編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は紅の砂漠のトロコンにかかる時間や攻略のコツが気になっていると思います。 広大なオープンワールドと圧倒的なやり込み要素が魅力の本作ですが、完全クリアを目指すとなると途方もない作業が待っています。
この記事を読み終える頃にはトロコン達成に向けた疑問や不安が解決しているはずです。
- トロコン達成時間の目安
- 攻略における最大の注意点
- 難関戦闘チャレンジ攻略法
- 効率的なアイテム収集手順
それでは解説していきます。
トロコン概要 : 紅の砂漠の基本条件と所要時間
所要時間 : プレイスタイル別クリア時間
本作のトロフィーコンプリートには、途方もない作業時間とゲームに対する深い理解が要求されます。 私が実際にすべての条件を満たした時点でのセーブデータ上のプレイ時間は523時間を記録していました。
ただし、この時間は攻略方法の検証やシステム解析のための放置時間も多分に含まれています。 純粋にトロフィー獲得のみを目的として効率的にプレイを進めた場合でも、およそ300時間程度は必要になる計算です。
メインストーリーをクリアするだけでも100時間近いボリュームがありますが、そこからが本当の戦いの始まりとなります。 クリア後に初めてトロフィー収集に着手した場合、追加で最低でも100時間から200時間は各種作業に費やすことになります。
以下の表に、プレイスタイル別の想定プレイ時間をまとめました。 ご自身の遊び方に合わせて、どれくらいの期間が必要か参考にしてください。
| プレイスタイル | 想定プレイ時間 | 時間内訳の目安 |
|---|---|---|
| スピード重視 | 約200時間 | ストーリー50h + 探索50h + 作業100h |
| じっくり探索 | 約300時間 | ストーリー80h + 探索100h + 作業120h |
| 完全やり込み | 400時間以上 | トロコン後も様々な要素を遊び尽くす総計 |
やり込み要素を極めたいプレイヤーにとっては非常にやりがいのあるタイトルと言えます。 一方で、様々なゲームを幅広くプレイしたいと考えている層には、安易に推奨できないほどの圧倒的なボリュームを誇ります。
条件解説 : トロフィー獲得の基本ルール
このゲームのトロフィーリストは、システム上の説明文を読んだだけでは達成条件が分かりにくいものが多々存在します。 具体的な例を挙げると、「伝説の調教師」というトロフィーの説明文には「どんな荒馬でも手なずけられる自信が芽生えた時」と記載されています。
このテキストだけを見ると、単純にフィールド上の馬を1000種類捕獲すれば良いのかと推測してしまいます。 しかし、実際の達成条件は全く異なり、ゲーム内の特定メニューに隠された課題をクリアする必要があります。
ゲーム内のスタート画面を開き、「チャレンジ」というタブに移動してください。 その中にある「熟練」項目のさらに下層に、馬に関するチャレンジが10個用意されています。
これら10個のチャレンジを全て100%クリアすることで、初めて「伝説の調教師」のトロフィーがアンロックされる仕組みです。 このように、本作のトロフィーの大半は、この「チャレンジ」タブ内の各項目を達成することと直接連動しています。
トロコンを達成するためには、最終的にこのチャレンジ画面にある膨大な項目を全て100%にする必要があります。 現在の自分の達成状況を確認すれば、これからどれほどの作業量が待ち受けているかが視覚的に理解できるはずです。
アプデ影響 : 時限トロフィー撤廃の恩恵
以前の初期バージョンでは、特定のタイミングを逃すと二度と手に入らない、いわゆる時限トロフィーが存在していました。 そのため、ストーリーを進める前に攻略情報を細かくチェックし、取り逃がしがないか常に神経を尖らせる必要がありました。
しかし、最近の大型アップデートにより、これらの理不尽な時限要素がすべて撤廃されました。 これにより、いつでも好きなタイミングで過去のエリアに戻り、やり残したチャレンジに挑戦できるようになっています。
