編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年11月6日についに発売された『ゼルダ無双 封印戦記』について、『ティアーズ オブ ザ キングダム(ティアキン)』との物語の繋がりや、登場するキャラクターたちの関係性が気になっていると思います。
僕も発売日の深夜0時から早速プレイを開始しましたが、これは……とんでもない作品が出てしまいました。 『ティアキン』をクリアした人ほど、序盤から鳥肌が止まらない展開の連続です。
この記事を読み終える頃には、『封印戦記』が『ティアキン』の物語をどのように補完し、そして「封印戦争」という壮大な戦いをどう描いているのか、その疑問が解決しているはずです。
- 『封印戦記』はティアキンの「過去」を描く正史
- 物語はゼルダのタイムスリップ直後から開始
- ラウルやソニア、ミネルなど建国の英雄たちが操作可能
- ティアキンでは語られなかった封印戦争の詳細な経緯
それでは解説していきます。
『ゼルダ無双 封印戦記』とは?ティアキンファン必見の「封印戦争」
まずは、本作『ゼルダ無双 封印戦記』がどのようなゲームなのか、基本情報をおさらいしておきましょう。
発売日と基本情報
『ゼルダ無双 封印戦記』(開発:コーエーテクモゲームス)は、2025年11月6日に発売されたNintendo Switch向けの「無双」系アクションゲームです。
「ゼルダ無双」シリーズとしては、2020年に発売された『ゼルダ無双 厄災の黙示録』以来、約5年ぶりの完全新作となります。
『厄災の黙示録』が『ブレス オブ ザ ワイルド』の100年前を舞台にしていたのに対し、今作『封印戦記』は、さらに数万年前、ハイラル王国建国の時代を描いています。
そう、何を隠そう『ティアーズ オブ ザ キングダム』で我々が「竜の涙」を通じて垣間見た、あの「封印戦争」の時代が舞台となっているのです。
物語の舞台はハイラル建国時代(ティアキンの「過去」)
『ティアキン』をプレイした方なら、「ラウル」や「ソニア」、「ミネル」といった名前、そして「ガノンドロフ」との壮絶な戦いの記憶が新しいはずです。
『ティアキン』では、ゼルダ姫が過去へ飛ばされ、そこで見聞きした出来事が「竜の涙」として地上の各地に刻まれました。 我々プレイヤーは、その断片的な記憶を集めることで、ハイラル建国の裏にあった悲劇と、魔王ガノンドロフ誕生の経緯を知ることになりました。
しかし、それらはあくまで「断片」でした。
「ソニア様はなぜ殺されなければならなかったのか」 「ラウルたちは具体的にどう戦ったのか」 「ミネルや他の賢者たちはどう動いたのか」 「ガノンドロフはどのようにしてラウルたちを欺いたのか」
『封印戦記』は、まさにこれらの疑問に真正面から答える作品です。 『ティアキン』で描かれた「過去」の物語を、より深く、より詳細に、そして「無双」ならではの大迫力のアクションと共に追体験できる。 それが『ゼルダ無双 封印戦記』なのです。
『厄災の黙示録』との違いは「正史」か「IF」か
前作『厄災の黙示録』は、『ブレス オブ ザ ワイルド』の100年前にタイムスリップしたガーディアン「テラコ」の介入によって、本来は敗北するはずだった歴史が変わり、「もしも英傑たちが勝利していたら」というIF(イフ)ストーリーが描かれました。
これに対し、今作『封印戦記』の序盤をプレイした限りでは、ストーリーは『ティアキン』で語られた歴史(正史)を忠実になぞっているように感じられます。
