編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、原神におけるアビス教団とファデュイの目的や関係性が気になっていると思います。
この記事を読み終える頃には、両組織の狙いや今後交差するのかという疑問が解決しているはずです。
- アビス教団とファデュイの基本情報
- 両組織が掲げる最終目的
- 各組織の行動理念と戦力の比較
- 今後のストーリーにおける交差予想
それでは解説していきます。
ファデュイの真の目的と組織の全貌
氷の女皇が掲げる天理への反逆
原神の世界において、強大な影響力を持つのがスネージナヤの組織であるファデュイです。 彼らは氷の女皇の意志のもと、テイワット全土で暗躍を続けています。
氷の女皇が掲げる最大の目的は、この世界を支配する「天理」への反逆です。 天理とはテイワットの法則そのものであり、神々すらも縛る絶対的な存在として描かれています。
かつては慈愛に満ちた神であったとされる氷の女皇ですが、500年前の災厄を境に変わってしまいました。 彼女は冷酷な手段を用いてでも、天理に立ち向かうための力を蓄えようとしています。
七神の証である「神の心」を各地で強奪しているのも、その巨大な計画の一部です。 神の心をすべて集めた時、天理に対するかつてない規模の反旗が翻されることが予想されます。
各国で暗躍する十一人のファデュイ執行官
ファデュイの中核を担うのが、女皇から強大な力を与えられた十一人の執行官たちです。 彼らは通常の神の目とは異なる「邪眼」を行使し、神に匹敵するほどの戦闘力を有しています。
モンドではシニョーラがウェンティを襲撃し、璃月ではタルタリヤが魔神を復活させました。 各国の魔神任務において、彼らは常に物語の裏で糸を引き、混乱を巻き起こしています。
執行官たちはそれぞれ異なる背景や野心を抱えており、一枚岩の組織ではありません。 しかし、氷の女皇の「旧世界を焼き尽くす」という大義のもとには一致団結しています。
彼らの異常なほどの忠誠心と強大な武力こそが、ファデュイをテイワット最大の脅威たらしめている要因です。
神の心を収集する理由と最終的な計画
ファデュイが各国で非道な手段を用いてまで神の心を求めるのには、明確な理由があります。 神の心は、天空の島「セレスティア」と共鳴する特殊な魔力器官であり、膨大なエネルギーを秘めています。
これまでのストーリーから推測すると、神の心は天理のシステムに干渉するための鍵となるアイテムです。 氷の女皇はこれを集めることで、新たな世界のルールを再構築しようとしていると考えられます。
実際に、スメール編では神の心を用いて新たな神を創り出すという恐るべき実験が行われました。 神の心さえあれば、人間の手で神の領域に踏み込むことも不可能ではないことが証明されたのです。
すべての神の心がスネージナヤに集結したとき、テイワットの歴史は大きな転換点を迎えることになります。
スメールで判明したドットーレの野望と知恵の探求
スメール編において、執行官第二位「博士」ことドットーレの底知れぬ恐ろしさが浮き彫りになりました。 彼はかつてスメール教令院の学生「ザンディク」でありながら、異端の思想ゆえに追放された過去を持ちます。
彼の最大の野望は、不老不死の探求と神の領域への到達、そして無限の知識を手に入れることです。 その過程で、自身の異なる時間の断片を複数創り出し、同時に様々な視点から世界を観察していました。
スメールの知恵の神ナヒーダとの対峙では、神の心と引き換えに自身のすべての断片を消去するという決断を下しました。 これは彼にとって大きな痛手のように見えますが、目的のためなら己すらも犠牲にする異常な合理性を示しています。
「実験は結果だけではない、過程も重要だ」と語る彼の姿勢は、ファデュイの中でも異彩を放つ狂気と言えます。
パンタローネなど他の執行官が抱く野心との交錯
ドットーレと密接な関係にあるのが、執行官第九位「富者」ことパンタローネです。 彼はテイワットの経済を牛耳り、ファデュイの莫大な資金源を確保する役割を担っています。
パンタローネは神に選ばれなかった過去を持ち、それゆえに神が定めた世界のルールに強い反発を抱いています。 彼は経済という手段を用いて、神々の支配から人間を解放しようと目論んでいる節があります。
ドットーレの非人道的な実験に資金やデータを提供していたのも、彼自身の目的を達成するための一環です。 「有限な時間の中で負けを認めたくない」という人間の意地が、彼らを結びつけているとも言えます。
