編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、新作「SAROS」と前作「リターナル」の物語の繋がりが気になっていると思います。
結論から言うと、両作品の物語に直接的な繋がりはありません。
そのため、前作を未プレイの方でも全く問題なく本作の世界観に没入することができます。
この記事を読み終える頃には、両作品の具体的な関係性やシステムの進化ポイントについての疑問が解決しているはずです。
- 物語の直接的な繋がりなし
- アクションシステムの大幅進化
- 全ロス廃止によるRPG要素追加
- 前作未プレイでも問題なくプレイ可能
それでは解説していきます。
SAROSとリターナルの物語や設定の繋がり
SAROSとリターナルにおける物語の直接的な繋がり
本作に関する情報を集めているゲーマーの皆様から、最も多く頂く質問が物語の繋がりについてです。
2026年4月30日に発売が予定されている三人称視点のSFシューターである本作ですが、前作にあたる「リターナル」とのストーリー上の繋がりは一切ありません。
前作は主人公のセレーネが未知の惑星アトロポスに不時着し、死と再生のループに囚われるという物語でした。
一方で本作は、全く異なる主人公が、全く異なる目的を持って未知の惑星に降り立つという独立したストーリーが展開されます。
世界観を共有しているという公式発表もないため、完全に新しいSF世界を舞台にした作品だと捉えて間違いありません。
登場人物や背景となる宇宙の歴史なども一新されているため、過去作の知識が求められる場面はないと言えます。
独立した作品として楽しむための設計
シリーズもののゲームにおいて、過去作の知識が必須となることは少なくありません。
しかし、本作は新規プレイヤーが入りやすいように、あえて物語の連続性を断ち切っていると考えられます。
ゲームを開始した瞬間から、新鮮な気持ちで未知の惑星の探索に集中できる設計になっているのです。
ハウスマークスタジオが手掛ける精神的続編としての立ち位置
物語の繋がりがないにも関わらず、なぜ本作が前作と深く結びつけて語られるのでしょうか。
それは、両作品の開発を同じ「ハウスマークスタジオ」が担当しているからです。
同スタジオは、緻密に計算された弾幕シューティングと、直感的な3Dアクションを融合させる技術において世界トップクラスの評価を得ています。
前作で培われた、触っているだけで気持ちの良い操作性や、息を呑むような弾幕の美しさは、本作にも色濃く受け継がれています。
そのため、ストーリーの続編ではなく、ゲーム体験の「精神的続編」として多くのファンから期待を集めているのです。
コアなゲームファンから高い支持を得た前作のDNAは、本作のあらゆるシステムに息づいています。
過去のノウハウが結集したアクション
開発スタジオが同じである最大のメリットは、前作の反省点や成功体験がダイレクトに次回作へ活かされる点です。
前作で評価が高かった「動かす楽しさ」はそのままに、ユーザーから寄せられた要望を吸収し、より洗練されたアクションゲームへと昇華されていることが期待できます。
前作リターナルを未プレイでも本作から楽しめる理由
物語が独立しているため、前作をプレイしていなくても本作のストーリー理解において遅れを取ることはありません。
また、ゲームシステム自体も本作独自の進化を遂げており、前作のテクニックがそのまま通用するとは限りません。
新たな防御手段や回避行動が追加されているため、過去作の経験者であっても、全く新しいゲームとして操作を習得していく必要があります。
したがって、本作からハウスマークスタジオの作品に触れる新規プレイヤーであっても、既存プレイヤーと同じスタートラインに立ってゲームを始めることができます。
むしろ、前作の先入観がない分、本作の独自システムを素直に吸収し、スムーズに上達できる可能性すらあります。
新規プレイヤーを歓迎するゲームバランス
前作は非常に高難易度なゲームとして知られていましたが、本作はより幅広いプレイヤー層を受け入れるための調整が施されているようです。
