編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、DLC「M次元ラッシュ」のストーリー進行に必要な「異次元調査ポイント」がなかなか貯まらず、足踏みをしてしまっているのではないでしょうか。「もっと効率的にストーリーを進めたい」「どこで稼ぐのが正解なのかわからない」と悩んでいることと思います。
この記事を読み終える頃には、自分のプレイスタイルに合った最適な稼ぎ方が見つかり、スムーズにシナリオクリアまで到達できる疑問が解決しているはずです。
- 図鑑埋めを並行するなら「小規模ワイルド異次元」一択
- 育成済みパーティなら「バトル異次元」で高ポイント狙い
- 高難易度攻略には「高品質ドーナツ」が必須アイテム
- 配達員トレーナーを狙い撃ちして素材効率アップ
それでは解説していきます。
異次元調査ポイントとは?なぜ稼ぎが必要なのか
「M次元ラッシュ」において、プレイヤーの前に立ちはだかる最初の壁、それが「異次元調査ポイント」です。
多くのプレイヤーが、ストーリーの続きが気になるのに「ポイント不足でゲートが開かない」という事態に直面していることでしょう。私が実際にプレイして感じたのは、このポイントは単なる通貨ではなく、この異世界「M次元」に対する「理解度」や「制圧度」を数値化したものだということです。
ストーリーの進行フラグとして設定されているため、避けては通れません。しかし、闇雲にフィールドを走り回っても時間は過ぎるばかり。まずは、このポイントがどのようなアクションで加算されるのか、その基本構造を理解することが最短攻略への第一歩となります。
ストーリー進行の「鍵」となるリソース
異次元調査ポイントは、メインクエストの進行条件として要求されます。例えば「エリアCへ進むには調査ポイントが3000必要」といった具合に、明確な数値目標が設定されています。
このシステムは、プレイヤーに対して「新しいエリアに行く前に、今のエリアを十分に探索し、強くなっておけ」という開発者からのメッセージでもあります。しかし、早く先のストーリー、特に「あの」伝説のポケモンの謎に迫りたい我々ゲーマーとしては、ここは可能な限り効率化したい部分です。
稼ぎ方は大きく分けて2種類
ポイントを稼ぐ手段は、大きく分けて以下の2つに分類されます。
- ワイルド異次元での探索活動
- バトル異次元での戦闘勝利
どちらを選んでも共通のポイントが得られますが、かかる時間、労力、そして得られる副産物が全く異なります。自分の手持ちポケモンの育成状況や、図鑑の埋まり具合によって最適な選択肢が変わるため、それぞれの特徴を深く掘り下げて解説していきます。
【推奨ルート】「ワイルド異次元」での効率的な稼ぎ方
私が最も多くのプレイヤー、特にストーリークリアを最優先したい方におすすめするのが「ワイルド異次元」を活用した稼ぎ方です。
なぜなら、リスクが低く、安定してポイントを積み上げることができるからです。特に、まだ手持ちのポケモンがレベル100まで育っていない、あるいは努力値振りが完了していない段階では、こちらのルートが精神衛生的にも安定します。
「小規模」マップを選ぶことが最大の秘訣
ワイルド異次元にはマップの広さが設定されていますが、稼ぎにおいて「大は小を兼ねない」というのがこのゲームの面白いところです。
結論から言うと、「小規模」のワイルド異次元を選んでください。
大規模マップは探索のロマンがありますが、ポイント稼ぎという観点では移動時間がネックになります。小規模マップには以下のメリットがあります。
- 移動時間の短縮: 端から端までの移動が数秒で済むため、タスク消化の回転率が圧倒的に高い。
- スポーン密度の圧縮: 狭い範囲にポケモンやオブジェクトが密集するため、視認性が良く、次々とアクションを起こせる。
