編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は2026年4月8日にリリースされる「ポケモンチャンピオンズ」の対戦環境において確実に強い通常ポケモンとガチ勢向けの戦術が気になっていると思います。 リリース初期の環境ではメガ進化ポケモンの対策が必須であり通常ポケモンの選定が勝敗を大きく左右します。
この記事を読み終える頃には新環境でのパーティ構築や育成すべき通常ポケモンについての疑問が解決しているはずです。
- チャンピオンズ環境を牽引する通常ポケモンの詳細
- メガ進化ポケモンとの対面相性と具体的なダメージ計算
- ガチ勢向けの努力値調整とおすすめの技構成
- テラスタル廃止による環境変化と対戦戦略
それでは解説していきます。
チャンピオンズ環境を牽引するSランク通常ポケモン解説
環境トップに君臨するブリジュラス
基本データと種族値の考察
ブリジュラスは圧倒的な物理耐久と優秀な耐性を併せ持つ環境トップクラスの通常ポケモンです。 鋼とドラゴンの複合タイプは多くの半減耐性を持ちサイクル戦において非常に有利に立ち回ることができます。
種族値の配分も無駄がなく物理アタッカーに対しては特性と合わせて鉄壁の防御力を誇ります。 以下の表はブリジュラスの基礎スペックと環境で意識すべきメガメタグロスの数値を比較したものです。
| ポケモン | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ブリジュラス | 90 | 105 | 130 | 125 | 65 | 85 | 600 |
| メガメタグロス | 80 | 145 | 150 | 105 | 110 | 110 | 700 |
特防の低さが弱点となるもののそれを補って余りある物理耐久が魅力です。 素早さ85族は中速帯において激戦区であり調整次第で多くの相手の上を取ることが可能です。
特性「じきゅうりょく」による物理受け性能
特性「じきゅうりょく」は物理技を受けるたびに防御が1段階上昇する強力な効果を持っています。 環境トップと予想されるメガメタグロスに対して後投げから安定して受けることができる点が最大の評価ポイントです。
防御が上昇した後の「ボディプレス」は相手に壊滅的なダメージを与えます。 特にサザンドラなどの悪タイプやノーマルタイプに対しては致命傷となります。
メガメタグロスの「じしん」を受けた場合でも特性が発動するため次ターン以降の生存率が飛躍的に高まります。 物理偏重のパーティに対してはブリジュラス1匹で詰ませる盤面も少なくありません。
特性「がんじょう」による行動保障と奇襲
もう一つの特性「がんじょう」も対戦において非常に強力な選択肢となります。 一撃必殺技や弱点を突かれた場合でも必ずHPが1残るため確実に行動することができます。
「がんじょう」を盾にした「ミラーコート」は特殊アタッカーに対する強烈なカウンターとなります。 こだわりメガネを持たせた「りゅうせいぐん」で奇襲をかける動きも読まれにくく強力です。
相手は「じきゅうりょく」を警戒して特殊技を撃ってくる場面が多いため「がんじょう」が刺さる機会は非常に多いです。 特性の判断がつかない時点でのブリジュラス対面は相手に強力な択を強いることになります。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
ブリジュラスを運用するにあたりHB特化の「じきゅうりょく」型とCSベースの「がんじょう」型の2つが主流となります。 それぞれの型において最適な努力値配分と技構成を以下の表にまとめました。
| 型の名称 | 特性 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|---|
| HB物理受け型 | じきゅうりょく | H252 B252 D4 | ボディプレス / でんじは | ステルスロック / イカサマ |
| CSアタッカー型 | がんじょう | C252 S252 H4 | りゅうせいぐん / ラスターカノン | ミラーコート / ほえる |
HB型はイカサマを採用することで相手の攻撃力に依存したダメージを与えられます。 今作では個体値厳選の仕様変更によりイカサマの評価が相対的に上がっている点も見逃せません。
「でんじは」や「ステルスロック」による後続のサポートもこなせるため腐る場面が少ないです。 構築の軸としても補完枠としても最高峰の性能を誇る通常ポケモンと言えます。
元祖最強ドラゴンのガブリアス
完璧な種族値配分と素早さライン
ガブリアスは登場以来常に対戦環境の第一線で活躍してきた元祖最強のドラゴンポケモンです。 その強さの根源は一切の無駄がない完璧と称される種族値配分にあります。
特に素早さ102という数値は激戦区の100族をわずかに上回る絶妙なラインです。 以下の表で環境の主要なポケモンとの素早さ比較を行います。
| ポケモン | すばやさ種族値 | 最速実数値 | 準速実数値 |
|---|---|---|---|
| ガブリアス | 102 | 169 | 154 |
| メガリザードン | 100 | 167 | 152 |
| メガガルーラ | 100 | 167 | 152 |
| サザンドラ | 98 | 165 | 150 |
メガリザードンやメガガルーラといった強力なメガ進化勢に対して最速を取ることで上から制圧することが可能です。 この素早さ関係がガブリアスをSランクに押し上げている最大の理由の一つです。
環境トップメタへの遂行能力
チャンピオンズ環境において猛威を振るうと予想されるメガメタグロスやブリジュラスに対して地面タイプの打点が非常に有効です。 タイプ一致の「じしん」は安定した命中と威力を誇り多くの鋼タイプに致命傷を与えます。
またメガゲンガーに対してもアイテム次第では十分に撃ち合うことが可能です。 こだわりスカーフを持たせることで素早さ130族であるメガゲンガーの上を取り「じしん」で処理する動きが強力です。
ガブリアス自身の耐久力も平均以上であるため不意の弱点技でなければ一撃で倒されることは稀です。 対面性能の高さは通常ポケモンの中でも群を抜いています。
テラスタル廃止による相対的強化
前環境で存在したテラスタルシステムが廃止されたことはガブリアスにとって大きな追い風となります。 相手が不意にフェアリータイプやひこうタイプに変化して「げきりん」や「じしん」を透かされるリスクが消滅しました。
