編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、フィールド探索中の高所への移動手段や、その場で上昇気流を起こす方法について気になっていると思います。
広大なオープンワールドを駆け巡る本作において、縦方向の移動をスムーズに行うことは、探索の効率を劇的に上げる重要な要素です。
この記事を読み終える頃には、上昇気流を利用した移動の疑問が解決し、より快適な探索環境が整っているはずです。
- 烈風の羽ばたきによる上昇気流発生
- 勢力クエスト進行でのアイテム入手
- 連続使用による高山踏破の実現
- 天候操作と組み合わせた応用戦術
それでは解説していきます。
上昇気流を起こす方法|紅の砂漠の必須アイテム「烈風の羽ばたき」
「烈風の羽ばたき」とは|上昇気流の基本仕様
紅の砂漠のマップは非常に高低差が激しく、通常の移動では目的地にたどり着くまでに大幅な迂回を余儀なくされる場面が多々存在します。
このような複雑な地形における移動のストレスを一気に解消してくれるのが、「烈風の羽ばたき」という特殊な移動用アイテムです。
このアイテムを使用すると、プレイヤーの目の前に強力な上昇気流を局地的に発生させることができます。 発生した気流に向かってジャンプアクションを入力することで、キャラクターは一気に上空へと舞い上がります。
このアクションによって得られる高度は、通常のジャンプや2段ジャンプとは比較にならないほど高く設定されています。
体感としては、中規模の建造物や切り立った崖であれば、一度の使用で軽々と飛び越えられるほどの高度を獲得することが可能です。
過去のオープンワールドタイトルにおける類似システムを経験しているプレイヤーであれば、直感的にその有用性を理解できる仕様となっています。
探索の自由度を根本から変える力を持っているため、本作をプレイする上で最優先で入手を目指すべきアイテムの一つと断言できます。
スタミナ消費とアクションの制約について
強力な効果を持つ反面、使用に際してはいくつかのアクション的な制約が存在します。
上昇気流を発生させる瞬間に独自のモーションが挟まるため、敵の攻撃が飛び交う乱戦状態での緊急離脱として使うには、若干のリスクが伴います。
また、空中への跳躍後には滑空状態へと移行しますが、この滞空時間中はスタミナを継続的に消費していく仕様です。
スタミナ管理を怠ると、高高度からの落下ダメージを受ける危険性があるため、残量には常に気を配る必要があります。
圧倒的な高低差を克服|上昇気流のメリット
「烈風の羽ばたき」による最大のメリットは、直線的なルート構築が可能になる点です。
例えば、巨大な大仏のようなランドマークや、頂上に宝箱が配置されている岩柱などに向かう際、従来であれば登れる壁を探して周囲をぐるぐると回る必要がありました。
しかし、このアイテムを使用すれば、足元から一気に最高到達点付近まで跳躍し、そのまま滑空して目標地点に直接降り立つことができます。
これにより、探索にかかる時間を大幅に短縮し、より多くのコンテンツを効率的に消化していくことが可能になります。
特に、マップの未踏破エリアを埋めていく作業においては、この縦方向への推進力が劇的な効果をもたらします。
複雑に作り込まれたレベルデザインを、ショートカットして踏破していく感覚は、オープンワールドゲームならではの快感を提供してくれます。
高所からの視界の広がりは、新たな発見や隠し要素を見つけるためにも非常に有効な手段となります。
移動アクション別の到達高度比較
各アクションによって到達できる高度の違いを明確にするため、以下の表にまとめました。
| アクション名称 | 到達高度の目安 | スタミナ消費 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| 通常ジャンプ | キャラクターの身長程度 | なし | 小さな段差の乗り越え |
| 2段ジャンプ | キャラクターの身長の約2.5倍 | 少量 | 屋根や低い岩への登頂 |
| 壁よじ登り | スタミナが続く限り無限 | 継続的に中量消費 | 垂直な壁面の登頂 |
| 烈風の羽ばたき | キャラクターの身長の約15倍以上 | 発動時および滑空時に消費 | 巨大な崖、建造物への一気登頂 |
