ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2025年に発売が予定されている『ポケモンレジェンズ Z-A』で、いかにして強力な「オヤブン個体」を効率良く厳選するのか、その具体的な方法について知りたいのではないでしょうか。 前作『ポケモンレジェンズ アルセウス』で多くのトレーナーを魅了したオヤブンシステムが、新作でどのように進化するのか、期待に胸を膨らませていることでしょう。

この記事を読み終える頃には、レジェンズ Z-Aの発売に向けて、オヤブン個体を最大効率で厳選するための具体的な手順、必要な準備、そして応用テクニックまで、全ての疑問が解決しているはずです。
- オヤブン個体の特別な仕様と強さの秘密
- レジェンズZ-Aで予測されるオヤブン厳選のポイント
- 前作を基にした最大効率の厳選ローテーション術
- 厳選と育成に役立つポケモンやアイテムの紹介
それでは解説していきます。

オヤブン個体とは?その強さと基本的な仕様をおさらい
まずは基本に立ち返り、「オヤブン個体」がどういう存在なのかを整理しておきましょう。 前作『ポケモンレジェンズ アルセウス』をプレイした方ならご存知かと思いますが、オヤブンはヒスイ地方の各地に佇む、ひときわ大きく、赤い目を爛々と輝かせた特殊な個体のことです。 その圧倒的な存在感と強さは、ストーリー攻略はもちろん、クリア後のやり込みにおいても非常に重要な役割を果たしました。
オヤブン個体の特徴:見た目以上の圧倒的性能
オヤブン個体は、通常のポケモンと比較していくつかの明確な特徴を持っています。

- 巨大なサイズ:通常の個体よりも一回りも二回りも大きく、フィールドでの威圧感は相当なものです。
- 赤い目:常に目が赤く光っており、遠くからでも一目でオヤブンだと識別できます。
- 高いレベル:周辺に出現する野生ポケモンよりも格段に高いレベルで出現するため、序盤で遭遇すると大きな脅威となります。
- 強力なステータス:後述する個体値やがんばレベルが優遇されており、捕獲した瞬間から即戦力として期待できます。
- 特別な技:そのポケモンが通常は覚えないような技や、タマゴ技に相当するような珍しい技を覚えていることがあります。
これらの特徴により、オヤブン個体は単なるサイズが大きいポケモンというだけでなく、バトルにおけるエリート個体としての価値を確立しています。
がんばレベル(努力値)が高いことのメリット
ポケモンシリーズにおける「努力値」の概念は、『レジェンズ アルセウス』では「がんばレベル」というシステムに置き換えられました。 ポケモンを倒したり、「ガンバリのすな」などのアイテムを使ったりすることで、HP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさの各ステータスのがんばレベルを0から10まで上げることができます。
オヤブン個体の最大のメリットの一つが、このがんばレベルが捕獲した時点で既に一定数上がっていることです。 特に、HPのがんばレベルが高めに設定されていることが多く、育成の手間を大幅に削減できます。 通常、がんばレベルを最大まで上げるには、多くのポケモンを倒したり、貴重なアイテムを大量に消費したりする必要があります。 しかし、オヤブン個体をベースにすれば、その労力を他のポケモンの育成に回すことができるため、パーティ全体の強化を効率的に進めることが可能になるのです。 レジェンズ Z-Aでも同様のシステムが採用されるのであれば、このメリットは計り知れないものとなるでしょう。
個体値(さいこう)が3V以上確定という破格の恩恵
ポケモンには、各種ステータスの才能を示す「個体値」という隠しステータスが存在します。 これは0から31までの32段階で評価され、最高の31は「さいこう」と表現されます。 近年の作品では、6つのステータスのうち、個体値が最高のものがいくつあるかを「V」という単位で数えるのが一般的です(例:6つのステータス全てが最高なら「6V」)。
驚くべきことに、『レジェンズ アルセウス』におけるオヤブン個体は、捕獲した時点で6つのステータスのうち、ランダムな3つが必ず最高値(3V)であることが確定しています。 これは、厳選作業においてとてつもないアドバンテージです。 通常、理想的な個体値を持つポケモンを孵化作業などで手に入れようとすると、膨大な時間と運が必要になります。 しかし、オヤブンを狙うことで、そのスタートラインが大幅に引き上げられるのです。
残りの3つのステータスはランダムですが、「ぎんのおうかん」のようなアイテムで後から個体値を最大にすることも可能です。 とはいえ、貴重なアイテムを節約できるに越したことはありません。 3Vが保証されているオヤブンは、対戦や高難易度コンテンツを見据えたポケモン育成において、最高の素体と言えるでしょう。
通常は覚えない特別な技
オヤブン個体は、レベルアップやわざマシンでは覚えられないような特別な技を習得していることがあります。 これにより、戦術の幅が大きく広がります。 例えば、本来なら覚えないタイプの攻撃技を持っていることで、苦手な相手への有効打になったり、ユニークなコンボを生み出したりすることが可能です。 レジェンズ Z-Aの舞台となるカロス地方は、「メガシンカ」が初めて登場した場所です。 オヤブン個体が覚える特別な技とメガシンカの組み合わせは、新たなバトル環境を創り出す可能性を秘めており、今から考察するのが非常に楽しみです。
【レジェンズZ-A予習】オヤブン個体を厳選するための準備
さて、オヤブンの魅力をご理解いただけたところで、次は実際に厳選を行うための準備について解説します。 これは『レジェンズ アルセウス』の経験則に基づいたものですが、Z-Aでも応用できる普遍的な内容です。 行き当たりばったりで挑むのではなく、周到な準備こそが効率化への一番の近道です。

なぜオヤブン厳選が必要なのか?
