編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ポケモンレジェンズZ-A(以下、ポケモンZA)のランクマッチに相当する「ZAバトルクラブ」で、相手のギャラドスにパーティを壊滅させられて悔しい思いをしている、あるいは選出画面でギャラドスが見えた瞬間にプレッシャーを感じていることだと思います。
この記事を読み終える頃には、あれほど脅威だったギャラドスが「カモ」に見えるほど、明確な対策と自信を持ってバトルに臨めるようになっているはずです。
- 電気タイプによる4倍弱点攻撃の徹底
- 物理受けポケモンによる数値での完封
- メガシンカのタイミングを読む戦術眼
- 状態異常技による機能停止の狙い撃ち
それでは解説していきます。
ギャラドスの特徴と強さの秘密
ZAバトルクラブにおいて、使用率ランキングで常に上位に君臨しているギャラドス。 なぜこのポケモンはこれほどまでに多くのトレーナーに愛され、そして恐れられているのでしょうか。 対策を講じる前に、まずは「敵を知る」ことから始めなければなりません。 ギャラドスの強さは、単なる種族値の高さだけではなく、その特性や技範囲、そして本作の目玉である「メガシンカ」とのシナジーにあります。 ここでは、ギャラドスが環境トップメタである理由を深掘りしていきます。
圧倒的な攻撃種族値と特性「いかく」
まず挙げられるのは、無駄のない種族値配分と、物理アタッカーとして最高峰の性能です。 攻撃種族値125という数値は、ZA環境(カロス図鑑)に存在する一般ポケモンの中でもトップクラスの数値を誇ります。 この高い攻撃力から繰り出されるタイプ一致の「たきのぼり」や「アクアテール」は、等倍で受けることすら困難な威力を叩き出します。
さらに厄介なのが、特性「いかく」の存在です。 場に出た瞬間に相手の攻撃ランクを1段階下げるこの特性は、物理アタッカー同士の殴り合いにおいて圧倒的なアドバンテージを生み出します。 実質的な物理耐久を底上げすることになるため、弱点を突かない限り、一撃で倒すことは非常に困難です。 こちらが物理アタッカーを選出していた場合、交代出しで「いかく」を入れられるだけで機能停止に追い込まれることも少なくありません。 この「攻防一体」の性能こそが、ギャラドスが初手出しでもクッション役としても優秀である最大の理由です。
メガシンカによるタイプ変化の脅威
ポケモンZAにおける最大の対戦要素である「メガシンカ」。 ギャラドスはメガシンカすることで「みず・ひこう」タイプから「みず・あく」タイプへと変化します。 このタイプ変化が、対策を非常に難しくさせている要因の一つです。
通常のギャラドスであれば「でんき」タイプが4倍弱点ですが、メガシンカすることで2倍弱点へと変化します。 さらに、本来弱点であった「いわ」タイプが等倍になり、無効だった「じめん」タイプが等倍で当たるようになる代わりに、エスパー技が無効になります。 この「弱点と耐性がガラリと変わる」という性質を利用し、相手はこちらの電気技を読んでメガシンカし、耐えてから「じしん」で返り討ちにするという動きが可能になります。
また、特性が「かたやぶり」に変化することも見逃せません。 これにより、本来ギャラドス対策として機能するはずの特性「ふゆう」を持つロトムなどが、地面技である「じしん」を当てられてしまうのです。 「いかく」で場を荒らした後にメガシンカし、「かたやぶり」で相手の特性を無視して攻撃を通す。 この二段構えの戦術が、多くの対策ポケモンを返り討ちにしてきました。
技範囲の広さと積み技の存在
ギャラドスの強さを支えるもう一つの柱が、その豊富な技範囲と優秀な積み技です。 メインウェポンである水技に加え、サブウェポンとして地面技の「じしん」、氷技の「こおりのキバ」、悪技の「かみくだく」、さらには岩技の「ストーンエッジ」など、多彩なタイプの技を習得します。 これにより、単純なタイプ受けを許しません。
そして何より恐ろしいのが「りゅうのまい」の存在です。 攻撃と素早さを同時に1段階上昇させるこの技を一度でも積まれてしまうと、もはや止める手立てが限られてしまいます。 高い耐久力を活かして強引に「りゅうのまい」を積み、そのまま全抜き(3タテ)を狙う「積みエース」としての運用が、ZAバトルクラブでは非常に多く見られます。 特に、壁貼りサポートなどから展開された場合、対策をしていないパーティは成す術なく敗北することになるでしょう。
