編集デスク ポケモンカードゲーム攻略ライターの橋本ユアです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、「もうすぐGレギュレーションが使えなくなるけど、持っているカードはどうしたらいいの?」「暴落する前に売ったほうがいいって本当?」といった、資産価値や今後の立ち回りが気になっていることと思います。
特に最近ポケカを始めた方にとっては、初めての「レギュレーション落ち(スタン落ち)」は不安がいっぱいですよね。 愛着のあるカードを手放すのは心苦しいですが、損をしないためには知っておくべき「売り時」と「理由」があります。
この記事を読み終える頃には、なぜ今Gレギュのカードを整理すべきなのか、どのカードが暴落予備軍なのか、そして新環境に向けてどう準備すればいいのかという疑問が解決しているはずです。
- レギュ落ち後は「プレイヤー需要」が消滅し、カード価値が9割下落するリスクがある
- 「ナンジャモ」「ペパー」などの汎用トレーナーズは特に再録や代替カードの影響を受けやすい
- サーナイトexやロスト軸など、デッキコンセプトごと消滅する関連カードは売り時を逃すと危険
- コレクション需要のあるSR・SARと、プレイ用カードの売り時は明確に区別する必要がある
それでは解説していきます。
Gレギュレーション落ちとは?資産価値への影響を徹底解説
まずは、そもそも「レギュレーション落ち」がなぜカードの価値にこれほど大きな影響を与えるのか、その根本的な仕組みについて深く掘り下げてお話ししますね。
ポケモンカードゲームには「スタンダードレギュレーション」という、公式大会で使えるカードの範囲が決まっています。 これは定期的に更新され、古いアルファベットのカードが使えなくなっていくルールです。 そして、2026年初頭(予想)には、カードの左下に「G」と書かれたカードたちが、スタンダードレギュレーションから外れることになります。
プレイヤー需要とコレクター需要の乖離
ポケカの価格は、大きく分けて二つの需要で成り立っています。 一つは「対戦で強いから欲しい」というプレイヤー需要。 もう一つは「イラストが可愛い、珍しいから欲しい」というコレクター需要です。
レギュレーション落ちが起きると、このうち「プレイヤー需要」がほぼ完全に消滅します。 なぜなら、公式大会やジムバトルで使えなくなるからです。
これまでの歴史を振り返っても、Cレギュ、Dレギュ、Eレギュと落ちていくたびに、当時の環境トップだったカードたち(例えば「ウッウロボ」や「ミュウVMAX」のRRなど)は、数百円~数千円していた買取価格が、数十円、あるいは「値段がつかない」状態まで暴落しました。
過去の事例から見る暴落のメカニズム
具体的に、過去の事例を思い出してみましょう。 かつて必須級だった「クイックボール」や「しんかのおこう」。これらは現役時代、ノーマルカードでも数百円で取引されていました。 しかし、レギュ落ちが確定し、実際に使えなくなった瞬間、ショップのストレージコーナー(1枚30円などの箱)に大量に溢れかえることになりました。
これは「供給過多」と「需要消滅」が同時に起こるからです。 みんなが「使えなくなる前に売りたい」と思ってカードショップに持ち込むため、お店側も在庫を抱えきれなくなり、買取価格を大幅に下げざるを得なくなるのです。
エクストラレギュレーションでは価値は維持できない?
「でも、エクストラレギュレーション(過去のカードも使えるルール)があるから、価値は残るんじゃない?」 そう思う方もいるかもしれません。
しかし、残念ながらエクストラレギュレーションの競技人口は、スタンダードに比べて圧倒的に少ないのが現状です。 もちろん、エクストラで必須級の強さを誇る一部のカード(例えば「バトルコンプレッサー」のような特殊なカード)は価値を維持することもありますが、スタンダードで使われていたカードの99%は、エクストラでは力不足だったり、代用があったりして、価値がつきません。
したがって、「エクストラで使うかもしれないから」という理由で大量のGレギュカードを抱え込むのは、資産管理の観点からはあまりおすすめできないのです。
具体的に「売り時」はいつなのか?