「ストーリーをクリアするだけなら、普通のポケモンでも十分では?」と思う方もいるかもしれません。 確かにその通りです。 しかし、ポケモンというゲームの真の楽しみは、クリア後のやり込み要素にあると言っても過言ではありません。 高難易度のバトルコンテンツ、オンラインでの対戦など、より高いレベルでゲームを楽しみたいのであれば、ステータスに優れたポケモンの育成は不可欠です。
オヤブン厳選は、その育成のスタートラインを可能な限り高く設定するための作業です。 優れた個体値とがんばレベルを持つオヤブンを捕まえることで、育成にかかる時間とリソースを大幅に節約し、理想のパーティをより早く完成させることができます。 特に、伝説のポケモンや人気ポケモンのオヤブンは、その希少価値も相まって、多くのトレーナーの目標となるでしょう。
厳選の前にストーリーをクリアすべき理由
オヤブン厳選を本格的に始めるのは、メインストーリーをクリアした後を強く推奨します。 理由は以下の通りです。
- 行動範囲の拡大:ストーリーを進めることで、ライドポケモンが揃い、マップの隅々まで自由に移動できるようになります。これにより、様々なオヤブンの生息地にアクセスしやすくなります。
- 資金とアイテムの確保:クリア後のほうが、金策やアイテム集めが格段に楽になります。厳選には大量のボールや回復アイテムが必要になるため、十分な資産を確保しておくことが重要です。
- 捕獲率の上昇:団員ランク(またはそれに相当するシステム)を上げておくことで、高レベルのポケモンが捕まえやすくなります。オヤブンは総じてレベルが高いため、捕獲率を上げておくに越したことはありません。
- 厳選スポットの解放:『レジェンズ アルセウス』では、クリア後に行けるようになるエリアに、オヤブンの厳選に最適な場所が存在しました。Z-Aでも同様のクリア後要素が用意されている可能性は非常に高いです。
焦らず、まずはストーリーをじっくりと楽しみ、冒険の準備を整えてから厳選に臨むのが賢明です。
捕獲要員としておすすめのポケモン
オヤブンの捕獲は一筋縄ではいきません。 高いレベルと攻撃力で、こちらのポケモンを一撃で倒してくることも珍しくありません。 そこで、捕獲を専門とする「捕獲要員」を育てておくことが、効率を飛躍的に向上させます。
状態異常を使いこなすポケモン
相手を「ねむり」や「まひ」状態にすることで、捕獲率は大きく上昇します。 特に「ねむり」状態は効果が高いため、催眠術系の技を使えるポケモンは非常に重宝します。
ポケモン | おすすめの技 | 特徴 |
---|---|---|
キノガッサ | キノコのほうし / みねうち | 命中率100%の催眠技「キノコのほうし」が最強。攻撃力も高く「みねうち」との相性も抜群。 |
パラセクト | キノコのほうし / みねうち | キノガッサと同様の技構成が可能。ゴーストタイプに無効化されないのが利点。 |
エルレイド | さいみんじゅつ / みねうち | 「さいみんじゅつ」の命中はやや不安だが、高い攻撃力と耐久力で安定感がある。 |
レジェンズ Z-Aの舞台がカロス地方であることを考えると、これらのポケモンが登場する可能性は十分にあります。 特にキノガッサは、捕獲要員としてシリーズを通して絶大な信頼を置かれているため、ぜひ一匹は育てておきたいところです。
HPを1だけ残す「みねうち」
「みねうち」は、相手のHPがどれだけ少なくても、必ず1だけ残してくれる便利な技です。 これにより、誤って倒してしまう事故を防ぎながら、捕獲率が最大になる状態を作り出せます。 上記のキノガッサやパラセクト、エルレイドのほか、多くのポケモンが習得可能です。 捕獲要員には必須の技と言えるでしょう。
大量捕獲に必要なボールの準備
オヤブン厳選は、試行回数がものを言います。 何度も捕獲を試みることになるため、モンスターボールは枯渇しがちです。 特に、重量級のポケモンに有効な「ヘビーボール」系統や、長期戦で効果を発揮する「タイマーボール」など、様々な種類のボールを大量にクラフト、または購入しておく必要があります。 拠点で素材を集め、常に数百個単位でストックしておくくらいの心構えで臨みましょう。
