編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、リメイク版『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』に登場する新たな士官キャラクターや、追加ストーリーの注目ポイントが気になっていると思います。 名作のフルリメイクにあたり、どのような新要素が追加されたのか、そしてオリジナル版からどう変化したのかは非常に重要なポイントですよね。
この記事を読み終える頃には、新たに追加された魅力的な士官キャラクターの性能や、注目すべき限定ストーリークエストに関する疑問がスッキリ解決しているはずです。
- 3人の新たな士官キャラクターの追加と専用ストーリーの収録
- 士官を仲間にすることで解放される特殊能力と船のアップグレード
- フルリメイクにより劇的に進化したグラフィックと快適なゲームシステム
- 尾行ミッションの改善やステルス機能の強化によるストレスフリーな冒険
それでは解説していきます。
ブラックフラッグREで追加される新たな士官キャラクターと専用ストーリー
本作の最も大きな追加コンテンツであり、ペルソナの皆さんが最も注目しているのが「将校(士官)」と呼ばれる新たなキャラクターたちです。 オリジナル版では船のアップグレードや船員の補充は比較的シンプルなシステムでしたが、今作では独自のストーリーを持つ特別な仲間を船に迎え入れることができます。
仲間に加えるためには、それぞれに用意された専用のストーリークエストをクリアする必要があります。 ただ能力が上がるだけではなく、彼らの生い立ちや葛藤に触れることができるため、物語としての深みも格段に向上しています。
ブラックフラッグREの新士官:ルーシー・ボールドウィンの素顔と専用ストーリー
ルーシー・ボールドウィンは、洗練された知性と鋭い判断力を併せ持つ女性士官です。 彼女はかつて特権階級に属していましたが、ある事件をきっかけにカリブ海の荒波に身を投じることになります。
彼女のストーリークエストでは、ハバナの煌びやかな街並みの裏に潜む陰謀を暴いていくことになります。 彼女が抱える復讐劇と、エドワードの海賊としての野望が交差するスリリングなドラマが展開されます。
ルーシーを仲間にするストーリークエストの攻略アプローチ
彼女のクエストでは、都市部における静かな隠密行動が求められます。 ハバナの厳重な警戒エリアに潜入し、ターゲットに気付かれずに情報を集めることが攻略の鍵です。
見つかったとしても即座にシンクロ解除(ゲームオーバー)にはなりませんが、ルートを事前に把握しておくことがスムーズなクリアに繋がります。 周囲の群衆に紛れるアサシンらしいステルス技術を存分に活用して、彼女の信頼を勝ち取りましょう。
彼女の人物像と船内での役割への期待
ルーシーは非常に冷静沈着であり、航海中のジャックドー号に的確なアドバイスをもたらしてくれます。 また、先行プレイでも話題になっていたように、彼女は大の猫好きであるという可愛らしい一面を持っています。
彼女をクルーに加えることで、船内でのステルス索敵能力が向上します。 敵船に気付かれずに有利なポジションへ回り込むための強力なサポート役となってくれるでしょう。
ブラックフラッグREの新士官:ザ・パドレの謎に満ちた過去と個別クエスト
「ザ・パドレ(神父)」と呼ばれるこのキャラクターは、カリブ海の荒ぶる海賊たちとは対極に位置する聖職者です。 しかし、その穏やかな見た目の裏には、暗い過去と過酷な経験が隠されています。
なぜ神父である彼が、エドワードのような海賊の船に乗り込むことを選んだのか。 その理由を紐解く個別クエストは、本作の中でも特にエモーショナルなストーリーラインとなっています。
ザ・パドレが海賊船に乗るまでの葛藤と物語
彼のクエストは、信仰と生存の狭間で揺れる人々のドラマを描き出しています。 植民地政府の不条理な弾圧から人々を守るため、彼は自らの手を汚す覚悟を決めます。
プレイヤーはエドワードとして彼を助け、戦闘を通じて彼との信頼関係を築き上げていくことになります。 戦闘と対話のバランスが美しく、ストーリー重視のプレイヤーにはたまらないクエストです。
