編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、待望の新作『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち リイマジンド』の先行プレイ版をやり込んでおり、「製品版に少しでも有利な状態でデータを引き継ぎたい」と考えているはずです。 特に、先行プレイ版で設定されている「9,999ゴールド」という所持金の上限に物足りなさを感じ、それを突破して実質的に大量の資金を持ち込む方法を探しているのではないでしょうか。
本レビューでは、私が実際にプレイして検証した「上限以上のゴールドを製品版へ持ち込む裏技」について、その具体的な手順と注意点を徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、スタートダッシュを完璧に決めるための準備が整い、ゴールド上限の悩みもスッキリ解決しているはずです。
- 所持金上限9999Gをアイテム変換で実質的に突破可能
- 換金効率最強アイテムはサボテンボールが落とす「いばらのむち」
- 稼ぎのポイントは東の塔5階での「マチルダ戦前」までの居座り
- 1/256のレアドロップを狙うため効率的な自動レベル上げとの併用が推奨
それでは解説していきます。
ドラクエ7リイマジンドのゴールド上限と引き継ぎ仕様
まずは、今回の先行プレイ版(体験版)における基本的な制限事項をおさらいしておきましょう。 『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち リイマジンド』では、製品版へのデータ引き継ぎが可能ですが、そこにはいくつかの「壁」が存在します。
所持ゴールドの絶対的な上限「9,999G」
ゲーム画面の右下を確認すると分かるとおり、先行プレイ版では所持金が「9,999ゴールド」でカンスト(カウントストップ)してしまいます。 これ以上のゴールドを入手しようとしても、システム上切り捨てられてしまうため、普通にプレイしているだけでは1万ゴールド以上を製品版へ持ち出すことは不可能です。
しかし、これはあくまで「現金」としての持ち込み制限です。 ドラクエシリーズの伝統として、アイテムや装備品にはそれぞれ「売値」が設定されており、これらはゴールドとは別枠で引き継がれる可能性が極めて高いのです。
アイテム引き継ぎが「裏技」の根幹
現時点で確定情報ではありませんが、これまでのシリーズの体験版の傾向や開発陣の意向を鑑みると、所持している「道具」や「装備」は上限なく引き継がれると見て間違いありません。 つまり、ゴールドを直接貯めるのではなく、「価値の高いアイテム」として資産を保有しておくことが、上限突破の鍵となります。
換金効率No.1!「いばらのむち」量産ルート
先行プレイ版の範囲内で入手できるアイテムの中で、最も換金効率が良く、かつ「資産」として優秀なのがマリベルが装備可能な「いばらのむち」です。
「いばらのむち」の基本ステータスと価値
なぜ「いばらのむち」がこれほどまでに注目されているのか、その理由は売却価格の高さにあります。 以下の表で、先行プレイ版で入手可能な主要アイテムと比較してみましょう。
| アイテム名 | 入手方法 | 買値 | 売値 | 換金率 |
|---|---|---|---|---|
| いばらのむち | サボテンボール(落) | 500G | 250G | 50% |
| ひのきのぼう | 店売り / ねこまどう(落) | 10G | 5G | 50% |
| やくそう | 店売り | 8G | 4G | 50% |
| まほうの小瓶 | モンスタードロップ | 非売品 | 150G | – |
| せいすい | 店売り | 20G | 10G | 50% |
表を見て分かるとおり、「いばらのむち」の売値は250ゴールドと、この段階で手に入るアイテムとしては破格の性能を誇ります。 これを99個集めることができれば、それだけで「24,750ゴールド」分の資産になります。 所持金の9,999Gと合わせれば、約3万5,000Gという、序盤では考えられない大金を手にして製品版をスタートできるのです。
なぜ「店売り」では不十分なのか
もちろん、余ったゴールドで「せいすい」や「やくそう」を99個買うことも一つの手段です。 しかし、これらは単価が低いため、99個集めても数百〜千数百ゴールドにしかなりません。 「上限を大幅に突破する」という目的においては、非売品(この時点では店に並んでいない)かつ高単価なドロップアイテムを狙うのが正攻法と言えるでしょう。
実践!サボテンボール狩りの最適解
「いばらのむち」を落とすのは、過去の世界のウッドパルナ周辺や東の塔に出現する「サボテンボール」です。 しかし、この狩りには非常に重要な「タイミング」の制限があります。
攻略のポイント:マチルダ戦の「前」で止める