もちろん、ゲームとして盛り上げるためのオリジナル展開や、歴史の裏側で暗躍した(かもしれない)新たなキャラクターも登場しますが、根幹となる「ガノンドロフの魔王化」や「ソニアの悲劇」といった『ティアキン』で確定した歴史は、今作でも変えようのない事実として描かれています。
『ティアキン』の壮大な物語を補完する「正史」として、ファンが知りたかった「封印戦争」の全貌を、当事者たちの視点で体験できる。 これが『厄災の黙示録』との最大の違いであり、本作最大の魅力と言えるでしょう。
【最重要】『封印戦記』と『ティアキン』の物語の繋がりを徹底考察
では、具体的に『封印戦記』と『ティアキン』の物語はどのように繋がっているのでしょうか。 僕が序盤をプレイして判明した、衝撃的な繋がりの数々を徹底的に解説します。 (※序盤の重大なネタバレを含みますのでご注意ください)
プロローグは「ゼルダの過去へのタイムスリップ」から始まる
『封印戦記』の物語は、まさに『ティアキン』のプロローグの直後から始まります。
ハイラル城の地下深くでガノンドロフが目覚め、瘴気に触れたマスターソードは朽ち、リンクは右腕を失います。 そしてゼルダ姫は、謎の秘石の力によって過去へと飛ばされてしまいました。
『ティアキン』では、次にゼルダが登場するのはラウルの腕の中でした。 しかし『封印戦記』は、ゼルダが過去のハイラル(おそらく始まりの第一周辺)に降り立ち、そこでラウル王とソニア王妃に出会うシーンから、プレイヤーが操作できる形でスタートします。
つまり、我々は『ティアキン』のゼルダ姫として、未知の過去を生き抜き、ラウルやソニアたちと共に「封印戦争」に身を投じていくことになるのです。
この時点で、本作が『ティアキン』と地続きの物語であることは確定しました。 ゼルダはソニアから時の力の訓練を受け、ミネルとはゴーレムやプルアパッドの研究を通じて、少しずつこの時代の人間関係に溶け込んでいきます。
「竜の涙」で見たあのシーンを追体験
序盤でまず衝撃を受けるのが、「竜の涙」で見たシーンが、次々とゲーム内のイベントやバトルとして展開されることです。
その最たる例が「ガノンドロフの策略」です。
『ティアキン』の記憶では、ゲルド族の族長ガノンドロフが、ハイラル城に大群を差し向けました。 『封印戦記』では、これが序盤の大きな戦いとして描かれます。 ガノンドロフは、地中に潜む巨大な魔物「モルドラジーク」の群れを呼び起こし、陽動としてハイラル城にけしかけます。
ここでプレイヤーは、ラウル、ソニア、そしてゼルダを操作し、無数のモルドラジークと戦うことになります。 そして、ムービーではラウルがあの「ジャッジメント合図」を放ち、魔物の群れを一掃するのです。 『ティアキン』で見たあの神々しい光景を、ゲーム内で体験できることにまず感動しました。
ティアキンでは語られなかった「封印戦争」の詳細
『ティアキン』では、モルドラジークの襲撃はガノンドロフの「力を見せつける」デモンストレーションのように描かれていました。
しかし『封印戦記』では、この裏でガノンドロフがゲルド族の別動隊にハイラル城を北から奇襲させていたことが判明します。 この奇襲部隊を率いるのが、新キャラクターの「アルディ」です。
つまり、モルドラジークはあくまで陽動であり、本命は城への直接攻撃だったのです。 この戦いを通じて、プレイヤーはラウルたちの確かな実力と、ガノンドロフの底知れない狡猾さを同時に知ることになります。
なぜガノンドロフはラウルに近づいたのか?