- ボーナスボールの発見: 空間が狭いため、空中に浮遊するボーナスボールを見逃すリスクが激減する。
広大なフィールドを駆け巡るのもポケモンZAの醍醐味ですが、こと「ポイント稼ぎ」という作業においては、コンパクトなオフィスで仕事を片付けるような効率性が求められます。
図鑑埋めとの並行作業でモチベーション維持
ワイルド異次元を推奨するもう一つの理由が「図鑑埋め」です。
M次元ラッシュで追加された新ポケモンや、リージョンフォーム(あるいはM次元フォームと言うべきでしょうか)のポケモンたちは、主にこのワイルド異次元に生息しています。
「ポイントを稼ぐ」という作業だけでは飽きが来てしまいますが、「まだ見ぬ色違いを探す」「図鑑タスクを埋める」という目的をサブに置くことで、作業感が薄れ、楽しみながらポイントを蓄積できます。
具体的には、未捕獲のポケモンに遭遇したら、捕獲タスクをこなしつつポイントを得る。既知のポケモンであれば、「〇〇技で倒す」などのタスクを消化する。このサイクルを回すことで、気づけば数千ポイントが溜まっていることでしょう。
野生ポケモン戦は「オート」ではなく「確実」に
ワイルド異次元での戦闘は基本的に野生ポケモンが相手です。レッツゴー(おまかせバトル)機能を使ってサクサク倒していくのも手ですが、調査ポイントの獲得条件に「弱点を突いて倒す」「ステータス異常にしてから捕獲する」といった指定が入ることがあります。
これらは自動戦闘では達成できない場合が多いため、面倒でもエンカウントして、指示通りに処理することが、結果として時間あたりのポイント効率を高めます。
特に「空中のボール破壊」は見逃せません。フィールド上空に浮遊するオブジェクトをポケモンに乗って破壊するアクションですが、これも小規模マップなら見つけ次第即座に対応可能です。これが意外と馬鹿にならないポイント源となります。
【上級者向け】「バトル異次元」での高ポイント獲得法
手持ちのポケモンがガチガチに育っている、対戦ランクマッチにも潜っているような猛者には、「バトル異次元」をおすすめします。
こちらは探索要素が薄い代わりに、強力なトレーナーや強化個体との連戦が発生します。ハイリスク・ハイリターンな稼ぎ場と言えるでしょう。
敵レベルの高さとドーナツの重要性
バトル異次元の敵は、ハッキリ言って強いです。ストーリー中盤の感覚で挑むと返り討ちに遭います。
ここで重要になってくるのが、今作のキーアイテムである「ドーナツ」です。 このドーナツ、単なるおやつではありません。使用することで「味方の全ステータス上昇」や「獲得ポイント倍率アップ」といった強力なバフ効果を付与することができます。
- ★3までの難易度: ショップで購入できる通常のきのみを使ったドーナツで十分攻略可能です。ここで操作に慣れましょう。
- ★4以上の難易度: ここからが本番です。敵のAIも賢くなり、構成もガチになってきます。店売りのアイテムだけでは太刀打ちできない、あるいは時間がかかりすぎて効率が悪くなります。
高品質ドーナツへの投資
★4以上のバトル異次元を周回する場合、「高品質なドーナツ」の作成が必須級になります。
高品質なドーナツを作るには、レアな「異次元きのみ」が必要です。これを惜しまずに投入することで、バフの効果時間が延びたり、ステータス上昇幅が大きくなったりします。
「アイテムを使うのがもったいない」というエリクサー症候群の方もいるかもしれませんが、ここは投資のしどころです。高品質ドーナツ1個で周回効率が2倍になるなら、迷わず使うべきです。結果として、短時間で大量の調査ポイントを持ち帰ることができます。
タイムアタック的な思考が必要
バトル異次元での稼ぎは、いかに「相手に行動させずに倒すか」にかかっています。
相手の行動モーションを見るだけで数秒のロスです。高火力・広範囲技を持つポケモン、あるいは先制技で確殺できるポケモンを並べ、自分のターンだけで試合を終わらせる構築を練ってください。
