ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、リリースされたばかりの「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ(オラドラ)」で、クエストのベリーハードがクリアできずに育成方法に悩んでいるのではないでしょうか。

オラドラは育成要素が多岐にわたるため、何から手をつければ良いか分からなくなりがちです。 しかし、育成のポイントさえ押さえれば、戦力は飛躍的に向上します。
この記事を読み終える頃には、あなたが抱えるベリーハード攻略とキャラクター育成に関する疑問が解決しているはずです。
- 最序盤の育成は2〜3体に絞る「尖らせ育成」が最適解
- 育成リソースは「ランクアップ」に最優先で投入
- 育成が進むまでフレンド機能の活用が必須
- 最終目標はイベントベリーハードのスキップ周回
それでは解説していきます。

オラドラで勝てない人が陥る育成の罠と基本戦略
オラドラを始めたばかりの多くのプレイヤーが「急に敵が強くなって勝てなくなった」という壁にぶつかります。 特に、ノーマルやハードはクリアできても、ベリーハードになった途端、全く歯が立たなくなるというケースは少なくありません。

なぜなら、このゲームは単純なレベル上げだけでは強くなれないように設計されているからです。 ここでは、まず知っておくべき育成の基本的な考え方と、ベリーハードを攻略するための戦略を解説します。
なぜベリーハードで勝てないのか?育成の罠を理解する
多くのRPGに慣れているプレイヤーほど、序盤はパーティ全体をバランス良く育てようとします。 しかし、オラドラにおいて、この「バランス育成」は序盤では非効率となりがちです。

理由は以下の通りです。
- 育成要素の多さ: レベル強化、ランクアップ、覚醒、アビリティボード、限界突破と、キャラクターを強化する要素が非常に多い。 これらを全キャラクターで均等に進めようとすると、一人ひとりが中途半端な強さになってしまいます。
- スタミナの限界: 序盤はプレイヤーランクも低く、スタミナの上限が少ないです。 限られたスタミナで複数キャラの育成素材を集めるのは効率が悪く、結果的に誰も十分に育たないという状況に陥ります。
- ベリーハードの要求値の高さ: ハードとベリーハードでは、敵の強さに大きな隔たりがあります。 ベリーハードをクリアするには、中途半端に育てたキャラクターを5体揃えるよりも、徹底的に強化したエースが1体いる方が遥かに有効です。
推奨レベルだけを見て「レベルは足りているはずなのに…」と首をかしげているプレイヤーは、レベル以外の育成要素、特に「ランク」が不足している可能性が非常に高いです。
序盤の鉄則!「尖らせ育成」で一気に戦力アップ
そこで重要になるのが**「尖らせ育成」**という考え方です。 これは、手持ちのキャラクターの中から育成対象を2〜3体に絞り、そこにリソースを集中投下する育成方針を指します。