これにより本来のタイプ相性に基づいた確実なダメージ計算が可能となります。 ガブリアスの持つ高火力の物理技を安定して相手に押し付けることができるようになりました。
役割破壊のテラバーストも存在しないため本来有利な相手にはとことん有利に立ち回れます。 純粋な種族値のぶつかり合いにおいてガブリアスの右に出るものは少ないです。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
ガブリアスの育成においては複雑な耐久調整を施すよりもASに極振りする型が最もポテンシャルを引き出せます。 対面での制圧力を高めるためのアイテムと技構成を以下の表にまとめました。
| 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|
| こだわりスカーフ | A252 S252 B4 | じしん / げきりん | どくづき / アイアンヘッド |
| きあいのタスキ | A252 S252 B4 | じしん / げきりん | がんせきふうじ / つるぎのまい |
こだわりスカーフ型は環境に存在する竜の舞や蝶の舞などの積みエースに対するストッパーとして機能します。 きあいのタスキ型は初手に出して「がんせきふうじ」で相手の素早さを下げつつ後続のサポートを行う動きが強力です。
フェアリータイプへの打点として「どくづき」や「アイアンヘッド」を採用することで技範囲が補完されます。 環境序盤においてはAS極振りのシンプルな構成が最も勝率を安定させます。
物理受けの頂点カバルドン
圧倒的な物理耐久と砂起こし
カバルドンは地面単タイプの優秀な耐性と圧倒的な物理耐久を誇る受けポケモンです。 特性「すなおこし」により天候を砂嵐状態にすることで相手のきあいのタスキやがんじょうを無効化できます。
メガ進化環境においてはメガガルーラやメガボーマンダといった物理アタッカーの攻撃を安定して受ける役割を担います。 以下の表でカバルドンの物理耐久指数とメガメタグロスの攻撃力を比較します。
| ポケモン | HP | ぼうぎょ | 物理耐久指数(HB特化時) |
|---|---|---|---|
| カバルドン | 108 | 118 | 39682 |
| メガメタグロス | – | – | A特化時の攻撃実数値:216 |
A特化メガメタグロスの「アイアンヘッド」程度であればカバルドンは余裕を持って2発耐えることができます。 この圧倒的な数値により物理対面において後投げから確実に仕事を行うことが可能です。
あくびループによる対面操作と起点作成
カバルドンの最大の強みは「あくび」と「ステルスロック」を組み合わせた戦術にあります。 相手の交代を強要しつつステルスロックのダメージを蓄積させる「あくびループ」は対策が必須です。
相手が居座れば睡眠状態となり後続の積みエースが安全に積むための隙を生み出します。 交代してきた場合でも天候ダメージとステルスロックで相手のパーティ全体を削ることができます。
ブリジュラスやメガゲンガーといった厄介な相手に対しても「あくび」を入れることで機能停止に追い込めます。 対戦のテンポを掌握し自分のペースに引きずり込む能力に長けています。
メガメタグロスのくさむすびに対する考察
カバルドンを運用する上で警戒すべきはメガメタグロスなどに採用される特殊技の「くさむすび」です。 カバルドンは体重が重いため「くさむすび」の威力が最大(威力120)となってしまいます。
しかし適切な耐久調整を施すことでこの弱点もある程度カバーすることが可能です。 以下の表はメガメタグロスの「くさむすび」に対するカバルドンの被ダメージ計算です。
| 攻撃側の条件 | 守備側の条件 | 被ダメージ割合 | 確定数 |
|---|---|---|---|
| メガメタグロス(C無振り) | カバルドン(H252 D特化) | 48.3%〜57.6% | 乱数2発(91.4%) |
| メガメタグロス(C無振り) | カバルドン(H252 D4振り) | 64.1%〜76.2% | 確定2発 |
特防に厚く振ることで不意の「くさむすび」に対しても一度は行動する猶予が生まれます。 相手の技構成を見極めつつ場合によっては交代を交えて対応することが重要です。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
カバルドンは物理受けに特化させるか特殊耐久にも振るかで役割が変化します。 環境に合わせて最適な配分を選択するための技構成案を以下の表に示します。
| 型の名称 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|
| HB物理受け特化 | H252 B252 D4 | じしん / あくび | ステルスロック / ふきとばし |
| HD特殊耐久ベース | H252 D252 B4 | じしん / あくび | なまける / ステルスロック |
「ふきとばし」は相手の身代わりや積み技を無効化しつつ裏のポケモンを引きずり出す強力な対抗策です。 「なまける」を採用することで自身の生存能力を高め長期的なサイクル戦に対応可能となります。
構築の核となる起点作成要員としてこれ以上頼りになる通常ポケモンは存在しません。 プレイングスキルがそのまま強さに直結する奥深いポケモンです。
全抜きストッパーのヘイラッシャ
特性「てんねん」の圧倒的抑止力
ヘイラッシャは単水タイプでありながら特性「てんねん」によって環境の積みエースを完全に停止させる役割を持ちます。 「てんねん」は相手の能力ランクの変動を無視してダメージ計算を行うため剣の舞や悪巧みを積んだ相手にも怯むことなく立ち向えます。
物理耐久はカバルドンをも凌ぐ数値を誇り並の物理技ではビクともしません。 以下の表でヘイラッシャの基礎種族値を確認します。
| ポケモン | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヘイラッシャ | 150 | 100 | 115 | 65 | 65 | 35 | 530 |
HPの種族値が150と非常に高く防御に特化させることで要塞と化します。 物理アタッカーが全抜きを図る際の最大の障壁として機能します。
メガ進化エースに対する対面性能
環境において脅威となるメガカメックスなどの特殊積みエースに対しても「てんねん」は有効に働きます。 特防種族値は65と低めですがHPの高さにより特殊技も一度は耐えることが可能です。