このように、執行官たちは女皇の目的の裏で、それぞれの強烈なエゴを燃やしながら計画を進めているのです。
アビス教団の真の目的と根源的な怒り
滅亡したカーンルイアとアビスの力の結びつき
アビス教団を理解する上で避けて通れないのが、500年前に滅亡した地下国「カーンルイア」の存在です。 カーンルイアは神を持たず、人類の力だけで高度な文明を築き上げた偉大な国家でした。
しかし、その技術力と発展を危惧した天理と七神によって、国は無残に滅ぼされてしまいます。 生き残ったカーンルイアの民は呪いを受け、理性を失った魔物へと姿を変えられてしまいました。
この過酷な運命に対する絶望と怒りから生まれたのが、現在のアビス教団です。 彼らはテイワットの理から外れた「深淵(アビス)」の力を取り込み、復讐の刃を研いでいます。
アビス教団の目的は単なる破壊ではなく、奪われた故郷の無念を晴らすための壮絶な報復行動なのです。
運命の織機計画と天理・七神への復讐
アビス教団が現在推し進めている巨大な陰謀が、「運命の織機」と呼ばれる計画です。 これは、機械の魔神を造り出し、天理の座を揺るがすほどの力を手に入れるためのプロジェクトとされています。
彼らは各地の遺跡を探索し、古代の技術や兵器を回収しては戦力増強に努めています。 モンドでトワリンを操ろうとしたのも、この計画を推進するための布石の一つでした。
アビス教団にとって、七神は天理の手先であり、カーンルイアを滅ぼした直接的な仇敵です。 そのため、ファデュイのように交渉の余地を残すことはなく、徹底的な排除と破壊を目指しています。
天理の調停者を引きずり下ろし、神々の支配するこの世界を根底から覆すことこそが彼らの悲願です。
穢れを浄化する力とアビスの魔物の正体
フィールド上で遭遇するアビスの魔術師やヒルチャールたちは、元を辿ればカーンルイアの人間たちです。 彼らは不死の呪いによって生きる屍となり、果てしない苦痛の中で彷徨い続けています。
アビス教団の上層部は、この呪いを解き、穢れを浄化する方法を模索している側面もあります。 層岩巨淵での魔神任務では、呪いを浄化する装置を用いて民を救おうとする教団の姿が描かれました。
しかし、その浄化の過程は対象に致命的な苦痛をもたらすため、決して救済とは呼べない凄惨なものです。 目的のためなら同胞の犠牲すら厭わないその姿勢は、彼らが既に狂気に呑まれていることを示しています。
彼らが操るアビスの力は、テイワットの元素の法則を捻じ曲げる異質なものであり、世界そのものを蝕む毒でもあります。
双子の片割れがアビスを率いる悲しき理由
プレイヤーにとって最大の衝撃は、探していた双子の片割れがアビス教団の指導者「王子」または「姫」として君臨していることです。 片割れは主人公よりも先に目を覚まし、テイワット全土を巡る旅を経験しました。
その旅の終着点でカーンルイアの真実を知り、天理の残酷さに絶望したことでアビスの側に立つことを決意したと考えられます。 「私の旅はもう終わった、お前も旅をすれば世界の真実がわかる」という言葉には、深い悲哀が込められています。
片割れは、アビスの魔物たちを自らの民として扱い、彼らの苦しみを終わらせるために戦っています。 主人公との再会を拒み、冷酷な態度をとるのも、この世界を救済するための重い覚悟ゆえなのです。
兄妹の絆を引き裂いた世界の真実を知ることが、この物語の核心へと迫る鍵となります。
ダインスレイヴと教団の因縁
アビス教団の動向を追う謎の剣士「ダインスレイヴ」の存在も、彼らの目的を知る上で欠かせません。 彼はかつてカーンルイアの親衛隊長であり、国を守れなかった罪悪感と不死の呪いを抱えて生きています。
ダインスレイヴはアビス教団のやり方に強く反対しており、彼らの計画を阻止するために主人公に協力します。 彼は神々を憎みながらも、アビスの力に頼って世界を破壊しようとする教団の狂気には同調できません。
かつては主人公の片割れと共に旅をした仲間でありながら、現在は袂を分かち敵対する関係にあります。 彼の視点から語られるカーンルイアの歴史は、アビス教団の主張とは異なる事実を浮き彫りにします。
彼が記憶を失いかけていることも含め、ダインスレイヴの抱える謎が解明される時、真の敵の正体が明らかになるでしょう。
ファデュイとアビス教団の目的の共通点と相違点
共通する最終目標は天理の打倒
一見すると全く異なる行動原理を持つファデュイとアビス教団ですが、最終的な目標は一致しています。 それは、現在のテイワットを支配する絶対的なルール、「天理」を打倒することです。
