編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方はスイッチ版のポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーンの隠し要素や小ネタが気になっていると思います。
本作は初代の単なる移植にとどまらず、奥深いやり込み要素や細かな仕様変更が多数盛り込まれた名作です。 当時プレイしていた方でも見落としていた隠しマップや、特定の条件下でしか発生しないイベントが存在します。
この記事を読み終える頃にはファイアレッド・リーフグリーンの隠し要素に関する疑問が解決しているはずです。
- タイトル画面の隠しコマンドによるデータリセット方法
- 主人公のデフォルトネームやフォントに隠された仕様
- 金の玉マラソンやバトルサーチャーを利用した効率的な金策
- ナナシマの隠しマップや四天王カンナのやり込み要素
それでは解説していきます。
スイッチ版でも活きる序盤から知っておきたい隠し要素
タイトル画面に隠されたデータリセットのコマンド
中古でソフトを入手した場合や、心機一転して最初から冒険をやり直したい場合に必須となるのがセーブデータのリセット機能です。
かつてのカートリッジ式のゲームでは、ゲーム内で手軽にデータを消去する項目が用意されていないことが多々ありました。 本作においても通常の設定メニューからデータを初期化することはできません。
タイトル画面で十字キーの上方向とセレクトボタン、Bボタンを同時に押すことで、データ消去の確認画面へと移行します。 この隠しコマンドは本作だけでなく、ルビー・サファイア・エメラルドなど第3世代の作品から第5世代の作品まで共通して採用されている仕様です。
スイッチ版など最新のプラットフォームで遊ぶ際にも、ゲーム内データの完全初期化が必要な場面で活用できる知識となります。 間違って入力してしまうと取り返しのつかないことになるため、取り扱いには注意が必要です。
主人公のデフォルトネームに隠された開発陣の遊び心
ゲーム開始時に主人公の名前を決める際、自ら入力せずに確定ボタンを押すことで、ランダムなデフォルトネームが自動で入力される仕様が存在します。
初代ではオーキド博士からの問いかけに対し、いくつかの選択肢から名前を選ぶ形式でしたが、本作では直接入力画面へと移行します。 ここで何も入力せずに確定すると、男の子を選んだ場合は「レッド」「グリーン」といったお馴染みの名前が選ばれます。
それに加え、「ファイア」「リーフ」といった本作のタイトルにちなんだ名前や、「サトシ」「タジリ」などポケモン開発陣の本名に由来する名前が割り当てられることがあります。 さらに「ジョン」「ジャック」「ジャン」といった海外の一般的な男性名が選ばれることもあり、そのバリエーションは豊富です。
女の子を選んだ場合も同様に「ファイア」「リーフ」のほか、「アヤコ」「ジュンコ」「ユキコ」といった日本の女性名が用意されています。 自分で名前を決めるプレイヤーが大多数であるため、このランダムネーム機能の存在自体に気が付かない人も少なくありません。
メッセージフォントに隠された男女と海外版の細かな違い
ゲーム内のテキストを表示するメッセージウィンドウのフォントには、プレイヤーが選択した主人公の性別によって微妙な違いが設けられています。
男の子を選んだ場合と女の子を選んだ場合で、文字の丸みや線の太さがわずかに異なります。 女の子フォントの方が、男性フォントに比べて若干丸みを帯びたデザインに調整されています。 また、看板やポケモンに割り当てられたシステムメッセージ系のフォントは、全体的に文字の線が細く設定されています。
これらの違いは非常に細かく、同じ文字を並べて注意深く見比べない限り判別が難しいレベルのこだわりです。
海外版のソフトにおいてはフォントの形状は同一ですが、テキストの色が男性キャラクターは青色、女性キャラクターは赤色、システムメッセージは緑色で表示されるという明確な違いがあります。 マサラタウンにいる「かがくのちからってすげー!」と話す人物や、お母さんなどのNPCに話しかけてテキストを見比べることで、この細かな仕様を確認することが可能です。
