編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ポケモンカードゲーム新弾「アビスアイ」の各種レアリティの封入率や、目玉である「メガダークライEX」がどれくらいの確率で当たるのかが気になっていると思います。
特に今回はメガ進化という新たな要素が加わり、カードの性能はもちろんのこと、コレクションとしての価値も非常に高く注目を集めています。
1BOXあたりの期待値や、大量開封だからこそ見えてくるカードの偏りなど、皆様がBOXを購入する際の判断材料となる有益なデータを詳しくまとめております。
この記事を読み終える頃には、アビスアイのBOX開封における封入率の疑問が解決しているはずです。
- 120BOX開封に基づく詳細なレアリティ別封入率検証
- 注目カードメガダークライEXの具体的な出現確率
- アビスアイ収録の強力な新カードと環境への影響
- 超低確率で出現する幻のMURの希少性と封入法則
それでは解説していきます。
アビスアイの全体像と注目ポイント
アビスアイの基本情報と特徴
いよいよ発売となったポケモンカードゲームの最新拡張パック「アビスアイ」について解説していきます。
本弾はポケモン映画最新作と連動した内容となっており、パッケージにも描かれているダークライがメインとしてフィーチャーされています。
全体的に「闇」や「ゴースト」を連想させるシックでダークな雰囲気のカードが多く収録されているのが特徴です。
これまでゲーム本編では強力すぎたり制限があったりして、カードゲームでも扱いが難しかったポケモンたちが、独自の能力を持って多数登場しています。
特に注目すべきは、カード全体のデザイン性の高さと、これまでの対戦環境を大きく揺るがす強力なテキストを持つカードが豊富に揃っている点です。
プレイヤーにとってもコレクターにとっても、見逃せないパックに仕上がっていると言えるでしょう。
メガ進化EX環境の到来
アビスアイの最大の目玉は、なんと言っても「メガ進化EX」ポケモンの本格的な参戦です。
これまでのEXポケモンを遥かに凌駕する高いHPと、規格外のダメージを叩き出す技を持っており、バトル場を圧倒する力を持っています。
例えば「メガドリュウズEX」は、条件を満たせば330という驚異的なダメージを出すことができ、大抵のポケモンを一撃で沈めることが可能です。
一方で、これら強力なメガ進化EXを対策するためのカードも同時に収録されています。
「豪快ボム」というポケモンの道具は、相手のメガ進化EXから大ダメージを受けた際に、相手にも大量のダメカンを乗せ返すという強力なカウンター性能を持っています。
メガ進化を主軸に攻めるか、それを利用してカウンターを狙うか、今後のデッキ構築の幅が大きく広がることは間違いありません。
メガダークライEXの圧倒的制圧力
パッケージを飾る「メガダークライEX」の性能は、まさに悪魔的と言えるほどの強力さです。
ワザ「ナイトレイド」は、自分のベンチポケモンにダメカンが乗っていれば220ダメージを叩き出し、たねポケモンでありながら非常に高い攻撃性能を誇ります。
さらに恐ろしいのがワザ「アビス」で、相手のバトルポケモンが特殊状態であれば、問答無用で「きぜつ」させるという一撃必殺の効果を持っています。
後述する「ダークベル」などの相手を強制的に特殊状態にするカードと組み合わせることで、相手の大型ポケモンを次々と葬り去る理不尽なコンボが成立します。
課題となるのは要求されるエネルギーの重さと加速手段ですが、そこをクリアすれば環境のトップメタに躍り出るポテンシャルを十分に秘めています。
化石ポケモンEXの新たな可能性
これまであまり目立たなかった「化石ポケモン」たちに、ついに強力なEXポケモンが登場したことも大きなトピックです。
その筆頭となるのが「ラムパルドEX」で、毎ターンコイントス次第で相手のエネルギーを破壊できる特性「破壊の頭突き」を持っています。
自身のワザ「ランページハンマー」も、次のターンにダメージがプラス150されるという効果があり、継続して300ダメージを連打できる非常に攻撃的なデザインです。
