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【Project Motor Racing】登場する車種が少ない?批判の声を徹底解説

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編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方はProject Motor Racing(プロジェクト・モーター・レーシング)の車種数の少なさが気になっていると思います。 発売前から「GTR2の精神的続編」として世界中のシムレーサーから注目を集めていた本作。

しかし、いざ蓋を開けてみると、その収録車種のラインナップ、特に日本車の扱いに関して、コミュニティでは様々な議論が巻き起こっています。 「期待していたのに肩透かしを食らった」「なぜあの名車が入っていないのか」といった声も少なくありません。 決して安い買い物ではないだけに、購入前に現状を正確に把握しておきたいところでしょう。

この記事を読み終える頃にはProject Motor Racingの車種に関する疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 収録車種は総勢70台強と競合他作品に比べて圧倒的に少ないこと
  2. 日本車はレース車両が中心で市販車の収録が極めて限定的であること
  3. 名作GTR2の再来を期待した層とコンテンツ量を求める層とのギャップ
  4. 今後のDLCやMod対応による車種追加の可能性と展望

 

それでは解説していきます。

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Project Motor Racingの車種数と現状

多くのレーシングゲームファンが本作のリリース情報を見て最初に抱いた感想、それは「あれ、車が少なくないか?」という違和感だったのではないでしょうか。 近年のレーシングシミュレーターは大容量化が進み、数百台規模の収録が当たり前になりつつあります。

その中で、Project Motor Racingが提示した「70台以上」という数字は、現代の基準からするとあまりに控えめな数値に映ります。 まずは、この数字が持つ意味と、現状の収録内容がどのような構成になっているのか、客観的なデータに基づいて分析していきます。

収録車種は全部で何台?競合との比較

Project Motor Racingのローンチ時点での収録車種数は、公式発表および実際のゲーム内データによると約70台から80台程度です。 この数字単体では判断しづらいかもしれませんが、同じPlayStation 5やXbox Series X|S、PCでプレイできる他の主要なレーシングシミュレーターと比較すると、その差は歴然としています。

以下の表をご覧ください。これは現行の主要レースゲームの収録車種数を比較したものです。

ゲームタイトル およその収録車種数 特徴
Project Motor Racing 約70台 特定のレースクラス(GT、LMPなど)に特化
Gran Turismo 7 500台以上 市販車からコンセプトカーまで網羅的
Forza Motorsport (2023) 500台以上 新旧の市販車、レースカーを幅広く収録
Assetto Corsa Competizione 約40台 GT3・GT4カテゴリに完全特化した公式ゲーム

このように比較すると、Project Motor Racingは『Assetto Corsa Competizione(ACC)』のような「特化型」に近い立ち位置であることがわかります。 しかし、ACCが「GTワールドチャレンジ」という特定のシリーズの公式ゲームとして、徹底的にそのカテゴリを深掘りしているのに対し、Project Motor Racingは時代もクラスもバラバラな車両を少しずつ摘んでいる印象を与えてしまっています。 『グランツーリスモ7』や『Forza Motorsport』のような、いわゆる「カーライフシミュレーター」や「自動車図鑑」的な要素を期待していたユーザーにとっては、この70台という数字は、体験版かアーリーアクセス版のボリュームに感じられてしまうのが正直なところです。 特に、フルプライスのタイトルとして購入を検討する場合、1台あたりのコストパフォーマンスを考えてしまうのは消費者として当然の心理と言えるでしょう。

なぜ「少ない」と言われるのか

単に数字が小さいから「少ない」と言われているわけではありません。 批判の本質は「クラスごとの厚みのなさ」にあります。 例えば、GT3クラスに関しては、アストンマーティン、BMW、ポルシェ、ランボルギーニなど、主要なメーカーの最新モデル(Evoモデル含む)が揃っており、ここは一定の評価が得られています。 しかし、それ以外のクラスに目を向けると、非常にまばらなラインナップになっていることに気づきます。