メガメタグロスの攻撃に対しても後投げから受けることができます。 ただしメガメタグロス側もヘイラッシャを突破するために「くさむすび」の採用率が上がる傾向にあります。
「くさむすび」を採用していない物理特化のメガメタグロスに対しては完全な有利対面を作れます。 相手の技構成を探りつつ適切なタイミングで場に出すプレイングが求められます。
一撃必殺技「じわれ」の採用理由
ヘイラッシャの強力な武器の一つに一撃必殺技の「じわれ」があります。 耐久力の高い受けポケモン同士の泥沼の攻防を強引に突破する手段として非常に有用です。
命中率は30%と不安定ですが試行回数を稼ぎやすいヘイラッシャの耐久力とは相性が良いです。 以下の表にヘイラッシャの採用すべき技の候補と役割をまとめます。
| 技名 | タイプ | 分類 | 採用理由と役割 |
|---|---|---|---|
| ウェーブタックル | みず | 物理 | タイプ一致のメインウエポン。反動はあるが高火力. |
| じわれ | じめん | 物理 | 耐久ポケモンを強引に突破する一撃必殺技. |
| まもる | ノーマル | 変化 | 相手の様子見やたべのこしの回復量稼ぎに使用. |
| ゆきなだれ | こおり | 物理 | 後攻で威力が倍増するため素早さの遅いヘイラッシャと好相性. |
「じわれ」を見せることで相手に強烈なプレッシャーを与え交代を誘発させることができます。 浮いているポケモンに対しては無効化されるため相手のパーティ構成を見極めることが重要です。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
ヘイラッシャの育成は物理耐久に極振りしクッションとしての役割を最大化する構成が基本です。 持ち物を含めた推奨される型を以下の表に示します。
| 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|
| たべのこし | H252 B252 D4 | ウェーブタックル / まもる | じわれ / ねむる |
| ゴツゴツメット | H252 B252 D4 | ウェーブタックル / ゆきなだれ | じわれ / あくび |
「たべのこし」と「まもる」を組み合わせることで毎ターンのHP管理が非常に安定します。 「ねむる」を採用する場合は状態異常対策にもなりより強固な要塞として君臨できます。
物理偏重の環境においてヘイラッシャを選出画面で見せるだけでも相手の選出を大きく制限する効果があります。 パーティの防御の要として活躍が約束された通常ポケモンです。
状態異常に強い原種ガチグマ
メガゲンガーに対する圧倒的なタイプ有利
原種ガチグマはノーマルと地面の複合タイプを持つ物理アタッカーです。 このタイプ構成は環境トップの特殊アタッカーであるメガゲンガーに対して絶対的な優位性を持ちます。
ノーマルタイプによりゴースト技を無効化し地面タイプにより毒技を半減で受けることができます。 以下の表でメガゲンガーの主要技に対する原種ガチグマの耐性を確認します。
| メガゲンガーの技 | タイプ | 原種ガチグマの相性 | 被ダメージ倍率 |
|---|---|---|---|
| シャドーボール | ゴースト | 無効 | 0倍 |
| ヘドロばくだん | どく | 半減 | 0.5倍 |
| きあいだま | かくとう | 弱点(ただし特性で無効化可能) | 2倍(特性「ぼうだん」なら0倍) |
メガゲンガーの主力技をほぼシャットアウトできるため後投げからでも安全に処理することが可能です。 この1匹が存在するだけでメガゲンガーの選出や技選択に強力な縛りを与えることができます。
特性「こんじょう」と「ぼうだん」の選択
原種ガチグマは「こんじょう」と「ぼうだん」という2つの優秀な特性を持っています。 「ぼうだん」であればメガゲンガーの「きあいだま」すらも無効化でき完全なメタとして機能します。
しかしガチ勢の環境においてより評価が高いのは「こんじょう」を採用した物理アタッカー型です。 「かえんだま」を持たせて自ら火傷状態になることで攻撃力が1.5倍に跳ね上がります。
火傷による攻撃力半減のデメリットを無視し状態異常に耐性を持ちながら超火力を叩き出せます。 「こんじょう」発動時の「からげんき」は並の耐久ポケモンを一撃で粉砕する破壊力を秘めています。
メガメタグロスとの撃ち合い性能
物理耐久も高水準であるためメガメタグロスに対しても互角以上の撃ち合いが期待できます。 タイプ一致の「じしん」はメガメタグロスに対して弱点を突くことができ致命傷を与えられます。
素早さが低い点がネックですが耐久力と火力のトレードオフと考えれば十分に強力です。 以下の表は原種ガチグマの攻撃性能を示すダメージ計算です。
| 攻撃側の条件 | 守備側の条件 | 使用技 | 被ダメージ割合 | 確定数 |
|---|---|---|---|---|
| ガチグマ(A特化・根性発動) | メガメタグロス(H252 B4) | じしん | 84.4%〜100.5% | 乱数1発(6.3%) |
| ガチグマ(A特化・根性発動) | カバルドン(H252 B特化) | からげんき | 45.1%〜53.4% | 乱数2発(35.5%) |
物理受け特化のカバルドンに対してすら「からげんき」で半分近いダメージを与えられる火力は脅威です。 受けループやサイクル構築を単体で崩壊させるポテンシャルを秘めています。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
原種ガチグマを最大限に活かすためにはHAベースの調整で火力を追求する構成が推奨されます。 先制技を持たない弱点をカバーするための技選択が重要となります。
| 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|
| かえんだま | H252 A252 B4 | からげんき / じしん | れいとうパンチ / まもる |
| とつげきチョッキ | H252 A252 D4 | じしん / ぶちかまし | れいとうパンチ / はたきおとす |
「かえんだま」型の場合は初手で確実に特性を発動させるために「まもる」の採用がほぼ必須となります。 「とつげきチョッキ」を持たせることで特殊耐久を底上げし広範囲の特殊アタッカーと撃ち合う型も強力です。