戦いの後、ガノンドロフは驚くべき行動に出ます。 彼は、奇襲をかけたアルディたちを「王国への謀反者」として自らの手で討伐し、その首を手土産にラウル王の前に現れ、「ハイラル王国に帰順する」と申し出たのです。
『ティアキン』では、ガノンドロフがどのようにラウルの懐に入り込んだのか、その具体的な経緯は描かれませんでした。 『封印戦記』は、この「帰順の申し出」という狡猾な一手があったことを明確に描いています。
ゼルダは未来を知る者として(そしてあのガノンドロフの顔を見て)警戒しますが、ラウルは「だからこそ監視下に置くべきだ」と、ガノンドロフをハイラル城に迎え入れてしまいます。 この決断が、後にあの取り返しのつかない悲劇へと繋がっていくのです。
序盤の衝撃展開 – ソニアの悲劇は回避できなかった
そして、物語は序盤にして最大の悲劇を迎えます。
ガノンドロフが王国に加わってから半年後。 ラウルがガノンドロフと共に(という名目の監視下で)魔物の討伐に向かい、城を留守にします。
その隙を突き、かねてから暗躍していた「偽ゼルダ」(ガノンドロフの呪術による分身)が、ソニア王妃に近づきます。 『ティアキン』で見た、あのシーンです。
『封印戦記』では、この偽ゼルダの暗躍を、ゼルダとソニアが見破るという一連の流れが描かれます。 しかし、運命は変えられません。 偽ゼルダの背後から現れた本物のガノンドロフによって、ソニアは背後から刺され、時の秘石を奪われてしまいます。
そして、ガノンドロフはソニアの秘石を取り込み、魔王へと変貌するのです。
この一連の流れは、『ティアキン』の歴史(正史)をなぞるものであり、「無双」シリーズであってもこの悲劇は覆せない、という重い事実をプレイヤーに突きつけます。 ソニアを失ったラウルの絶望、そして目の前で歴史通りの悲劇が起きてしまったゼルダの無力感。 ここからが「封印戦争」の本当の始まりなのです。
地底の謎と「近畿のゴーレム」の正体
『ティアキン』とのもう一つの大きな繋がりは「地底」と「ゴーレム」です。
『封印戦記』では、ミネルとゼルダが意気投合し、共に地底の調査に向かうチャプターがあります。 そこで二人が発見するのが、『ティアキン』でラウルが「我らゾナウの衰退に繋がった」と語っていた「近畿のゴーレム」です。
序盤のプレイでは、このゴーレムが『ティアキン』の「イニシエの勇者」の魂が宿る器と同一のものなのかはまだ断定できません。 しかし、ミネルとゼルダがこのゴーレムを研究している最中に、偽ゼルダの妨害によってゴーレムが暴走。 さらに、ガノンドロフが魔王化したことで、魔物たちが地底にも溢れかえります。
この混乱の中、ソニアを失ったラウルとゼルダは、ミネルの導きで地上の「忘れ去られた神殿」(ククジャ谷)へと撤退することになります。 『ティアキン』でゼルダがラウルと再会したあの場所が、封印戦争におけるラウルたちの拠点となっていくのです。
登場人物の関係性と新キャラクターまとめ
『封印戦記』は、ハイラル建国の英雄たちがプレイアブルキャラクターとして多数登場します。 序盤で判明した主要人物と、彼らの関係性を整理します。
ラウル(初代ハイラル王)
- 武器: 槍?(光の力を宿す謎の武具)
- 特徴: 光の力を操るゾナウ族の王。ハイラル王国の建国者。
- 関係性: ソニアの夫であり、ミネルの弟。未来から来たゼルダを保護し、導く。ガノンドロフの野心に気づきつつも、ゲルド族との共栄を願い、帰順を受け入れるという王としての苦渋の決断を下す。
- 操作感: 攻撃範囲が広く、光の力で敵を一掃するのが得意。モーションは重めだが一撃が強力なパワータイプ。
ソニア(初代王妃)
- 武器: 弓?(時の力を操る)
- 特徴: 時の力を持つハイリア人。ゼルダの遠い祖先にあたる。
- 関係性: ラウルの妻。ゼルダに時の力の使い方を教える師のような存在。その優しさと強大な力ゆえに、ガノンドロフの最初の標的となってしまう。
- 操作感: 序盤の訓練でのみ操作可能。時の力で敵の動きを止める(ビタロックのような)技が強力。ゼルダとのシンクストライク(合体技)は、技のクールタイムを大幅に短縮する強力なサポート効果を持つ。
ゼルダ(ティアキン)
- 武器: 光の剣(ラウルから与えられた力?)
- 特徴: 『ティアキン』の主人公の一人。過去に飛ばされ、ラウルたちと共に戦う。
- 関係性: ラウルとソニアの子孫。ミネルとは研究仲間として急速に仲良くなる。未来を知る者としてガノンドロフを警戒するが、ソニアの悲劇を止められず、歴史の重さを痛感する。
- 操作感: スタンダードで使いやすいスピードタイプ。ソニアから教わった時の力(モドレコのような技)も使える。ソニアとのシンクストライクは序盤最強クラスの性能。
ミネル(魂の賢者)
- 武器: ゴーレム(ミネル自身が乗り込む?)
