編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、仁王3の体験版や先行プレイにおいて「マップの端はどうなっているのか」「行けない場所に何があるのか」が気になっていると思います。 開発途中のエリアには、製品版で実装されるかもしれない新武器や、意外なNPCが隠されているという噂が絶えません。
この記事を読み終える頃には、裏技を使ったエリア外への行き方と、そこに眠る未知の要素についての疑問が解決しているはずです。
- 浜松の関と小地獄からの壁抜け手順
- 未実装エリアに残された開発用データ
- 新武器ヌンチャクと既存武器のスキル
- 浜松城内部の構造と謎のNPC
それでは解説していきます。
仁王3の裏技でエリア外へ行く方法
仁王シリーズ最新作となる『仁王3』。 その広大なマップは、正規ルートだけでも十分に探索しがいがありますが、プレイヤーの探究心は留まることを知りません。 ここでは、体験版や特定バージョンにおいて確認されている、エリア外(Out of Bounds)へ脱出するための具体的な手順を解説します。 ※この方法はバグを利用した挙動であり、製品版では修正されている可能性があります。また、セーブデータの破損リスクがあるため、試す際は自己責任で行ってください。
浜松の関から櫓(やぐら)を超える手順
最初のポイントは「浜松の関」です。 通常であれば固く閉ざされた門に阻まれ、それ以上先へは進めないようになっていますが、特定のパルクールアクションを駆使することで突破が可能です。
まず、社(やしろ)のあるポイントからスタートします。 正規ルートでは門の前でイベントが発生したり、敵が配置されていたりしますが、裏技ルートでは周囲の地形を利用します。
- 櫓(やぐら)への登攀 門の脇にある櫓に注目してください。 通常ジャンプでは届かない高さですが、周囲の岩場や崩れた壁を利用して、判定のギリギリを狙ってジャンプを繰り返します。 キャラクターの足が少しでも引っかかるポイントを見つけるのがコツです。
- 屋根へのジャンプ 櫓の中段あたりに乗ることができたら、次は屋根を目指します。 ここでは視点カメラの操作が重要です。 真上を見上げるのではなく、着地点を画面中央に捉えながら、助走をつけてジャンプします。
- 空中攻撃による滞空時間の延長 ここが最大の難関です。 屋根から奥側の橋へ飛び移る際、通常のジャンプ距離では届きません。 そこで利用するのが「空中攻撃」です。 二刀や手甲など、空中でのモーションが速い、あるいは前進する特性を持つ武器を装備し、ジャンプの最高到達点で攻撃ボタンを連打します。 いわゆる「空中キック」や「空中斬り」の慣性を利用して、飛距離を強引に伸ばすテクニックです。 これにより、見えない壁(コリジョン)をすり抜け、本来行けないはずの橋の上へと着地することができます。
小地獄での壁登りテクニック
もう一つの侵入ポイントは「小地獄」エリアです。 ここは正規ルートでも難所として知られていますが、行き止まりとなっている断崖絶壁を超えることで、広大な未開発エリアへと足を踏み入れることができます。
このエリアでのポイントは「二段ジャンプ」と「地形の判定」の理解です。
- 足場の選定 一見するとただの背景に見える岩肌ですが、よく観察するとわずかに盛り上がっている箇所があります。 ポリゴンの継ぎ目や、テクスチャが粗くなっている部分が狙い目です。
- 忍法・壁登りの術 具体的な操作としては、まず盛り上がった大地を足場にして二段ジャンプを行います。 空中で岩に接触した瞬間に、判定のリセットがかかる場所が存在します。 そこでさらにジャンプを入力し、空中攻撃(キックなど)を繰り出すことで、物理法則を無視して壁を登っていきます。 まるで忍者のような挙動ですが、これはゲーム的に意図された挙動ではなく、当たり判定の隙間を突いたグリッチアクションです。
探索に必要な準備とスキル
エリア外探索を行う上で、必須となる準備があります。 手ぶらで挑んでも、途中で落下してゲームオーバーになるか、スタミナ切れで進めなくなるのがオチです。
| 項目 | 必須・推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| 武器:手甲/二刀 | 必須 | 空中攻撃のモーションが移動に適しているため。特に手甲の空中キックは飛距離を稼ぎやすい。 |
| スキル:二段ジャンプ | 必須 | 高低差のある地形を突破するために不可欠。未習得の場合は探索不可。 |
| アイテム:招きの土鈴 | 推奨 | 万が一スタック(地形にハマる)した際、帰還用アイテムがないとリセットしか手段がなくなるため。 |
| 気力(スタミナ) | 推奨 | 崖登りや連続ジャンプで大量に消費するため、ステータスや装備で底上げしておくと成功率が上がる。 |
エリア外には何があるのか徹底解説
苦労してエリア外へ出た先には、一体何が待っているのでしょうか。 そこは、煌びやかな絶景というよりは、ゲーム開発の裏側を覗き見るような、無機質かつ興味深い世界が広がっていました。 筆者が実際に確認したオブジェクトやマップの状況を詳細にレポートします。
開発中の未完成マップの実態