自宅のテレビ番組が主人公の性別で変化する演出
ゲーム開始直後、主人公の自室にあるテレビを調べると放送されている映画のワンシーンが表示されます。
男の子主人公を選んだ場合、「男の子が4人線路の上を歩いている」というテキストが流れます。 これは有名な映画「スタンド・バイ・ミー」をモチーフにした描写であり、これから始まる少年たちの冒険を予感させる演出として初代から引き継がれています。
一方、女の子主人公を選んだ場合はテキストの内容が変化します。 「黄色いレンガ道を赤い靴で歩く女の子が映っている」という文章になり、これは名作映画「オズの魔法使い」をモチーフにしています。
どちらの映画も、子供たちが未知の世界へ冒険に出かけ、様々な困難を乗り越えて無事に家へと帰還するという共通のテーマを持っています。 ポケモンの世界へと旅立つ主人公の姿と、無事に帰ってきてほしいという家族の願いが込められた、非常に作り込まれた隠し要素と言えます。
ニビシティ博物館に展示された宇宙開発の歴史
ニビシティにある科学博物館の2階には、月の石とともに宇宙船の模型が展示されています。
この展示物の前にいるおじいさんに話しかけると、「1969年7月20日、人類初めて月に立つ。わしはあのニュースが見たくてカラーテレビを買ったんじゃ」という話をきくことができます。 これは現実世界におけるアポロ11号の月面着陸という歴史的偉業をそのまま反映したテキストです。
さらに展示されている宇宙船の模型については、「スペースシャトル コロンビア号」であるという記述が確認できます。 ポケモンの世界観の中に現実の年代や固有名詞が明確に登場する珍しいケースです。
ただし、海外版のソフトや後発の作品においては、「コロンビア号」という具体的な名称が削除され、単なる「スペースシャトル」という表記に変更されています。 これは現実世界で起きた事故などに対する配慮であると推測されますが、日本版の本作においては当時のテキストがそのまま残されています。
通信交換を活用した謎のトラックと隠しアイテム
クチバシティにある港には、年に一度だけ豪華客船サント・アンヌ号が停泊しています。
船長から秘伝マシン「いあいぎり」をもらい、船から出ると出航してしまうため、通常は二度と乗船することができません。 しかし、このサント・アンヌ号が停泊しているマップには、通常プレイでは絶対に見ることができない場所に「謎のトラック」が存在します。
波乗りを使って船の右側の海域を進むと、ぽつんとトラックが停まっているのが確認できます。 波乗りが使えるようになるためには、ゲームをかなり進行させる必要があるため、通常はいあいぎりをもらった時点で船が出航してしまい、波乗りで探索することは不可能です。
このトラックを見るためには、通信交換を利用してあらかじめ「いあいぎり」を覚えたポケモンを別のデータから連れてくる必要があります。 船長から秘伝マシンをもらわずにストーリーを進めることで、サント・アンヌ号を永久に停泊させたまま波乗りを入手することができます。
初代のゲームボーイ版から存在する有名な都市伝説の場所ですが、本作ではトラック周辺の右端を調べることで、隠しアイテム「フエンせんべい」を入手できるようになっています。
サイクリングロードの傾斜を利用した隠し仕様
タマムシシティとセキチクシティを結ぶ17番道路は、自転車でしか通行できないサイクリングロードとなっています。
この道は下り坂に設定されており、十字キーの入力をしなくても自動的に下方向へと進んでいく仕様になっています。 多くの暴走族やスキンヘッズなどのトレーナーが配置されており、意図せず彼らの目の前に滑り込んで戦闘になってしまうことが多い難所です。
この自動で進んでしまう仕様ですが、自転車に乗って坂を下っている最中にBボタンを押し続けることで、その場に停止することができます。 Bボタンを押している間はブレーキがかかった状態となり、勝手に進むことがなくなります。
このテクニックを活用することで、周囲のトレーナーの動きを観察し、戦闘を回避しながら安全に通り抜けることが容易になります。 些細な操作ですが、当時の取扱説明書などにも記載されていない隠れたテクニックです。
