編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は「ぽこあポケモン」のマルチプレイがオンラインに対応しているか気になっていると思います。 また、ローカル通信との違いや独自のシステムについても知りたいという声が多く届いています。
本レビューでは、本作のマルチプレイの仕様や通信方式の違いについて詳細に解説していきます。 この記事を読み終える頃には、オンライン通信やローカル通信の疑問が解決しているはずです。
- オンラインとローカルの両通信方式に対応
- ソロモードとは異なるまっさらな街でプレイ
- ゲストによるアイテムや素材の持ち帰りは不可
- ソフト未所持でも遊べるおすそわけ通信を搭載
それでは解説していきます。
ぽこあポケモン(ぽこポケ)のマルチプレイ仕様を徹底解説
本作を購入するにあたり、友人や家族と一緒に遊べるかどうかは非常に重要なポイントとなります。 特にサンドボックス型のゲーム要素が含まれる本作において、マルチプレイの仕様はプレイ体験を大きく左右します。
ここでは、多くのプレイヤーが最も気になっている通信方式の対応状況について詳しく解説していきます。 結論から申し上げますと、本作はオンライン通信とローカル通信の両方に対応しています。
それぞれの通信方式には明確な特徴と違いが存在するため、ご自身のプレイスタイルに合わせて選択する必要があります。
オンライン通信(インターネット通信)の対応状況
遠く離れた友人や、SNSで知り合ったプレイヤーと一緒に遊ぶためには、インターネットを利用したオンライン通信が不可欠です。 本作はインターネット通信によるマルチプレイに完全対応しています。
これにより、地理的な制約を受けることなく、全国のプレイヤーと一つの世界を共有して遊ぶことが可能となります。 オンライン通信を利用することで、最大4人のプレイヤーがホストの用意した「まっさらな街」に集まることができます。
自宅にいながらにして、友人たちと協力して巨大な建造物を作ったり、広大なフィールドを探索したりする体験は、ソロプレイとは全く異なる魅力を提供してくれます。
Nintendo Switch Onlineへの加入について
インターネット通信を利用してマルチプレイを楽しむためには、一つの重要な条件があります。 それは、任天堂が提供する有料サービス「Nintendo Switch Online」への加入が必須であるという点です。
これは本作に限らず、Nintendo Switchにおけるオンラインマルチプレイ対応ソフトの一般的な仕様となっています。 ご自身がホストとして他のプレイヤーを招く場合も、ゲストとして他のプレイヤーの街に参加する場合も、この加入は必要となります。
まだ加入していない方でオンラインプレイを予定している場合は、事前にプランの内容や料金を確認し、加入手続きを済ませておくことを推奨します。 長期的に遊ぶ予定であれば、12ヶ月利用券などの長期プランを選択することでコストを抑えることが可能です。
オンラインプレイ時の通信環境の重要性
オンライン通信を快適に楽しむためには、ご家庭の通信環境も重要な要素となります。 本作のように建築要素やアクション要素(わざを使った探索など)が含まれるゲームでは、通信の遅延(ラグ)がプレイの快適性に直結します。
無線LAN(Wi-Fi)で接続している場合、ルーターとの距離や障害物によって通信が不安定になることがあります。 もし通信エラーが頻発したり、キャラクターの動きがカクついたりする場合は、有線LAN接続への切り替えを検討するべきです。
安定した通信環境を構築することは、一緒に遊ぶ他のプレイヤーへの配慮にも繋がります。
ローカル通信とオンライン通信の決定的な違い
オンライン通信と対をなすのが、プレイヤー同士が実際に集まって遊ぶローカル通信です。 ローカル通信によるマルチプレイも本作の魅力的な機能の一つです。
ここでは、オンライン通信とローカル通信の具体的な違いについて、システム的な観点から深掘りしていきます。 この2つの通信方式の最大の違いは、インターネットを経由するか否かという点にあります。
通信距離と物理的な制約
