編集デスク スマホゲーム攻略ライターの橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきますね。
この記事を読んでいる方は、「ポケモンスリープ(ポケスリ)で手に入れた貴重な『メインスキルの種』を、どのポケモンに使うべきか」で悩んでいると思います。 なかなか手に入らないアイテムだからこそ、失敗したくないですし、一番効果的な使い方を知りたいですよね。 ヒーラーが良いって聞くけど本当?伝説のポケモン(エンテイやライコウ)に使ってもいいの?厳選が終わってないけど使っていい?など、気になることがたくさんあるかと思います。
この記事を読み終える頃には、「メインスキルの種」をどのポケモンに使うべきか、あなた自身のプレイスタイルに合った最適な答えが見つかっているはずです。
- メインスキルの種 おすすめ使用先Tierランキング
- 最優先はヒーラー(元気オールS)である理由
- 使用するポケモンの厳選基準と重要性
- 温存すべきかどうかの判断フローチャート
それでは解説していきます。
メインスキルの種とは? 基本知識をおさらい
まずは「メインスキルの種」がどのようなアイテムなのか、基本情報から確認していきましょう。 このアイテムの価値をしっかり理解することが、最適な使い道を選ぶ第一歩になりますよ。
「メインスキルの種」の貴重さと入手方法
「メインスキルの種」は、ポケモンのメインスキルのレベルを1段階上げてくれる、文字通り「超貴重」なアイテムです。 スキルレベルが上がると、スキルの効果が飛躍的に高まるため、チーム全体の効率に大きく影響します。
しかし、その入手方法は非常に限られています。 これまでの主な入手経路をまとめてみました。
| 入手方法 | 入手可能数(目安) | 必要なコスト(例) | 備考 |
|---|---|---|---|
| プレミアム交換所 | 毎月1個 (計11個 ※2024年5月時点) | スリープポイント 1,800pt | プレミアムパス加入者限定 |
| プレゼント | 1個 | – | 2023年11月の受賞記念 |
| アチーブメント | 計5個 | おこう850個使用、ポケモン10匹Lv50、ラピスラズリでマスター20到達など | 達成難易度は非常に高い |
| 課金パック | 3個 | ポケモンデー、ニューイヤー、ホリデーの各パックL | 期間限定 |
| イベント交換所 | 計2個 | ライコウ、エンテイイベント | 期間限定 |
このように、サービス開始から約10ヶ月(2024年5月時点)で、すべての手段を使っても合計22個しか手に入りません。
特にプレミアムパスに加入していない無課金プレイヤーの場合、現実的に入手できるのは、プレゼントの1個、アチーブメントの2個(レベル10、レベル30)、イベント交換所の2個、合計でわずか5個程度なんです。
この事実だけでも、「メインスキルの種」がいかに貴重で、慎重に使うべきアイテムかがお分かりいただけるかと思います。
メインスキルのレベルを上げるメリット
メインスキルのレベルは、通常は進化でのみ上昇します(一部のポケモンを除く)。 「メインスキルの種」は、このレベルを進化以外で、強制的に1段階引き上げるアイテムです。
多くのスキルはレベル6が上限ですが、2024年のアップデートにより、一部のスキル(伝説ポケモンの「おてつだいブースト」など)でレベル7が解放されました。 今後、他のスキルの上限も解放される可能性があり、その際にもこのアイテムの重要性はさらに増すと考えられます。
レベルが上がることで、回復量、獲得エナジー、獲得食材数、確率などが上昇し、ポケモンの性能が劇的に向上します。 特にスキルを主体とする「スキルタイプ」のポケモンにとって、スキルレベルは生命線とも言える重要なステータスなんですよ。
メインスキル一覧とレベルアップ効果