私の推奨は、こだわりハチマキやこだわりメガネを持たせた高速アタッカーです。耐久調整よりも、やられる前にやる火力を優先しましょう。
おすすめの周回用ポケモン
バトル異次元では「弱点を突く」ことよりも「等倍でもゴリ押しできる火力」が求められます。いちいちポケモンを入れ替えている時間も惜しいからです。
- ハバタクカミ(こだわりメガネ): フェアリー・ゴーストの範囲が優秀で、特殊耐久の低い敵を一掃できます。
- テツノカイナ(ドレインパンチ型): 耐久と火力を両立し、回復の手間を省きながら連戦が可能。
- パオジアン(つららおとし): 物理受けポケモンすら無理やり突破する特性が強力です。
異次元きのみとボーナスボールの回収テクニック
さて、高品質なドーナツを作るため、あるいはタスク達成のために必要な「異次元きのみ」や「ボーナスボール」。これらをどう効率よく集めるかも、全体の効率に直結します。
配達員トレーナーを狙い撃て
フィールドには時折、特徴的な服装をした「配達員トレーナー」が出現します。彼らは倒すと高確率でレアなきのみや素材をドロップします。
ボーナスボール(空中のオブジェクト)の破壊も重要ですが、実はこの配達員トレーナーを狩り続ける方が、上位の異次元きのみを集める上では効率が良い場合があります。
特に「ボーナスボールが出ない!」と空を見上げてイライラするくらいなら、視線を地上に戻し、配達員を探してバトルを仕掛けましょう。彼らは逃げ足が速いこともあるので、ライドポケモンのダッシュ機能をフル活用して追い詰めてください。
トレーナー3人撃破タスクの活用
ワイルド異次元などで発生する「トレーナーを3人倒せ」というタスク。これをクリアすることでまとまったポイントが入りますが、このターゲットに配達員を含めるのがベストです。
- マップに入ったら配達員を探す。
- 配達員がいなければ通常の野良トレーナーを倒す。
- タスク報酬を受け取りつつ、きのみを回収する。
このループを確立することで、調査ポイントとクラフト素材の両方を同時に確保できます。
サイドミッション:意外と侮れないポイント源
メインの稼ぎとは少しずれますが、サイドミッション(サブクエスト)も無視できません。
気分転換と報酬の両立
同じ作業を繰り返していると、どうしても集中力が落ちてきます。そんな時は、街やベースキャンプで受注できるサイドミッションを確認してください。
「〇〇を捕まえてきて」「〇〇の写真を撮ってきて」といったお使いクエストが主ですが、これらを達成することでも調査ポイントが入手できます。
単発の報酬額はワイルド異次元の周回に比べれば少なめですが、これらは「ついで」に達成できるものが多いのが魅力です。ワイルド異次元に行く前に受注しておき、稼ぎ作業のついでに対象ポケモンを捕獲する。これだけで、帰還時の獲得ポイントが底上げされます。
ストーリーの補完としての役割
サイドミッションをこなすことで、M次元の世界観やキャラクターの背景が掘り下げられます。
ゲーム評論家的な視点で言えば、単なる数字(ポイント)を追うだけのプレイは、ゲーム体験を損なう可能性があります。サイドミッションを通じて世界観に浸ることは、結果として長くプレイを続けるモチベーションに繋がり、総獲得ポイントの増加に寄与するのです。
稼ぎにおける「やってはいけない」NG行動
効率を求めるあまり、逆に効率を落としてしまう行動がいくつか存在します。以下の点には注意してください。
1. 準備不足での高難易度突入
「ポイント倍率が高いから」といきなり★5のバトル異次元に挑むのは自殺行為です。
全滅して戻されれば、その時間は完全に無駄になります。また、ギリギリ勝てたとしても、1戦に5分もかかっているようでは、小規模ワイルド異次元を周回していた方がマシだった、という結果になりかねません。自分の実力に見合った、サクサク回せる難易度を選ぶ勇気を持ちましょう。
