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Nintendo Switch

【エクシリア】リメイクではなくリマスターの理由|14年間何も進歩しない理由とは|テイルズ

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ゲーム評論家の桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、2025年10月30日に発売が決定した『テイルズ オブ エクシリア リマスター』について、「なぜ待望のリメイクではなく、リマスターなのか?」という疑問を強くお持ちのことでしょう。

2011年の発売から14年もの歳月が流れ、次世代機での登場となるにも関わらず、なぜ根本的な作り直しではないのか。 その背景には、単なる技術的な問題だけでなく、現在のゲーム業界と『テイルズ オブ』シリーズが抱える複雑な事情が絡み合っています。

この記事を読み終える頃には、なぜ『エクシリア』がリマスターという形で蘇るのか、その理由とシリーズの今後の展望についての疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  • リマスターとリメイクの決定的な違い
  • エクシリアがリマスターで発売されるビジネス的背景
  • テイルズシリーズが直面する開発上の課題
  • ファンが本当に望むシリーズの未来像

 

それでは解説していきます。

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テイルズ オブ エクシリア リマスターの衝撃とファンの複雑な胸中

2024年、テイルズ オブ シリーズ30周年を目前に控える中で投下された一本の報せは、多くのファンを驚かせ、そして少しだけ複雑な気持ちにさせました。 そう、『テイルズ オブ エクシリア リマスター』の発売決定です。 まずはこの発表の概要と、なぜファンが歓喜一色とならなかったのか、その背景を詳しく見ていきましょう。

待望の復活!エクシリア リマスターの基本情報

発表された『テイルズ オブ エクシリア リマスター』の基本情報は以下の通りです。

  • 発売日: 2025年10月30日
  • 対応ハード: PlayStation 5, Xbox Series X|S, Nintendo Switch, Steam

発売まで約2ヶ月という急な発表でしたが、現行の主要な家庭用ゲーム機を網羅しており、多くのユーザーが手に取りやすい環境が整えられています。 しかし、ここで一つ興味深い点があります。 それは、任天堂の次世代機と噂される「Nintendo Switch 2」が対応ハードに含まれていないことです。 もちろん、後方互換によってSwitch版をプレイすることは可能でしょう。 しかし、あえて次世代機に最適化されたバージョンを出さないという選択は、開発側がこのリマスターをどのような位置づけと考えているかを示唆しているのかもしれません。 つまり、「現行機で過去作を遊べるようにすること」が主目的であり、最新技術を駆使した最高の体験を提供することが最優先事項ではない、ということです。

リマスター版の主な変更点としては、「より美しく、より遊びやすく」をコンセプトに、以下の点が挙げられています。

  • グラフィックのHD化: 解像度が向上し、キャラクターモデルや背景がより鮮明になります。
  • UI(ユーザーインターフェース)の改善: メニュー画面などが見やすく、操作しやすくなるよう調整されます。
  • システム面の細かな手直し: テイルズのリマスター作品で恒例となっている、プレイフィールを向上させるための改善が加えられるとのことです。

リメイクではないため、ストーリーの追加や戦闘システムの根本的な変更といった大規模な改修はありません。 あくまでオリジナル版の体験を尊重しつつ、現代の環境で快適に遊べるようにすることが目的のようです。

なぜ今「エクシリア」なのか?作品の魅力と歴史的意義を振り返る

数あるマザーシップタイトルの中から、なぜ今回『エクシリア』が選ばれたのでしょうか。 それを理解するためには、この作品が持つ独自の魅力と、シリーズにおける歴史的な立ち位置を振り返る必要があります。

2011年にPlayStation 3で発売された『テイルズ オブ エクシリア』は、シリーズ15周年記念作品として、多くの挑戦的な要素が盛り込まれていました。

ダブル主人公システム

最大の特長は、医学生の少年「ジュード・マティス」と、精霊の主を名乗る謎の女性「ミラ=マクスウェル」の二人から主人公を選択できる「ダブル主人公システム」です。 同じ物語を追いながらも、選んだ主人公によって異なる視点や限定イベントが展開され、物語の多面性を描き出すことに成功しました。 一周だけでは物語の全貌が見えないこのシステムは、プレイヤーに周回プレイを促し、作品世界への没入感を高める大きな要因となりました。