この表からも分かる通り、「烈風の羽ばたき」による到達高度は他のアクションの追随を許さない圧倒的な数値となっています。
連続使用による登山テクニック|上昇気流の応用
「烈風の羽ばたき」は、単発での使用だけでなく、地形の特性を利用した連続使用によってその真価を発揮します。
紅の砂漠に点在する巨大な山脈やそびえ立つ塔は、一度の上昇気流だけでは頂上まで届かないケースが多々あります。
そのような場合、岩肌の途中にあるわずかな足場や、休憩ポイントとなる平坦な場所を見つけて、一旦着地するテクニックが求められます。
着地することでスタミナを回復させ、同時にアイテムの使用クールタイムを消化します。 準備が整った段階で再度「烈風の羽ばたき」を使用し、次の足場を目指すというサイクルを繰り返します。
この連続跳躍の技術をマスターすれば、ゲーム内に存在するほぼ全ての高山を、正規ルートを無視して一直線に登り切ることが可能となります。
登山の途中では、滑空中のカメラ操作による周囲の索敵も欠かせません。 次の着地地点を空中で素早く見極め、的確にコントロールして降り立つプレイヤースキルが試される部分でもあります。
着地判定と落下ダメージの回避
連続使用を行う上で最も注意すべきは、着地判定のシビアさです。
傾斜のきつい岩肌に着地しようとすると、キャラクターが滑り落ちてしまい、最悪の場合は落下死につながります。
システム上、キャラクターが静止できる角度には限界があるため、完全に平らな面、あるいはキャラクターの足がしっかりと接地する窪みを探す視点が重要です。
落下による死亡は、それまでの登山の労力を全て無駄にしてしまうため、安全第一のルート選定を心がける必要があります。
「烈風の羽ばたき」の入手方法|バイルーン自警団クエスト
探索に必須級の能力を持つ「烈風の羽ばたき」ですが、ゲーム開始直後から所持しているわけではありません。
このアイテムを入手するためには、特定の勢力クエストを一定の段階まで進行させる必要があります。 対象となるのは、「バイルーン自警団」という勢力に関連する連続クエスト群です。
オープンワールドゲームにおいて、強力な移動手段が中盤以降のクエスト報酬として設定されているのはオーソドックスなゲームデザインです。
プレイヤーにまずは徒歩での苦労を味わわせることで、アイテム入手時のカタルシスを増幅させる意図があると考えられます。
バイルーン自警団のクエストは、複数のステップに分かれており、それぞれで戦闘や探索の課題が提示されます。
クエストの総ボリュームはそれなりに大きく、ある程度のまとまったプレイ時間を確保して腰を据えて取り組む必要があります。
寄り道をしたくなる気持ちを抑え、まずはこのクエストラインを優先的に進めることが、その後のゲーム体験を快適にするための最適解です。
勢力クエストの受注条件と進行のコツ
クエストの受注自体は、該当エリアに到達した段階で可能になります。
ただし、道中に出現する敵のレベルが徐々に上がっていくため、プレイヤーキャラクター自身の装備やステータスも適切に強化しておく必要があります。
クエストマーカーに従って一直線に進むだけでなく、周辺の素材集めや装備の更新を並行して行うとスムーズに進行できます。
攻略手順その1|峠を覆う黒い影
バイルーン自警団のクエストラインを開始すると、最初に直面するのが「峠を覆う黒い影」というタイトルの任務です。
この任務は、指定されたエリアに出現する敵対勢力を討伐し、治安を回復させることが主な目的となります。
クエストは複数の段階に分かれており、同じ名称の任務を最低でも2つ連続でクリアする必要があります。
出現する敵は、単体ではそれほど脅威ではありませんが、集団で連携して襲いかかってくるため、囲まれないように立ち回ることが重要です。
範囲攻撃スキルを駆使して、効率的に敵の数を減らしていく戦術が求められます。
また、この段階からフィールドの地形が複雑になり始めるため、高低差を利用した戦闘を意識すると有利に立ち回ることができます。
2つの任務を完了させると、自警団からの信頼度が上昇し、次のフェーズへとクエストが進行します。
この序盤のクエスト群は、本作の基本的な戦闘システムと立ち回りをプレイヤーに学習させるためのチュートリアル的な役割も担っています。