ポケモンスリープには様々なメインスキルが存在します。 ここでは、特に「メインスキルの種」の使用候補となりやすい、代表的なスキルの効果と、レベルアップによる効果量の変化を見てみましょう。
| スキル名 | 主な所持ポケモン | レベル1の効果 | レベル6の効果 |
|---|---|---|---|
| 元気オールS | サーナイト, プクリン, ニンフィア | チーム全員の元気を5回復 | チーム全員の元気を18回復 |
| おてつだいブースト | エンテイ, ライコウ, スイクン | チーム全員のおてつだいを5回分完了させる | チーム全員のおてつだいを10回分完了させる (※Lv7で11回) |
| エナジーチャージM | エーフィ, デンリュウ, ジバコイル | カビゴンのエナジーを880増やす | カビゴンのエナジーを3,237増やす (※Lv7で3,889) |
| 料理パワーアップS | グレイシア, ブースター, ウインディ | 鍋の容量を7増やす | 鍋の容量を27増やす |
| 食材ゲットS | トドゼルガ, カメックス, バンギラス | ランダムな食材を6個ゲット | ランダムな食材を21個ゲット |
| 料理チャンスS | デデンネ | 料理の大成功確率を**4%**上げる | 料理の大成功確率を**10%**上げる |
| 元気チャージS | バンギラス, カイリュー | 自分の元気を12回復 | 自分の元気を36回復 |
| 元気エールS | リーフィア, ヤドキング | ランダムな1匹の元気を14回復 | ランダムな1匹の元気を50回復 |
(※エナジーチャージM(ランダム)や夢のかけらゲットSなども存在しますが、ここでは代表的な固定値のスキルを記載しています)
この表を見ていただくと一目瞭然ですが、特に**「元気オールS」の伸び(5→18)**が非常に大きいことがわかりますね。 「エナジーチャージM」や「料理パワーアップS」も、レベル1と6では効果が全く異なり、育成の恩恵が非常に大きいスキルです。
「メインスキルの種」使用の基本的な考え方
貴重な「メインスキルの種」を誰に使うか。 その基本的な考え方と、判断するためのフローチャートをご紹介します。
大前提:基本は「スキルタイプ」のポケモン
まず大前提として、「メインスキルの種」は基本的に**「スキルタイプ」**のポケモンに使うことを強く推奨します。
ポケモンの強さ、特にスキルの強さは「発動回数 × スキル効果」で決まります。
スキルタイプのポケモンは、他のタイプ(木の実タイプ、食材タイプ)のポケモンと比較して、
- メインスキルの発動率が(基本的に)高い
- 所持しているメインスキル自体が強力(元気オールS、エナチャM、鍋拡張など)
という特徴を持っています。 せっかく「メインスキルの種」でスキル効果を高めても、発動回数が少なければ恩恵も少なくなってしまいます。 そのため、発動率とスキル効果の両方に優れるスキルタイプに使うのが、最もコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
(※ただし、トドゼルガやカメックスなど、一部例外的に使用を検討できる木の実・食材タイプのポケモンも存在します。これについては後ほど詳しく解説しますね)
使用先フローチャート:まずはヒーラーの確保から
「じゃあ、スキルタイプなら誰でもいいの?」というと、そうではありません。 私が考える最も効率的な使用先のフローチャートは以下の通りです。
【メインスキルの種 フローチャート】
- 最優先:ヒーラー(元気オールS持ち)は育っているか?
- いいえ → 厳選済みのヒーラー(サーナイト推奨)に使う(スキルレベル6を目指す)
- はい → 2に進む
- ヒーラー用の種(3~5個)を確保した上で、余剰があるか?
- いいえ → 理想のヒーラーに出会うまで温存
- はい → 3に進む
- 今後も長く活躍できる、厳選済みのスキルタイプポケモンがいるか?
