編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年発売予定のHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』、特に『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』での効率的な「タネ集め」について気になっていると思います。 「タネ集めって必要なの?」「SFC版と同じ方法が使える?」「一番効率的な場所はどこ?」といった疑問が尽きないですよね。
この記事を読み終える頃には、HD-2D版ドラクE2におけるタネ集めのノウハウや、各種タネの最適な収集場所についての疑問が解決しているはずです。
- タネ集めの基礎知識と絶大なメリット
- 効率的なタネ集めの3つの基本戦略
- 全8種類のタネ別おすすめ収集スポット
- HD-2D版でも使える(と予想される)放置狩りテクニック
それでは解説していきます。
ドラクエ2リメイク(HD-2D)でタネ集めは必要?基礎知識とメリット
まずは、ドラクエ2において「タネ集め」がどれほど重要か、その基礎知識からおさらいしていきましょう。
なぜタネ集めが推奨されるのか?(ゲームバランスとやり込み)
オリジナル版(FC版)やSFC版(リメイク)をプレイした方ならご存知の通り、『ドラゴンクエストII』はシリーズ屈指の高難易度を誇る作品です。 特に冒険の終盤、ロンダルキアへの洞窟あたりからの敵の強さは凄まじく、生半可なレベルではあっという間に全滅させられてしまいます。
レベルを最大まで上げても苦戦は必至。 そこで重要になるのが、キャラクターのステータスを永続的に上昇させる「タネ」や「きのみ」によるドーピングです。
タネ集めは、この厳しい冒険を乗り越えるための「救済措置」であり、同時にキャラクターを際限なく強化できる「最大のやり込み要素」でもあります。 HD-2D版がどの程度の難易度調整を施してくるかは未知数ですが、オリジナルのゲームバランスを尊重するならば、タネ集めの重要性は変わらないでしょう。 むしろ、強敵を圧倒する快感を求めるプレイヤーにとって、タネ集めは必須の作業となります。
HD-2Dリメイク版での変更点は?(SFC版ベースの予想)
今回のHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』は、SFC版(スーパーファミコン版)がベースになっていると公表されています。 これは、タネ集めにおいても非常に重要な情報です。
なぜなら、SFC版には「ぎんのたてごと」を使った放置狩りや、「あなほり」を使ったアイテム収集など、効率化のためのテクニックが多数存在したからです。 HD-2D版でもこれらの仕様が(意図的に修正されない限り)引き継がれる可能性が非常に高く、本レビューで紹介する方法もSFC版の仕様を前提としています。
さらに、HD-2D版では戦闘スピードの倍速機能や、オートバトル機能が搭載される可能性も大いにあります。 もしこれらの現代的な機能が追加されれば、SFC版以上に快適かつ高速なタネ集めが実現できるかもしれません。
タネ集めはいつから始めるべき?(船入手後~クリア後)
タネ集めを本格的に開始するタイミングは、ズバリ「船」を手に入れてからです。 船を入手すると世界中の海や大陸を自由に探索できるようになり、タネをドロップするモンスターが出現するスポットへアクセス可能になります。
もちろん、ストーリー攻略中に出会ったモンスターがタネを落とすこともありますが、効率を求めるなら、ある程度パーティーが育ち、強力な装備が整ってから専門のスポットで集中して行うのがベストです。
最もおすすめなのは、ストーリーをクリアした後。 クリア後のやり込みとして、最強のパーティーを育成するためにじっくりと時間をかけるのが、精神的にも楽でしょう。 (もちろん、ラスボスに勝てない時のドーピングとしても有効です)
タネ集めの前に知っておきたいステータスの上限値(カンスト)
