編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は「紅の砂漠」の装備強化である焼き入れの仕様や、失敗しないための注意点が気になっていると思います。
本作の強化システムは少し特殊で、仕様を理解していないと貴重な素材や装備を無駄にしてしまうリスクが潜んでいます。
この記事を読み終える頃には、効率的な装備強化の手順や、探索と戦闘を有利に進めるためのシステム連携の疑問が解決しているはずです。
- 同一装備を用いた焼き入れ強化の基本と見落としがちな罠
- 貴重なアビスアーティファクトを節約する画期的な代替手法
- 強化の土台となる序盤の強力な装備入手ルートと盗みのリスク
- 強化素材集めを劇的に効率化する必須の探索スキルと料理術
それでは解説していきます。
装備の強化(焼き入れ)の基本仕様と絶対に知っておくべき注意点
焼き入れの基本メカニズムとステータス上昇の仕組み
本作における装備の強化は「焼き入れ」というシステムで行われます。
武器や防具に対して焼き入れを行うことで、基本となる攻撃力や防御力といった能力値が確実に上昇していく仕組みです。
ゲームを進めるにつれて敵の体力や攻撃力は跳ね上がっていくため、初期状態の装備のままではいずれ進行が困難になります。
焼き入れを実行するためには、対象となる装備に対応した特定の素材アイテムが必要不可欠です。
例えば、アクセサリー類などの強化には「小さい骨」といったフィールドで比較的容易に入手できる素材が複数個要求されます。
素材の種類や要求数は装備のレアリティや現在の強化レベルによって変動していくため、日頃からのこまめな素材収集が攻略の鍵を握ります。
インベントリ画面から強化メニューを開き、必要な素材が揃っているか常に確認する癖をつけておくことが重要です。
装備を一段階強化するだけでも戦闘におけるダメージ計算に明確な差が生まれるため、メインで使用する装備は優先的に焼き入れを行いましょう。
同一装備を用いた強化の仕様とメリット
通常の素材を用いた焼き入れ以外にも、プレイヤーにとって非常に恩恵の大きい強化方法が存在します。
それが「同一装備」を消費して焼き入れを行うという特殊な仕様です。
フィールドの宝箱や敵からのドロップ、あるいはショップでの購入などによって、既に所持している装備と全く同じものを入手する機会は多々あります。
例えば「色褪せたネックレス」を既に装備している状態で、探索中にもう一つの「色褪せたネックレス」を拾ったと想定してください。
この場合、通常であれば要求される「小さい骨」などの強化素材を消費することなく、拾ったもう一つのネックレス自体を素材として消費することで強化段階を上げることが可能です。
インベントリ内でアイテムが重複してしまった場合、売却して僅かな資金に変えるプレイヤーも多いかもしれません。
しかし、単純に攻撃力や防御力がプラスされていく恩恵を考慮すると、被った装備は売却するよりも同一装備としての合成強化に回した方が圧倒的にリターンが大きくなります。
特に序盤は慢性的な素材不足に悩まされるため、この同一装備による強化システムを積極的に活用することで、素材を温存しつつ戦闘力を底上げしていくことができます。
【警告】強化レベルが異なる同一装備は素材として認識されない罠
同一装備を用いた強化システムにおいて、最も多くのプレイヤーが陥りやすい致命的な罠が存在します。
それは「現在の強化レベルが完全に一致している同一装備同士でなければ、強化素材として使用できない」という厳格なルールです。
インベントリ内に同じ名前の装備が3つ存在している状況を具体例として挙げて解説します。
まず、ベースとなる装備A(レベル0)に対して、素材として装備B(レベル0)を使用し、装備Aをレベル1に強化したとします。
この時点で、手元には強化された装備A(レベル1)と、まだ手をつけていない装備C(レベル0)が残っている状態になります。
ここで、さらに装備Aをレベル2に上げようとして装備Cを素材にしようとしても、システム上は「同一装備とみなされない」ため合成することができません。
装備Cを素材として使用するためには、装備C自身も別の素材を使ってレベル1まで引き上げ、装備Aとレベルを合わせる必要があります。