相手の不意の状態異常技(おにびやどくどく)を無力化しつつエースとして暴れ回れる爽快感があります。 環境のメタを回す中心的な存在として活躍が見込まれます。
行動保障の鬼ミミッキュ
特性「ばけのかわ」による絶対的行動保障
ミミッキュの代名詞とも言える特性「ばけのかわ」は相手の攻撃のダメージを一度だけ無効化する(HPの1/8ダメージを受ける)最強クラスの特性です。 この特性によりどんなに不利な対面からでも確実に1回の行動保障が得られます。
相手のダイマックスやZワザが存在しないチャンピオンズ環境においては「ばけのかわ」の価値がさらに高まっています。 剣の舞を積んで全抜きを狙う動きやトリックルームを展開するサポートなど役割は多岐にわたります。
特性「かたやぶり」を持つポケモン以外にはワンパンされることがないため構築のストッパーとして非常に信頼が置けます。 以下の表でミミッキュの種族値を再確認します。
| ポケモン | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ミミッキュ | 55 | 90 | 80 | 50 | 105 | 96 | 476 |
合計種族値は決して高くありませんが特性とゴースト・フェアリーという優秀な複合タイプがその数値を補って余りある強さを生み出しています。
テラスタル廃止によるドラゴン狩りの復権
前環境ではテラスタルによってフェアリー弱点を消されることがミミッキュの逆風となっていました。 しかしテラスタルが廃止された今作のルールにおいては本来の役割であるドラゴン狩りとしての性能を遺憾なく発揮できます。
ガブリアスやサザンドラといった環境の強力なドラゴンタイプに対して一致の「じゃれつく」で大ダメージを与えられます。 ドラゴン技を無効化して無償降臨するプレイングも再び強力な選択肢となります。
良い意味で「役割対象を限定しない」器用さがミミッキュの最大の武器です。 どんなパーティに入れても一定以上の仕事をしてくれる汎用性の高さが評価されています。
積みエースとしての運用と対面操作
ミミッキュはアタッカーとしてだけでなく「のろい」や「でんじは」を用いた妨害役としても優秀です。 不利対面でも「のろい」を使って自主退場しつつ相手に定数ダメージを押し付ける動きは非常に厄介です。
しかし環境序盤において最も警戒すべきは「いのちのたま」を持たせた物理アタッカー型です。 「ばけのかわ」を盾に「つるぎのまい」を積み高火力で相手のパーティを制圧します。
先制技の「かげうち」を持っているため素早さで負けている相手にも確実にダメージを与えて処理することが可能です。 以下の表は剣の舞を1回積んだミミッキュの攻撃力です。
| 攻撃側の条件 | 守備側の条件 | 使用技 | 被ダメージ割合 | 確定数 |
|---|---|---|---|---|
| ミミッキュ(A特化・剣の舞1回・命の珠) | ガブリアス(H4) | じゃれつく | 126.6%〜149.4% | 確定1発 |
| ミミッキュ(A特化・剣の舞1回・命の珠) | メガゲンガー(H4) | かげうち | 98.5%〜117.6% | 乱数1発(93.8%) |
メガゲンガーに対しても剣の舞からの「かげうち」で高確率で倒すことができるため対面性能の高さが伺えます。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
ミミッキュの育成はAS特化が最もシンプルでありながら最も対応範囲が広いです。 型が豊富なため相手に読まれにくい点も強みですが基本となる型を以下の表に示します。
| 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|
| いのちのたま | A252 S252 H4 | じゃれつく / かげうち | つるぎのまい / シャドークロー |
| きあいのタスキ | A252 S252 H4 | じゃれつく / のろい | でんじは / トリックルーム |
「いのちのたま」型は抜きエースとしてパーティの得点源となります。 「きあいのタスキ」型は特性と合わせて実質2回の行動保障を得られるため確実なサポートが可能です。
対面構築の要として環境に存在し続ける通常ポケモンの代表格と言えます。
対戦で活躍必至のAランク通常ポケモン解説
攻防一体のギルガルド
特性「バトルスイッチ」の仕様とプレイング
ギルガルドは特性「バトルスイッチ」によりシールドフォルムとブレードフォルムを切り替えて戦う特殊なポケモンです。 この特性により実質的な合計種族値は非常に高く攻防の両面で高い数値を実現しています。
専用技「キングシールド」を駆使することで相手の物理攻撃を凌ぎつつ攻撃力を下げる択を押し付けることができます。 メガメタグロスやブリジュラスといった環境上位のポケモンに対してタイプ相性上有利に立ち回れる点が魅力です。
以下の表でフォルムチェンジ前後の種族値を比較します。
| フォルム | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シールド | 60 | 50 | 140 | 50 | 140 | 60 | 500 |
| ブレード | 60 | 140 | 50 | 140 | 50 | 60 | 500 |
シールドフォルム時の圧倒的な耐久力を活かして攻撃を受けブレードフォルムの高火力で反撃する戦術が基本となります。
メガメタグロスとブリジュラスへの役割
ギルガルドはゴーストと鋼の複合タイプであるためノーマル、格闘、毒タイプを無効化できます。 特にブリジュラスの「ボディプレス」を無効化できる特殊アタッカーとしての価値は計り知れません。
ブリジュラスに対しては「シャドーボール」で安定したダメージを与えつつ相手の有効打を封じることができます。 メガメタグロスの主要な技に対しても耐性を持ち有利な対面を作りやすいです。
ただし相手の「じしん」には注意が必要でありキングシールドの択を制する高度な読み合いが要求されます。 相手がキングシールドを警戒して変化技を撃ってくる隙を突いて攻撃するプレイングが強力です。
弱点保険型によるカウンター戦術
ギルガルドと最も相性の良いアイテムの一つが「じゃくてんほけん」です。 シールドフォルムの耐久力を活かして相手の弱点技をわざと受け攻撃と特攻を2段階上昇させる戦術です。
メガメタグロスの「じしん」を耐えてから弱点保険を発動し返しの「シャドーボール」で粉砕する動きは爽快感があります。 以下の表は弱点保険発動後のギルガルドの火力指数です。
