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【SAOEoA】ファンががっかりした内容まとめ|体験版の判明情報を解説|ソードアート

集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、SAOの最新作『Echoes of Aincrad』の体験版の評判が気になっていると思います。

自分が1人のプレイヤーとしてアインクラッドに参戦するコンセプトは魅力的ですが、ファンからがっかりしたという声が上がっているのも事実です。

この記事を読み終える頃には、本作の何が不満とされているのか、そして体験版から見える実態についての疑問がすべて解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 自分がアインクラッドに参戦するファン待望のオリジナル主人公システム
  2. 装備変更の不便さやハクスラ仕様の不満などファンががっかりしたポイント
  3. ジャンプ攻撃の強すぎるバランスやアクションのチープさに対する懸念
  4. 過去作や原作設定を補完するオリジナルストーリーの大きな期待感

 

それでは解説していきます。

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【SAOEoA】ファンががっかりしたと感じる5つの理由

【SAOEoA】期待と予算が釣り合わないチープさ

オープンワールドとは名ばかりの制限されたフィールド

プロモーション映像(PV)を見た段階では、多くのファンが本作に大きな期待を寄せていました。 広大なアインクラッドの世界を、自由に探索できるオープンワールドのようなゲームを想像したからです。

しかし、実際のゲームプレイはシームレスに繋がったオープンワールドではありません。 クエストを受注して特定のエリアに転送される、従来型の非常に古典的なシステムとなっています。

移動できる範囲も驚くほど狭く制限されており、フィールド内の壁を登るような自由なアクションは不可能です。 少しの段差から足を踏み外しただけで、落下死の扱いとなり元の場所に戻される仕様には戸惑いを隠せません。

疑似MMOとしての生活感が皆無な世界

本作は1万人ものプレイヤーがデスゲームに囚われたアインクラッドの世界を、1人の野良プレイヤーとして生き抜くコンセプトを掲げています。 しかし、ゲーム内からはその世界で人々が生きているという賑わいや生活感が全く感じられません。

街を歩くノンプレイヤーキャラクター(NPC)たちは、決まった位置にただ立ち尽くしているだけです。 彼らが自発的に行動を起こしたり、プレイヤーに対して人間らしい豊かなコミュニケーションを取ったりすることはありません。

開発の予算規模が不足しているためか、現代のハイエンドなオープンワールドゲームに見られるような「生きている仮想世界」は再現できていません。 ただ広いだけの何もないマップを、目的地に向かって走り、敵を倒すだけの非常に単調な構造にがっかりしたユーザーは多いです。

【SAOEoA】街のコンテンツ不足と空っぽな世界観

主要な施設のみで構成された狭い拠点

アインクラッドの拠点となる始まりの街は、プレイヤーが実際に利用できる施設が極めて少ないです。 宿屋、鍛冶屋、道具屋の3つしか主な機能を持った施設が存在しません。

原作小説やアニメでは、多種多様な商業施設や、プレイヤーたちのコミュニティが活気を帯びて描写されていました。 しかし、本作の街はゲームとして必要最低限の機能だけを配置した、非常にこじんまりとした作りに留まっています。

街の隅々まで探索する楽しみや新しい発見はほとんど用意されていません。 モバイル向けのソーシャルゲームのホーム画面を無理やり3Dモデルで表現したかのような、チープな作りに落胆する声が上がっています。

リアリティを損ねる不自然なエリア移動と見えない壁

街の内部やフィールドを自由に散策しようとしても、いたる箇所に「見えない壁」が配置されています。 キャラクターが通れそうな隙間であっても、システム的に移動を遮られてしまう場面が多々あります。

原作のVRMMOとしての再現度や高い没入感を期待していたファンにとって、この不自然な制限は大きなストレスです。 自由度の低さは、ゲームの世界に自分自身がログインしているという感覚を著しく削ぐ原因となっています。

街全体のビジュアルやクオリティの低さも相まって、アインクラッドの1人の住人として生活している実感を味わうのは困難な状況です。

【SAOEoA】ハクスラを阻害するフィールド装備変更不可の仕様

拾った武器を即座に検証できないテンポの悪さ

本作はクエストの道中で、さまざまな特殊性能を持った武器がドロップする、ハクスラ(ハックアンドスラッシュ)の要素を採用しています。 しかし、フィールド上で手に入れた強力な装備に、その場で即座に着替えることができないという、致命的な仕様になっています。