オンライン通信がインターネットを通じて世界中のプレイヤーと繋がれるのに対し、ローカル通信はSwitch本体の無線機能を使用して直接通信を行います。 そのため、ローカル通信を利用する場合は、一緒に遊ぶプレイヤー同士が物理的に近くにいる必要があります。
具体的には、同じ部屋の中や、数メートル以内の距離で本体を持ち寄る形となります。 家族でリビングに集まって遊んだり、友人の家に集まってワイワイとプレイしたりするシチュエーションに最適な方式です。
顔を合わせて直接コミュニケーションを取りながら遊べるため、オンライン通信とは違った盛り上がりを体験できます。
Switch Online加入の要否
もう一つの決定的な違いは、「Nintendo Switch Online」への加入が必要かどうかという点です。 先述の通り、インターネット通信を利用するオンラインプレイでは加入が必須となります。
しかし、本体同士で直接通信を行うローカル通信の場合は、インターネットを経由しないため、Switch Onlineへの加入は不要です。 これは、月額料金をかけずにマルチプレイを楽しみたいユーザーにとって非常に大きなメリットとなります。
例えば、お子様同士が公園や家で集まって遊ぶ場合など、オンラインアカウントの管理を気にすることなく、手軽にマルチプレイを開始できる設計になっています。
画期的な「おすそわけ通信」システムとは
本作の通信仕様において、特筆すべき非常に画期的なシステムが存在します。 それが「おすそわけ通信」と呼ばれる機能です。
このシステムは、これまでのゲームにおけるマルチプレイのハードルを大きく下げる可能性を秘めています。 通常、マルチプレイを行うためには、参加する全てのプレイヤーがゲームソフト本体を購入し、所有している必要があります。 しかし、本作のおすそわけ通信を利用すれば、その常識が覆ります。
ソフト未所持のプレイヤーを招待可能
おすそわけ通信の最大の利点は、ソフトを持っていないプレイヤーであっても、ソフト所有者と一緒にマルチプレイを楽しめるという点です。 つまり、1本のソフトがあれば、もう1人のプレイヤーをゲストとしてゲームの世界に招き入れることが可能になります。
これにより、「ゲームに興味はあるけれど、購入を迷っている」という友人を気軽に誘って、本作の魅力を体験してもらうことができます。 これは、新たなプレイヤー層を開拓するための、非常に強力なプロモーション機能をシステムとして内包していると言えます。
一緒に建築や探索を楽しんだ結果、ゲストが自分自身のソフトを購入するきっかけになることも十分に考えられます。
最大プレイ人数と対応機種の特殊仕様
おすそわけ通信を利用する上で、いくつか注意すべき特殊な仕様が存在します。 まず、プレイ人数の制限についてです。
通常のローカル通信やオンライン通信では最大4人までのマルチプレイが可能ですが、おすそわけ通信を利用した場合のプレイ人数は「最大2人」に制限されます。 これは、1本のソフトのデータを共有して処理するため、技術的な負荷を考慮した上での制限であると推測されます。
次に、対応機種に関する非常に興味深い仕様があります。 本作は次世代機である「Switch2」専用タイトルとして開発されていますが、おすそわけ通信を利用する場合に限り、従来の「Nintendo Switch(無印)」本体でもプレイが可能となっています。
ローカル通信を介して、最新ハードのゲームを旧ハードで動作(あるいはストリーミング的な処理)させるこの技術は、ハードの移行期においてユーザーの分断を防ぐ見事な施策と言えます。
通信方式ごとの特徴比較まとめ
これまで解説してきた3つの通信方式について、それぞれの特徴を比較しやすいように表にまとめました。 ご自身のプレイスタイルや、一緒に遊ぶ相手の環境に合わせて、最適な通信方式を選択するための参考にしてください。
| 通信方式 | プレイ可能人数 | 通信距離の制限 | Switch Online加入 | ソフトの必要数 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| インターネット通信 | 最大4人 | 制限なし(全国) | 必須(有料) | 全員必要 | 遠くのプレイヤーと遊ぶ場合に最適 |
| ローカル通信 | 最大4人 | あり(近距離) | 不要 | 全員必要 | 持ち寄って顔を合わせて遊ぶ場合に最適 |