では、いつ売るのが正解なのでしょうか。 私の経験則と、市場の動きを分析した結果をお伝えします。
「レギュ落ち発表」の直後が第一のデッドライン
公式から「次はGレギュが落ちますよ」という明確なアナウンス(または、新シリーズの発表)があった瞬間、相場は一度ガクッと下がります。 情報の早いプレイヤーたちが一斉に手放し始めるからです。
しかし、実際にはその前から「そろそろだな」と予想して動いている層がいます。 まさに「今」この記事を読んでいるこの瞬間が、整理を始めるベストタイミングと言えるでしょう。
駆け込み需要と「ラストダンス」
面白い現象として、レギュ落ち直前の最後の大型大会(チャンピオンズリーグなど)の時期には、一時的に特定のカードの価格が上がることがあります。 「最後にこのデッキで優勝したい!」「悔いのないようにGレギュの相棒と戦いたい!」というプレイヤーたちの熱意が、最後の需要を生むからです。
例えば、Gレギュの「サーナイトex」デッキなどは、最後まで環境トップクラスの強さを維持する可能性があります。 もしあなたが「最後まで使い倒す」のではなく、「資産価値を優先する」のであれば、この最後の盛り上がりの手前、あるいは少し早めの段階で手放すのが賢明です。
暴落するカードの特徴まとめ
ここで、特に暴落しやすいカードの特徴をまとめておきます。
- レアリティが低い(RR、R、U、C)実用カード:これらはプレイ需要だけで価格がついているため、ほぼ0円になります。
- 汎用トレーナーズ(ノーマル):「ナンジャモ」「ペパー」「ネストボール」などのノーマル版。再録が多いものほど危険です。
- 環境デッキのメインポケモン:デッキ自体が成立しなくなる場合、そのカードの価値もなくなります。
逆に、SAR(スペシャルアートレア) や SR(スーパーレア) 、特に人気の高い女性サポートカード(女の子SR)などは、プレイ需要がなくなっても「コレクション需要」が残るため、暴落はするものの、ある程度の価格で下げ止まる傾向があります。 ただし、プレイ需要込みで高騰していたカード(例:プレイ用として採用率が高かったために高かったSRなど)は、半値以下になることも珍しくありません。
要注意!レギュ落ちで価値が消滅する汎用トレーナーズ
ここからは、具体的にどのカードがGレギュ落ちの影響を受けるのか、情報ソースをもとに詳しく解説していきます。 特にデッキの潤滑油となるトレーナーズは、どのデッキにも入っているため影響が甚大です。
ナンジャモ・ペパーの退場
Gレギュレーションを象徴するサポートといえば、間違いなく「ナンジャモ」と「ペパー」でしょう。
ナンジャモは、序盤の手札事故解消から、終盤の相手の手札干渉(まくり)まで、あらゆる局面で使われる最強クラスのサポートです。 これがなくなることで、これまでの「逆転が起きやすい環境」が一変します。 プレイ用としてのナンジャモ(ノーマルやキラ)は、レギュ落ち後はほぼ値段がつかなくなるでしょう。コレクター用のSR/SARは別ですが、それでも「プレイヤーが欲しがる」という下支えがなくなるため、価格調整は避けられません。
ペパーも同様です。グッズとポケモンのどうぐを確定で持ってこれるこのカードは、今の環境の「安定感」を支えていました。 「ふしぎなアメ」と「エボリューション」を持ってきて即進化、といった動きができなくなるため、デッキ構築の根幹が揺らぎます。 これまでペパーに頼っていた構築パーツは、まとめて価値を落とすことになります。
ネストボール・レベルボール等のボール系
これも非常に大きいです。 特にネストボール。 ポケモンカードの基本中の基本である「たねポケモンをベンチに出す」カードがレギュ落ちとなります。
ソース情報によると、代用として「なかよしポフィン」がありますが、これはHP70以下限定。 EXポケモンなどの大型たねポケモンを展開する手段が激減します。 もし再録(新しいレギュレーションで同じカードが出ること)がなければ、過去のネストボール(URなど)も暴落します。 ただ、ネストボールは非常に基本的なカードなので、今後Hレギュ以降で再録される可能性もゼロではありません。 しかし、「再録されるかも」という期待で持ち続けるよりは、一度手放して、再録されたら安く買い直すのが安全策です。
カウンターキャッチャー・リバーサルエネルギー