新しく拾った武器のモーションや、ダメージの変動などの使い心地を確かめるためには、一度クエストをクリアして拠点(宿屋)に戻る必要があります。 拠点に戻って装備を着替え、再度別のクエストに出発しなければ、新しい武器を振ることすらできません。

ハクスラゲームの最大の面白さは、「強い武器をその場で拾い、即座に装備して無双する」というリアルタイムの快感サイクルにあります。 わざわざ素振りをするためだけにクエストへの往復を強要される仕様は、ゲームのテンポを著しく損ねています。

ハクスラ要素における防具ドロップ非対応の疑問

さらにプレイヤーの意欲を削ぐ要因として、敵からドロップする装備品が「武器」に限定されている点が挙げられます。 本作には防具のドロップ要素が存在しません。

原作においてキリトがボスからのラストアタックボーナスで得た「コート・オブ・ミッドナイト」のように、強力な防具を掘る楽しさは皆無です。 防具の厳選によるコーディネートや、ステータスの特化といったカスタマイズの幅が非常に狭くなっています。

装備を収集し、キャラクターを強化していくハクスラならではのループがシステム面で完全に機能していません。 このシステムをなぜこのような形で実装してしまったのか、開発の意図に強い疑問を感じるファンが多いです。

【SAOEoA】ゲームバランスの偏りと大雑把なアクション

ジャンプ攻撃を連打するだけで完結する単調な戦闘

3Dアクションゲームとしての戦闘バランスについても、全体的に大雑把な調整が目立ちます。 地上での通常攻撃はキャラクターの挙動が非常にもっさりしており、連続して攻撃を叩き込む爽快感が薄いです。

一方で、なぜか「ジャンプ攻撃」の性能と威力が異常に高く設定されています。 ジャンプ攻撃は繰り出した後の硬直時間がほとんどなく、敵の攻撃を安全に避けながら高ダメージを与え続けられます。

特に両手斧などの攻撃力が高い武器でジャンプ攻撃を連打する立ち回りが、最も簡単に攻略できてしまうのが現状です。 この戦術があまりにも強力すぎるため、わざわざリスクを冒して地上で戦う意味がなくなっています。

本来であれば敵の挙動をじっくり観察し、ジャスト回避や「パリー(受け流し)」を駆使する戦闘が想定されているはずです。 しかし、ジャンプ攻撃だけを繰り返せば全てのボスを容易に撃破できてしまうバランスは、戦闘の底の浅さを露呈させています。

キーボード&マウス操作における最適化の不十分さ

PC版(Steam版)の体験版において、キーボードとマウスを用いた操作性に重大な問題が報告されています。 具体的には、後退を意味する「S」キーが、ゲーム内で正常に反応しなくなる不具合が確認されています。

キャラクターの移動や立ち回りが重要なアクションゲームにおいて、移動キーが効かなくなる不具合は致命的です。 パリーやスイッチといった瞬間的な判断が求められるシステムがあるにもかかわらず、基本的な操作で大きなストレスを感じる設計になっています。

一般的なPCゲーマーであっても、本作を快適に遊ぶためにはゲームパッド(コントローラー)を用意することが半ば必須となります。 PCプラットフォームに対する最適化や、デバッグが不十分なまま体験版を配信したことに対するユーザーの不満は強いです。

【SAOEoA】フルプライスに見合わないクオリティの懸念

メディア先行レビューと一般ユーザー評価の温度差

ゲーム専門メディアなどによる事前プレビューでは、好意的な意見が多く見られました。 「部位破壊の演出に手応えがある」「バトルの操作性が軽快である」といった点が、高く評価されていた傾向にあります。

しかし、実際に無料体験版をプレイした一般ユーザーの評価は、メディアの意見とは真逆の厳しいものが多数を占めています。 「安っぽいソシャゲをそのまま家庭用機に持ってきたようだ」「フルプライスを支払う価値が見出せない」といった落胆の声が広がっています。