| おすそわけ通信 | 最大2人 | あり(近距離) | 不要 | ホストのみ必要 | 旧Switch本体でもゲスト参加可能 |
マルチプレイ(まっさらな街)でできることの全貌
通信方式についての疑問が解消されたところで、次はいよいよ「マルチプレイで何ができるのか」という点に焦点を当てていきます。 本作のマルチプレイは、単にソロモードの世界に他のプレイヤーを呼ぶだけではありません。
マルチプレイ専用の舞台が用意されており、そこでしか味わえない独自の遊びが多数存在します。 ここでは、マルチプレイ機能の全貌と、それぞれの要素がもたらすゲーム体験について詳細に解説します。
ソロモードとは独立した「まっさらな街」の魅力
本作のマルチプレイにおける最大の特徴は、ソロモードの進行状況とは完全に切り離された「まっさらな街」を舞台に遊ぶというシステムです。 多くのゲームでは、ホストとなるプレイヤーのセーブデータ(ストーリー進行中の世界)にゲストを招き入れる方式が採用されています。
しかし本作では、あえてその方式を採用せず、マルチプレイ専用の全く新しいフィールドを用意しています。 この設計には、開発陣の深い意図が隠されています。
ストーリー進行への影響とネタバレの防止
ソロモードの街でマルチプレイができない最大の理由は、プレイヤーごとのストーリー体験を保護するためです。 もし、ストーリーが進んでいるホストの街に、始めたばかりのゲストが参加した場合、未踏の地域や未知の建造物を見てしまい、深刻なネタバレとなる危険性があります。
逆に、ゲストの行動によってホストの街の重要なオブジェクトが破壊されたり、ストーリーのフラグがおかしくなったりするリスクも考えられます。 「まっさらな街」という独立した空間を用意することで、こうしたストーリー進行に関するトラブルやネタバレを完全に排除し、純粋に「一緒に遊ぶこと」に集中できる環境を構築しているのです。
データの管理と一つの街という制約
この「まっさらな街」のデータ管理についても、重要な仕様があります。 作成できる「まっさらな街」のデータは、プレイヤー1人につき1つまでと制限されています。
つまり、「遊ぶ友人グループごとに異なる街を作成する」といった使い分けはできません。 Aグループと遊んだ街の続きを、Bグループと一緒に発展させていく、という形で、一つの街を継続して作り上げていくプレイスタイルが基本となります。
この制約があることで、誰といつ遊んだとしても、その街にはこれまでのマルチプレイの歴史と軌跡が蓄積されていくという、エモーショナルな価値が生まれます。
最大4人での協力建築とクラフト要素
サンドボックスゲームの醍醐味といえば、ブロックや素材を組み合わせて自由な建造物を作り上げる建築要素です。 本作のマルチプレイでは、この建築要素を最大4人のプレイヤーで同時に楽しむことができます。
「まっさらな街」という広大なキャンバスに、参加者全員がそれぞれの感性を持ち寄り、思い思いの建物を建てていくプロセスは、無上の喜びを提供してくれます。
役割分担が生み出す巨大プロジェクト
一人では途方もない時間がかかる巨大な建造物も、4人で協力すれば現実的な時間で完成させることができます。 素材を集める役割、基礎を作る役割、装飾を担当する役割など、プレイヤー間で自然と役割分担が生まれるのもマルチプレイならではの面白さです。
時にはチャットやボイスチャット(環境があれば)で相談しながら、緻密な設計図通りにお城や街並みを構築していく遊び方は、本作のポテンシャルを最大限に引き出します。 全員が等しくブロックの設置や破壊を行える権限を持っているため、文字通り「みんなで作る」という達成感を共有できるのです。
建築素材の収集と共有の楽しさ
建築を行うためには、フィールドから木材や石材などの素材を収集する必要があります。 マルチプレイ中も、全員で手分けして素材を集めることで、効率的に建築を進めることができます。
ソロモードでは見つけるのが大変なレアな素材も、複数人で探索すれば発見率が上がります。 集めた素材を特定の場所に集積して共有の資材置き場を作るなど、プレイヤー同士の連携が建築の規模を大きくしていきます。