ナナシマに隠された謎と極限のやり込み要素
四天王カンナの家のぬいぐるみを増やす究極の条件
本作のクリア後要素として追加されたナナシマエリアには、四天王の一人であるカンナの自宅が存在します。
4の島にある彼女の家には、初期状態ではピカチュウ、コダック、パウワウ、ヤドン、ヤドランといった可愛らしいポケモンのぬいぐるみが飾られています。 普段は冷静沈着な氷タイプ使いであるカンナの意外な一面を見ることができるマップです。
このぬいぐるみは、プレイヤーが四天王を倒して殿堂入りを果たした回数に応じて増えていくという隠し仕様があります。 具体的には、殿堂入りを25回達成するごとにぬいぐるみが1つずつ追加されていきます。 最終的に200回の殿堂入りを達成することで、すべてのぬいぐるみが揃い部屋が完成します。
200回という膨大な数の殿堂入りを果たしても、特別なアイテムがもらえるわけでもなく、強力なポケモンが手に入るわけでもありません。 完全にプレイヤーの自己満足を満たすための究極のやり込み要素として設定されています。
| 追加されるぬいぐるみ | 必要な殿堂入り回数 |
|---|---|
| ニャース | 25回 |
| ラッキー | 50回 |
| ニドラン♀ | 75回 |
| ニドラン♂ | 100回 |
| プリン | 125回 |
| オニドリル | 150回 |
| ピジョット | 175回 |
| ラプラス | 200回 |
しるしのばやしとへんげのどうくつの解明されない謎
ナナシマには、意味深な構造を持ちながらも具体的なイベントが用意されていない謎のマップが存在します。
その代表格が、特定の形に切り取られたような不自然な草むらが広がる「しるしのばやし」です。 上空から俯瞰すると何らかの文字や図形を描いているように見えますが、解読されたことはなく、特定のアイテムが隠されているわけでもありません。 当時のプレイヤーたちの間では、アンノーンの出現条件や幻のポケモンに関わる暗号ではないかと様々な憶測を呼びました。
さらに、このしるしのばやしを抜けた先には「へんげのどうくつ」と呼ばれるダンジョンが存在します。 意味深な名前が付けられているにもかかわらず、出現する野生のポケモンはズバットのみであり、落ちているアイテムも一切ありません。
一説によると、周辺機器である「カードeリーダー+」を使用した拡張コンテンツの舞台として予定されていたものの、何らかの理由で没になりマップだけが残されたと言われています。 公式からの正式な見解は発表されておらず、ポケモンの都市伝説の一つとして現在でも語り継がれています。
7の島の民家にある意味深なダンボールと別地方の繋がり
7の島にあるとある民家には、おばあさんが一人で暮らしています。
この民家の奥の部屋へと続く通路は、無造作に積まれたダンボール箱によって完全に塞がれています。 このダンボール箱を調べると、「箱の隙間から少しだけすきま風が入り込んできている」というテキストが表示されます。 明らかに奥に空間が存在することを示唆する演出ですが、ゲームをどれだけ進行させてもこのダンボールがどかされることはありません。
さらに、この部屋にいるおばあさんに話しかけると、「昔はいろんな場所を飛び回って色んなトレーナーに勝負を挑んだものじゃ」と語り始めます。
実はこのセリフの言い回しや状況は、別作品であるルビー・サファイアの舞台「ホウエン地方」のルネシティにいるおじいさんと非常に酷似しています。 ルネシティのおじいさんの家にも同様にオブジェクトで塞がれた意味深な通路が存在します。 地方を跨いだキャラクター同士の繋がりや、没になった共通のイベントの痕跡であると考察されています。
アスカナの遺跡に隠されたアンノーンの捕獲率の秘密
ナナシマの南部に位置するアスカナの遺跡は、複数の小さな石室からなる古代遺跡です。
この遺跡内部では、アルファベットの形をしたポケモン「アンノーン」が出現します。 それぞれの石室ごとに特定のアルファベットのアンノーンが出現する仕組みになっていますが、実は出現するアンノーンの種類だけでなく、捕獲率にも隠された仕様が存在します。