この仕様を理解していないと、いざという時に予備の装備を強化素材として使えず、インベントリを圧迫するだけの不要なアイテムとなってしまいます。
強化を行う際は、手持ちの同一装備の数とそれぞれの強化レベルをしっかりと把握し、計画的に合成を進めていくことが求められます。
アビスアーティファクト(欠席)を節約する極めて有効な裏技
装備の強化レベルが一定の段階に達すると、要求される素材のハードルが劇的に跳ね上がります。
例えば「ベッカーの短剣」をレベル4からレベル5に強化しようとした場合、これまで使用していた鉄や銅といった一般的な鉱石素材だけでは強化できません。
次の段階へ進むためには「欠席」と呼ばれる、アビスアーティファクトに分類される極めてレアな特殊素材が要求されるようになります。
このアビス素材は入手手段が限られており、通常の探索では滅多にお目にかかれないため、多くのプレイヤーがここで強化の壁に直面します。
しかし、ここで先ほど解説した「同一装備による強化」のシステムが絶大な効果を発揮します。
欠席を持っていない状況でも、もう一本の「ベッカーの短剣」を用意し、それを通常の素材(鉄や銅)を使ってレベル4まで強化します。
そして、レベル4のベッカーの短剣同士を合成することで、貴重なアビス素材を一切消費することなくレベル5へと突破することが可能なのです。
もう一本の武器をレベル4まで強化する手間と、鉄や銅といった鉱石素材の消費は決して軽くはありません。
しかし、とんでもなくドロップ率の低いレア素材を探し回る途方もない時間を考慮すれば、確実性の高いこの手法を採用した方が圧倒的にお得であり、効率的な攻略ルートと言えます。
強化の要となる鉱石類(鉄・銅)の地道で効率的な集め方
同一装備を利用した強化の裏技を実践するためには、ベースとなる鉄や銅といった基本鉱石が大量に必要となります。
これらの鉱石はフィールドの岩肌や洞窟内など、様々な場所に点在する採掘ポイントから入手することができます。
探索中に採掘ポイントを見つけたら、面倒でも必ず立ち止まって素材を回収するよう心がけてください。
特に、高低差の激しい地形や通常のジャンプでは届かない崖の上などに、手付かずの良質な採掘ポイントが隠されていることが頻繁にあります。
後述する「大ジャンプ」や「高速滑空」といった高度な移動スキルを習得することで、こうした到達困難な場所にある素材も容易に回収できるようになります。
また、敵の野営地などを制圧した際に見つかる宝箱からも、まとまった数の鉱石が入手できることがあります。
装備の強化段階が進むにつれて要求される鉱石の数は雪だるま式に増えていくため、序盤から意識してインベントリにストックしておくことが、中盤以降の強化の停滞を防ぐ最善の策となります。
防具関連の強化には動物から剥ぎ取れる単毛の皮革などが要求されるため、鉱石掘りと並行して狩りを行うことも忘れないでください。
強化システムに関する段階別の要求素材比較
装備の強化レベルに応じて、どのような素材が求められるか、また同一装備を使用した場合のメリットを以下の表にまとめました。
状況に応じて最適な強化手段を選択するための判断材料として活用してください。
| 強化段階 | 通常強化に必要な主な素材 | 同一装備を使用した場合の条件 | メリットとデメリット |
|---|---|---|---|
| 低レベル(Lv0〜Lv2) | 鉄、銅、小さい骨など | 同レベルの同一装備 | 【メリット】基本素材を節約できる。
【デメリット】特になし。積極的に行うべき。 |
| 中レベル(Lv3〜Lv4) | 大量の鉄、銅、中級素材 | 同レベルの同一装備 | 【メリット】大量の鉱石消費を抑えられる。
【デメリット】同一装備を拾う運要素が絡む。 |
| 高レベル(Lv5〜) | アビスアーティファクト(欠席)など | 同レベルの同一装備 | 【メリット】超レア素材を完全に回避して強化可能。
【デメリット】もう一つの装備を同レベルまで上げるための鉱石消費が激しい。 |
強化素材の枯渇を防ぐためのプレイング指針
表からも分かる通り、高レベル帯でのアビス素材要求を回避できる恩恵は計り知れません。