彼の能力がもたらす船員の戦闘力向上効果
ザ・パドレがジャックドー号の士官として配置されると、クルー全体の戦闘意識が大きく向上します。 彼の言葉は荒くれ者の海賊たちを鼓舞し、白兵戦時における防御力や回復力が強化される仕様です。
特に敵の大型船に乗り込んで白兵戦を行う際、彼の存在は非常に心強いものとなります。 乱戦になりがちな乗り込み戦闘を、より安全にクリアするための必須士官と言えます。
ブラックフラッグREの新士官:デッドマン・スミスの能力と獲得ミッション
「デッドマン(死人)」という不吉な異名を持つスミスは、卓越した火器の技術を持つ凄腕の砲手です。 彼は寡黙で冷酷な印象を与えますが、プロフェッショナルとしての誇りを胸に秘めています。
彼の過去は硝煙と血の匂いに満ちており、彼自身が多くを語ることはありません。 しかし、エドワードとの出会いによって、再び自らの大砲を火を噴かせる戦いへと身を投じることになります。
ダブルショットを解放するメリットと海戦の戦術変化
デッドマン・スミスを仲間にする最大の攻略的メリットは、舷側砲の「ダブルショット」がアンロックされる点です。 これは一度の斉射で連続して大砲を放つことができる極めて強力な能力です。
海戦における瞬間火力が大幅に跳ね上がるため、伝説の船などの超強力な敵船とのバトルが非常に楽になります。 火力を最優先に強化したいプレイヤーにとって、最優先で仲間にすべき士官と言えるでしょう。
デッドマン・スミスを仲間にするためのクエスト攻略法
彼の獲得ミッションは、ジャックドー号を用いた高難度の海戦や、敵の砦の強襲がメインとなります。 相手の砲撃を巧みにかわしながら、スミスが操る防衛線を突破しなければなりません。
船の機動力を活かし、距離を保ちながらダメージを与えていく戦術が極めて有効です。 彼の豪快な大砲技術にふさわしい、大迫力のアクションを体験することができます。
ブラックフラッグREの注目ポイント:士官たちを仲間にするメリットと特殊能力
士官システムは、今作のゲームプレイに大きな戦術的幅を持たせています。 誰を船に乗せるかによって、海戦や白兵戦でのプレイスタイルが劇的に変化するからです。
士官たちは単なるステータス上昇の道具ではなく、船上でも個性を発揮して航海を彩ってくれます。 お気に入りの士官を見つけ、彼らと共にカリブ海を制覇する楽しさは本作ならではの体験です。
新システム「士官マネジメント」の全体像
プレイヤーは獲得した士官をジャックドー号の各ポストに自由に配置することができます。 士官の組み合わせによって相乗効果が生まれるなど、深い育成・カスタマイズ要素が楽しめます。
ただ海賊として略奪するだけでなく、船を管理するシミュレーション的な面白さが追加されたと言えます。 士官同士の相性や、船内の雰囲気の変化にも注目してみてください。
プレイスタイルに合わせた士官の編成優先度
砲撃戦を好むプレイヤーはデッドマン・スミスを、隠密行動や奇襲を好むプレイヤーはルーシーを優先して配置するのがベストです。 バランス良く攻略を進めたい場合は、白兵戦をサポートしてくれるザ・パドレの配置が安定します。
各士官の初期能力や解放されるアップグレードを比較し、最適なクルーを作り上げましょう。 攻略ライターとして、序盤は戦闘を楽にするためにデッドマンを優先的に解放することをおすすめします。
| 士官名 | 主な役割 | 解放される特殊能力 | 攻略上の推奨プレイスタイル |
|---|---|---|---|
| ルーシー・ボールドウィン | 知略・索敵支援 | ステルス時の探知遅延、船の移動速度ボーナス | 隠密航海・奇襲重視 |
| ザ・パドレ | 防御・白兵戦支援 | 白兵戦時のクルーの耐久値向上、被ダメージ軽減 | 接舷・乗り込み戦闘重視 |
| デッドマン・スミス | 火力・砲撃戦支援 | 舷側砲のダブルショット(2回連続斉射)解放 | 遠距離砲撃・艦隊戦重視 |
ブラックフラッグREの注目ポイント:船員との絆が深まるシームレスな航海生活
本作のもう一つの魅力は、船員たちとの絆を強く感じられる没入感のある航海体験です。 グラフィックの向上だけでなく、船上でのキャラクターたちの挙動が大幅に強化されています。