さらに、スタジアム「化石採掘場」の登場により、「古びた」とつく化石グッズを山札から直接ベンチに出せるようになり、化石ポケモンの展開力が格段に向上しました。
進化前のトリデプスなども、ベンチにいるだけで味方を小ダメージから守る強力な防御特性を持っており、化石デッキという新たなアーキタイプが環境に食い込む可能性が高いです。
展開をサポートする専用スタジアム
化石ポケモンの弱点であった「進化元の展開の遅さ」を見事にカバーしているのが、新スタジアム「化石採掘場」です。
毎ターン山札から化石グッズを2枚まで直接ベンチに置けるため、手札事故のリスクを減らしつつ、素早く進化の準備を整えることができます。
このスタジアムの存在により、ラムパルドEXなどの化石アタッカーを軸にした専用デッキが、実用的な速度で戦えるようになりました。
特殊エネルギーの重要性
アビスアイでは、特定のタイプのポケモンを強力にサポートする新しい特殊エネルギーが複数収録されています。
「ボルト雷エネルギー」は、雷ポケモンについているだけで相手へのダメージをプラス20する効果があり、打点調整に非常に役立ちます。
これにより、あと一歩足りなかったダメージラインに届くようになり、雷タイプの速攻デッキがさらに強力なプレッシャーをかけられるようになります。
そして特に注目なのが「シャドウ悪エネルギー」です。
これをつけた悪ポケモンは、ベンチにいる限り相手のワザのダメージを受けなくなるという、いわゆる「ベンチバリア」の効果を得ることができます。
狙撃ワザを持つ相手に対して非常に有効であり、メガダークライEXなどの重要な悪タイプアタッカーをベンチで安全に育成することが可能になります。
AR(アートレア)の充実度
今回のパックは、AR(アートレア)のイラストの美しさとラインナップの豊富さも大きな魅力です。
普段はあまり対戦で使われないようなマイナーなポケモンにもARが用意されており、全てのポケモンにスポットライトを当てようという開発側の意気込みを感じます。
例えば「フォクスライ」や「ライボルト」のARは、そのポケモンの生態やカッコよさを見事に表現した素晴らしいイラストに仕上がっています。
そして、多くのプレイヤーを喜ばせたのが「アシレーヌ」のAR収録です。
進化ラインを揃えてARでデッキを組みたいというコレクターの要望に応えるような、非常に美しいデザインとなっています。
実戦級の能力を持つARポケモン
イラストが美しいだけでなく、実戦で十分に活躍できる強力な特性やワザを持つARポケモンも多数存在します。
アシレーヌは特性「満タンメロディ」により、進化した際に自分のポケモンのHPを全回復させるという、形勢を逆転させる強力な回復能力を持っています。
さらにワザ「アクアリターン」で自身とついているカードをすべて山札に戻すことができるため、回復効果を再利用しつつ相手の攻撃を空かすテクニカルな動きが可能です。
ライボルトも「フラッシュバリア」で進化ポケモンからのダメージを無効化できるなど、ARでありながらデッキの主軸を担える性能を持っています。
トレーナーズSRの傾向
トレーナーズのSR(スーパーレア)枠も、コレクターとプレイヤーの双方から高い注目を集めています。
本弾では「カスミの元気」という、自分の番が終わる代わりに水エネルギーを最大4枚までポケモンにつけられる強力なエネ加速サポートが収録されています。
デメリットはあるものの、序盤の展開を一気に加速できるため、水タイプを主軸としたデッキには必須級のカードとなるでしょう。
また「グラジオの決断」は、手札がこのカード1枚の時にしか使えないという厳しい条件がありますが、ワザのダメージをプラス80するという破格の火力増強サポートです。
これらの強力なサポートカードのSR版は、イラストのアドバンテージも相まって、市場でも高い評価を受けることが予想されます。
新たな状態異常ギミック
アビスアイの対戦環境に新たな波乱を呼ぶのが、状態異常を強制的に引き起こすギミックの数々です。
グッズ「ダークベル」は、お互いのバトルポケモンを強制的に「こんらん」状態にするという、非常にトリッキーな効果を持っています。
一見すると自分にもデメリットがあるように思えますが、状態異常をトリガーとするワザを持つポケモンと組み合わせることで真価を発揮します。