往年の名車が集う「グループC」や、90年代の怪物マシン「GT1」クラスなどは、ファン垂涎のカテゴリです。 ですが、それぞれのクラスに収録されているのは数台程度。 これでは、当時のレースシーンを再現しようとしても、グリッドを埋めることすらままなりません。 マルチクラスレース(異なる性能の車が混走するレース)を楽しむにしても、選択肢があまりにも限られています。 「少ない」という言葉の裏には、「もっと多様な車で、自分だけのレースを構築したいのに、手札が足りない」という、サンドボックス的な遊び方を阻害されているフラストレーションが含まれているのです。 開発元のStraight4 Studiosを率いるイアン・ベル氏は、かつて『Project CARS』シリーズで膨大な車種数を実現した実績があるだけに、ユーザーの期待値が上がりすぎていたという背景も無視できません。

メーカー別の内訳と偏り

車種リストを詳細に見ていくと、特定のメーカーや地域に偏りがあることが明確になります。 ドイツ車、特にポルシェとBMWの優遇ぶりは顕著です。 ポルシェに関しては、962Cから最新の963(LMDh)、さらには911 GT3 Rやカップカーに至るまで、年代を超えて幅広く収録されています。 BMWも同様に、M3 GTRやV12 LMR、最新のM Hybrid V8など、充実したラインナップです。 これは、開発スタジオが欧州に拠点を置いていることや、ライセンス取得の事情が絡んでいる可能性が高いでしょう。

一方で、イタリアの雄であるフェラーリが含まれていないことは、レースゲームとして致命的とも言える欠落です。 F1、ル・マン、GTレースと、モータースポーツの歴史そのものであるフェラーリが不在であることは、没入感を大きく削ぐ要因となります。 また、アメリカ車に関してはシボレー(コルベット)やフォードがそれなりに含まれていますが、やはり全体的に見れば「欧州GTレース視点」の選出であることは否めません。 そして何より、我々日本のゲーマーにとって最も深刻なのが、次項で詳しく解説する「日本車の不足」です。

日本車(国産車)の収録状況を深掘り

多くの日本人プレイヤー、そして世界中のJDM(日本国内市場向け車両)ファンにとって、ここが最も気になるポイントでしょう。 結論から言えば、Project Motor Racingにおける日本車の扱いは、質・量ともに「寂しい」と言わざるを得ません。 日本の自動車メーカーがモータースポーツ界に残してきた偉大な足跡を考えると、このラインナップは再考の余地が大いにあります。 具体的にどの車種が含まれ、何が欠けているのか、詳細に分析していきます。

収録されている日本車一覧

まずは、現状で確認されている日本車をメーカーごとに整理します。 リストを見ると、純粋なレーシングカーが大半を占めていることがわかります。

日産(Nissan) ・R89C (1989) – グループC ・R390 GT1 – GT1 ・Z GT4 (2023) – GT4 ・300 ZX Turbo GTO (1989) – IMSA GTO ・Skyline Super Silhouette (1982) – グループ5(DLC) ・280 ZX IMSA GTX (1982) – グループ5(DLC)

トヨタ(Toyota) ・GT-One (TS020) – GT1 ・GR Supra GT4 Evo (2023) – GT4 ・GR010 Hybrid (2023) – LMH

マツダ(Mazda) ・787B (1991) – グループC ・RX-7 (1989) – IMSA GTO ・MX-5 (ND) Spec Racer/Cup Car (2017) – ワンメイク

ホンダ(Acuraブランドとして) ・NSX GT3 Evo (2022) – GT3 ・ARX-06 (2023) – LMDh

以上です。 スバル、三菱、スズキといったメーカーの名前は、現時点でのリストには存在しません。 確かに、マツダ787BやトヨタGT-Oneといった、ル・マンの歴史に輝く伝説的なマシンが含まれている点は評価できます。 これらを最新のグラフィックエンジンと物理エンジンで操作できること自体は、シムレーサーにとって喜びでしょう。 しかし、全体を見渡すと「点」での収録に留まっており、「面」としての日本車の魅力が表現されていません。 例えば、GT3クラスにおいて、日産のGT-R NISMO GT3が不在であることは大きな謎です。 世界のGTレースシーンで長く活躍してきた象徴的なマシンがないことは、リアリティの欠如に繋がります。

