編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2026年4月17日発売の「プラグマタ」における強敵「ルナディガー」の倒し方が気になっていると思います。 発売直後から圧倒的な突破力と手数の多さで、多くのプレイヤーの進行を阻む巨大な壁となっていますね。
私も初見プレイ時は幾度となくゲームオーバーを繰り返し、そのたびに行動パターンを徹底的に分析しました。 本レビューでは、私の実体験に基づく、確実な撃破手順と立ち回りのコツを余すところなくお伝えします。
この記事を読み終える頃には、ルナディガー戦に勝てないという深い悩みが解決しているはずです。
- 装甲破壊と弱点露出時の集中攻撃
- 小型エネミー出現時のダイアナ連携
- ロケット攻撃に対するステップ回避
- 装備モジュールの機動力特化への変更
それでは解説していきます。
プラグマタの難所「ルナディガー戦」で勝てない原因を徹底分析
ルナディガー(Mr.W)の圧倒的な攻撃力と行動パターン
ルナディガーは、月面の地下施設に巣食う巨大なワーム型の採掘兵器として立ちはだかる強敵です。 作中で主人公たちから「Mr.W」と皮肉交じりに呼ばれるこのボスは、地中からの奇襲を最も得意としています。
初見のプレイヤーが勝てない最大の理由は、その変則的で読みづらい行動パターンにあります。 突然足元の地面が隆起し、飛び出してくる突進攻撃は、直撃すると一撃で体力の半分以上を持っていかれるほどの威力です。
さらに、その巨体に似合わず非常に素早い動きで戦闘エリア全体を動き回るため、カメラワークがなかなか追いつきません。 敵の動きを常に画面内に捉え続けるだけでも、かなりのプレイヤースキルと操作への慣れが要求されるのです。
まずは、敵が地中に潜った際に発生する土煙の動きに、常に視線を向ける癖をつけましょう。 出現位置をあらかじめ予測することが、被弾を減らし生存率を飛躍的に上げるための第一歩となります。
弱点(ターゲットスポット)を見逃してしまう視点移動のミス
このボス戦において、ただ闇雲に銃を撃ち続けても貴重な弾薬を無駄に消費してしまうだけです。 ルナディガーの全身には強固な特殊装甲が施されており、通常の射撃ではほとんどダメージを通すことができません。
勝てないプレイヤーのプレイ状況を観察していると、弱点が露出した決定的瞬間を見逃しているケースが非常に多いです。 一定のダメージを与えるか、特定の突進モーションの直後、装甲の一部がスライドして開き、弱点が完全に「Wide open」の状態になります。
この赤く発光するターゲットスポットを的確に撃ち抜くことこそが、攻略における絶対の必須条件となります。 しかし、敵の激しい猛攻をステップで避けながら、瞬時に弱点へエイムを合わせるのは、口で言うほど簡単なことではありません。
事前のオプション設定でエイムアシスト機能を強めに設定し、カメラの旋回感度を自分に合った数値に微調整しておきましょう。 視点移動に伴うストレスを極限まで減らすことが、弱点への確実な集中攻撃に直結します。
小型エネミー(little ones)の処理を怠るリスクと被弾の連鎖
ルナディガー戦をさらに難しくしている要因が、戦闘の中盤から無数に出現する小型エネミーたちの存在です。 ボス本体の体力を一定まで削ると、「Oh boy, we got little ones(なんてこった、小さいのが湧いてきたぞ)」というセリフと共に増援が投下されます。
この小型エネミーは単体の攻撃力こそ低いものの、プレイヤーの周囲を素早く飛び回り、執拗に射撃の邪魔をしてきます。 放置していると四方八方から削りダメージを受け続け、気づけば回復アイテムが底を尽きているという事態に陥ります。
勝てないプレイヤーは、ボス本体への攻撃に固執するあまり、この小型エネミーの処理を後回しにしてしまう傾向があります。 周囲を囲まれると回避行動のスペースも奪われ、結果的にボスの強力な大技を避けきれずに被弾する悪循環が生まれます。
増援が出現した際は、一旦ボスへの攻撃を中断してでも、小型エネミーの殲滅を最優先に行動するよう意識を切り替えてください。
ダイアナのハッキング指示出しの遅れによる戦線崩壊