ただし、後述するようにゲストの素材持ち帰りには制限があるため、集めた素材は「その街を発展させるため」に惜しみなく使うことが推奨されます。
ポケモンの「わざ」と「変身」を駆使した探索
本作の最大の特徴である、ポケモンの能力を活用したアクション要素は、マルチプレイにおいても健在です。 習得済みの「わざ」や「変身」の能力を駆使することで、単なる歩行では辿り着けない場所へ行ったり、効率的にフィールドを開拓したりすることができます。
ポケモンというIPとサンドボックス要素が見事に融合した、本作ならではの探索体験と言えます。
わざを使ったフィールド開拓と協力アクション
草むらを刈り取る、岩を砕く、火をつけて道を切り開くなど、ポケモンの「わざ」はフィールドの開拓に必須の要素です。 マルチプレイでは、プレイヤーごとに異なるわざを持つポケモンを連れて(あるいは変身して)役割を分担することができます。
例えば、一人が道を塞ぐ大岩を砕き、もう一人が木を切り倒して素材を集めるといった、連携した開拓作業が可能です。 ソロモードでは切り替えに手間がかかる複数のわざのアクションも、マルチプレイなら流れるような連携プレイとして楽しむことができます。
変身による立体的な移動とエリア拡張
「変身」の能力は、探索の自由度を劇的に向上させます。 例えば、ラプラスに変身して広大な海を渡ったり、カイリューに変身して大空を飛び回ったりすることが可能です。
マルチプレイで全員が飛行可能なポケモンに変身し、空から「まっさらな街」の全景を見下ろす体験は、非常に爽快感があるはずです。 変身能力を駆使することで、陸路では到達不可能な離島や高山など、探索可能なエリアが立体的に広がっていきます。
仲間と連れ立って未知のエリアへツーリングに向かうような感覚は、マルチプレイの大きな醍醐味の一つです。
思い出を残す記念撮影機能とSNS映え
マルチプレイで素晴らしい建築物が完成した時や、貴重なポケモンと出会った時、その瞬間を記録に残したいと思うのはプレイヤーの常です。 本作には、そうした思い出作りに最適な「記念撮影」機能がゲーム内に実装されています。
この機能は、単なるスクリーンショットの撮影に留まらない、充実した機能を備えていると推測されます。
多彩なアングルと自撮り機能の活用
撮影機能では、カメラのアングルを自由に調整して、一緒に遊んでいるプレイヤーや建築物を最も魅力的に映し出す構図を探すことができます。 特筆すべきは、インカメラ機能を利用した「自撮り(セルフィー)」が可能であるという点です。
プレイヤーキャラクターたちがカメラ目線で集まり、ポーズを決めて撮影する機能は、現代のSNS文化に強く寄り添った設計です。 お揃いの衣装を着たり、お気に入りのポケモンと一緒に並んだりして撮影した写真は、プレイヤーの大切な思い出の品となります。
マルチプレイの軌跡を記録する
「まっさらな街」が発展していく過程を、定期的に定点カメラで撮影して記録していく遊び方もおすすめです。 何もない平原から始まり、少しずつ建物が増え、最終的に巨大な都市へと成長していく様子を写真で振り返ることは、サンドボックスゲームにおける大きな達成感の一つです。
撮影した画像はSwitch本体のアルバム機能を通じてSNSに投稿することも容易なため、自分たちの作った街を世界中のプレイヤーに自慢することもできます。
ホストとゲストの権限と違いについての注意点
マルチプレイを行う上で、トラブルを避けるために絶対に理解しておかなければならないのが、「ホスト」と「ゲスト」の権限の違いです。 本作では、ゲームバランスを保つため、そしてホストのセーブデータを保護するために、ゲストプレイヤーに対していくつかの明確な制限が設けられています。
ここでは、ホスト(街の持ち主)とゲスト(参加者)の違いについて、システムの深部まで解説します。
ゲストのアイテム・素材持ち帰り制限について
マルチプレイ中にゲストが最も注意すべき制限事項が、「ホストの街で入手した素材やアイテムを自分のデータに持ち帰ることはできない」という点です。 この仕様は、初めてマルチプレイをするプレイヤーにとって少し厳しく感じるかもしれませんが、ゲームデザインの観点からは非常に重要な意味を持っています。
ゲームバランス崩壊を防ぐための措置