事前の豪華なPVによってファンの期待値を限界まで引き上げてしまった分、実物のチープさに対するガッカリ感が倍増する結果となりました。

高額な販売価格と作品ボリュームの不釣り合い

本作の通常版の価格は、税込みで約9,000円という、いわゆる最高価格帯(フルプライス)に設定されています。 これは海外の超大作ゲーム(AAAタイトル)や、カプコン、フロム・ソフトウェアなどの大ヒット作品と同等の価格です。

しかし、本作のグラフィック品質、システムの快適さ、街やフィールドの密度は、それらの大作アクションRPGと比べると明らかに劣っています。 キャラクターゲームであることを差し引いても、9,000円という価格設定はクオリティに対して高すぎるという指摘が相次いでいます。

ユーザーからは、「3,000円から4,000円程度のミドルプライス作品であれば許容できたが、この出来でフルプライスは厳しい」との声が支配的です。

【SAOEoA】体験版のプレイから判明した基本情報

【SAOEoA】製品版のスペックと発売スケジュール

プラットフォームと価格構成の比較

本作の製品版における、エディションごとの価格や発売スケジュール、各種特典の有無については以下の通りです。 プラットフォームごとの違いや価格を事前に把握しておくことが大切です。

項目 通常版 デラックスエディション
参考価格(税込) 約9,000円 約10,400円
家庭用機発売日 2026年7月9日 2026年7月9日
Steam版発売日 2026年4月10日 2026年4月10日
対応プラットフォーム PS5 / Xbox Series X|S / Steam PS5 / Xbox Series X|S / Steam
デスゲームモード メラストクリア後に解放 最初からプレイ可能(早期解放)
同梱特典 ゲーム本編のみ デスゲーム早期解放権 / エクスパンションパック / スタートラッシュアイテム

各プラットフォームでのプレイ環境の違い

本作は現行の家庭用ゲーム機(PlayStation 5、Xbox Series X/S)およびPC(Steam)専用タイトルとして開発されています。 前世代機(PS4やXbox One)を切り捨てたことで、読み込み速度などは最新ハードの恩恵を十分に受けています。

しかし、画面の美しさや処理の安定度に対して、ハードウェアのスペックを完全に使いこなせているとは言い難いグラフィックです。 特にPC版では、一部の操作不具合や最適化不足が体験版の時点で散見されています。

現段階において、大きな不具合を避けて最も安定した状態で本作をプレイできる環境は、PS5版であると考えられます。

【SAOEoA】ベータテストから始まるストーリー導入

1000人のベータテスターという原作初期設定の体験

本作の非常に画期的な特徴は、原作小説の第1巻やアニメの第1話でわずかに描かれた「アインクラッドのベータテスト期間」から物語が始まる点です。 プレイヤーはキリトたちと同様に、わずか1000人しか選ばれなかった「ベータテスター」の1人としてアインクラッドに降り立ちます。

チュートリアルを兼ねた最初の階層クエストをこなし、ゲームのルールや世界観を少しずつ学んでいくことになります。 このベータテスト編をじっくりと体験できるというだけで、ファンにとっては極めて価値の高いアプローチとなっています。

ゲームの導入部分としてのテンポは良く、アインクラッドの初期の雰囲気を存分に味わうことが可能です。

本番サービス開始とデスゲームへの変貌

ベータテストの期間が終了する際、プレイヤーはそこで出会った仲間たちと「また正式サービスが始まったら本番で会おう」と約束を交わします。 そして、2022年11月6日の正式サービス開始日、主人公は期待を胸に再びゲームの世界にログインすることになります。

しかし、ログインした先で待っていたのは、開発者・茅場晶彦による無慈悲なデスゲーム開始の宣言でした。 1万人の中に囚われた主人公が、ここからキリトやアスナ、他の攻略組とどのように出会い、物語を動かしていくのかは体験版の範囲では明かされません。

野良プレイヤーとしての独自の視点から描かれるストーリー展開は、原作を深く知るファンほど先が気になる魅力的な仕上がりです。

【SAOEoA】全6種の武器カテゴリと戦闘の基本

武器種ごとの特徴とプレイスタイルの選択肢

体験版で実際にプレイヤーが手に取って操作できる武器種は、全部で6種類が用意されています。 それぞれに異なるモーションや、得意とする間合いが存在します。

片手剣、探検(短剣)、再建(細剣)といった片手武器カテゴリは、もう片方の手に盾を装備して防御を固めることができます。 一方で、両手剣や両手斧といった強力な両手武器は盾を装備できず、敵の攻撃をすべて回避でいなすプレイスタイルが求められます。