ドラクエ2(SFC版)において、タネで上げられるステータスの上限値(カンスト値)は、基本的にすべて「255」です。 HPとMPも同様に255が上限となります。
レベルアップによる自然な成長と合わせて、最終的には全員のステータスを255にすることが、タネ集めの最終ゴールとなります。 特にHPとMPは、レベル99(SFC版ではLv50/45/35が上限)になっても255に届かないことが多いため、「いのちのきのみ」と「ふしぎなきのみ」の需要は非常に高くなります。
ドロップ率は?(1/128の壁)
SFC版におけるタネ系アイテムのドロップ率は、基本的に「1/128」とされています。 これは非常に低い確率であり、1時間粘っても1個も手に入らないこともザラです。
だからこそ、後述する「放置狩り」などの効率化テクニックが必須となってくるわけです。 HD-2D版でこのドロップ率が緩和される(例えば1/64になるなど)可能性もありますが、現時点ではSFC版に準拠すると考えて準備しておくのが賢明です。
効率的なタネ集めの準備と3つの基本戦略
タネ集めの基礎知識を押さえたところで、次に具体的な収集戦略を見ていきましょう。 大きく分けて3つの方法があります。
戦略1:シンプルに敵を倒し続ける(正攻法)
最も基本的な方法が、目的のモンスターが出現する場所で、ひたすら戦闘を繰り返すことです。 特別なテクニックは不要ですが、前述の通りドロップ率は1/128。 この方法だけで全ステータスカンストを目指すのは、まさに苦行と言えるでしょう。
ただし、HD-2D版で戦闘速度アップやオートバトルが搭載されれば、この正攻法もSFC版時代よりは格段に楽になる可能性があります。 特定の場所でしか手に入らないタネ(例:かしこさのたね)などは、この方法で集める場面も出てくるでしょう。
戦略2:「あなほり」を使ったリセマラ術(SFC版テクニック)
SFC版のドラクE2には、「あなほり」という特殊な仕様を利用したテクニックがあります。 (「あなほり」はSFC版3の盗賊の特技ですが、2では戦闘後のアイテム入手の内部処理を指す俗称です。正しくは「戦闘後の宝箱ドロップ」に関する仕様です)
SFC版のドラクエ2では、特定のマップ(洞窟や町の周辺など)で戦闘を繰り返すと、5~6回程度でアイテムをドロップしなくなる(テーブルが枯渇する)という仕様がありました。 しかし、一度ダンジョンや町など「マップを切り替える」と、このドロップテーブルがリセットされます。
これを利用し、
- 目的のモンスターが出る場所(例:オアシス周辺)で5~6回戦闘する。
- タネが出なければ、すぐに町(オアシス)に入る。
- 町から出て、再度5~6回戦闘する。
これを繰り返すことで、延々と戦い続けるよりも短時間でドロップ判定を試行できます。 ただし、戦闘とマップ切り替えを頻繁に繰り返すため、操作は非常に忙しくなります。 HD-2D版でこの仕様が残っているかは不明ですが、もし残っていれば有効な手段の一つです。
戦略3:連射コントローラー必須の「放置狩り」(最効率)
SFC版において、タネ集めの最終回答とされたのがこの「放置狩り」です。 これは、特定のアイテムの仕様と、連射機能付きコントローラー(連コン)を組み合わせて、プレイヤーが操作せずとも自動で戦闘とアイテム回収を行うテクニックです。
HD-2D版が発売されるプラットフォーム(Nintendo Switchなど)でも、連射(連打)ホールド機能を持つコントローラーは多数販売されています。 この方法が使えるかどうかで、タネ集めの難易度は天と地ほどの差が出ます。 SFC版の仕様が引き継がれていることを祈りましょう。
放置狩りの必須アイテム「ぎんのたてごと」
陸上(洞窟内やフィールド)での放置狩りに必須となるのが「ぎんのたてごと」です。 これはストーリー中盤で手に入る重要アイテムですが、道具として使用すると「敵を呼び寄せる」効果があります。
この「使用すると即座にエンカウントする」仕様を利用します。 具体的な手順は後述しますが、このアイテムのおかげで、移動せずとも無限に戦闘を続けることが可能になります。