ボール種類 | 特徴 | 有効な状況 |
---|---|---|
ギガトンボール | 非常に重いポケモンが捕まえやすい | カビゴン、メタグロスなど |
ハイパーボール | 高い捕獲性能を持つ万能ボール | とりあえず投げる場合に |
タイマーボール | ターンが経過するほど捕まえやすくなる | 耐久力が高いオヤブンとの長期戦 |
ダークボール | 夜や洞窟で捕まえやすくなる | 夜行性のオヤブン狙い |
色違い厳選も視野に入れるなら「ひかるおまもり」
やり込みの極致ともいえるのが、「色違いのオヤブン個体」の厳選です。 ただでさえ希少な色違いポケモンが、オヤブンとして出現した時の感動は計り知れません。 この確率を少しでも上げるために必須となるのが、「ひかるおまもり」というだいじなものです。 『レジェンズ アルセウス』では、全てのポケモンの研究レベルを10にすることで入手できました。 これは非常に困難な条件ですが、色違い厳選を本気で考えるなら、避けては通れない道です。 Z-Aでも同様の入手条件になるかは不明ですが、図鑑完成が鍵となる可能性は高いでしょう。 オヤブン厳選と並行して、図鑑タスクも意識的に進めていくことをお勧めします。
【最大効率】オヤブン個体を厳選する具体的な手順(アルセウス版)
準備が整ったところで、いよいよ具体的な厳選方法の解説です。 ここでは『レジェンズ アルセウス』で最も効率的とされた方法をベースに、Z-Aでどう応用できるかを考察していきます。
厳選の聖地「時空の歪み」
『レジェンズ アルセウス』には、「時空の歪み」という特殊な空間がフィールドにランダムで発生するシステムがありました。 この歪みの中では、通常そのエリアには出現しない珍しいポケモンや、進化に必要なアイテムを持ったポケモンが多数出現します。 そして何より、歪みの中ではオヤブン個体が出現しやすいという特徴がありました。 歪みの発生を待ち、内部に出現するポケモンを厳選するのは、非常に有効な手段の一つでした。 レジェンズ Z-Aのミアレシティでこれに相当するシステムが登場するかは未知数ですが、「ホロキャスター」で突発的なイベント発生が告知され、特定の区画が一時的に変化するようなギミックは十分に考えられます。
固定シンボルオヤブンのリセット方法
フィールドには、常に同じ場所、同じ種類のオヤブン(固定シンボル)が出現するポイントがいくつか存在します。 これらのオヤブンは、性格や個体値、性別などが捕獲するまで固定されていません。 これを利用し、目的のオヤブンの前でレポート(セーブ)を書き、捕獲してはステータスを確認し、気に入らなければゲームをリセットするという方法が有効です。 非常にシンプルですが、特定のポケモンの理想個体を狙う上では最も確実な方法と言えるでしょう。
ただし、この方法は1匹ずつしか確認できないため、効率はあまり良くありません。 色違いを粘る場合など、特定の1匹に狙いを定める際に用いるのが良いでしょう。
エリア切り替えによる出現ポケモンのリロード術
ここからが本題であり、最大効率を叩き出すためのテクニックです。 これは、ゲームの仕様を利用して、エリアに出現するポケモンのラインナップを高速で入れ替える方法です。
ベースキャンプへの移動を繰り返す
『レジェンズ アルセウス』では、一度拠点であるムラ(またはベースキャンプ)に戻り、再度同じエリアに移動すると、出現する野生のポケモンがリセットされる仕様がありました。 これを利用して、オヤブンが出現する可能性のあるポイントを巡回し、目的のポケモンがいなければすぐに拠点に戻って再挑戦、というサイクルを繰り返します。
具体的な手順
- 厳選エリアの決定:まず、お目当てのポケモンが出現する可能性があるエリアに移動します。
- オヤブン出現ポイントの巡回:ライドポケモンなどを駆使して、エリア内のオヤブン出現ポイントを高速で見て回ります。
- 判定:お目当てのポケモンが出現したか、または色違いがいないかを確認します。