- はい → そのポケモンに使う(ランキングを参考に、汎用性の高いエナチャMや鍋拡張、または伝説ポケモンを検討)
- いいえ → 理想の個体に出会うか、伝説ポケモン(スイクン等)の実装を待って温存
このフローチャートの通り、**最優先事項は「スキルレベル6のヒーラーを1体育成すること」**です。
ポケモンスリープにおいて、「元気」はおてつだいスピードに直結する最も重要なステータスです。 チーム全員の元気を高い水準で維持できる「元気オールS」持ちのヒーラーは、パーティ全体の効率を底上げする土台となります。 レベル6(元気18回復)のヒーラーがいるかいないかで、他のポケモンたちが稼ぎ出すエナジーが全く変わってくるため、何よりも優先して育成すべきだと私は考えています。
厳選は必須!使うべき個体の基準
ここが非常に重要なポイントです。 「メインスキルの種」は、中途半端な個体には絶対に使ってはいけません。
貴重な種を使ってスキルレベルを6にしても、そのポケモンの「せいかく」がおてつだいスピードダウンだったり、サブスキルが弱かったりすると、結局スキルが発動せず、宝の持ち腐れになってしまいます。
最低でも、以下の基準を満たす「厳選済み」の個体にのみ使用を検討してください。
【種を使う個体の最低ライン】
- せいかく:
- 理想:「スキル確率アップ」のせいかく(しんちょう、おだやか、なまいき、のんき)
- 妥協:無補正
- NG:「スキル確率ダウン」のせいかく(うっかりや、おっとり、さみしがり、やんちゃ)、「おてつだいスピードダウン」のせいかく(のんき、なまいき、ひかえめ、れいせい ※ただし、スキル確率アップと重複する「のんき」「なまいき」はヒーラーなら可)
- サブスキル:
- 理想:「スキル確率アップM」「スキル確率アップS」がLv25までにある。
- 次点:「おてつだいスピードM/S」「きのみの数S」など、ポケモンのタイプに合った強力なサブスキルがある。
- 注意:「スキルレベルアップM/S」持ちは、種の節約にはなりますが、それ自体がポケモンの性能を上げるわけではないため、他のサブスキルが重要です。
特にヒーラー(サーナイトなど)は、スキルを発動してくれないと意味がありません。 「スキル確率アップM」と「スキル確率アップS」の両方を持っている個体(いわゆる「スキルマ」)や、「スキル確率アップ」のせいかくを持っている個体は、種を使う最有力候補となります。
温存も戦略の一つ
理想的な個体に出会えていない場合、またはヒーラーが既に育っているが、次に使いたいポケモンがいない場合は、無理に使わず温存するのも賢明な戦略です。
- 今後、ラピスラズリや新フィールドで活躍する理想個体に出会えるかもしれない。
- エンテイ、ライコウに続く、スイクンなどの強力な伝説ポケモンが実装されるかもしれない。
「メインスキルの種」は腐るアイテムではありません。 ボックスに残っているのはリソースとして勿体ない、という考え方もありますが、それ以上に「後悔する使い方」をしてしまうことの方が大きな損失です。 自分が「この子になら使っても後悔しない!」と確信できるポケモンに出会うまで、じっくり待つのも一つの正解ですよ。
【Tier表】メインスキルの種 おすすめ使用ポケモンランキング
お待たせいたしました。 以上の基本的な考え方を踏まえた上で、私、橋本ユアが考える「メインスキルの種」おすすめ使用ポケモンランキングをTier形式で発表します。
これは、スキルの強さ、汎用性、将来性、育成コストなどを総合的に評価したランキングです。
Tier SS:最優先候補
| ポケモン | メインスキル | 評価 |
|---|---|---|
| サーナイト | 元気オールS | ヒーラーの頂点。おてつだいスピードが速く、食材(リラックスカカオ)も優秀。ラピスラズリ適正もあり、将来性も抜群。厳選が終わり次第、最優先で種を使いたいポケモンです。 |
| エンテイ | おてつだいブースト | 圧倒的瞬間火力。おてつだいスピードが全ポケモン中最速クラス。発動すればチーム全員のおてつだいを10回完了させるパワーは唯一無二。ただし厳選難易度が非常に高く、スキルレベル7(種5個必要)前提なのがネック。 |
| ライコウ | おてつだいブースト | エンテイと同様の理由。おてつだいスピードはエンテイに劣るものの、スキル性能は同等。こちらも厳選とコストが最大の壁となります。 |
Tier S:強力な使用候補