| 攻撃側の条件 | 守備側の条件 | 使用技 | 被ダメージ割合 | 確定数 |
|---|---|---|---|---|
| ギルガルド(C特化・C2段階上昇) | メガメタグロス(H252) | シャドーボール | 134.7%〜160.4% | 確定1発 |
| ギルガルド(C特化・C2段階上昇) | カバルドン(H252 D特化) | シャドーボール | 67.4%〜79.5% | 確定2発 |
D特化のカバルドンであっても半分以上のダメージを与えられるため受けを許さない圧倒的な火力を誇ります。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
ギルガルドの育成はHPと特攻に極振りするHCベースが主流となります。 物理型も存在しますが環境への刺さりを考慮すると特殊型が推奨されます。
| 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|
| じゃくてんほけん | H252 C252 D4 | シャドーボール / キングシールド | かげうち / ラスターカノン |
| たべのこし | H252 C252 D4 | シャドーボール / どくどく | キングシールド / みがわり |
「かげうち」を採用することでフォルムチェンジの隙をカバーしつつ先制でトドメを刺すことが可能です。 構築の補完枠として独特の存在感を放ちプレイング次第で無限の可能性を秘めたポケモンです。
特殊アタッカーの星サザンドラ
優秀な耐性と広範囲の特殊技
サザンドラは悪とドラゴンの複合タイプを持つ高水準の特殊アタッカーです。 特性「ふゆう」により地面タイプの技を無効化できるため実質的な耐性が非常に優れています。
メガメタグロスやメガゲンガーに対してタイプ相性上有利であり環境への適応力が高い点が評価されています。 特にエスパー技やゴースト技を半減以下で受けられるため後投げしやすい強みがあります。
以下の表でサザンドラの種族値を確認します。
| ポケモン | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| サザンドラ | 92 | 105 | 90 | 125 | 90 | 98 | 600 |
素早さ98族は激戦区である100族にわずかに届かないもののこだわりスカーフを持たせることでその弱点を完全に克服できます。
メガゲンガーとメガメタグロスへの打点
サザンドラはタイプ一致の「あくのはどう」でメガゲンガーの弱点を突くことができます。 こだわりスカーフを持たせることで最速130族のメガゲンガーの上を取り一撃で仕留める動きが強力です。
メガメタグロスに対しても「あくのはどう」や「だいもんじ」で有効打を持っています。 ただしメガメタグロスの「ヘビーボンバー」がサザンドラに対してどれほどのダメージになるかが環境の焦点となります。
相手の技構成次第では対面で不利になる可能性もあるためダメージ感覚を正確に把握しておく必要があります。 以下の表はスカーフサザンドラの攻撃性能です。
| 攻撃側の条件 | 守備側の条件 | 使用技 | 被ダメージ割合 | 確定数 |
|---|---|---|---|---|
| サザンドラ(C特化) | メガゲンガー(H4) | あくのはどう | 102.9%〜123.5% | 確定1発 |
| サザンドラ(C特化) | メガメタグロス(H252) | だいもんじ | 62.0%〜73.7% | 確定2発 |
メガメタグロスを一撃で倒すことは難しいため事前の削りや味方との連携が重要となります。
フェアリー弱点と補完の構築
サザンドラ最大の弱点はフェアリータイプに対して4倍弱点を持つことです。 テラスタルが廃止された環境ではこの弱点を隠すことができないためフェアリータイプとの対面は絶対に避けなければなりません。
しかしサザンドラが苦手とするフェアリータイプに対してはメガメタグロスやメガゲンガーが非常に強いという相補関係があります。 「サザングロス」と呼ばれるサザンドラとメガメタグロスを組み合わせた構築は攻防の補完が完璧であり非常に強力です。
味方とのタイプ相性を活かしたサイクル戦を回すことで真価を発揮するポケモンです。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
サザンドラはCS極振りのこだわりスカーフ型が最もポピュラーであり環境に刺さっています。 有利対面から負担をかけていくための技構成を以下の表に示します。
| 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|
| こだわりスカーフ | C252 S252 B4 | あくのはどう / りゅうせいぐん | だいもんじ / とんぼがえり |
| こだわりメガネ | C252 S252 B4 | あくのはどう / りゅうせいぐん | きあいだま / ハイドロポンプ |
「とんぼがえり」を採用することで不利対面から逃げつつ味方を無償降臨させる対面操作が可能となります。 高速アタッカーとしての役割を完遂させるための一貫した技選択が求められます。
蝶の舞で全抜きを狙うウルガモス
最強の積み技「ちょうのまい」
ウルガモスは虫と炎の複合タイプを持つ特殊アタッカーであり全ポケモン中最強クラスの積み技「ちょうのまい」を習得します。 特攻、特防、素早さを同時に1段階上昇させるこの技は一度決まればそのままゲームエンドまで持っていく破壊力を秘めています。
メガメタグロスやブリジュラスといった環境上位の鋼タイプに対して炎技で弱点を突けるため有利な対面を作りやすいです。 特殊耐久も高いため特殊アタッカーとの撃ち合いにも滅法強いです。
以下の表でウルガモスの種族値を確認します。
| ポケモン | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ウルガモス | 85 | 60 | 65 | 135 | 105 | 100 | 550 |
防御が65と低いため強力な物理技を受けるとひとたまりもない点には注意が必要です。
テラスタル廃止による影響と立ち回り
前環境ではテラスタルによって岩の4倍弱点を消したり草テラスタルで水タイプを返り討ちにする戦術が猛威を振るっていました。 しかしテラスタル廃止により本来の4倍弱点(岩タイプ)をカバーする手段がなくなりました。