「サイドが負けている時しか使えない」という条件付きで強力な効果を発揮する、逆転用のカードたち。カウンターキャッチャー(ボスの指令の効果)がなくなるのは、中盤以降の戦術に大打撃を与えます。 これにより、先行逃げ切り型のデッキが有利になり、これまでカウンターキャッチャーを多用していたデッキパーツの価値が下がります。
環境激変!レギュ落ちで消えるデッキ・残るデッキ
カード単体だけでなく、「デッキタイプ」そのものが消滅することで、そこに含まれるカードたちが一斉に暴落するパターンも見ていきましょう。 ここは情報ソースの分析を交えて、かなり深掘りしていきます。
サーナイトexデッキの崩壊
Gレギュレーションの顔とも言える「サーナイトex」。 トラッシュから超エネルギーを好きなだけ加速できるという破格の特性を持っていましたが、これもGレギュです。 サーナイトexが落ちるということは、「キルリア(リファイン)」 や 「エルレイド(バディキャッチ)」 といった、優秀な進化ラインもセットで使えなくなることを意味します。
これまでサーナイトデッキのパーツとして需要があったカードたちは、一気に需要を失います。 もしあなたがサーナイトデッキのレアリティ上げ(高レアで揃えること)をしているなら、今のうちに観賞用として割り切るか、手放すかの判断が必要です。
ロストバレット・ロストギラティナの終焉
「キュワワー」の「はなえらび」から始まるロストゾーン軸のデッキ。 これらも主要パーツの多くがレギュレーション落ちの影響を受けます。 「ミラージュゲート」などは残るかもしれませんが、エンジンとなるキュワワーやアクロマの実験などが落ちてしまえば、デッキとしての機能は停止します。 ロスト関連のカードは非常に種類が多く、多くのプレイヤーが持っているため、市場に溢れかえるスピードも速いでしょう。
タケルライコ・オーガポンへの影響
現環境トップの一角、タケルライコex。 このデッキで重要な役割を果たしていた**「オーリム博士の気迫」や「エネルギーつけかえ」**(再録状況による)などのサポート体制が変わります。 特にオーリム博士は「古代」専用の最強サポート。これが落ちると、タケルライコの爆発力や安定感は大きく損なわれます。 タケルライコ自体は残りますが、今の強さを維持できるかは不透明。 「今のうちにタケルライコを高値で売って、新環境の覇権デッキに乗り換える」というのも、賢いトレーダーの選択肢の一つです。
リザードンexの行方
「悪リザードンex」は、本来テラスタルでHレギュレーション以降のカードと思われがちですが、進化元の「ヒトカゲ」「リザード」や、相性の良い「ピジョットex」(これは残る)、「ビーダル」(残る)など、周辺パーツのレギュレーションを確認する必要があります。 リザードン自体は強いままですが、それを支えていた「ペパー」や「ナンジャモ」が抜ける穴をどう埋めるかが課題です。 リザードンデッキのパーツは比較的価値が維持されやすいですが、それでも汎用カードの入れ替えは必須です。
ソースから読み解く!具体的な代用カードと新環境予報
情報ソースにある「代用カード」の情報を詳しく整理しましょう。 これを知っておくことで、「何を売って、何を確保しておくべきか」が見えてきます。
グッズ・どうぐ編
| レギュ落ちカード | 代用・後継候補(予想含む) | 備考・注意点 |
|---|---|---|
| ネストボール | なかよしポフィン | HP70以下限定。EXやVは呼べないため、ハイパーボールの重要度が増す。 |
| バトルVIPパス | なかよしポフィン | 既に移行が進んでいるが、VIPパスは完全に紙切れになる。 |
| あなぬけのヒモ | プライムキャッチャー | エーススペック枠なので1枚しか入らない。完全な代用は不可。 |
| クロススイッチャー | プライムキャッチャー | こちらもエーススペック。連打はできない。 |
| 勇気のおまもり | ヒーローマント | HP上昇グッズ。ただしマントはエーススペック。 |
| 学習装置 | 力の砂時計 | エネ加速手段。条件が異なるため完全互換ではない。 |
このように、代用カードはあるものの、「条件が厳しくなる」「エーススペック(デッキに1枚制限)になる」など、弱体化しているケースがほとんどです。 つまり、**「現環境と同じ動きはできない」**のです。 このギャップに気づいたプレイヤーが、「じゃあこのデッキはもう解体しよう」と判断し、売りに出す流れが加速します。
サポート編
| レギュ落ちカード | 代用・後継候補(予想含む) | 備考・注意点 |
|---|---|---|