本作の最大の特徴である、相棒「ダイアナ」との連携アクションを使いこなせているかどうかが、勝敗を分ける大きな鍵となります。 先述した小型エネミーの群れに対して、プレイヤー単独の銃撃だけで全てを処理しようとするのは非効率的であり、弾薬も足りなくなります。
ここで活躍するのが、ダイアナの「Let me try hacking them(ハッキングを試させて)」という提案から始まる特殊サポート能力です。 プレイヤーが的確なタイミングで指示を出すことで、ダイアナが広範囲の敵を一時的に機能停止させ、一網打尽にするチャンスを作り出してくれます。
しかし、戦闘の焦りからこのハッキングの指示出しが遅れると、敵の数が処理能力を上回り、一気に戦線が崩壊してしまいます。 画面の端に表示されるダイアナのスキルアイコンのクールタイムを常に把握し、使用可能になった瞬間に発動できるよう準備しておきましょう。
ダイアナとの連携をスムーズに行うためには、ボタン配置を自分が押しやすいようにカスタマイズしておくことも強くおすすめします。
H4 指示出しのタイミングを身体で覚える
ハッキングの指示は、ただ早ければ良いというものでもありません。 敵がある程度密集したタイミングを見計らって発動させることで、その効果を最大限に引き出すことができます。
何度も挑戦を繰り返し、どのタイミングで増援がどの位置に湧くのか、体感としてリズムを覚えることが重要です。
ボス「ルナディガー」を確実に撃破するための具体的な対処法
第1形態:装甲破壊と弱点露出のタイミングを逃さない
戦闘開始直後の第1形態では、まずルナディガーの機動力を削ぐために、特定の部位を狙い撃つ必要があります。 ボスの側面には「detachable box」と呼ばれる着脱式の装甲ユニットが付いており、これを破壊することが最初の目標となります。
この装甲は比較的攻撃が通りやすいため、ショットガンなどの近距離で高火力を出せる武器を使って一気に破壊を試みましょう。 装甲を破壊すると、ボスは一時的にバランスを崩してダウン状態となり、最大の攻撃チャンスが訪れます。
この「Wide open」となった瞬間に、温存しておいた高火力の重火器やグレネードを惜しみなく叩き込みます。 ここでどれだけ効率よくダメージを稼げるかが、その後の長期戦を有利に進められるかどうかの分水嶺となります。
ダウンから復帰する際の振り払い攻撃にも判定があるため、欲張りすぎず、敵が動き出す直前には安全な距離まで後退してください。
第2形態:小型エネミー増援時のダイアナとの連携ハッキング
体力を約三分の一削ると、ボスは雄叫びを上げ、周囲の地形を破壊しながら第2形態へと移行します。 ここからが本番であり、先ほど解説した大量の小型エネミーが波状攻撃を仕掛けてくるようになります。
ここで絶対に焦ってはいけません。 まずは落ち着いて周囲を見渡し、ダイアナのハッキングスキルの発動準備を整えます。
ハッキングが成功し、小型エネミーが空中で静止した瞬間を狙って、範囲攻撃が可能なランチャーやアサルトライフルで一掃しましょう。 この処理をいかにスムーズに行えるかが、無駄なダメージを抑え、後半戦に向けて回復アイテムを温存するコツです。
小型エネミーを全滅させると、ボスは再びプレイヤーにターゲットを絞り、強烈な突進攻撃を再開してきます。
第3形態:ロケット攻撃の回避とカウンターの極意
体力が残りわずかになると、ルナディガーは最終形態とも言える凶暴なモードに突入します。 「You can rock it now, too」という通信が入ると同時に、背部のハッチが開き、追尾性能を持つロケット弾の雨を降らせてきます。
このロケット攻撃は通常の移動では振り切ることができず、着弾のタイミングに合わせたジャスト回避が必須となります。 赤いレーザーサイトでロックオンされたら、慌てずに引きつけ、ロケットが迫る直前で左右へのステップを踏んでください。
連続で発射されるため、スタミナゲージの残量には常に気を配り、無駄な回避行動は極力避けるようにしましょう。 ロケット攻撃の直後は必ず大きな隙が生まれるため、そこが最後の弱点集中攻撃のチャンスとなります。
必殺技「オーバードライブ」の発動タイミングと決着
本作の戦闘における切り札である「オーバードライブ」は、ゲージが溜まってもすぐに使わず、絶好の機会まで温存しておくのが鉄則です。 ルナディガー戦において最も効果的な発動タイミングは、第3形態のロケット攻撃を凌ぎ切り、敵が息切れを起こした直後です。