もしゲストが素材を自由に持ち帰ることができた場合、どのようなことが起こるでしょうか。 ゲームを始めたばかりのプレイヤーが、やり込んでいる上級者の街にゲストとして参加し、終盤でしか手に入らない強力なアイテムやレアな素材を大量にもらって帰ることが可能になってしまいます。
これでは、徐々に素材を集めて開拓を進めていくという、ゲーム本来の進行バランスや達成感が完全に崩壊してしまいます。 アイテムの持ち帰りを禁止することで、プレイヤー間の「過度な格与」を防ぎ、各プレイヤーが自力でゲームを進める適正な難易度を担保しているのです。
マルチプレイの目的は「共有の街の発展」
持ち帰りができないということは、マルチプレイ中に集めた素材は全て、その「まっさらな街」の発展のために消費するべきであるというメッセージでもあります。 ゲストプレイヤーは、自分の私腹を肥やすためではなく、ホストを含めた参加者全員で作り上げる街のために労働力を提供し、純粋にその場での体験を楽しむことが求められます。
この仕様を理解し、割り切って遊ぶことで、より協調性のある健全なマルチプレイが実現します。
図鑑登録の仕様とソロモードへの影響
ポケモンの収集と図鑑の完成は、本シリーズにおける中核となる遊びの一つです。 しかし、マルチプレイ中における図鑑登録の仕様には、特別な制限が設けられています。
ゲストとして参加している間に初めて発見したポケモンについては、その場での図鑑登録は行われますが、そのデータは「マルチプレイ中のみ有効」となります。
自分の街のポケモン図鑑には反映されない
具体的には、マルチプレイを終了して自分のソロモードの街に戻った際、マルチプレイで出会ったポケモンのデータは自分の図鑑には反映されていません。 これも、アイテムの持ち帰り制限と同様に、ゲーム進行のバランスを保つための措置です。
ホストの街で手軽に図鑑を埋められてしまうと、ソロモードでフィールドを探索してポケモンを探し出す楽しみが損なわれてしまいます。 したがって、自分の図鑑を完成させるためには、あくまで自分自身のソロモードの街で、地道に探索を進める必要があります。
あくまでマルチプレイ時の体験としての遭遇
この仕様により、マルチプレイでのポケモンとの遭遇は、自分のデータを進めるための手段ではなく、その場限りの「体験」として位置づけられます。 「見たことのないポケモンがいる!」という驚きを仲間と共有することはできますが、それを自分のコレクションに加えることはできません。
この割り切りがあるからこそ、マルチプレイ中は図鑑埋めの効率を気にすることなく、純粋に建築やコミュニケーションに集中できるという側面もあります。
出現するポケモンの制限とゲスト特有のメリット
マルチプレイ中に出現するポケモンについても、ホストの進行状況に依存した制限が存在します。 ゲストがホストの街で出会えるポケモンは、「ホストがすでに遭遇している個体に限られる」という仕様です。
ホストの進行度が世界の基準となる
「まっさらな街」はソロモードとは独立していますが、そこに出現するポケモンの種類は、ホストのソロモードでの進行度(あるいはホスト自身の図鑑の登録状況)をベースに決定されていると推測されます。 ホストがまだ出会っていない未知のポケモンが、マルチプレイの街に突然現れることはありません。
また、新たにポケモンの生息地となるような環境をクラフトした場合でも、まずはホストが先にその環境でポケモンと出会うフラグを立てる必要があるようです。 これにより、ホストの知識や進行度を超えた現象が起こることを防いでいます。
ゲストが話しかけることで発生するメリット
出現するポケモンに制限がある一方で、ゲストプレイヤーには特有のメリットも用意されています。 それは、ゲストがホストの島にいるポケモンに話しかけることで、「何らかのいいこと」が起こるという隠し要素です。
具体的な内容は未公開となっていますが、過去の類似ゲームの傾向から推測すると、以下のようなメリットが考えられます。 例えば、一時的なステータスアップ効果の付与、その街で使える限定的な消費アイテムの獲得、あるいはポケモンが特別なリアクションや特殊なアクションを見せてくれる、といった演出です。
これは、ゲストプレイヤーに対する一種のおもてなし機能であり、マルチプレイをより和やかなものにするためのスパイスとなっています。
一部の機能はホストのみ利用可能