| 博士の研究 | リーリエの決心 / アカマツ等 | ドローソースの質が変わる。7枚ドローの強さは唯一無二だった。 |
| ナンジャモ | アンフェアスタンプ / ジャッジマン | 手札干渉手段。ジャッジマンは自分の手札も減るリスクがある。 |
| ボスの指令(G) | ボスの指令(H以降) | ボス自体はずっとあるが、イラスト違いのGレギュ版はプレイ用としては価値が下がる。 |
| ペパー | シークレットボックス | グッズ・どうぐ・サポ・スタジアムを探せるが、エーススペックかつ手札コスト3枚。 |
サポートに関しても、これまでの「とりあえず博士」「とりあえずナンジャモ」という思考停止構築ができなくなります。 新環境では、よりシナジーを意識したサポート選びが必要になり、新しいカード(Hレギュ以降)の価値が上がっていきます。
レギュ落ち後に「勝てる」プレイヤーになるための思考法
単にカードを売るだけでなく、売った資金で次どう動くかが重要です。 「損をしない」から一歩進んで、「得をする」ための思考法を伝授します。
1. 売却益でHレギュ以降の汎用カードを揃える
Gレギュのカードを売って得たお金は、散財せずに**「Hレギュレーション以降の汎用カード」**の購入に充てましょう。 特に「なかよしポフィン」「大地の器」「ナンジャモ(Hレギュ再録版があれば)」「バディバディポフィン(間違えました、なかよしポフィンですね)」などは、今後2年間は使い倒せるカードです。 今のうちにこれらのレアリティを上げておくのも、資産防衛の一つです。
2. 「再録」の可能性を常に頭に入れる
ポケカは「再録」が多いカードゲームです。 例えば「すごいつりざお」や「エネルギー回収」のように、昔のカードが今のレギュレーションで復活することもあります。 ですが、これを期待してGレギュのノーマルカードを大量に保管しておくのはスペースの無駄です。 再録されたとしても、新しいパックから出るピカピカの新品の方が好まれることも多いため、基本的には「使わないなら売る」でOKです。
3. 未発表の新カード情報にアンテナを張る
レギュ落ちのタイミングに合わせて、新しいパックが発売されます。 そこには必ず「落ちたカードの代わり」となるようなカードが含まれています。 情報ソースにもありましたが、「〇〇ボール」系の新カードが出る可能性は非常に高いです。 情報が出た瞬間に、関連する過去カードの相場が動くので、公式YouTubeチャンネルやTwitter(X)の情報は毎日チェックしましょう。
まとめ:Gレギュ売却は「早めの決断」が最大の利益を生む
いかがでしたでしょうか。 今回はGレギュレーション落ちに伴うカードの価値暴落と、その対策についてかなり踏み込んで解説しました。 長く語ってきましたが、要点を整理すると以下のようになります。
- レギュ落ちは「需要の消滅」:プレイできなくなるカードの価値は、例外を除いて限りなくゼロに近づく。
- 売り時は「今」:みんなが売り始める前、ショップの買取表が高いうちに動くのが鉄則。
- デッキ単位での見直し:サーナイトやロストなど、コンセプトが崩壊するデッキはパーツごと整理する。
- 次への投資:売った資金で、これから長く使えるHレギュ以降のカードを確保する。
「あの時売っておけばよかった…」と後悔するのは、カードゲーマーなら誰もが通る道です。 でも、この記事を読んだあなたは、もうそのリスクを回避する知識を持っています。
愛着のあるカードを手放すのは寂しいですが、それは「お別れ」ではなく、「次の新しい相棒を迎えるための準備」です。 スッキリとカード資産を整理して、新しいレギュレーションの開幕を万全の状態で迎えましょう!
あなたのポケカライフが、これからも充実したものになりますように。 以上、橋本ユアでした。
筆者情報
橋本ユア フリーランスのトレカ攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いトレカに携わるが、主にポケカ、遊戯王、ワンピ、デュエマを得意とする。特にポケカが好きで、総課金額は1,000万円以上。自称リーリエの旦那。
(補足)レギュ落ちに関するQ&Aコーナー
記事本文では書ききれなかった細かい疑問や、よくある質問について、補足としてQ&A形式でお答えしていきます。 ここも非常に重要なポイントが含まれていますので、ぜひ目を通してくださいね。
Q1. UR(ウルトラレア)の基本エネルギーはどうなりますか?
