ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、最新作「バトルフィールド6(BF6)」の武器カスタムについて、どうすれば戦場で有利になれるのか、どのパーツを選べば良いのか、といった点が気になっていると思います。 BF6は武器やアタッチメントの種類が膨大で、何から手をつければいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。

この記事を読み終える頃には、BF6の武器カスタムの基本から応用、そしてあなたに合った最強のカスタムを見つけるための知識まで、全ての疑問が解決しているはずです。
- BF6の武器カスタムの基礎知識
- PS5環境に特化した最強カスタム戦略
- 最強武器「M4A1」の完全カスタムガイド
- 次に解除すべきおすすめの強武器
それでは解説していきます。

BF6の武器カスタムの基本を理解する
まずは戦場に出る前の準備段階、武器カスタムの基本について押さえていきましょう。 強力な武器を構築するためには、まずシステムを正しく理解することが不可欠です。

武器カスタム画面の見方と基本操作
BF6の武器カスタムは、出撃前の「コレクション」メニューからアクセスできます。 武器を選択すると、サイト、マズル、バレル、アンダーバレルなど、複数のアタッチメントスロットが表示されます。

各スロットには、ゲームプレイを通じて解除した様々なパーツを取り付け可能です。 パーツを選択すると、画面右側に武器の性能変化を示すパラメータが表示されます。 このパラメータの変動を確認しながら、自分の理想とする性能に近づけていくのがカスタムの基本となります。 プラスの効果だけでなく、マイナスの効果も表示されるため、トレードオフを理解することが重要です。
カスタムの目的とは?自分のプレイスタイルを見つける
武器カスタムのゴールは、単一の「最強」を目指すことだけではありません。 あなた自身のプレイスタイル、得意な戦い方に合わせて武器を最適化することが最も重要です。
例えば、積極的に前線に切り込んでいくプレイヤーであれば、近距離での対応速度や腰撃ち精度を高めるカスタムが有効でしょう。 一方、中距離から味方を支援する立ち回りを得意とするなら、反動制御や弾速を重視したカスタムが求められます。
まずは自分がどのような戦い方をしたいのかを明確にし、それを実現するためのカスタムを考えてみましょう。
武器性能に影響する重要パラメータを徹底解説
BF6には多くの性能パラメータが存在し、それぞれが戦闘に大きな影響を与えます。 ここでは特に重要なパラメータを解説します。
パラメータ | 影響する要素 | 特に重要となる状況 |
---|---|---|
ダメージ | 敵を倒すのに必要な弾数(TTK) | 全ての距離、特に近距離戦 |
弾速(銃口初速) | 弾が敵に到達するまでの時間、弾道落下 | 遠距離での偏差撃ち |
マガジンサイズ | 1マガジンあたりの装弾数 | 複数人との連続戦闘、弾幕支援 |
腰撃ち精度 | サイトを覗かない状態での弾の集弾性 | 5m以内の遭遇戦、移動しながらの射撃 |
精密性 | フルオート射撃後半の弾のばらつき | 中距離でのフルオート射撃 |
コントロール | 射撃時の反動(縦・横のリコイル) | 中~遠距離での射撃、フルオート射撃 |
モビリティ | ADS移行速度、ADS中の移動速度 | 遭遇戦、撃ち合いでの回避行動 |
リロード時間 | 弾薬の再装填にかかる時間 | 近距離での連続戦闘 |
ヘッドショット倍率 | 頭部に命中した際のダメージ増加率 | 高いエイム力を持つ上級者向け |
これらのパラメータは、それぞれが独立しているわけではなく、相互に関連しあっています。 例えば、「コントロール」を高めるアタッチメントは、「モビリティ」を低下させることがよくあります。 どの性能を優先し、どの性能を犠牲にするか、このバランス感覚がカスタムの鍵を握ります。
BF6特有の銃の挙動(リコイルと命中精度)を理解する
BF6の射撃システムは、他のFPSタイトルとは少し異なる特徴を持っています。 特にフルオート射撃時の挙動は、カスタムの方向性を決める上で非常に重要です。
フルオート射撃の3段階
- 初弾~3発目:縦リコイルが主 射撃開始直後の数発は、主に縦方向の反動(リコイル)が発生します。 この段階では弾のばらつきは少なく、比較的狙った場所に飛んでいきます。 そのため、数発ずつ区切って撃つ「バースト撃ち(指切り)」が遠距離では非常に有効です。
- 4発目~中盤:横ブレの発生 射撃を続けると、縦リコイルに加えて、不規則な横方向のブレが発生し始めます。 これにより、弾が左右に散らばり始め、中距離での命中率が低下します。 この横ブレをいかに制御するかが、中距離戦の勝敗を分けます。
- 後半:命中精度の低下 さらに射撃を続けると、リコイルとは別に「命中精度」そのものが低下します。 これは、照準の中心を敵に合わせていても、弾がその周囲にランダムで着弾する現象です。 フルオートで撃ち続けるほど弾がばらけていくため、長距離でのフルオートは非効率的と言えます。
この挙動を理解することで、「精密性」や「コントロール」といったパラメータの真の意味が見えてきます。
【PS5版】BF6で勝つための武器カスタム戦略
PC版とPS5版では、使用するデバイス(マウスかコントローラーか)が根本的に異なります。 この違いが、有効な戦術や武器カスタムに大きな差を生み出します。 ここではPS5環境に特化したカスタム戦略を掘り下げていきます。

なぜPS5環境に特化したカスタムが必要なのか?