DR-LMBS(ダブルレイド・リニアモーションバトルシステム)

戦闘システムも大きな進化を遂げました。 仲間と連携(リンク)することで強力な「リンクアーツ」を放つことができ、戦略性と爽快感が飛躍的に向上。 キャラクターの位置取りや連携する相手の選択が重要となり、シリーズの持ち味であるアクション性の高いバトルをさらに深化させました。 この戦闘システムは非常に評価が高く、今プレイしても色褪せない魅力を持っています。

豪華なキャラクターデザイン

キャラクターデザインは、いのまたむつみ氏(ジュードサイド)と藤島康介氏(ミラサイド)という、シリーズを象徴する二大巨頭が担当。 それぞれの個性が光る魅力的なキャラクターたちは、物語に深い彩りを与え、多くのファンを獲得しました。

このように、『エクシリア』はシリーズの伝統を受け継ぎつつも、新たなスタンダードを打ち立てた野心作であり、ファンからの人気も非常に高い作品です。 リマスター化の対象として選ばれるのは、ある意味で必然だったのかもしれません。

それでもファンが「リメイク」を期待した根深い理由

作品の評価が高いからこそ、ファンの期待はさらに大きなものとなっていました。 リマスターの発表に手放しで喜べない声が上がったのは、主に以下の理由からです。

  1. 14年という歳月の重み: オリジナル版の発売は2011年。 PlayStation 3という2世代前のハードです。 この14年間でゲームのグラフィック技術、システム、表現力は劇的に進化しました。 ファンは、その進化を反映した、全く新しい『エクシリア』を見たかったのです。 特に、フィールドの作りやイベントシーンの演出などは、現代の基準で見ると古さを感じる部分があるため、根本的な作り直しを望む声が大きいのは当然でしょう。
  2. 過去のリメイク成功体験: テイルズシリーズには、『テイルズ オブ デスティニー』(PS2版)という伝説的なリメイクの成功例があります。 オリジナル版を尊重しつつ、戦闘システムを完全に作り直し、新たなストーリーを追加したこの作品は、リメイクのお手本として今なお語り継がれています。 こうした過去の栄光を知っているファンほど、「エクシリアもデスティニーのように生まれ変わってほしかった」という思いが強くなるのです。
  3. 『テイルズ オブ アライズ』が打ち立てた新たな基準: 2021年に発売された『テイルズ オブ アライズ』は、Unreal Engine 4を採用し、グラフィック、戦闘システム、ストーリーテリングのすべてにおいてシリーズを新たな次元へと引き上げました。 この「アライズ体験」を経たファンにとって、単なるHD化では物足りなく感じてしまうのは仕方のないことかもしれません。 「アライズのクオリティでエクシリアをプレイしたい」という願いは、多くのファンが抱く共通の夢なのです。

発表に対するファンのリアルな声とリーク情報の影

今回の発表に対するファンの反応は、「嬉しい」という声と「残念だ」という声が入り混じる、まさに賛否両論といった様相を呈しています。

SNSでは、「エクシリアは神ゲーだから純粋に嬉しい」「今のハードで遊べるのはありがたい」といった肯定的な意見が見られます。 特に、浜崎あゆみさんが歌う主題歌「progress」は非常に人気が高く、「またあの神曲が聴けるのか」と、音楽面での再評価を期待する声も少なくありません。

一方で、「なぜリメイクじゃないんだ…」「30周年でやるのがリマスターか」「また焼き増しか」といった失望や批判の声も数多く上がっています。 特に深刻なのは、ファンの期待と公式の発表内容との間に、あまりにも大きな「温度差」が生まれてしまっている点です。

さらに、今回の発表には「サプライズの欠如」という問題も付きまといました。 実は、発表のかなり前から『エクシリア』のリマスターに関するリーク情報が出回っており、その内容は今回の公式発表とほぼ一致していました。 そのため、多くのファンにとっては「やっぱりな」という感想しかなく、発表の瞬間の高揚感が削がれてしまったのです。 ファンが期待していたのは、リーク情報を覆すような「新作」のサプライズ発表でした。 しかし、蓋を開けてみればリーク通りのリマスターのみ。 この結果が、ファンの不満に拍車をかけていることは間違いないでしょう。