特殊耐久も決して低くない事実
「物理には強いが特殊には弱い」というイメージを持たれがちですが、実はギャラドスの特防種族値は100あります。 これは決して低い数値ではなく、H振りをしている個体であれば、不一致の電気技(例えば、サブウェポンの10万ボルトなど)程度なら耐えてしまうことが多々あります。 「電気技を持っていれば勝てる」という安易な考えで挑むと、HPをミリ残しされて「りゅうのまい」の起点にされる、あるいは「弱点保険」を発動させてしまうといった最悪のケースを招きかねません。 物理・特殊の両面において一定以上の水準を持っていることが、このポケモンを「崩しにくい要塞」にしているのです。
ギャラドス対策の基本戦略
敵の強さを理解したところで、次はいよいよ具体的な対策戦略について解説していきます。 ギャラドスを攻略するためには、単に有利なポケモンを並べるだけでなく、明確な「処理ルート」を確立しておく必要があります。 ここでは、ランクマッチで安定して勝つための4つの基本アプローチを紹介します。
4倍弱点「でんき」タイプでの速攻
最もシンプルかつ効果的な対策は、やはり4倍弱点である「でんき」タイプの技を叩き込むことです。 メガシンカ前であれば、威力などの条件次第では確定1発で沈めることができます。 しかし、前述の通りメガシンカによるタイプ変化や、耐久調整によって耐えられるリスクも考慮しなければなりません。
重要なのは「相手より速い電気ポケモン」あるいは「相手の攻撃を一発耐えて返しの電気技で倒せるポケモン」を用意することです。 特に、こだわりスカーフを持たせた電気タイプや、元々の素早さが高いポケモン(カロス地方のサンダースやエレザード、メガライボルトなど)で、上から圧力をかける動きが基本となります。 相手に「メガシンカを切らざるを得ない状況」を強要し、行動を制限させることが重要です。
物理受けポケモンによる数値での完封
ギャラドスの攻撃は強力ですが、あくまで物理攻撃が主体です。 そのため、防御力が極端に高い「物理受け」ポケモンを選出することで、相手の攻撃を受け切り、ジリ貧に追い込む戦術も有効です。 特に「ゴツゴツメット」を持たせた物理受けポケモンは、ギャラドスの接触技に対して定数ダメージを与えられるため、非常に有効な対策となります。
ただし、ここで注意が必要なのは「つるぎのまい」や「りゅうのまい」による強行突破、および「ちょうはつ」による回復技封じです。 単に受けるだけでなく、相手の積み技を無効化する特性「てんねん」や、ステータス変化をリセットする技などを持っているポケモンが理想的です。
状態異常「やけど」「まひ」の活用
ギャラドスを機能停止させるための最も確実な手段の一つが、状態異常の付与です。 特に「やけど」状態は、物理アタッカーであるギャラドスにとって致命傷となります。 攻撃力が半減するため、どれだけ「りゅうのまい」を積まれても、こちらのポケモンを倒しきれなくなります。 「おにび」や「ねっとう」を採用したポケモンは、ギャラドス対策として非常に優先度が高いです。
また、「まひ」状態にして素早さを奪うのも有効です。 「でんじは」や「へびにらみ」を入れることで、高速アタッカーとしての機能を奪い、こちらの低速高火力アタッカーで上から叩けるようになります。 ただし、電気タイプや地面タイプ(メガシンカ時)の相性関係、ラムのみを持っている可能性なども考慮し、状態異常技を撃つタイミングは慎重に見極める必要があります。
特性「かたやぶり」への警戒
対策ポケモンを選出する際、常に頭に入れておかなければならないのが、メガギャラドスの特性「かたやぶり」です。 これは「相手の特性を無視して攻撃できる」というもので、例えば「ふゆう」で地面技を無効化するロトムや、「マルチスケイル」でダメージを軽減するカイリュー(カロス図鑑:マウンテン)、「がんじょう」で一撃を耐えるエアームド(カロス図鑑:コースト)などの対策が通用しなくなります。