放置狩りの必須アイテム「おうごんのつめ」
海上での放置狩りに必須となるのが「おうごんのつめ」です。 こちらはドラクエ3のアイテムとして有名ですが、2でも入手可能(SFC版)。 装備(道具として所持)していると、「エンカウント率が大幅に上がる」効果があります。
船で移動中に放置狩りを行う際、このアイテムがあるかないかで戦闘回数が激変します。 タネ集めを極めるなら、必ず入手しておきましょう。
HD-2D版の機能(戦闘速度アップなど)が与える影響
もしHD-2D版に「戦闘速度アップ(2倍速、4倍速など)」や「オートバトル」が搭載された場合、放置狩りの効率は飛躍的に向上します。 SFC版では1回の戦闘にそれなりの時間がかかっていましたが、倍速+オートなら、1時間に稼げるタネの期待値も数倍になるでしょう。 これらの機能が搭載されることを強く期待したいところです。
【種類別】おすすめタネ集め効率スポット徹底ガイド
お待たせしました。 ここからは、全8種類のタネ・きのみそれぞれについて、おすすめの収集スポットと対象モンスターを徹底的に解説します。 (モンスター名やドロップはSFC版を基準としています)
ちからのたね(ローレシアの王子の攻撃力を強化)
「ちからのたね」は、パーティの主砲であるローレシアの王子のために最優先で集めたいタネです。
| タネの種類 | ちからのたね |
|---|---|
| 対象モンスター | あばれザル |
| おすすめ場所 | オアシス(砂漠のオアシス)周辺 |
| 収集方法 | 放置狩り / 穴掘り / 通常戦闘 |
【場所の詳細と狩り方】 サマルトリア地方にある「砂漠のオアシス」の周辺が唯一のおすすめスポットです。 ここには「あばれザル」が高確率で出現します。
▼ 放置狩りの場合 オアシスの町に入らず、すぐそばの砂漠(または草地)で「ぎんのたてごと」を使った放置狩りをセットします。 ただし、あばれザル以外にも「てつのさそり(ラックのたね)」や他のモンスターも出現します。 ローレシアの王子が育っていないと、あばれザルの痛恨の一撃(SFC版では通常攻撃)でやられる可能性もあるため、ある程度のレベルと装備が必要です。
▼ 穴掘りの場合 オアシス周辺で5~6回戦闘し、タネが出なければオアシスの町に入ってリセット。 これを繰り返します。 移動の手間はかかりますが、放置狩りの環境が整うまではこちらが手っ取り早いかもしれません。
【考察】 ローレシアの王子の「ちから」は、ドラクエ2の攻略において最も重要なステータスです。 彼の攻撃力が255に達すれば、ロンダルキアの強敵たちをも「はやぶさのけん」でなぎ倒せるようになります。 「ラックのたね」も同時に狙えるオアシス周辺は、序盤から終盤までお世話になるタネ集めの聖地と言えるでしょう。
すばやさのたね(行動順の安定化)
「すばやさ」は行動順に影響します。 特にサマルトリアの王子やムーンブルクの王女は、敵に先手を取って回復や補助呪文を使いたい場面が多いため、非常に重要です。
| タネの種類 | すばやさのたね |
|---|---|
| 対象モンスター | メドーサボール |
| おすすめ場所 | 沼地の洞窟(ローレシア南) |
| 収集方法 | 放置狩り / 穴掘り / 通常戦闘 |
【場所の詳細と狩り方】 ローレシアの南にある「沼地の洞窟」(銀のカギが手に入る洞窟)が主なスポットです。 SFC版では「メドーサボール」がドロップします。(動画内ではメダロードと呼称されていますが、SFC版ではメドーサボールです)
▼ 放置狩りの場合 洞窟内は「ぎんのたてごと」が使えます。 メドーサボールが出現するフロア(地下1階など)で放置狩りをセットしましょう。 ここも「ドロルメイジ(ラックのたね)」が同時に出現するため、ラックのたね集めと並行できます。
▼ 穴掘りの場合 沼地の洞窟内で5~6回戦闘し、タネが出なければ一度外に出て入り直します。 (洞窟からフィールドへのマップ切り替えでリセットされます)