コントローラーのスティック操作には、マウス操作とは異なる特性があります。
- 細かいエイム操作の難易度 スティックでは、遠距離の小さなターゲットを瞬時に狙ったり、リコイルを精密に制御したりすることがマウスに比べて困難です。 このため、中~遠距離での撃ち合いは本質的に不利になりがちです。
- 素早い視点移動の限界 マウスのように手首や腕を使って瞬時に振り向くことが難しいため、予期せぬ方向からの敵に対して反応が遅れがちです。 特に高倍率スコープを覗いている最中に近距離で敵に遭遇すると、対応が非常に困難になります。
これらの理由から、PS5版ではPC版とは異なる「勝ちやすい」カスタムの方向性が存在します。
PS5と相性の良い性能・悪い性能一覧
PS5のコントローラー操作の特性を踏まえると、各パラメータの重要度は以下のように整理できます。
相性の良い性能(優先度:高)
性能 | 理由 |
---|---|
ダメージ | エイムが多少甘くても、高い火力で押し切れるため。 |
マガジンサイズ | 命中率の低さを手数でカバーできるため。 |
腰撃ち精度 | とっさの遭遇戦でADSするよりも早く対応できるため。 |
横ブレの少なさ | 制御が難しい横リコイルが少ない武器は、中距離でも安定して火力を出せるため。 |
ADS中の移動速度 | 撃ち合い中に敵の弾を避けやすくなり、生存率が上がるため。 |
リロード時間 | 敵との距離が近くなりがちなPS5環境では、戦闘の合間を短くすることが重要になるため。 |
相性の悪い性能(優先度:低)
性能 | 理由 |
---|---|
精密性 | そもそも遠距離でのフルオートが困難なため、恩恵を感じにくい。 |
縦リコイル制御 | 縦リコイルはスティック操作でもある程度制御しやすいため、優先度は低い。 |
弾速(銃口初速) | 遠距離戦を主体としない立ち回りが推奨されるため、重要度が下がる。 |
ヘッドショット倍率 | 精密なヘッドショットを連続で狙うことが難しいため。 |
つまり、PS5版では**「遠距離性能や精密さを多少犠牲にしても、近~中距離で大雑把に扱っても強い性能」**を伸ばすのが勝利への近道となります。
【結論】PS5版最強武器は「M4A1」近距離カスタム
上記の戦略を突き詰めた結果、現状のPS5環境で最も安定して高いパフォーマンスを発揮できるのが、カービン「M4A1」をベースにした近距離特化カスタムです。
M4A1は元々、ダメージ、連射速度、操作性のバランスが非常に良い武器です。 そのポテンシャルをPS5環境に合わせて最大限に引き出すことで、多くの状況で優位に立つことが可能になります。 具体的なカスタム内容については、後の章で詳しく解説します。
もう一つのおすすめ「SGX」の強さと特徴
M4A1と並んで強力なのが、SMG(サブマシンガン)の「SGX」です。 こちらはM4A1よりもさらに近距離に特化した性能を持っています。
- 圧倒的な近距離ダメージ 高い連射速度により、至近距離でのキルタイムは全武器中でもトップクラスです。
- 高いモビリティ ADS移行速度やADS中の移動速度が速く、敵を翻弄するようなアグレッシブな立ち回りが可能です。
- 少ない横ブレ SMGでありながら横ブレが素直なため、カスタム次第では中距離でも十分に戦えるポテンシャルを秘めています。
積極的に前に出てキルを取りたいプレイヤーには、SGXが最適な選択肢となるでしょう。
兵科ごとの専門武器スキルは気にするべき?現状の評価
BF6には、特定の兵科が特定の武器種を持つことでボーナスが得られるシステムがあります。

- 突撃兵 × アサルトライフル: モビリティ向上
- 工兵 × SMG: 腰撃ちリコイル改善
- 援護兵 × LMG: モビリティ向上、ダッシュ速度ペナルティ改善
- 偵察兵 × スナイパーライフル: 連射速度、息止め強化
しかし、現状ではこれらのボーナス効果が非常に小さく、体感できるほどの差はありません。 バグで効果が適用されていない可能性も指摘されており、現時点ではこのスキルを意識して武器を選ぶ必要は全くないと言えます。 今後のアップデートで修正される可能性はありますが、まずは自分の使いたい武器を自由に選ぶのが良いでしょう。
【完全ガイド】最強M4A1の武器カスタム詳細
