編集デスク・ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、「ランクマでジジーロンが異常に強い」という噂を耳にして、その真相と使い方が気になっていることでしょう。
2025年10月に発売された『Pokémon LEGENDS Z-A(ゼットエー)』。ミアレシティを舞台にした本作のランクマッチ「Z-A バトルクラブ」は、従来のターン制とは一味違う、4人同時対戦のリアルタイム要素を含んだ戦略バトルが展開されています。
その混沌とした環境の中で、なぜ今「ジジーロン」が注目されているのか。
この記事を読み終える頃には、ジジーロンの強さの秘密を完全に理解し、ランクマで勝利を量産できる育成と立ち回りが身についているはずです。
- 混戦環境で輝く特性「ぎゃくじょう」の真価
- メガシンカによる圧倒的耐久と火力の両立
- 4人対戦で刺さる広範囲・高火力技の構成
- 立ち回りだけで生存率を上げるポジショニング解説
それでは解説していきます。
ランクマ環境でジジーロンが「最強」と言われる4つの理由
まずは、現在の「Z-A バトルクラブ(ランクマッチ)」環境において、なぜマイナー寄りだったジジーロンがトップメタの一角に躍り出たのか、その背景を解説します。
メガシンカ獲得による種族値の暴力
今作の目玉である「メガシンカ」の復活。ジジーロンにも待望のメガシンカ(メガジジーロン)が実装されました。
元々高かった「とくこう」は種族値135からさらに跳ね上がり、メガシンカ後は全ポケモン中でもトップクラスの特殊火力を手に入れています。加えて、課題だった「ぼうぎょ」「とくぼう」が大幅に強化されたことで、要塞のような耐久力を獲得。鈍足アタッカーとしての完成形となりました。
乱戦ルールと特性「ぎゃくじょう」の驚異的なシナジー
本作のランクマは4人入り乱れるバトルロイヤル形式です。四方八方から流れ弾が飛んでくるこのルールでは、HPが半分以下になった時に特攻が1段階上がる特性「ぎゃくじょう」の発動機会が極めて多いのが特徴です。
従来の1vs1では「発動前に倒される」リスクがありましたが、耐久が上がったメガジジーロンであれば、適当な攻撃をわざと受けて火力を上げ、そこから全体攻撃で盤面を制圧する「被弾前提の立ち回り」が可能になりました。
ゴースト・フェアリー環境への回答
現在、環境には「メガゲンガー」や「ハバタクカミ(パラドックス)」、「ミミッキュ」などのゴースト・フェアリータイプが蔓延しています。
ノーマル・ドラゴンという複合タイプを持つジジーロンは、ゴースト技を無効化しつつ、等倍範囲の広い技で反撃が可能です。特に、乱戦で飛び交う「シャドーボール」を無視して動けるアドバンテージは計り知れません。
トリックルーム下の「固定砲台」性能
素早さが遅い(S種族値36)ことは、本作においてはメリットになり得ます。味方や自身で「トリックルーム」を展開してしまえば、他の高速アタッカー(メガライボルトやゲッコウガなど)を完全に置き去りにし、上から高火力広範囲技を叩き込む「固定砲台」と化します。
【決定版】メガジジーロンの育成論
ここからは、実際にランクマッチで結果を残している最強の型を紹介します。
【基本データ:メガジジーロン】
- タイプ:ノーマル / ドラゴン
- 特性:ぎゃくじょう(メガ前)→ ぎゃくじょう(メガ後も継続)
- 持ち物:ジジーロンナイト
性格と努力値配分(HCベース)
| ステータス | 配分 | 実数値(Lv50) | 意図 |
|---|---|---|---|
| 性格 | れいせい | (C↑ S↓) | 素早さを下げ、トリル下での行動順を確保 |
| HP (H) | 244 | – | 奇数調整(定数ダメ意識)、総合耐久確保 |
| 攻撃 (A) | 0 | – | イカサマ対策でA個体値0推奨 |
| 防御 (B) | 12 | – | 余り。物理耐久の底上げ |
| 特攻 (C) | 252 | 極振り | 火力特化。一撃で倒せる範囲を広げる |
| 特防 (D) | 0 | – | – |
| 素早 (S) | 0 | 最遅 | 最遅調整(個体値0) |
【解説】 基本はHPと特攻に振り切る「HCぶっぱ」で問題ありません。本作のランクマはダメージレースが激しいため、半端な耐久調整よりも、確実な火力と総合的な耐久数値を優先すべきです。性格は「トリックルーム」運用を前提とするため、素早さを下げる「れいせい」一択です。
確定技:ハイパーボイス
タイプ一致のメインウェポン。 本作の仕様上、「音系の技」は身代わりを貫通するだけでなく、特定の障害物を貫通してヒットする判定があります。
- 威力90だが、特性「ぎゃくじょう」発動(C+1)+タイプ一致で、実質威力は凄まじいことになります。
- ダブルバトルや乱戦時、隣接する敵にまとめてダメージを与えられるため、ポイント稼ぎ(キル回収)に最適です。