【考察】 ドラクエ2では「すばやさ」が低いと、敵に一方的に殴られてからようやく回復、という後手後手の展開になりがちです。 サマルトリアの王子のすばやさをカンストさせれば、安定したベホマズン要員(SFC版では覚えないが、リメイクで覚える可能性も?)や、ザオリク要員として活躍できます。 ムーンブルクの王女のすばやさを上げれば、開幕スクルトやルカナンを確実に叩き込めるようになり、戦略の幅が大きく広がります。
まもりのたね(打たれ強さの強化)
「まもりのたね」は、そのまま守備力を上げます。 特に紙装甲のサマルトリアの王子、ムーンブルクの王女にとっては、いのちのきのみと並んで生存率に直結する重要なタネです。
| タネの種類 | まもりのたね |
|---|---|
| 対象モンスター | ゴーゴンヘッド / マーマン / キャタピラー |
| おすすめ場所 | ローレシア南の祠 / ザハン南の海上 / 湖の洞窟(外) |
| 収集方法 | 放置狩り / 通常戦闘 |
【場所の詳細と狩り方】 まもりのたねは複数の候補地があります。
1. ローレシア南の祠(SFC版:ローラの門 南の祠) 「ゴーゴンヘッド」がドロップします。 「シャーマン(ラックのたね)」も出るため、ラック稼ぎと並行できます。 祠の内部で「ぎんのたてごと」放置が可能です。
2. 湖の洞窟(竜王の城の島)の外 「キャタピラー」がドロップします。 「メタルゴースト(ラックのたね)」も出るため、ここもラック稼ぎと並行可能です。 洞窟の外のフィールドなので、「ぎんのたてごと」放置が可能です。 穴掘り(洞窟に出入り)も併用できます。
3. ザハン南の海上(イチオシ) 後述する「海上放置」の聖地です。 「マーマン」がドロップします。 ここは「だいおうイカ(いのちのきのみ)」も同時に狙える、最高効率スポットの一つです。 詳細は「実践!放置狩り」のセクションで解説します。
【考察】 どのタネを集めるかにもよりますが、最も効率的なのは「いのちのきのみ」と同時に狙える「ザハン南の海上」での放置狩りでしょう。 ローレシアの王子は装備で守備力を固められますが、後衛の2人はどうしても打たれ弱くなります。 彼らの守備力を255にすることで、ロンダルキアの悪魔神官の猛攻にも耐えられるようになります。
かしこさのたね(呪文習得や威力)
「かしこさ」は、SFC版のドラクエ2においては「死にステータス」に近いものでした。 呪文の習得レベルは固定であり、威力にもほぼ影響しなかったためです。 しかし、HD-2D版でこの仕様が変更される(かしこさが高いと呪文習得が早まる、威力が上がるなど)可能性もゼロではありません。
| タネの種類 | かしこさのたね |
|---|---|
| 対象モンスター | まほうオババ |
| おすすめ場所 | 謎の海底基地(ロンダルキアへの洞窟 海底フロア) |
| 収集方法 | 通常戦闘 |
【場所の詳細と狩り方】 ロンダルキアへの洞窟の途中、海底にある「謎の海底基地」(SFC版では「海底の洞窟」)で出現する「まほうオババ」がドロップします。 ここは「ぎんのたてごと」が使えず、エンカウント率も他の敵との兼ね合いがあるため、放置狩りには向きません。
ひたすらダンジョン内を歩き回り、まほうオババが出たら倒す、という「通常戦闘」で集めるのが基本となります。 「だいまどう(ふしぎなきのみ)」も出現するため、MP上げと並行して行うのが良いでしょう。
【考察】 SFC版の仕様のままなら、収集の優先度は最も低いです。 しかし、もしHD-2D版でかしこさに意味が持たされた場合(例えば、サマルトリアの王子のかしこさを上げるとザオリク習得レベルが早まるなど)、その価値は一変します。 発売後の情報検証が必要なタネと言えるでしょう。 やり込みプレイヤーとしては、仕様変更に備えて収集場所を覚えておいて損はありません。
スタミナのたね(最大HPの上昇)
「スタミナのたね」は、レベルアップ時の最大HPの上昇量に関わる「たいりょく」を上げます。 SFC版ではレベルアップ時にしか効果がありませんでしたが、ドラクエ3以降のように「たいりょくの2倍=最大HP」となる仕様に変更されていれば、非常に重要なタネとなります。