原作で多くのプレイヤーが愛用していた「槍」や「曲刀」などの武器カテゴリは、残念ながら今回の体験版の段階では実装されていません。

熟練度システムによるソードスキルの習得

各武器種にはそれぞれ個別の「熟練度」というステータスが設定されています。 同じカテゴリの武器を何度も使い込んでいくことで、熟練度のレベルが少しずつ上昇していきます。

熟練度が一定の値に達すると、新しい強力な必殺技「ソードスキル」を習得することができます。 戦闘中は通常攻撃のコンボの合間に、これらのソードスキルを適切なタイミングで組み込んで戦います。

キャラクターの動作自体にもっさり感はあるものの、スキルを連続で繋ぎ合わせて敵を圧倒するシステムは、従来のSAOゲームの魅力を継承しています。

【SAOEoA】AIパートナーと連携するコンビネーション

頼れる相棒となるAIキャラクターの育成

アインクラッドの過酷な世界を1人で生き抜くのは非常に困難であり、精神的にも寂しいものです。 そのため、本作では戦闘にAIが操作するパートナーキャラクターを1人同行させることができます。

体験版の序盤では、筋骨隆々とした体格の「おっさん」キャラクターが主人公の相棒として戦闘に参加してくれます。 パートナーは敵の攻撃を引き受ける「盾役(タンク)」としての役割をしっかりと果たしてくれます。

パートナーの武器や防具、使用するスキルもプレイヤーが自由にカスタマイズして強化していくことが可能です。 自分の戦闘スタイルに合わせて、最適な相棒に育て上げていく育成要素が用意されています。

スイッチとパリーを駆使した強力な連携攻撃

敵が強力な攻撃を繰り出してくる瞬間に、タイミングよくボタンを押すことで「パリー」が発動します。 パリーに成功すると敵の姿勢が崩れ、パートナーが即座に追撃を行う「パリースラッシュ」へと移行します。

さらに、戦闘中にゲージを溜めることで、2人で息の合った強力な一撃を放つ「コンビネーションスキル」も発動可能です。 キリトとアスナが劇中で披露したような、一瞬の隙を突いて前衛と後衛が入れ替わる「スイッチ(交代)」の連携を自分の手で再現できます。

AIの挙動は比較的優秀であり、パートナーとの確かな絆を感じながら戦えるシステムは非常に良くできています。

【SAOEoA】MOD合成が光る装備強化システム

ランダム付与されるMODによるハクスラ要素

ドロップする各種武器には、あらかじめランダムな特殊能力(MOD)がいくつか付与されています。 「物理攻撃力+5%」や「クリティカル率上昇」「火属性付与」など、さまざまなバリエーションが存在します。

まったく同じ名前の武器であっても、付与されているMODの組み合わせによって使い心地や強さが劇的に変化します。 敵を倒し、より優れた効果を持った理想の武器を追い求めるプロセスは、本作の大きな楽しみの1つです。

お気に入り武器をカスタマイズする合成システム

本作の数少ない、そして最も高く評価できる優れたシステムが「MODの合成機能」です。 これは、手に入れた武器から特定のMODを抽出し、自分のお気に入りの武器へと移植できる画期的な仕組みです。

たとえ初期性能が極めて低い雑魚敵のドロップ武器であっても、そこに超強力なMODが付いていれば、一瞬にして最高の合成素材に化けます。 拾った全ての武器に価値が生まれるため、装備厳選の楽しさが大幅に底上げされています。

ただし、同一系統のMOD(例えば、攻撃力アップの効果など)を1つの武器に複数重複して付与することはできません。 ゲームバランスが崩壊しないよう、カスタマイズには適度なルールが設定されています。

【SAOEoA】セーブデータ削除があるデスゲームモード

死がすべてを失わせる原作再現の極限モード

本作のメインストーリーを一度最後までクリアすることで、究極のハードコアモードである「デスゲームモード」が解放されます。 このモードの最大の特徴は、戦闘中に一度でもHPがゼロになりゲームオーバーを迎えると、そのセーブデータが自動的に完全に消去される点です。

