編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は2026年3月20日に発売されたばかりの「紅の砂漠」の序盤の効率的な進め方が気になっていると思います。 広大なオープンワールドが広がる本作は、自由度が高い反面、システム面での説明が不足している部分が多く、手探りで進めているプレイヤーも多いのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には序盤で知っておくべき必須知識や終盤まで役立つ攻略法の疑問が解決しているはずです。
- 探査モードとアビスを活用した効率的なマップ探索
- 気力と空中機動を優先するスキル育成方針
- 滝の裏に隠された強力な装備の入手と強化
- 水と料理を駆使した終盤を見据えるリソース管理
それでは解説していきます。
紅の砂漠の基礎知識 : 探索とUI設定
探索の基本 : アビスと探査モード
探査モードによる隠し要素の発見
マップの各所にはクエストの起点となるNPCやファストトラベルのポイントとなるアビスの痕跡が点在しています。 さらにフィールドの至る所に謎解き要素が隠されており、これらを見逃さないために必須となるのが探査モードです。
探査モードを起動すると画面全体に特殊なエフェクトがかかり、インタラクト可能なオブジェクトや謎解きのヒントが光って反射するようになります。 この機能はゲーム内でのチュートリアルが非常に少なく、存在に気づかないまま見過ごしてしまうプレイヤーが後を絶ちません。
新しいエリアに到達した際や周囲に何もないように見える不自然な空間に足を踏み入れた時は、必ず探査モードを起動する癖をつけておくことが攻略の第一歩となります。 特に序盤のフィールドでは貴重なアイテムが詰まった宝箱が茂みに隠されていることが多いため、こまめな探査が後々の資金繰りや素材集めに直結してきます。 探査モードの有効範囲は意外と広く設定されているため、少し歩くたびに起動を繰り返すだけでも取り逃しを大幅に防ぐことができるはずです。
空中からの索敵とマーク機能の活用
探査モードは地上だけでなく空中をグライドしている最中にも起動することが可能です。 高所から飛び降りてグライド状態に移行し、長時間を滞空しながら探査モードを使用することで、地上を走り回るよりも遥かに広範囲の隠し要素を一度に視認することができます。
光るポイントを発見した場合はマップを開いて対象の場所にマークを設置しておくことを強く推奨します。 本作のマップ機能は多数のマークを同時に置くことができるため、一度の空中索敵で複数のポイントを記録し、後から順番に回収していくというプレイスタイルが非常に効率的です。
終盤になればなるほどマップは複雑化し、地上からでは見つけにくい高台や崖の中腹に重要なポイントが配置されるようになります。 そのため、この空中からの索敵とマークの徹底は最後まで役立つ必須のテクニックとなります。 アビス空間から地上へと降下する際にもこの索敵を行うことで、目的地の周辺状況を事前に把握でき、敵の野営地などを避けて安全なルートを構築することが可能になります。
設定の最適化 : カメラとグラフィック
コントローラーのカメラ感度調整
コントローラーを使用してプレイする場合、カメラの旋回速度の調整は必須項目と言えます。 デフォルトの設定値では敵の素早い背後への回り込みや、高所から突然襲いかかってくる飛行タイプの敵に対応しきれない場面が多々発生します。 カメラの感度はオプション画面から限界まで引き上げることを推奨します。
最初は視点移動の速さに戸惑うかもしれませんが、数時間プレイすれば確実に慣れることができます。 むしろ感度を高く保つことで周囲の状況把握が瞬時に行えるようになり、結果的に生存率の向上へと繋がっていくのです。
特に複数の敵に囲まれた乱戦時においては、カメラを素早く回して死角からの攻撃を視認できるかどうかが生死を分ける重要なポイントになります。 アクションゲームに不慣れな方であっても、少しずつ感度を上げていき、最終的には最高値に近い設定でプレイできるように練習しておくことをお勧めします。
PC環境におけるグラフィックの罠