後述するRPG要素の追加などにより、アクションゲームが少し苦手な方でも、時間をかければ確実に先に進めるような設計思想が見受けられます。
今回の舞台となる日食に包まれた謎の惑星カルコサ
本作の舞台となるのは、常に不気味な日食に包まれている謎多き惑星「カルコサ」です。
この惑星における日食は、単なる天文現象にとどまらず、生態系に甚大な影響を与える重要なキーワードとなっています。
日食が起こると、惑星に生息する生物たちが狂気に陥り、凶暴化して襲いかかってくるという恐ろしい設定が存在します。
公開されている映像では、元々は温厚だったかもしれない生物や、あるいは同行していた仲間でさえも、日食の影響で異形の敵へと変貌していく様子が確認できます。
この環境変化が、ゲームプレイにどのような緊張感をもたらすのかが、本作の大きな見どころの一つです。
視覚的にも美しい絶望の表現
太陽が隠れ、薄暗い影が落ちる惑星カルコサの情景は、不気味でありながらもどこか美しさを感じさせます。
空に浮かぶ巨大な黒い太陽を背景に、無数の光弾が飛び交う戦闘シーンは、プレイヤーに強烈な視覚体験を提供してくれるはずです。
失踪した探査チームの救出という過酷なミッション
主人公がこの危険な惑星カルコサに足を踏み入れた目的は、連絡が途絶えた先行探査チームを捜索し、救出することです。
公開された映像の中には、主人公が「誰かを必ず見つけ出してやる」と強い意志を口にするシーンが含まれていました。
このことから、失踪した探査チームの中には、主人公にとって非常に重要な人物、例えば家族や恋人などが含まれている可能性が高いと推測できます。
過酷な環境と、日食によって狂い果てた生物たちが立ちはだかる中、残されたホロログなどの痕跡を辿りながら真実に迫っていく過程が描かれます。
単に敵を倒すだけでなく、行方不明者の足跡を追うというミステリー要素も、プレイヤーの探索意欲を大いに刺激してくれるでしょう。
感情移入しやすい主人公の設定
個人的な目的を持って危険地帯に赴く主人公の姿は、プレイヤーの感情移入を強く促します。
無機質な命令に従うだけの兵士ではなく、愛する者を救うという強い動機があるからこそ、何度倒れても立ち上がる主人公に共感できるのだと思います。
サイコロジカルホラー要素から本格SFへの路線変更の可能性
前作はSFの世界観をベースにしながらも、主人公の精神世界に深く切り込むサイコロジカルホラーの側面が強い作品でした。
謎が謎を呼ぶ展開の末、現実と妄想の境界が曖昧になるような結末は、プレイヤーの間で賛否両論を巻き起こしました。
私自身も前作のシナリオの着地点については少し複雑な感情を抱いており、よりストレートなSFストーリーを期待していた部分がありました。
その点、本作は「失踪者の捜索」という明確な目的が提示されており、物語のベクトルが外側の世界へと向いている印象を受けます。
日食という惑星規模の謎を解き明かす、王道のSFアドベンチャーとしての展開が大いに期待できる設定です。
より分かりやすい目的の提示
物語の目的が明確であることは、長時間のゲームプレイにおけるモチベーション維持に直結します。
複雑すぎる難解なシナリオよりも、次へ次へと進みたくなるような牽引力のある王道ストーリーが、本作のアクション性をより引き立ててくれるはずです。
SAROSのゲームシステムと前作からの進化ポイント
全ロスの廃止と永続アップグレードによるRPG要素の追加
本作のシステム面における最大のトピックは、前作でプレイヤーを苦しめた「全ロス」のシステムが廃止されたことです。
前作は純粋なローグライトであり、ゲームオーバーになると入手した武器やアイテム、強化状態のほぼ全てを失い、最初からやり直しとなる過酷な仕様でした。
しかし、本作では拠点となる場所が存在し、そこで永続的なアップグレードを行うことが可能になっています。
つまり、探索途中で倒れてしまっても、持ち帰った資源などを使って主人公の基礎能力を底上げし、次の探索をより有利に進めることができるのです。
これはローグライトというよりは、リトライを前提としたRPG的な要素が強くなったと言えます。
アクションの腕前だけでなく、キャラクターの育成というアプローチで難局を乗り越えられるようになったのは、多くのプレイヤーにとって朗報でしょう。