遺跡の入り口から遠く離れた、到達するのが困難な石室ほど、出現するアンノーンのレベルが高く設定されています。 レベルが高いほど捕獲が難しくなるのがポケモンの基本ですが、アスカナの遺跡においては、奥の石室で出現するアンノーンほど捕獲率の基本値が高く設定されています。
つまり、レベルが高く設定されているにもかかわらず、手前の石室に出現する低レベルのアンノーンよりもモンスターボールに収まりやすくなっています。 全28種類のアンノーンをコンプリートする際の労力を軽減するための、開発側の隠れた配慮であると言えます。
てんのあなとサファイアの入手に関する隠しテキスト
6の島にある「てんのあな」は、ネットワークマシンを完成させるために必要なキーアイテム「サファイア」が隠されている重要なダンジョンです。
このダンジョンの最奥部には点字が刻まれた石板があり、サファイアが安置されています。 しかし、プレイヤーがサファイアを手に取ろうとした瞬間、ロケット団の研究員が突然上から降ってきてサファイアを奪い去ってしまいます。
この時、研究員はプレイヤーを出し抜いた言葉を残して立ち去りますが、実はこの直後に最奥部の石板の点字を解読すると、テキストが変化しています。 サファイアが奪われる前は「ここに 輝く 石 ありき」といった内容の点字が刻まれています。
サファイアが奪われた後に点字を読むと、「ルビーとサファイア 2つの石が揃うとき 繋がりが生まれる」という、ホウエン地方との通信交換の解禁を示唆する内容に変わっています。 キーアイテムを奪われた直後に、わざわざ点字を読み直すプレイヤーは非常に少ないため、見落とされがちな隠しメッセージです。
ポケモン育成とバトルを有利に進める隠し仕様
NPCの視力と目線の仕様を理解して戦闘を完全回避するテクニック
道中に配置されているNPCのポケモントレーナーは、プレイヤーが視界に入ると「!」マークを出してバトルを仕掛けてきます。 ポケモンの体力が消耗している時や、先を急ぎたい時には非常に厄介な存在です。
このNPCの視界判定には、プレイヤーの移動方法による明確な違いが隠されています。 Bボタンを押して「ランニングシューズ」で走ってNPCの視界を横切ろうとした場合、NPCは素早くプレイヤーの方向へ振り向き、確実に視界に捉えてバトルを仕掛けてきます。 走ることで足音などの物音が発生し、NPCに気づかれやすくなるというリアリティを持たせた仕様です。
逆に、Bボタンを押さずに通常の「歩き」で移動するか、「自転車」に乗って移動した場合は、NPCが別の方向を向いている隙に視界を通り抜けることが可能です。
さらに、NPCの職業(肩書き)によって視力の良さが異なって設定されています。 「とりつかい」や「ポケモンレンジャー」といった野外での活動に長けた職業のNPCは視力が非常に良く設定されており、画面の端から少しでも視界に入ると即座にバトルを仕掛けてきます。
一方で「きとうし」などのNPCは視力が悪く設定されており、目の前を横切っても数マスの距離がないと気づかないことがあります。 これらの仕様を理解することで、不必要な戦闘を極力回避しながらダンジョンを探索することが可能になります。
ステータス画面の揺れで分かるポケモンの状態とタマゴの孵化
ポケモンのステータス画面を開くと、上部に表示されているポケモンのドット絵グラフィックが上下に揺れるアニメーションが再生されます。
この揺れ方は一定ではなく、特定の条件によって揺れ幅が変化する隠し仕様が組み込まれています。 その条件とは、ポケモンの「現在の残りHPの割合」です。
HPが満タンに近い状態では、ポケモンは大きく元気に上下に揺れます。 しかし、戦闘でダメージを受けてHPが減少していくと、それに比例して揺れ幅が小さくなっていきます。 HPゲージが赤色になる瀕死寸前の状態では、微かに震える程度の動きになり、ポケモンの疲労状態を視覚的に表現しています。
さらに、この揺れの仕様はポケモンの「タマゴ」のステータス画面にも適用されています。 手持ちに入れたタマゴのステータスを確認すると、最初は全く動いていませんが、歩数を稼いで孵化のタイミングが近づくにつれて、少しずつ揺れ幅が大きくなっていきます。