壁を超えた先に広がっていたのは、テクスチャが貼られていない灰色の世界でした。 いわゆる「開発用アセット」が剥き出しの状態です。
- 仮置きの建物 村のようなエリアが形成されていますが、建物は簡素なボックス状のモデルで配置されています。 一部のオブジェクトには当たり判定がなく、キャラクターが幽霊のようにすり抜けてしまいます。 これは、遠景用の「書き割り」として配置されたものか、これから詳細を作り込む予定のプレースホルダー(仮データ)であると考えられます。
- 処理落ち対策の板ポリゴン 遠くの風景を描画するための、ペラペラの板(ビルボード)が多数設置されています。 正規ルートからは美しい森に見える場所も、裏側から見ればただの書き割りであることが分かります。 この「ハリボテ感」こそ、裏技探索の醍醐味とも言えるでしょう。
ガシャドクロの骨とアスレチック要素
殺風景な未完成エリアの中で、異様な存在感を放っていたのが巨大な「骨」です。 前作『仁王』シリーズでも強敵として登場した妖怪「ガシャドクロ」のパーツと思わしき骨が、フィールドに散乱していました。
興味深いのは、この骨に対してもしっかりと「登る」判定が設定されていたことです。 肋骨のような部分を足場にして、ジャンプで渡り歩くアスレチックのような遊びができました。 これは、製品版において巨大な妖怪の骸骨を登って戦うようなシチュエーションが用意されていることの示唆かもしれません。 あるいは、単なる地形オブジェクトとして再利用されている可能性もありますが、その巨大さは圧巻です。
隠された木霊(コダマ)と魑魅(スダマ)
驚くべきことに、プレイヤーが到達することを想定していないはずのエリア外に、収集要素である「木霊」が配置されていました。 筆者が確認しただけでも8体ほどの木霊が点在しており、さらにアイテム交換を行える妖怪「魑魅」の姿もありました。
- なぜ配置されているのか? 考えられる理由は2つあります。 1つは、開発スタッフがテストプレイ用に配置し、削除し忘れた(あるいは非表示にし忘れた)可能性。 もう1つは、将来的にマップが拡張され、正規ルートとして開放される予定の場所である可能性です。 特に魑魅に関しては、話しかけることで通常通りアイテムの交換が可能でした。 このことから、単なる背景データではなく、機能を持った実体として存在していることが分かります。
新武器ヌンチャクと未発表スキルの発見
今回の裏技探索で最も衝撃的だった発見は、未発表の武器種とそのスキルに関するデータです。 魑魅とのインタラクションや、特定のメニュー画面のグリッチを通じて、以下の武器スキルの存在が確認されました。
仁王3の新武器「ヌンチャク」の可能性
画面上に表示されたスキルツリーやアイコンの中に、「ヌンチャク」に関連すると思われる記述が見つかりました。 『仁王』シリーズを手掛けるTeam NINJAといえば、『NINJA GAIDEN』シリーズでヌンチャクアクションに定評があります。 これまで『仁王』には登場していなかった武器種ですが、今作で満を持しての実装となる可能性が高いです。
- 予想されるプレイスタイル ヌンチャクは、手数の多さと変則的な攻撃範囲が特徴になると予想されます。 鎖鎌や仕込棍に近いリーチを持ちつつ、二刀のような素早さを兼ね備えたテクニカルな武器になるでしょう。 狭い場所での乱戦や、敵の気力を削る性能に特化しているかもしれません。
斧とトンファーの続投確認
新武器だけでなく、既存武器である「斧」と「トンファー」のスキルデータも確認できました。 これにより、前作からの武器リストラを心配していたファンにとっては朗報と言えるでしょう。
- 斧(オノ) 高火力・低スピードのロマン武器。 確認されたスキル名からは、溜め攻撃やスーパーアーマー(攻撃を受けても怯まない)を活用した豪快な技が健在であることが伺えます。
- トンファー 近距離でのラッシュ力に優れた武器。 「神薙」のようなキャンセル技や、敵の気力を根こそぎ奪う連撃スキルが含まれていることが確認されました。 仁王3でも、上級者向けのコンボ武器としての地位を確立しそうです。
浜松城への侵入と徳川家の家紋
エリア外を彷徨い続ける中で、一際目を引く巨大な建造物に到達しました。 それは「浜松城」。 歴史上、徳川家康が長く居城とし、「出世城」とも呼ばれる名城です。 この城周辺は、他の未完成エリアとは異なり、かなり作り込まれていました。
城壁と内部への侵入ルート
浜松城の外観は、石垣から天守閣に至るまで詳細にモデリングされています。 城門には徳川家の家紋である「三つ葉葵」が掲げられており、ストーリー上の重要拠点であることを物語っています。
通常であれば固く閉ざされている城門ですが、裏技で側面から回り込むことで、城の内部エリア(中庭のような場所)に侵入することができました。 そこには、城を守る兵士のモデルも配置されており、和風アクションゲームとしての重厚な雰囲気を感じさせます。 しかし、忍法・壁登りの術を駆使しなければならない箇所もあり、正規ルートの設定ミスなのか、完全な封鎖エリアなのかの判断は難しいところです。
城内の構造と「三省人」の謎
さらに奥へと進み、天守閣内部への侵入を試みました。 内部は迷路のように入り組んでおり、多数の階段が存在します。 しかし、部屋の多くは「空っぽ」でした。 家具や装飾品は配置されておらず、ただ広い空間と階段が続いているだけです。