クエスト進行状況の確認方法
クエストの進行状況や次の目標地点は、メインメニューのクエストログからいつでも確認することができます。
広大なフィールドで迷子にならないよう、常に目標を追跡状態(アクティブ)にしておき、画面上のコンパスやミニマップの表示を頼りに移動すると良いでしょう。
複数のクエストを同時に受注している場合は、優先順位を間違えないように注意が必要です。
攻略手順その2|血に染まった道とブラッドウォーカー
「峠を覆う黒い影」をクリアした後に発生するのが、中盤の難所となるクエスト群です。
特定の勢力の拠点を奪還するための攻防戦や、「継承の別れ道」と呼ばれるエリアでの複雑な任務など、クリアすべき項目が9つほど連続して提示されます。
このフェーズでは、ただ敵を倒すだけでなく、特定のオブジェクトを防衛したり、指定されたアイテムを収集したりと、より戦略的な行動が要求されます。
これらの長大な任務を乗り越えると、いよいよ「血に染まった道」というクエストが出現します。
ここでは、中ボス的な立ち位置である「ブラッドウォーカー」という強力なエネミーとの戦闘が待ち受けています。
ブラッドウォーカーは、これまでの雑魚敵とは比較にならないほど高い体力と、強烈な一撃を持っています。
攻撃の予備動作を見極め、的確に回避やガードを合わせるアクションゲームとしての基礎力が試される戦闘となります。
ヒット&アウェイを徹底し、敵の隙を突いて着実にダメージを与えていくことが勝利への鍵です。
ボス戦に向けた準備とアイテムの活用
ブラッドウォーカー戦に挑む前には、回復アイテムの補充と、武器の耐久値の確認を必ず行っておきましょう。
可能であれば、攻撃力や防御力を一時的に引き上げるバフ系アイテムを使用しておくことで、戦闘を有利に進めることができます。
もし何度も敗北してしまう場合は、一旦クエストから離脱し、キャラクターのレベル上げや装備の再構築を行うことも有効な戦略です。
攻略手順その3|真っ白な羽の巣と天の女王
ブラッドウォーカーを打ち倒し、「血に染まった道」をクリアすると、最終段階である「真っ白な羽の巣」というクエストが発生します。
このクエストの目的地である高所エリアに到達すると、「天の女王」と呼ばれるボスエネミーとの決戦となります。
天の女王は、その名の通り空中を自在に飛び回り、遠距離からの魔法攻撃や急降下攻撃を仕掛けてくる強敵です。
これまでの地上戦とは異なり、対空戦闘の要素が強く求められます。 敵が地上に降りてきた隙を見逃さず、一気に最大火力のコンボを叩き込む戦術が有効です。
また、周囲の環境を利用して敵の攻撃を遮るなど、地形を活かした立ち回りも重要になってきます。
激戦の末に天の女王を討伐することに成功すると、クエスト完了の報酬として、念願の「烈風の羽ばたき」を入手することができます。
長いクエストラインを乗り越えた末に得られるこのアイテムは、プレイヤーに圧倒的な達成感と、今後の冒険への大いなる期待を抱かせてくれます。
入手後のスキルセットと確認
アイテムを入手した後は、インベントリ画面を開き、該当のアイテムをクイックスロットや専用の装備枠に正しくセットする必要があります。
セットが完了したら、安全な場所で実際に使用してみて、上昇気流の発生からジャンプ、滑空への一連の操作感を確かめておくことを強く推奨します。
移動のテクニックと探索を助ける装備|紅の砂漠のオープンワールド攻略
フィールド探索の基本|ダッシュとパルクールの活用
「烈風の羽ばたき」という強力な手段を手に入れた後でも、探索の大部分を占めるのはキャラクター自身の足による移動です。
本作のオープンワールドは緻密に計算されたレベルデザインで構成されており、プレイヤーの移動アクションの一つ一つがゲーム体験に直結します。
基本となる「ダッシュ」は、移動速度を大幅に引き上げる反面、スタミナゲージを継続的に消費します。
スタミナが枯渇すると一定時間ダッシュができなくなるだけでなく、戦闘時の回避アクションにも支障をきたすため、ゲージの残量管理はプレイヤーの必須スキルです。
また、フィールド上に配置された岩や廃墟の壁、木の枝などを利用した「パルクール」アクションも非常に重要です。
特定の段差に向かってジャンプやダッシュを入力することで、キャラクターは自動的に障害物を乗り越えたり、よじ登ったりするモーションへと移行します。