前述のメガダークライEXの「アビス」や、相手がこんらん状態であることを要求するカラマネロなどとのコンボは、非常に強力な勝ち筋となります。
相手の計算を狂わせ、強制的な入れ替えを要求する状態異常ギミックは、今後の環境において無視できない要素となるでしょう。
アビスアイ120BOX(10カートン)開封結果と封入確率
RR(ダブルレア)とR(レア)の封入率比較
ここからは、実際に120BOX(10カートン、合計3600パック)を開封したデータに基づく、詳細な封入率の検証結果をレビューしていきます。
まずはデッキの基本となるRR(ダブルレア)とR(レア)の出現傾向について分析します。
| レアリティ | 1パックあたりの出現率目安 | 1BOXあたりの出現枚数目安 |
|---|---|---|
| R(レア) | 約10%〜12% | 約3〜4枚 |
| RR(ダブルレア) | 約13%〜16% | 約4〜5枚 |
検証の結果、驚くべきことにR(レア)の特殊エネルギーよりも、RRのポケモンEXの方が若干出やすいというデータが得られました。
メガ進化EXなどの強力なRRカードは比較的集めやすい設計になっている一方で、特定のレアカード(特にシャドウ悪エネルギーなど)はピンポイントで狙うのが少し難しいかもしれません。
とはいえ、過去のパックと比較して極端に特定のRRが出にくいといった「操作」のような偏りは確認されず、概ね均等に排出されていると言えます。
AR(アートレア)の出現傾向
1BOXから確実に複数枚手に入るARですが、種類が多いため、目当てのカードを自引きするのは意外と骨が折れます。
今回の120BOX開封では、1BOXにつきARがぴったり3枚出現するという基本ルールが確認できました。
| レアリティ | 1BOXあたりの出現枚数固定枠 | 全体的な出現の偏り |
|---|---|---|
| AR(アートレア) | 3枚(固定) | キャラクターによって若干のバラつきあり |
全体を通してみると、アシレーヌなどの一部の人気ポケモンのARが他のARに比べて少し出にくい印象を受けました。
ただし、これは120BOXという数であっても発生する確率の揺らぎの範囲内である可能性が高く、意図的に封入率が下げられていると断言することはできません。
それでも、特定のお気に入りポケモンのARを3枚、4枚と自引きで揃えるのは至難の業だと言えるでしょう。
サポートSRとグッズSRの封入率
SR以上のレアリティは、1BOXに1枚以上という基本ルールに基づいて封入されています。
その中で、サポートSRとグッズ(特定のアイテム)SRの出方には少し特徴的な傾向が見られました。
| カードの種類 | 120BOXでの出現傾向 | プレイヤーへの影響 |
|---|---|---|
| サポートSR | キャラクターごとにおおむね均等 | 比較的手に入れやすい |
| グッズSR(ダークベル等) | 特定のカードに偏りが見られた | デッキ構築の難易度に直結する可能性 |
検証の結果、状態異常ギミックの要となるグッズ「ダークベル」のSRなど、対戦での使用頻度が高そうな特定のグッズSRが、他のグッズに比べて多く排出されるという偏りが確認されました。
これが製造上の偶然なのか、プレイヤーに必須級カードを行き渡らせるための配慮なのかは不明ですが、実用的なカードが多く手に入るのは嬉しいポイントです。
サポートSRに関しては、カスミの元気やグラジオの決断などが比較的バランス良く出現し、極端な封入操作は感じられませんでした。
SR・SARの全体的な封入確率
高レアリティカードであるSR(スーパーレア)とSAR(スペシャルアートレア)の全体的な出現確率をまとめました。
1BOXを開封した際、基本的にはSR以上のカードが1枚確定で入っていますが、非常に稀にSARとSRが両方入っている、いわゆる「2枚箱」が存在します。
今回の120BOX開封において、SARとSRの合計出現枚数は箱の数を上回っており、複数のBOXで「上振れ」が確認できました。
特に目玉であるメガダークライEXのSARやSRは、他のカードに比べて少し出やすいのではないかと思わせるほど、コンスタントに出現しました。
