 | 詳細な挙動 |
|---|---|
| 常に表示 | 装備している頭防具の見た目が常に反映される(従来通り)。 |
| 戦闘中のみ表示 | 普段は顔が見えているが、武器を構えて戦闘状態に入ると兜を被る。 |
| カット中のみ非表示 | 普段は兜を被っているが、イベントシーンなどのカットシーン中だけ顔が見える。 |
| 常に非表示 | 兜を装備していても、画面上には一切表示されず常に顔が見える状態になる。 |
この細やかな設定分けは、プレイヤーのロールプレイの幅を大きく広げてくれます。 特に「戦闘中のみ表示」の設定は非常に優秀です。 非戦闘時はキャラクターの豊かな表情を楽しみつつ、戦闘が始まると自動的に兜を被るため、まるでアニメや映画の変身シーンのような演出を自ら楽しむことができます。 また、意図しないタイミングで敵に察知され戦闘状態に入った際、兜が表示されることで「戦闘が始まった」というシステム的なサインとしても機能するため、実用性も兼ね備えています。
今後のアプデで背中武器の非表示も予定
頭装備の非表示機能に続き、後日配信されるアップデートでは、キャラクターの背中に背負っている武器を非表示にする機能も追加予定であると発表されています。 これもまた、スクリーンショットの撮影や、スマートなキャラクターの外見を好むプレイヤーにとっては非常に嬉しいニュースです。 開発陣がプレイヤーの「見た目へのこだわり」という要望をしっかりと汲み取り、迅速に対応してくれている姿勢が伺えます。 開発スピードの速さを考えると、この背中武器の非表示機能も来週あたりには実装されるのではないかと予想しています。
入力方式の選択肢追加
アクションゲームにおいて、キャラクターの操作感はプレイの快適さを決定づける非常に重要な要素です。 今回のアップデートでは、ダッシュ移動に関するボタン入力方式に選択肢が設けられ、プレイヤーの好みに合わせて設定できるようになりました。
「基本」と「クラシック」の2つの入力スタイル
設定画面から、ダッシュの入力方式を「基本」と「クラシック」の2種類から選ぶことができます。
「基本」方式は、最近のアップデートで導入された新しい操作体系です。 ダッシュボタンを1回押し込むだけでキャラクターがずっと走り続け、さらに加速したい場合には定期的にボタンをタップするという方式です。 指の負担が少なく、長距離の移動を快適に行えるというメリットがあります。
一方、今回追加された「クラシック」方式は、ゲームがリリースされた当初の操作体系に戻す設定です。 ボタンを1回押すとゆっくりとした駆け足で移動を始め、ボタンを連打することでトップスピードのダッシュへと移行する方式です。 より直感的で、自分自身の指の動きとキャラクターの加速がリンクしているようなアナログ感を楽しむことができます。
プレイヤーの慣れに寄り添う調整
リリース当初からプレイしている私のようなプレイヤーにとっては、やはり「クラシック」方式の方が手に馴染んでおり、しっくりくる感覚があります。 操作体系の変更は、一度慣れてしまうとなかなか新しいものに適応するのが難しい部分でもあります。 開発側が新しい便利な操作方式を押し付けるのではなく、過去の操作感に慣れ親しんだプレイヤーのために元の方式を選択肢として残してくれたことは、非常に素晴らしい配慮だと感じます。 乗り物での移動時に関しても、同様に以前の入力形式と現在の形式を選択できるようになっていますので、自身のプレイしやすい設定を探してみてください。
馬の加速スキル修正と速度バランス
移動手段の要である馬に関しても、いくつかの重要な不具合修正とバランス調整が行われました。 馬の性能や操作感に直接関わる部分であるため、しっかりと確認しておきたい内容です。
連続瞬時加速スキルの不具合修正
馬が習得できるスキルの中に、「連続瞬時加速」というものがあります。 これは、馬がブーストをかけて一気に加速する「瞬時加速」スキルを発動している最中に、さらにもう一段階ブーストを重ね掛けできるという非常に強力な移動スキルです。 しかし、これまでのバージョンでは、このスキルを発動しても実際に効果が出ているのかどうかが体感的に非常に分かりづらく、機能していないのではないかという疑念がプレイヤー間で囁かれていました。