このパルクールシステムにより、一見すると通行不可能に見える瓦礫の山や入り組んだ市街地でも、流れるような連続アクションで駆け抜けることが可能です。
スタミナ管理と地形の把握、そして的確なボタン入力が合わさることで、徒歩移動そのものが爽快なアクションへと昇華されます。
よじ登りの限界とルート構築の思考
垂直に近い壁面をよじ登る際もスタミナを消費します。 頂上まで到達する前にスタミナが切れると、キャラクターは落下してしまいます。
そのため、登り始める前に「現在のスタミナ最大値で登り切れる高さか」を瞬時に判断する目測力が求められます。
もし届かないと判断した場合は、途中に休める出っ張りがないかを探すか、迂回ルートを構築する柔軟な思考が必要となります。
騎乗生物による高速移動|馬の厳選と育成
広大な平野や、都市間の長距離移動において欠かせないのが、騎乗生物である「馬」の存在です。
徒歩でのダッシュとは比較にならない圧倒的な速度を誇り、フィールド探索の時間を大幅に圧縮してくれます。
本作における馬は、単なる移動用の乗り物ではなく、育成要素を備えたコンパニオンとしての側面も持ち合わせています。
馬には個体ごとにステータスが設定されており、最高速度、加速力、旋回性能、スタミナ容量などが異なります。
野生の馬を捕獲するか、街の厩舎で購入することで入手できますが、より高性能な馬を求めてフィールドを駆け回る「馬の厳選」も、本作の醍醐味の一つです。
さらに、馬専用の装備品(鞍、蹄鉄など)をクラフトして装着させることで、ステータスを底上げし、自分好みの名馬へと育て上げることができます。
悪路でも減速しにくい馬や、長時間の全力疾走に耐えうるスタミナ特化の馬など、プレイスタイルに合わせた育成が探索の快適さを左右します。
馬の世代とステータス傾向の比較
馬には「世代」という概念が存在し、高い世代ほど基礎ステータスが優れています。 以下は、世代ごとの一般的なステータス傾向をまとめた表です。
| 馬の世代 | 入手難易度 | 最高速度 | 加速力 | 旋回性能 | 総評 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1〜2世代 | 容易(初期エリア) | 低 | 低 | 鈍重 | 序盤の移動手段。繋ぎとして運用。 |
| 第3〜4世代 | 普通(中盤エリア) | 中 | 中 | 普通 | バランスが良く、中盤の探索の主力。 |
| 第5世代以上 | 困難(特定エリア・交配) | 高 | 高 | 俊敏 | 圧倒的な機動力。厳選と育成のエンドコンテンツ。 |
高世代の馬を手に入れることは、オープンワールドをストレスなく楽しむための長期的な目標となります。
高所からの滑空移動|グライダーの適切な使い方
「烈風の羽ばたき」で得た高度、あるいは自力で登り切った山の頂上から、遠く離れた目的地へと移動する際に活躍するのが「グライダー」による滑空です。
空中に飛び出した状態で特定のアクションを入力することで、グライダーを展開し、緩やかに降下しながら長距離を飛空することができます。
滑空中の操作は、機首を下げることで降下速度と引き換えに前進速度を上げたり、逆に機首を上げることで滞空時間を延ばしたりと、航空力学的な制御が求められます。
目的地までの距離と高度を計算し、最適な滑空角度を維持することが、長距離飛行を成功させるコツです。
また、滑空状態から直接敵の頭上に急降下攻撃を仕掛けたり、空中に配置されたギミックを作動させたりと、移動だけでなく戦闘や謎解きにも応用できる奥深いシステムとなっています。
着地時には、タイミングよくアクションを入力して着地モーションを取らないと、ダメージを受けたり、大きな隙を晒したりするため最後まで気を抜けません。
滑空時のスタミナ消費と緊急展開
滑空状態を維持している間も、スタミナは緩やかに消費され続けます。
飛行距離を欲張るあまり、空中でスタミナが尽きてしまうとグライダーが強制的に解除され、そのまま自由落下へと移行してしまいます。
常に安全に着地できる場所を視界に収めながら飛ぶことが、不慮の事故を防ぐ基本です。
高所から誤って落下してしまった場合の緊急回避手段としても、グライダーの即座な展開は必須のテクニックです。