有名なスポーツカーが不在

Project Motor Racingに対する批判の中で特に声が大きいのが、「市販スポーツカーに乗れない」という点です。 『グランツーリスモ』シリーズで育った多くのゲーマーは、自分の愛車や、街で見かける憧れのスポーツカーをチューニングしてサーキットに持ち込むことに喜びを見出します。 しかし、本作には、いわゆる「ロードカー」としての日本車は、ほぼ収録されていません。

・日産 スカイラインGT-R(R32, R33, R34) ・トヨタ スープラ(JZA80) ・マツダ RX-7(FD3S) ・ホンダ シビック Type R ・ホンダ NSX(初代) ・三菱 ランサーエボリューション ・スバル インプレッサ WRX STI

これらの、世界中でカルト的な人気を誇るJDMアイコンたちは、現時点ではプレイ不可能です。 収録されているのはあくまで「最初からレース専用に作られた車両」あるいは「レース仕様に改造されたコンプリートカー」のみ。 「ノーマルのRX-7で走り込み、徐々に足回りを固めていく」といったステップアップの楽しみ方は、本作の設計思想には含まれていないようです。 もちろん、本作が硬派なレーシングシミュレーターを目指していることは理解できますが、それでも『Assetto Corsa』初代がそうであったように、市販車とレースカーの挙動の違いを楽しむのもシミュレーターの醍醐味の一つです。 特に、ドリフト走行などを楽しみたい層にとっては、FRスポーツカーの不在は購入を見送る決定打になりかねません。

「日本車軽視」と言われる背景

なぜこれほどまでに日本車が少ないのでしょうか。 一部のユーザーからは「開発者が日本車を軽視しているのではないか」という厳しい意見も聞かれます。 これには、開発チームの歴史的な背景が関係していると考えられます。 本作のルーツとされる『GTR2』は、FIA GT選手権を題材にしたゲームであり、元来欧州のレースシーンを再現することに主眼が置かれていました。 今回のProject Motor Racingも、その「GTR2への原点回帰」を謳っている以上、ラインナップが欧州中心になるのは、ある意味でコンセプト通りなのかもしれません。

しかし、時代は変わりました。 今やJDMカルチャーは世界的なブームとなっており、アメリカやヨーロッパの若者たちも、こぞって古い日本車を求め、ゲームの中でも日本車に乗りたがっています。 情報ソースにあるコメント欄を見ても、海外のユーザー(”Fusariusz”氏や”gabor.lukucz83″氏など)が、特定の車種の追加を熱望している様子が見て取れます。 にもかかわらず、その需要に応えきれていない現状は、マーケティング的な観点から見ても機会損失と言えるでしょう。 「日本車軽視」というよりは、「開発チームの好みが色濃く反映されすぎた結果、グローバルな需要とのズレが生じた」というのが正確なところかもしれません。 特にGT3やGT4といった現代のクラスにおいて、レクサスRC F GT3などの存在感ある日本車が選ばれていない点は、単なるライセンスの問題以上の「こだわり(あるいは偏り)」を感じさせます。

ユーザーからの批判の声・反応

発売前後のコミュニティの反応は、期待と落胆が入り混じった複雑なものでした。 特に車種リストが公開されてからの反響は大きく、SNSやYouTubeのコメント欄、Redditなどの掲示板では、辛辣な意見が飛び交っています。 具体的にどのような声が上がっているのか、国内外の反応をまとめてみましょう。

SNSや掲示板での主な意見

日本のSNS、特にX(旧Twitter)などでは、やはり馴染みのある車種がないことへの嘆きが多く見られます。 「GT-Rがないレースゲームなんてありえるの?」「ランエボで雪道を走りたかった(そもそもラリーコースがあるかも怪しいが)」といった、素朴な疑問から来る不満が目立ちます。 また、シミュレーターガチ勢からは、「車種が少ないなら、せめて挙動やサウンドは完璧にしてほしいが、動画を見る限り怪しい」といった、クオリティ面での懸念とセットでの批判も見受けられます。

