編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、最新作「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち リイマジンド」のセーブデータの仕様や、家族で1本のソフトを共有する方法、そして体験版での取り返しのつかない要素について詳しく知りたいと考えているはずです。 特に、今作は「リイマジンド(再構築)」の名に相応しく、過去作とはセーブ管理の概念や育成システムが大きく進化しています。
「家族で一つの世界を共有したいけれど、自分のデータが上書きされるのが怖い」「体験版のデータを完璧な状態で製品版に引き継ぎたい」といった切実な悩みを、長年ドラクエをやり込んできたプロの視点から解決します。
この記事を読み終える頃には、セーブデータを安全に複数作成し、家族全員が納得できる形で冒険をスタートさせ、かつ効率的な育成方法までマスターしているはずです。
- アカウント切り替えを活用した完全独立型の複数データ作成術
- オートセーブ事故を未然に防ぐ家族間の運用ルールとマナー
- 体験版「過去」と「現代」のデータを分割保存すべき理由
- リイマジンド版独自の難易度カスタマイズによる効率的熟練度稼ぎ
それでは解説していきます。
ドラクエ7リメイクでのセーブデータ作成方法
「ドラクエ7リイマジンド」において、セーブデータの管理は冒険の第一歩です。今作はハードウェアの性能向上に伴い、非常に柔軟なセーブ管理が可能になっています。
ドラクエ7リメイク:セーブデータの基本スロット数
今作では、一つのユーザーアカウントに対して複数の手動セーブスロットが用意されています。 ゲーム内のメニューから「記録」を選ぶことで、空いているスロットにデータを保存できます。 これにより、一人のプレイヤーが「ボス戦直前のデータ」「育成専用のデータ」「ストーリー分岐確認用のデータ」といった具合に、複数の進行状況を保持することが可能です。
本体アカウントの切り替えによる複数作成(推奨)
家族でソフト1本を共有する場合、ゲーム内のスロットを分けるよりも、ゲーム機本体(Nintendo SwitchやPlayStation 5など)の「ユーザーアカウント」自体を分ける方法を強く推奨します。 アカウントを分けることで、以下のメリットを享受できます。
| メリット | 詳細解説 |
|---|---|
| 完全な独立性 | 他人のセーブスロットを誤って上書きするリスクがゼロになる |
| オートセーブの分離 | アカウントごとにオートセーブ枠が確保されるため、進行状況が混ざらない |
| 実績・プレイ時間の管理 | 各自のプレイログが独立し、自分だけの冒険の足跡が残せる |
アカウント切り替えの具体的な手順
- ゲームを一度終了する(ホーム画面に戻る)。
- ゲームアイコンを選択した際に表示される「ユーザー選択画面」で、遊びたい家族のプロファイルを選択する。
- これだけで、そのユーザー専用のセーブデータ領域でゲームが開始されます。
注意点:ダウンロード版の共有制限
ダウンロード版を購入している場合、購入したアカウント以外でプレイするには、その本体を「いつも遊ぶ本体(Switch)」や「コンテンツ共有対象(PS)」に設定しておく必要があります。 お父さんのアカウントで購入したゲームをお子さんのアカウントで遊ぶ場合は、事前に設定を確認しておきましょう。
ソフト1本で家族と共有するための運用テクニック
1本のソフトを家族みんなで楽しむのは、ドラクエの醍醐味でもあります。しかし、ちょっとした不注意が家庭内トラブルに繋がることも。平和に冒険を共有するためのテクニックを紹介します。
セーブスロットの命名・固定ルール
もしアカウントを分けずに一つのユーザーアカウントを共有して遊ぶ場合は、使用するスロット番号を厳格に決めましょう。
- スロット1:お父さん専用
- スロット2:お兄ちゃん専用
- スロット3:妹さん専用
- スロット4以降:バックアップ用(重要イベント前など)
今作のセーブ画面では、レベル、プレイ時間、現在地、所持金が詳しく表示されます。「レベル5のデータは僕のだから触らないで!」といったルールを視覚的に共有することが可能です。
オートセーブの「罠」を回避する方法
今作には、エリア移動時や戦闘終了時に自動でセーブされる「オートセーブ」機能があります。 非常に便利ですが、家族共有時にはこれが「罠」になることがあります。 オートセーブは常に「直近で遊んだ内容」が保存されるため、お父さんが遊んだ直後にお子さんが少しだけ起動すると、オートセーブ枠の内容がお子さんの状況に更新されてしまいます。 これを防ぐためには、「終わる時は必ず教会かメニューで手動セーブを行う」という習慣を家族全員で徹底することが不可欠です。
「ネタバレ防止」のパーティ会話マナー
ドラクエ7の大きな特徴である「仲間会話(Bボタン)」は、ストーリーの進行状況に応じて内容が細かく変化します。 家族で進行度が違う場合、横でプレイ画面を見ているだけで、「えっ、あの人が黒幕だったの?」「この後マチルダが……」といった重大なネタバレを食らってしまう危険があります。 「未プレイの人の前では重要な会話イベントを発生させない」「ヘッドホンを使用する」などの配慮が、お互いの冒険を守ることになります。
体験版(先行プレイ)で必ずやるべきセーブ分割