- 特徴: ラウルの姉。ゾナウ族随一の頭脳を持つ研究者。「魂の賢者」。
- 関係性: ゼルダの良き理解者であり、姉のような存在。プルアパッドの解析やゴーレムの研究を行う。
- 操作感: ゴーレムを召喚・操作して戦うテクニカルなキャラクター。攻撃モーションは遅めだが、雑魚敵の処理能力が非常に高い。
ガノンドロフ(ゲルド族長)
- 武器: 大剣
- 特徴: ゲルド族唯一の男性族長。強大な力と野心を併せ持つ。
- 関係性: ラウルを欺き、ソニアを殺害して魔王となる本作の宿敵。序盤ではまだプレイアブルにはならないが、いずれ操作できる可能性も?
- 操作感: (敵として登場)重い一撃と素早い動きを兼ね備え、圧倒的な強さを見せつける。
謎のゴーレム(リンク?)
- 武器: 片手剣と盾(ゾナウエネルギー製)
- 特徴: ミネルたちが発見した「近畿のゴーレム」とは別にもう一体存在する謎のゴーレム。なぜかリンクそっくりの戦い方をする。
- 関係性: カラボと共に行動している。ラウルたちのピンチ(風の魔人グルムゲイラ戦)に颯爽と現れ、合流する。
- 操作感: まさに『ティアキン』のリンクのような剣技と盾(ガードジャストも可能)を使いこなす。固有技でゾナウギアを使った攻撃(ロケット突進など)も可能。
カラボ(旅のコログ?)
- 武器: リュック(様々なアイテムを射出)
- 特徴: 謎のゴーレムと行動を共にする、やけに口調が荒いコログ。「相棒」とゴーレムを呼ぶ。
- 関係性: 謎のゴーレムの相棒。森に新しい根を張るために旅をしているらしい。
- 操作感: リュックから火の実、氷の実、水の実、大砲などを取り出して戦う。属性攻撃が非常に強力で、遠距離から安全に敵を殲滅できる。
特サ(謎のおっさん)
- 武器: 大剣
- 特徴: 歴戦のハイリア人と思われる謎の人物。カラボたちと共にラウル軍に合流する。
- 関係性: 謎。
- 操作感: 溜め攻撃が主体のパワータイプ。動きは遅いが、溜め攻撃はガードを貫通するなど、玄人向けの性能。
『封印戦記』独自のゲームシステムとティアキン要素
本作は「無双」アクションでありながら、『ティアキン』の要素を色濃く反映した独自のシステムが多数搭載されています。
基本は無双アクション
操作の基本は『厄災の黙示録』を踏襲しています。 弱攻撃(Y)と強攻撃(X)の組み合わせで多彩なコンボを繰り出し、敵のウィークポイントゲージを削り切ってスマッシュ(必殺技)を叩き込みます。 敵の攻撃に合わせた回避(ラッシュ)やガードも健在です。
新要素「ゾナウギア」の活用
『ティアキン』の最大の特徴であった「ゾナウギア」が、戦闘システムに組み込まれています。 各キャラクターは、アイテムとして「火龍の頭」「氷龍の頭」「雷龍の頭」「タイマー爆弾」「ロケット」などを装備できます。
戦闘中にこれらを使用すると、例えば「火龍の頭」をその場に設置し、自動で炎を放射させたり、「ロケット」で敵陣に高速で突っ込んだりできます。 特に氷龍の頭で敵を凍らせ、タイマー爆弾で大ダメージを狙うコンボは強力です。
仲間との合体技「シンクストライク」
『厄災の黙示録』の「シーカーアイテム」に代わる新システムとして「シンクストライク」が導入されました。 味方の近くで戦うと「シンクゲージ」が溜まり、最大になると仲間との強力な合体技を放てます。
これは単なるダメージ技だけではありません。 例えば、序盤で使える「ゼルダ&ソニア」のシンクストライクは、発動すると一定時間、ゼルダのゾナウギアや特殊技のクールタイムがほぼゼロになるという強力なバフ効果をもたらします。 どのキャラクターの組み合わせが強いかを探すのも、本作の楽しみの一つになりそうです。
拠点の設営と強化
これは『モンハン』のキャンプに近いシステムかもしれません。 ステージの特定の場所で「野営地」を設営できます。 野営地では体力を回復できるほか、集めた素材を「搬入」することで、そのステージ限定のバフ(経験値アップ、攻撃力アップ、移動速度アップなど)を得ることができます。 どのバフを優先するか、戦略性が求められます。