同一装備を活用する裏技は、本作の強化システムにおける最大のハックと言っても過言ではありません。
しかし、その裏技を支えているのは、結局のところ鉄や銅といった基礎素材の圧倒的な備蓄量です。
「レア素材を探す旅」を「基礎素材を掘る作業」に変換しているだけとも言えますが、確実性という点では後者が優れています。
したがって、日々のプレイの中で「見かけた鉱石は全て掘る」「不要な同一装備は売らずに合成する」という2つの基本ルールを徹底することが、最強装備への最短ルートとなります。
強化した装備を活かす!序盤おすすめの強力な装備入手ルートと「盗み」のシステム
タルウィンド村周辺で強力な武器・防具を調達する
装備の強化システムを理解したら、次はその強化の土台となる強力な初期装備を手に入れる必要があります。
序盤の探索において、ぜひ立ち寄っておきたいのが「タルウィンド村」と呼ばれるロケーションです。
この村やその周辺のエリアには、初期装備とは比較にならないほど高性能な武器や防具が無造作に置かれていることがあります。
通常、地面に落ちているオブジェクトの多くは単なる背景として拾うことができませんが、中にはインタラクトしてインベントリに収められるものが混ざっています。
例えば、伐採用の斧のような一見すると日用品に見えるものから、戦闘に特化した「白きの弓」のような武器まで、種類は多岐にわたります。
特に注目すべきは、最初から一定の焼き入れ(強化)が施されている装備が落ちているケースがある点です。
これらの装備を入手できれば、自分で素材を消費して強化する手間を大幅に省くことができ、序盤の戦闘難易度を劇的に押し下げることが可能になります。
探索時は画面の隅々まで目を凝らし、取得可能なアイテムのハイライトを見逃さないようにしましょう。
プレイヤーの生存率を上げる「大盾」と「両手武器」の発見
タルウィンド村の探索で見逃せないのが、デザインも性能も異なる複数の「大盾」が放置されているポイントです。
筆者が実際に確認しただけでも複数種類の盾が存在し、その中の一つ「ランフォードの大盾」は、初期装備の盾と比較して防御力がプラス3も高く設定されていました。
さらに、最初から焼き入れによる強化値が付与されている個体も存在し、手に入れた瞬間から最前線で頼れる防御の要となります。
大盾は中盾とは異なる特殊効果や防御判定を持っていると推測され、プレイスタイルによっては戦闘の安定感を飛躍的に高めてくれます。
また、盾だけでなく攻撃面を支える武器も充実しており、「バルガシの未完成品」という名の両手武器も発見できました。
こちらは初期状態から攻撃力が18と非常に高く、さらに焼き入れレベルが最初から「3」となっている破格の性能を誇っていました。
未完成品という名前とは裏腹に、序盤の敵を容易になぎ倒せるだけの火力を秘めており、見つけたら即座に装備を切り替えることを強く推奨します。
このように、特定の村や集落を念入りに探索することは、ボスを倒して報酬を得るのと同じくらい重要な戦力補強の手段となります。
序盤で入手可能な強力な装備の性能比較
タルウィンド村などで入手が期待できる装備と、一般的な初期装備の性能差を分かりやすく表にまとめました。
ここで強力な装備を確保し、前述の「同一装備の強化」を組み合わせることで、序盤の進行は非常にスムーズになります。
| 装備名称 | 装備カテゴリ | 初期攻撃力/防御力 | 初期焼き入れレベル | 備考・入手時の特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 初期装備の剣 | 片手武器 | 低〜中 | 0 | ゲーム開始時の標準装備。早めに交換したい。 |
| 初期装備の盾 | 中盾 | 低 | 0 | 最低限の防御力。ガード時のスタミナ消費に注意。 |
| ランフォードの大盾 | 大盾 | 初期盾+3 | 個体による(有りの場合あり) | 防御性能が飛躍的に向上。中盾とは異なる挙動の可能性。 |
| バルガシの未完成品 | 両手武器 | 18 | 3 | 圧倒的な初期火力。序盤の戦闘を大幅に短縮できる。 |
| 白きの弓 | 遠距離武器 | 中〜高 | 個体による | 狩りや先制攻撃に有用。矢の確保が必要。 |
