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PS5

【紅の砂漠】PS5で遊ぶとフリーズ&クラッシュする?検証した結果を解説|クリムゾンデザート

編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方はPS5版『紅の砂漠(クリムゾンデザート)』をプレイ中、あるいは購入を検討していて、巷で噂されている「フリーズやクラッシュ」が本当なのか、そしてどう対処すべきかが気になっていると思います。 待望の次世代オープンワールドアクションRPGとして注目を集める本作ですが、実際にプレイしてみると、その圧倒的なグラフィックスの裏側で、ハードウェアの限界に近い負荷がかかっているのが現状です。

私自身も本作を発売日から不眠不休でやり込み、PS5ノーマル、PS5 Pro、そしてハイエンドPCの複数環境で徹底的に検証を行いました。 この記事を読み終える頃には、現在の不具合の正体と、少しでも快適に遊ぶための具体的な設定方法、そして本作の真の評価についての疑問がすべて解決しているはずです。

この記事の要約
  1. マップ展開時に発生する深刻なフリーズ現象の正体
  2. PS5版特有のエフェクト消失と入力ラグによる戦闘への支障
  3. PS5 Proとノーマル版における実機パフォーマンスの徹底比較
  4. 開発元の最適化不足の背景と今後のアップデート予測

 

それでは解説していきます。

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【検証結果】PS5版『紅の砂漠』のフリーズ&クラッシュ問題の真実

マップを開く際の強制終了バグの実態

現在、SNSやコミュニティサイトで最も多く報告されており、私自身も検証中に何度も直面したのが、全体マップ画面を開く際のフリーズ現象です。 オープンワールドゲームにおいて、広大なパイウェル大陸を探索し、目的地を確認するためのマップは、一日に何十回も開く最も重要なシステムと言えます。

しかし、PS5ノーマル版でプレイ中、コントローラーのオプションボタン(またはタッチパッド)を押して全体マップを展開しようとした瞬間、画面が完全に静止してしまう事象が多発しています。 そのまま5秒から10秒ほど画面が固まったのち、PS5のシステムエラー画面が表示され、アプリが強制終了してしまいます。

本作のマップは、単なる2Dの絵ではなく、現在のプレイヤーの位置をリアルタイムでレンダリングしながら、高精細な3D地形で表示する方式を採用しています。 そのため、フィールド探索中の高負荷な描画処理を維持したまま、さらに膨大なアセットを持つマップ画面を読み込む際、メモリ(VRAM)の容量がパンクしている可能性が極めて高いです。

特にクエストが密集している都市部や、天候エフェクトが激しい場所でマップを開くと、クラッシュの発生率が飛躍的に高まることが分かりました。 オートセーブのタイミングが悪いと、直前の強敵との戦闘結果や、苦労して手に入れた素材が消えてしまうこともあり、プレイヤーの探索意欲を著しく削ぐ致命的な不具合です。

PS5ノーマルとPS5 Proでの発生頻度の違い

今回の検証で最も注目したのが、先日発売されたばかりの「PS5 Pro」であれば、このフリーズ地獄から解放されるのかという点です。 結論から申し上げますと、PS5 Proであってもフリーズを「ゼロ」にすることはできませんでした。

PS5 Proは、ノーマル版に比べてGPU性能が大幅に向上しており、AIアップスケーリング技術である「PSSR」によって描画の効率化が図られています。 確かに、マップを開く際のカクつき(プチフリーズ)の時間は短縮され、ノーマル版では3回に1回落ちていた場所でも、Proなら5回から10回に1回程度までクラッシュ頻度が下がる傾向にあります。

しかし、ハードウェアのスペック向上だけでは解決できない「ソフトウェア側の最適化不足」が根底にあります。 12万円という高価なハードウェアを導入しても、ゲーム側のメモリ管理が不適切であれば、結局はエラーを吐いて止まってしまうのです。