積み重ねが結果に結びつくシステム
私がよくプレイするRPG作品のように、プレイした時間が無駄にならず、確実にキャラクターの成長へと繋がるシステムは大きな魅力です。
ボス戦でわずかに及ばず敗北したとしても、その経験と持ち帰ったリソースが次の挑戦の大きな助けとなるため、諦めずにプレイを続けやすくなります。
敵の攻撃を吸収し戦略の幅を広げるソルタリシールド
アクション面での新たな追加要素として、「ソルタリシールド」と呼ばれる防御システムが導入されています。
前作の防御手段は基本的に回避行動のみであり、敵の弾幕をいかに避けるかというステップワークが重視されていました。
しかし本作では、このシールドを展開することで、敵の放つエネルギー弾などを直接吸収することが可能になっています。
映像を確認する限り、無制限に使えるわけではなく、吸収できる限界値やクールタイムなどが設定されていると予想されます。
無数の弾幕が迫る中、どの攻撃を回避し、どの攻撃をシールドで吸収するのかという、瞬時の判断力が求められるようになります。
攻防一体の立ち回りの実現
シールドの存在は、単なる防御手段にとどまらず、攻撃の起点としても機能する可能性があります。
例えば、吸収したエネルギーを利用して強力な反撃に転じるといったシステムがあれば、よりアグレッシブで戦略的な戦闘が楽しめるようになるでしょう。
難易度と爽快感を両立させる新たなパリィシステム
シールドに加えて、本作の戦闘をより奥深くしているのが「パリィ」の追加です。
パリィとは、敵の攻撃が命中する直前に防御アクションを行うことで、ダメージを無効化したり、敵の体勢を崩したりする高等テクニックです。
公開されたプレイ映像では、敵の近接物理攻撃や、特定の飛び道具に対してパリィを成功させている様子が確認できました。
ジャスト回避やブーストダッシュによる無敵時間を利用した立ち回りに加え、パリィという選択肢が増えたことで、アクションの自由度は飛躍的に向上しています。
もちろん、パリィのタイミングを見極めるには高い反射神経が必要とされますが、成功した際のリターンと爽快感は計り知れません。
プレイヤーの技術が試される要素
パリィはハイリスク・ハイリターンなアクションの代名詞であり、上手く決まった時の脳汁が出るような感覚は、アクションゲームの醍醐味です。
敵のモーションを観察し、攻撃のタイミングを完璧に見切るプレイヤースキルが、本作の戦闘では大いに試されることになります。
強力な一撃で戦局を変えるチャージ武器の導入
攻撃面における新たな要素として、エネルギーを溜めて放つ「チャージ武器」が登場しています。
本作の開発スタジオが過去に手掛けたシューティングゲームの多くは、連射力を活かして敵の群れを圧倒するスタイルが主流でした。
しかし、本作ではこのパワーウェポンの存在により、一撃の威力を重視した重厚な立ち回りも可能になっています。
固い装甲を持つ強敵や、巨大なボスキャラクターに対して、チャージ攻撃で大ダメージを与え、一気に戦局を覆すといったプレイングが想定されます。
チャージ中は移動速度が低下するなどのリスクが伴うはずなので、シールドや回避と組み合わせて、安全なタイミングを見極める戦術眼が求められます。
武器の選択肢がもたらす多様性
通常の連射武器とチャージ武器を状況に応じて使い分けることで、戦闘の単調さを防ぐことができます。
プレイヤーの好みに合わせたプレイスタイルの構築が可能になり、自分だけの最適な武器構成を探求する楽しみも増えるでしょう。
ピンチをチャンスに変えるアビリティであるセカンドチャンス
難易度を緩和しつつ、ドラマチックな展開を生む新システムが「セカンドチャンス」です。
これは、体力がゼロになって倒された際に、1回だけその場で蘇生することができる強力なアビリティです。
ただ生き返るだけでなく、蘇生後は一定時間ステータスが強化されるという恩恵も付与されるようです。
前作でも特殊なアイテムを消費することで復活することは可能でしたが、本作ではシステムとして標準搭載されている点が大きく異なります。
強大なボスとの死闘において、このセカンドチャンスをいかに戦略的に活用するかが、勝敗を分ける重要な鍵となるでしょう。