尖らせ育成の具体的なメリット
- エースの早期育成: 1体のキャラクターが突出して強くなるため、クエスト攻略の核となります。 特に高難易度クエストでは、強力なアタッカーが1体いるだけで戦況が大きく変わります。
- リソースの効率化: 育成対象を絞ることで、必要な素材の種類も限定されます。 スタミナを特定の育成クエストに集中させることができるため、効率良くキャラクターを強化できます。
- フレンドに選ばれやすくなる: オラドラでは、フレンドのキャラクターを1体レンタルしてクエストに挑めます。 サポートに設定したキャラクターが強いと、他のプレイヤーからフレンド申請が来やすくなったり、使ってもらいやすくなります。 フレンドポイントも溜まるため、間接的に育成に貢献します。
まずはパーティの主軸となるアタッカーを1人決め、そのキャラクターの育成に全力を注ぎましょう。 次に、そのエースをサポートするヒーラーやバッファーを1〜2体育てるのが、序盤を最も効率良く進めるための最適解と言えます。
育成が進むまでフレンド機能を最大限に活用する
「尖らせ育成をしても、まだ戦力が足りなくてベリーハードがクリアできない」という場合でも、諦める必要はありません。 フレンド機能を最大限に活用しましょう。
育成が完了した強力なフレンドのキャラクターを借りれば、たとえ自分のチームの戦力が不足していても、ベリーハードをクリアすることが可能です。
フレンド活用でベリーハードをクリアする重要性
難易度 | ランクアップ素材(大)のドロップ | ランクアップ素材(特大)のドロップ |
---|---|---|
ハード | 0〜1個 | ドロップしない |
ベリーハード | 1〜3個 | ドロップする |
上記の表からも分かる通り、上位の育成素材はベリーハードでしかドロップしないか、ドロップ率が格段に高くなっています。 つまり、ベリーハードを周回できるかどうかで、育成効率に天と地ほどの差が生まれるのです。
最初はミッションを全て達成できず、バトルスキップが解放できなくても問題ありません。 手動でクリアしてでも、まずはベリーハードの報酬を手に入れることが、後の効率的な育成への一番の近道となります。
強力なフレンドを見つけ、積極的に活用して、育成のスタートダッシュを切りましょう。
育成の最終目標は「イベントベリーハードのスキップ周回」
日々の育成クエスト周回も重要ですが、プレイヤーとしての当面の最終目標は**「期間限定イベントのベリーハードをスキップ周回できる戦力を整えること」**です。
イベントでは、限定キャラクターや強力な装備、その他貴重なアイテムが報酬として設定されています。 イベントのベリーハードは、通常の育成クエストよりも難易度が高い傾向にありますが、その分報酬も豪華です。
イベント特効キャラクターを育成し、ベリーハードを安定してスキップ周回できるようになれば、イベント報酬を効率良く獲得でき、戦力を一気に増強できます。 全ての育成は、この目標を達成するためにあると考えても過言ではありません。
【オラドラ】最大効率で進める!育成要素別徹底解説
オラドラには様々な育成要素が存在し、それぞれがキャラクターの強さに直結しています。 しかし、全ての要素を同時に進めるのは不可能です。 ここでは、どの育成要素を優先すべきか、それぞれの特徴と効率的な進め方を徹底的に解説します。
最重要!「ランクアップ」を最優先すべき圧倒的な理由
キャラクター育成において、**最も優先すべきは「ランクアップ」**です。 レベル強化よりも遥かにステータスの上昇率が高く、キャラクターの強さに直結します。
ランクアップの重要性
- ステータスの飛躍的向上: ランクが1つ上がるだけで、HP、攻撃力、防御力といった基礎ステータスが大幅に上昇します。 レベルを5上げるよりも、ランクを1上げた方が強くなるケースも少なくありません。
- 高難易度コンテンツの必須条件: ベリーハードなどの高難易度クエストでは、推奨レベルを満たしているだけでは不十分で、一定以上のランクがなければダメージがほとんど通らない、あるいは一撃で倒されてしまうことがあります。 推奨ユニットランク「9」と表示されていれば、最低でもそのランクまでは上げておきたいところです。
ランクアップ素材は、主に育成クエストで収集します。 前述の通り、高ランクの素材はベリーハードでないと効率良く集められません。 スタミナは、最優先でランクアップ素材クエストのベリーハードに注ぎ込みましょう。
タイミングが鍵!「覚醒」でレベル上限を解放する
「覚醒」は、キャラクターの最大レベルの上限を解放する育成要素です。 覚醒には専用の素材が必要となり、これも育成クエストで集めることになります。

覚醒を進めるタイミングは、**「キャラクターのレベルが、現在のレベル上限に近づいてきた時」**がベストです。 序盤から焦って覚醒を進めても、レベルが追いついていなければ恩恵を受けられません。
ハーベストでの収穫やクエストクリアでキャラクターのレベルが上がり、「そろそろレベルがカンストしそうだな」と感じたタイミングで、必要な分だけ覚醒素材を集めて上限を解放しましょう。 特に、武器の覚醒は比較的簡単に2段階目まで進められるため、序盤はそこまでを目安にするのがおすすめです。 3段階目以降は要求素材が重くなるため、エースキャラクターに絞って行いましょう。
後回しでOK?「レベル強化」とハーベストの活用法
意外に思われるかもしれませんが、「レベル強化」の優先度は他の育成要素に比べて低めです。 なぜなら、キャラクターのレベルはクエストをクリアしたり、後述する「ハーベスト」機能を利用したりすることで、時間経過とともにある程度自然に上がっていくからです。