ここが最大の注意点です。 先行プレイ版のストーリーを進めすぎて、東の塔の最上階で「マチルダ」とのイベントを完了させてしまうと、その時点で塔の中から魔物が消え去ってしまいます。 さらに、石板をすべて集めて現代に戻り、次の石板をはめようとすると「体験版はここまで」というメッセージが出てしまい、二度と過去の世界(サボテンボールの生息地)へ戻れなくなります。
推奨される進行状況
- 東の塔に潜入し、5階の女神像(回復ポイント)まで到達する。
- その先の階段を登らず、5階周辺でサボテンボールを狩り続ける。
- マチルダがパーティに同行している状態をキープする。
マチルダは非常に強力なNPCとして戦闘に参加してくれるため、主人公たちのMPを消費することなく、効率的に敵をなぎ倒してくれます。 彼女の力を借りて、サボテンボールを乱獲するのが最も効率的な「金策」となります。
レアドロップ率「1/256」の壁に挑む
残念ながら、サボテンボールが「いばらのむち」を落とす確率は非常に低く、一般的には256分の1と言われています。 私自身の検証でも、1つ入手するのに10分〜15分ほどかかることがあり、99個集めるには膨大な時間が必要です。
効率を上げるためのテクニック
- 「くちぶえ」の活用(もし習得可能なら): エンカウント率を高めるために必須ですが、リイマジンドの先行プレイ版のレベルキャップ(Lv15)付近では、まだ習得できていない場合が多いでしょう。
- 逃走の判断: サボテンボールが含まれない敵編成の場合は、即座に逃げるのも一つの手です。ただし、レベル上げを兼ねる場合は全滅させていく方が無難です。
- ながらプレイの推奨: このドロップ率は精神的に堪えます。YouTubeを見たり、ポッドキャストを聴いたりしながらの「作業」として割り切るのがコツです。
ゴールド上限突破後の資産運用シミュレーション
もし、あなたが根気強く「いばらのむち」を99個、そして所持金を9,999Gまで貯めることに成功した場合、製品版でどのような恩恵が受けられるかをシミュレートしてみましょう。
スタート直後の買い出しリスト
製品版で新しい街に到達した際、この潤沢な資金があれば、装備を一切出し惜しみすることなく最強の状態で揃えることができます。
- 武器: 次の街で売られている1,000〜2,000Gクラスの武器を3人分即買い。
- 防具: 厚手の鎧や鉄の盾など、序盤の守備力を劇的に高める装備を完備。
- 道具: まほうの小瓶やアモールの水をストック。
通常、ドラクエ7は非常にゴールドが貯まりにくいゲームバランスとして知られています。 特に序盤は「どの装備を優先して買うか」で頭を悩ませるのが醍醐味でもありますが、この裏技を使えばその苦労をショートカットし、物語の進行に集中することが可能になります。
資産の内訳(最大効率時)
| 項目 | 数量 | 価値(売値換算) |
|---|---|---|
| 現金ゴールド | – | 9,999 G |
| いばらのむち | 99個 | 24,750 G |
| まほうの小瓶 | 適量 | 1,000 G〜 |
| やくそう/せいすい | 各99個 | 約1,400 G |
| 合計 | – | 約37,149 G |
これだけの資金があれば、中盤戦に差し掛かるまでお金に困ることはまずありません。 まさに「富豪」状態でエデンの戦士としての旅を再開できるのです。
補足:もう一つのドロップ品「ひのきのぼう」について
サボテンボール狩りと並行して行われるのが、ねこまどうが落とす「ひのきのぼう」の収集です。 しかし、こちらはライターとしての視点から言えば「あまりおすすめしません」。
手間に見合わない換金性
「ひのきのぼう」の売値はわずか5ゴールドです。 99個集めたとしても495ゴールドにしかなりません。 「いばらのむち」のドロップを狙っている最中に勝手に貯まっていく分には構いませんが、これを主眼に置いて狩りをするのは時間対効果が悪すぎます。
もし「いばらのむち」を集めきってしまい、それでもなお何かを収集したいという「超・やり込み派」の方であれば、次は「まほうの小瓶」をドロップするモンスターを狙う方が、将来的なMP回復手段の確保という意味でも有益でしょう。
リイマジンド版での変更点と注意すべきシステム
今回の『リイマジンド』では、グラフィックの一新だけでなく、一部のシステムにも調整が入っています。 金策に影響しそうなポイントをいくつか挙げておきます。
シンボルエンカウントの挙動
本作はシンボルエンカウント方式を採用しているため、目的のモンスター(サボテンボール)を見つけて接触することが可能です。 ただし、塔の中など狭い場所では敵シンボルが密集しやすく、意図しない戦闘が発生することも多いです。 効率よくサボテンボールだけを狙うには、シンボルの形をしっかり見極める必要があります。
オートバトルの知能
「ガンガンいこうぜ」などのAI行動も洗練されていますが、レアドロップ狙いの長期戦ではMPの枯渇が問題になります。 マチルダがいる間は彼女に任せれば良いですが、自分たちのリソースを守るために「命令させろ」で確実に1体ずつ処理するか、あるいは通常攻撃のみで構成する工夫が必要です。