「もうすぐうまれそう!」というテキストの状態になると、タマゴのグラフィックが激しく揺れるようになり、孵化の瞬間が近いことを直感的に把握することができます。 単なるステータス画面にも生き物らしさを表現する工夫が凝らされている点が評価できます。
ポイントアップを用いたPP増殖の裏技的な挙動
ポケモンの技の使用回数(PP)の最大値を引き上げる貴重なアイテムに「ポイントアップ」があります。
通常、このアイテムを1つ使用すると、特定の技のPP最大値が初期値の5分の1だけ上昇します。 最大で3回まで使用することができ、PPを増やすにはアイテムを消費し続ける必要があります。 しかし、本作においてはこのポイントアップを使用した際のメニュー画面の挙動に、裏技的な穴が存在します。
技のPPを増やしたいポケモンに対してポイントアップを使用し、その後メニューから「ポケモン」→「強さをみる」を選択して技の確認画面を開きます。 ここで、先ほどポイントアップを使用した技にカーソルを合わせ、Aボタンを2回押します。
すると、アイテムを消費していないにもかかわらず、その技のPPがさらにポイントアップ1回分増加するという現象が発生します。 この手順を繰り返すことで、貴重なアイテムを消費せずにPPを最大値まで引き上げることが可能になります。
ただし、Aボタンを不必要に多く押してしまうと、逆に別の技のPPが変動してしまうなどの予期せぬ不具合が発生する可能性があるため、操作には注意が必要です。
バトルサーチャーを使った効率的な金策と努力値稼ぎ
本作で初登場した画期的なアイテムが「バトルサーチャー」です。 フィールド上で使用すると、周囲にいる一度戦ったことのあるトレーナーに再戦を申し込むことができます。
充電式となっており、一定歩数歩くことで再度使用可能になります。 このバトルサーチャーを活用することで、特定のトレーナーと何度も戦うことができ、効率的な金策やポケモンの基礎ポイント(努力値)稼ぎを行うことができます。
特にお金稼ぎに最適なのが、5の島にある「リゾートゴージャス」周辺にいる「おじょうさま」のレイカです。 彼女が繰り出すポケモンはハネッコとポポッコであり、レベルもそこまで高くないため簡単に倒すことができます。
賞金が非常に高く設定されており、「おまもりこばん」を持たせたポケモンを戦闘に出すことで、1回の戦闘で20000円近い賞金を獲得することができます。 数歩歩いてバトルサーチャーを使用し、再度戦うというサイクルを繰り返すことで、あっという間にお金をカンストさせることが可能です。
| 目的 | おすすめの場所 | ターゲットのトレーナー | 出現ポケモン | 獲得できる努力値の傾向 |
|---|---|---|---|---|
| 金策 | 5の島 リゾートゴージャス | おじょうさまのレイカ | ハネッコ、ポポッコ | 特防、素早さ |
| HP稼ぎ | 3番道路 | たんぱんこぞうのナオキ | キャタピー、ビードル | HP |
| 攻撃稼ぎ | ともしびやま 温泉前 | かくとうかのタケノリ | ワンリキー、ゴーリキー | 攻撃 |
| 防御稼ぎ | 21番水道 | 釣り人のタツヒコ | シェルダー、パルシェン | 防御 |
金の玉マラソンによる序盤の効率的な資金調達
ハナダシティの北部にある24番道路、通称「ゴールデンボールブリッジ」は、5人のトレーナーを勝ち抜くイベントが発生する場所です。 5人を倒した後に待ち受ける6人目の人物に話しかけると、ご褒美として換金アイテムである「きんのたま」をもらうことができます。
しかし、この人物の正体はロケット団の団員であり、実力を見込んだ主人公を組織に勧誘し、断られるとバトルを仕掛けてきます。 ここで意図的にバトルに負けることで、主人公はポケモンセンターに強制送還されます。
再びゴールデンボールブリッジに戻り、このロケット団員に話しかけると、イベントのフラグがリセットされておらず、何度でも「きんのたま」を受け取ってからバトルに突入する状態になります。 これを利用して、「きんのたまを貰う→バトルで全滅する」を繰り返すことで、序盤において破格の資金を調達することが可能になります。