逆境からのカタルシス
瀕死の状態で倒れ、そこから強化状態で復活して逆転勝利を収める展開は、プレイヤーに最高のカタルシスを与えてくれます。
あえて致命傷を負って強化状態を引き出し、一気に攻め立てるといった、トリッキーな戦術も生まれるかもしれません。
PS5の性能を極限まで活かした圧倒的なグラフィックと演出
本作の対応プラットフォームは現状PlayStation 5のみとなっており、次世代機の性能をフルに引き出したグラフィックが展開されます。
不気味に蠢く異形の敵の細やかなモーションや、画面を覆い尽くすほどの極彩色の弾幕は、まさに圧巻の一言です。
また、日食の光と影のコントラストが描き出す惑星の風景は、空気感までもが伝わってくるような高い表現力を誇っています。
さらに、PS5のコントローラーであるDualSenseの機能も徹底的に活用されているはずです。
ハプティックフィードバックによる繊細な振動や、アダプティブトリガーによる武器の抵抗感は、プレイヤーをさらなる没入感へと誘ってくれます。
処理落ちを感じさせない快適な動作
これほど激しいエフェクトと多数の敵が入り乱れる画面でありながら、プレイ映像を見る限り動作は非常に滑らかです。
一瞬の判断が命取りになるハイスピードアクションにおいて、安定したフレームレートの維持は絶対に欠かせない要素であり、その点でも期待が持てます。
エディション別の価格比較と早期アクセスの詳細
本作はパッケージ版とダウンロード版の両方で予約が開始されており、通常版とデラックス版の2種類のエディションが用意されています。
発売日は当初2026年3月20日と発表されていましたが、さらなるクオリティアップのために4月30日へと延期されています。
| エディション名 | 価格(税込) | 主な内容・特典 |
|---|---|---|
| 通常版 | 8,980円 | ゲーム本編 |
| デラックス版 | 9,980円 | ゲーム本編、限定スキン複数、最大48時間の早期アクセス権 |
デラックス版には、主人公の見た目を変更できる特別なスキンが複数同梱されています。
驚くべきことに、これらのスキンには同じPlayStationの独占タイトルである「ゴッド・オブ・ウォー」や「ゴースト・オブ・ヨウテイ(ツシマの関連作)」をモチーフにしたアーマーが含まれています。
さらに、前作ファンには嬉しい「リターナル」の宇宙服風スキンも用意されているとのことです。
これらのスキンはゲームの世界観を完全に壊してしまうようなものではなく、あくまでSFテイストにアレンジされたデザインになっているため、雰囲気を損なわずに楽しむことができます。
早期アクセスで一足早くカルコサへ
デラックス版の最大の目玉は、発売日よりも最大48時間早くゲームをプレイできる早期アクセス権です。
通常版との価格差は1,000円であり、この価格で限定スキンと早期アクセスが手に入るのであれば、十分に検討する価値があると言えます。
週末の休みを利用して、誰よりも早くこの過酷な惑星の探索に乗り出したいコアなゲーマーにとっては、デラックス版一択となるでしょう。
まとめ
今回は、2026年4月30日に発売が予定されている三人称視点SFシューター「SAROS」と、前作「リターナル」の関係性について詳しく解説しました。
物語の直接的な繋がりはないため、新規プレイヤーでも全く問題なく壮大なSFストーリーを楽しむことができます。
一方で、ハウスマークスタジオが培ってきた極上のアクション体験はしっかりと受け継がれており、精神的続編として既存ファンの期待を裏切らない仕上がりになっていると感じました。
特に、全ロスの廃止によるRPG要素の追加や、シールド、パリィといった新アクションの導入は、ゲームの遊びの幅を大きく広げています。
前作の理不尽さを感じて途中で挫折してしまった方にも、ぜひ本作の進化したシステムでリベンジしていただきたいです。
美麗なグラフィックで描かれる惑星カルコサの謎に迫る日が、今から待ち遠しいですね。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