お待たせしました。 ここではPS5版最強と名高い「M4A1」の具体的なカスタム内容と、なぜそのアタッチメントを選ぶべきなのかを徹底的に解説します。
最強カスタム構成一覧
まずは結論から。 以下の構成が、現在のPS5環境におけるM4A1の最適解の一つです。
- サイト: OSA-7 (1x)
- アクセサリー: MW 5 レーザー
- マズル: リニアコンペンセイター
- バレル: 11.5″ コマンドショートバレル
- アンダーバレル: リブ機バーティカルグリップ
- マガジン: 40連ファストマグ
このカスタムは、近距離での対応力と中距離での安定性を高いレベルで両立させることを目的としています。
サイト:なぜ1倍サイトが最適なのか
PS5環境では、高倍率スコープは近距離戦で大きなデメリットになります。 敵が近くにいる場合、スコープの視野が狭すぎて敵を捉えきれず、エイムが追いつかなくなるためです。
そのため、どんな距離でも対応しやすい1倍率のドットサイトが最も安定した選択肢となります。 「OSA-7」は視界がクリアで見やすいサイトの一つですが、ここは個人の好みで他の1倍サイト(リフレックスサイトなど)を選んでも問題ありません。 重要なのは、高倍率を選ばないということです。
マズル:横ブレを消す「リニアコンペンセイター」一択の理由
M4A1を中距離でも強力な武器に変えるための最重要パーツが「リニアコンペンセイター」です。 このアタッチメントは、PS5のコントローラーでは制御が最も難しい横ブレを劇的に軽減してくれます。
縦の反動は多少増加しますが、これはスティック操作でもある程度抑えることが可能です。 横ブレを消すメリットはそれ以上に大きく、中距離の敵に対してもフルオートで弾を当て続けられるようになります。
サプレッサーは有効か?
サプレッサーは発砲時にミニマップに映らなくなるという強力な効果を持ちますが、PS5環境ではリニアコンペンセイターほどの優先度はありません。 理由としては、
- 横ブレが増加し、撃ち合いそのものが弱くなるデメリットが大きい
- ミニマップを常に注視しているプレイヤーがPC版に比べて少ない傾向にある
などが挙げられます。 ただし、敵の裏を取るような立ち回りを主体とする場合や、攻守がはっきり分かれるルール(ブレークスルーなど)では非常に有効な選択肢となります。
バレル:近距離戦を制する「ショートバレル」
「11.5″ コマンドショートバレル」は、ADS移行速度や移動速度といったモビリティを向上させます。 これにより、遭遇戦での撃ち勝つ確率が格段に上がります。
弾速や反動が悪化するデメリットはありますが、我々の戦略は近~中距離を主戦場とすることです。 遠距離性能を切り捨て、得意な距離での強さをさらに伸ばすための選択と言えます。
アンダーバレル:反動制御と精度のバランスを取る
アンダーバレルは、反動制御系のアタッチメントを選択します。 「リブ機バーティカルグリップ」は、ゲーム序盤で解除でき、デメリットも少なく優秀なパーツです。
ゲームを進めてより高性能な「ステッピングスタビーグリップ」などが解除できれば、そちらに換装するのも良いでしょう。 ここでの目的は、リニアコンペンセイターとショートバレルで増加した縦反動をある程度相殺し、より扱いやすくすることです。
マガジン:継戦能力を高める「40連ファストマグ」
近~中距離での戦闘が増えるということは、それだけ弾薬の消費も激しくなるということです。 「40連ファストマグ」は、装弾数を増やしつつリロード速度も向上させる、理想的なマガジンです。
これにより、複数の敵と連続で戦う能力が飛躍的に向上します。 このパーツは解除レベルが高めなので、それまでは「30連ファストマグ」などで代用しましょう。 重要なのは、継戦能力を意識することです。
その他(弾薬・エルゴノミクス)の選択肢とコスト管理の注意点
- 弾薬: 特殊な弾薬は尖った性能を持つものが多く、デメリットも大きいため、基本的には「スタンダード」で問題ありません。
- エルゴノミクス: リロード速度をさらに高める「マグキャッチ」などがありますが、後述するコストの観点から優先度は低めです。
カスタムコストを忘れずに
BF6のカスタムには「コスト」の概念があります。 高性能なアタッチメントほどコストが高く、合計値が100を超えると装備できません。 全てのパーツを最高性能のもので揃えることはできないため、優先順位を考える必要があります。 今回紹介したカスタムは、コストバランスも考慮した構成となっています。