確定技:りゅうせいぐん
対ドラゴン、または高耐久ポケモンを強引に削るための最大打点。 使用後に特攻が2段階下がりますが、本作の「交代」システム(控えに戻してデバフ解除)や、特性「ぎゃくじょう」による再バフでケアが可能です。
- メガボーマンダやガブリアスなどのメジャーなドラゴンタイプを、一撃で沈めるために必須です。
選択技:かえんほうしゃ / だもんじ
鋼タイプへの打点。 特に環境に多い「メガメタグロス」や「ギルガルド(シールドフォルム)」、「ナットレイ」に対して刺さります。
- 命中安定を求めるなら「かえんほうしゃ」。
- 一撃の破壊力を求めるなら「だいもんじ」。
- 個人的には、乱戦での撃ち漏らしを防ぐため、命中安定の**「かえんほうしゃ」**を推奨します。
選択技:まもる / トリックルーム / はねやすめ
4枠目はプレイスタイルに合わせて選択してください。
- まもる: 4人対戦ではヘイトを買うと集中砲火を浴びます。様子見や、味方の援護を待つために重要度が高いです。
- トリックルーム: 味方に始動要員がいない場合、自ら展開するスイッチトリパ運用で採用します。
- はねやすめ: 耐久して「ぎゃくじょう」を複数回発動させるゾンビ戦法用。場持ちが良くなります。
実戦での立ち回りと運用方法
どれだけスペックが高くても、使い方が悪ければ「ただの的」です。Z-A独自のバトルシステムを踏まえた、具体的な立ち回りを解説します。
序盤:ヘイト管理とポジショニング
バトル開始直後は、決して中央エリア(乱戦地帯)には行かないでください。
- 外周をキープ: フィールドの端や障害物の陰に陣取ります。
- 様子見: 他の3人が争い始めるのを待ちます。
- 漁夫の利: 削り合っている相手に対し、射程の長い「ハイパーボイス」や「かえんほうしゃ」で横槍を入れ、ダメージレースで優位に立ちます。
ジジーロンは鈍足なので、囲まれると逃げられません。「常に壁を背にする」意識が重要です。
中盤:「ぎゃくじょう」発動のタイミング
HPが削れてきたらチャンスです。メガシンカを切り、一気に攻勢に出ます。
- わざと受ける: 等倍以下の攻撃(水技や電気技など)なら、あえて受けてHPを半分以下にし、特性「ぎゃくじょう」を発動させます。
- C+1からの制圧: 特攻が上がった状態のメガジジーロンの火力は、半減でも受け切れないレベルです。「ハイパーボイス」を連打し、周囲の敵をなぎ倒してポイント(撃破数)を稼ぎましょう。
終盤:トリックルームでの詰め
残り時間が1分を切ったあたりで、フィールドの状況が一変します。ポイント上位者を狙って全員が動くため、スピード勝負になりがちです。
ここで「トリックルーム」を展開できれば、ジジーロンの独壇場です。 素早さが逆転した世界では、誰もジジーロンから逃げることはできません。逃げ惑う高速アタッカーたちを、必中級の火力で処理していきましょう。
相性の良い味方・対策必須ポケモン
パートナー(デュオ・スクワッド時)
もしフレンドとチームを組んでランクマに挑む場合は、以下のポケモンと組むのがおすすめです。
- クレセリア: 「トリックルーム」始動役として最も安定します。「みかづきのまい」や「サイドチェンジ」でジジーロンを徹底的にサポートできます。
- イエッサン♀: 「サイコフィールド」を展開することで、先制技(しんそく、ふいうち)を防ぎ、鈍足のジジーロンを守れます。「このゆびとまれ」での攻撃誘導も優秀。
要注意の天敵
一方で、以下のポケモンには滅法弱いため、マッチングしたら警戒が必要です。
- メガエルレイド / テツノブジン: 高速・高火力の格闘タイプ。物理耐久が上がったとはいえ、インファイト等の高威力格闘技は耐えられません。見かけたら即座に距離を取るか、味方を盾にしましょう。
- ニンフィア / メガサーナイト: 特防が高く「ハイパーボイス」が通りにくい上、弱点のフェアリー技(ハイパーボイス、ムーンフォース)で攻めてきます。これらに対しては、メガシンカ前の「ヘドロばくだん(技マシン)」採用なども視野に入りますが、基本は不利です。
まとめ
2025年の『ポケモンZA』ランクマ環境におけるジジーロンは、決してネタ枠ではなく、環境の穴を突いた**「ガチ強ポケモン」**です。
- メガシンカによる圧倒的な特殊耐久と火力
- 乱戦ルールで発動しやすい特性「ぎゃくじょう」
- 環境に多いゴースト技への耐性
- トリックルーム下での制圧力
これらを武器に、適切なポジショニングとヘイト管理を行えば、Aランク到達も夢ではありません。
特に「ハイパーボイス」の爽快感は、一度味わうと病みつきになります。ぜひこの記事を参考に、あなただけの最強ジジーロンを育成し、ミアレシティのバトルクラブで暴れ回ってください。
「老龍」の本気、見せてやりましょう。