ファデュイは人間の力で新たな世界を創るため、アビス教団は奪われた故郷の復讐のために動いています。 動機は違えど、天空の島セレスティアに座する神々を敵視している点においては共通のベクトルを持っています。
双方が独自の計画を推し進めているため、世界各地で様々な事件が同時多発的に発生している状況です。 主人公は旅の中で、これら二つの巨大な意思に翻弄されながら真実を探求することになります。
どちらの組織も、目的達成のためには手段を選ばない冷酷さを持ち合わせている点が非常に厄介です。
各組織の戦力と規模の比較
組織の規模や戦力を比較すると、それぞれに異なる強みがあることがわかります。 ファデュイはスネージナヤという国家を基盤としており、豊富な資金力と高度な軍事技術を誇ります。
執行官という圧倒的な個の武力に加え、先遣隊のような組織化された軍隊を世界中に派遣しています。 一方でアビス教団は、地下空間や秘境を拠点とし、神出鬼没なゲリラ戦術を得意としています。
魔神の残滓や古代兵器を操り、テイワットの理から外れた深淵の力を行使するため、予測不能な脅威となります。 物量と技術で押すファデュイに対し、未知の力と暗躍で世界を蝕むアビス教団という構図です。
戦局は常に流動的であり、どちらが優位に立っているかを単純に判断することはできません。
ファデュイとアビス教団の基本情報比較表
ここで、両組織の基本情報を分かりやすく比較した表を提示します。
| 比較項目 | ファデュイ (愚人衆) | アビス教団 |
|---|---|---|
| 指導者 | 氷の女皇 | 双子の片割れ (王子/姫) |
| 本拠地 | スネージナヤ (テイワット大陸内) | 深淵 (アビス)、各地の遺跡 |
| 主な構成員 | 十一人の執行官、先遣隊、人間 | アビスの使徒、魔術師、魔物 |
| 力の根源 | 邪眼、神の目、スネージナヤの技術 | 深淵の力、古代兵器、魔神の残滓 |
| 最終目標 | 天理の打倒、新世界の創造 | 天理への復讐、神々の支配の破壊 |
| 七神へのスタンス | 利用・交渉対象、神の心を奪取 | 徹底的な排除、復讐の対象 |
| 目標への手段 | 国家権力、外交圧力、暗躍、実験 | 破壊工作、遺物収集、運命の織機計画 |
目標達成へのアプローチと犠牲の捉え方の差
両組織の最も大きな違いは、目標達成に向けたアプローチと、それに伴う犠牲に対する捉え方です。 ファデュイは国家としての体裁を保っているため、外交特権を利用した合法的な圧力も多用します。
実験による一般人の犠牲などは厭いませんが、あくまで「新世界創造のための必要な犠牲」と合理化しています。 対するアビス教団は、世界そのものへの憎悪が根底にあるため、破壊活動を躊躇なく行います。
同胞であるカーンルイアの遺民ですら、計画のための使い捨ての駒として扱う冷酷さを見せています。 ファデュイが理にかなった冷徹さを持つなら、アビス教団は感情に根ざした狂気を孕んでいると言えます。
この根源的な思想の違いが、両組織が簡単には交わらない理由の一つとなっています。
七神に対するスタンスの決定的な違い
七神に対する接し方にも、両組織の間に明確な境界線が存在しています。 ファデュイにとって七神は、神の心を奪うターゲットであると同時に、交渉や取引の相手でもあります。
璃月では鍾離と契約を交わし、スメールではナヒーダと知識を条件に取引を成立させています。 最終的に神の心さえ手に入れば、神自身を殺害することまでは必ずしも目指していません。
しかし、アビス教団にとって七神は、祖国を滅ぼした不倶戴天の敵であり、復讐の対象です。 彼らに妥協の余地はなく、七神の支配体制そのものを崩壊させることが至上命題となっています。
このスタンスの違いにより、今後のストーリー展開において両者が衝突する可能性は十分に考えられます。
スメールの激闘から考察する今後の展開と交差の可能性
ナヒーダとドットーレの対峙が残した謎
スメールの魔神任務の終盤、草神ナヒーダとファデュイ執行官ドットーレの間に交わされた取引は多くの謎を残しました。 ナヒーダは知恵の神として、世界の管理者としての最高権限を盾にドットーレと対等に渡り合いました。
ドットーレは神の心を得る代償として、自身のすべての断片を消去するという想定外の譲歩を見せました。 「知恵とは人々が理解しやすい方法で情報を伝えること」というナヒーダの言葉に、彼はある種の納得を示しています。