「70台なら70台で、もっと濃いラインナップにしてほしかった」という意見も鋭い指摘です。 中途半端に各年代の各クラスをつまみ食いするのではなく、例えば「90年代の全日本GT選手権(JGTC)を完全再現」や「現在のスーパーGTを網羅」といった明確なテーマがあれば、台数が少なくても熱狂的なファンがついたはずです。 現状のリストは「広く浅く」さらに「穴だらけ」という印象を与えてしまっており、これがユーザーの「コレジャナイ感」を増幅させています。

海外ユーザーの反応

海外の反応も、基本的には日本と同様に「物足りなさ」を指摘する声が多いです。 情報ソースにあるコメント欄でも、「British GTのあの車が欲しい」「フェラーリがいないのは明白な欠点」「バサーストのフォードはGT4じゃない」といった、具体的かつマニアックな要望や指摘が寄せられています。 特にフェラーリの欠如は、欧米のファンにとってはハンバーガーに肉が入っていないようなもので、大きなマイナスポイントとして捉えられています。

また、”Project Motor Racing Review: Disappointing”(期待外れ)というタイトルのレビュー記事が出ていることからも分かるように、メディアからの評価も芳しくありません。 「物理エンジンは良いかもしれないが、コンテンツ不足が全てを台無しにしている」というのが、多くの海外レビューの共通見解になりつつあります。 「ModHub」という機能への言及があることから、「足りない車はPC版のModで補えばいい」という考えがユーザー側にも開発側にもあるかもしれませんが、それではコンソール版(PS5/Xbox)のユーザーが置いてけぼりになってしまいます。 海外フォーラムでは「コンソールプレイヤーに対する配慮が足りない」という怒りの声も上がっています。

発売前の期待とのギャップ

この「失望感」の正体は、発売前に膨れ上がった期待との落差にあります。 開発元のStraight4 Studiosは、SNSなどで積極的に開発状況を発信し、「シムレーシングの革命」「GTR2の正統進化」といった強い言葉でプロモーションを行ってきました。 イアン・ベルCEOの自信に満ちた発言も、ファンの期待を煽る燃料となりました。 ユーザーは勝手に「GTR2の挙動」+「Project CARS 2のボリューム」+「最新のグラフィック」を兼ね備えた究極のゲームを想像してしまったのです。

しかし、実際に提示されたのは、車種もコースも限定的な、ある意味で「ストイックすぎる」パッケージでした。 このギャップが、批判の声をより大きく、より感情的なものにしています。 もし最初から「GTレースに特化した、小規模だが濃密なシム」として売り出していれば、ここまでの反発はなかったかもしれません。 「Motor Racing」という壮大なタイトルが、あらゆるモータースポーツを網羅しているかのような誤解を与えてしまった可能性もあります。

競合タイトルとの比較

Project Motor Racingの立ち位置をより明確にするために、競合となる主要なシムレーシングタイトルと、車種数の観点だけでなく、ゲームとしての方向性の違いも含めて比較してみましょう。 これを理解することで、本作が自分に合っているかどうかが見えてくるはずです。

グランツーリスモ7との比較

『グランツーリスモ7(GT7)』は、日本におけるレースゲームの金字塔であり、Project Motor Racingと比較される筆頭です。 GT7の強みは、なんといってもその圧倒的な「文化的なデータベース」としての側面です。 500台以上の収録車種は、軽自動車からミニバン、歴史的なクラシックカー、最新のハイパーカーまで多岐にわたります。 それぞれの車に詳細な解説があり、内装も緻密に再現されています。 日本車に関しても、主要メーカーの歴代スポーツカーがほぼ網羅されており、チューニングやカスタマイズの幅も無限大です。

