ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、リリースされたばかりの「ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブ」(オラドラ)で、どうすれば強力なパーティを編成できるのか、そのコツについて気になっていると思います。

手に入れたお気に入りのキャラクターを最大限に活かしたい、高難易度のクエストをクリアしたい、そんな熱い思いを持っていることでしょう。
ご安心ください。 この記事を読み終える頃には、オラドラにおけるパーティ編成の基本的な考え方から、手持ちの戦力を最大限に引き出す応用テクニックまで、あなたの疑問がスッキリ解決しているはずです。
- パーティの役割分担の重要性
- 戦力を激変させるアシストカードの仕組み
- 属性やグループ統一によるシナジー効果
- 手持ちキャラを活かす育成と編成の応用術
それでは解説していきます。

オラドラにおけるパーティ編成の基本
オラドラのバトルは、キャラクターの強さだけでなく、パーティ全体のバランスと戦略が勝利の鍵を握ります。 まずは最強編成を目指す上での土台となる、基本的な考え方をしっかりと押さえていきましょう。 ここを理解するだけで、あなたのパーティの戦闘力は格段に向上するはずです。

最強編成の前に!パーティの役割(ロール)を理解しよう
オラドラに登場する数多くのキャラクターたちは、それぞれ異なる得意分野を持っています。 これらを適切に組み合わせ、チームとして機能させることが重要です。 主な役割は以下の4つに大別されます。
アタッカー:パーティの火力担当
アタッカーは、高い攻撃力で敵にダメージを与えることを専門とする役割です。 スキルや必殺技(オラオラドライブ)が攻撃に特化しており、敵のHPを効率良く削るための中心的存在となります。 空条承太郎やDIOのような、原作でも屈指の攻撃力を誇るスタンド使いがこの役割を担うことが多いです。
代表的なアタッカー
- 空条承太郎(第3部): 単体への高火力スキルと、時を止めて一方的に攻撃できる必殺技が魅力の純粋なアタッカー。
- DIO: 範囲攻撃スキルと自己強化能力を併せ持ち、複数の敵を相手にするのが得意。吸血鬼としての耐久力も若干備える。
- グイード・ミスタ: スキルによって発射する弾丸の数でダメージが変動するテクニカルなアタッカー。会心(クリティカル)率を高めることで真価を発揮する。
タンク:味方を守る屈強な壁
タンクは、高いHPと防御力を活かして敵の攻撃を引き受け、味方を守る役割です。 敵の注意を自分に向ける「挑発」スキルや、自身の防御力を上げるスキルを持つキャラクターが該当します。 パーティの生存率を大きく左右する重要な存在と言えるでしょう。
代表的なタンク
- ジャン=ピエール・ポルナレフ: 「シルバーチャリオッツ」の素早い剣戟で敵の攻撃を捌きつつ、時には甲冑をパージして回避盾としても機能する。挑発スキルで味方を守る。
- ジョナサン・ジョースター: 高いHPと防御力に加え、波紋の力で自己回復も可能な耐久型のタンク。味方全体の防御力を一時的に上げるスキルも持つ。
サポーター:パーティを強化し敵を弱体化させる司令塔
サポーターは、味方の攻撃力や防御力を上昇させる「バフ」や、敵の能力を低下させる「デバフ」を駆使して戦闘を有利に進める役割です。 直接的な火力は低いものの、彼らの存在がパーティ全体のパフォーマンスを何倍にも引き上げます。
代表的なサポーター
- 東方仗助(第4部): 必殺技「クレイジー・ダイヤモンド」で味方全体のHPを大幅に回復できるヒーラー兼サポーター。通常スキルで味方の攻撃力を上げることも可能。
- ロバート・E・O・スピードワゴン: スキルで敵を「解説」し、味方がその敵に与えるダメージを増加させるというユニークなデバフを持つ。パーティの総ダメージ量を底上げする縁の下の力持ち。
ヒーラー:傷ついた仲間を癒す回復役
ヒーラーは、その名の通り味方のHPを回復するスキルに特化した役割です。 高難易度のクエストや長期戦では、ヒーラーの有無が生死を分けると言っても過言ではありません。 サポーターが兼任することも多いですが、回復に特化したキャラクターも存在します。
代表的なヒーラー
- ジョルノ・ジョバァーナ: 「ゴールド・エクスペリエンス」の能力で、物質に生命を与えて味方を回復する。単体回復と全体回復を使い分けることができ、安定した回復性能を誇る。
キャラクターの属性相性を把握する
オラドラのキャラクターには、それぞれ「属性」が設定されています。 属性には相性があり、有利な属性で攻撃すると与えるダメージが増加し、不利な属性から受けるダメージは減少します。 敵の属性に合わせてパーティを編成することが、クエスト攻略の基本中の基本です。