| タネの種類 | スタミナのたね |
|---|---|
| 対象モンスター | うみうし |
| おすすめ場所 | 海底(全域) |
| 収集方法 | 通常戦闘 |
【場所の詳細と狩り方】 海底(海に潜った状態)で出現する「うみうし」がドロップします。 海底は「ぎんのたてごと」が使えないため、放置狩りはできません。 船で海底に潜り、「おうごんのつめ」を持ってひたすら移動し、戦闘を繰り返すことになります。
海底では「クラーゴン(いのちのきのみ)」や「ガメゴンロード(ふしぎなきのみ)」も出現します。 これら3種を同時に狙えるのが海底でのタネ集めのメリットです。
【考察】 SFC版の仕様(レベルアップ時にしか影響しない)であれば、レベル上限に達したクリア後の収集は無意味です。 しかし、もしHD-2D版がドラクエ3以降の仕様(たいりょく=HP)を採用している場合、このタネは「いのちのきのみ」とほぼ同義の最重要アイテムと化します。 これも仕様の検証が待たれるタネですが、もしHPに直結するなら、海底での収集も視野に入れる必要があります。
ラックのたね(状態異常耐性など)
「うんのよさ」を上げるタネです。 SFC版では状態異常へのかかりやすさなどに影響すると言われていましたが、効果は限定的でした。 しかし、ドラクエ2はラリホー、マヌーサ、ザラキなど厄介な状態異常のオンパレード。 少しでも耐性が上がるなら、集める価値はあります。
| タネの種類 | ラックのたね |
|---|---|
| 対象モンスター | てつのさそり / ドロルメイジ / メタルゴースト / シャーマン / ディープドロル |
| おすすめ場所 | オアシス周辺 / 沼地の洞窟 / 湖の洞窟(外) / ローレシア南の祠 / 海底 |
| 収集方法 | 放置狩り / 穴掘り / 通常戦闘 |
【場所の詳細と狩り方】 「ラックのたね」は、ドロップするモンスターが非常に多いのが特徴です。 上記の「ちからのたね」「すばやさのたね」「まもりのたね」を集める際、ほぼ必ず同時に狙える場所に生息しています。
- オアシス(ちから):「てつのさそり」
- 沼地の洞窟(すばやさ):「ドロルメイジ」
- 湖の洞窟(まもり):「メタルゴースト」
- ローレシア南の祠(まもり):「シャーマン」
- 海底(いのち・ふしぎ):「ディープドロル」
【考察】 あえて「ラックのたね」だけを狙う必要はありません。 他のタネを集めているうちに、自然と大量に集まっているはずです。 特にオアシス周辺は「ちからのたね」と並行できるため、最も効率的かもしれません。 集まったら、まずは状態異常にかかりやすいムーンブルクの王女あたりに優先的に使うと良いでしょう。
いのちのきのみ(最大HPを直接アップ)
最重要アイテムの一つ。最大HPを直接上昇させます。 打たれ弱いサマルトリアの王子とムーンブルクの王女の生存率を上げるために、いくらあっても足りません。
| タネの種類 | いのちのきのみ |
|---|---|
| 対象モンスター | クラーゴン / だいおうイカ |
| おすすめ場所 | 海底(全域) / ザハン南の海上 |
| 収集方法 | 放置狩り / 通常戦闘 |
【場所の詳細と狩り方】 主な収集場所は2つです。
1. 海底(全域) 「クラーゴン」がドロップします。 「スタミナのたね(うみうし)」「ふしぎなきのみ(ガメゴンロード)」と同時に狙えます。 「おうごんのつめ」を持って海底を探索する通常戦闘となります。
2. ザハン南の海上(イチオシ) 「だいおうイカ」がドロップします。 ここは「マーマン(まもりのたね)」も同時に狙える、最高の放置狩りスポットです。
【考察】 HD-2D版の仕様にもよりますが、「スタミナのたね」の仕様がSFC版のままであれば、HPを直接上げられる「いのちのきのみ」の価値は絶大です。 「まもりのたね」と同時に狙える「ザハン南の海上」での放置狩りが、現時点での最有力候補と言えるでしょう。 3人全員のHPを255にするのは過酷な道ですが、その恩恵は計り知れません。
ふしぎなきのみ(最大MPを直接アップ)