| ポケモン | メインスキル | 評価 |
|---|---|---|
| エーフィ | エナジーチャージM | 最強の汎用アタッカー。おてつだいスピードが非常に速く、高頻度でエナジーを稼ぎます。フィールドを選ばずどこでも活躍できるのが最大の強み。無課金プレイヤーにもおすすめです。 |
| デンリュウ | エナジーチャージM | エーフィに次ぐ汎用アタッカー。進化でスキルレベルが1上がるため、種を1個節約できる可能性があります。おてつだいスピードも優秀で、非常に使いやすいです。 |
| ジバコイル | エナジーチャージM | エナチャM組の一角。おてつだいスピードは上記2匹に劣りますが、強力な個体が引ければ十分Tier Sの活躍をします。 |
| グレイシア | 料理パワーアップS | 鍋拡張のスペシャリスト。おてつだいスピードが速く、鍋を最大27も拡張してくれます。日曜日の作りだめ戦略や、高エナジー料理の作成に必須級のポケモンです。 |
| ブースター | 料理パワーアップS | グレイシアと同様の鍋拡張要員。グレイシアよりおてつだいスピードは遅めですが、十分強力です。 |
| デデンネ | 料理チャンスS | 上級者向けロマン砲。大成功確率を10%まで上げるスキルは、高エナジー料理と組み合わせることで爆発的なエナジーを生み出します。課金者や料理環境が整っている人にとってはSSランク級の価値があります。 |
| ニンフィア | 元気オールS | 優秀なヒーラー。サーナイトがいない場合の最有力候補。おてつだいスピードはサーナイトに劣るものの、ヒーラーとしての役割は十分果たせます。 |
| プクリン | 元気オールS | ニンフィアと同様、優秀なヒーラー。進化でスキルレベルが1上がるため、種の節約になる可能性があります。 |
Tier A:明確な目的があれば
| ポケモン | メインスキル | 評価 |
|---|---|---|
| エルレイド | おてつだいサポートS | おてつだいサポートSはランダム性が高いものの、発動すれば強力。エルレイドはスキルタイプの中でも発動率が高めに設定されており、週末のサポーターとして優秀です。 |
| ウインディ | おてつだいサポートS | エルレイドと同様の理由。鍋拡張も持っていますが、メインは「おてつだいサポート」です。 |
| サンダース | おてつだいサポートS | おてつだいスピードが速く、サポート役として優秀です。 |
| ゴルダック | エナジーチャージS | スキル発動率が非常に高く、こまめにタップできる環境ならエナチャMを超えるエナジーを稼ぐポテンシャルがあります。ただし、プレイスタイルに大きく依存します。 |
Tier B:例外的な候補
| ポケモン | メインスキル | 評価 |
|---|---|---|
| ピクシー | ゆびをふる | スキルタイプであり、「ゆびをふる」で強力なスキル(元気オールSなど)を引ければ強いです。きのみタイプとしての性能も高いため、シアン適正も考慮してこの位置に。 |
| トドゼルガ | 食材ゲットS | 木の実タイプだが例外。ウノハナでの絶対的エースであり、使用頻度が非常に高いポケモン。スキル発動率は低いですが、長く使う分、スキルレベルを上げる恩恵はあります。 |
| カメックス | 食材ゲットS | 食材タイプだが例外。強力な食材「カカオ」「ミルク」を運び、様々なフィールドで活躍します。トドゼルガ同様、使用頻度の高さから種の使用も選択肢に入ります。 |
| リーフィア | 元気エールS | ランダム1匹の回復は「元気オールS」に比べると安定感に欠けます。 |
| ヤドキング | 元気エールS | 同上。 |
| トゲキッス | ゆびをふる | ピクシーと似ていますが、汎用性でやや劣ります。 |
Tier C以下:使用非推奨
| ポケモン | メインスキル | 評価 |
|---|---|---|
| ルカリオ | 夢のかけらゲットS | 夢のかけらは現状、エナジーを稼ぐ過程で十分集まるため、優先度は低いです。 |
| ペルシアン | 夢のかけらゲットS | 同上。 |
| シャワーズ | 食材ゲットS | スキルタイプですが、カメックスなど優秀な食材ポケモンがいるため、優先度は下がります。 |
| ヘラクロス | 食材ゲットS | 現状、活躍できるフィールドが限られます。 |