オーバードライブを発動すると、プレイヤーの攻撃力が飛躍的に上昇し、弾薬の消費も一時的に無効化されます。 この数十秒間の間に、持てるすべての火力を弱点であるターゲットスポットに叩き込み、一気にトドメを刺しましょう。
もしここで倒しきれなかった場合、敵の狂暴化はさらに激しさを増し、手がつけられない状態になってしまいます。 「ここぞ」というタイミングを見極めるプレイヤーの冷静な判断力が、最終的な勝利を掴み取るのです。
H4 オーバードライブ中の視界不良に注意
オーバードライブ発動中は、画面全体に特殊なエフェクトがかかり、敵の予備動作が見えにくくなるというデメリットも存在します。 攻撃に夢中になりすぎて、敵の反撃となる振り払いモーションを見落とさないよう、常に警戒心を持ち続けてください。
ルナディガー戦におすすめの武器と装備カスタマイズ
装甲破壊に特化したメインウェポンの選び方
ルナディガーの分厚い装甲をいち早く引き剥がすためには、単発の威力が高い武器の選択が不可欠です。 私のおすすめは、至近距離での破壊力に優れた「ヘビーショットガン」をメインウェポンに据える構成です。
敵の突進をギリギリで回避した後、側面に回り込んでショットガンを全弾撃ち込むというヒット&アウェイ戦法が非常に有効です。 ただし、リロード時間が長いため、装弾数を拡張するマガジンパーツを事前にクラフトして装着しておくことを忘れないでください。
中距離からチクチクとダメージを与える戦法では、戦闘が長引き、結果的にジリ貧になって負ける確率が高まります。 勇気を持って懐に飛び込み、確実なダメージを与えていく攻撃的なプレイスタイルが求められます。
機動力を高めるスーツモジュールの組み合わせ
敵の激しい攻撃を避け続けるためには、プレイヤーが着用する特殊スーツのモジュール構成も重要になります。 防御力を上げる重装甲モジュールよりも、回避の無敵時間を僅かに延ばし、スタミナ回復速度を上げる軽量化モジュールを推奨します。
ルナディガーの攻撃は、どれだけ防御力を高めても数発で致命傷になるため、そもそも「当たらないこと」を前提にビルドを組むべきです。 ステップの飛距離を伸ばす「スラスター強化モジュール」を装備すれば、ロケット攻撃の範囲外へ逃れるのが格段に楽になります。
自分の回避スキルに自信がないうちは、多少の攻撃力を犠牲にしてでも、機動力と生存能力に特化したカスタマイズを試してみてください。 何度も挑戦するうちに、敵の攻撃リズムと自分の回避のタイミングが完璧にシンクロする瞬間が必ず訪れます。
ダイアナのハッキング能力を強化するアタッチメント
相棒であるダイアナの装備も、プレイヤー自身の装備と同等かそれ以上に気を使う必要があります。 ショップや探索で入手できるダイアナ専用のアタッチメントの中には、ハッキングの有効範囲を広げるものや、クールタイムを短縮するものがあります。
ルナディガー戦においては、この「クールタイム短縮アタッチメント」が文字通り命綱となります。 小型エネミーの出現頻度が高いため、いかに早く次のハッキング準備を整えられるかが、戦局を大きく左右するからです。
貴重なクレジットを消費してでも、ボス戦に挑む前にダイアナのシステムを最新のバージョンにアップデートしておきましょう。 プレイヤーとダイアナは一心同体であり、彼女の能力を引き出すことが、過酷な世界を生き抜くための絶対条件です。
回復アイテムとバフアイテムの最適解と持ち込み計画
ボスエリアに進入する前のアイテムの準備段階で、すでに勝負の半分は決まっていると言っても過言ではありません。 体力を瞬時に全回復する「医療キット」は当然として、一時的に防御力やスタミナ上限を引き上げるバフアイテムも限界まで持ち込みましょう。
特に、スタミナの消費を一定時間抑える「アドレナリン注射」は、回避を連続で行う第3形態において非常に役立ちます。 アイテムの使用モーション中も敵は容赦なく攻撃してくるため、岩陰などの安全な場所を確保してから使用する冷静さが求められます。
勝てない時は、一度探索エリアに戻り、素材を集めてアイテムを限界までクラフトしてから再挑戦する勇気も必要です。
H4 クイックスロットへの登録を忘れずに
激しい戦闘中にインベントリを開いてアイテムを探している暇は一切ありません。 頻繁に使用する回復アイテムやバフアイテムは、必ずコントローラーの十字キーで即座に呼び出せるクイックスロットに登録しておいてください。