「ゲームオーバー=現実の死」という、ソードアート・オンラインの原作における絶望と極限の緊張感を、システム面で最もリアルに再現したモードです。 たった一度の操作ミスや油断が、それまでに費やしてきた数十時間の努力のすべてを無に帰すことになります。

常に死の恐怖と隣り合わせで戦うこのモードは、生半可な気持ちでは決して攻略できない、真のデスゲーム体験をプレイヤーに提供します。

配信規約と公式攻略組ランキングの連携

デラックスエディション以上の購入者は、ゲーム開始時の最初からこの「デスゲームモード」を選択して遊ぶことができます。 また、本作には発売から一定期間(7月17日まで)、ストーリーの「第1層」までしか実況配信を行ってはいけないという厳しいネタバレ規制があります。

しかし、この「デスゲームモード」でのプレイに限り、最初から最後まで全編をリアルタイムで実況配信することが公式から特別に許可されています。 さらに配信者は、専用の申請手続きを行うことで、公式がリアルタイムで集計する「攻略組ランキング」に自分の名前を掲載してもらうことが可能です。

配信者と視聴者が一体となって、誰が最初にアインクラッドを死なずに攻略できるかを競い合う、ユニークなプロモーション展開となっています。

【SAOEoA】攻略ライターが徹底分析する改善要望と今後の展望

【SAOEoA】ハクスラ仕様に求められるアップデート

フィールド上でのリアルタイム装備変更の必要性

ドロップした武器をその場ですぐに装備して試すことができない仕様は、体験版を遊んだほぼすべてのユーザーから猛烈な批判を浴びています。 ハクスラの楽しさを根本から否定するようなこの不便な設計は、今後のアップデートで最優先で改善されるべきポイントです。

技術的な制約やメモリの問題があったとしても、拠点への往復を強いる現在のフローはプレイヤーの探索意欲を大きく減退させています。 フィールド上、あるいは一時停止メニューから自由に装備を着替えられる仕様への変更は、本作の評価を覆すために必要不可欠な要素です。

製品版のリリース、あるいは発売後の早い段階で、この問題にメスが入ることを多くのファンが強く切望しています。

防具ドロップの実装によるハクスラの完成度向上

ハクスラアクションRPGとしての魅力をさらに高めるためには、ドロップアイテムに「防具」を追加することも極めて重要です。 防具の性能厳選や、それに伴うキャラクターの外見変化(アバター要素)は、プレイヤーのモチベーションを維持する上で大きな役割を果たします。

現状の「武器だけ」を掘り続けるゲームデザインでは、どうしても単調になりやすく、キャラクターを着飾る楽しさが不足しています。 原作に登場したさまざまな防具を敵からドロップさせ、自由にコーディネートできるシステムの実装が、今後の完成度向上の鍵を握っています。

【SAOEoA】ストーリー重視の2次創作としての価値

オリジナル主人公が紡ぐIFストーリーの可能性

アクション面やフィールドの仕様に多くのチープさを抱える本作ですが、それを補って余りある可能性を秘めているのが「ストーリー」です。 1人の無名プレイヤーとしてアインクラッドの100階層攻略に挑み、キリトたちの物語の裏側を並走できる体験は、ファンにとって最大の夢の実現と言えます。

キリトやアスナ、その他の主要キャラクターたちとどのような出会いを果たし、どのような会話を交わしていくのか。 自分の分身であるオリジナル主人公が、歴史の1ページに刻まれていく過程を体験できるのは、本作にしかない独自の強みです。

原作の空白を埋める階層攻略の保管要素

原作のソードアート・オンラインでは、アインクラッドの100階層のうち、ストーリーで具体的に攻略が描写された階層はごく一部に過ぎません。 大部分の階層や、そこで戦ったはずのフロアボスたちの設定は、未だに謎に包まれたままとなっています。

本作のストーリーにおいて、これら原作でカットされた空白の階層やボスたちが、どのように掘り下げられ補完されるのかは非常に興味深いポイントです。 過去に高い評価を得たキャラクターゲームの名作『コードギアス ロストカラーズ』のように、完成度の高い魅力的な「あったかもしれないIFシナリオ」を提示できれば、システム面の不満を覆してファンから神ゲーと称賛される余地は十分にあります。