PC環境でプレイする場合、マシンスペックに余裕があると全てのグラフィック設定を最高値にしたくなるものです。 しかし本作においては特定の項目を高く設定しすぎることが、逆にプレイの妨げになるケースが存在します。 その代表例が植生の密度とエフェクトの派手さです。 以下の表にデフォルト設定と攻略を有利に進めるための推奨設定の比較をまとめました。
| 設定項目 | デフォルト設定 | 推奨設定 | 理由・効果 |
|---|---|---|---|
| カメラ感度 (コントローラー) | 50〜70程度 | 100 (最大値) | 視点移動の遅延を無くし、素早い敵の挙動に対応するため |
| 植生の密度 (PC) | 高 | 低 | 地面に落ちているアイテムや敵の死体によるドロップ品を視認しやすくするため |
| フレーム生成 (PC) | オン | オフ | 描画の遅延を無くし、アクションの入力精度を上げるため |
| カメラの揺れ具合 | 100 | 60程度 | 画面酔いを防ぎ、戦闘中の敵のモーションを正確に見極めるため |
| パーティクル表現 (エフェクト) | 高 | 50程度 | スキルや爆発の過剰なエフェクトによる視界不良を防ぐため |
このようにあえて設定を下げることで視認性を確保し、無駄な被弾を減らすことが終盤の厳しい戦闘を生き抜くための知恵となります。 特にフレーム生成による入力遅延は、後述するジャスト回避やパリーのタイミングに悪影響を及ぼすため、アクション性を重視するなら必ずオフにしておきましょう。
インベントリ管理 : 拡張と整理のコツ
拡張バッグによる所持枠の増加
インベントリの初期枠は決して多くなく、素材や装備を集めているとすぐに上限に達してしまいます。 インベントリの枠を拡張するためには拡張バッグと呼ばれる専用のアイテムを入手しなければなりません。 拡張バッグの主な入手経路は、各勢力から依頼されるサイドクエストの報酬と、街の商人からの購入の二つです。
特に街の商人から購入できる拡張バッグは、資金さえあれば手軽に所持枠を増やせるため、序盤から積極的に投資していくべき項目です。 資金が貯まったら装備の購入よりも優先して拡張バッグを買い占め、インベントリの枠を最大まで拡張しておくことが後々の素材集めの効率を劇的に引き上げることになります。
本作には保管庫のような便利なシステムが存在しないため、全てのアイテムを持ち歩かなければならないという厳しい制約があります。 そのため、インベントリの拡張はキャラクター自身のステータスアップと同等か、それ以上に価値のある投資であると認識しておいてください。
クエストアイテムの罠と定期的な断捨離
インベントリ管理において最も注意すべきなのがクエストアイテムの仕様です。 進行中のクエストに関連する重要アイテムはインベントリの専用枠に収納され、通常の所持枠を圧迫することはありません。 しかしクエストが完了し、そのアイテムが不要になった瞬間に、重要アイテム枠から一般アイテム枠へと自動的に移動してしまうという罠が存在します。
これに気づかずにプレイを続けていると、使い道のない過去のクエストアイテムが大量に一般枠を占拠し、インベントリが常に満杯という事態に陥ります。 完了したクエストのアイテムが一般枠に移動しているのを発見したら即座に破棄することが重要です。
一度役割を終えたクエストアイテムが再び要求されることはないため、未練を残さずに捨ててしまうことがスマートなインベントリ管理の秘訣です。 もし誤って捨ててしまうのが不安な場合は、アイテムのフレーバーテキストを確認し、クエストの進行状況と照らし合わせてから処分するように習慣づけましょう。
犯罪システム : 覆面と地域評価の仕組み
覆面の入手と盗みの解禁
NPCの所持品や他人の家の宝箱を狙うためには、顔を隠すための覆面というアイテムを装備する必要があります。 覆面を装備していない状態では、誤ってボタンを押してしまっても盗みが発生することはないため、操作ミスによる犯罪を恐れる必要はありません。 覆面はフィールドをうろついている盗賊などのならず者を討伐した際にドロップするほか、裏路地に潜む怪しい商人から購入することも可能です。