装備更新のタイミングとインベントリ管理
表にあるような強力な装備を手に入れた場合、それまで使っていた初期装備は不要になることが多いです。
しかし、ここで急いで売却してしまうのは少し待ってください。
もし後々、初期装備と同じ名前のアイテムを複数手に入れた場合、それらを合成して強化レベルを上げ、最終的にレア素材の代替テクニックに利用できる可能性が残されているからです。
ただし、インベントリの枠には限りがあるため、すべての装備を保管しておくことは現実的ではありません。
拡張バッグを購入して所持枠を増やすか、明確に上位互換となる装備を手に入れたカテゴリから順次整理していくなど、計画的なアイテム管理が求められます。
「盗み」を行う際の必須アイテムと取り返しのつかないリスク
タルウィンド村などに置かれている魅力的な装備の数々ですが、これらは単に拾えるだけでなく、所有者がいるアイテムを「盗む」という行為で入手するケースも含まれます。
本作において「盗み」は非常に強力なアイテム入手手段ですが、同時に重大なリスクを伴うシステムとして設計されています。
まず大前提として、盗みを働くためには顔を隠すための「覆面」というアイテムを装備している必要があります。
覆面を外している状態では、誤ってアイテムを盗んでしまう誤操作を防ぐためのロックがかかっている親切な仕様になっています。
逆に言えば、覆面をつけている時は常に周囲の目に気を配り、犯罪行為に手を染める覚悟が必要だということです。
盗みをガンガン働いていると、その町や村におけるプレイヤーの「信用」がだんだんと低下していくという隠しパラメーターが存在します。
信用が下がりすぎると、アイテムの売買価格が不利になったり、最悪の場合は同じ店のものばかり盗んでいると「治安が悪すぎる」という理由で店主が店を畳んでしまい、二度とそのショップを利用できなくなるという恐ろしい噂も耳にします。
目の前の強力な装備に目が眩み、後先考えずに盗みを繰り返すことは、長期的な攻略において大きな足かせとなる可能性があります。
序盤の街(ヘルナンド)のショップで買うべき必須アイテム
盗みのリスクを理解した上で、それでも覆面を手に入れたい場合、最も簡単に入手できる場所は最初の街である「ヘルナンド」です。
ヘルナンドの街の右下、農場の近くにある裏路地の商店など、各街に点在する怪しげなショップで覆面は販売されています。
もし衛兵などに捕まって投獄されてしまった場合、所持している覆面は没収されてしまいますが、再び商店に行けば復活して購入できるようです。
また、強盗や盗賊といった人間の敵を倒した際にも覆面がドロップすることがあるため、無理に高額なお金を払って買う必要がない場合もあります。
さらに、これらのショップであまり活用していないプレイヤーに強くおすすめしたいのが「拡張バッグ」の購入です。
拡張バッグを購入することでインベントリの所持上限枠が増加し、より多くの素材や装備、回復アイテムを持ち歩けるようになります。
探索の効率に直結する非常に重要なアイテムなので、ショップを訪れた際は最優先でチェックし、資金に余裕があれば必ず購入しておきましょう。
他にも、特定の扉を開けるために必要となる「鍵」も売られており、お金持ちの家やお城に忍び込んで貴重なお宝を狙うプレイスタイルには欠かせないアイテムとなっています。
強化素材探しの効率を劇的に変える!必須の探索・移動スキル
圧倒的な高さを生み出す「2段ジャンプ+昇波」コンボ
装備の強化に必要な鉱石素材や、貴重な宝箱を見つけるためには、広大なフィールドの隅々まで探索する必要があります。
その探索の快適さを劇的に向上させ、到達不能と思われていた場所へのアクセスを可能にするのが、移動系スキルの組み合わせです。
まず最優先で習得すべきおすすめのスキルが「2段ジャンプ」です。
そして、この2段ジャンプと組み合わせて使用することで真価を発揮するのが、ストーリーの進行過程で自然と入手できる「昇波(しょうは)」というスキルです。
昇波は本来、地面に向かって衝撃波を放つ攻撃的なスキルですが、これを空中で下に向かって放つことで、反動を利用して上空へ跳び上がることができます。