ステルスロックによるダメージも最大HPの半分(50%)となってしまうためステルスロックを撒かれる前の展開が必須となります。 この制約により以前のように強引に積んで全抜きする運用は難易度が上がっています。
そのため序盤の環境においては「ちょうのまい」に依存せずこだわりメガネを持たせて高火力を押し付ける撃ち逃げ型が使いやすいと評価されています。
こだわりメガネ型によるサイクル破壊
こだわりメガネを持たせたウルガモスの「オーバーヒート」は半減で受ける相手すらも消し飛ばす火力を誇ります。 有利対面から高火力を押し付け交代先に甚大な被害を与える戦術が強力です。
以下の表はこだわりメガネを持たせたウルガモスの火力指数です。
| 攻撃側の条件 | 守備側の条件 | 使用技 | 被ダメージ割合 | 確定数 |
|---|---|---|---|---|
| ウルガモス(C特化・メガネ) | カバルドン(H252 D特化) | オーバーヒート | 82.3%〜96.7% | 確定2発 |
| ウルガモス(C特化・メガネ) | ヘイラッシャ(H252 D4) | ギガドレイン | 75.4%〜89.4% | 確定2発 |
特防に特化したカバルドンに対しても致命傷を与え水タイプのヘイラッシャにも「ギガドレイン」で対抗可能です。 技範囲の広さを活かして相手のサイクルを崩壊させることができます。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
ウルガモスはCSに極振りし素早さと火力を最大化する調整が基本です。 積みエースとして運用するかサイクルブレイカーとして運用するかで技構成が変化します。
| 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|
| こだわりメガネ | C252 S252 H4 | オーバーヒート / むしのさざめき | ほのおのまい / ギガドレイン |
| あつぞこブーツ | C252 S252 H4 | ほのおのまい / ちょうのまい | むしのさざめき / あさのひざし |
「あつぞこブーツ」を持たせることで致命的なステルスロックのダメージを無効化し安全に場に出すことが可能です。 環境のステロ撒きの多さを考慮するとあつぞこブーツの価値は非常に高いです。
圧倒的な特殊火力で相手を焼き尽くすロマン溢れる通常ポケモンです。
特殊受けと対面性能のカビゴン
特性「あついしぼう」による特殊要塞化
カビゴンは圧倒的なHPと特防を併せ持つノーマルタイプの特殊受けポケモンです。 特性「あついしぼう」により炎タイプと氷タイプの技のダメージを半減できるため実質的な特殊耐久はさらに跳ね上がります。
マフォクシーやメガリザードンYといった強力な炎特殊アタッカーの攻撃を余裕で受け止めることができます。 またノーマルタイプであるためメガゲンガーのゴースト技を無効化できる点も非常に優秀です。
以下の表でカビゴンの種族値を確認します。
| ポケモン | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| カビゴン | 160 | 110 | 65 | 65 | 110 | 30 | 540 |
物理耐久はHPの高さでカバーしていますが防御種族値自体は低いため格闘タイプの物理技には注意が必要です。
カウンターによる物理アタッカーへの奇襲
カビゴンはその耐久力の高さから居座りを前提とした「あくび」や「のろい」を採用した型が一般的です。 しかしこの共通認識を逆手に取った「カウンター」採用型が対面構築において非常に強力な地雷枠として機能します。
メガメタグロスなどの物理アタッカーがカビゴンを突破しようと高火力技を撃ってきたところを「カウンター」で倍返しにする戦術です。 カビゴンに対する物理技への警戒心が薄い相手には面白いように刺さります。
以下の表はカビゴンのカウンター成功時のダメージ例です。
| 攻撃側の条件 | カビゴンの被ダメージ | カウンターの反射ダメージ | 相手のHP(例) | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| メガメタグロス(A特化じしん) | 約120〜140 | 240〜280 | メガメタグロス(H252実数値187) | 確定一撃 |
HP種族値の高さから即死することは少なく受けたダメージをそのまま致死量として相手に返すことができます。
多彩な技構成による型の読まれにくさ
カビゴンは「あくび」による起点作成、「のろい」による全抜き狙い、「とつげきチョッキ」を持たせたフルアタッカーなど型のバリエーションが非常に豊富です。 選出画面でカビゴンを見ただけではどの型なのか判断が難しく相手に誤ったプレイングを誘発させやすい強みがあります。
また「じわれ」も習得するため耐久ポケモン同士の対面においても強引な突破手段を持っています。 構築のサブプランとして潜ませておくことでいざという時にパーティを救う活躍を見せます。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
カビゴンは物理耐久の低さを補うためにHBベースに努力値を振るクッション型が環境において安定します。 起点作成と対面処理を両立するための技構成を以下の表に示します。
| 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|
| たべのこし | H252 B252 D4 | のしかかり / あくび | じしん / まもる |
| フィラのみ | H252 B252 D4 | おんがえし / カウンター | あくび / じわれ |
「のしかかり」は30%の確率で相手を麻痺状態にするため運勝ちを引き寄せる強力なメインウエポンです。 木の実を持たせることで確定数をずらし強引に役割を遂行するプレイングも可能です。
派手さはありませんが構築の屋台骨として確かな仕事を行ういぶし銀の通常ポケモンです。
最速のゴーストアタッカードラパルト
環境最速クラスの素早さ142族
ドラパルトはドラゴンとゴーストの複合タイプを持つ環境最速クラスのアタッカーです。 素早さ種族値142という圧倒的な数値は最速のメガ進化ポケモンであるメガゲンガー(130族)やメガミミロップ(135族)をも上回ります。
この素早さによりこだわりスカーフを持たずともほとんどの相手に対して先手を取って攻撃することができます。 以下の表でトップメタの素早さラインを比較します。