エドワードが船上を歩く際、クルーたちが挨拶をしてくれたり、現在の戦況に応じた会話を交わしてくれたりします。 船が単なる乗り物ではなく、まさにクルー全員の「家」であるかのような温かみを感じることができます。
船上で繰り広げられる士官やクルーたちの日常会話
仲間に加えた士官たちは、ジャックドー号の甲板でそれぞれの時間を過ごしています。 ルーシーが猫をなでていたり、ザ・パドレが聖書を読んでいたり、デッドマンが砲台を整備していたりします。
彼らに話しかけることで、本編の進行状況に応じた特別なテキストや雑談を聞くことができます。 こうした細かい演出の積み重ねが、オープンワールドとしてのリアリティを大きく高めています。
シームレスな海域移動がもたらす究極の海賊ロールプレイ
町での探索から船への乗り込み、そして広大な大原への船出までが完全にシームレスで行われます。 ロード挟むことなく世界が繋がっているため、プレイのテンポが途切れることがありません。
船で嵐を切り抜け、目的の島が見えたらそのまま錨を下ろしてジャングルへ飛び込んでいく。 このシームレスな手触りこそが、最高の海賊ロールプレイを可能にしている決定的な要素です。
ブラックフラッグREの注目ポイント:追加ストーリーで描かれる黒ひげの新たな一面
本作では、歴史上最も有名な海賊の一人である「黒ひげ」ことエドワード・ティーチの追加エピソードが用意されています。 オリジナル版でも圧倒的なカリスマを放っていた彼ですが、今作ではその内面がさらに掘り下げられています。
狂気に満ちた海賊としてのパフォーマンスの裏にある、彼の人間的な苦悩や優しさが描かれます。 オリジナルを遊んだプレイヤーにとっても、非常に新鮮な驚きを与える内容です。
伝説の海賊「黒ひげ」の秘められたエピソード
新規クエストでは、黒ひげがエドワード・ケンウェイに対して抱いていた複雑な信頼関係が焦点となります。 二人が並んで強敵に立ち向かう、手に汗握るカットシーンやバトルパートが目白押しです。
彼が愛用していた特別な装備や、海賊としての哲学が語られる場面は必見です。 彼の最期を知っているファンにとっては、一言ひとことのセリフが胸に深く刺さる内容となっています。
追加ストーリーが本編の結末に与えるエモーショナルな影響
追加エピソードをクリアすることで、本編のストーリー全体のメッセージ性がより強調されます。 海賊の黄金時代がいかにして終焉を迎えたのか、その歴史の波をより深く理解することができます。
ストーリーテリングの質の向上は、今回のフルリメイクにおける最大の恩恵の一つです。 ただのビジュアル強化にとどまらない、開発陣の作品への愛を感じる部分です。
ブラックフラッグREの注目ポイント:スティード・ボネットとの共闘エピソード
紳士出身という異色の経歴を持つ実在の海賊、スティード・ボネットの新規クエストも追加されています。 彼はエドワードにとって、どこか憎めないコミカルな相棒であり、大切な友人です。
今作では、彼の頼りないながらも一生懸命な戦いぶりをサポートするクエストが新たに収録されました。 シリアスなアサシンの物語の中で、彼とのやり取りは最高に楽しい癒やしの時間となります。
紳士海賊スティード・ボネットの新規エピソード
新規クエストは、ボネットが巻き起こすハプニングをエドワードがステルスやパルクールで解決していく内容です。 彼のドタバタ劇に巻き込まれながら、カリブ海の美しい街並みを駆け抜ける楽しさがあります。
時にはエドワードが彼の身代わりとなって戦うなど、友情の深さを感じられるエピソードとなっています。 コメディタッチでありながら、海賊たちの過酷な運命を予感させる絶妙なストーリーテリングです。
彼との絆クエストをクリアする攻略上の報酬
ボネット関連のクエストをクリアすることで、彼の船をモチーフにした特別なカスタマイズパーツが手に入ります。 ジャックドー号の外観をさらに個性的に装飾できるようになるため、やり込み甲斐があります。
実用的なアップグレード素材も多く手に入るため、中盤の戦力増強としても非常に美味しいクエストです。 見かけたらぜひ積極的にプレイして、彼の紳士海賊としての意地を見届けてあげてください。