この取引の中で、ドットーレは「星空は偽りである」というテイワットの根幹を揺るがす重大な秘密をナヒーダに明かしました。 この情報の価値が、彼自身の命のストックに匹敵するほどのものであったことは間違いありません。
二人の間で行われた高度な知恵の探求と取引は、今後の物語において決定的な意味を持つ布石となっています。
散兵(スカラマシュ)の記憶改変と世界樹の影響
世界樹の改変による歴史の再構築と降臨者の存在
スメール編で最も衝撃的だったのは、元執行官「散兵」による世界樹への干渉と歴史の改変です。 彼は世界樹の内部にアクセスし、自分自身の存在した痕跡をテイワットの歴史から消し去ろうと試みました。
この結果、テイワットの住人たちの記憶が書き換えられ、固定観念という名の拘束が機能していることが判明しました。 世界樹はテイワットの記録装置であり、それを改変することで事実上の歴史の再構築が可能であることが示されたのです。
しかし、主人公のような「降臨者」にはこの記憶改変の影響が及ばないことも同時に明らかになりました。 降臨者はテイワットの法則外の存在であり、これからの世界の運命を左右する唯一のイレギュラーと言えます。
ドットーレの断片消去と次なる布石の不気味さ
ドットーレが自身の断片を消去した件について、多くのプレイヤーがその真意を測りかねています。 彼は「今の生活を失うこと自体は恐れていない」と語り、二度と過ちを償う機会が訪れないことの残酷さを指摘しました。
断片を失うことは彼にとって大きな損失のはずですが、彼自身の探求はまだ終わっていないことを仄めかしています。 「未知のすべては今も存在し続ける」というナヒーダの言葉を受け入れた彼は、次なる実験のステージへと移行したのでしょう。
彼が残した「星空は偽りである」という言葉の真意と、スネージナヤが企む新世界の構想がどのように結びつくのか。 ドットーレという男の狂気は、断片を失ったことでむしろ純度を増し、さらなる脅威となって主人公の前に立ちはだかるはずです。
今後ファデュイとアビス教団は交差するのか
利害が一致することによる一時的な共闘の可能性
多くのプレイヤーが気になっている「ファデュイとアビス教団は今後交差するのか」という疑問について考察します。 結論から言えば、物語のクライマックスに向けて、両者が接触する可能性は極めて高いと考えられます。
最終目標が「天理の打倒」で共通している以上、セレスティアとの全面戦争になれば戦場で鉢合わせることは避けられません。 圧倒的な力を持つ天理を前に、双方の利害が一時的に一致し、限定的な共闘体制をとる展開は十分に予想できます。
アビスの強大な戦力とファデュイの軍事力が組み合わさった場合、テイワットの歴史上かつてない規模の反乱軍となるでしょう。 主人公はその混沌の中で、どちらの側にもつかず、第三の道を模索することを強いられるはずです。
最終的な対立は絶対に避けられない理由
しかし、一時的な共闘があったとしても、最終的にファデュイとアビス教団は激しく対立することになるでしょう。 その最大の理由は、世界の再構築後のビジョンが決定的に異なっているからです。
ファデュイは人間のための新しい秩序を築こうとしていますが、アビス教団の根底にあるのは世界そのものへの破壊衝動です。 目的を果たした後にテイワットをどのように導くかという段階で、両者の思想は致命的に衝突します。
また、アビス教団にとって七神は復讐の対象ですが、氷の女皇にとってはかつての同僚であり、利用価値のある存在です。 この処遇を巡っても争いが起こることは必至であり、真の平和をもたらすためには、両組織の暴走を止める必要があります。
星空は偽りであるという言葉の真意と世界の真実
今後の交差を語る上で欠かせないのが、「星空は偽りである」という重大なキーワードです。 もしテイワットの世界が何者かによって作られた箱庭のようなものであった場合、両組織の行動の意味合いも大きく変わってきます。
アビスの深淵こそが世界の本当の姿であり、ファデュイが目指す新世界とは箱庭の外へ出ることなのかもしれません。 この真実に最も近づいているのがドットーレであり、アビス教団の指導者である双子の片割れです。
真実を知る者たちが激突する時、テイワットの隠された歴史のすべてが白日の下に晒されることになります。 我々プレイヤーは、その壮大な歴史の転換点を見届ける目撃者となるのです。
まとめ
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。
