覆面を装備してホイールメニューから顔に装着すると、これまで選択できなかった盗みや不法侵入のアクションが実行可能になります。 さらにNPCを脅迫したり、すりを働いたりといった悪事も働けるようになり、ゲームの自由度が飛躍的に高まります。 特定のクエストにおいては、この覆面を活用してターゲットから重要アイテムをすり取るといった隠密行動が求められる場面も存在します。 プレイスタイルの幅を広げる意味でも、序盤のうちに覆面を一つは確保していつでも使える状態にしておくことをお勧めします。
犯罪のリスクと地域評価の回復
犯罪行為が周囲のNPCや衛兵に発覚した場合、即座に指名手配状態となり追われる身となります。 赤い警戒円が表示され、その場に留まり続けると衛兵に捕縛され、投獄の憂き目に遭うだけでなく所持していた覆面も没収されてしまいます。 また目撃者の有無に関わらず、犯罪を行ったという事実だけでその地域の評価は確実に低下します。
地域の評価が下がると商人が取引を拒否して店を畳んでしまったり、NPCの態度が冷たくなったりと、探索に多大な支障をきたすようになります。 指名手配は教会で罰金を払うことで解除できますが、下がってしまった地域評価は教会では回復できません。 地域評価を回復させるためには街にいるホームレスに寄付をするなどの善行を地道に積む必要があります。
一度の犯罪による評価低下は大きいため、犯罪行為は明確な目的がある場合のみに留め、基本的には善人として振る舞うことが結果的にゲームをスムーズに進行させるコツとなります。
序盤から終盤まで役立つ : 育成と戦闘
スキル育成 : 気力と空中機動の優先
スタミナの要となる気力の強化
スキル育成において最優先でポイントを振るべきなのが、スタミナの最大値を司る気力のステータスです。 初期状態の気力ではダッシュや攻撃、回避を数回行っただけですぐに息切れを起こしてしまい、戦闘のテンポが著しく損なわれます。 さらに本作は崖を登ったり長距離をグライドしたりと、探索においてもスタミナを大量に消費する場面が頻出します。
そのため序盤に入手したアビスアーティファクトは惜しみなく気力に投資し、まずは一定の数値を確保することが何よりも重要です。 気力が十分に備わっていればアビス空間でのグライドも長距離飛行が可能になり、探索の効率が別次元へと進化します。 レビュー期間中のアップデートにより、アビス空間でのグライド中は地上よりも気力の消費が抑えられるよう調整されたため、気力への投資は探索において絶大なリターンをもたらします。
戦闘においても気力の余裕はそのまま回避や連続攻撃の回数に直結するため、攻撃力や防御力を上げる前にまずは気力を優先して育成するプレイスタイルが安定します。
探索を劇的に変える空中機動
気力を一定水準まで引き上げたら次に目指すべきは空中機動スキルの獲得です。 このスキルを解放するとグラップリングフックで空中に飛び出した後、さらに二段ジャンプを行って飛距離を伸ばすことができるようになります。 高低差の激しい地形が多い本作において、この空中機動の有無は移動の快適さを決定づける最大の要素と言っても過言ではありません。
正規のルートを通らずとも崖を一気に駆け上がったり、谷間を飛び越えたりすることが可能になり、道中の煩わしいアスレチック要素を大幅にショートカットできるようになります。 また戦闘においても、ジャンプから空中機動へと繋げて敵の頭上を取り、死角からの強襲を仕掛けるといった立体的な立ち回りが可能になります。
これに加えてジャンプ中に精神力を消費してさらに高度を稼ぐ昇破のスキルを組み合わせることで、クリフの機動力は限界を突破します。 この二つのスキルを組み合わせることで、どのような険しい地形も容易に踏破できるようになり、探索のストレスから完全に解放されるはずです。
戦闘のコツ : ジャスト回避とパリー
生存率を高める感覚スキルの重要性
防御の要となるのがスキルツリーの感覚カテゴリにあるパリーとジャスト回避です。 感覚のスキルレベルを上げることで、敵の攻撃が当たる直前にガードを入力して攻撃を弾き返すパリーが可能になります。 パリーに成功すればダメージを無効化できるだけでなく、敵の体勢を崩して強烈なカウンター攻撃に繋げることができます。