| ポケモン | すばやさ種族値 | 最速実数値 |
|---|---|---|
| ドラパルト | 142 | 213 |
| メガゲンガー | 130 | 200 |
| マスカーニャ | 123 | 192 |
| メガメタグロス | 110 | 178 |
メガゲンガーに対して上からタイプ一致のゴースト技を叩き込める点はドラパルト最大のアイデンティティです。 上からの制圧力が非常に高くアタッカーとしての適性が極めて高いです。
物理ゴースト技の欠如と特殊アタッカー運用
ドラパルトは攻撃種族値(120)の方が特攻種族値(100)よりも高い物理寄りのステータスを持っています。 しかしタイプ一致の優秀な物理ゴースト技(ポルターガイストなど)を習得しにくいという明確な弱点を抱えています。
「ゴーストダイブ」は1ターン溜めが必要であり相手に隙を与えてしまうため対戦では使い勝手が悪いです。 そのため安定したダメージを出せる特殊アタッカーとしての運用が主流となります。
「シャドーボール」や「りゅうせいぐん」をメインウエポンに据えこだわりメガネを持たせることで火力の底上げを図ります。
起点作成とサポート型の可能性
ドラパルトはその素早さを活かして上から状態異常を撒くサポート型としても機能します。 「おにび」や「でんじは」を使って相手の物理エースや高速アタッカーを機能停止に追い込む動きが強力です。
先発で起用し「ひかりのかべ」や「リフレクター」を展開して後続の積みエースをサポートする壁貼り型も存在します。 アタッカー一辺倒ではないため相手の選出読みを難しくさせる効果があります。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
ドラパルトは長所である素早さを最大限に活かすCS特化の特殊アタッカー型が最も活躍の機会が多いです。 上からの高圧的な攻めを展開するための技構成を以下の表に示します。
| 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|
| こだわりメガネ | C252 S252 H4 | シャドーボール / りゅうせいぐん | かえんほうしゃ / とんぼがえり |
| きあいのタスキ | C252 S252 H4 | たたりめ / おにび | でんじは / とんぼがえり |
「かえんほうしゃ」を採用することで鋼タイプに対する打点を確保し技範囲を広げることができます。 「とんぼがえり」で有利対面を作り続けるサイクル戦法も得意としています。
圧倒的なスピードで盤面を制圧する環境の切り込み隊長です。
優秀な耐性を持つウォッシュロトムとヒートロトム
希少な電気タイプ枠としての価値
通常ポケモンにおいて対戦環境で実用的なレベルの電気タイプは非常に限られています。 その中で水・電気の複合であるウォッシュロトムと炎・電気の複合であるヒートロトムはパーティの補完枠として極めて優秀な耐性を持っています。
特性「ふゆう」により本来弱点であるはずの地面タイプの技を無効化できる点が両ロトムの強さを支えています。 メガメタグロスの「じしん」を透かしつつ有利対面を作ることが可能です。
以下の表で両ロトムの種族値とタイプ相性を確認します。
| フォルム | タイプ | 特性 | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ウォッシュ | みず/でんき | ふゆう | 50 | 65 | 107 | 105 | 107 | 86 |
| ヒート | ほのお/でんき | ふゆう | 50 | 65 | 107 | 105 | 107 | 86 |
HPが50と低いですが防御と特防が107と高水準であるため無振りでも一定の耐久力を確保しています。
ボルトチェンジによる対面操作とクッション性能
ロトム系の最大の強みはタイプ一致の「ボルトチェンジ」による対面操作能力です。 相手の攻撃を受けつつ後攻で「ボルトチェンジ」を使用し味方のエースを無傷で場に出す動きがサイクル戦の基本となります。
ウォッシュロトムは環境に多いヘイラッシャやカバルドンといった物理受けに対してタイプ有利を取れます。 ヒートロトムはナットレイやハッサムといった鋼タイプに対して圧倒的な強さを誇ります。
パーティの穴を埋めるピースとしてラスト1枠に採用されるケースが非常に多いです。
トリックの仕様変更による注意点
ロトムは「こだわりスカーフ」や「こだわりメガネ」を持たせて「トリック」を使用し相手の耐久ポケモンを機能停止させる戦術が得意です。 しかしチャンピオンズ環境においてメガ進化ポケモンに対してはメガストーンを「トリック」で奪うことができません。
相手がメガ進化ポケモンであった場合「トリック」は不発となり大きな隙を晒すことになります。 この仕様を完全に理解し相手の選出と持ち物を予測した上で「トリック」を使用する高度な判断力が求められます。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
ロトムはこだわりスカーフを持たせて上からの対面操作と奇襲を狙う型が環境に最も適応しています。 それぞれのフォルムにおける推奨構成を以下の表に示します。
| フォルム | 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|---|
| ウォッシュ | こだわりスカーフ | C252 S252 H4 | ハイドロポンプ / ボルトチェンジ | トリック / おにび |
| ヒート | こだわりスカーフ | C252 S252 H4 | オーバーヒート / ボルトチェンジ | トリック / でんじは |
メインウエポンである「ハイドロポンプ」と「オーバーヒート」はいずれも命中不安や特攻ダウンのデメリットを抱えています。 肝心な場面で技を外すリスクを考慮した上で運用する必要があります。
構築に潤滑油をもたらすサイクル戦の申し子とも言える通常ポケモンです。
終盤のスイーパーたるイダイトウ
破格の威力「おはかまいり」のスイープ性能
イダイトウは水とゴーストの複合タイプを持つ物理アタッカーです。 専用技である「おはかまいり」は味方がひんしになっている数だけ威力が上昇するという破格の性能を持っています。