初心者向け:ゴールドを無駄にしないための基礎知識
金策を頑張る一方で、せっかく貯めたゴールドを失ってしまっては元も子もありません。 ドラクエの基本ですが、改めて徹底しましょう。
銀行(ゴールド銀行)の活用
先行プレイ版の範囲内にゴールド銀行が存在する場合、9,999G貯まったら即座に預ける……と言いたいところですが、本作の体験版上限は「手持ち+預かり金の合計」で制限がかかる可能性もあります。 安全策を取るなら、手持ちが9,000Gを超えたあたりで、上述の「アイテム変換(店売り品の買い占め)」に切り替えるのが最も賢明です。
全滅時のペナルティを回避する
万が一、強敵との戦闘で全滅してしまうと、所持金が半分になってしまいます。 「いばらのむち」のようなアイテム形態で資産を持っていれば、全滅してもその価値は目減りしません。 この点からも、「現金で持つよりアイテムで持つ」ことの優位性が分かります。
やり込みの極致!「放置レベル上げ」との組み合わせ
「いばらのむちを99個集めるなんて、時間がいくらあっても足りない」という方には、以前別のレビューでも紹介した「放置レベル上げ」との併用を推奨します。
海上での放置稼ぎ
先行プレイ版では、船を入手した後に海上で特定の操作(コントローラーのスティック固定など、自己責任での環境構築)を行うことで、半自動的に戦闘を繰り返すことが可能です。 海上のモンスターはサボテンボールほど高価なアイテムを落としませんが、勝利回数を稼ぐことでゴールド自体は着実に9,999Gまで貯まります。
- まず海上で放置し、所持金を9,999Gにする。
- その金で「せいすい」などを買えるだけ買う。
- 再び放置して9,999Gにする。
- 最後に、手動操作で「いばらのむち」を狙いに行く。
このステップを踏むことで、最小限の手間で最大限の資産を構築できます。
ゴールド以外に引き継いでおくべき「資産」
今回のテーマはゴールドですが、攻略ライターとして「これだけはやっておけ」という要素も付け加えておきます。
キャラクターのレベルと熟練度
先行プレイ版ではレベル15前後で成長がストップし、職業の熟練度も「4」までという制限があります。 しかし、主要な全職業の熟練度を4まで上げておくことは、製品版での転職解禁後に大きなアドバンテージとなります。 特にマリベルに「イオ」や「ラリホー」を覚えさせておくことで、製品版の序盤〜中盤の雑魚戦が劇的に楽になります。
モンスターずかんのコンプリート
先行プレイ版で出現する全てのモンスターを撃破し、図鑑を埋めておくことも重要です。 一部のモンスターは、ストーリーが進むと出現場所が変わったり、再遭遇が難しくなったりするケースがあるため、今のうちにコンプリートを目指しましょう。
独自考察:なぜ公式はゴールドに上限を設けたのか
開発側が9,999Gという低い上限を設定した意図を考察してみると、やはり「ゲームバランスの維持」が最大の目的でしょう。 ドラクエ7は、石板を探し、新しい世界を救うたびに少しずつ装備を更新していく「地道な成長」を楽しむゲームです。
いきなり数万ゴールドを持ってスタートしてしまうと、その「やり繰りの楽しみ」が損なわれてしまうという懸念があるのでしょう。 しかし、我々プレイヤー(特に効率を重視するファン)にとって、その制約をどう潜り抜けるかという試行錯誤もまた、ゲームの楽しみの一つです。
「いばらのむち」を99個集めるという行為は、単なる金策を超えた「作品への愛」の証明とも言えるかもしれません。
まとめ
今回のレビューでは、『ドラゴンクエストVII リイマジンド』先行プレイ版から製品版へ、上限を超えた資産を持ち込むための「いばらのむち変換術」を解説しました。
- ゴールド上限は9,999Gだが、アイテム所持に制限はない
- 「いばらのむち(売値250G)」を99個集めるのが最強の金策
- サボテンボール狩りは「マチルダ戦」の直前で止めて行うのが鉄則
- ドロップ率1/256は過酷だが、得られる恩恵(約3.7万G相当)は絶大
正直に申し上げて、万人に勧められる方法ではありません。 しかし、「序盤の苦労を少しでも減らしたい」「先行プレイ版を骨の髄までしゃぶり尽くしたい」という熱意あるプレイヤーにとって、これ以上の戦略はないはずです。
製品版の発売まで残りわずか。 今のうちに最強の「貯金」を作り上げ、石板を巡る壮大な冒険の準備を整えておきましょう!
筆者情報
桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。 慶應義塾大学卒業後、大手出版社での勤務を経て独立。 古き良きRPGから最新のFPSまで年間100本以上のタイトルをプレイ。 DQ7はオリジナル版(PS)、リメイク版(3DS)ともに数百時間を費やした筋金入りのエデンの戦士。 最近の悩みは、やり込みに集中しすぎて現実世界の貯金よりゲーム内のゴールドの方が多くなっていること。






