ストーリーを自分のペースで純粋に楽しんでから、クリア後にまとめてトロフィー回収を行うプレイスタイルが完全に保証されました。 進行度による取り返しのつかない要素が減ったことは、長時間のプレイにおいて大きな精神的負担の軽減に繋がります。
とはいえ、時限要素がなくなったからといって、ゲーム全体のタスク量が減少したわけではありません。 依然として数百時間単位の緻密な作業が求められる超大作であるという事実は変わらないため、計画的な進行が求められます。
心構え : 長期戦を乗り切るための覚悟
本作のトロコンは、週末に数時間だけ遊ぶといったライトな感覚では到底達成できるものではありません。 一つのカテゴリのチャレンジをクリアするだけでも、数時間から数十時間かかるような厳しい条件が多数設定されています。
これから挑戦するプレイヤーは、数ヶ月間はこの作品一本に絞ってプレイする強固な覚悟を決めてから臨んでください。 途中で別のゲームに手を出してしまうと、複雑な操作感覚や未達成のタスク状況を忘れてしまい、復帰が困難になります。
長期間に及ぶ作業を途中で投げ出さないためには、明確なマイルストーンの設定と強い意志が必要不可欠です。 一つ一つの小さなチャレンジ達成を積み重ねていくことでしか、最終的なゴールには到達できません。
効率化 : モチベーションを保つ進行管理
何百時間ものプレイを要求される環境下では、プレイヤー自身のモチベーション維持が最大の攻略要素となります。 今日は戦闘系の武器チャレンジを消化する、明日は探索系の知識集めをするといった具合に、日々の目標を細かく分割して設定しましょう。
同じ作業ばかりが続くと脳が疲労し飽きやすくなるため、全く異なるジャンルの目標を交互にこなすのが効率的です。 また、どうしてもクリアできない難関チャレンジに直面した時は、一旦それを保留して別の簡単なチャレンジに切り替える判断も重要です。
一つの課題に固執しすぎて時間を浪費するよりも、全体的な達成率を少しずつでも上げていく方が精神衛生上好ましい結果を生みます。 常に全体マップとチャレンジ画面を往復し、現在の自分の位置から最も効率よく達成できるタスクを選択する論理的思考が求められます。
進行ルート : 拠点パイルーン移動のタイミング
トロフィーの中には、チャレンジ達成とは別に、ストーリーの進行や特定の拠点への移動で自動的に取得できるものがいくつか存在します。 その中で特に意識すべきなのが、ゲームクリア後に拠点を「パイルーン」というエリアに移動した際に入手できるトロフィーです。
この仕様があるため、トロコンを目指す最終的なロードマップは非常に明確になります。 まずはストーリー本編を完了させ、その後すべてのチャレンジ達成率を100%の状態まで引き上げます。
その完全な状態を作り上げた上で、最後に拠点をパイルーンに移動させるという流れが最も無駄のない進行ルートです。 終盤にかけては、残りの未達成チャレンジ項目をリストアップし、拠点移動の前に全て消化しきれるよう計画的に各地を巡回してください。
進行上の注意 : トロコンを阻む最大の罠
アーティファクト : 封印解除の取り返しのつかない要素
本作のトロコンにおいて、システム上絶対に覚えておかなければならない決定的な注意点が1つだけ存在します。 それは、ゲーム開始直後から中盤にかけて、フィールド上に点在する「封印されたアビスアーティファクト」を無闇に全て集めきってはいけないということです。
本作のチャレンジシステムは、該当のチャレンジ項目がメニュー画面上で解放された状態で行動を実行しないと、達成フラグが立たない仕様になっています。 つまり、チャレンジ項目が解放される前に条件となる行動を終え、その後にアーティファクトを入手してチャレンジを解放しても、遡って達成扱いにはなりません。
この仕様を理解せずに、マップを埋める楽しさからアーティファクトを先行して回収してしまうと、取り返しのつかない事態に陥ります。 最悪の場合、後述する重複条件のチャレンジにおいて、完全な二度手間を強いられることになります。
チャレンジ解放 : 条件達成前のフラグ管理
具体的なトラップの例として、「花札で3連勝する」という条件が設定されたチャレンジを解説します。 このゲームには、「続く幸運」というチャレンジと「視線の花」という2つの全く異なるチャレンジ項目が存在します。