なんとこの昇波は空中で最大3連発まで放つことが可能であり、これだけでもかなりの高さを稼ぐことができます。
具体的な操作手順としては、まず1回目のジャンプを行い、その後に昇波を3連発して高度を上げ、最後に2段ジャンプの2回目を発動させてさらに上へ伸びるというコンボになります。
この組み合わせにより、とんでもない高さまで一気に跳び上がることができ、通常では絶対に登れないような高い崖や建造物の屋上などへ容易に到達できるようになります。
鉱物の採掘ポイントは高所にあることも多いため、このコンボをマスターすることは素材集めの効率化に直結します。
高速滑空のやり方と探索における気力(スタミナ)管理の重要性
「2段ジャンプ+昇波」のコンボで圧倒的な高度を確保した後は、そのまま空中を移動して目的の場所へ向かう「滑空」へと移行します。
空中にいる状態で特定の操作を行うことで、鳥のように空を滑空することが可能になり、落下ダメージを無効化しつつ長距離を移動できます。
さらに探索の効率を上げるためには、スキルツリーの「赤の釣り」の欄に存在する「高速滑空」というスキルを習得しましょう。
このスキルを習得した状態で、滑空中に指定のボタン(プレステ5の場合はバツボタン)を押すことで、文字通り猛スピードで空中を駆け抜ける高速滑空が発動します。
これにより、高台から別の高台へ谷を飛び越えて移動するといった芸当が可能になり、徒歩で迂回する時間を大幅に削減できます。
しかし、高速滑空は通常の滑空よりも気力(スタミナ)の消費が激しいという欠点を持っています。
空中で気力が尽きてしまうとそのまま墜落してしまうため、飛行距離を伸ばすためにはスキルツリーで「気力アップ(狼マークのスキル)」を優先的に上げておく必要があります。
精神力や気力の最大値を増やしておくことで、一度のジャンプコンボから移動できる範囲が飛躍的に広がり、未開の地の探索が驚くほど楽になります。
空中軌道と空中ブランコの習得条件と使いどころの違い
高度な移動手段として、他にも「摂理の力」というカテゴリに属する「空中軌道」と「空中ブランコ」という2つのスキルが存在します。
結論から言うと、空中軌道は非常に使い勝手が良く探索の要となりますが、空中ブランコは使い道が限定的で少し癖の強いスキルとなっています。
空中軌道は、キャッチハンドという装備を身につけた状態で2回ジャンプするだけで発動し、空中に足場を作り出してさらに上の高台へ登ることができる便利なスキルです。
足を止めた状態で発動できるため精神力を消費せず、コストパフォーマンスに優れています。
ただし、発動の瞬間に気力を一気に200も消費するため、初期状態の気力では発動すらできません。
先述した狼マークのスキルなどで気力の最大値を上げておくことが前提条件となりますが、少し高い段差を乗り越えたい時などに最も手軽で重宝するスキルです。
一方の空中ブランコは、ジャンプ中に右スティックを押し込み、長押しすることで空中でぐるぐると回り、離した瞬間にカラスに変身して滑空状態に移行するという特殊な挙動をします。
一見するとスタイリッシュで面白そうなスキルですが、最大の懸念点は発動時にスタミナを200も消費してしまうことです。
カラスに変身した時点でスタミナがほぼ空っぽになってしまうため、そこから長距離を滑空して移動することは難しく、現状では汎用性に欠けると言わざるを得ません。
特殊な地形のギミック解除など、限定的な場面での活躍にとどまる可能性が高いです。
スキル強化に必要なアビスアーティファクトの解放と習得条件
ここまで紹介したような強力なスキルを習得し、レベルを上げていくためには、スキルポイントのような役割を果たす「アビスアーティファクト」が必要になります。
マップの各地を探索していると、時折紫色のサイコロのようなアイコンがミニマップに表示されることがあります。
これが「封印されたアビスアーティファクト」の在り処を示しています。
見つけたからといってすぐに使えるわけではなく、アイテム欄の重要アイテム(アビスアイテム)の項目から詳細を確認し、それぞれに設定された固有の「チャレンジ条件」をクリアしなければなりません。