マルチプレイを円滑に進行させるため、システム的な権限の多くはホストに集約されています。 一部の重要な機能はホストのみが利用可能となっており、ゲストはそれらの機能に干渉することができません。
進行に関する重要な決定権
具体的な機能の詳細は判明していませんが、例えば以下のような機能がホスト専用になっていると考えられます。 マルチプレイの終了と解散の決定、特定の巨大建造物の設置許可、時間帯や天候の変更(もし機能が存在すれば)、ゲストのキック(強制退出)機能などです。
これらは、街の創造主であるホストがワールドの秩序を保つために必要な権限です。 要所でホスト側の操作が必要になる場面があるため、ゲストはホストの指示に従い、協力してプレイを進める姿勢が求められます。 事前に「今日はどこまで建築するか」「何を目的とするか」を話し合っておくことで、スムーズなマルチプレイが可能になります。
マルチプレイの解放条件と始め方
本作のマルチプレイは、ゲーム開始直後からすぐに遊べるわけではありません。 システムを理解し、基本的な操作に慣れるまでの一定期間は、チュートリアル的な位置づけとしてソロプレイを進める必要があります。
ここでは、マルチプレイ機能が解放される条件と、各通信方式での具体的なプレイの始め方について解説します。
ストーリー進行によるマルチプレイ解放のタイミング
マルチプレイを解放するための条件は、「ストーリーを一定の段階まで進めること」とされています。 これは、ゲームの基礎となるクラフトのやり方、ポケモンの「わざ」や「変身」の使い方といった基本操作を、ソロモードで確実に習得させるための導線設計です。
右も左も分からない状態でいきなりマルチプレイに放り込まれると、何をすればいいか分からず混乱してしまうプレイヤーもいます。
目安となる進行度についての考察
具体的な解放タイミングは明言されていませんが、一般的なゲームの設計から推測すると、ゲーム開始から数時間程度、最初の大きな目的を達成したあたりで解放される可能性が高いです。 例えば、「最初の拠点が完成する」「最初のボス的なポケモンとのイベントをクリアする」といった、一つの区切りとなるタイミングです。
まずは焦らずにソロモードを中心に進め、ゲームの世界観やシステムを十分に理解した上で、マルチプレイという新たな遊びの扉を開くことをおすすめします。
インターネット通信でのマルチプレイ手順
遠方のプレイヤーと遊ぶためのインターネット通信の手順は、Nintendo Switchの標準的なシステムに準拠したものになると想定されます。 手順の詳細は判明次第更新となりますが、基本的な流れは以下のようになります。
- ゲーム内のメニューから「通信」または「マルチプレイ」の項目を選択する。
- 「インターネット通信」を選択し、オンラインサーバーに接続する。
- ホストになる場合は「まっさらな街で募集する」を選び、パスワードなどを設定してルームを作成する。
- ゲストになる場合は「フレンドの街を探す」またはパスワードを入力して、目的のルームに参加する。
この際、フレンドリストに登録されているプレイヤーのみを対象とするか、パスワードを知っているプレイヤーのみを入室可能にするかといった、プライバシーの設定が重要になります。 見知らぬプレイヤーが乱入して街を荒らす「荒らし行為」を防ぐためにも、パスワードの設定は確実に行うべきです。
ローカル通信でのマルチプレイ手順
Switch本体を持ち寄って遊ぶローカル通信の手順は、インターネット通信よりもシンプルで直感的なものになります。 こちらも基本的な流れは以下の通りと推測されます。
- 参加者全員がSwitch本体を持ち寄り、十分な通信距離(数メートル以内)に集まる。
- ゲーム内メニューから「ローカル通信」を選択する。
- ホストが「街を開放する」を選択し、電波を発信する。
- ゲストが「近くの街を探す」を選択し、ホストのSwitchから発信されている電波を受信して参加する。
ローカル通信はインターネットを経由しないため、面倒なアカウント設定やフレンド登録の手間が省け、その場にいる人たちとすぐに遊び始めることができるのが最大の魅力です。
おすそわけ通信の手順と旧Switchでの動作について