厄介なことに、この2つのチャレンジには、どちらも「花札で3連勝する」という同一の達成条件が設定されているのです。 もし「続く幸運」しか解放されていない状態で花札で3連勝した場合、「続く幸運」は達成されますが、未解放の「視線の花」には何の記録も残りません。
その後、「視線の花」を解放した際、再び花札で3連勝するという作業を最初からやり直す必要があります。 両方のチャレンジが同時に解放された状態を作り出してから3連勝すれば、たった1回のプレイで両方のチャレンジを同時に達成できるのです。
二度手間防止 : 続く幸運と視線の花の罠
前述の花札の例のように、似たような、あるいは全く同じ条件を要求される場面は、ゲーム全体を通して複数存在します。 封印されたアビスアーティファクトを早い段階で考えなしに集めきってしまうと、後から解放されたチャレンジの条件を満たすための作業ループに陥ります。
この膨大な時間の無駄を防ぐためには、アーティファクトを回収するタイミングを厳密に管理する必要があります。 常にチャレンジ画面を開き、現在解放されている項目と、これから解放されそうな項目を予測しながらゲームを進める論理的なプレイングが求められます。
無計画な探索と回収は、最終的なクリア時間を数十時間単位で引き延ばす最大の要因となります。 アーティファクトを見つけてもすぐには回収せず、周辺のチャレンジ状況が整うまで意図的に放置する自制心が試されます。
マップツールの活用による位置管理
自力で広大なフィールドを探索して残りのアーティファクトを集めようとすると、終盤にかけて必ず最後の数個が見つからないという壁にぶつかります。 マップの隅々までしらみつぶしに探し回るのは現実的な時間効率ではないため、有志が作成したデータベースマップツールを活用することを強く推奨します。
マップツール上でアーティファクトのアイコンだけをフィルタリング表示させ、自分がゲーム内で取得済みのものをツール上でも非表示に設定していきます。 少し手間の掛かる地道な作業ですが、この方法を取れば広大なマップの中でどこに未取得のアイテムが残っているかが一目瞭然となります。
さらに、このツールはアビスゲートや隠し洞窟など、他の高難度チャレンジに必要な特定ポイントの発見にも絶大な効果を発揮します。 ツールを第二の画面として常に傍らに置きながらプレイすることが、現代のオープンワールドゲームにおける最もスマートな攻略法と言えます。
データ管理 : 進行不能バグに備えるセーブ術
数百時間という膨大な時間を一つのデータに投資する以上、セーブデータの管理はプレイヤーの自己責任として徹底しなければなりません。 オープンワールド特有の、地形へのスタックや進行フラグの消失など、予期せぬ不具合に遭遇するリスクは常に存在します。
万が一の事態に備え、オートセーブだけに頼るのではなく、手動でのセーブデータをこまめに複数スロットに作成する癖をつけてください。 特に、大規模なストーリーイベントの前後や、長時間を要する収集系のチャレンジに着手する直前には、必ず独立したセーブデータを残すべきです。
ハードウェアのクラウドストレージ機能も活用し、定期的に外部へバックアップを取ることで、データ破損という最悪の悲劇を回避できます。 長時間の血のにじむような努力が、たった一つのバグで水泡に帰すことだけは、システム的な防衛策で完全に防ぎきらなければなりません。
マインドセット : 焦らず確実に進めるための思考法
広大なマップ上に無数に散りばめられた未発見のアイコンを見ていると、本能的に早く全てを埋めてしまいたいという衝動に駆られるはずです。 しかし、先走って条件を満たしてしまう行動が、後々になって致命的なタイムロスを生み出す設計になっているのが本作の恐ろしいところです。
「急がば回れ」という言葉の通り、まずは各種チャレンジ項目の解放条件を整えることを最優先のタスクとして設定してください。 実際の条件達成に向けた行動は、すべての準備が整った後に、まとめて効率的に消化していくという後回しの思考法が極めて重要になります。