チャレンジの条件はアーティファクトごとに異なり、「風に揺れる綱の上をバランスを崩さずに10歩進む」といったアスレチック要素の強いものから、「研ぎ澄まされた槍先で敵に息つく暇を与えず連続打撃を叩き込む」といった戦闘の腕前を要求されるものまで様々です。
これらの条件を無事に満たすと封印が解け、アーティファクトのアイコンが青色に変化します。
この状態になって初めて、メニュー画面からアーティファクトを「解放」することで、新たなスキルの習得や既存スキルのレベルアップに使用できるようになります。
強力な移動スキルや戦闘スキルを手に入れるためには、単にレベルを上げるだけでなく、世界各地に隠されたこれらのチャレンジを積極的にこなしていくプレイヤースキルが求められます。
広大な世界で迷子にならないためのマップとファストトラベルの知識
マップUIの落とし穴!「環境」と「全体」の切り替え機能
素材集めや装備探しの効率を上げるためには、広大なマップを瞬時に移動できる「ファストトラベル」の活用が不可欠です。
しかし、本作のマップ画面のUI(ユーザーインターフェース)には、初心者が陥りやすいちょっとした罠が仕掛けられています。
マップ画面を開くと、デフォルトの状態では地形の起伏や道筋が詳細に表示されていますが、実はこのマップには表示内容を切り替えるサブメニューが存在します。
コントローラーのR2ボタンやL2ボタンを押すことで、マップの表示モードを切り替えることができるのですが、ここで「全体」もしくは「環境」というモードを選択していないと、肝心のファストトラベルのポイントがマップ上に表示されません。
いくらフィールドを歩き回ってファストトラベルのポイントを解放しても、マップの表示設定が適切でなければ、どこから飛べるのか分からなくなってしまいます。
ファストトラベルを行いたい時は、必ずR2/L2ボタンでマップを「全体」または「環境」の表示に切り替えてから、目的地のアイコンを探すように意識してください。
アビスの標石と痕跡の探し方とマップ縮尺の罠
ファストトラベルの拠点となるのは、フィールド上に存在する「アビスの標石」や「アビスの痕跡」と呼ばれる特殊なオブジェクトです。
これらのオブジェクトは、青く光る丸い形や四角い形をしており、一度触れてアクティベートすることで、以降はマップ画面からその場所へ瞬時に移動できるようになります。
しかし、これらのアイコンをマップ上で見つける際にも、マップの縮尺に関するややこしい仕様が存在します。
マップの視点を思い切り引いた状態(広域表示)にすると、「アビスの痕跡」のアイコンは表示されますが、「アビスの標石」のアイコンは画面から消えてしまいます。
標石のアイコンをマップに表示させるためには、視点を一定の距離まで近づける(拡大表示する)必要があります。
せっかく標石を解放したのに「マップに表示されない!」と焦った経験があるプレイヤーは、この縮尺による表示切り替えの仕様に引っかかっている可能性が高いです。
マップを拡大していくと、未発見のイベントや施設を示す「?」マークが浮かび上がることがあり、この「?」マークの場所に標石や痕跡が隠されているケースが非常に多いです。
ギミック解除が必要なファストトラベルポイントの存在
マップ上の「?」マークに向かって移動し、ついにアビスの標石らしきものを発見しても、すんなりとファストトラベルが解放されるとは限りません。
本作のフィールドには多数の謎解きギミックが配置されており、ファストトラベルのポイント自体がギミックのクリア報酬としてロックされている場所が存在します。
例えば、風の力を使って巨大な風車のような装置を回さなければ起動しない標石や、複雑な排水溝のパズルを解いてエリアの水を全て抜き去ることで、ようやくその姿を現す地下のアビスポイントなどがあります。
これらのギミックは一筋縄ではいかないものも多く、周囲の環境をよく観察し、手持ちのスキル(時には新しく習得したスキル)を駆使して解き明かす必要があります。
単なる移動拠点の解放作業にとどまらず、一つ一つのファストトラベルポイントがミニダンジョンのような役割を果たしており、プレイヤーの探索意欲を刺激する作りになっています。
もし標石の近くに不自然な装置や地形を見つけたら、それが解放のための鍵であると考えて間違いないでしょう。
鐘を鳴らすタイミングの注意点と過酷な長距離移動の悲劇