初代のゲームボーイ版から存在する裏技ですが、本作では全滅時に失う所持金の計算式が変更されています。 初代では所持金が強制的に半額になっていましたが、本作では「所持しているバッジの数と手持ちポケモンの最高レベル」によって失う金額が決まります。
この時点でのバッジ数は最小で1個、手持ちをレベル2のポッポなどの低レベルポケモンのみにして挑めば、全滅時に失う金額はわずか数円で済みます。 きんのたまの売値は5000円であるため、圧倒的な黒字を生み出すことができる本作屈指の金策裏技となっています。
やり込み勢必見の収集要素とコンプリート報酬
タウンマップの詳細表示と図鑑の関連性
ゲーム序盤でライバルの姉であるナナミから受け取る「タウンマップ」には、単なる地図としての機能を超えた詳細なガイド機能が隠されています。
タウンマップを開き、特定の街やダンジョンにカーソルを合わせると、その場所に関する詳細な説明文が表示されます。 このガイド文は最初からすべて表示されているわけではなく、プレイヤーが実際にその場所に足を運び、マップを切り替えた時点で解放される仕様になっています。 ダンジョンの構造や歴史、生息しているポケモンの傾向などが細かく記されており、世界観の深掘りに貢献しています。
さらに、ゲームを進めてナナシマに到達し、ニシキから「トライパス」を受け取ると、タウンマップのページが追加され、1の島から3の島までの詳細なマップを確認できるようになります。 その後、全国図鑑を入手して「レインボーパス」を獲得すると、さらにページが追加され、4の島から7の島までの全容が明らかになります。
ちなみに、ゲーム序盤にナナミからタウンマップを受け取らずにストーリーを進めることも可能です。 その場合、後からナナシマのイベントでニシキからまとめて受け取ることになりますが、ナナミの家での受け取りイベントは消滅し、机の上に置かれていたタウンマップのオブジェクトも消え去るという細かなフラグ管理がなされています。
ボイスチェッカーの隠し機能とコンプリートの道のり
ハナダシティでライバルとの戦闘後に必ず入手することになる「ボイスチェッカー」は、各地で出会った主要人物たちの噂や情報を記録していくアイテムです。
ジムリーダーや四天王、オーキド博士などの情報が蓄積されていき、いつでも読み返すことができます。 一見すると地味なフレーバーテキストの収集アイテムですが、このボイスチェッカーには隠された機能が存在します。
人物の選択画面でスタートボタンを押すと、そのキャラクターの全身の立ち絵グラフィックが表示される機能です。 ゲーム中の会話画面ではバストアップしか見ることができないキャラクターの、足元までの詳細なデザインを確認できる貴重な機能となっています。
さらに、1人のキャラクターに対して最大6つの情報項目が設定されており、各地のNPCに話しかけたり、特定の看板を調べたりすることで項目が埋まっていきます。 すべての項目を埋めると、そのキャラクター本人からプレイヤーに向けた特別なコメントが追加されます。
自らの生い立ちを語る者、プレイヤーの実力を認める者など、キャラクターの個性が強く表れたテキストであり、世界観を深く楽しむための強力なやり込み要素として機能しています。
伝説のポケモンと三犬の出現条件における複雑なフラグ
本作における伝説のポケモン「フリーザー」「サンダー」「ファイヤー」の三鳥は、それぞれふたごじま、むじんはつでんしょ、ともしびやまの最奥部でシンボルエンカウントとして待ち構えています。
これに加えて、ネットワークマシンを完成させて全国図鑑の条件を満たすことで、カントー地方の草むらに「スイクン」「ライコウ」「エンテイ」のいずれか1匹が徘徊するようになります。 この通称「三犬」と呼ばれる伝説のポケモンの出現には、ゲームの最初に選んだ御三家ポケモンが深く関わっています。
プレイヤーがフシギダネを選んだ場合は炎タイプの「エンテイ」、ゼニガメを選んだ場合は電気タイプの「ライコウ」、ヒトカゲを選んだ場合は水タイプの「スイクン」が出現します。 選んだ相棒の弱点を突いてくる属性の伝説のポケモンが放たれるという、非常に手強い仕様となっています。