- リロード:お目当てのポケモンがいなかった場合、マップから拠点(コトブキムラ)へ移動します。
- 再突入:再び同じエリアのベースキャンプに移動し、手順2に戻ります。
このローテーションの速度を上げることが、厳選効率に直結します。 マップの構造や出現ポイントを完全に記憶し、最短ルートで巡回できるように練習しましょう。
レジェンズZ-Aでの応用予測
レジェンズ Z-Aの舞台が広大なミアレシティであるならば、このエリア切り替えは「メトロ(地下鉄)」のような高速移動システムを利用して行うことになるかもしれません。 例えば、セントラルエリアのポケモンセンターを拠点とし、メトロでノースサイドエリアに移動してオヤブンを探し、いなければまたメトロでセントラルエリアに戻る、といった具合です。 シームレスな都市構造の中で、どのようにポケモンの出現テーブルをリフレッシュさせるのか、その仕様に注目が集まります。
大量発生でのオヤブン厳選
『レジェンズ アルセウス』では、特定のポケモンの「大量発生」がマップ上で告知されることがありました。 この大量発生したポケモンの中には、低確率でオヤブン個体が含まれていることがあります。 さらに、Ver.1.1.0のアップデートで追加された「大大大発生」では、特定の条件を満たすと、出現するポケモンが全てオヤブンになるという夢のような状況も発生しました。
これは、特定のポケモンのオヤブン、さらにはその色違いを狙う上で最高のチャンスとなります。 レジェンズ Z-Aでも大量発生のシステムは続投される可能性が極めて高く、ミアレシティの各区画で「○○が大量発生中!」といった情報がアナウンスされることになるでしょう。 この情報は絶対に見逃せません。
厳選したオヤブン個体の育成論
無事に理想のオヤブン個体を捕獲できたら、次はその能力を最大限に引き出す「育成」の段階に入ります。 せっかくの逸材を、中途半端な育成で終わらせてはもったいないです。
がんばレベルの振り方
がんばレベルは、そのポケモンの役割に応じて振り分けるのが基本です。 物理攻撃で攻めるアタッカーなら「こうげき」と「すばやさ」を、特殊な攻撃を受け止める耐久型なら「HP」と「とくぼう」を、といった具合です。
オヤブンは初期からある程度がんばレベルが振られていますが、それが必ずしも理想的な配分とは限りません。 育成の最終段階では、「ガンバリのいし」などのアイテムを使って、理想のステータスになるように調整していく必要があります。 まずはそのポケモンをどう活躍させたいか、役割を明確にすることが育成の第一歩です。
性格補正の変更方法
ポケモンの「性格」は、特定のステータスに1.1倍の補正をかけ、別のステータスに0.9倍の補正をかける重要な要素です。 例えば、「いじっぱり」な性格は「こうげき」が上がりやすくなる代わりに「とくこう」が上がりにくくなります。 せっかく捕まえたオヤブンの性格が、そのポケモンの長所を伸ばさないものだった場合でも、がっかりする必要はありません。
『ソード・シールド』以降の作品では、「ミント」というアイテムを使うことで、性格によるステータス補正を後から変更できるようになりました。 『レジェンズ アルセウス』では、農場でミントを栽培することができました。 レジェンズ Z-Aでも同様のシステムが導入されるはずです。 これにより、個体値やオヤブンであるという点は妥協せず、性格は後から理想のものに修正するという柔軟な厳選が可能になっています。
ミントの種類 | 上昇する能力 | 下降する能力 |
---|---|---|
いじっぱりミント | こうげき | とくこう |
ひかえめミント | とくこう | こうげき |
ようきミント | すばやさ | とくこう |
おくびょうミント | すばやさ | こうげき |
技構成の考え方
オヤブンが覚えている特別な技を活かしつつ、そのポケモンの役割に合った技を揃えていきましょう。 技構成は、大きく分けて以下の要素を考慮して決めます。
- メインウェポン:タイプ一致で威力が高く、安定してダメージを与えられる主力技。