経験値アイテムを大量に使って無理にレベルを上げるよりも、その分のスタミナをランクアップ素材の収集に充てた方が、結果的にキャラクターは強くなります。
ハーベストの効率的な活用術
「ハーベスト」は、時間経過で経験値素材などを自動で収穫してくれる機能です。 この機能を最大限に活用するために、以下のポイントを意識しましょう。
- アイテム枠の拡張: スター(課金石)を消費して、収穫アイテムの所持枠を拡張しておくことを強く推奨します。 プレイヤーランクが30を超えると3部隊で収穫できるようになり、初期状態の枠ではすぐに満杯になってしまいます。 特に、長時間ログインできない睡眠前などに収穫物が溢れてしまうのは大きな損失です。 先行投資として、ある程度拡張しておきましょう。
- こまめなログイン: 可能であれば、こまめにログインして収穫物を受け取りましょう。 常にハーベストが稼働している状態を維持することが、効率的なレベルアップに繋がります。
戦力を飛躍させる「アビリティボード」の進め方
「アビリティボード」は、専用素材を消費してマスを解放し、ステータスを向上させたり、新たなアビリティを習得したりする育成システムです。 これはキャラクターの性能を大きく変える可能性を秘めた重要な要素です。
アビリティボードに着手するのは、ある程度ランクアップが進んでからで構いません。 ランクを上げて基礎ステータスを確保した上で、アビリティボードでさらに性能を上乗せしていくイメージです。
アビリティボードで得られる主な強化
- ステータス向上: 基礎ステータスを直接上昇させるマス。
- パーセント強化: 「物理攻撃力+〇%」のように、割合でステータスを大幅に強化する強力なマス。 育成が進むほど恩恵が大きくなります。
- 新アビリティの習得:
- リアクションアビリティ: 特定の条件下で自動発動するアビリティ(例:「確率で物理攻撃に先制反撃」)。
- セットアビリティ: 装備することで効果を発揮するアビリティ(例:「特攻ダメージ+〇%」)。
- スキルレベル強化: スキルの威力やバフ・デバフの効果量を上昇させることができます。
アビリティボードを進めることで、単なるアタッカーが反撃能力を得たり、サポーターがより強力なバフを撒けるようになったりと、キャラクターの役割をさらに専門的、あるいは多角的に強化できます。
凸が進んでいるキャラは強い!「限界突破」について
「限界突破」は、ガシャなどで同じキャラクターを入手した際に得られるアイテムを使って行う育成要素です。 限界突破を行うと、ステータスが大幅に上昇し、レベル上限も解放されます。
これは運が絡む要素であるため狙って行うのは難しいですが、もし限界突破が進んでいるキャラクターがいるのであれば、そのキャラクターを優先的に育成するのは非常に有効な戦略です。 特に、URキャラクターの限界突破はステータス上昇量が大きいため、1凸(1回限界突破)しているだけでも無凸のキャラクターより頭一つ抜けた性能になります。
忘れてはいけない「サポーター」の育成の重要性
オラドラでは、戦闘ユニットだけでなく、各ユニットに編成する「サポーター」の育成も非常に重要です。 サポーターはユニットのステータスを底上げするだけでなく、固有のサポートスキルで戦闘を有利に進める役割を担います。
サポーター育成のポイント
- URサポーターを優先: ユニットと同様に、サポーターもレアリティによるステータス差が大きいです。 たとえサポート効果がユニットと完全に一致していなくても、低レアリティのサポーターを使うより、URサポーターを編成した方が総合的に強くなるケースが多いです。
- サポーターレベルを意識的に上げる: サポーターのレベルは、ユニットと違って戦闘終了時の経験値では上がりません。 経験値アイテムを使って手動で上げる必要があります。 ユニットのレベル上げをハーベストに任せ、経験値アイテムはサポーターに優先的に使うのが効率的です。
- サポートアビリティの強化: サポーターにもアビリティボードが存在します。 回復効果の向上やバフ・デバフ効果の強化など、恩恵は非常に大きいです。 エースユニットの育成がある程度進んだら、そのユニットに編成しているサポーターのアビリティボードにも目を向けましょう。
【早見表】育成の優先順位まとめ
ここまでの内容をまとめると、育成の優先順位は以下のようになります。
優先度 | 育成要素 | 概要 |
---|---|---|
1位 | ランクアップ | 最もステータスが上昇する。常に最優先で素材を集める。 |