現在配信されている体験版は、製品版への引き継ぎが可能です。ここで完璧な下準備をしておくことが、本編開始時のアドバンテージになります。
「過去」と「現代」のセーブデータを分けて保存する理由
体験版のメインシナリオである「ウッドパルナ」の攻略。ここには「戻れないポイント」が存在します。 ウッドパルナのボスを倒し、現代に戻ってグランエスタード島で石板をはめ込んでしまうと、体験版の範囲内では「過去のウッドパルナ」へ再訪することができなくなります。
私は以下の2つのタイミングでデータを分けて保存することを強く推奨します。
- 過去のウッドパルナ:ボス撃破後、旅の扉に入る直前
- 目的:小さなメダルの回収、壺や樽の割り忘れチェック、熟練度稼ぎ。
- 現代のグランエスタード:石板をはめ込んだ後
- 目的:製品版への即時引き継ぎ。
過去の世界での取り逃しは致命的
過去のウッドパルナには、現代には存在しない宝箱や、期間限定のモンスターが出現します。 特に「小さなメダル」は、後に強力な装備と交換するために1枚の取り逃しも許されません。 「現代に戻ってみたらメダルが足りない!」となっても、過去のセーブデータがなければ最初からやり直す羽目になります。必ず「過去の状態」のセーブを残しておきましょう。
製品版引き継ぎを見越した名前設定
体験版の最初に入力した主人公の名前は、製品版にそのまま引き継がれます。 後から改名する機能がいつ解放されるか(あるいは実装されないか)は不明です。 軽い気持ちで「ああああ」や「テスト」といった名前にしてしまうと、製品版で感動の再会シーンが台無しになるため、しっかりと考え抜いた名前でスタートしましょう。
リイマジンド版:キャラクター作成とシステム設定の真髄
今作「リイマジンド」では、プレイヤーの好みやプレイスタイルに合わせてゲームバランスを劇的にカスタマイズできる機能が搭載されています。
プレイスタイル別・おすすめのシステム設定
冒険開始時に選べる「プレイスタイル」は、単なる難易度選択以上の意味を持ちます。
- 楽天プレイ: ストーリーをサクサク楽しみたい人向け。
- ばっちり冒険: 標準的なドラクエ体験。
- イバルの道: 過去作以上の歯ごたえを求めるベテラン向け。
- 自由に設定: 項目ごとに細かく調整可能。(個人的に最もおすすめ)
「自由に設定」でタイパ(タイムパフォーマンス)を最大化
現代の忙しいプレイヤーにとって、熟練度稼ぎやゴールド稼ぎに何時間も費やすのは大変です。 「自由に設定」では、以下の項目を「たくさん」に変更できます。
- 獲得経験値
- 獲得職業熟練度ポイント
- 獲得ゴールド
かつてのドラクエ12(※原文ソース準拠)にはなかったこの機能により、レベル上げの作業感を最小限に抑えつつ、戦略的なバトルに集中できます。ハグレメタルを必死に追いかけなくても、設定一つで効率的にキャラクターを強化できるのは、まさに現代的なリメイクと言えるでしょう。
お子様や初心者向けの「救済設定」
「戦闘終了時にHP・MPを全回復する」という設定もあります。 これを使えば、ダンジョン探索中にリソースが尽きて全滅するリスクをほぼゼロにできます。 お子さんに遊ばせる場合はこの設定をオンにし、逆にお父さんが遊ぶ時はオフにして緊張感を楽しむ……といった具合に、同じソフトでもプレイヤーごとに設定を使い分けるのがスマートな遊び方です。
攻略効率を劇的に上げるUI・操作カスタマイズ
ゲーム中の設定変更(Xボタン)で調整できる項目は、プレイの快適さに直結します。
装備画面の進化と「おすすめ装備」
今作では装備を変更すると、キャラクターのグラフィックが即座に反映されます。 また、装備品に隠された特殊効果がYボタンで確認できるようになりました。
| 装備品 | 攻撃力/守備力以外の特殊な能力 |
|---|---|
| ブロンズナイフ | みかわし率が5%アップ(生存率向上) |
| 竹の槍 | 盾ガード率が3%アップ(物理攻撃を弾く) |
| お鍋の蓋 | 守備力は微増するが、魅力が大幅に低下(-20) |
プラスボタン一つで「おすすめ装備(最強装備)」を自動選択してくれる機能は、装備更新のたびに迷う時間を削ってくれます。
3D酔い対策と探索のコツ
フィールドが完全3D化されたため、カメラ操作が重要になります。
- カメラ距離: デフォルトの「遠い」に設定しましょう。近い設定だと周囲のキラキラ(アイテム)を見逃しやすくなり、視点移動が激しくなるため酔いやすくなります。
- ダッシュ操作: 「切り替え」に設定してください。ボタンを長押ししなくても走り続けられるため、広大なフィールドの移動が圧倒的に楽になります。
新パラメーターと職業熟練度システムの深層
今作では、ステータスの意味が過去作から再定義されています。これを理解することで、パーティ編成の質が変わります。
攻撃魔力・回復魔力の重要性
これらはドラクエ11以降の標準となった仕様ですが、今作ではその影響がより顕著です。
- 攻撃魔力: メラやギラなどの威力だけでなく、敵を眠らせたり守備力を下げたりする「弱体化呪文」の成功率にも直結します。デバフ役のキャラも意識して上げる必要があります。
- 回復魔力: ホイミの回復量だけでなく、ザオラルなどの「蘇生呪文」が成功する確率も上がります。回復魔力が低いとザオラルが何度も失敗し、ピンチを招くことになります。
素早さと器用さ、どちらを優先すべきか?