以下の表に、私の検証に基づく各プラットフォームの安定性をまとめました。

プラットフォーム マップ展開時のフリーズ 戦闘時の平均FPS エフェクトの再現度 総合評価
PS5 (ノーマル) 頻繁に発生(要警戒) 30〜45 FPS 一部消失・劣化あり 厳しい
PS5 Pro 稀に発生(改善傾向) 60 FPS(比較的安定) ほぼ正常に表示 遊べる
Xbox Series X 報告はあるがPS5より少なめ 40〜50 FPS 正常に表示 普通
ハイエンドPC (RTX4090) ほぼ発生しない 100 FPS以上 完璧な表現 理想的

この結果から、本作のリードプラットフォームがPCであり、家庭用ゲーム機、特にPS5への最適化が後回しにされている実態が透けて見えます。

エフェクト消失やラグによる戦闘への影響

本作の不具合は、単にゲームが止まるだけではありません。 プレイ中の体験を著しく損なうのが、戦闘中やイベントシーンにおける「エフェクトの消失」と「深刻なラグ」です。

PS5ノーマル版では、多数の敵と戦う際に描画負荷を軽減しようとする動的なカリング(描画省略)が過剰に働いています。 その結果、主人公マクダフが放つ魔法のようなスキルのエフェクトが消えたり、敵が放つ危険な攻撃の予兆エフェクト(地面の赤枠など)が表示されないバグが発生しています。

何が起きているか分からないままダメージを受け、気づいた時にはゲームオーバーになっているという、アクションゲームとしてあってはならない状況が生じています。 また、パリィやジャスト回避を重視した戦闘システムでありながら、フレームレートの激しい変動による「入力遅延(ラグ)」がプレイヤーを苦しめます。

ボタンを押してからキャラクターが反応するまでに微妙なズレがあるため、ボスの攻撃を完璧に見切っても、システム側の遅延で被弾してしまうのです。 このラグは、特に草原などの植物が密集しているエリアや、霧が発生しているステージで顕著になります。

フリーズを回避するための暫定的な対策方法

公式からの修正パッチが待たれる状況ですが、現時点でプレイヤーが自衛するためにできる対策をいくつか紹介します。

まず、最も効果的かつ皮肉な対策は「全体マップをできるだけ開かない」ことです。 どうしても目的地を確認したい場合は、建物の中や、敵のいない安全な場所で、立ち止まって一呼吸置いてからマップを開くようにしてください。 移動中にダッシュしながらマップボタンを連打するのは、クラッシュを誘発する自殺行為です。

次に、PS5の設定から「解像度優先」ではなく「パフォーマンス優先」モードに変更してください。 グラフィックは多少ぼやけますが、システムへの負荷が軽減され、メモリの余裕が生まれるため、クラッシュ率をわずかに下げることができます。

また、本作を長時間プレイし続けると、メモリ内にデータが蓄積され続ける「メモリリーク」のような挙動が見られます。 2〜3時間プレイしたら一度ゲームを完全に終了し、PS5を再起動することをおすすめします。 原始的な方法ですが、これだけでマップフリーズの発生率を大幅に抑えることが可能です。

開発元の対応と今後のアップデート見通し

本作を開発したパールアビスは、これまで『黒い砂漠』という超大型MMORPGを運営してきた実績のある会社です。 技術力自体は非常に高い集団ですが、今回のようなシングルプレイ専用のオープンワールド、かつ独自の「BlackSpace Engine」を用いた次世代グラフィックスの制御には苦戦しているようです。

過去のインタビューを振り返ると、開発期間が大幅に延びた背景にも、この新エンジンと各ハードウェアへの最適化の難しさが挙げられていました。 発売直後にこれほど不評を買ってしまった以上、開発チームは現在、不眠不休で修正パッチを作成しているはずです。

しかし、エンジンの根本的なメモリ管理にメスを入れる必要がある場合、修正には数週間から数ヶ月の時間を要する可能性があります。 まずはマップ展開時の軽量化パッチ、その後に戦闘時のフレームレート安定化パッチという、段階的な改善が行われると予想されます。 購入を迷っている方は、少なくとも最初の大型パッチ(Day 1パッチ以降の修正)が当たるまで待つのが正解かもしれません。