新しいエリアに到達した際、高い塔などの上にある「鐘」を鳴らすことで、周辺のマップの霧が晴れて詳細な地形が明らかになります。
これはオープンワールドゲームにおける定番のシステムであり、いち早く全体像を把握するために誰もが真っ先に鐘を目指すことでしょう。
しかし、探索をじっくり楽しみたいプレイヤーにとって、この「すぐに鐘を鳴らす」という行為には一つデメリットが存在します。
鐘を鳴らしてマップを完全に開いてしまうと、自分がまだ足を踏み入れていない「未到達の地」と、既に探索済みの場所の区別がマップ上でつきにくくなってしまうのです。
自らの足で歩き、白いモヤに触れることで少しずつマップを切り拓き、「?」マークを発見していくという泥臭い探索プロセスを楽しみたい場合は、あえて鐘を鳴らさずに進むという選択肢もあります。
ただし、ファストトラベルのポイントを解放しないまま無謀にも遠方へ遠征してしまうと、取り返しのつかない事態に陥ることがあります。
筆者自身、ファストトラベルの拠点を見つけられないまま、道沿いに北へ向かって2時間近くも探索を進めてしまい、回復アイテムも尽きかけ、死の恐怖に怯えながら必死に帰還の道を探すという過酷なサバイバルを経験しました。
マップの霧を晴らすことと、確実に帰還できるファストトラベルの拠点を確保することは、並行して計画的に進めるべき最重要課題です。
強敵との戦闘を支える「狩り」と「料理」の徹底効率化
戦闘を生き抜くための回復薬と「狩り」の基本システム
本作の戦闘は非常にシビアで、一撃の被弾が命取りになる強敵が多数存在します。
敵の攻撃力が高く、一発攻撃をもらうだけで体力ゲージの半分を消し飛ばされることも珍しくありません。
ストーリーを進めるためのボス戦などで進行がストップしてしまうプレイヤーの多くは、この圧倒的なダメージ量に対処しきれていないことが原因です。
そこで絶対に必要となるのが、大量の「回復アイテム」を持ち込むという事前準備です。
本作では、フィールドに生息している野生動物を「狩り」によって討伐し、解体することで肉や素材を手に入れることができます。
この時、一つ注意点があります。
動物を剣などの近接攻撃で倒してしまうと、死体が損壊してしまい解体できなくなる場合があります。
確実に素材を剥ぎ取るためには、弓矢などの遠距離攻撃を用いて静かに仕留めるのが基本テクニックとなります。
ただし、大型の動物はこちらを発見すると猛スピードで逃げ出したり、逆に強力な反撃を仕掛けてきたりするため、狩り自体がひとつの命懸けの戦闘となることも覚悟しておきましょう。
なお、村の周囲にいる家畜に手を出してしまうと犯罪行為とみなされ、前述した「信用」の低下に直結するため、必ず野良の動物をターゲットにしてください。
(余談ですが、釣りのミニゲームも存在しますが、左右に引っ張って魚の体力を削る操作が非常に難しく、効率的な食料調達というよりは趣味のレジャーとしての側面が強いです。)
料理の個数と回復量の関係性に見る効率的な作成術
狩りで集めた生肉は、そのまま食べることも一応可能ですが、回復量が本来の半分程度に落ち込んでしまい非常に非効率です。
手に入れた肉は、各所にある焚き火などの調理設備を使って「料理」することで、強力な回復アイテムへと生まれ変わります。
ここで知っておくべき極めて重要な仕様が、調理に使用する「肉の個数」と「完成する料理の回復量」のアンバランスな関係性です。
調理メニューの下の方にある、少ない肉の数で作れるシンプルな「焼肉」は、大量生産に向いており、回復量もそこそこ確保されています。
一方で、メニューの上の方にある、多くの肉を消費して作る豪華な料理(例えば10個の肉を使う焼き鳥など)は、一見すると強力に思えますが、消費する肉の量に対して回復量の倍率が見合っていません。
つまり、10個の肉を使って超強力な回復アイテムを1個作るよりも、少ない肉で通常の回復アイテムを10個作った方が、トータルでの回復総量は圧倒的に多くなるという罠があるのです。
ボス戦などで少しでも多くの回復手段を確保したい場合は、コストパフォーマンスの悪い高級料理は避け、下位の料理を大量に作り置きしておくのが正解です。