なぜリメイクではなくリマスターなのか?その深層にある理由

ファンの期待がリメイクにあることを承知の上で、なぜバンダイナムコはリマスターという選択をしたのでしょうか。 その背景には、ゲーム開発における理想と現実、そしてビジネス戦略が複雑に絡み合っています。 この章では、その深層にある理由を多角的に分析していきます。

根本的な違いを理解する:リメイク vs リマスター

まず、両者の違いを開発の観点から明確にしておきましょう。 これは単なる言葉遊びではなく、開発にかかるコスト、期間、人員が全く異なる、根本的な違いです。

項目 リマスター リメイク
目的 オリジナル版の素材を活かし、現行機でのプレイ体験を向上させる オリジナル版をベースに、現代の技術・解釈で作品を再創造する
開発規模 小〜中規模 大規模
開発期間 比較的短い(数ヶ月〜1.5年程度) 長期間(3年〜5年以上)
コスト 低〜中コスト 高コスト(新作開発に匹敵、あるいはそれ以上)
変更範囲 グラフィックの高解像度化、フレームレート向上、UI改善、バグ修正など ストーリー、キャラクター、ゲームシステム、グラフィックの抜本的な見直し
具体例 『ファイナルファンタジーVIII リマスタード』 『ファイナルファンタジーVII リメイク』
テイルズ例 『テイルズ オブ ヴェスペリア REMASTER』 『テイルズ オブ デスティニー』(PS2版)

この表を見れば一目瞭然ですが、リメイクは新作を1本開発するのに等しい、あるいはそれ以上のリソースを必要とします。 グラフィックをゼロから作り直すだけでなく、ゲームデザインやシナリオにも現代的な調整を加える必要があり、莫大な投資と時間、そして優秀なクリエイターが不可欠です。

一方、リマスターは既存のプログラムやアセット(グラフィック素材など)を流用できるため、比較的低コスト・短期間で開発が可能です。 これが、企業がリマスターという手法を選択する最大の理由の一つです。

ビジネス的視点から見る「リマスター戦略」のメリット

企業である以上、利益を追求するのは当然の活動です。 その観点から見ると、リマスター戦略にはいくつかの明確なメリットが存在します。

1. 開発コストとリスクの低減

前述の通り、リマスターはリメイクに比べて開発コストを大幅に抑えることができます。 これは、投資回収が容易であることを意味します。 また、『エクシリア』のように既に評価が確立されている作品であれば、一定数の売上が見込めるため、商業的な失敗のリスクも非常に低いと言えます。 不確定要素の多い新規IPや完全新作に比べて、はるかに安全なビジネスなのです。

2. IP(知的財産)の維持と新規ファン獲得

『テイルズ オブ』シリーズのような長期IPにとって、過去の名作がプレイできない状態にあることは、ブランド価値の低下に繋がります。 リマスターによって過去作を現行機で遊べる環境を整えることは、古くからのファンを喜ばせるだけでなく、シリーズの歴史に触れる機会を若い世代に提供することにもなります。 『アライズ』からシリーズに入った新規ファンが、次に『エクシリア リマスター』を手に取る、という流れを生み出すことができれば、IP全体の活性化に繋がります。

3. 開発リソースの最適化と「繋ぎ」の役割

これが最も重要なポイントかもしれません。 現代のAAA級タイトルの開発には、数百人規模のスタッフと5年以上の歳月が必要です。 バンダイナムコの主力開発チームが『アライズ』に続く完全新作に集中していると仮定した場合、同時に大規模なリメイクプロジェクトを動かすのはリソース的に非常に困難です。

そこで、リマスターが「繋ぎ」の役割を果たします。 新作が完成するまでの間、リマスター作品を定期的にリリースすることで、シリーズの話題性を維持し、ファンの関心を繋ぎとめることができます。 これは、ファンにとってはもどかしい状況ですが、企業にとってはシリーズを継続させるための合理的な戦略なのです。