レビューコード提供から読み解く背景の闇

今回の不具合騒動を予見させるような出来事が、発売直前のメディアレビュー期間に起きていました。 通常、世界的な大作であれば、PS5版、Xbox版、PC版の各レビューコードが公平にメディアに配布されます。

しかし、本作において多くの著名な海外メディアやYouTuberに配られたのは「PC版」のコードのみでした。 PS5版のコード提供は極めて限定的、あるいは発売直前まで引き延ばされたという報告があります。

これは、開発側が「家庭用ゲーム機版のパフォーマンスが目標に達していない」ことを事前に把握しており、レビューの点数が下がるのを防ぐために、最も映えるPC版の映像だけを表に出そうとした意図が感じられます。 私たちユーザーからすれば、最も普及しているPS5での動作が不安定なまま発売されることは、情報の非対称性を利用した不誠実な対応と言わざるを得ません。

『紅の砂漠』のゲームシステムと評価が分かれる理由

アクションRPGとしての戦闘バランスの課題

不具合以外の面でも、本作の評価は真っ二つに分かれています。 特に、アクションゲームとしての「難易度の質」が議論の的となっています。

本作のボス戦は、ダークソウルシリーズのような「死に覚え」というよりも、理不尽なまでの「暴力的なステータス」で押し切られる感覚が強いです。 ボスの攻撃予兆が極端に短かったり、一度捕まると体力の8割を持っていくようなコンボを叩き込んできたりします。

これに対抗する手段がプレイヤースキルだけでなく、「回復アイテムの大量消費」に依存している点もマイナス評価の一因です。 事前に大量の薬草を採取し、ポーションをクラフトして、それを戦闘中に連打しながら戦うことが前提のバランスになっています。

「ノーダメージでクリアする」といったスタイリッシュな遊び方が極めて難しく、泥臭い消耗戦を強いられるため、アクションゲームに爽快感を求めるプレイヤーからは厳しい意見が出ています。

1対多の戦闘デザインの致命的な欠陥

さらにストレスを加速させるのが、複数の敵との同時戦闘です。 多くの良質なアクションゲームでは、敵が複数いても「プレイヤーが反応できる数」しか同時に攻撃を仕掛けてこないようにAIが制御されています。

しかし、『紅の砂漠』の敵AIにはそのような遠慮が一切ありません。 画面外から矢が飛んでき、同時に背後から斧が振り下ろされ、さらに正面から突進を食らうといった「ハメ殺し」に近い状況が頻繁に起こります。

主人公マクダフには強力な範囲攻撃もありますが、発動までの隙が大きく、雑魚敵の一撃で簡単にキャンセルされてしまいます。 この「数の暴力」をどう捌くかが攻略の鍵ではありますが、多くのプレイヤーにとっては「戦略性」よりも「ストレス」が勝ってしまっているのが現状です。

オープンワールドの探索要素と没入感の光と影

一方で、オープンワールドとしての「世界の作り込み」に関しては、目を見張るものがあります。 独自のBlackSpace Engineが描く自然描写は、間違いなく現世代で最高峰のクオリティです。 草木が風になびき、光が木漏れ日となって地面を照らす様子は、ただ歩いているだけで圧倒されます。

フィールドには多数の隠し要素や、環境を利用したパズル、さらにはランダムで発生する突発イベントが用意されており、探索の密度は非常に高いです。 しかし、この「高密度な世界」こそが、PS5を悲鳴を上げさせている原因でもあります。

グラフィックの美しさに全振りした結果、操作性や安定性が犠牲になっているという、技術デモのような側面が強く出てしまっています。 もし不具合がすべて解消され、60FPSで安定してこの世界を歩ける日が来れば、本作は真の神ゲーになれるポテンシャルを秘めています。