ゲーム序盤の敵は攻撃モーションが大きいため、比較的簡単にパリーのタイミングを掴むことができるはずです。 序盤の安全な環境でパリーの練習を積み重ねておくことが、後々登場する素早い敵や強力なボスに立ち向かうための重要な準備となります。 特に大型の敵の振り下ろし攻撃などをパリーでいなすことができれば、大きな隙が生まれて一気にダメージを稼ぐチャンスが到来します。
反撃の起点となるジャスト回避の極意
さらに感覚スキルをレベル2まで強化すると、敵の攻撃を引き付けてから回避行動をとることで発動するジャスト回避が解禁されます。 ジャスト回避成功時は無敵時間が付与され、敵の連続攻撃を安全にやり過ごすことができるため、乱戦時や巨大ボスの広範囲攻撃を凌ぐ際に非常に有効です。
パリーが敵の攻撃を受け止めて反撃するカウンター型の防御だとすれば、ジャスト回避は敵の攻撃を無効化して背後に回り込む機動型の防御と言えます。 これらの防御テクニックは強力なボスと対峙する終盤において必須となるプレイヤースキルであるため、序盤の雑魚敵を相手にタイミングを練習しておくことが肝要です。 敵の攻撃パターンを観察し、パリーで対応するべきか、ジャスト回避で距離を取るべきかを見極める判断力が、一流のプレイヤーへと成長するための第一歩となります。
装備システム : アビスギアと二刀流
アビスギアによるビルド構築
武器や防具の性能は単なる攻撃力や防御力の数値だけでは決まりません。 装備品にはアビスギアと呼ばれる特殊なアイテムを装着するためのスロットが存在し、これにどのような効果を付与するかでキャラクターの戦闘スタイルが決定づけられます。 アビスギアには攻撃力の底上げ、属性ダメージの追加、クリティカル率の上昇、さらには特定のスキルの効果時間を延長するものなど多種多様な効果が存在します。
装備品のカテゴリによって装着可能なアビスギアの最大数は決まっており、片手武器よりも両手武器の方が多くのスロットを持っています。 自分のプレイスタイルに合わせたアビスギアを組み合わせることで、特化型のビルドを構築することが可能です。
例えば回避を主体に戦うのであればスタミナ回復速度を上昇させるアビスギアを全身に敷き詰め、魔法剣士のような戦い方を好むのであれば属性ダメージを強化するアビスギアを武器に集中させるといった具合です。 終盤になればなるほどこのアビスギアのシナジー効果が戦闘の勝敗を大きく左右することになり、プレイヤーの個性が最も色濃く反映される要素となります。
圧倒的な手数を生み出す二刀流
本作の武器システムにおいて、ゲーム内で明確な説明がないものの非常に強力な戦闘スタイルが二刀流です。 通常、主人公のクリフは剣と盾を装備していますが、ホイールメニューから特定の操作を行うことで盾を外して両手に武器を持つ二刀流へとスタイルを変化させることができます。 二刀流の最大のメリットは攻撃の手数が倍増し、敵に与える時間あたりのダメージ量が飛躍的に上昇することです。
さらに見逃せないのがアビスギアの装着枠に関する恩恵です。 通常、盾には少数のアビスギアしか装着できませんが、二刀流にして左手にも武器を持つことで、その武器の持つ豊富なスロット枠をフルに活用できるようになります。 左右の武器に強力なアビスギアを大量に装着した二刀流の火力は凄まじく、防御を捨ててでも採用する価値のある最強の攻撃特化スタイルとなります。 敵の攻撃をジャスト回避で避けつつ、二刀流の連続攻撃で一気に体力を削り切る戦法は、本作の戦闘の爽快感を最大限に引き出してくれます。
バフの活用 : 研磨台と料理
研磨台と金床による武具の強化
強力な敵に挑む際、キャラクターの基礎ステータスや装備品の性能に依存するだけでは限界があります。 一時的に能力を底上げするバフ効果をいかに活用するかが困難な状況を打破するための鍵となります。 フィールドの各地や集落には武器を研ぐための研磨台や防具を鍛えるための金床が設置されていることがあります。
これらの設備を利用することで、一定回数の攻撃や被弾に至るまでの間、武器の攻撃力や防具の防御力に強力なプラス補正をかけることができます。 特に防具に対するバフ効果は絶大で、敵からのダメージを大幅に軽減してくれるため生存率に直結します。