2位 | 覚醒 | レベル上限解放。レベルが上限に近づいたら行う。 |
3位 | アビリティボード | ランクがある程度上がってから着手。性能を大きく向上させる。 |
4位 | サポーター育成 | ユニットのステータス底上げとスキルが重要。経験値アイテムを優先的に使用。 |
5位 | レベル強化 | ハーベストやクエストクリアで自然に上がるため、アイテム使用の優先度は低い。 |
この優先順位を意識してリソースを配分することが、最大効率での育成に繋がります。
誰を育てるべき?優先すべきユニットの選び方
「尖らせ育成が重要なのは分かったけど、じゃあ具体的に誰を育てればいいの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。 手持ちのキャラクターの中から、将来のエース候補を見つけ出すための基準をいくつか紹介します。
基準①:URユニットとURサポーターが揃っているか
最も理想的なのは、強力なURユニットと、そのユニットの能力を最大限に引き出せるURサポーターの両方を所持している組み合わせです。
サポーターには「限定サポーター効果」というものがあり、特定のユニットに編成することで追加の効果が発動します。 この効果が発動する組み合わせは非常に強力なため、もし所持していれば最優先の育成候補となります。
たとえ限定効果が発動しなくても、前述の通りURサポーターのステータス補正は大きいため、「URユニット+URサポーター」の組み合わせは育成の基本ラインと考えましょう。
基準②:役割で選ぶならアタッカーが最優先
育成対象を絞る際、最初の1体はアタッカー(攻撃役)を選ぶことを強く推奨します。 高難易度クエストでは、敵の数をいかに早く減らせるかが勝敗を分けます。 強力なアタッカーがいれば、厄介な敵を速攻で倒し、被ダメージを抑えることができます。
ヒーラーやタンクも重要ですが、これらはフレンドから借りるという選択肢もあります。 まずは自前で火力を出せるエースアタッカーを1体確保することが、安定したクエスト攻略の基盤となります。
基準③:イベント特効キャラクターを育てるメリット
ゲーム内で開催されるイベントには、特定のキャラクターに「特効」効果が付与されることがあります。 特効キャラクターをパーティに編成すると、イベントアイテムのドロップ数が増えたり、キャラクター自身のステータスが上昇したりといった恩恵を受けられます。
もし、イベントで特効対象となっている強力なアタッカーを所持しているのであれば、そのキャラクターを育成するのも非常に良い選択です。 イベントを効率良く周回できるようになり、結果として全体の戦力強化に繋がります。
迷ったらこのキャラ!初期おすすめユニット(一例)
リリース初期の環境で、特に強力とされるキャラクターの一例を挙げます。 もちろん、今後のアップデートや新キャラクターの実装で評価は変動する可能性があります。
- 空条承太郎: 主人公であり、シンプルながら強力なアタッカー。 単体火力が非常に高く、多くのクエストで活躍が見込めます。 配布される機会もあり、限界突破を進めやすいのも魅力です。
- DIO: 敵として登場する場面も多いですが、味方としても非常に強力。 特殊なアビリティを多く持ち、アビリティボードを解放していくことでトリッキーかつ高火力なアタッカーとして覚醒します。 特に反撃能力は唯一無二の強みです。
これらのキャラクターを所持している場合は、優先的に育成を検討してみましょう。
まとめ
今回は、「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ」のベリーハード攻略に向けた、最大効率のキャラクター育成方法について解説しました。
最後に、重要なポイントをもう一度おさらいします。
- 育成方針は「尖らせ育成」: 序盤は2〜3体にリソースを集中させ、強力なエースを作る。
- 最優先は「ランクアップ」: レベル上げよりもステータス上昇率が高いランクアップを最優先する。
- フレンドを有効活用: 育成が追いつかないうちは、強力なフレンドを借りてでもベリーハードをクリアし、効率よく素材を集める。
- サポーターも忘れずに育成: URサポーターを中心に、ユニットと並行して育成を進める。
オラドラは育成要素が多く、奥が深いゲームです。 だからこそ、正しい知識を持って効率的に進めることで、他のプレイヤーと大きく差をつけることができます。
本日のレビューを参考に、ぜひあなたの最強チームを育て上げ、ベリーハードの壁を乗り越えてください。