| その他多数 | – | 基本的にスキルタイプ以外、特に「夢のかけらゲット」や「元気チャージS(自身のみ)」のスキルを持つポケモンへの使用はおすすめしません。 |
【詳細解説】Tier別おすすめポケモンの評価ポイント
なぜそのポケモンがそのTierなのか、もう少し詳しく解説していきますね。 あなたの手持ちのポケモンと見比べながら、参考にしてみてください。
Tier SS:最優先で検討すべきポケモンたち
このTierのポケモンは、ポケモンスリープの環境において圧倒的な性能を持っています。
サーナイト (元気オールS)
ヒーラーとしてプクリンやニンフィアではなく、サーナイトをSSランクに推すのには明確な理由があります。
- おてつだいスピードの速さ:ヒーラーはスキルを発動するのが仕事ですが、自身もおてつだいをしてエナジーを稼ぐ必要があります。サーナイト(ラルトス)のおてつだい時間は、ププリンやイーブイ(ニンフィア)より速く設定されています。
- 優秀な食材:2枠目の食材が「リラックスカカオ」で、これは高エナジー料理(「ぜったいねむりバターカレー」など)に必須の食材です。ヒーラーでありながら、食材面でも貢献できます。
- 将来性(ラピスラズリ適正):サーナイトはフェアリータイプであり、ラピスラズリのきのみ(モモンのみ)と一致します。高難易度フィールドでもヒーラー兼きのみアタッカーとして活躍できるポテンシャルを秘めています。
この3点から、厳選する価値、そして「メインスキルの種」を使う価値が最も高いポケモンだと断言できます。
エンテイ・ライコウ (おてつだいブースト)
この2匹は、まさに「伝説」の名にふさわしいスキルを持っています。 スキルレベル6で「チーム全員のおてつだいを10回分完了させる」効果は、発動した瞬間に数万エナジーを生み出すほどのパワーがあります。
ただし、この2匹に種を使うには大きな覚悟が必要です。
- コストの重さ:スキルレベル7(11回分)が解放されており、そこを目指すのが理想とされています。レベル2から7に上げるには合計5個の種が必要です。
- 厳選の難易度:伝説ポケモンは1匹しか捕まえられず、厳選が非常に困難です(今後緩和される可能性はあります)。微妙な個体に5個も種を使うのは推奨できません。
無課金・微課金プレイヤーの方は、まずサーナイトを優先し、この2匹への使用は慎重に判断すべきです。 しかし、素晴らしい個体(スキル確率アップ持ちなど)を引けたのであれば、最強のロマンを求めて投資する価値は十分にあります。
Tier S:汎用性と将来性に優れるポケモンたち
SSランクのポケモンがいない場合や、育成が終わっている場合は、このTierのポケモンが最有力候補となります。
エーフィ・デンリュウ (エナジーチャージM)
この2匹(+ジバコイル)の強みは、なんといっても**「汎用性」**です。 エナジーチャージMは、カビゴンの好みのきのみや料理に関係なく、直接エナジーを増やしてくれます。 つまり、ワカクサ、シアン、トープ、ウノハナ、ラピス…どのフィールドでもエースアタッカーになれるのです。
特にエーフィは圧倒的なおてつだいスピードを誇り、スキル発動率も高いため、常にチームのエナジーを底上げしてくれます。 デンリュウは進化ボーナスで種を節約できる可能性があり、こちらも非常に優秀です。 どのポケモンに種を使うか迷ったら、厳選済みのこの2匹のどちらかに使っておけば、まず後悔することはないでしょう。
グレイシア・ブースター (料理パワーアップS)
「鍋拡張」は、ゲームを進めるほどにその重要性が増していくスキルです。 ポケスリは「料理」で稼ぐエナジーの割合が非常に大きいため、鍋の容量を増やすことはエナジー効率に直結します。
- 高エナジー料理の作成:「ぜったいねむりバターカレー」(51個)や「れんごくコーンキーマカレー」(55個)など、強力な料理を作るために必要です。
- 日曜日の作りだめ:日曜は鍋が2倍になりますが、このスキルでさらに拡張し、食材を大量に投入することで、週明けのロケットスタート(エナジーを翌週に持ち越す)が可能になります。
グレイシアはスキル発動率が高く、ブースターも十分強力です。 料理でエナジーを稼ぐ戦略を取るなら、必須のポケモンと言えます。
例外:スキルタイプ以外への使用(トドゼルガ・カメックス)
ランキングBには、スキルタイプではないトドゼルガ(木の実)とカメックス(食材)が入っています。 これは大前提(スキルタイプに使う)の例外となります。
なぜおすすめランキングに入っているのか?