プラグマタ序盤〜中盤の強敵に共通する攻略のコツ
敵の攻撃モーションを見極める「観察眼」の養い方
ルナディガーに限らず、本作に登場する強力なボスキャラクターたちは、必ず強力な攻撃の前に特有の予備動作を見せます。 肩を引く、特定の鳴き声を上げる、あるいは武器が発光するなど、そのサインは様々です。
ゲームオーバーを恐れてただ逃げ回るのではなく、最初の数回は「敵の動きを観察するためだけの捨て試合」と割り切るのも一つの手です。 敵のモーションをじっくりと観察し、どのタイミングで回避ボタンを押せば被弾しないのか、その法則性を自分の中で言語化してみましょう。
この「観察眼」を養うことこそが、アクションゲームにおいて最も普遍的であり、最も強力なプレイスキルとなります。 一度見切ってしまえば、あれほど恐ろしかったボスの攻撃も、スローモーションのように見えてくるはずです。
弾薬とリソースの徹底した管理術と節約テクニック
プラグマタの世界では、常に物資が不足しており、弾薬の無駄遣いは文字通り死に直結します。 フィールドを探索する際は、壊せる木箱やロッカーをくまなく調べ、少しでも多くのリソースを回収する癖をつけてください。
戦闘においても、確実に当たる距離まで近づいてから引き金を引く、弱点以外には極力弾を撃ち込まないといった節約術が必須です。 また、近接攻撃で倒せる弱い敵に対しては銃火器を使わず、スタミナを消費する格闘攻撃で処理するなどのメリハリも重要になります。
インベントリの空き容量と相談しながら、今本当に必要なアイテムは何かを取捨選択するサバイバル能力がプレイヤーに問われています。 弾薬が尽きてナイフ一本でボスから逃げ回るという絶望的な状況を避けるためにも、日頃からのリソース管理を徹底しましょう。
環境ギミックを利用した有利な立ち位置の確保
広大な戦闘エリアには、プレイヤーを助けてくれる様々な環境ギミックが隠されていることが多くあります。 例えば、ルナディガー戦のエリア内にある赤いドラム缶は、銃で撃つと大爆発を起こし、周囲の敵に甚大なダメージを与えます。
ボスを上手くドラム缶の近くまで誘導し、タイミングよく起爆させることで、弾薬を節約しつつ大ダメージを狙うことができます。 また、巨大な岩石や破壊されない柱の後ろに隠れることで、敵の突進やロケット攻撃をやり過ごす「盾」として利用することも可能です。
常に自分の周囲の地形を把握し、「どこに逃げれば安全か」「何を利用すれば有利になるか」を空間的に思考しながら立ち回ってください。 アクションの腕前だけでなく、環境を利用する知略もまた、本作の戦闘の醍醐味の一つと言えます。
諦めずに何度も挑戦するマインドセットの構築
身も蓋もない言い方になってしまいますが、最終的にボスを倒せるかどうかは「諦めない心」にかかっています。 高難易度アクションゲームにおいて、何度も死んでリトライを繰り返すのは、開発者が意図した正常なプレイングの一部です。
「また負けた」と落ち込むのではなく、「次はあの攻撃を避けてみよう」「武器を変えてみよう」と、失敗を次に活かす分析を楽しんでください。 数え切れないほどの敗北の末に、ついに強敵を打ち倒した瞬間の脳汁が出るような達成感は、他のジャンルでは絶対に味わえない極上の体験です。
休憩を挟んで頭を冷やすことも大切です。 冷静な判断力を保ち、少しずつボスの体力を削り切るその日まで、コントローラーを握り続けてください。
H4 プレイ動画の録画と自己分析
現在のコンソール機には、直前のプレイを録画する機能が標準で備わっています。 自分がなぜ被弾したのか、どうして死んでしまったのかが分からない時は、録画した動画を見直して自己分析を行うのが非常に効果的です。 客観的に自分のプレイを見ることで、戦闘中には気づけなかった癖やミスが明確に浮かび上がってきます。
ルナディガー撃破後のストーリー展開と考察(ネタバレ注意)
エドのメインフレーム(Ed’s main frame)への到達と新たな謎
死闘の末にルナディガーを退けると、物語は急展開を迎えます。 「Ed’s main frame’s close(エドのメインフレームが近いぞ)」というセリフの通り、ついに主人公たちは目的の深部施設へと足を踏み入れます。