こちらも最重要アイテム。最大MPを直接上昇させます。 特にサマルトリアの王子(ベホマ・ザオリク)とムーンブルクの王女(イオナズン・スクルトなど)は、MPが尽きると戦力が激減します。
| タネの種類 | ふしぎなきのみ |
|---|---|
| 対象モンスター | ガメゴンロード / だいまどう |
| おすすめ場所 | 海底(全域) / 謎の海底基地 |
| 収集方法 | 通常戦闘 |
【場所の詳細と狩り方】 主な収集場所は2つです。
1. 海底(全域) 「ガメゴンロード」がドロップします。 「いのちのきのみ(クラーゴン)」「スタミナのたね(うみうし)」と同時に狙えます。 「おうごんのつめ」を持って海底を探索する通常戦闘となります。
2. 謎の海底基地(ロンダルキアへの洞窟 海底フロア) 「だいまどう」がドロップします。 「かしこさのたね(まほうオババ)」と同時に狙えます。 ここも通常戦闘での収集となります。
【考察】 MPは戦闘の継続力に直結します。 SFC版ではサマルトリアの王子のMPが低く、すぐにガス欠になるのが悩みでした。 HD-2D版でも、強力な呪文を連発するにはMPドーピングが不可欠でしょう。
「いのちのきのみ」と「ふしぎなきのみ」は、どちらも放置狩りが難しい(海底での通常戦闘がメイン)のがネックです。 しかし、この2つを同時に狙える「海底」は、時間はかかりますが非常に重要な狩り場となります。 「おうごんのつめ」を忘れずに。
【タネ集めスポット早見表】
| タネの種類 | 対象モンスター | おすすめ場所 | 併行可能なタネ | 狩り方 |
|---|---|---|---|---|
| ちからのたね | あばれザル | オアシス周辺 | ラックのたね | 放置 / 穴掘り |
| すばやさのたね | メドーサボール | 沼地の洞窟 | ラックのたね | 放置 / 穴掘り |
| まもりのたね | マーマン | ザハン南の海上 | いのちのきのみ | 海上放置 (推奨) |
| ゴーゴンヘッド | ローレシア南の祠 | ラックのたね | 放置 / 穴掘り | |
| キャタピラー | 湖の洞窟(外) | ラックのたね | 放置 / 穴掘り | |
| かしこさのたね | まほうオババ | 謎の海底基地 | ふしぎなきのみ | 通常戦闘 |
| スタミナのたね | うみうし | 海底(全域) | いのち・ふしぎ | 通常戦闘 |
| ラックのたね | てつのさそり 等 | オアシス周辺 等 | ちから 等 | 放置 / 穴掘り |
| いのちのきのみ | だいおうイカ | ザハン南の海上 | まもりのたね | 海上放置 (推奨) |
| クラーゴン | 海底(全域) | スタミナ・ふしぎ | 通常戦闘 | |
| ふしぎなきのみ | ガメゴンロード | 海底(全域) | いのち・スタミナ | 通常戦闘 |
| だいまどう | 謎の海底基地 | かしこさのたね | 通常戦闘 |
実践!放置狩りの具体的なやり方と注意点
タネ集めの最効率手段である「放置狩り」。 SFC版の仕様がHD-2D版でも有効であることを前提に、2つの具体的なパターンを解説します。 (※連射機能付きコントローラーが別途必要です)
パターン1:「ぎんのたてごと」を使った陸上放置(オアシス・洞窟)
オアシス周辺(ちから・ラック)や沼地の洞窟(すばやさ・ラック)など、陸上やダンジョン内で実行する方法です。
必要な設定と手順
- 準備:
- 連射ホールド機能付きコントローラー。
- パーティーの先頭(道具欄の一番上)のキャラに「ぎんのたてごと」を持たせる(※装備は全て外すか、持ち物をこれだけにする)。
- パーティーのレベルを上げ、そのエリアの敵に負けない状態にしておく。
- (推奨)ローレシアの王子に「はやぶさのけん」を装備。
- 場所の選定:
- オアシス周辺の砂漠や、沼地の洞窟の入り口付近など、安全かつ目的のモンスターが出る場所を選びます。
- 連射設定:
- SFC版(Switchのボタン配置)でいうところの、「Aボタン(決定)」と「Xボタン(メニュー開閉)」を同時に「連射ホールド」に設定します。