1本のソフトで2人プレイを実現する「おすそわけ通信」は、ローカル通信の拡張機能として位置づけられています。 この機能を利用するための手順は、少し特殊なものになる可能性があります。
ソフトを介した一時的なデータ共有
推測される手順としては、まずホスト(ソフト所有者)がゲームを起動し、「おすそわけ通信で招待する」を選択します。 次に、ゲスト(ソフト未所持者)は自身のSwitch本体で、無料の「おすそわけ通信専用アプリ」あるいは「体験版データ」のようなものをあらかじめダウンロードしておく必要があるかもしれません。
その上で、ローカル通信と同様にホストの電波を受信し、ホストのソフトの処理能力を共有する形でゲームに参加します。
旧Switchでの動作メカニズムの考察
先述した「対応機種はSwitch2だが、おすそわけ通信のゲストに限り旧Switchでも遊べる」という仕様は、技術的に非常に興味深いポイントです。 本作の膨大なデータを旧Switchで単独処理することは難しいため、ホスト側のSwitch2本体がゲームの主要な処理(グラフィックの描画や物理演算など)を担い、旧Switch側はコントローラーの入力信号の送信と、映像信号の受信のみを行う「クラウドゲーミング」のようなストリーミング方式を採用している可能性が高いと推測されます。
この技術により、ハードウェアの性能差を乗り越えたマルチプレイが実現していると考えられます。
ぽこあポケモンのマルチプレイを120%楽しむための遊び方提案
システムの仕様を理解したところで、実際にマルチプレイでどのような遊び方ができるのか、いくつかの具体的なプランを提案します。 自由度の高いサンドボックスゲームだからこそ、目的意識を持つことで楽しさは何倍にも膨らみます。
役割分担で巨大な街を建築する
最もオーソドックスでありながら、最も盛り上がるのが、全員で協力して一つの巨大なテーマに基づいた街を作ることです。 例えば、「西洋のお城と城下町」「近未来的なサイバーシティ」「自然と調和したエルフの村」など、あらかじめテーマを決めておきます。
そして、Aさんはお城の基礎工事、Bさんは外壁の装飾、Cさんは周囲の森の植林、Dさんは素材の調達といった具合に、明確な役割分担を決めます。 作業中は進捗を報告し合い、完成した時の達成感を分かち合う瞬間は、まさにマルチプレイの醍醐味です。
ポケモンの能力を活かしたアスレチック作り
建築要素とポケモンのアクション要素を組み合わせた遊び方として、「アスレチックコース作り」があります。 例えば、特定の「わざ」を使わなければ壊せないブロックを通路に配置したり、「変身」での飛行能力を前提とした足場のない空中回廊を作ったりします。
一人が難解なコースを設計して建築し、他のプレイヤーがそれに挑戦してタイムを競う、といったユーザー主導のミニゲームを楽しむことができます。 サンドボックス特有の自由な発想が、無限の遊びを生み出します。
ゲストを招いての自慢の街お披露目会
長期間かけて「まっさらな街」を作り込んだ後は、他のプレイヤーをゲストとして招き、完成した街のお披露目会(内覧会)を開くのもおすすめです。 こだわりの建築ポイントを案内したり、仕掛けを説明したりして、他のプレイヤーからの称賛を得ることは、建築へのモチベーションを大いに高めてくれます。
ゲスト側も、他のプレイヤーの独創的な建築を見ることで、自分自身の街づくりのインスピレーションを得ることができます。 SNSでスクリーンショットを公開し、「見学ツアー参加者募集」といった形で交流を広げるプレイスタイルも考えられます。
他のゲームと比較したぽこあポケモンのマルチプレイの独自性
本作のマルチプレイの特徴をより深く理解するために、他の有名なゲーム作品におけるマルチプレイシステムと比較してみましょう。 どのような点が独自で、どのような点が優れているのかが見えてきます。
過去のポケモンシリーズ(SV等)との比較
近年のポケモンシリーズ、例えば『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(SV)』では、「ユニオンサークル」と呼ばれるシステムで最大4人のマルチプレイが実現されました。 SVのマルチプレイは、ホストのセーブデータ(パルデア地方)にゲストが直接入り込み、一緒にストーリーを進めたり、レイドバトルに挑んだりする形式でした。