A. 基本エネルギーはレギュレーションに関係なく使えます! これ、意外と勘違いしやすいポイントなんですが、基本エネルギー(草、炎、水、雷、超、闘、悪、鋼)にはレギュレーション落ちがありません。 過去のサン&ムーン時代のURエネルギーでも、裏面が旧裏でなければ今の大会で使えます。 ですので、基本エネルギーのURは売る必要はありません。 むしろ、新しいデザインが出ると過去のデザインが貴重になり、価値が上がることもあります。大切に持っておきましょう。 ただし、「特殊エネルギー(ジェットエネルギー、リバーサルエネルギーなど)」はレギュ落ちの影響を受けるので注意してください。
Q2. 「博士の研究」はイラストが違うのがたくさんあるけど、全部使えなくなる?
A. レギュレーションマーク次第ですが、名前が同じなら使える場合があります。 ここがポケカのややこしいところです。 「同名カードの再録」ルールがあります。 例えば、新しいレギュレーション(HやIなど)で「博士の研究」というカードが収録されたとします。 そうすると、過去のGレギュレーションの「博士の研究(オーリム博士イラストなど)」も、デッキに入れて使えるようになります。 しかし、**「そのカード自体が再録されなかった場合」**は使えません。 現状、博士の研究はスタンダードの定番なので生き残る可能性が高いですが、もし「博士の研究」というカード名自体が廃止され、別の名前(例:探検家の発見、みたいな全く違うカード)に置き換わったら、過去の博士は使えなくなります。 情報ソースによると「リーリエの決心」などが代用として挙がっていますが、これが「手札を捨てて7枚引く」効果でない場合、あるいは博士の研究が収録されない場合、過去の博士の価値(特にSRやHR)は変動するリスクがあります。 現時点では、高レアリティの博士は「コレクション需要」もある程度あるため、即座に紙切れにはなりませんが、注視が必要です。
Q3. お店での買取査定に出す時のコツはありますか?
A. 仕分けを完璧にしてから持ち込みましょう。 レギュ落ち直前のショップは、買取カウンターが非常に混雑します。 大量のカードを「ストレージ(ごちゃ混ぜ)」の状態で持ち込むと、査定に時間がかかるだけでなく、店員さんの印象も悪くなり、最悪の場合「まとめて〇〇円」と安く買い叩かれる原因になります。
- 「高額カード」と「ノーマル」を分ける
- 「レギュレーションごと」に分ける(Gとそれ以外)
- 「同じカード」をまとめる これをしておくだけで、査定時間が短縮され、適正価格で買い取ってもらいやすくなります。 また、複数の店舗の買取表をTwitter(X)などでチェックし、一番高く買い取ってくれるお店(またはキャンペーン中のお店)を狙い撃ちするのが、1,000万円以上課金してきた私の鉄則です。
Q4. 友達と遊ぶだけなら売らなくていいですよね?
A. もちろんです!それが一番の楽しみ方かもしれません。 この記事はあくまで「資産価値」「公式大会などの競技シーン」を重視する方向けに書いています。 自宅で友達や家族と遊ぶ「ハウスルール」なら、レギュレーションなんて関係ありません。 Gレギュのカードは、非常にパワーが高くて面白いカードがたくさんあります。 「売ってお金にする」ことよりも、「思い出として取っておく」「自由にデッキを組んで遊ぶ」ことに価値を感じるなら、無理に売る必要は全くありません。 ただ、もし「いつか売ろうかな」と少しでも思っているなら、「今」が一番高いということだけは覚えておいてくださいね。
Q5. エクストラバトルの日(プロモカード)狙いでGレギュを集めるのはあり?
A. かなり上級者向けの投資ですが、ありです。 先ほど「エクストラは需要が少ない」と言いましたが、例外があります。 それが「エクストラバトルの日」というイベントです。ここで配布されるプロモパックの中身が非常に高額(数万円するなど)になることがあるため、このイベントに参加するために「強いエクストラデッキ」を組む人がいます。 Gレギュのカードの中で、エクストラで猛威を振るいそうなカード(例えば特定のコンボパーツや、特性が強力なポケモン)を、暴落したタイミングで安く回収しておく、というのは「せどり」的な視点では賢い戦略です。 ただし、どのカードがエクストラで化けるかを見極めるには、相当な知識と相場観が必要です。 初心者の方は手を出さず、まずはスタンダードのカードにお金を使うことをおすすめします。
この補足Q&Aを含めて、Gレギュレーション落ちに対する準備は万全でしょうか? 状況は刻一刻と変化します。昨日の正解が今日の不正解になることも珍しくありません。 常に最新情報をキャッチアップして、賢く楽しいポケカライフを送ってください!





