- 実行:
- メニューを閉じた状態で連射をオンにします。
- すると、以下の動作が高速で繰り返されます。 (1) Xボタンでメニューが開こうとする (2) Aボタンで「どうぐ」が選ばれる (3) Aボタンで一番上の「ぎんのたてごと」が選ばれる (4) Aボタンで「つかう」が選ばれる (5) 「ぎんのたてごと」の効果でエンカウントが発生 (6) 戦闘開始 (7) Aボタン連打により、ローレシアの王子が「たたかう」を選択し続ける (8) 敵を倒す (9) Aボタン連打により、戦闘終了後のメッセージ送り、宝箱(タネ)の取得が行われる (10) フィールドに戻り、(1)から繰り返される
<h4>トラブルシューティング(連打がズレた時)</h4>
この方法の欠点は、たまにボタンの入力タイミングがズレて、意図しない行動(どうぐを並べ替える、など)が選ばれ、放置が止まってしまうことがある点です。 SFC版ではよく発生しました。
HD-2D版のUIや反応速度にもよりますが、もし止まってしまった場合は、一度連射をオフにし、手動でメニューを閉じてから、再度連射設定をオンにし直す必要があります。 長時間放置する場合は、1時間に1回程度は様子を見ると安心です。
パターン2:「おうごんのつめ」を使った海上放置(ザハン南)
個人的に最もおすすめする方法です。 「いのちのきのみ(だいおうイカ)」と「まもりのたね(マーマン)」を同時に狙えます。
必要な設定と手順
- 準備:
- 連射ホールド機能付きコントローラー。
- 「おうごんのつめ」を入手し、道具袋に入れておく(※装備する必要はありません)。
- 船。
- (推奨)ローレシアの王子に「はやぶさのけん」を装備。
- 場所の選定:
- ザハンの町(北西の島)の南側の海上。
- この海域は「だいおうイカ」と「マーマン」しか出現しない(または高確率で出現する)黄金スポットです。
- 陸地にぶつからないよう、広めの海域を選びます。
- 連射設定:
- コントローラーの「左スティック(または十字キー)の左(または右)」を固定(ホールド)します。
- 同時に、「Aボタン(決定)」を「連射ホールド」に設定します。
- 実行:
- 船に乗った状態で連射と移動固定をオンにします。
- すると、以下の動作が高速で繰り返されます。 (1) 船が左(または右)に移動し続ける (2) 「おうごんのつめ」の効果で高頻度でエンカウント (3) 戦闘開始 (4) Aボタン連打により、ローレシアの王子が「たたかう」を選択し続ける (5) 敵(だいおうイカ or マーマン)を倒す (6) Aボタン連打により、戦闘終了後のメッセージ送り、宝箱(タネ)の取得が行われる (7) 海上に戻り、(1)から繰り返される
<h4>なぜ海上放置がおすすめなのか?(安定性)</h4>
この「海上放置」の最大のメリットは、「ぎんのたてごと」放置と違って、設定がズレることがほぼ無い点です。 Aボタン連打と移動固定だけで完結するため、メニュー画面が開いて操作が止まる、といった事故が起こりません。
陸地にぶつからない限り、半永久的に自動で戦闘とアイテム回収を繰り返してくれます。 HD-2D版でもこの仕様(おうごんのつめの効果、ザハン南の出現テーブル)が健在であれば、ここがタネ集めの最終地点となるでしょう。
まとめ
今回は、HD-2D版『ドラゴンクエストII』における「タネ集め」について、SFC版の情報を基に徹底的に考察しました。
ドラクエ2のタネ集めは、確かに時間のかかる「やり込み」要素です。 しかし、1/128というドロップ率の壁を乗り越え、苦労して手に入れたタネで愛するキャラクターたちが強化されていく喜びは、他の作品では味わえない格別なものがあります。
特に「いのちのきのみ」と「まもりのたね」を同時に狙える「ザハン南の海上放置」は、HD-2D版でも最有力候補となるでしょう。 連射コントローラーを準備し、発売に備えてみてはいかがでしょうか。
この記事が、あなたのHD-2D版ドラクエ2ライフの一助となれば幸いです。