しかし、そこは「Unregistered guests, this is your final warning(未登録のゲストへ、これが最後の警告だ)」と冷酷なアナウンスが響く、厳重なセキュリティに守られた空間でした。 無残な死体が転がる異常な光景が広がり、これまでプレイヤーが信じてきた正義や任務の目的が大きく揺らぎ始めます。
黒い物質に侵食された遺体を見た主人公の「What the hell?(なんてこった?)」という呟きは、我々プレイヤーの率直な疑問を代弁しています。 この施設で過去に何が起きたのか、エドという存在の真の目的は何なのか、新たな謎が次々と提示される濃密なシークエンスです。
ヒュー・ウィリアムズの真意と裏切りの伏線
さらに衝撃的なのが、これまで通信越しに支援してくれていた重要人物、ヒュー・ウィリアムズの裏切りです。 「Hugh Williams? You’ve completely ruined her.(ヒュー・ウィリアムズ? お前は彼女を完全に壊してしまった)」という怒りの言葉が交わされます。
彼は「I truly needed your assistance(本当に君の助けが必要だったんだ)」と嘯きながらも、地球全体を巻き込む恐ろしい計画を打ち明けます。 序盤から散りばめられていた不穏な伏線が一気に回収され、彼がなぜ主人公たちをこの危険な施設へと誘導したのか、その真意が明らかになります。
信じていた仲間の裏切りという王道の展開でありながら、その動機と背景にある狂気は、SFスリラーとしての本作の魅力を一段と引き上げています。 プレイヤーは、彼を止めるためにさらなる過酷な戦いへと身を投じる決意を固めることになるのです。
デッドフィラメント(dead filament)の脅威と地球環境への影響
ヒューの真の目的は、「デッドフィラメント」と呼ばれる謎の浸食物質を地球全土に拡散させることでした。 システム音声が「Resuming transfer of dead filament to the central port(デッドフィラメントの中央ポートへの転送を再開します)」と無機質に告げるシーンは、絶望感に満ちています。
ルナディガーが守っていたのは、単なる採掘施設ではなく、この恐ろしい物質を培養・転送するための巨大なプラントだったのです。 このデッドフィラメントがどのような原理で生命を脅かすのか、具体的な設定は今後のプレイで徐々に明らかになっていくことでしょう。
単なるアクションゲームの枠を超え、環境破壊やテクノロジーの暴走といった現代的なテーマを内包している点も、本作が高く評価される理由です。 荒廃した月面と、青く美しい地球の対比が、プレイヤーに強いメッセージ性を投げかけてきます。
ダイアナが覚醒するシーンの演出と戦闘システムの拡張
絶望的な状況の中、希望の光となるのがダイアナの覚醒シーンです。 「Initiating command code E990. Administrative privileges to 8 restored.(コマンドコードE990起動。管理権限レベル8を復旧)」というシステム干渉により、彼女は本来の力を取り戻します。
「Diana, you got this(ダイアナ、君ならできる)」という主人公の呼びかけに応え、彼女が強大なシステムに立ち向かう姿は、序盤の非力な少女からの大きな成長を感じさせます。 このイベントを境に、ダイアナのサポートスキルが大幅に拡張され、戦闘における戦術の幅が劇的に広がります。
これまで防戦一方だった強敵に対しても、ダイアナの新たな力を駆使することで、よりアグレッシブに攻め込むことができるようになるのです。 ストーリーの展開とゲームシステムの解放が見事にリンクしており、プレイヤーに「もっと先を見たい、もっと強くなりたい」と思わせる見事な構成です。
H4 今後のボス戦に向けた新たな課題と育成の方向性
ルナディガー戦は、あくまで本作の序章に過ぎません。 ダイアナの力が解放されたことで、今後はハッキング能力を前提とした、さらに複雑で凶悪なギミックを持つボスが待ち受けていることが予想されます。 これまでの物理的な火力だけでなく、電子戦や搦め手を絡めた高度な連携が求められるようになるでしょう。
他の注目SFアクションゲームとの仕様・システム比較