現在確認されている属性は以下の5つです。
属性 | 有利な属性 | 不利な属性 |
---|---|---|
力 (赤) | 技 (緑) | 速 (青) |
速 (青) | 力 (赤) | 技 (緑) |
技 (緑) | 速 (青) | 力 (赤) |
精神 (紫) | 知 (黄) | 知 (黄) |
知 (黄) | 精神 (紫) | 精神 (紫) |
力・速・技は三すくみの関係にあり、精神・知はお互いが弱点という関係です。 例えば、敵が技属性のボスであれば、パーティには力属性のアタッカーを編成していくのが定石となります。
スキルと必殺技(オラオラドライブ)の連携を考える
キャラクターの組み合わせを考える上で、スキルや必殺技のシナジー(相乗効果)を意識することも非常に重要です。

例えば、以下のような連携が考えられます。
- デバフからの高火力コンボ
- サポーターが敵の防御力を下げるスキルを使用する。
- その直後に、アタッカーが最も威力の高いスキルや必殺技を叩き込む。
- 状態異常を利用した戦術
- 特定のキャラクターが敵を「スタン」や「拘束」といった行動不能の状態異常にする。
- 敵が動けない間に、パーティ全員で集中攻撃を行う。
- 例:花京院典明の「ハイエロファントグリーン」で敵を拘束し、承太郎が必殺技を決める。
- 必殺技ゲージ加速コンボ
- 一部のキャラクターは、味方の必殺技ゲージを増加させるスキルを持っています。
- これらのスキルを活用し、強力な必殺技を連発してバトルを有利に進める。
このように、キャラクター単体の強さだけでなく、スキルがどのように連携するかを想像しながら編成を組むことで、戦術の幅が大きく広がります。
【最重要】アシストカード・サポートカードを制する者がオラドラを制す
キャラクターの育成や編成の基本を押さえたら、次はいよいよオラドラの神髄とも言える「アシストカード」と「サポートカード」のシステムに踏み込みます。 このシステムを理解し、使いこなせるかどうかで、パーティの強さは天と地ほどの差が生まれます。 初心者と上級者を分ける最大のポイントと言ってもいいでしょう。

「限定パーティー効果」とは?属性・グループ統一のメリット
アシストカードの中には、「限定パーティー効果」という特殊な能力を持つものがあります。 これは、特定の条件を満たしたパーティでないと効果が発動しないという強力なパッシブスキルです。
例えば、URアシストカード「風に変わる戦士」には、以下のような効果があります。
- 限定パーティー効果: 編成内の精神(紫)属性キャラクターの数に応じて、パーティ全体の会心ダメージがアップする(最大25%)。
このカードを、属性がバラバラのパーティに装備させても、効果はほとんど発揮されません。 しかし、パーティを精神属性のキャラクターで統一(あるいは多く編成)することで、初めてその真価を発揮し、パーティ全体の火力を大幅に引き上げてくれるのです。
統一パーティの主な種類
- 属性統一パーティ: 同じ属性のキャラクターで編成。限定パーティー効果を発動させやすく、特定の属性が弱点の敵に対して絶大な効果を発揮します。
- グループ統一パーティ: 原作の所属に基づいた「グループ」で編成。「第3部主人公チーム」「パッショーネ」「柱の男」など、特定のグループに所属するキャラで固めることで発動する効果を狙います。
- 例:アシストカード「受け継がれる黄金の精神」
- 限定パーティー効果: グループ「黄金の風」に所属するキャラクターが3体以上いる場合、味方全体の必殺技ゲージがバトル開始時に20%チャージされる。
- 例:アシストカード「受け継がれる黄金の精神」
- 所属統一パーティ: キャラクターに設定されている「正義」「悪」「中立」といった所属で編成。これらを条件とする限定効果も存在します。
序盤は手持ちのキャラクターが少なく、統一パーティを組むのは難しいかもしれません。 しかし、将来的に高難易度コンテンツに挑む際には、これらの統一パーティの構築が必須となるでしょう。
「限定アシスト効果」を見逃すな!キャラとの相性を見極める
アシストカードやサポートカードには、パーティー全体に効果を及ぼすものとは別に、「限定アシスト効果」を持つものもあります。 これは、特定の条件を満たしたキャラクターに装備させないと効果が発動しないというものです。
例えば、SSRサポートカード「皇帝(エンペラー)」の効果を見てみましょう。
- 基本効果: 装備キャラクターの物理攻撃力+80
- 限定アシスト効果: 装備キャラクターの所属が**「悪」**の場合、通常攻撃時に10%の確率で追撃が発生する。