さらなる高みへ!次に解除すべき強武器とカスタムの方向性
M4A1のカスタムをマスターしたら、次なる武器の解除を目指しましょう。 PS5環境では、やはり近~中距離で高い火力を出せる武器が有利です。
高火力武器が正義!解除おすすめ武器リスト
M4A1やSGXに慣れたプレイヤーが次に目指すべき、さらに火力が高い武器をいくつか紹介します。
- SG 553R(カービン)
- KV-9(SMG)
- SCW-10(SMG)
- TR-7(アサルトライフル)
これらの武器は、M4A1よりもさらに高いダメージや連射速度を誇り、使いこなせれば圧倒的なキル性能を発揮します。
カービン「SG 553R」のポテンシャル
M4A1と同じカービン枠の武器です。 M4A1よりも反動が少し強いですが、その分ダメージが高く設定されています。 リコイル制御に自信がついてきたプレイヤーが次に使う武器として最適で、M4A1と同じ方向性のカスタムでさらに高い火力を実現できます。
SMG「KV-9」「SCW-10」のアグレッシブな立ち回り
SGX以上に攻撃的な性能を持つSMGです。 特に「KV-9」は非常に高い連射速度で、近距離では敵を瞬時に溶かすことができます。 マップの構造を理解し、敵の懐に潜り込むような立ち回りが得意なプレイヤーであれば、戦場を支配することも夢ではありません。 カスタムは、腰撃ち精度とモビリティを極限まで高める方向性がおすすめです。
アサルトライフル「TR-7」の可能性
アサルトライフルでありながら、カービン並みの高火力を実現した武器です。 カービンよりも中距離以降のダメージ減衰が少ないため、より幅広い距離で戦えるのが魅力です。 反動は大きいですが、リニアコンペンセイターや適切なグリップで制御できれば、M4A1の上位互換となりうるポテンシャルを秘めています。
武器カスタムに関するよくある質問(FAQ)
Q1. LMGやスナイパーライフルのカスタムはどうすればいい?
A1. LMGはマガジンサイズの大きさを活かし、反動を抑えて中距離での制圧射撃に特化させるのが基本です。 スナイパーライフルは、偵察兵として前線から少し引いた位置で戦うなら弾速を重視、積極的に前線に関与するならADS速度を重視したカスタムがおすすめです。 ただし、どちらもPS5環境では活躍できる場面が限られる上級者向けの武器と言えます。
Q2. いろいろ試したけど、結局どのカスタムがいいか分からない…
A2. まずは今回紹介した「M4A1」のカスタムをコピーして使ってみてください。 これは多くのプレイヤーにとって使いやすく、強力な基準となるカスタムです。 そこから実際に使ってみて、「もう少し反動を抑えたい」「もっと素早く動きたい」といった不満点が出てきたら、関連するパーツを一つずつ交換して試していくのが、自分に合ったカスタムを見つける近道です。
Q3. アップデートで武器の性能は変わる?
A3. はい、大いにあり得ます。 バトルフィールドシリーズでは、アップデートによって武器やアタッチメントの性能が調整されることが頻繁にあります。 今回紹介したカスタムが将来的にも「最強」であり続けるとは限りません。 だからこそ、今回解説した「なぜこのカスタムが強いのか」という理論を理解しておくことが重要になります。 環境が変わっても、その理論を応用して新たな最強カスタムを自分で見つけ出せるようになるはずです。
まとめ
今回のレビューでは、バトルフィールド6、特にPS5環境における武器カスタムの考え方と具体的な方法について詳しく解説しました。
- 基本を理解する: 各パラメータの意味とBF6特有の銃の挙動を知ることが第一歩。
- PS5の特性を知る: コントローラー操作の特性から、近~中距離での戦闘力を高めるのが効率的。
- 最強カスタムを試す: 「M4A1」の近距離特化カスタムは、PS5環境での強力な基準となる。
- 次を目指す: M4A1に慣れたら、さらに高火力な武器の解除を目指し、戦術の幅を広げる。
武器カスタムに絶対の正解はありません。 しかし、勝利に繋がりやすい「最適解」は存在します。 今回お伝えした知識をベースに、ぜひあなただけの最強の武器を作り上げ、戦場で勝利を掴んでください。