テイルズ開発チームが抱える「アライズの呪縛」という課題

『テイルズ オブ アライズ』の大成功は、シリーズに栄光をもたらしたと同時に、重い「呪縛」も生み出しました。

『アライズ』は、グラフィック、ストーリー、戦闘の全てにおいて、過去のシリーズ作品とは一線を画すクオリティを達成しました。 これにより、ユーザーの期待値は極限まで高まっています。 もし今、『エクシリア』を中途半端なクオリティでリメイクしてしまえば、「アライズを超えられていない」「これならリマスターで良かった」という厳しい批判に晒されることは必至です。

リメイクするからには、『アライズ』と同等か、それ以上のクオリティが求められる。 しかし、それを実現するには莫大なコストと時間が必要です。 この高すぎるハードルが、安易にリメイクへと踏み切れない大きな要因となっているのです。 いわば、開発チームは自らが打ち立てた金字塔によって、身動きが取りづらくなっている状況と言えるでしょう。

30周年という節目とファンの期待とのズレ

ファンにとって30周年は、「未来への新たな一歩」を期待するお祭りです。 つまり、革新的な「新作」の発表こそが、最高のプレゼントだと考えています。

しかし、開発側にとっての周年記念は、「これまでの歩みを振り返る」という側面も持ち合わせているのかもしれません。 過去の偉大な遺産である『エクシリア』をリマスターという形で現代に蘇らせることは、彼らにとっての30周年の祝い方の一つなのでしょう。

この認識のズレが、現在の「温度差」の正体です。 ファンは未来を、開発は過去と現在を見ている。 どちらが正しいというわけではありませんが、このズレを埋めるためのコミュニケーションが不足していることが、ファンに不満を抱かせる大きな原因となっています。 「現在、新作を鋭意開発中です。 その間、まずはエクシリアを楽しんでお待ちください」というメッセージが一つあるだけでも、ファンの受け止め方は大きく変わったはずです。

「14年間何も進歩しない」は本当か?技術的・構造的な制約

「リマスターなんて手抜きだ」「何も進歩していない」という批判は、感情的には理解できますが、技術的な観点からは少し短絡的かもしれません。

リマスターは、あくまでオリジナル版の設計図(ソースコード)を基に改修を加える作業です。 PS3時代に作られたゲームの構造を、根本から変えることは非常に困難です。 例えば、キャラクターモデルを『アライズ』並みのクオリティに差し替えようとすれば、それに合わせてモーション、背景、エフェクト、さらには処理負荷の調整など、関連する全てを作り直さなければならず、それはもはやリメイクの領域に入ります。

また、戦闘バランスなども下手に変更すると、オリジナル版の面白さを損なう「改悪」になりかねません。 「進歩していない」のではなく、原作の良さを保つために「あえて進歩させていない(変更していない)」という側面もあるのです。 リマスター開発とは、古い設計図の制約の中で、どこまで現代的な改善を施せるかという、地道で繊細な作業の積み重ねなのです。

エクシリア リマスターに期待できることと『テイルズ オブ』の未来

リメイクではないことへの失望感はありつつも、『テイルズ オブ エクシリア リマスター』が魅力的な作品であることに変わりはありません。 ここでは、リマスター版に期待できるポイントと、今後のシリーズ全体の展望について考察します。

リマスター版で体験する「より美しく、より遊びやすい」エクシリア

オリジナル版をプレイした人にとっても、今回のリマスターは新たな発見があるかもしれません。

  • 高精細グラフィックで蘇るキャラクターたち: いのまたむつみ氏、藤島康介氏がデザインした魅力的なキャラクターたちが、高解像度でより生き生きと描かれます。 PS3時代には潰れてしまっていた細かな表情や衣装のディテールまで楽しめるようになるでしょう。
  • フレームレート向上による快適なバトル: 特にPS5や高性能PCでプレイする場合、フレームレートの安定・向上が期待できます。 これにより、DR-LMBSの高速で爽快なバトルが、より滑らかで快適に楽しめるようになります。 技の入力や回避のレスポンスも向上し、アクションゲームとしての面白さがさらに増すはずです。
  • ロード時間の短縮という恩恵: 次世代機の高速SSDの恩恵により、フィールド移動や戦闘突入時のロード時間が大幅に短縮されることが予想されます。 これにより、ゲームへの没入感が途切れることなく、テンポ良く物語を進めることができるでしょう。