このカードを所属**「正義」の空条承太郎に装備させても、得られるのは基本効果の物理攻撃力+80だけです。 しかし、所属「悪」**のDIOに装備させれば、基本効果に加えて「追撃効果」も発動し、キャラクターの性能を最大限に引き出すことができます。
このように、カードを装備させる際は、そのキャラクターの属性、グループ、所属などをしっかりと確認し、限定効果が発動するかどうかを必ずチェックする癖をつけましょう。
初心者が陥りがちな罠!高レアリティカードの落とし穴
オラドラを始めたばかりのプレイヤーがよくやってしまう間違いの一つに、「とにかくレアリティの高いカードを装備させてしまう」というものがあります。
もちろん、URやSSRといった高レアリティのカードは、基本ステータスの上昇値が高く、強力なスキルを持っていることが多いです。 しかし、前述の通り、限定効果の発動条件を満たしていなければ、そのカードは本来の力の半分も発揮できていません。
場合によっては、条件が合わないURカードよりも、無条件で汎用的な効果を発揮するSRやRのカードの方が、結果的にパーティ全体の戦力アップに貢献するというケースも少なくありません。
例えば、
- ケースA: 属性バラバラのパーティに、限定パーティー効果(精神属性のみ)を持つURカードを装備。
- → パーティー効果が発動せず、恩恵はほとんどない。
- ケースB: 同じパーティに、無条件で「パーティ全体の攻撃力+4%」の効果を持つRカードを装備。
- → パーティ全員の火力が確実に上昇する。
この場合、レアリティは低くとも、ケースBの方が明らかに優れた選択です。 手に入れたカードのレアリティに惑わされず、その効果の内容と発動条件を冷静に見極めることが、最強への近道となります。
おすすめ汎用アシストカード・サポートカード紹介
序盤の攻略に役立つ、限定条件が緩い、あるいは無条件で使いやすいカードをいくつか紹介します。 これらのカードは、どんなパーティに入れても腐りにくいため、育成リソースを優先的に投入する価値があります。
カード名 | レアリティ | 種別 | 主な効果 | 入手方法 |
---|---|---|---|---|
戦友との絆 | SR | アシスト | パーティ全体のHPを8%アップ | ストーリー進行報酬 |
策士の読み | SR | サポート | 装備キャラの会心率を10%アップ | ガチャ、イベント交換所 |
不屈の闘志 | R | アシスト | パーティ全体の防御力を4%アップ | ガチャ、ノーマルクエストドロップ |
これらのカードをまずは強化・育成し、パーティの基礎戦力を安定させることをお勧めします。
手持ちキャラを最大限に活かす!育成と編成の応用テクニック
ここまではオラドラの編成における基本的な考え方を解説してきました。 しかし、現実には理想的なキャラクターやカードがすぐに手に入るとは限りません。 ここからは、今あなたが持っている手持ちの戦力を最大限に活かすための、より実践的なテクニックを紹介します。

まずは主力5キャラの集中育成を!リソース管理の重要性
オラドラは、キャラクターの育成に必要な素材やゲーム内通貨の消費が非常に激しいゲームです。 そのため、手に入れたキャラクターを片っ端から育てようとすると、すぐにリソースが枯渇し、全員が中途半端な強さになってしまいます。
ゲーム序盤で最も効率的なのは、自分が使うと決めた主力キャラクター5体を徹底的に集中育成することです。 アタッカー2体、タンク1体、サポーター1体、ヒーラー1体といったバランスの取れた5体を選び、レベルアップ、スキル強化、限界突破など、すべての育成リソースを彼らに注ぎ込みましょう。
広く浅く育てるよりも、狭く深く育てた方が、結果的にストーリーやイベントをスムーズに進めることができます。 他のキャラクターの育成は、主力メンバーの育成がある程度完了し、リソースに余裕が出てきてからで十分です。
低レアリティキャラクターの意外な使い道
「SSRやURじゃないと活躍できないのでは?」と思うかもしれませんが、それは早計です。 オラドラでは、低レアリティのキャラクターにもしっかりと使い道が用意されています。
高レアリティキャラは総合的なステータスが高いですが、特定の状況下では、低レアリティキャラの持つユニークなスキルが輝くことがあります。
低レアキャラが活躍する場面
- 特定の状態異常が有効なボス戦: 例えば、Rキャラの「マニッシュ・ボーイ(デス・サーティーン)」が持つ「睡眠」スキルが、特定の高難易度ボスに非常に有効である、といったケースが存在します。
- コスト制限のあるバトル: 今後のイベントで実装される可能性のある、パーティの合計レアリティやコストに上限が設けられたバトルでは、低コストで優秀なスキルを持つ低レアキャラが必須となります。