ボスエリアの手前にはプレイヤーに対する救済措置としてこれらの設備が露骨に配置されていることが多いため、見かけたら必ず利用してステータスを強化してから戦闘に臨むべきです。 このひと手間を惜しまないことが、幾度となくゲームオーバーを繰り返すストレスから解放されるための最善策となります。
戦況を覆す料理バフの恩恵
本作におけるバフ効果のもう一つの要となるのが、プレイヤー自身が作成する料理です。 特定の料理には生命力を回復するだけでなく、一定時間ステータスを大幅に上昇させる強力な効果が付与されています。 例えば攻撃力を上昇させる肉料理や、スタミナ回復速度を早める野菜料理などを戦闘前に摂取しておくことで、格上の敵であっても互角以上に渡り合うことが可能になります。
料理の効果は研磨台による強化バフと重複して効果を発揮するため、この二つを組み合わせることでクリフの能力を一時的に限界まで引き上げることができます。 強敵との戦闘に行き詰まった時はレベル上げや装備の更新に走る前に、まずは手持ちの食材を最高の料理に調理し、全身にバフをかけた状態で再挑戦してみてください。 適切なバフの組み合わせは、プレイヤーのテクニック不足を補って余りあるほどの劇的な効果をもたらしてくれるはずです。
序盤おすすめ装備・アイテム : 入手場所と効果
序盤必携アクセサリー : 闇の誓約
覆面を活用した金庫破り
ゲームの序盤は回復アイテムの所持数も少なく、少しのダメージの蓄積が命取りになることがよくあります。 そんな厳しい序盤の探索を劇的に楽にしてくれるアクセサリーが、初期の村に隠されている闇の誓約というイヤリングです。 このアイテムはメインストーリーを進めるだけでは入手できず、能動的に探しに行かなければ手に入らない隠し装備の一つです。
闇の誓約を入手するためには村にある特定の民家の2階に侵入する必要があります。 しかし、ただ侵入するだけでは目的の宝箱を開けることはできません。 ここで必要になるのが前述した犯罪システムを利用するための覆面です。
覆面を装備した状態で民家に侵入し、金庫に施されたパズルロックを解除することで初めて闇の誓約をその手にすることができます。 パズル自体はそれほど難解なものではありませんが、他人の家に押し入って金庫を破るという背徳感のある手順を踏むことになります。
闇の誓約がもたらす自動回復の脅威
このイヤリングの最大の特徴は、装備しているだけで時間経過とともに生命力が自動回復していくという強力な特殊効果を持っている点です。 戦闘を離脱して安全な場所でしばらく待機しているだけで体力が全快するため、貴重な回復アイテムの消費を劇的に抑えることができます。 序盤は回復アイテムを購入するための資金も乏しいため、この自動回復効果は金策対策としても非常に優秀に働きます。
また微弱な回復ではあるものの、戦闘中であっても常に体力が回復し続けるため、毒や炎による継続ダメージの相殺にも役立ちます。 この装備を入手できるかどうかで序盤のゲームの難易度が大きく変わると言っても過言ではないため、少し無理をしてでも最優先で確保に向かうべきアイテムです。 初期村に到着し、ある程度システムを理解したら、真っ先に覆面を手に入れてこの民家へと向かうことを強くお勧めします。
滝の裏の隠し防具 : 亡国のプレートグローブ
突き攻撃で暴く隠し洞窟への道
オープンワールドのRPGにおいて滝の裏側に何かしらの秘密が隠されているというのは一種のお約束とも言える王道ギミックです。 本作においてもその伝統は踏襲されており、特定の滝の裏側には序盤から終盤まで第一線で活躍できる驚異的な性能を持った防具が隠されています。 それがエルナンドの街から川を遡った先にある滝に隠された亡国のプレートグローブです。
滝の裏側に怪しい空間があることに気づいたとしても、そのまま歩いて入ろうとすると見えない壁に弾かれてしまい奥へと進むことができません。 この隠し洞窟への侵入方法は非常に特殊で、ゲーム内でのヒントは一切提示されません。 正解は武器を構えた状態で特定のコマンドを入力し、鋭い突き攻撃を繰り出すことで滝の壁を強行突破するというものです。 このノーヒントのギミックを解き明かした先にある宝箱から、亡国のプレートグローブが入手できます。