今回のパッチノートにて、この「連続瞬時加速スキルが正常に発動しない不具合」が公式に修正されたと発表されました。 先述した「集中カラス突進」による超高速移動が使用不可となった現在、馬の機動力は以前にも増して重要になっています。 この連続加速スキルが正常に機能するようになったことで、長距離移動のタイムは劇的に短縮されるはずです。 馬を育成し、スキルを解放するモチベーションがより一層高まりました。
走るボタン連打による速度の異常を修正
もう一つの馬に関する修正は、プレイヤーに有利に働いていた不具合の解消です。 これまでは、馬に乗って走るボタンを連打し続けると、馬自身の能力値(ステータス)に関係なく、どんな馬でもシステム上の最高速度で走れてしまうという現象が起きていました。
辺りらへんで捕まえたありふれた野生の馬と、苦労して手に入れた「伝説の馬」を乗り比べた際、最高速度に全く差を感じなかったプレイヤーも多かったのではないでしょうか。 実はこれが不具合であり、連打によって速度の上限が突破されてしまっていたのです。 今回の修正により、この連打による不当な速度アップが不可能になり、馬本来のステータスに応じた速度しか出なくなりました。
これにより、伝説の馬のような高ステータスを誇る騎乗生物の真の価値が発揮されることになります。 より速く移動したいのであれば、より良い馬を探し求め、育成しなければならないという、RPG本来の正しいゲームバランスに修正されたと言えます。
滑空とジャンプ入力の調整
フィールド探索における立体的な移動手段として欠かせない「滑空」と、アクションの基本である「ジャンプ」の操作感にも調整が入っています。
空中でのボタン長押しによる滑空の発動
滑空状態への移行タイミングが変更されました。 これまでは特定のタイミングでボタンを入力する必要がありましたが、今回のアップデートからは、空中でボタンを長押ししているだけで自動的に滑空状態へと移行するようになりました。 ジャンプボタンを押し、そのまま押しっぱなしにするだけで滑空の翼が開くというイメージです。
操作が簡略化され、滑空への移行ミスが減るという点では非常に嬉しい変更です。 しかし、一方で注意すべき点もあります。 以前のバージョンで、ボタンを長押しする感覚で2段ジャンプを繰り出していたプレイヤーにとっては、操作の感覚にズレが生じる可能性があります。 2段ジャンプを出そうとして長押しをしてしまうと、意図せず滑空が発動してしまい、飛距離や高度の調整に失敗するケースが考えられます。 1回目のジャンプの後に、以前よりも意識して早めにボタンを離し、再度入力するという感覚を指に覚え込ませる必要があります。 少し慣れが必要な変更点と言えるでしょう。
攻撃動作後のジャンプ入力の反応速度
パッチノートには「攻撃動作後にジャンプ入力を行った際の反応速度を改善した」と記載されています。 しかし、実際にプレイして体感してみると、これはプレイヤーにとって手放しで喜べる「改善」とは言い難い感覚があります。
戦闘中、攻撃モーションの硬直をキャンセルしてジャンプを繰り出したり、ジャンプからの強力な派生攻撃(チャージ版の回転斬りなど)を狙ったりする場面は多々あります。 今回のアップデート後、この攻撃からジャンプへの移行タイミングが、以前よりも少し遅く、重たくなったように感じられるのです。 開発としては、モーションの繋がりをより自然にするための意図的な遅延(調整)なのかもしれませんが、アクションのレスポンスやテンポを重視するプレイヤーにとっては、いわゆる「改悪」だと感じてしまう部分があるかもしれません。 コンボの組み立て方や、敵の攻撃をジャンプで回避する際のタイミングなど、戦闘における立ち回りの微調整が求められます。
UIの改善とセーブロード画面
システムの根幹に関わる部分だけでなく、日常的なプレイで何度も目にするUI(ユーザーインターフェース)周りにも、利便性を高めるための細かな改修が施されています。
ショップ売却画面のソート機能
拠点にあるショップでアイテムを売却する際の画面レイアウトが変更されました。 これまでは、売却可能なアイテムと不可能なアイテム(装備中のものやロックをかけているものなど)が混在して表示されており、不要なものを探して売るのに少し手間がかかっていました。