焦りは禁物であり、システムを理解した上での確実なフラグ管理こそが、結果的にトロコンへの最短距離を駆け抜けることになります。 ゲーム側の仕様に抗うのではなく、仕様に寄り添った最適なスケジューリングを常に意識してプレイを進行させましょう。
高難度攻略 : 戦闘と武器のチャレンジ
弓チャレンジ : 運命を狙うつるさの空中射撃
数あるチャレンジ項目の中で、序盤に多くのプレイヤーが挫折を味わうのが、弓を使用する「運命を狙うつるさ」です。 このチャレンジの達成条件は、プレイヤーが空中に滞在している間に、弓を使って敵3体を攻撃するという極めてシビアなものになっています。
一見すると、空中でスタミナを消費する「集中スキル」を発動し、スローモーション中に3体を同時にターゲッティングして撃ち抜けば良いと思いがちです。 しかし、実際にその方法を試してみると、集中状態の維持時間が極端に短く、3体目をロックオンする前に地面に落下してしまいます。
この難関チャレンジの真の正攻法は、集中スキルというシステムを一切使わず、1体ずつ地道に通常射撃を行うことです。 空中で1体に向けて通常射撃を行った直後、素早く滑空状態に戻って高度を維持し、再び射撃体勢に入って2体目を撃つという操作を繰り返します。 この滑空と射撃の切り替えタイミングを指に覚え込ませることで、高度を落とさずに3体への攻撃を完遂することが可能になります。
両手武器 : 血をとかせる衝撃3の範囲攻撃術
両手持ちの鈍器や巨大な斧を使用する「血をとかせる衝撃3」も、仕様を理解していないと達成が非常に困難なチャレンジの一つです。 達成条件は、一度の攻撃アクションで敵5体を同時に吹き飛ばすというもので、高い密集度と広範囲の攻撃手段が求められます。
通常のため攻撃や基本的なスキルコンボなどを色々と試しても、攻撃の判定範囲が狭く、5体もの敵を一度の判定に巻き込むことができません。 ここで活用しなければならないのが、ゲーム内で大々的に説明されていない、武器の切り替え時に発生する特殊なコマンド攻撃です。
コントローラーのL1ボタンとL2ボタンを同時押しすることで、片手武器から両手武器へと瞬時に持ち替えながら、広範囲のなぎ払い攻撃が発生します。 この武器切り替え時の攻撃モーションは、他のどのスキルよりも横方向への攻撃範囲が広く設定されています。 敵を誘導して一箇所に密集させたタイミングでこのL1+L2のコマンドを入力すれば、驚くほど簡単に5体同時吹き飛ばしを達成できます。
レイピア : 踊る検査機輝く盾4の遠距離討伐テクニック
素早い連続攻撃が特徴のレイピアを使用するチャレンジ「踊る検査機輝く盾4」も、プレイヤーの発想力が試される難題です。 達成条件は、10m以上離れた遠距離から、一度のアクションで敵を3体同時に倒すという、武器の特性と矛盾するような内容になっています。
レイピアの強攻撃アクションを使えば、前方に衝撃波を飛ばして遠くの敵を狙い撃つこと自体は可能です。 しかし、平坦な地形で正確に10mの距離を目測で測り、かつその直線上に敵を3体きれいに並べるのは、敵のAIの仕様上ほぼ不可能です。
この課題をスマートにクリアするためには、地形の高低差を徹底的に有利に活用する三次元的な立ち回りが必要になります。 敵の集団を発見したらすぐには交戦せず、近くにある建物の屋根や、切り立った崖の上などの高所に陣取ります。 そこから見下ろす形で強攻撃の衝撃波を放つことで、安全に距離を稼ぎつつ、着弾時の爆発範囲で密集した3体を容易に巻き込むことができます。
騎乗戦闘 : 日の和音8とオースパイク要塞
馬に騎乗して戦うチャレンジ「日の和音8」は、操作技術と場所選びの両方が求められる過酷な内容です。 馬に乗った状態を維持したまま、5分間という制限時間内に前方の敵30体に対して突進攻撃を当てて倒すことが達成条件となっています。
このチャレンジの最大の難点は、プレイヤーが敵から弓や銃による遠距離攻撃を受けて落馬してしまうと、その時点で討伐カウントがゼロにリセットされる仕様にあります。 そのため、遠距離攻撃を主体とする敵が複数配置されている拠点などで挑戦しても、すぐに撃ち落とされてしまい一向に条件をクリアできません。