- 素早さ: バトルでの行動順と、敵の攻撃を避ける「みかわし」に関係します。
- 器用さ: バトル開始時の「先制攻撃率」と、バトルから確実に逃げられる「逃走成功率」に関係します。 雑魚敵とのエンカウントを避けつつ進みたいなら「器用さ」を重視した装備を選びましょう。
職業ランクと「マスター」の恩恵
職業にはランク(星)があり、戦闘回数(熟練度ポイント)を重ねることで上がっていきます。 星8に到達し「マスター」状態になると、その職業の特性が大幅に強化されるだけでなく、上位職への転職条件をクリアすることになります。 今作では「自由に設定」で熟練度ポイントの獲得量を増やせるため、複数の職業をマスターすることがこれまで以上に容易になっています。序盤から積極的に転職を繰り返し、キャラクターの基盤を作っておきましょう。
序盤の効率的なレベリングとモンスター攻略
体験版の範囲内でも、徹底的にキャラクターを鍛え上げることが可能です。
効率的な「シンボルリセット」の手順
フィールド上のモンスターを倒し尽くしてしまったら、以下の方法で即座にリセットしましょう。
- 「ルーラ」で同じ場所に飛ぶ。
- 一度建物やダンジョンに入って出る。 これによりモンスターが再配置されます。「カラーストーン採掘場」の入り口付近は、回復スポット(女神像)が近くにあるため、このリセット技を使ったレベリングに最適です。
オーラ付きモンスターと「モンスターの心」
フィールドに稀に出現する「オーラをまとったモンスター」は、そのエリアの「ヌシ」的な存在です。 非常に強力ですが、倒すと必ず「モンスターの心」を落とします。
- 大き槌の心: 装備するだけで「会心の一撃」の確率が10%もアップする、序盤では壊れ性能のアイテムです。 これがあるだけで、メタルの系統を倒すのが劇的に楽になります。物理アタッカーのキーファに装備させるのがセオリーでしょう。
マチルダ同行期間の「ゴールデンタイム」
ストーリー序盤で一時的に仲間になるマチルダは、レベル設定が非常に高く、ほとんどの敵を一撃で倒してくれます。 彼女がパーティにいる間は、どんなに強い敵が相手でも全滅のリスクがありません。 この「ゴールデンタイム」を利用して、本来なら太刀打ちできない奥地の敵を倒し、一気にレベル5〜7程度まで上げてしまうのが、プロライターが教える最短攻略のコツです。
全体のまとめ
「ドラクエ7リイマジンド」は、その名の通り現代のゲーマーが求める快適さと、ドラクエ本来の「コツコツ育てる楽しさ」を高いレベルで融合させた作品です。
セーブデータをアカウントごとに分け、適切なシステム設定を行い、体験版の「過去」と「現代」のデータを使い分ける。これだけの準備をしておけば、あなたの冒険はよりスムーズで、感動的なものになるでしょう。 特に家族で共有する場合は、お互いの冒険を尊重し合う「マナー」こそが、最高の攻略法かもしれません。
製品版のリリースに向けて、まずは体験版で「ウッドパルナの完全攻略」を目指してみてください。この記事があなたの旅路を照らす「導きの石板」になれば幸いです。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。ドラクエ7はPS版・3DS版ともに1000時間以上プレイ済み。






