対してProject Motor Racingは、「走ること」そのものに特化しています。 GT7のような「車の収集」や「リバリー(塗装)作成」、「フォトモードでの撮影」といった楽しみ方は、二の次、三の次です。 GT7が「カーライフを楽しむテーマパーク」だとすれば、Project Motor Racingは「休日にサーキットでタイムを削るためのストイックな練習場」です。 日本車好きで、色々な車をコレクションしたい人には、間違いなくGT7の方が満足度が高いでしょう。 逆に、特定のレーシングカーの挙動だけを突き詰めたい人には、Project Motor Racingの物理エンジンが刺さる可能性があります。

Forza Motorsportとの比較

マイクロソフトの『Forza Motorsport(FM)』もまた、500台以上の車種を誇る巨大タイトルです。 FMの特徴は、シミュレーターとしての挙動と、ゲームとしての遊びやすさ(アクセシビリティ)のバランスの良さにあります。 車種ラインナップも、GT7よりさらに最新の海外スーパーカーやレースカーに強く、アメリカンマッスルカーの充実ぶりは他を圧倒します。 また、毎月のアップデートで新車が追加され続けており、コンテンツの鮮度が保たれています。

Project Motor RacingがFMに勝てる要素を探すとすれば、それは「マニアックな旧車レースカーの挙動再現」かもしれません。 FMは挙動がマイルドに味付けされている部分がありますが、Project Motor Racingはよりシビアな操作を要求します。 しかし、一般的な車好きが「色々な車に乗りたい」と考えた場合、FMのボリュームと多様性は非常に魅力的です。 特に、XboxやPCユーザーにとっては、Game PassでプレイできるFMの敷居の低さは圧倒的であり、あえてフルプライスで車種の少ないProject Motor Racingを選ぶ理由は見つけにくいのが現状です。

Assetto Corsa Competizioneとの比較

最も比較対象として適切なのは、この『Assetto Corsa Competizione(ACC)』でしょう。 ACCは車種数が非常に少ない(40台前後)ですが、世界で最も評価されているシムの一つです。 なぜなら、「GT3とGT4だけ」に絞り込み、その代わり各車両の挙動、サウンド、タイヤの物理演算、路面状況の変化などを狂気的なレベルで再現しているからです。 「選択と集中」の成功例と言えます。

Project Motor Racingの問題点は、ACCほどの「深さ」があるかどうかが未知数な上に、中途半端に「広さ」を出そうとして失敗しているように見える点です。 GT3だけでなく、LMDhも、グループCも、トラック(ModHubにあるような)も、と手を広げた結果、どのクラスも層が薄くなってしまいました。 ACCのプレイヤーは「GT3が好きだからACCをやる」という明確な動機がありますが、Project Motor Racingの場合「何のためにこれをやるのか」という動機付けが弱くなってしまっています。 もしProject Motor Racingが「80年代・90年代のプロトタイプカー選手権」などに特化していれば、ACCのようなカルト的な人気を得られたかもしれません。

今後のアップデートとDLCの可能性

現状の批判を受けて、開発側も手をこまねいているわけではありません。 現代のゲームは「発売日が完成日」ではなく、アップデートによって進化していくのが当たり前です。 Project Motor Racingも、今後のロードマップやDLCによって、評価が覆る可能性を秘めています。

発表されているDLC内容

既にいくつかのDLC(ダウンロードコンテンツ)パックが発表されています。 特に注目すべきは、予約特典やDLCとして言及されている「GTE Decade Pack」と「Group 5 Revival Pack」です。

GTE Decade Pack ・アストンマーティン ヴァンテージ GTE ・BMW M8 GTE ・シボレー コルベット C7.R / C8.R ・フォード GT LM GTE ・ポルシェ 911 RSR GTE

Group 5 Revival Pack ・日産 スカイライン スーパーシルエット ・日産 280 ZX IMSA GTX ・フォード カプリ ・BMW 320 ターボ ・ポルシェ 935/80

これらのDLCにより、特定のクラス(GTEやスーパーシルエット)に関しては、ある程度の厚みが出ることが約束されています。 特に「スカイライン スーパーシルエット」の収録は、日本のオールドファンにとっては涙が出るほど嬉しい要素でしょう。 あの「火を噴く鉄仮面」を最新グラフィックで操れるのは、本作の数少ない、しかし強力な売りとなります。 このように、DLCによって「特定のニッチな需要」を狙い撃ちしてくる可能性は高く、自分の好きなジャンルのパックが来た時には、評価が一変するかもしれません。

日本車追加の可能性は?