私が実際に試行錯誤の末に達成できた最適な場所は、マップ上の「オースパイク要塞」と呼ばれるエリアです。 位置としては、全体マップで「L」と「N」の文字が交差する地点を南下した辺りに存在します。
この要塞内部は、弓や銃を使用する厄介な敵の配置が比較的少なく、かつ近接型の敵が30体以上密集して配置されています。 ここで馬のスタミナ管理に気を配りながら、外周を大きく円を描くように突進を繰り返すことで、落馬のリスクを最小限に抑えながら数を稼ぐことができます。
代替案としてのカカシ活用法
オースパイク要塞での立ち回りがどうしても上手くいかない場合、別の手段としてシステムを利用した裏技的なアプローチも存在します。 ストーリー上で「リードデビル」というボスと戦闘を行った特殊なエリアでは、ギミックを利用して大量のカカシを際限なく出現させることが可能です。
このカカシは敵対判定を持っており、かつこちらに攻撃を仕掛けてこないため、落馬のリスクが完全にゼロになります。 正攻法でのクリアにストレスを感じた場合は、このカカシ召喚ギミックを利用して安全に30体の突進キルを稼ぐ方法も検討してみてください。
ギミック戦闘 : 砲火の中での大砲と暗雲の元素
戦闘の「交戦」ジャンルに属する「砲火の中」は、フィールド上のギミックを適切に活用する知識が問われます。 フィールドに設置された大砲に乗り込み、一度の砲撃で敵を5体同時に倒すことが達成条件です。
ストーリーの第6章で大砲を使用する強制イベントがあるため、そこで条件を満たせれば一番早いのですが、逃してしまった場合はリカバリーが必要です。 フリー探索時に達成しやすい場所は、「デメニスの王室の品書」という重要アイテムが隠されているエリアの付近です。
ここには固定で大砲が設置されているため、まずはプレイヤーが覆面を被った状態で周囲の敵に攻撃を仕掛け、わざと敵対状態にして自分の周囲に集めます。 そのまま大砲に乗り込もうとしても、集まった敵からの被弾で搭乗モーションがキャンセルされてしまうため、アイテムの活用が必須です。
敵が密集したタイミングで「暗雲の元素」という目眩ましアイテムを使用し、敵の視認状態を強制的に解除します。 敵が混乱して攻撃の手を止めている隙に素早く大砲に乗り込み、密集地帯のど真ん中に砲弾を撃ち込めば、確実に5体同時キルを達成できます。
ミニゲーム : 射撃術チャンピオン勝利のカメラ設定
本編の戦闘とは異なる操作性が求められるミニゲームの項目では、射撃術の「鷹の目」と「金色の引き金」が高い壁として立ち塞がります。 どちらのチャレンジも、一般参加者に3連勝した後に登場するチャンピオンキャラクターに勝利することが最終条件となっています。
以前のバージョンでは、敵の射線の前に物理的な障害物を置いて動きを封じるという完封戦法が存在しましたが、アップデートにより対策されてしまいました。 チャンピオンの的を狙う動きはシステム的に極めて素早く設定されており、初期設定のカメラ速度ではプレイヤーの照準移動が全く追いつきません。
この理不尽な難易度を劇的に下げる唯一の攻略法は、ゲームのオプション設定から入力タブを開き、操作感そのものを改変することです。 「カメラ速度」と「カメラ加速」の数値を、普段のプレイでは扱いにくいレベルである70前後まで大幅に引き上げてください。
これによりコントローラーのスティック入力に対する左右の視点移動が異常な速さになり、チャンピオンの素早い的移動にも強引に照準を合わせることが可能になります。 ミニゲームを終えた後は、必ず元の設定数値に戻すことを忘れないようにしてください。
戦闘の総括 : 武器切り替えコマンドの重要性
ここまで複数の難関チャレンジを解説してきましたが、本作の戦闘システムは単なるボタン連打の力押しでは攻略できないように深く設計されています。 特に「武器切り替えコマンド」のような、チュートリアルで詳細に語られないテクニックが、高難度条件をクリアするための必須スキルとして要求されます。
普段のプレイでは扱いやすい片手剣ばかりを使用しているプレイヤーも、トロコンを目指すのであれば、全ての武器種の固有モーションと隠しコマンドを体で覚える必要があります。 チャレンジに行き詰まった時は、現在の自分の戦い方や固定観念を一度捨て去り、使ったことのないアクションやアイテムの組み合わせを試す柔軟性が求められます。