これは看板ポケモンであるダークライを多くのユーザーの手に届きやすくするための、公式からの特別な調整である可能性も考えられます。
メガダークライEXの具体的な封入確率
皆様が最も気になっているであろう、本弾のトップレア候補「メガダークライEX」の各レアリティの封入確率について詳しく解説します。
120BOX(10カートン)という膨大な開封データから導き出された結果は、非常に興味深いものでした。
| レアリティ | 120BOX中の出現枚数 | 出現率の体感 |
|---|---|---|
| RR | 多数(集計外) | 1カートン買えば複数枚揃う |
| SR | 複数枚出現 | 思ったよりも引きやすい |
| SAR | 2枚以上出現 | かなり運が良いか、封入率が高め |
パッケージポケモンである恩恵か、メガダークライEXのSRやSARは、他の同レアリティのカードと比較して明らかに多く出現する結果となりました。
120BOXの中でSARが複数枚引けるというのは、これまでのシリーズの傾向から考えると非常に幸運な結果、あるいは意図的な封入率の高さを示唆しています。
自引きで最高レアリティのメガダークライEXを狙うプレイヤーにとって、アビスアイは非常に夢のあるパックと言えるでしょう。
幻のMUR(メガUR)出現率の真相
そして最後に、本弾に隠された最大のシークレットレアリティ「MUR(メガウルトラレア)」について解説します。
MURは、通常のURとは一線を画す特別な加工と圧倒的な希少性を持つ、まさに幻のカードです。
今回、10カートン=120BOX(合計3600パック)を全て開封して、MURが出現した枚数はわずか2枚でした。
| レアリティ | 120BOX中の出現枚数 | 確率(パック換算) |
|---|---|---|
| MUR(メガUR) | 2枚 | 約 1 / 1800 パック |
BOX換算にすると、約60BOX(5カートン)に1枚という、非常に恐ろしいほどの低確率です。
SNSなどでは「1カートンで出た」「2箱で引けた」といった報告も散見されますが、それはあくまで極端な運の上振れに過ぎません。
MURを自引きで狙うのは現実的な確率ではなく、もし運良く引き当てることができたなら、それは一生モノの宝物として大切に保管することを強くおすすめします。
2枚箱・3枚箱の出現法則について
ポケカのBOX開封において常に話題となるのが、1つのBOXからSR以上のカードが複数枚出る「2枚箱」「3枚箱」の存在です。
今回の検証でも、1つのBOXの光り物の総数からある程度の予測が立てられることがわかりました。
アビスアイの1BOXには、基本的に「キラカード」が合計15枚入るように設計されています。
最後のパックを開ける前の段階で、すでに出たRR、AR、SRなどのキラカードの合計枚数を数えることで、残りのパックに何が入っているかをある程度推測することが可能です。
もしキラカードの枠が残っていれば、最後に大逆転のSARやMURが出現する可能性もゼロではありません。
BOXを開封する際は、出たキラカードの枚数を数えながら進めると、より一層ドキドキ感を楽しむことができるでしょう。
まとめ
今回は、ポケモンカードゲーム最新弾「アビスアイ」の120BOX開封データをもとに、詳細な封入率と注目カードの性能についてレビューを行いました。
メガ進化EXという新システムの導入により、対戦環境はよりダイナミックでスピーディーなものへと変化していくことが予想されます。
特に「メガダークライEX」や「ラムパルドEX」などの強力なアタッカー、そして「カスミの元気」などの優秀なサポートカードは、今後のデッキ構築において中心的な役割を果たすでしょう。
封入率に関しても、看板ポケモンであるダークライ関連のカードが比較的引きやすい傾向にある一方で、幻のMURはとてつもなく低い確率に設定されていることが判明しました。
パックを開封するワクワク感と、集めたカードでデッキを組む戦略の楽しさ、その両方を存分に味わえる素晴らしい拡張パックとなっています。
