理由は単純で、**「圧倒的に使用頻度が高いから」**です。
- トドゼルガ:ウノハナ雪原における絶対的エース。多くのプレイヤーがウノハナで長期間お世話になるポケモンです。
- カメックス:「カカオ」「ミルク」という超優秀な食材を大量に運び、ラピスラズリ(バターカレー)など多くのフィールドで活躍します。
メリットとデメリット
メリット: パーティに入れている時間が非常に長いため、スキル(食材ゲットS)の発動回数も結果的に多くなります。 スキルレベルを上げることで、食材不足を補い、チーム全体の安定感を増すことができます。
デメリット: あくまで木の実/食材タイプなので、スキル発動率自体は低いです。 スキル確率アップのサブスキルやせいかくが無い個体に種を使っても、効果を実感しにくい可能性があります。
基本はサーナイトやエーフィなどのスキルタイプを優先すべきですが、これらの厳選が既に終わっており、かつトドゼルガやカメックスの超優良個体(スキル確率アップ持ちなど)を持っている場合に限り、使用を検討しても良いでしょう。
よくある質問(Q&A)
最後に、メインスキルの種に関してよく寄せられる質問にお答えしますね。
Q. ヒーラーはスキルレベルいくつまで上げるべき?
A. まずはレベル5、理想はレベル6です。
- レベル5(元気14回復):ここまで上げれば、ヒーラーとして最低限の機能は果たせると言われています。
- レベル6(元気18回復):ここまで上げると、チーム全体の元気を80%以上に維持しやすくなり、おてつだい効率が最大化されます。サーナイトに種を使うなら、ここを目指すのが理想です。
レベル7は現状、伝説ポケモン専用か、将来的なキャップ解放用と考えられます。 まずはレベル6のヒーラーを1体育成することを目標にしましょう。
Q. 「スキルレベルアップM/S」持ちの個体はどうする?
A. 「メインスキルの種」を節約できる、非常に優秀な個体です。
例えば「スキルレベルアップM」持ちのラルトスを捕まえた場合、進化時(サーナイト)にスキルレベルが2段階上がり、合計でレベル4からスタートできます。 この場合、種が2個あればレベル6に到達できるため、非常にお得です。
ただし、注意点があります。 「スキルレベルアップ」のサブスキルは、**レベル6に到達した後は何の効果もない「死にスキル」**になってしまいます。 種を節約できるのは大きなメリットですが、それ以外のサブスキル(スキル確率アップ、おてつだいスピードアップなど)が弱い個体だと、長期的には他の厳選個体に見劣りする可能性もあります。
「スキル確率アップM」と「スキルレベルアップM」のどちらが嬉しいかは、あなたの種の所持数やプレイスタイルにもよりますが、個人的には長く活躍できる「スキル確率アップM」の方が価値は高いかな、と思っています。
Q. 無課金ですが、エンテイ・ライコウに使うべき?
A. 非常に悩ましいですが、優先度は低いです。
先述の通り、無課金プレイヤーが手に入れられる種は合計5個程度です。 そして、エンテイやライコウのスキルレベルを7(理想)にするためには、種が5個必要です。
つまり、無課金プレイヤーは、ヒーラー(サーナイト)を育成するか、伝説ポケモンに全力を注ぐかの二択を迫られることになります。
パーティ全体の効率を考えれば、土台となるヒーラー(サーナイト)をレベル6にすることを強く推奨します。 伝説ポケモンは強力ですが、ヒーラーがいないパーティは不安定になりがちです。
もし、すでに強力なヒーラーを持っていて(スキルレベルアップM持ちのプクリンが育っているなど)、かつエンテイ/ライコウの素晴らしい個体が引けた場合に限り、検討の価値が生まれる、といったところですね。
まとめ
今回は、「メインスキルの種」のおすすめ使用先について、Tierランキング形式で詳しく解説してきました。
- 最優先は「厳選済み」のヒーラー(サーナイト推奨)
- 次点は「厳選済み」の汎用スキルタイプ(エーフィ、デンリュウ、グレイシアなど)
- 伝説ポケモン(エンテイ、ライコウ)は強力だが、コスト(種5個)と厳選難易度を考慮
- 中途半端な個体に使うのはNG。理想個体まで「温存」も立派な戦略
「メインスキルの種」は、あなたのポケスリライフを大きく変える力を持ったアイテムです。 だからこそ、焦らず、あなたの手持ちの中で「この子だ!」と確信できる最高の相棒に使ってあげてくださいね。
あなたのポケスリライフが、より豊かで楽しいものになることを願っています。