システムを隅々まで理解し、仕様の隙を突くような工夫とひらめきこそが、数百時間の作業を乗り切るための最強の武器となるレビューと言えます。 フィールド上にある練習用のダミー人形などを活用し、日頃から新しいコンボルートの開発に努めることが、結果的にクリアへの近道となります。
生活系攻略 : 探索と収集の果てなき道
昆虫採集 : 草むらの小さな住民と確率の壁
戦闘系のアクション要素とは打って変わり、生活のジャンルに属する「草むらの小さな住民」は、プレイヤーの純粋な忍耐力を試すチャレンジです。 フィールド上に存在する全ての種類の昆虫と節足動物を捕獲し、その知識を獲得するという、文字通り果てしない作業が待っています。
このチャレンジにおいてプレイヤーを最も絶望させるのが、「蝶」の収集における過酷な乱数仕様です。 同じ気候、同じ場所であっても、出現する蝶の種類は30種類以上のプールの中から完全にランダムで決定される仕組みになっています。
つまり、図鑑の残り数種類を埋めるためには、広大な出現範囲の中から1/30以下の確率を引き当て続けるという地獄のようなガチャを回すことになります。 しかも、同じ場所に留まり続けても全種類が出現するわけではないため、エリアを頻繁に切り替えてロードを挟む必要があり、時間効率は最悪です。
この絶望的な作業の効率を少しでも上げるためには、「空の昆虫採集バッグ」という専用アイテムの継続的な使用が絶対条件となります。 しかし、このアイテムを駆使して出現率を底上げしたとしても、最後の数種類の蝶を発見するまでには、このチャレンジ単体で10時間以上を費やす覚悟が必要です。
釣りコンプ : 水中の生態系と知識獲得の地獄
昆虫採集の過酷さをさらに上回る、本作のトロコンにおける最大の壁が、全ての水中動物の知識を獲得する「水中の生態系」です。 このチャレンジを完了させるためだけに、平均して20時間から30時間という、一般的なゲームのメインストーリーに匹敵する時間を消費することになります。
本作の釣りシステムは非常に不親切に作られており、どの種類の魚が、どの水域で、どの天候や時間帯に釣れるのかといったヒントがゲーム内には一切提示されません。 自力でのコンプリートは非現実的であるため、有志のデータベースサイトにある「生命体」から「水中動物」の項目を熟読し、各魚の正確な出現ポイントを把握することが攻略の前提となります。
ポイントを特定したとしても、釣りのヒット判定は完全に運任せであり、数時間同じ場所で粘っても目的の魚が一度も引っかからないことも珍しくありません。 コントローラーの振動パターンで魚種をある程度判別する技術を身につけ、目的外の魚がヒットした場合は釣り上げずにキャンセルすることで、少しでも時間効率を高める工夫が必要です。
必須装備 : ゼンマイ付き釣り竿を盗む手順
果てしない釣りの作業時間を少しでも短縮し、精神的な苦痛を和らげるために、高性能な釣り具である「ゼンマイ付き釣り竿」の入手を最優先タスクとして実行してください。 この特殊な釣り竿を装備しているだけで、魚がヒットする確率と、釣り上げのミニゲームの難易度が劇的に改善されます。
このアイテムは店売りやクエスト報酬ではなく、フィールド上の特定のNPCから力ずくで奪い取る必要があります。 入手場所は、マップ南部のエルナンド地方に位置するベルア村のすぐ隣、「釣り人のゆりかご」と呼ばれるエリアです。
そこに滞在している特定の釣り人NPCがこの釣り竿を所持しているため、まずは正体がバレないようにしっかりと覆面を被ります。 その後、ターゲットの近くにいる別の無関係なNPCに対して意図的に犯罪行為(スリや暴行など)を行い、周囲にパニックを引き起こします。
騒ぎに巻き込まれたターゲットのNPCは、パニック状態に陥り、所持しているゼンマイ付き釣り竿をその場に放り出して逃走します。 あとは地面に落ちた釣り竿を拾い上げ、衛兵の追跡を振り切って逃げ延びれば、最強の釣り具の獲得完了です。
知識集め : 派遣任務とNPC会話による時間短縮
全ての種類の魚を、プレイヤー自身の手で釣り上げて図鑑を埋めるのは、確率的にも精神的にも負担が大きすぎます。 そのため、ゲーム内に用意されたシステムをフル活用し、釣り以外の手段で水中動物の知識を獲得する抜け道を利用すべきです。