今回の改善により、プレイヤーが「売却できないアイテム」はリストの下の方へ自動的に追い込まれ、「売却できるアイテム」が画面の上部に優先して表示されるようになりました。 これにより、売却作業が非常にスムーズになり、誤って大切なアイテムを売ってしまうリスクも軽減されました。 地味な変更ではありますが、こういった細かなストレスの蓄積を解消してくれるアップデートは高く評価できます。
セーブとロードの枠の分離
メインメニューにおける「セーブ」と「ロード」の項目が、これまでの1つの枠から2つの独立した枠に分割されました。 以前のバージョンでは、セーブもロードも同じメニュー項目の中にまとめられており、長押し操作などで使い分ける仕様になっていました。
一見すると、項目が分かれたことで分かりやすくなったように思えます。 しかし、以前の「1つの枠にまとまっている状態」にすっかり慣れてしまっていたプレイヤーにとっては、少し煩わしさを感じる変更かもしれません。 例えば、ロードをしたい場合、以前と同じように長押しの操作が必要な点は変わっていないのに、わざわざカーソルを「ロード」の枠まで移動させなければならないという一手間が増えてしまったからです。
一方で、この変更には明確なメリットもあります。 それは「セーブとロードの押し間違いによる悲劇」を防ぐことができるという点です。 以前の仕様では、セーブデータを上書きしようとした際、誤った操作でロードを実行してしまい、直前のプレイデータが巻き戻ってしまうという事故が少なからず発生していました。 項目が明確に分離されたことで、このような取り返しのつかない操作ミスを物理的に防ぐことができるようになりました。 総合的に見れば、多くのプレイヤーにとって安全で喜ばしい変更だと言えるでしょう。
進行不可バグの修正状況
オープンワールドのような複雑なシステムを持つゲームにおいて、クエストの進行が不可能になってしまうバグは致命的です。 今回のパッチでも、複数の重大な進行不可バグが修正されています。
具体的には、以下の3つのケースにおいて修正が行われました。
- チャプター6の特定状況下でのバグ: セーブデータをロードした直後にボスキャラクターを撃破すると、その後のクエスト進行フラグが立たなくなり、ゲームが詰んでしまうという不具合が修正されました。
- 噂クエストのアイテム売却バグ: 「クエストにまみれた噂」という進行において、該当するイベントが発生する前に、関連する重要アイテムを誤ってショップに売却してしまうと、それ以降の進行が不可能になるという不具合が修正されました。
- チャプター11のキーアイテム消失バグ: チャプター11で必要となる「差し込む鍵」というアイテムが、突然インベントリ(持ち物)から消滅してしまい、関連するクエストを進められなくなるという不具合が修正されました。
また、PC版においては、一部のクエスト進行に必須となるNPC(ノンプレイヤーキャラクター)が画面上に表示されず、話しかけることができないという深刻な不具合も修正されています。 これらのバグは、発生してしまうとプレイヤーの進行を完全に阻害してしまう非常に厄介なものでした。 発売直後の膨大なデータが交錯する中で、これらの致命的なバグを迅速に特定し、わずか数日で修正パッチを配信した開発陣の対応スピードとデバッグ能力は、大いに賞賛されるべきでしょう。
グラフィックとパフォーマンスの向上
最後に、ゲームのビジュアル面や動作の安定性に関するアップデート内容を解説します。 様々なプラットフォームで展開されている本作ですが、それぞれの環境に合わせた最適化が進められています。
FSRスケール品質とフレーム生成の改善
PC、PlayStation 5、Xboxの全プラットフォームにおいて、「FSR(FidelityFX Super Resolution)」のスケール品質が改善されたと発表されています。 FSRは、ゲームの解像度を維持しつつ、システムへの負荷を軽減してフレームレートを向上させるためのアップスケーリング技術です。