では、今後DLCでスープラやGT-R、ランエボといった「定番の日本車」が追加される可能性はあるのでしょうか。 公式からの具体的なアナウンスはありませんが、希望は捨てきれません。 情報ソースにある記事では、コメント欄で「Project Motor Racingにどんな車が登場してほしいですか?」と呼びかけており、ユーザーの要望を汲み上げる姿勢は見せています。 ここで日本車への要望が殺到すれば、開発チームも無視はできないでしょう。

また、キーワードとなるのが「ModHub」の存在です。 ゲーム内のメニューにMod(ユーザー作成の改造データ)を統合するようなシステムが見受けられます。 PC版のシムレーシング界隈では、有志が作成したModによって車種が増えていくのが文化として定着しています。 もし、コンソール版でも公式公認のModとして日本車が導入できるようになれば、車種不足の問題は一気に解決します。 『Farming Simulator』のように、ユーザーコミュニティの力でコンテンツを拡充していくスタイルを模索しているのかもしれません。 ただし、これは権利関係(自動車メーカーの許可)が非常に複雑になるため、実現のハードルは高いと言わざるを得ませんが、期待したいポイントです。

開発陣のコメントから読み解く

Traxionの記事には、「プロジェクト・モーター・レーシングは『挑戦から逃げない』、ロードマップを修正予定」という見出しがあります。 これは、初期の批判を真摯に受け止め、改善していく意思表示と捉えることができます。 「ロードマップの修正」という言葉には、当初予定していなかった車種の追加や、リリースケジュールの前倒しなどが含まれている可能性があります。 開発元のStraight4 Studiosは比較的小規模なスタジオであるため、大企業のような硬直した対応ではなく、フットワーク軽くユーザーの声を反映してくれるかもしれません。 「期待外れ」というレッテルを貼られたまま終わるのか、それとも『No Man’s Sky』や『Cyberpunk 2077』のように劇的な復活を遂げるのか。 その鍵は、これからの数ヶ月のアップデート内容にかかっています。 特に、日本の市場を意識した「JDMパック」のようなDLCが出れば、日本での評価も持ち直すでしょう。

まとめ

Project Motor Racingの車種不足問題、特に日本車の少なさについて、様々な角度から解説してきました。 現状を整理すると、以下のようになります。

絶対数が不足:総数70台強は、競合タイトルと比較して明らかに少ない。 ・日本車の扱い:レーシングカーは名車が数台あるが、市販車やチューニングカーはほぼ皆無。 ・クラスの偏り:欧州GTレースやプロトタイプカーが中心で、多様性に欠ける。 ・将来性:DLCやMod、ロードマップの修正により、改善される余地は残されている。

「様々な日本車をコレクションして、改造して、サーキットを走りたい」という人には、正直に言って現時点での購入はおすすめできません。素直に『グランツーリスモ7』や『Forza Motorsport』を遊ぶ方が幸せになれるでしょう。 しかし、「マツダ787Bやスカイライン・スーパーシルエットの、リアルで硬派な挙動を体験したい」という一点突破の情熱があるなら、購入する価値はあります。 「少ない」ということは、逆に言えば「1台1台と向き合う時間が長くなる」ということでもあります。

本作はまだスタートラインに立ったばかり。 今後のアップデートで「化ける」可能性を信じて、ウィッシュリストに入れつつ動向を見守るのが、賢いゲーマーの選択かもしれません。 この記事が、あなたの購入判断の一助となれば幸いです。

編集デスク ゲーム攻略ライター:桐谷シンジ

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