拠点メニューから実行できる「釣りの派遣任務」というシステムを活用し、空いている仲間NPCを常に各地の水域へ派遣し続けてください。 派遣された仲間は、一定時間経過後にランダムで水中動物の知識を持ち帰ってきてくれるため、プレイヤーが寝ている間や別の作業をしている間も図鑑埋めが進行します。
また、世界各地にいる特定のNPCに話しかけ、親密度を上げることで、特定の魚に関する知識を会話の報酬として教えてもらえることがあります。 攻略情報サイトのコメント欄などをくまなく調べると、どの町のどのNPCから、どの魚の知識が得られるかという貴重な情報が共有されています。
自力で釣らなければならないレア魚と、NPC会話や派遣任務で自動的に埋まる魚を事前にしっかりと分類し、並行して作業を進めることが、20時間の苦行を乗り切るための賢い戦略です。
探索効率 : 広大なフィールドを駆け抜けるコツ
数百個のチャレンジを順番にこなしていくためには、広大なオープンワールドのマップを端から端まで何百回も往復することになります。 この単調な移動時間をいかに短縮できるかが、最終的なトロコン達成時間を大きく左右する重要なファクターとなります。
まずは、移動速度とスタミナに優れた優秀なステータスを持つ馬を厳選し、最高レベルまで育成することを優先してください。 同時に、フィールド上に点在する高低差を利用したショートカットルートや、滑空スキルを活用できるポイントをプレイヤー自身の頭に叩き込みます。
さらに、ファストトラベルのポイントとなる拠点を戦略的に解放・配置し、日々のルーチンワークをスムーズにこなせる移動網を構築することも大切です。 スタミナ回復速度を上げる料理アイテムなどを常備し、無駄な移動時間を徹底的に削ぎ落とすことで、本来集中すべき戦闘や収集チャレンジに貴重なリソースを割くことができます。
インベントリ : 大量アイテムの整理と取捨選択
生活系の収集チャレンジを長時間続けていると、プレイヤーのインベントリはあっという間に用途不明のアイテムで溢れかえってしまいます。 特に、数百種類に及ぶ昆虫や魚のデータは、所持枠の制限を容赦なく圧迫し、ゲームの進行を物理的に阻害する最大の要因となります。
クエストの進行や、強力な装備のクラフトに必須となる素材以外は、定期的に商店で換金するか、拠点の巨大な倉庫に預けるという整理整頓のルールを自分の中で確立してください。 インベントリが常に一杯の状態でフィールドを探索していると、いざ超レアなアイテムに遭遇した際に拾うことができず、泣く泣く見逃すという最悪の事態を引き起こします。
どのアイテムが後で大量に必要になり、どのアイテムが単なる換金用なのかを見極める知識も、やり込みプレイヤーには必須のスキルです。 こまめなインベントリの整理が、結果的にアイテム探しの無駄な時間を省き、ストレスフリーなプレイ環境を維持することに繋がります。
コンプリート : 最後の1ピースを埋める達成感
数百時間という途方もない現実の時間を費やし、数々の理不尽とも思えるシステムの壁を乗り越えた先には、最高のカタルシスが待っています。 最後のチャレンジ項目の達成率が100%になり、すべての準備を終えて最後の拠点であるパイルーンへと歩みを進める時の足取りは、これまでの苦労を全て忘れさせてくれるほど軽快なものになるでしょう。
本作のトロフィーコンプリートは、単なるゲームのクリアという枠組みを超えた、プレイヤー自身の精神力を鍛え上げる一種の修行のような側面を強く持っています。 だからこそ、すべての苦難を乗り越えてプラチナトロフィーを獲得した瞬間の喜びと達成感は、他の一般的なゲームでは決して味わうことのできない、格別で強烈なものとなります。
この詳細なレビューが、これから長く過酷な旅に出る皆さんの確かな道標となり、一人でも多くの方がパイルーンの地で最高のエンディングを迎えられることを願ってやみません。
まとめ
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。

