2. 目的のないマップ徘徊
「何かいないかな〜」と広いマップをただ歩き回る。これは最も非効率です。
マップに入った瞬間、メニューを開き「現在のタスク」を確認してください。「電気タイプを5匹倒す」なら、電気タイプが出るエリアへ直行する。「鉱石を10個掘る」なら、岩場へ急行する。常に「次のアクション」を明確にして動くことが、時給(時間あたりポイント)を高める秘訣です。
3. ドーナツのケチりすぎ
先ほども触れましたが、消耗品をラストエリクサーのように溜め込むのはやめましょう。ドーナツは使ってナンボです。特に稼ぎプレイをする時間は「ボーナスタイム」だと割り切り、最高効率を出せるバフアイテムを惜しみなく投入してください。素材はまた稼げば良いのです。
稼ぎ効率比較表
最後に、これまで紹介した稼ぎ方の効率を比較表にまとめました。自分の現在の状況に合わせて最適な場所を選んでください。
| 稼ぎ場所 | 難易度 | ポイント効率 | 副産物 | 推奨プレイヤー |
|---|---|---|---|---|
| 小規模ワイルド | 低 | ★★★★☆ | 図鑑埋め、素材 | ストーリー攻略中、図鑑コンプ勢 |
| 大規模ワイルド | 低 | ★★☆☆☆ | 探索の楽しみ | 観光気分の時 |
| バトル異次元★3 | 中 | ★★★☆☆ | 経験値アメ | 育成途中、バトル練習 |
| バトル異次元★5 | 高 | ★★★★★ | レア特性パッチ | 廃人、ガチ勢、効率厨 |
| サイドミッション | 低〜高 | ★★☆☆☆ | 限定衣装、称号 | 世界観を楽しみたい人 |
よくある質問(Q&A)
Q. 異次元調査ポイントの上限はありますか? A. 現状、999,999ポイントでカンストすることを確認しています。ただ、ストーリークリアに必要な量はそこまで多くないので、溢れる心配はほぼありません。
Q. マルチプレイでもポイントは稼げますか? A. はい、稼げます。サークルミッションと並行して行うことで、ボーナス倍率がかかるため、固定メンバーがいるならマルチプレイでの周回が最高効率になります。ソロの場合は、これまで解説した小規模ワイルド周回が最適解です。
Q. おすすめのドーナツレシピは? A. 「スパイシードーナツ(辛口)」がおすすめです。攻撃力が上がるだけでなく、エンカウント率もアップするため、敵を探す手間が省けます。
まとめ:自分に合ったスタイルでM次元を攻略せよ
M次元ラッシュにおける異次元調査ポイントの稼ぎ方について、徹底的に解説してきました。
最後に、これまでの要点を整理しておきましょう。
効率化のロードマップ
- 基本は「ワイルド異次元(小規模)」: 移動ロスを減らし、高密度でタスクを回転させる。これが王道にして最強のメソッドです。
- 図鑑埋めとのハイブリッド: 作業感を消すために、未捕獲ポケモンの探索を兼ねる。精神的な疲労を防ぐ重要テクニックです。
- 上級者は「バトル異次元」: 準備が整ったら、高品質ドーナツを持って高難易度へ。短時間で爆発的なポイントを稼げます。
- 素材集めは配達員: きのみ不足に陥ったら、空ばかり見ずに配達員トレーナーを狩る。
私自身、最初は広大なマップを走り回って途方に暮れていました。しかし、「小規模マップ周回」という最適解に辿り着いてからは、驚くほどスムーズにポイントが貯まり、ストーリーの核心へと進むことができました。
M次元ラッシュのストーリーは、後半に進むにつれて衝撃の展開が待っています。ポイント稼ぎという「足止め」をこの記事のテクニックで速やかに突破し、ぜひその目でエンディングを見届けてください。
あなたのM次元調査が、実りあるものになることを願っています。それでは、良きポケモンライフを!