「ロトムを出せば地震は透かせるから安定」と考えていると、メガシンカからの地震で一撃で倒され、そのままパーティが崩壊するというパターンは、初心者が最も陥りやすい罠です。 特性に依存した受けポケモンではなく、タイプ相性や数値そのもので受けるポケモン、あるいは「かたやぶり」の影響を受けない対策を用意することが、ZAバトルクラブで勝ち上がるための必須条件です。
おすすめ対策ポケモン:アタッカー編
ここからは、具体的にどのポケモンを使えばギャラドスに勝てるのか、おすすめのポケモンを紹介していきます。 まずは、攻撃的なアプローチでギャラドスを倒し切る「アタッカー編」です。 カロス図鑑に登場し、ランクマッチで即戦力となるポケモンを厳選しました。
エレザード(乾燥肌による無効化)
カロス地方(ZAの舞台)出身であり、ギャラドス対策の筆頭として挙げられるのがエレザードです。 エレザードの最大の強みは、特性「かんそうはだ」にあります。 この特性は「水タイプの技を受けると無効化し、HPを回復する」という効果を持っており、ギャラドスのメインウェポンを完全に封じることができます。
さらに、エレザードは素早さ種族値が109と高く、最速ギャラドス(81)はおろか、1回「りゅうのまい」を積んだ準速ギャラドス程度であれば抜ける可能性があります(努力値調整次第)。 タイプ一致の「10万ボルト」や、交代戦に強い「ボルトチェンジ」を駆使して、ギャラドスに対して圧倒的な優位を取ることができます。 また、ノーマルタイプを併せ持っているため、ゴースト技を無効化できる点も優秀ですが、ギャラドスのサブウェポンである「じしん」には弱いため、物理耐久の低さをカバーする立ち回り(タスキを持たせる等)が求められます。
メガライボルト(威嚇ループと高速ボルトチェンジ)
カロス地方を代表する電気タイプのメガシンカ枠、メガライボルトも非常に強力なカウンターです。 メガシンカ後の素早さは驚異の135族となり、これは1回「りゅうのまい」を積んだ最速ギャラドスの上を取れる可能性がある(準速なら確実、最速でも同速付近の勝負に持ち込める)数値です。
さらに、メガシンカ時に特性が「いかく」になる点が優秀です。 場に出た瞬間にギャラドスの攻撃力を下げることで、物理耐久の低さを補いつつ、被ダメージを軽減できます。 そこからタイプ一致の「10万ボルト」で大ダメージを与えたり、「ボルトチェンジ」で威嚇を撒きながら有利なポケモンに繋ぐ動きは、ギャラドス視点では非常に厄介です。 「オーバーヒート」や「めざめるパワー(氷)」などのサブウェポンも豊富で、ナットレイなどの物理受けを誘い出して焼くことも可能です。
ウォッシュロトム(鬼火とボルトチェンジ)
カロス図鑑(荒れ果てホテル等に出現)に含まれ、対戦環境の常連である水ロトムも、ギャラドス対策として非常に優秀です。 電気・水という複合タイプは、ギャラドスの水技と飛行技を半減以下に抑えます。 前述した通り、メガシンカ後の「かたやぶり地震」には注意が必要ですが、それを差し引いても採用する価値は十分にあります。
ウォッシュロトムの強みは「おにび」を覚える点です。 物理アタッカーであるギャラドスに火傷を負わせれば、その時点で相手は機能停止します。 仮にメガシンカされて地震を撃たれる場面でも、先手で鬼火を入れていれば耐えられる可能性が高まります。 また、相手が交換してきそうなタイミングで「ボルトチェンジ」を撃つことで、有利なサイクルを回し続けることができます。 こだわりスカーフを持たせて奇襲をかけるか、オボンのみを持たせて耐久を持たせるか、カスタマイズ性が高いのも魅力です。
おすすめ対策ポケモン:耐久・サポート編
次に、相手の攻撃を受け止め、無力化することに特化した「耐久・サポート編」のポケモンを紹介します。 アタッカーで倒しきれない場合や、パーティ全体の安定感を高めたい場合に採用を検討してください。
ナットレイ(草・鋼の耐性)
「陰キャの極み」とも称されるナットレイは、ギャラドスに対して鉄壁の要塞となります。 草・鋼の複合タイプは、水技を半減、電気技を等倍、ノーマル技を半減、エスパー技を半減と、ギャラドスの多くの技に対して耐性を持っています。 唯一警戒すべきはメガシンカ後のタイプ一致「かみくだく」や、稀に採用される「だいもんじ」ですが、基本的な物理型ギャラドスであれば、ナットレイを突破するのは至難の業です。