- サブウェポン:メインウェポンが効きにくい相手の弱点を突くための、異なるタイプの攻撃技。
- 変化技:能力を上げたり、相手を状態異常にしたりする補助的な技。
これらのバランスを考え、パーティ全体で苦手な相手がいなくなるように構成するのが理想です。
Z-Aで登場するメガシンカとの相性
レジェンズ Z-Aでメガシンカが復活することは、育成論に大きな影響を与えます。 メガシンカすると、種族値が大幅に上昇し、特性が変わるポケモンもいます。 オヤブン個体の高い基礎スペックは、メガシンカすることでさらに飛躍的なパワーアップを遂げるでしょう。 例えば、メガリザードンXになるリザードンなら物理攻撃を重視した育成を、メガサーナイトになるサーナイトなら特殊攻撃を活かす育成を、といったように、メガシンカ後の姿を想定した育成が求められます。 どのポケモンがメガシンカするのか、そしてオヤブン個体とのシナジーはどうなるのか、今後の情報公開から目が離せません。
その他|レジェンズZ-Aに関するQ&A
最後に、オヤブン厳選に関してよく寄せられる質問や、気になる点についてお答えしていきます。
伝説のポケモンのオヤブンは存在する?
これは多くのプレイヤーが気になるところでしょう。 『レジェンズ アルセウス』では、ディアルガやパルキアといったメインの伝説ポケモンにオヤブン個体は存在しませんでした。 しかし、ダークライやシェイミといった幻のポケモンは、イベントで戦う際にオヤブンとして登場しました。 このことから、Z-Aでも、ジガルデやイベルタル、ゼルネアスといったパッケージを飾る伝説のポケモンがオヤブンになる可能性は低いですが、イベントなどで入手できる特別なポケモンがオヤブン仕様になっている可能性は十分に考えられます。
オヤブン個体のサイズは遺伝する?
残念ながら、オヤブン個体の巨大なサイズは、タマゴによる遺伝はしません。 ポケモンホームなどを経由して他の作品に連れて行った場合も、サイズは通常の最大サイズに補正されます。 あの圧倒的なサイズ感は、あくまでレジェンズシリーズの世界でだけ体感できる特別なもの、と考えるのが良いでしょう。 Z-Aでも、ミアレシティを闊歩する巨大なオヤブンはその世界だけの特別な存在として、プレイヤーに畏敬の念を抱かせることになりそうです。
色違いのオヤブンはどのくらいの確率で出現する?
『レジェンズ アルセウス』における色違いの基本出現確率は1/4096でした。 これに、前述の「ひかるおまもり」や、ポケモンの研究レベル、大量発生といったボーナスが加わることで、確率を大幅に引き上げることができました。 全ての条件を最大まで満たした場合、その確率は約1/128にまで上昇します。
これは驚異的な確率ですが、それでも簡単に出会えるわけではありません。 色違いのオヤブン厳選は、まさにエンドコンテンツと呼ぶにふさわしい、長く険しい道のりになるでしょう。 しかし、それを乗り越えて出会えた時の喜びは、何物にも代えがたいものがあるはずです。
まとめ
今回は、来るべき新作『ポケモンレジェンズ Z-A』に備え、オヤブン個体を最大効率で厳選する方法について、前作の知識を基に徹底的に解説しました。
- オヤブンは3V確定、がんばレベルも優遇された即戦力エリート個体
- 厳選の準備として、ストーリークリア、捕獲要員の育成、アイテムの確保が重要
- 拠点とフィールドの往復による「エリアリロード」が最も効率的な厳選方法
- 大大大発生は、特定のポケモンのオヤブンを狙う絶好のチャンス
- 捕獲後の育成では、役割に応じたがんばレベル調整と、メガシンカを視野に入れた技構成が鍵
『ポケモンレジェンズ アルセウス』が示した新たなポケモンの世界の可能性は、Z-Aでさらに大きく花開くことでしょう。 未来都市ミアレシティを舞台に、どんなオヤブンたちと出会えるのか。 そして、メガシンカという要素が、オヤブンシステムとどう融合していくのか。 ゲーム評論家として、そして一人のポケモンファンとして、その登場を心から待ち望んでいます。 この記事が、あなたのZ-Aでの冒険の助けとなれば幸いです。