オリジナル版のストーリーやシステムはそのままに、プレイの快適性が向上することで、改めて『エクシリア』という作品の完成度の高さを再認識できる良い機会になるはずです。

エクシリア未プレイのユーザーにこそオススメしたい確かな理由

もし、あなたが『アライズ』で初めてテイルズシリーズに触れ、『エクシリア』をプレイしたことがないのであれば、このリマスター版はまたとないチャンスです。

シリーズの中でも特に評価の高い重厚なストーリーは、今も多くのファンの心に残り続けています。 「信念」をテーマに、ジュードとミラがそれぞれの正義を貫こうとする姿は、きっとあなたの心も揺さぶるでしょう。

そして何より、爽快感抜群の戦闘システムは、未だにシリーズ最高傑作の一つに挙げる声も多いほどです。 仲間との連携が鍵を握る戦略的なバトルは、あなたを夢中にさせること間違いありません。

過去の名作に触れるには、古いハードを引っ張り出す必要があったり、グラフィックの古さが気になったりするものです。 その点、現行機で手軽に、かつ快適にプレイできるリマスター版は、入門用としてこれ以上ない選択肢と言えます。

ファンが本当に望むものとは?新作への期待と今後の展望

リマスターの意義を理解しつつも、やはりファンの最終的な渇望は「完全新作」にあります。 リマスター展開が続く現状は、いわば新作に向けた助走期間だと信じたいところです。

ファンが望むのは、単に新しいゲームが出るということだけではありません。

開発状況の透明性

『アライズ』の次がどうなっているのか、全く情報がないことがファンの不安を煽っています。 これは『ドラゴンクエストXII 選ばれし運命の炎』にも通じる問題ですが、コンセプトアートの一枚でも、開発が順調に進んでいるというメッセージだけでもいいのです。 ファンとのコミュニケーションを密にし、共に新作を待っているという一体感を醸成することが、今の開発チームには求められています。

『アライズ』を超える挑戦

ファンは、『アライズ』の成功に安住してほしくないと考えています。 グラフィックやシステムをさらに進化させることはもちろん、物語の面でも新たな挑戦を期待しています。 王道ファンタジーへの回帰か、それともさらにダークでシリアスな路線か。 いずれにせよ、『テイルズ オブ』らしい、心に残る物語とキャラクターをファンは待ち望んでいます。

30周年の残り期間、サプライズの可能性は?

『エクシリア リマスター』の発売が10月末。 シリーズ30周年を迎えるのは同年12月です。 まだ希望を捨てるには早いかもしれません。

年末に向けて開催されるであろうゲームイベントなどで、開発中の新作のティザー映像がサプライズ公開される、という可能性はゼロではないでしょう。 今回のリマスター発表に対するファンの反応は、開発チームにも届いているはずです。 その声に応える形で、何らかの「未来への約束」を示してくれることを、一人のファンとして切に願っています。

まとめ

今回は、『テイルズ オブ エクシリア』がなぜリメイクではなくリマスターとして発売されるのか、その理由を深く考察してきました。

結論として、その背景には、リメイクに伴う莫大な開発コストと期間、失敗のリスクといったビジネス的な判断。 そして、『アライズ』の成功によって極限まで高まったユーザーの期待というプレッシャー。 さらに、主力チームを完全新作に集中させるためのリソース最適化という、開発上の戦略的な事情が複雑に絡み合っていることが分かりました。

「14年間進歩していない」という厳しい声は、ファンがそれだけ『テイルズ オブ』シリーズを愛し、大きな期待を寄せていることの裏返しです。

『テイルズ オブ エクシリア リマスター』は、過去の名作の魅力を再発見し、新たなファンにその歴史を伝えるという重要な役割を担っています。 まずはこのリマスターを楽しみつつ、開発チームが水面下で進めているであろう「未来のテイルズ」の報せを、今は静かに、しかし熱い期待を込めて待ちたいと思います。

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