特性「てつのトゲ」と持ち物「ゴツゴツメット」の組み合わせにより、ギャラドスが接触技を使ってくるたびに相手のHPを削り取ります。 さらに「やどりぎのタネ」を植え付ければ、回復しながら相手を削る無限ループに入ることができます。 「パワーウィップ」や「ジャイロボール」といった攻撃技も威力が高く、挑発を撃たれても腐りにくい点も評価できます。
ヌオー(特性「てんねん」で積み無効)
カロス図鑑(マウンテンカロス)に登録されているヌオーは、ギャラドスを含む「積みアタッカー」の天敵です。 最大の理由は隠れ特性「てんねん」にあります。 この特性は「相手の能力ランクの変化を無視して攻撃・防御する」という効果を持ちます。 つまり、ギャラドスがどれだけ必死に「りゅうのまい」で攻撃力を上げても、ヌオーに対しては「攻撃ランク±0」の状態でダメージ計算が行われるのです。
タイプも水・地面と優秀で、電気技が無効、岩技が半減と、ギャラドスのサブウェポンに対して強い耐性を持ちます。 「じこさいせい」で粘りつつ、「ねっとう」で火傷を狙ったり、「どくどく」で削り倒す戦術が強力です。 唯一の弱点である草技(パワーウィップ等)には注意が必要ですが、持っていないギャラドスに対しては完封勝利が狙えます。
メガフシギバナ(厚い脂肪で氷・炎をケア)
ZA環境でカロス御三家同様にメガシンカが使えるならば、メガフシギバナも強力なカウンター候補です。 特性「あついしぼう」により、本来弱点である氷技と炎技が半減になります。 これにより、ギャラドスのサブウェポンである「こおりのキバ」を恐れることなく対面できます。
水技を半減で受けつつ、タイプ一致の「ギガドレイン」や「ヘドロばくだん」で反撃し、光合成で回復するという動きは、ギャラドス側にとって非常に厄介です。 状態異常にも強く、毒タイプが入っているため「どくどく」が必中になる点も見逃せません。 物理・特殊ともに耐久が高いため、安定して後出しができるクッション役として重宝します。
立ち回りで意識すべきポイント
対策ポケモンをパーティに入れただけでは、熟練のギャラドス使いには勝てません。 実際のバトルにおいて、どのような思考プロセスで立ち回ればよいのか、重要なポイントを解説します。
メガシンカのタイミングを読む
対ギャラドス戦において最も重要な心理戦が「いつメガシンカしてくるか」の読み合いです。 相手視点に立つと、電気技が飛んできそうな場面では、地面タイプが等倍になるメガシンカは躊躇します(4倍弱点が消えるとはいえ、2倍弱点や等倍で通るため)。 逆に、エスパー技やゴースト技読み、あるいは「かたやぶり」を通したい場面では積極的にメガシンカしてきます。
こちらの立ち回りとしては、「相手がメガシンカしても、しなくても一貫する技」を選択するのがベストです。 例えば、電気タイプと対面した場合、相手は地面タイプへの交代(いわゆる電気無効枠への交代)か、メガシンカして耐えるかを選択します。 ここで安易に電気技を撃つのではなく、中間択となる技(例えば「とんぼがえり」や状態異常技)を選択して様子を見るのが上級者のテクニックです。 1ターン目の行動で、相手が攻撃的なのか慎重なのかを見極める観察眼が求められます。
「りゅうのまい」を積ませない工夫
ギャラドスに負けるパターンの9割は「りゅうのまい」を積まれたことによる全抜きです。 これを防ぐためには、「ギャラドスの前で隙を見せない」ことが鉄則です。 具体的には、以下のような行動を避ける必要があります。
- ギャラドスに対して有効打のないポケモンで居座る
- こだわっているポケモンで、ギャラドスが半減・無効できる技を撃つ(例:地面技で拘っている時にギャラドスを出される)
- 物理耐久の低いポケモンを安易に場に残す
常に「裏にギャラドスがいるかもしれない」と想定し、交代際のリスク管理を徹底しましょう。 もし積まれてしまった場合のストッパーとして、特性「てんねん」持ち(相手の能力変化を無視するヌオーなど)や、先制技持ち、こだわりスカーフ持ちを裏に控えておくことも重要です。
ギャラドス側視点での「嫌なこと」を徹底する