回復アイテムの効率を上げる特殊効果
このグローブには食べ物を使用した際の回復効果を割合で増加させるという非常に実用的なアビスギアが初期状態で組み込まれています。 本作の回復手段は食べ物が中心となるため、この回復効果の底上げはあらゆる戦闘において無類の強さを発揮します。 さらに闇の誓約と同様の自動回復効果も併せ持っており、序盤に入手できる防具としては破格の性能を誇ります。
本作の防具は基礎ステータスに大きな差がなく、強化さえ行えばどの防具も終盤まで使える仕様になっています。 そのため、このグローブを入手して徹底的に強化していくのは非常に賢い選択と言えます。 序盤の段階でこれだけの特殊効果を持った防具を手に入れることができれば、その後の探索における生存能力が飛躍的に高まり、強力な敵が徘徊する危険地帯への挑戦も容易になるはずです。
重複効果を狙う : 薄明かりの牙のレザーアーマー
セニア村南の裁きの崖洞窟を探索
防具に組み込まれたアビスギアの効果は、別の部位の防具に同じ効果のものがついている場合、重複して効果を発揮する仕様になっています。 この仕様を利用して回復効果を極限まで高めることができるもう一つの隠し防具が、薄明かりの牙のレザーアーマーです。 このアーマーもまたセニア村の南に位置する裁きの崖洞窟という、滝の裏側に隠されたエリアに安置されています。
亡国のプレートグローブを入手した時と同じように、突き攻撃のギミックを利用して滝の裏側へと侵入し、隠された宝箱を回収する必要があります。 セニア村の周辺は強力な敵が多数出現するため、向かう際には十分な準備と回復アイテムを持ち込むことを忘れないようにしてください。 また道中には崖を登ったり長距離を移動したりするポイントがあるため、事前に気力を強化しておくことで道中のストレスを軽減することができます。
回復効率の劇的な向上と耐性の確保
このレザーアーマーには亡国のプレートグローブと同じく食べ物の回復効果を上昇させるアビスギアが組み込まれています。 つまりグローブとアーマーを同時に装備することで、食べ物による回復効果に高い倍率のボーナスがかかることになります。 本来であれば少量の体力しか回復しない安価な食べ物であっても、この二つの防具を装備していればピンチを一瞬で立て直すことができる強力な回復アイテムへと変貌します。
さらにこのアーマーには崖を登る速度を上昇させるクライミング速度アップや、火炎属性の攻撃に対する耐性を高める効果も付与されています。 探索と戦闘の両面において隙のない性能を持っており、炎を使った攻撃を仕掛けてくるボス戦などにおいて特に重宝するはずです。 アビスギアの自由な付け替え機能が解禁されるのはストーリーの中盤以降となるため、それまでの間はこの二つの防具の組み合わせが生存率を最も高く保てる最強のセット装備となります。
蘇生アイテムの確保 : 私生のレシピとクラフト
影の声の洞窟とレシピの調達
どんなに防御を固め、回復アイテムを大量に持ち込んだとしても、ボスの強力な一撃や落下ダメージによって予期せぬ死を迎えることは避けられません。 ゲームオーバーのペナルティを回避し、戦闘を継続するための保険として絶対に確保しておきたいのが、倒れた状態から復活できる蘇生アイテムの私生です。 このアイテムは店売りされておらず、フィールドでのドロップも期待できない非常に希少なものですが、レシピを入手することで自らの手でクラフトすることが可能になります。
私生のレシピはゲーム序盤に訪れる橋の付近にある、影の声の洞窟という目立たない岩の隙間の奥に隠されています。 レシピを入手したら、各地のキャンプや街に点在する薬鍋を使用してクラフトを行います。
必須素材「水」の重要性と調達方法
クラフトには特定の素材が必要となりますが、最も注意すべきは必須素材である水です。 水はフィールドで採取することができず、街の宿屋や食材商人から購入するしか入手方法がありません。 私生の作成だけでなく、後述する強力な料理の作成にも大量の水を消費するため、街を訪れた際は所持金が許す限り水を買い占めておくことが重要です。