ブラックフラッグREのゲームプレイ変更点と購入前に知りたい補足情報
ここからは、ペルソナの皆様がさらに気になっているであろう、システム面の全体的な変更点について解説します。 本作はグラフィックの美しさはもちろんのこと、現代のゲーム基準に合わせて操作性やミッション設計が劇的に改良されています。
オリジナル版でストレスを感じやすかった部分が見事にモダナイズされているのが最大の特徴です。 新規プレイヤーはもちろん、原作をやり込んだファンでも新鮮な気持ちで快適に遊べる調整が施されています。
ブラックフラッグREのビジュアル進化:劇的に美しくなった18世紀カリブ海
最新のAnvilエンジンを採用し、すべてのグラフィックアセットがゼロから再構築されました。 南国特有の鮮やかなグリーンの発色、どこまでも澄み渡るカリブ海の水の質感が圧倒的なリアルさで表現されています。
レイトレーシング技術への対応により、建物や植物、そして船体に反射する光の挙動が極めて自然になりました。 夕暮れ時に空が茜色に染まり、波間に反射する光の道は、思わずコントローラーを置いて見惚れてしまうほどです。
レイトレーシングがもたらす光と水の圧倒的なリアリティ
PS5やPC、Xbox Series X|Sの最新スペックをフルに活かし、水の透明感やダイナミックな反射が描かれます。 浅瀬のきらめきと、深海の重々しく暗い青色の対比が、カリブ海の生きた表情を作り出しています。
また、嵐のシーンにおける波のうねりや、雨粒が甲板に叩きつけられる描写は凄まじい迫力です。 プレイヤー自身が本当にその嵐の中にいるかのような緊迫感を、視覚と聴覚の両方で体験できます。
水中探索における美しさとサメの恐怖の共存
沈没船を探索する水中パートも、ビジュアルの強化によって全く異なる体験へと生まれ変わりました。 水中に差し込む美しい光のカーテンをくぐり抜けながら、細かく描き込まれた魚たちの間を泳ぐことができます。
しかし、美しい水中世界には獰猛なサメなどの危険も潜んでいます。 岩陰に身を隠しながらサメの警戒をかいくぐるスリルは、グラフィックの進化によって恐怖度が倍増しています。
ブラックフラッグREの戦闘システム:洗練された海賊版ガンカタと二刀流アクション
戦闘システムは、よりスピーディで流れるようなアクションへとブラッシュアップされました。 昔のアサクリ特有の「敵の攻撃を待ってカウンターする」という受動的な戦闘スタイルから大きく進化しています。
エドワードは二刀流の剣をメインに、ピストルやアサシンブレードを組み合わせて縦横無尽に暴れ回ります。 アクションゲームとしての爽快感が大幅に向上しており、ボタンを押す手応えが非常に心地よいです。
ジャストパリーから繋がる最大4連続テイクダウン
戦闘の主軸となるのが、敵の攻撃を完璧なタイミングで弾く「ジャストパリー」システムです。 これが見事に決まると、スタイリッシュなスローモーション演出と共に一撃で敵を仕留めることができます。
さらに、特定のスキルを解放することで、最大4体の敵を連鎖的に仕留める連続テイクダウンが可能になります。 複数の敵に囲まれたピンチの状況から、一瞬で状況をひっくり返す爽快感は今作ならではの快感です。
クイック射撃で敵をなぎ倒す洗練されたガン=カタアクション
エイムを挟まずに即座にピストルを放つ「クイック射撃」が戦闘に深く組み込まれています。 剣術のコンボの合間に銃撃を挟み込む、まさに「海賊版ガン=カタ」とも言えるスタイリッシュな戦闘が楽しめます。
また、ロープダートを使って敵を引き寄せたり、手榴弾を投げる敵の足を撃って自爆させたりする戦術も可能です。 周囲の環境や壊せるオブジェクトを戦闘に利用し、豪快に敵の陣形を崩していきましょう。
ブラックフラッグREの操作性改善:パルクールとステルスの快適な進化
アサシンの代名詞であるパルクール(移動操作)も、現代のアクションゲーム基準にモダナイズされました。 オリジナル版でよくあった「意図しない方向へ勝手にジャンプしてしまう」といった操作のズレが解消されています。
フリージャンプ、バックイジェクト、サイドイジェクトなどのアクロバティックな挙動の入力受付が精密になりました。 プレイヤーが思った通りに屋根を駆け抜け、木々を飛び移ることができる快適さは素晴らしいの一言です。