さらに、徘徊する伝説のポケモンは遭遇してもすぐに「ほえる」を使用して戦闘から離脱しようとします。 確実に捕獲するためには、「くろいまなざし」で逃走を封じたり、「みねうち」でHPをギリギリまで削るなどの事前の対策が必須となります。 マスターボールを温存しておくべき最大のターゲットと言えるでしょう。
教訓を活かす教え技の場所一覧と戦略的活用法
本作の各地には、一度だけ特定の技をポケモンに教えてくれるNPCが多数配置されています。 これらの「教え技」は、わざマシンでは習得できない強力な技や、レベルアップでは覚えられない貴重な技を習得させるチャンスとなります。
一度教えてもらうとそのNPCは二度と同じ技を教えてくれないため、どのポケモンに習得させるか慎重に選ぶ必要があります。 特に対戦環境を意識して育成を行うプレイヤーにとっては、これらの教え技の取捨選択が戦術の幅を大きく左右します。
| 教え技の名称 | 教えてもらえる場所 | おすすめの活用法と対象ポケモン |
|---|---|---|
| ちきゅうなげ | ニビシティ 科学博物館の裏 | 固定ダメージを与える。耐久型のラッキーやサマヨールに最適。 |
| メガトンパンチ | オツキミやま 出口付近 | 序盤の貴重な高威力技。ノーマルタイプのアタッカーに。 |
| ゆびをふる | タマムシシティ デパート | 完全ランダムで技が出る。ロマンを求めるプレイヤーやカビゴンに。 |
| カウンター | タマムシシティ デパート | 物理ダメージを倍返しする。HPの高いソーナンスやラッキーの切り札。 |
| すてみタックル | チャンピオンロード 出口付近 | 反動はあるが高威力のノーマル技。特性「いしあたま」のガラガラなど。 |
| ばくれつパンチ | 7の島 アスカナの遺跡手前 | 命中率は低いが確定で混乱させる。特性「ノーガード」を持つカイリキーなど。 |
全国図鑑完成で得られる究極の賞状と達成感
ポケモンの最大の目的である「図鑑の完成」には、途方もない時間と労力が必要です。
本作では、カントー地方のポケモン150匹を登録することで完成する「カントー図鑑」と、他地方のポケモンも含めた全386匹の登録を目指す「全国図鑑」の2段階が用意されています。 カントー図鑑を完成させた状態でタマムシシティのマンションにいるゲームフリークのスタッフに話しかけると、カントー図鑑完成の賞状を見せてもらうことができます。
さらに、通信交換や過去作との連動を駆使して、幻のポケモンを除いた全国図鑑の完成条件を満たした上で再度スタッフに話しかけると、デザインの異なる「全国図鑑完成の賞状」を授与されます。
これらの賞状はアイテムとして手持ちに残るわけではありませんが、ゲームボーイアドバンスというハードの垣根を越えて集め切ったプレイヤーへの、開発陣からの最大級の賛辞と言えます。 図鑑完成による特別なアイテムなどの実利的な報酬はありませんが、この画面を見るために費やした膨大な時間は、間違いなくプレイヤーの記憶に深く刻み込まれるはずです。
隠し要素まとめと総評
ファイアレッド・リーフグリーンは、初代ポケットモンスターの赤・緑をベースにしながらも、単なるグラフィックの向上にとどまらない圧倒的な進化を遂げた作品です。
ナナシマという広大な追加エリアによる世界観の拡張、バトルサーチャーなどの利便性を向上させる新システム、そして細部にまで張り巡らされたテキストの遊び心など、開発陣の並々ならぬ熱量を感じることができます。 現在においてスイッチ版などの最新環境でプレイする機会があったとしても、今回紹介した隠し要素や裏技を知っていることで、当時とはまた違った新鮮な視点で冒険を楽しむことができるでしょう。
特にボイスチェッカーのコンプリートや四天王カンナのぬいぐるみ集めなど、自己満足の極みとも言えるやり込み要素は、現代のゲームにも通じる「果てなき探求心」をくすぐる素晴らしい設計です。 ポケモンの原点でありながら、一つの完成形とも言える本作の奥深さを、ぜひもう一度味わってみてください。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。





