また、調理の際には1個ずつ作っても、10個まとめて作っても、調理のモーション(演出時間)は同じようにかかります。
時間のロスを省くためにも、肉はある程度まとまった数を確保してから、一気に最大数で調理するようにしましょう。
回復アイテムの効率と売却金策の比較表
狩りで得た肉をどのように扱うのが最も効率的か、回復量と売却額の観点から表にまとめました。
状況に応じて、肉を食べるか、売るかの判断基準にしてください。
| アイテム名 | 必要素材(肉の数) | 1個あたりの生命力回復量 | 総回復量効率(肉1個換算) | 1個あたりの売却価格 | 金策効率(肉1個換算) |
|---|---|---|---|---|---|
| 生肉 | – | 低(焼肉の約半分) | 低 | 6円 | 6円(最高効率) |
| 焼肉(シンプル) | 少ない(例:1個) | 80 | 80(高効率) | 5円 | 5円 |
| 焼き鳥(豪華) | 多い(例:10個) | 200 | 20(超低効率) | 10円 | 1円 |
料理と金策のジレンマ
表の数値が示す通り、回復目的であれば少ない素材で作れる「焼肉」を大量生産するのが圧倒的に正義です。
豪華な料理はインベントリの枠を節約できるという僅かなメリットしかありません。
そして驚くべきことに、金策という視点で見ると「調理せずに生肉のまま売却する」のが最も高く売れるという事実が判明しました。
手間暇かけて調理した料理の方が安く買い叩かれる理不尽な経済システムですが、装備の強化費用やショップでのアイテム購入資金が足りない場合は、狩った肉をそのまま店に持ち込むのが手っ取り早い金策となります。
ただし、売却額自体は微々たるものなので、基本的には自身の命を繋ぐ回復アイテムのストックを優先し、余剰分が出た場合のみ売却に回すという運用がベストでしょう。
強敵戦に向けたアイテムのショートカット設定とリスク管理
大量に作成した回復アイテムは、インベントリの奥底にしまっておくのではなく、戦闘中に即座に使用できるようショートカットに登録しておくことが必須です。
プレステ5のコントローラーであれば、十字キーの右などに回復アイテムをセッティングしておくことで、メニュー画面を開くことなく、戦闘の激しいアクションの最中でもワンボタンで即座に体力を回復することが可能になります。
ボスの連続攻撃を食らって瀕死の状態になった際、このショートカットの有無が生死を分けると言っても過言ではありません。
また、本作のゲームオーバー時の仕様にも注意が必要です。
強敵との戦闘で負けてしまった場合、直前のチェックポイントからリトライすることになりますが、その戦闘中に消費してしまった回復アイテムは元に戻らず、消費された状態のまま復活してしまいます。
何度もリトライを繰り返しているうちに、持参した大量の回復アイテムが底を尽き、ジリ貧に陥ってしまう危険性があります。
アイテムの消費が激しいと感じたり、勝てる見込みが薄い強敵に遭遇した場合は、無理にアイテムを使って粘るのではなく、あえて一度潔くゲームオーバーになり、アイテムを節約するのも一つの戦略です。
もしくは、強敵に挑む直前にマニュアルでセーブデータを残しておき、負けたらそのセーブデータをロードし直すことで、アイテムの消費をなかったことにして再挑戦するというテクニックも、攻略をスムーズに進める上で非常に有効な手段となります。
まとめ
本記事では「紅の砂漠」における装備の強化(焼き入れ)の仕様と、それを支える探索・戦闘のシステムについて解説しました。
同一装備を用いた強化の裏技は、レア素材の枯渇に悩むプレイヤーにとってまさに救済措置とも言える仕様です。
そして、その強化素材を集めるためには、2段ジャンプや高速滑空といった移動スキルの習得が不可欠であり、強力な初期装備を手に入れるための盗みや、強敵を打ち倒すための狩りと料理など、すべてのシステムが密接に絡み合って本作のサバイバルを形成しています。
各システムの仕様と落とし穴を正確に理解し、広大なクリムゾンデザートの世界を生き抜いてください。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