移動の不満を解消したパルクール操作のモダナイズ
街中やジャングルの移動が非常にスムーズになり、パルクール自体が純粋な娯楽となっています。 段差の乗り越えや壁登りのスピード感も向上しており、ストレスフリーでフィールドを探索できます。
パルクールがピタッと決まった瞬間の、自分が本物のアサシンになったかのような万能感がしっかりと味わえます。 この移動の気持ちよさは、広大なフィールドを探索する上で非常に重要な進化点です。
「自由にしゃがむ」アクションの追加がもたらすステルスの自由度
本作から、ボタン一つで「自由にしゃがむ」ことができるようになりました。 当時のオリジナル版には搭載されていなかった機能であり、これがステルスプレイに劇的な変化をもたらしています。
背の低い茂みや物陰に身を隠し、じわじわと敵の背後に忍び寄るステルスが非常にやりやすくなりました。 アプローチの選択肢が格段に広がり、ステルスキルを駆使してスマートに要塞を攻略する楽しさが倍増しています。
ブラックフラッグREのストレス軽減:即ゲームオーバーを廃止した尾行ミッション
オリジナル版において、一部のプレイヤーから最も不満の声が上がっていたのが「尾行・盗み聞きミッション」でした。 少しでもターゲットに見つかると、その瞬間にシンクロ解除となり、最初からやり直しになっていたからです。
今作ではその「発見即失敗」のストレスフルな仕様が完全に撤廃されました。 現代のステルスゲームらしい、非常に寛容でダイナミックなミッション設計に改善されています。
悪名高き「発見即失敗」のストレスからの解放
ターゲットに見つかってしまったとしても、即座にミッションが失敗になることはありません。 プレイヤーがその状況にどう対応するかという、第2のフェーズへと移行する仕組みになっています。
ミスを犯した瞬間にすべてが台無しになるストレスがなくなり、初心者でも安心してステルスを楽しめます。 この細かな快適性の向上は、ゲーム全体の体験を大きく底上げしている素晴らしい英断です。
ターゲットのダイナミックな反応に対応する立て直しシステム
プレイヤーの存在に気付いたターゲットは、驚いて逃亡を図ったり、周囲の衛兵を呼び出したりします。 プレイヤーは逃げるターゲットをパルクールで追いかけるか、あるいは戦闘で衛兵を素早く排除して立て直す必要があります。
アクシデントを自らの機転で乗り越える楽しさが生まれ、ミッションに素晴らしいライブ感が加わりました。 この柔軟なシステムのおかげで、尾行ミッションが退屈な作業からスリリングなチェイスへと進化しています。
ブラックフラッグREのジャックドー号:さらに戦略性が増した大迫力の海戦バトル
海賊体験の主役である愛船「ジャックドー号」のアップグレードや戦闘も、大きく進化を遂げました。 大原を悠々とセーリングし、商船を襲撃して資材を略奪する面白さは今作でも健在です。
今作では、すべての船の兵器に「代替射撃アップグレード」という新たなカスタマイズが追加されました。 これにより、大砲を放つタイミングや距離に応じた戦術の幅が大幅に広がっています。
新規追加された「代替射撃アップグレード」の戦略性
通常の大砲による斉射だけでなく、特定の属性攻撃や特殊な軌道を描く砲撃が可能になります。 敵船の装甲や動き、風向きに合わせて最適な射撃モードを選択する奥深い海戦が楽しめます。
風の流れや波のうねりといった自然環境のシミュレーション要素も戦闘に大きな影響を与えます。 敵の動きを先読みし、最高のポジションから必殺の斉射を叩き込んだ時の達成感は抜群です。
船上へのシームレスな乗り込みと砦襲撃の興奮
敵船にダメージを与えて航行不能にした後、フックを引っ掛けて船上へ乗り込むシーンは最高の興奮を提供します。 ロープを使って敵の甲板へとスイングし、味方のクルーと共に白兵戦に突入する流れは息をのむ美しさです。
また、カリブ海各地に点在する要塞を船から砲撃し、そのまま陸上へ乗り込んで砦を制圧する「砦襲撃」も進化しました。 会場と陸上が完全に繋がった、シームレスで大スケールの戦闘を満喫することができます。