もう一つの素材である花は、キャンプ周辺の丘陵地帯に群生しているため、意識して採取していれば枯渇することはありません。 ボス戦に挑む前には必ず薬鍋に立ち寄り、可能な限りの私生をクラフトしてインベントリに忍ばせておくことが勝利への執念と言えます。
回復の要 : 序盤から終盤の料理術
序盤の支えとなる焼肉の量産
本作における回復手段の基本はポーションではなく食べ物です。 フィールドで狩猟した動物の生肉や、採取した野菜をそのまま食べることもできますが、それでは回復量が少なく非常に効率が悪いです。 集めた食材は必ず火を通し、料理として完成させてから実戦に投入することがリソース管理の基本中の基本となります。
序盤において最も頼りになる料理が、肉類をシンプルに火にかけただけの焼肉です。 生肉の状態と比較して回復量が倍増し、手軽に大量生産できるため、序盤から中盤にかけての探索は焼肉を大量に持ち歩くことで安定します。
終盤の切り札「澄んだスープ」
ストーリーが第3章へと進むと、キャンプで料理を振る舞うイベントを経て、澄んだスープという強力な料理のレシピを獲得できます。 このスープは比較的集めやすい素材で作成できるにも関わらず、焼肉を遥かに凌ぐ驚異的な回復量を誇ります。 終盤のボス戦における苛烈なダメージレースを生き残るためには、この澄んだスープの存在が不可欠となります。
ここでもやはり必須素材として水を大量に要求されるため、日頃からの水の備蓄がいかに重要であるかを再認識させられることになります。 料理による回復は前述した防具のアビスギア効果と重複するため、このスープと防具を組み合わせれば、瀕死の状態からでも一瞬で体力を全快させることが可能になります。
終盤を見据えた攻略法 : 応用テクニック
リソース管理 : 水と素材の効率的な集め方
常に水を確保する意識の徹底
ゲームも終盤に差し掛かると敵の攻撃はより激しさを増し、回復アイテムやバフアイテムの消費量が跳ね上がります。 序盤から漫然とプレイしていると、この段階で深刻な素材不足に陥り、街とフィールドを往復するだけの不毛な時間を過ごすことになります。 終盤をスムーズに攻略するためには、序盤から計画的なリソース管理を行うことが不可欠です。
これまでの解説でも何度も触れてきた通り、本作における最重要リソースは水です。 蘇生アイテムの作成、強力な回復料理の作成、さらには一部の特殊なアビスギアの触媒としてなど、水はありとあらゆる場面で消費されます。 フィールドでの採取が不可能である以上、街を訪れるたびに商人の在庫を確認し、水を限界まで買い溜めしておくルーチンを確立することが重要です。
金策とインベントリ整理のサイクル
資金に余裕がない序盤であっても、装備の更新を少し遅らせてでも水への投資を優先する価値は十分にあります。 またインベントリの拡張枠を常に意識し、不要なアイテムはこまめに売却して資金に換えるという地道な金策のサイクルを回し続けることも重要です。
このサイクルが終盤のリソース枯渇を防ぐための確実な土台となります。 強力な敵がドロップする換金用アイテムなども見逃さず、拠点に戻った際には必ず整理整頓と補充を行う癖をつけておきましょう。
特殊装備の運用 : スロット設定の落とし穴
ホイールメニューへの登録必須
探索を進めていくと、周囲を照らす松明の役割を果たすヘルメットや、敵に向かってレーザーを照射する奇抜なサークレットなど、特殊な機能を持ったユニークな頭装備を入手することがあります。 これらの装備は冒険の役に立つだけでなくプレイの幅を広げてくれる楽しい要素ですが、使用方法に大きな落とし穴が存在します。
特殊な頭装備をインベントリから身につけただけでは、どれだけボタンを押してもその機能は発動しません。 機能を使用するためには装備するだけでなく、コントローラーの十字キーで呼び出せる右側のホイールメニューの専用スロットに対象の装備を登録するという手順が必要になります。 この仕様はゲーム内での説明が一切なく、多くのプレイヤーが「壊れている」「使い方がわからない」と混乱に陥る原因となっています。
ユニーク装備の真価を発揮させる