ファストトラベルの解放|拠点とワープの活用
物理的な移動手段を極めたとしても、マップの端から端まで移動するのは現実的ではありません。
そこで活用すべきなのが、一度訪れた特定のポイント間を瞬時に移動できる「ファストトラベル」システムです。
主要な街や村、フィールド上に点在するキャンプ地や特定のランドマークを解放(アクティベート)することで、ワープポイントとして利用可能になります。
探索の基本戦略は、未知のエリアに足を踏み入れたら、まずは最寄りのファストトラベルポイントを探して解放することです。
これにより、万が一ゲームオーバーになってしまった場合や、インベントリが一杯になってアイテムを売りに行きたい場合の復帰作業が劇的に楽になります。
ただし、本作のファストトラベルには、特定の条件下(戦闘中や、特定のダンジョン内など)では使用できない制限が設けられている場合が多いため、常にワープで逃げられるという甘い考えは捨てておく必要があります。
探索網の構築とルーティング
ファストトラベルポイントが充実してくると、マップ全体が網の目のようにつながっていきます。
素材採集の効率を高めるためには、どのポイントにワープし、そこからどのようなルートで馬を走らせるかという「ルーティング」の最適化が重要になります。
自分だけの効率的な採取ルートを開拓することも、レビューを作成する上での楽しみの一つです。
探索を支える特殊装備|生命の岐路のネックレス
フィールドの奥深くへと進むにつれ、回復アイテムの残量は常にプレイヤーの頭を悩ませる問題となります。
探索をより長く継続させるための特殊な装備として、「生命の岐路のネックレス」というアイテムが存在します。
このアイテムは、特定のボタン(L2+R2など)を同時押しすることで発動し、専用のモーションと共にキャラクターのHPを回復させる効果を持っています。
再使用までのクールタイムが10秒と非常に短く設定されており、ポーションなどの消費アイテムを節約する上で極めて優秀な性能を誇ります。
しかし、このアイテムには「岐路」という名の通り、強烈なデメリットが内包されています。
発動時、一定の確率でHPが最大値の3分の1回復する代わりに、運が悪いと同量のダメージをプレイヤー自身が受けてしまうのです。
このギャンブル要素により、ボス戦などのシビアな戦闘環境で頼りにするにはあまりにもリスキーな装備となっています。
回復アイテムが枯渇し、敵から逃げ回りながらワンチャンスの回復に賭けるといった、まさに絶体絶命の状況でのみ輝くピーキーな性能です。
効果の検証と運用上の注意点
実際のプレイにおける発動確率の偏りについて、簡単な検証結果を表にまとめました。(※あくまで体感に基づく参考値です)
| 発動回数 | 回復を引いた回数 | ダメージを引いた回数 | 実感としての偏り |
|---|---|---|---|
| 10回 | 6回 | 4回 | 若干回復が優勢に感じる |
| 50回 | 28回 | 22回 | 試行回数を重ねるとほぼ半々に収束する |
| 100回 | 52回 | 48回 | ギャンブルとしての期待値は決して高くない |
検証結果からも分かる通り、安定した回復手段としては計算できません。
また、特定のスキル(元素強化など)の発動コマンドと被っている場合、意図せず誤爆してダメージを受けてしまう事故も発生するため、装備しっぱなしにするのは推奨されません。
使用する状況を厳密に限定すべき、玄人向けの装備と言えます。
天候を操る特殊装備|雨天のネックレスと稲妻の指輪
本作のフィールドには天候の概念が存在し、晴れ、雨、嵐など、状況によって環境がダイナミックに変化します。
この天候システムを人為的に操作し、強力な攻撃手段へと昇華させるコンボ装備が存在します。 それが、「雨天のネックレス」と「稲妻の指輪」の組み合わせです。
まず、「雨天のネックレス」は、その名の通り周囲の天候を強制的に「雨」に変更する能力を持っています。
この効果自体は戦闘に直接影響を与えませんが、次に紹介する指輪の能力を引き出すための重要なトリガーとなります。
「稲妻の指輪」は、広範囲に高威力の雷撃を降り注がせる強力な魔法攻撃アイテムです。
しかし、この指輪を使用するための条件として、「雨が降っている環境下で一定時間(約2分間)待機し、電力をチャージする」必要があります。