- バフ・デバフ要員として: ステータスの影響を受けにくい、敵の防御力を割合で下げるスキルや、味方の会心率を固定値で上げるスキルを持つ低レアサポーターは、長く活躍できる可能性があります。
キャラクターのレアリティだけで判断せず、スキル内容をよく確認し、可能性を探ってみることもオラドラの楽しみ方の一つです。
タイプ別おすすめ編成例
ここでは、特定の戦術に特化したパーティ編成の例をいくつか紹介します。 これらの編成を参考に、あなただけの手持ちキャラクターで応用してみてください。
編成例1:速攻物理火力パーティ
敵に反撃の隙を与えず、高火力で一気に押し切ることを目的とした編成です。
役割 | キャラクター例 | アシストカード例 | サポートカード例 |
---|---|---|---|
メインアタッカー | 空条承太郎(第3部) | 肉の芽(攻撃力アップ) | スタープラチナ(会心ダメージアップ) |
サブアタッカー | DIO | 世界(ザ・ワールド)(スキル回転率アップ) | 皇帝(エンペラー)(追撃効果) |
サポーター | ロバート・E・O・スピードワゴン | 戦友との絆(HPアップ) | 隠者の紫(敵防御デバフ) |
タンク | J・P・ポルナレフ | 不屈の闘志(防御力アップ) | シルバーチャリオッツ(回避率アップ) |
ヒーラー | 東方仗助(第4部) | 優しい精神(回復量アップ) | クレイジー・D(状態異常回復) |
戦術: スピードワゴンのデバフで敵の防御を下げ、承太郎とDIOのスキル・必殺技で一気にHPを削ります。ポルナレフが敵の攻撃を引きつけている間に、短期決戦を狙います。
編成例2:波紋・吸血鬼シナジーパーティ
「波紋使い」と「吸血鬼」グループのシナジーを活かした編成です。
役割 | キャラクター例 | アシストカード例 | サポートカード例 |
---|---|---|---|
メインアタッカー | ジョナサン・ジョースター | 受け継がれる波紋(波紋使い強化) | 幸運と勇気の剣(対吸血鬼特攻) |
サブアタッカー | シーザー・A・ツェペリ | シャボンランチャー(範囲攻撃強化) | エイジャの赤石(必殺技強化) |
デバッファー | DIO(第1部) | 吸血鬼の支配(吸血鬼強化) | 石仮面(自己再生) |
タンク | ウィル・A・ツェペリ | 仙道パワー(HPアップ) | ワインとカエル(スキル強化) |
サポーター | ストレイツォ | 師との誓い(波紋使い強化) | トムソン機関銃(デバフ付与) |
戦術: アシストカードで「波紋使い」と「吸血鬼」の両方を強化。ジョナサンとシーザーの波紋攻撃を主軸に、DIOのデバフで敵を妨害します。グループ統一によるステータスアップが強力です。
行き詰まった時のための編成見直しチェックリスト
クエストで勝てなくなったり、パーティ編成に悩んだりした時は、一度立ち止まって以下の項目をチェックしてみてください。 思わぬ見落としが見つかるかもしれません。
- □ 役割のバランスは取れているか? (アタッカーばかりで耐久力不足になっていないか?)
- □ 敵の属性に対して有利なキャラクターを編成しているか?
- □ アシストカードの「限定パーティー効果」は発動しているか? (条件を満たしていないカードはないか?)
- □ サポートカードの「限定アシスト効果」は発動しているか? (キャラクターとの相性は良いか?)
- □ スキルのレベルは十分に上がっているか? (キャラクターレベルだけでなく、スキルレベルも重要)
- □ キャラクターの装備は最適なものか? (キャラクターの特性に合った装備を選んでいるか?)
- □ スキルの連携(コンボ)を意識した編成になっているか?
これらの項目を一つずつ確認し、改善していくことで、必ず活路は見いだせるはずです。
まとめ
今回は、ジョジョの奇妙な冒険 オラオラオーバードライブにおける最強パーティ編成のコツについて、基礎から応用まで詳しくレビューしてきました。
- まずはアタッカー、タンク、サポーターといった役割のバランスを考える。
- 敵の属性に合わせて有利なキャラクターを編成する。
- アシストカードやサポートカードの限定効果を最大限に活用する。特に属性やグループの統一は非常に強力。
- 育成リソースを主力5キャラに集中させ、効率よく戦力を強化する。
オラドラのパーティ編成は非常に奥が深く、これこそが本作最大の魅力と言えるでしょう。 最強のテンプレート編成をただ真似するのではなく、今回紹介したポイントを参考に、あなた自身の手で、あなただけの最強パーティを創り上げてみてください。 手持ちのキャラクターとじっくり向き合い、試行錯誤を重ねる過程もまた、ジョジョの奇妙な冒険の一部なのです。
それでは、また次回のレビューでお会いしましょう。 健闘を祈ります。