本作「プラグマタ」の戦闘システムを、同ジャンルの他の人気タイトルと比較することで、その独自性をより深く理解することができます。 勝てないと感じた時は、別のゲームのセオリーを引きずっていないか確認してみるのも良いでしょう。
パリィシステムと回避システムの比較検証
以下は、近年の代表的なSFアクションゲームにおける、防御・回避システムの特徴を比較した表です。
| タイトル | 回避の無敵フレーム | パリィ判定のシビアさ | 相棒との連携要素 | ボス戦の主な攻略法 |
|---|---|---|---|---|
| プラグマタ | 非常に短い | 判定はやや緩め | 必須(ハッキング等) | ギミック理解と連携 |
| タイトルA | 長め(避けやすい) | 非常にシビア(玄人向け) | なし(単独行動) | フレーム回避からの反撃 |
| タイトルB | 標準的 | 標準的 | 攻撃補助のみ(オート) | 装備の強化によるゴリ押し |
| タイトルC | なし(防御主体) | 連続入力が必要 | 一部イベントのみ | パターン暗記と防御 |
この表から分かる通り、プラグマタは回避行動による無敵時間が非常に短く設定されています。 つまり、敵の攻撃を「すり抜ける」のではなく、完全に「範囲外へ逃れる」ための位置取りが重要視されているのです。
一方で、ダイアナという相棒との連携要素が極めて濃密であり、アクションスキルだけでなく、戦況を俯瞰して相棒に的確な指示を出すシミュレーション的な思考も求められます。 この「アクション」と「指揮」の融合こそが、プラグマタの戦闘を唯一無二の体験に昇華させている最大の要因です。
探索要素と戦闘バランスの評価
本作は一本道のアクションゲームではなく、広大な月面施設を探索してルートを切り開いていくメトロイドヴァニア的な要素も持ち合わせています。 ルナディガーのような強大なボスに行き詰まった際、別のエリアを探索して強力な隠し武器や強化素材を見つけ出し、自軍の戦力を底上げしてから再戦を挑むというアプローチが可能です。
この「壁にぶつかったら別の道を模索できる」という自由度の高さが、高難易度でありながらプレイヤーのモチベーションを維持させる絶妙なバランスを生み出しています。 戦闘に疲れたら、重力の軽い月面をただ歩き回り、緻密に描かれた背景のグラフィックを堪能するのも良いリフレッシュになるでしょう。
ルナディガー戦から読み取れる開発陣のこだわり
ルナディガーの金属装甲が削れ、火花を散らしながら徐々に機能不全に陥っていく過程の描写は、まさに次世代機ならではの圧倒的なリアリティを誇っています。 効果音一つをとっても、地中を這う鈍い地響き、金属が軋む悲鳴、ロケットが空気を切り裂く風切り音など、プレイヤーの恐怖心を煽るサウンドデザインが徹底されています。
ただ難しいだけでなく、「この強大な敵に打ち勝ちたい」と思わせるだけの魅力と説得力が、このボスキャラクターには詰め込まれているのです。 開発陣がどれほどの熱量を持ってこの一つの戦闘シーンを組み上げたのか、プレイするたびにその執念すら感じることができます。
まとめ
ルナディガー戦攻略の総括
ここまで非常に長い解説にお付き合いいただき、ありがとうございました。 ルナディガー戦は、確かに本作における最初の大きな挫折ポイントになり得る難関です。
しかし、装甲の破壊手順を理解し、ダイアナとのハッキング連携を焦らずにこなし、適切な回避とモジュール強化を行えば、必ず道は開けます。 闇雲に突撃するのではなく、失敗から学び、戦術をアップデートしていく知的なアプローチを忘れないでください。
この強敵を乗り越えた先には、衝撃的なストーリー展開と、さらに奥深い戦闘体験があなたを待っています。 諦めずにコントローラーを握り直し、ぜひご自身の手で勝利の快感を味わってください。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。 慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームの徹底的なやり込みとデータ検証を得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。 休日はもっぱら愛猫と一緒に、新作タイトルのレビュー執筆に追われている。
