防具でありながら、スキルやアイテムと同じようにショートカットに登録しなければならないという直感に反するシステムです。 そのため、特殊効果付きの装備を入手した際は必ずホイールメニューへの登録作業を忘れないように注意が必要です。
これを理解しておけば、暗闇の洞窟を照らし出したり、遠距離から強力なビームで敵を狙撃したりと、ユニーク装備の真価を存分に発揮させることができます。 特に暗いダンジョンでの探索において、光源となるヘルメットの機能は非常に重宝するため、早めに使い方をマスターしておきましょう。
探索の蓄積 : ファストトラベルと謎解き
アビスの痕跡と謎解きの全制覇を目指す
オープンワールドゲームにおける最大の醍醐味は、広大な世界を自らの足で歩き、未知の領域を開拓していくことです。 しかしゲームが終盤に進むにつれて、お使いクエストによる長距離移動や素材集めのためのエリア往復が増加し、移動そのものがストレスに感じられる瞬間が必ず訪れます。 この移動のストレスを極限まで軽減し、快適なプレイ環境を維持するためには、序盤からの地道な探索の蓄積がものを言います。
マップの各地に点在するアビスの痕跡は、解放することでいつでもその場所に瞬間移動できるファストトラベルのポイントとして機能します。 また、フィールドに隠された謎解き要素をクリアした場合も、その場所が新たなファストトラベルのポイントとして追加される仕様になっています。
移動のストレスフリー化
つまり序盤から探査モードやアビスからの空中索敵を駆使し、はてなマークのポイントを片っ端から潰していくことが、そのまま後半の移動手段を拡充していくことに繋がるのです。 目の前のメインストーリーを追うだけでなく、寄り道をして未開の地を探索し、ファストトラベルの網の目を細かく張り巡らせておくことが重要です。
これが結果的にゲーム全体のクリアタイムを短縮し、終盤のストレスフリーな攻略を約束してくれます。 各地の謎解きは頭を使うものからアクションスキルを要求するものまでバリエーション豊かで、それ自体がゲームの良いスパイスにもなっています。
プレイヤースキルの向上 : ボス戦への備え
失敗から学び、戦術を組み立てる
どれだけ強力な装備を揃え、大量の回復アイテムを持ち込み、万全のバフをかけたとしても、最終的に強敵を打ち倒すのはプレイヤー自身のアクションスキルです。 本作のボス戦は非常に歯応えがあり、敵のモーションを見切り、適切なタイミングで攻撃と防御を切り替える高度な立ち回りが要求されます。
ボス戦に挑む際は、初見で倒し切ろうと焦る必要はありません。 まずは敵の攻撃パターンやフェーズ移行のタイミングを観察し、どの攻撃がパリー可能で、どの攻撃をジャスト回避でやり過ごすべきかを見極めることに専念します。 強力な範囲攻撃の予備動作が見えたら、あらかじめ習得しておいた空中機動や昇破のスキルを使って上空へと退避し、安全圏から状況を立て直すといった柔軟な思考も重要です。
トライアンドエラーを楽しむ
本作はデスによるペナルティが比較的軽く設定されているため、何度もリトライを繰り返しながら少しずつ敵の動きを学習することができます。 自分なりの必勝パターンを構築していくプロセスを楽しむことが、最高のアクション体験へと繋がっていきます。
序盤から培ってきた知識と技術、そして準備の全てを総動員して、過酷な紅の砂漠の世界を生き抜いてください。 焦らずじっくりと腰を据えて強敵と向き合うことこそが、本作を最大限に楽しむための最大のコツと言えるでしょう。
まとめ
序盤の効率的な進め方から終盤まで役立つテクニックまで、「紅の砂漠」を深く楽しむための知識を解説してきました。 一見すると不親切に感じる部分も、ゲームの仕様を理解し、工夫を凝らすことで劇的に快適な体験へと変わっていきます。 ぜひ今回紹介した情報を参考に、パイウェル大陸での壮大な冒険を満喫してください。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。 慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。