ゲストも自分の図鑑を埋めたり、捕まえたポケモンを持ち帰ったりすることができました。 これに対し、本作『ぽこあポケモン』は、「まっさらな街」という完全に隔離された別空間を用意し、アイテムの持ち帰りや永続的な図鑑登録を制限しています。
これは、SVが「冒険の共有」をテーマにしていたのに対し、本作が「建築を通じた空間の共有と保護」に重きを置いているためです。 サンドボックス要素による世界への不可逆的な干渉(地形の破壊や建物の建築)があるため、ホストのデータを守るための堅牢なシステムが採用されていると言えます。
サンドボックス系名作(マイクラ等)との比較
サンドボックスゲームの金字塔である『Minecraft(マインクラフト)』では、ホストが作成したワールドにゲストが参加し、そこで得たアイテムは(そのワールド内に限り)個人のインベントリに保持され、次回参加時にも引き継がれるのが一般的です。 また、専用のサーバーを立てることで、ホストが不在の時でもワールドにアクセスできる仕組み(Realmsなど)が主流です。
本作『ぽこあポケモン』の場合、アイテムの持ち帰り(自分のソロデータへの還元)ができないという点は、マイクラにおける「サバイバルモードのワールドへの持ち込み不可」に似ています。 しかし、「まっさらな街が1人1つ」という厳しい制約は、マイクラの無限のワールド生成とは異なるアプローチです。
本作はよりパーソナルで、限られた空間を大切に育てていくという「箱庭感」を重視していると推測されます。
マルチプレイに関するよくある質問(FAQ)
本レビューで解説した内容を踏まえ、プレイヤーの皆様から特によく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。
Q. ソロモードの街に友達を呼べますか?
A. 呼べません。 マルチプレイは必ず専用の「まっさらな街」で行われます。これは、ソロモードのストーリー進行のネタバレ防止や、ワールドの破壊を防ぐための仕様です。
Q. 複数のまっさらな街を作れますか?
A. 作れません。 「まっさらな街」のセーブデータは1プレイヤーにつき1つまでです。複数のグループと遊ぶ場合でも、同じ一つの街を発展させていくことになります。
Q. ボイスチャットには対応していますか?
A. 現時点では公式からの明確なアナウンスはありませんが、Nintendo Switch Onlineのスマートフォン向けアプリを利用したボイスチャット機能に対応する可能性が高いと考えられます。
Q. クロスプレイには対応していますか?
A. 本作はSwitch2専用タイトル(おすそわけ通信のゲスト側のみ旧Switch対応)であるため、他機種(PCや他社コンソール)とのクロスプレイには対応していません。 任天堂ハードの閉じたエコシステム内で完結する設計です。
まとめ
本レビューでは、『ぽこあポケモン』のマルチプレイにおけるオンライン対応状況や、ローカル通信との違い、そして独自のシステムについて詳細に解説してきました。 本作は、遠くの友人と繋がる「オンライン通信」、顔を合わせて盛り上がる「ローカル通信」、そしてソフト未所持の友人を誘える画期的な「おすそわけ通信」という、充実した通信環境を備えています。
「まっさらな街」という独立した空間で、アイテム持ち帰り不可などの制限を設けることで、ゲームバランスとプレイヤーのセーブデータを守りつつ、最大4人での建築や探索の楽しさを提供する見事な設計となっています。 ぜひこの記事の情報を参考に、ご自身の環境に合った通信方式を選び、仲間と共に『ぽこあポケモン』の無限の世界を創造して楽しんでください。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。 幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドブロック系のゲームを得意とする。 最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。 本作『ぽこあポケモン』も徹夜でやり込み、現在まっさらな街に巨大なラプラスの像を建築中。






