自分がギャラドスを使っていると仮定したとき、最も嫌なのは「状態異常」と「数値受け」です。 特に、メガシンカを消費した後に火傷を負わされたり、麻痺で素早さを奪われると、エースとしての機能が完全に停止します。
また、「ステルスロック」を撒かれることも非常に嫌がります。 ギャラドスは飛行タイプを持っているため、場に出るだけで最大HPの1/4のダメージを受けます。 これにより、「いかく」を撒くためのサイクル参加が制限され、耐久調整も崩れてしまいます。 カロス図鑑に登場するカバルドンやナットレイ、マンムーなどでステルスロックを撒く展開を作れれば、試合を有利に進めることができるでしょう。
パーティ構築での注意点
最後に、ギャラドスに強いパーティを作るための構築論について触れておきます。 単体対策だけでなく、パーティ全体での補完が勝利への鍵となります。
電気タイプの一貫性を作る
ギャラドスを選出させにくくする、あるいは選出されても処理しやすくするために、パーティ内に「電気技を使えるポケモン」を2体以上組み込むか、強力な電気タイプを1体エースとして置くことを推奨します。 これは「見せポケ」としての役割も果たします。 相手に「電気技が飛んでくるかもしれない」というプレッシャーを与えるだけで、ギャラドスの選出率を下げたり、立ち回りを窮屈にさせることができます。 ただし、地面タイプの一貫性ができてしまうと本末転倒なので、電気タイプを採用する際は必ず浮いているポケモンや草タイプなどで地面対策をセットで行いましょう。
物理受け枠の選出基準
ギャラドス入りの構築に対しては、基本的に物理受けの選出を強制されます。 しかし、相手もそれを見越して特殊アタッカー(例えばサーナイトやシャンデラなど)を同時選出してくることが多いです。 そのため、「ギャラドスを受けるだけのポケモン」ではなく、「ギャラドスも見れる汎用性の高いポケモン」を採用するのが理想です。
| おすすめ物理受け | ギャラドスへの有利度 | 他への汎用性 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ナットレイ | ★★★★★ | ★★★★☆ | 炎技に注意。雨パなら最強。 |
| ウォッシュロトム | ★★★★☆ | ★★★★★ | スカーフ型ならアタッカーも兼ねる。 |
| ヌオー | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 草技で即死するが、積みを無効化。 |
| カバルドン | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | 砂嵐と欠伸で起点回避が可能。 |
このように、自分のパーティの欠点を補いつつ、ギャラドスにも役割を持てるポケモンを慎重に選びましょう。 特に「ステルスロック」を撒けるポケモンは、ギャラドスの繰り出し回数を制限できる(岩が弱点のため、場に出るだけでHPが削れる)ため、構築に組み込む価値は大いにあります。
まとめ
ZAバトルクラブにおけるギャラドス対策について、多角的な視点から解説してきました。 改めて、重要なポイントを振り返ってみましょう。
- 電気タイプで上から叩く:4倍弱点は最大の攻め手。エレザードやメガライボルトを主軸に。
- 物理受けで数値受けする:ナットレイやヌオーで機能停止を狙う。
- メガシンカのタイミングと型を読む:「かたやぶり」地震やタイプ変化を常に警戒する。
- 積まれる前に対処する:「りゅうのまい」を使わせない立ち回りと、使われた後のストッパーを用意する。
ギャラドスは確かに強力なポケモンですが、決して無敵ではありません。 「型が多い」ということは、裏を返せば「器用貧乏になりがち」であるとも言えます。 相手がどの型であっても対応できるような柔軟な選出と、冷静な状況判断ができれば、必ず勝機は見えてきます。
この記事で紹介した対策ポケモンや戦術を取り入れ、ぜひランクマッチでギャラドスを返り討ちにしてください。 勝利の画面が表示された時、あなたのポケモンバトルの腕前は一段階レベルアップしていることでしょう。 それでは、良きポケモンライフを!編集デスクの桐谷でした。