そんな中、ある部屋の扉だけが開閉可能でした。 恐る恐る中に入ると、最上階と思われる場所で一人のNPCに遭遇しました。
謎のNPC「エドモンド本田」似の男
その男は、某格闘ゲームの力士キャラクター「エドモンド本田」を彷徨わせる巨漢でした。 話しかけると、驚くべき速さでまくし立てるように喋り始めます。
- 台詞の内容 「船着き場を守護する」といった内容の発言を繰り返していました。 台詞の再生速度がバグっているのか、あるいはそういうキャラクターなのかは定かではありませんが、非常に聞き取りにくい状態でした。 このNPCの容姿と「船着き場」「浜松」というキーワードから推測するに、徳川家康に仕えた武将、あるいは水軍に関連する人物(例えば向井正綱や小浜景隆など)のプレースホルダーである可能性があります。
- 一人だけの住人 広大な城内に配置されていたNPCはこの男一人だけでした。 このシュールな光景は、デバッグルーム特有の「とりあえず配置してみた」感を強めています。
幻の温泉と水溜まり
城内探索の最後に発見したのは「温泉」です。 仁王シリーズにおいて温泉は、体力と気力を回復し、一時的なバフ効果を得られる重要なスポットです。 しかし、ここにあったのは温泉というよりは「ただの水溜まり」でした。
湯気のエフェクトもなく、キャラクターが浸かろうとしても、地面のテクスチャを突き抜けて沈んでしまう状態です。 一応、服を脱いで入浴のモーションをとることは可能でしたが、地面に埋まりながら入浴する姿は滑稽そのものでした。 これは明らかに未完成のデータであり、製品版では美しい檜風呂などが配置される場所なのかもしれません。
仁王3のマップ規模とオープンワールド性
今回の裏技探索を通じて感じたのは、マップの圧倒的な広さです。 従来の仁王シリーズは、ミッションごとに区切られた箱庭型のマップでしたが、仁王3のエリア外空間はそれらがシームレスに繋がっているかのような広がりを見せていました。
端から端まで移動するのに5分以上
エリアの端から端まで、ダッシュで移動しても5分以上かかるほどの距離がありました。 途中、障害物がない平原のような場所もありましたが、それでもかなりの移動距離です。 これは、仁王3が「オープンワールド」あるいはそれに近い「オープンフィールド」形式を採用している可能性を示唆しています。
- ファストトラベルの重要性 これだけ広いと、社(チェックポイント)間の移動にはファストトラベルが必須となるでしょう。 体験版の範囲外にも広大な土地が用意されていることから、製品版のボリュームは過去作を遥かに凌駕することが予想されます。
アプリケーションエラーとの戦い
最後に、裏技探索における最大の敵について触れておきます。 それは「アプリケーションエラー(クラッシュ)」です。 開発者が意図しない挙動やエリア移動を行うため、ゲームプログラムに多大な負荷がかかります。
筆者のプレイ中も、ただ移動しているだけで突然画面がフリーズし、PlayStation 5のホーム画面に戻されることが多々ありました。 その度に、最後に触れた社から長い距離を移動し直さなければならず、精神的な忍耐力が試されました。 この不安定さこそが、ここが「入ってはいけない場所」であることの何よりの証明です。
まとめ:仁王3の裏側に見る期待と可能性
今回は、仁王3の裏技を使ったエリア外探索について、その方法と発見物を解説しました。 要点を振り返ります。
- 侵入ルートは「浜松の関」と「小地獄」:空中攻撃による飛距離延長と、地形の判定を利用した壁登りが鍵となります。
- 未完成エリアの光景:ハリボテの建物やテクスチャのない大地が広がり、開発の舞台裏を垣間見ることができます。
- 新武器のヒント:ヌンチャクの実装や、斧・トンファーの続投を示唆するデータが確認されました。
- 浜松城の謎:作り込まれた外観に対し、内部は未完成。謎の早口力士NPCが存在します。
これらの発見は、あくまで開発途中のデータに基づくものです。 製品版では、あの殺風景な場所が美しい紅葉に彩られた古戦場になっているかもしれませんし、謎のNPCが重要なストーリーテラーとして登場するかもしれません。
裏技による探索はリスクを伴いますが、開発者の試行錯誤や、これから作り上げられる世界の広大さを肌で感じることができる貴重な体験でした。 仁王3がどのような進化を遂げて私たちの前に現れるのか、発売日が待ち遠しくてなりません。
今後も仁王3に関する最新情報や攻略テクニックを随時発信していきますので、ぜひチェックしてください。
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。 慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。 『仁王』シリーズはαテストからプレイしており、死にゲーの達成感に魅了された一人。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。 丁寧な検証と、情熱的な文章で読者のゲームライフをサポートします。




