レッド・デッド・リデンプション2からの過剰な影響

本作をプレイしていて誰もが感じるのが、ロックスター・ゲームスの金字塔『レッド・デッド・リデンプション2(RDR2)』へのリスペクト、あるいは模倣です。

アイテムを拾う際の一挙手一投足がアニメーションで描かれ、馬との親密度があり、焚き火で肉を焼く。 これらの「リアリティの追求」は、確かに没入感を高めますが、同時にゲームのテンポを著しく損なう諸刃の剣でもあります。

RDR2は圧倒的な予算と開発期間でそのリアリティを成立させましたが、『紅の砂漠』ではその不便さだけが浮き彫りになっている場面が散見されます。 例えば、アイテムを一つ拾うのに数秒かかる動作が、戦闘中や急いでいる時にはイライラの原因になります。

独自のファンタジーアクションを目指すのか、それとも中世生活シミュレーターを目指すのか。 この二律背反する要素が上手く噛み合っておらず、プレイヤーを困惑させている印象を受けます。

独占契約を拒否したパールアビスの野望と誤算

以前、ソニーが本作の時限独占を求めて巨額の契約を打診したというニュースが流れました。 パールアビスはこの申し出を蹴り、自社パブリッシングによるマルチプラットフォーム展開を選びました。

これは「開発の自由度を守る」という意味では正解だったかもしれませんが、結果としてソニーによるデバッグや最適化の支援を受けられなかったことが、現在のPS5版の惨状を招いたとも言えます。 ソニーのファーストパーティタイトルや、強力な支援を受けたタイトルであれば、ここまで酷いクラッシュを残したまま発売されることは稀です。

自社ですべてをコントロールしようとした結果、ハードウェアごとの細かなチューニングが追いつかず、ユーザーにそのツケが回ってしまった形です。 この経営判断が正しかったのか、あるいは傲慢だったのかは、今後のパッチ対応の速さで証明されることになるでしょう。

PS5 Proの真の力を引き出せていない現状

現在PS5 Proでプレイしているユーザーからも、「思っていたほど劇的な変化がない」という声が上がっています。 確かにPSSRによって画質は向上していますが、レイトレーシングの設定が重すぎるのか、依然としてフレームレートが不安定になる場面が多いです。

PS5 Proには、AIによるフレーム生成のような機能も期待されていましたが、本作のエンジンがそれに対応しきれていないため、ハードの性能を100%引き出せているとは言えません。 今後、Pro専用の最適化モードが追加されれば化ける可能性はありますが、現状では「高価なProを使っても、やっとまともに動くレベル」に留まっています。

開発元には、ハードウェアのパワーに頼るだけでなく、エンジンのアーキテクチャそのものを家庭用機向けに再構築するレベルの修正が求められます。

まとめ

プレイを検討している方への最終アドバイス

検証の結果、PS5版『紅の砂漠』は、次世代の映像体験を提示する一方で、致命的な不安定さを抱えた「未完の傑作」であることが判明しました。 特にマップ展開時のフリーズは、ゲームの進行を物理的に止めてしまうため、決して看過できる問題ではありません。

今の段階で、ストレスなく本作を遊びたいのであれば、以下の3つの選択肢があります。

  1. 修正パッチが少なくとも2、3回配信されるまで待つ(最も推奨)
  2. RTX 40シリーズ以上のハイエンドPCでプレイする(安定性は最も高い)
  3. PS5 Pro環境で、マップを開く際などの自衛策を徹底してプレイする

もしあなたが、「バグも含めてこの圧倒的なグラフィックスをいち早く体験したい」という熱心なファンであれば、今すぐ飛び込む価値はあります。 しかし、一本のゲームとして快適に、そして公正な難易度で楽しみたいのであれば、数ヶ月後のセール時やパッチ配信後に購入するのが、最も賢い「ゲーマーの選択」と言えるでしょう。

このレビューが、あなたの迷いを解消する一助になれば幸いです。

筆者情報

筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。 慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 独自の検証環境を持ち、ハードウェアスペックに基づいた客観的なレビューを信条としている。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。

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サブカルチャー情報を総合的に発信しています。主にポケモンGOの攻略情報、おすすめゲームソフトの紹介、雑誌・漫画のサブスクリプションの情報を取り扱います。

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