味方が2体倒れた状態(ラス1状況)で放つタイプ一致の「おはかまいり」は威力150に達し半減であっても受け切ることは不可能です。 この技の存在によりイダイトウは終盤のお掃除役(スイーパー)として最強クラスの対面性能を誇ります。
以下の表でイダイトウの攻撃性能と種族値を確認します。
| ポケモン | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| イダイトウ | 120 | 112 | 65 | 80 | 75 | 78 | 530 |
攻撃種族値112から放たれる最大威力の「おはかまいり」はメガ進化ポケモンすらも一撃で粉砕するポテンシャルを秘めています。
テラスタル廃止によるゴーストの一貫性
前環境ではイダイトウの「おはかまいり」を警戒し相手がノーマルテラスタルを切って無効化してくるという致命的な負け筋が存在しました。 しかしテラスタルが廃止された今環境においては目の前の相手のタイプのみを考慮すればよくなりました。
相手のパーティにノーマルタイプや悪タイプが残っていなければ「おはかまいり」の一貫性を止める手段はありません。 テラスタル廃止の恩恵を最も大きく受けているアタッカーの一人と言えます。
対面構築への組み込みやすさ
イダイトウは初手にメガ進化ポケモンを置いて暴れさせ2手目にミミッキュなどのストッパーを配置し最後にイダイトウで全抜きを狙うという対面構築のテンプレに完璧に合致します。 初心者からガチ勢まで幅広く使いやすく勝ち筋が明確な点が非常に評価されています。
水技の「ウェーブタックル」も高火力でありゴースト技が通らない相手に対する強力なサブウエポンとして機能します。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
イダイトウの強さを確実に押し付けるためには行動保障を持たせるきあいのタスキ型が最も安定します。 ラス1対面で確実に打ち勝つための技構成を以下の表に示します。
| 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|
| きあいのタスキ | A252 S252 H4 | おはかまいり / ウェーブタックル | アクアジェット / こうそくいどう |
| こだわりスカーフ | A252 S252 H4 | おはかまいり / ウェーブタックル | クイックターン / かみくだく |
タスキ型で「こうそくいどう」を採用することで相手の先制技よりも早く行動し全抜きを確定させるプレイングも可能です。 スカーフ型は中盤のサイクル参加や削り役としても機能するため構築に合わせて選択します。
フィニッシャーとしての役割に特化した爽快感抜群の通常ポケモンです。
素早さで優位に立つマスカーニャ
メガメタグロスを抜く素早さ123族
マスカーニャは草と悪の複合タイプを持つ高速物理アタッカーです。 素早さ種族値123という数値は環境トップのメガメタグロス(110族)やガブリアス(102族)を確実に上回る絶妙なスピードラインです。
この素早さの優位性により上から「はたきおとす」や「トリックフラワー」といった厄介な技を押し付けることができます。 以下の表でマスカーニャの種族値を確認します。
| ポケモン | HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| マスカーニャ | 76 | 110 | 70 | 81 | 70 | 123 | 530 |
耐久力は低いため相手の攻撃を受けることは想定せず常に先手を取って攻撃する立ち回りが要求されます。
確定急所技「トリックフラワー」の強み
専用技である「トリックフラワー」は必ず急所に当たるという非常に強力な効果を持っています。 相手の防御ランク上昇(鉄壁など)や壁展開(リフレクター)を完全に無視してダメージを与えることができます。
ブリジュラスの特性「じきゅうりょく」による防御上昇を無視できる点は環境において非常に評価が高いです。 しかしブリジュラスに対しては草技が半減されてしまうため致命傷には至らない点に注意が必要です。
はたきおとすとイカサマの選択
マスカーニャの悪タイプのメインウエポンとして「はたきおとす」が広く採用されています。 しかしメガ進化ポケモンに対しては「持ち物を落とす」という効果が発動せず技の威力が65のままとなってしまいます。
メガメタグロスに対して十分なダメージを与えられないという火力不足問題が生じます。 そこで代替案として相手の攻撃ステータスを利用してダメージを計算する「イカサマ」の採用がガチ勢の間で研究されています。
攻撃種族値145を誇るメガメタグロスに対しては「イカサマ」の方が「はたきおとす」よりも大きなダメージを期待できます。
ガチ勢向け努力値調整と技構成案
マスカーニャは長所である素早さを最大限に活かしつつ耐久の低さをカバーするきあいのタスキ型が基本構成となります。 特性は「へんげんじざい」と「しんりょく」のどちらも強力ですが対面性能を重視した構成を以下の表に示します。
| 特性 | 持ち物 | 努力値調整 | 確定技 | 選択技 |
|---|---|---|---|---|
| へんげんじざい | きあいのタスキ | A252 S252 H4 | トリックフラワー / ふいうち | イカサマ / トリプルアクセル |
| しんりょく | きあいのタスキ | A252 S252 H4 | トリックフラワー / ふいうち | はたきおとす / けたぐり |
「トリプルアクセル」はガブリアスやカイリューといったドラゴンタイプに対する強烈な打点となります。 「ふいうち」による先制技も完備しており終盤のスイーパーとしても活躍が見込めます。
多彩な技範囲と圧倒的なスピードで相手のパーティを翻弄するテクニカルな通常ポケモンです。
まとめ
チャンピオンズ環境の初期において対戦を有利に進めるためにはメガ進化ポケモンへの対策が必須であり今回紹介した15体の通常ポケモンはどれも環境の最適解となり得るポテンシャルを秘めています。 圧倒的な耐久力を誇るブリジュラスやカバルドン、対面性能の鬼であるミミッキュやガブリアスなどそれぞれの強みを理解し自分のパーティ構築に組み込んでみてください。 テラスタル廃止というルールの変化を正確に捉え本来のタイプ相性と種族値のぶつかり合いを制した者がガチ勢の頂点に立つことができます。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。






