まさかの空中戦!?シューティングステージ
序盤で度肝を抜かれたのが、このモードです。 謎のゴーレム(リンク?)が「ファルコン」のような飛行形態に変形し、空島を舞台にグリオークと戦うステージが始まりました。
操作感は完全に3Dシューティングゲームです。 回避、ロックオンミサイル、敵の弾の跳ね返しなどを駆使して戦います。 『厄災の黙示録』での神獣戦のような、通常とは異なるゲームプレイが今作にも用意されており、非常に新鮮でした。
序盤プレイレビューと考察(ネタバレ注意)
最後に、ゲーム攻略ライターとしての視点で、序盤をプレイした感想と今後の考察をまとめます。
ティアキンファンほど刺さる、重厚なストーリー
まず断言できるのは、「『ティアキン』をクリアしてからプレイして本当に良かった」ということです。 ラウルとソニアがどれだけ優しく、偉大な王と王妃であったかを知っているからこそ、ソニアが殺害されるシーンの絶望感は計り知れません。 また、ガノンドロフが「帰順する」と嘘ぶき、ラウルがそれを受け入れてしまうシーンでは、「ダメだラウル、そいつを信じるな!」と本気でコントローラーを握りしめてしまいました。
この「歴史を知っているがゆえの無力感」と「それでも抗おうとするキャラクターたち」のドラマが、本作の序盤の大きな魅力となっています。
プレイアブルキャラの個性が際立つ
無双ゲームとしてのアクションも非常に快適です。 特に序盤で仲間になるキャラクターの個性が強く、操作していて飽きません。
- ゼルダ: スピードと手数で押す万能型。ソニアとのシンクストライクが強力無比。
- ラウル: 光の力で広範囲を薙ぎ払うパワー型。
- ミネル: ゴーレムによる鉄球攻撃など、雑魚処理性能がトップクラス。
- 謎のゴーレム(リンク?): 剣技、ゾナウギア、シューティングまでこなす超性能。
- カラボ: 属性攻撃のスペシャリスト。氷龍の頭と合わせて敵を完封できる。
- 特サ: 溜め攻撃がロマン砲。使いこなせば最強かも?
特に「カラボ」が強いのは意外でした。 コログがこんなに頼もしく見える日が来るとは……。 属性の実を無限に投げられるようなもので、敵の弱点を突き放題です。
今後の展開考察 – 賢者たちは集うのか
序盤でラウルたちは「忘れ去られた神殿」に拠点を移しました。 魔王となったガノンドロフに対抗するため、ラウルは各地の種族(リト族、ゴロン族、ゾーラ族、そしてゲルド族)に協力を仰ぎに行く展開が予想されます。
『ティアキン』で登場した「風の賢者」「炎の賢者」「水の賢者」たちの子孫、あるいは本人たちが、この『封印戦記』でラウルの仲間として集っていくのではないでしょうか。 そして、あの謎のゴーレム(リンク?)こそが、ミネルが魂を移すことになる「魂の賢者」の器となるのか……。
『ティアキン』では語られなかった、賢者たちが集うまでのドラマと、魔王軍との全面戦争。 『封印戦記』は、その壮大な物語の幕開けを、最高の形で私達に見せてくれました。
まとめ
『ゼルダ無双 封印戦記』は、単なる「無双ゲーム」ではありません。 これは、『ティアーズ オブ ザ キングダム』という壮大な物語の、最も重要で最も知りたかった「始まりの時代」を、最高のアクションと共に描き切ろうとする野心作です。
『ティアキン』で「竜の涙」を集めながら感じたあの切ない感動を、今度は当事者として、より深く体験することができます。 序盤でソニアの悲劇という最大の山場を迎えますが、ここからラウルたちがどう反撃していくのか。 そして、あの謎のゴーレムとカラボの正体とは。
『ティアキン』を愛する全ての人に、プレイしてほしい。 これは、ハイラル王国の「創世記」であり、壮絶な「封印戦争」の完全版です。 僕もこれから、ハイラルの未来を救うため(歴史を知ってはいますが)、ラウルたちと共に戦い抜こうと思います。