ブラックフラッグREの癒やし要素:猫や猿との航海と新旧シャンティの響き
過酷な海賊家業の合間に心を癒やしてくれる、愛らしい要素や環境演出にも注目です。 本作では、愛船ジャックドー号にペットとして「猫」や「猿」を乗せることができるようになりました。
これらは単なる見た目の飾りではなく、船上での生活感を演出する素晴らしいエッセンスとなっています。 荒波を進む船の上で、可愛いペットたちが動き回る姿はプレイヤーの心を優しく癒やしてくれます。
船に愛着が湧くペットとの賑やかな航海
猫は主に船内のネズミ対策としてチョロチョロと可愛らしく動き回り、エドワードが抱き上げることもできます。 猿はマストの上に登ったり、クルーの肩に乗ったりして、海賊らしい異国情緒を強く引き立ててくれます。
こうしたペットたちと一緒に過ごす航海生活は、ジャックドー号への愛着をより一層深いものにしてくれます。 フォトモードを使って、ペットたちとエドワードのベストショットを撮影するのも楽しいやり込み要素です。
航海のモチベーションを高める新旧シャンティの歌声
航海中にクルーたちが歌う「シャンティ(船乗りの歌)」も、新曲を交えて大幅にパワーアップしました。 オリジナル版で大人気だった名曲の数々が、より高品質なオーディオで完全収録されています。
広大な海原を進みながら、仲間の歌声に耳を傾ける時間は、本作の中でも特にロマンに満ちた瞬間です。 各地で新しいシャンティの楽譜を見つけて収集する楽しさも、より快適な形で受け継がれています。
ブラックフラッグREの気になる変更点:マルチプレイ非搭載とDLCの現状
素晴らしい進化を遂げたリメイク版ですが、購入前に確認しておくべき重要な変更点もあります。 オリジナル版に搭載されていた「オンラインマルチプレイモード」は、今作では非搭載となっています。
今作の開発は、エドワード・ケンウェイのカリブ海でのソロ冒険体験を極限まで磨き上げることに集中されました。 シングルプレイ派には嬉しい決断ですが、マルチプレイの対戦が好きだったファンには少し寂しいポイントです。
マルチプレイ廃止とソロ特化への決断
マルチプレイをカットした分、リソースが全てストーリーの追加やオープンワールドの密度向上に注ぎ込まれています。 そのおかげで、これほどまでに圧倒的なグラフィックと快適なゲームシステムが実現したと言えます。
一人でじっくりと仮深の世界に浸り、海賊としての冒険を極めたいプレイヤーにとっては最高の調整です。 ソロ体験のクオリティはオリジナル版を遥かに凌駕しているため、十分に納得できるトレードオフと言えるでしょう。
DLC「フリーダム クライ」未収録へのファンの懸念と今後の展望
また、オリジナル版の人気DLCであったアデウェールが主人公の追加コンテンツは、初期段階では含まれない模様です。 エドワードの冒険に完全に焦点を当てているためですが、ファンの間では少し懸念の声も上がっています。
さらに、アサシンブレード(隠しブレード)の通常戦闘における常時使用が制限されているなどの変更点もあります。 しかし、全体としてはそれらの懸念を遥かに上回る素晴らしい完成度に仕上がっていますので、安心して冒険に旅立ってください。
まとめ
『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』は、ただの画面が綺麗になっただけのリマスターではありません。 現代の技術と情熱によって、名作をゼロから見事に作り直した完璧なフルリメイク作品です。
特に追加された3人の個性豊かな士官キャラクターと、彼らのバックストーリーを描く新規クエストは必見です。 士官の特殊能力による戦闘の多様化や、ビジュアル、戦闘、パルクールの進化は、まさに新時代の海賊体験と呼ぶにふさわしい仕上がりです。
長年のシリーズファンはもちろん、今作で初めてアサクリの世界に触れる方にとっても、最高にスリリングで美しい冒険が待っています。 ぜひあなただけのジャックドー号を駆り、あの熱く輝かしいカリブの海へと漕ぎ出してみてください。
筆者情報
(筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。)

