自然の雨を待つのは非効率ですが、雨天のネックレスを併用することで、任意のタイミングで雨を降らせ、強制的に稲妻の指輪のチャージ条件を満たすことが可能になります。
この二つのアイテムが生み出すシナジーは圧倒的であり、多数の敵が密集している拠点を制圧する際などに絶大な威力を発揮します。
クールタイムの管理と入手難易度
強力なコンボですが、雨天のネックレスは一度使用すると再使用までに数時間という非常に長いクールタイム(あるいはシステム上の制約)が設定されています。
そのため、一つのダンジョンや大規模な拠点の攻略において、ここぞという切り札として一度だけ使用する、といった運用が基本となります。
また、これらのアイテムの入手方法は非常に複雑です。
「烈風の羽ばたき」を入手したクエストラインをさらに進め、「凄絶なる魂の導き」や「泥んだ森の河川工房」に関連する複数の面倒な依頼クエストを消化し、特定のボス(マッドウォーカーなど)を討伐しなければなりません。
多くの時間と労力を要しますが、それに見合うだけのロマンと破壊力を秘めた装備セットです。
環境を利用した移動術|地形とギミックの把握
これまでに紹介したアイテムやアクションだけでなく、フィールドに配置された様々な環境ギミックを利用することも、熟練の移動術の一つです。
例えば、特定の植物を攻撃することで爆発的な推進力を得たり、古代の遺跡に設置されたジャンプパッドのような装置を利用して大ジャンプを行ったりと、マップ内には無数の移動補助ギミックが隠されています。
これらのギミックは、ミニマップに表示されないことが多く、プレイヤー自身が周囲の環境を観察し、試行錯誤することで発見していく必要があります。
また、川の水流に乗って高速で下流へと移動したり、雪山の斜面を滑り降りたりと、自然の地形そのものを移動手段として活用する視点も重要です。
単にアイテムの性能に頼るだけでなく、ゲームの世界観とレベルデザインを深く理解し、利用できるものは全て利用するという姿勢が、オープンワールドゲームの移動を極める究極の境地と言えるでしょう。
周囲の環境への高い観察眼を持つことで、移動は単なる作業から、知的でクリエイティブな遊びへと変化します。
物理演算とシステムへの理解
本作の移動システムは、高度な物理演算に基づいて処理されています。 キャラクターの重量、加速度、摩擦係数などが複雑に絡み合い、リアルな挙動を実現しています。
そのため、急斜面でのダッシュは速度が落ちる、水や泥の中では足を取られるなど、現実世界と同様の物理法則が適用されます。
これらのシステム的な制約を理解し、地形に応じた最適なアクションを選択できるようになることが、無駄なスタミナ消費を防ぎ、最も効率的な移動ルートを構築するための土台となります。
まとめ
本レビューでは、「紅の砂漠」における高所への移動を劇的に変える「烈風の羽ばたき」の詳細と入手方法、そしてオープンワールドを快適に探索するための各種移動テクニックや特殊装備について解説しました。
「烈風の羽ばたき」による圧倒的な上昇気流は、複雑な地形をショートカットし、探索の自由度を飛躍的に高めてくれる必須級のアイテムです。
入手のための勢力クエストは長丁場となりますが、最優先で取り組む価値は十分にあります。
また、徒歩でのパルクール、馬の育成、グライダーの滑空、ファストトラベルの活用など、基本となる移動システムを深く理解し、組み合わせることで、広大な世界をストレスなく駆け巡ることが可能になります。
「生命の岐路のネックレス」や「天候操作コンボ」のような特殊な装備は、状況を限定して使用することで、ピンチを切り抜けたり、戦闘を有利に運ぶためのスパイスとなります。
これらの知識とテクニックを駆使して、ぜひあなただけの効率的な探索ルートを開拓し、パイウェン大陸の隅々まで冒険を楽しんでください。
移動の不便さを解消し、ゲームプレイそのものの快適さを向上させる一助となれば幸いです。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。 慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