正直なところ、すでに高画質な環境(例えばFSR 4.1を適用したPC環境など)でプレイしている場合、今回の改善による劇的な画質の変化を肉眼で明確に判別するのは難しいかもしれません。 新旧の画面を横に並べて精密に比較すれば違いが分かるレベルの、微細なチューニングだと考えられます。 ただし、PS5やXboxといったコンソール機においては、この最適化によるパフォーマンスの向上がより顕著に現れ、より滑らかなゲームプレイを体験できる可能性があります。
また、FSRの「フレーム生成」機能に関しても改善が行われました。 フレーム生成は、AI技術を用いて人工的なフレーム(コマ)を間に挿入することで、映像をより滑らかに見せる技術です。 以前のバージョンでは、このフレーム生成をオンにすると、コントローラーの入力からキャラクターが動くまでにわずかな遅延(ラグ)を感じることがありました。 今回のアップデートでこのラグ感は若干緩和された印象を受けますが、カメラを素早く動かした際などに映像がカクついて見える現象(アーティファクト)が依然として発生しやすい状況です。 アクションの正確な入力タイミングが求められる本作においては、個人的にはフレーム生成機能はまだオフにしてプレイする方が安定していると感じています。
PS5 ProにおけるPSSR 2.0の強化
もしあなたが「PlayStation 5 Pro」を所有しているのであれば、今回のアップデートは非常に大きな恩恵をもたらします。 PS5 Pro専用の強力なアップスケーリング技術である「PSSR 2.0(PlayStation Spectral Super Resolution)」に、さらなる強化が施されたからです。
パッチノートによると、PSSR 2.0に新しいシャープネス機能が適用され、画面全体のディテールや質感が改善されました。 さらに、「品質モード」を選択した際のグラフィック設定において、「PSSR 2.0 AA(アンチエイリアシング)」が適用されるようになりました。
この「PSSR 2.0 AA」の導入は非常に重要です。 アンチエイリアシングとは、ゲーム内の3Dモデルの輪郭に発生するギザギザ(ジャギー)を滑らかにする処理のことです。 公式の説明によれば、この技術は「適切なパフォーマンス負荷で、ネイティブレンダリング(ゲーム機本来の処理能力で描画すること)を上回る高い品質を提供する」とされています。 つまり、PS5 Proのハードウェアパワーを極限まで引き出し、これまで以上の超高画質と滑らかな輪郭表現を、フレームレートを落とすことなく実現できるようになったということです。 PS5 Proユーザーは、まさに最高峰のビジュアル体験を堪能できる環境が整ったと言えるでしょう。
まとめ
今回のVer.1.02アップデートは、紅の砂漠のプレイ環境を劇的に改善する、非常に優秀なパッチでした。 最大のトピックである「走りながらのファストトラベル」は、広大なオープンワールド探索におけるテンポの悪さを一掃し、ストレスフリーな冒険を実現してくれました。 これだけでも、本作の評価を一段階押し上げるほどの良調整です。
さらに、最大1000枠まで拡張可能になった保管庫や、プレイヤーのロールプレイの幅を広げる頭装備の非表示設定、そして操作感の選択肢を増やす入力方式の追加など、プレイヤーの痒い所に手が届く細やかな配慮が随所に見られます。
一部の強力な裏技テクニックが修正されたり、セーブデータのクラッシュ問題などまだ完全に解決されていない課題も残されていますが、開発陣がプレイヤーのフィードバックを真摯に受け止め、驚異的なスピードで改善を続けている姿勢は非常に好感が持てます。 今後のアップデートで実装が予定されている「馬に乗りながらのファストトラベル」や「背中武器の非表示」など、さらなる進化への期待感も高まるばかりです。
ゲームの環境は日々より良いものへと変化しています。 まだ紅の砂漠の世界に足を踏み入れていない方や、序盤の移動の不便さで少しプレイを休止していた方も、この「神アプデ」を機に、再びパイウェル大陸での壮大な冒険を始めてみてはいかがでしょうか。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