【SAOEoA】開発予算とSAOファン向けゲームの限界

固定ファン層から逆算される予算編成の構造的課題

なぜこれほどまでにファンの高い期待感と、実際のゲームの出来栄えに大きなギャップ(予算不足感)が生じてしまうのでしょうか。 その背景には、バンダイナムコをはじめとする日本のキャラクターゲーム開発における、構造的な予算決定のシステムが存在します。

「ソードアート・オンライン」という強力なIPであっても、家庭用ゲームを購入するファンの総数はある程度事前に予測されてしまいます。 その予測販売数(売上見込み)から逆算して開発予算の上限が設定されるため、開発チームがどれほど壮大な夢を描いても、使える予算には厳しい限界があります。

100億円以上の巨額の開発費を投じて作られる海外の本格的なオープンワールドゲームと、本作を同じ土俵で比較してしまうこと自体が、構造的に酷な話であるとも言えます。

アニバーサリー還元作品としての立ち位置と妥協点

本作はSAOのこれまでの軌跡を祝う、アニバーサリー作品としての側面も強く持っています。 開発チームも今までの枠組みを超えた、全く新しいSAOゲームをファンに届けたいという情熱を持っていたはずです。

しかし、予算や限られた開発期間の壁に阻まれ、ゲームシステムの一部は過去作の素材の流用や、チープな作りに落ち着かざるを得なかったと推測されます。 現代の最新のAAAゲームのクオリティを無条件で求めてしまう一般のゲーマーにとって、本作の仕様は妥協の産物のように見えてしまうのは仕方のないことです。

【SAOEoA】体験版から製品版を購入すべきかどうかの基準

無条件での予約購入は避けて様子見を推奨

ここまでの分析を総合的に考慮すると、本作を発売前に無条件で予約購入することは、あまりお勧めできません。 熱狂的なSAOファンであり、「ゲームの多少のチープさやバグには目を瞑り、オリジナルストーリーや世界観を体験したい」という人であれば、初日から楽しむことができるでしょう。

しかし、純粋な3Dアクションゲームとしての完成度や、快適で遊びやすいハクスラゲームを求めている一般のゲーマーは、一旦購入を見送るべきです。 発売後にプレイしたユーザーのリアルな口コミや、バグや仕様改善を目的としたパッチの配信状況を確認してから、購入を判断するのが極めて賢明な選択と言えます。

無料の体験版を自らプレイしてレビューを共有するメリット

ありがたいことに、本作は現在、誰でも無料でダウンロードして遊べる体験版が各プラットフォームで配信されています。 ネット上の評判や批判的なレビューをただ眺めるだけでなく、まずは自分自身の指で操作し、アインクラッドの街の空気を肌で感じてみるのが最も確実です。

体験版を実際にプレイして感じた感想や、見つかった問題点、仕様に対する改善の要望を、SNSやコミュニティのコメント欄で積極的に発信・共有しましょう。 それらのユーザーからのリアルな声が開発チームへと届くことで、製品版の発売後により良い形での改善パッチへと繋がる大きな力になります。

まとめ

本作『Echoes of Aincrad』は、アインクラッドを野良プレイヤーとして生き抜くという、ファンにとって最高に魅力的なテーマを掲げています。

しかし、戦闘の単調さや、フィールドで装備変更できないといったハクスラの仕様、空っぽに感じる街の作りなど、技術・予算面での課題が多く残されているのも紛れもない事実です。

期待作であっただけに、ファンが感じたがっかり感や不満は理解できます。

それでも、ストーリーのIF展開や原作補完という唯一無二の価値があります。

あなた自身のプレイスタイルや求めているゲーム性(ストーリー重視か、ハクスラ・アクション重視か)をよく見極めて、この過酷で美しいアインクラッドの世界へ旅立つかどうかを決定してください。

筆者情報

筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。

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サブカルチャー情報を総合的に発信しています。主にポケモンGOの攻略情報、おすすめゲームソフトの紹介、雑誌・漫画のサブスクリプションの情報を取り扱います。

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