編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2026年1月29日に待望のリリースを迎えた新パック「夢幻パレード」において、一体どのカードが環境を支配するのか、そして限られたリソースで何を優先して確保すべきなのか、非常に気になっていることと思います。特に今回はスタジアムの実装や、強力な「メガシンカ」ポケモンの追加など、対戦環境が激変する要素が満載です。
この記事を読み終える頃には、現環境のメタゲームを理解し、あなたが優先してゲットすべきカードとその運用方法についての疑問が解決しているはずです。
- 新環境で必須級となる汎用トレーナーズカードの徹底解説
- メガサーナイトEXを中心とした耐久・回復デッキの可能性
- ゲッコウガ対策の決定版「守りのポンチョ」による環境変化
- ゲットしておくべき「当たりカード」16選の完全リスト
それでは解説していきます。
新パック「夢幻パレード」がもたらす対戦環境の激変
2026年1月29日、ポケポケの歴史が変わる瞬間が訪れました。新拡張パック「夢幻パレード」の実装です。これまでの対戦環境は、速攻型の「ピカチュウEX」や、圧倒的なエネ加速を誇る「ミュウツーEX」、そしてベンチ狙撃の「ゲッコウガ」などが中心に回ってきました。
しかし、今回のパックはそれらの既存デッキに対する明確な「回答」となるカードや、全く新しい戦術を可能にするギミックが多数収録されています。
スタジアムカードの実装による盤面制圧の重要性
今回、最も注目すべきシステム面のアップデートは「スタジアム」の実装です。これまで、ベンチの展開やエネルギーの加速といった要素はありましたが、フィールド全体に永続的な効果を及ぼすスタジアムの登場は、プレイングの複雑さを一段階引き上げました。
特に、特定のタイプの逃げるエネルギーを軽減したり、種ポケモンのHPを底上げしたりする効果は、これまで「あと10ダメージ足りない」「逃げエネが重くて負けた」という接戦の勝敗を大きく左右することになります。スタジアムの張り替え合戦が、今後の高度な読み合いの中心になってくるでしょう。
進化ポケモンと耐久戦術の復権
これまでの環境は「たねポケモン」主体の速攻環境でした。しかし、「夢幻パレード」では強力な「メガシンカ」ポケモンや、進化ポケモンをサポートするトレーナーズカードが多数登場しています。これにより、序盤を耐え凌ぎ、後半に圧倒的なパワーで盤面を制圧する「ミッドレンジ〜コントロール」タイプのデッキが台頭してくることが予想されます。
私が実際にカードリストを隅々まで分析し、脳内シミュレーションと実戦想定を行った結果、特に「耐久」と「回復」に関するカードパワーが著しく向上している点に気づきました。
ゲットするべきおすすめカード:Sランク(最優先確保)
それでは、私がプロの視点から選出した「絶対に確保しておくべきカード」を解説していきます。まずは、汎用性が高く、今後の環境で長く使われるであろうSランクのカードたちです。
メガサーナイトEX
評価:★★★★★(環境トップ候補)
今弾のパッケージポケモンでもあるメガサーナイトEXは、間違いなく今回の目玉カードです。その強さは、単体のスペックだけでなく、周囲のサポートカードとのシナジーにあります。
カルネとの脅威的な回復コンボ
メガサーナイトEXの真価は、サポートカード「カルネ」との組み合わせで発揮されます。これまでの回復カードは「きずぐすり(20回復)」が基本でしたが、カルネは条件付きながら「90回復」という破格の回復量を誇ります。
メガサーナイトEXの高いHPに加え、カルネによる大幅回復、さらに特性で回復を補助できる「イエッサン」などを組み合わせることで、相手の攻撃を何度も受けきりながら戦う「要塞型」のデッキが構築可能です。
特性「サイコエンブレイス」の補完
サーナイトラインの強みは、エネルギー加速手段を持っている点にもあります。エネルギー供給が安定しているため、メガシンカに必要なコストや、技のコストを賄いやすく、攻撃の手を緩めずに耐久戦術を展開できるのが最大の魅力です。
守りのポンチョ
評価:★★★★★(環境メタカード)
長らく環境を支配していた「ゲッコウガ」への明確な回答がついに登場しました。「守りのポンチョ」は、ベンチにいるポケモンへの技や特性によるダメージを防ぐことができる「ポケモンのどうぐ」です。
ゲッコウガ環境の終焉と変化
これまでのポケポケにおいて、HPの低い進化前のたねポケモンをベンチに置いておくことは、そのままゲッコウガの「みずしゅりけん」の餌食になることを意味していました。しかし、このカードの登場により、ベンチでじっくりと進化ポケモンを育てる戦術が可能になります。
このカードの存在だけで、ゲッコウガを採用するプレイヤーは減少するでしょう。「デッキに入っていなくても、存在しているだけで環境を変える」というのは、まさにカードゲームにおけるパワーカードの証です。
オーガポンEX(草タイプ)
評価:★★★★☆(テック枠・将来性)
特殊状態(毒、火傷、眠りなど)に対する強力な耐性を持つと予想されるカードです。現状の環境でも「マタドガス」や「キョウ」による毒戦術は一定の強さを持っていますが、今後さらに状態異常を駆使するデッキが増えた際、このカード1枚で詰ませることができる可能性があります。
エネルギー加速と展開力
草タイプ特有のエネルギー加速手段を持っている場合、自身がアタッカーとして機能しながら、後続の育成も行える器用な立ち回りが期待できます。現時点では必須級とは言えませんが、メタゲームが回った際に「持っていてよかった」となる1枚でしょう。
始まりの平原(スタジアム)
評価:★★★★★(汎用スタジアム)
効果:お互いの場のたねポケモン全員のHPを+20する。
シンプルながら極めて強力な効果を持つスタジアムです。たねポケモンのHPが20上がるということは、多くの「確定1発(ワンパン)」のラインをずらすことを意味します。
アグロデッキの安定感向上
ピカチュウEXなどのたねポケモン主体のデッキにおいては、実質的な耐久力が大幅に向上します。また、進化デッキにおいても、進化前のたねポケモンが倒されにくくなるため、進化を成功させる確率が格段に上がります。相手も恩恵を受ける点は注意が必要ですが、それを差し引いても採用する価値のある汎用カードです。
メタルコアバリア
評価:★★★★☆(鋼タイプの要)
鋼タイプ専用の強力な防御カードです。受けるダメージを「-50」するという効果は、実質的にHPを50増やすのと同義であり、さらに言えば回復と異なり「一撃で倒されるライン」を引き上げることができます。
メガクチートEXとの相性
後述するメガクチートEXなど、耐久力のある鋼ポケモンにこれを持たせることで、相手の計算を大きく狂わせることができます。鋼タイプを使うのであれば、今後数年にわたって必須となるであろう基本パーツです。
ゲットするべきおすすめカード:Aランク(環境入り確実)
続いて、特定のデッキタイプや状況下で圧倒的な強さを発揮するAランクのカードたちです。
メロエッタ
評価:★★★★☆(初動の安定化)
「自分の番の最初にバトル場にいれば、山札から超ポケモンをサーチする」といった類の効果を持つ場合、このカードはメガサーナイトデッキの潤滑油として欠かせない存在になります。
事故率の低減
進化デッキの最大の弱点は「進化ポケモンが引けない」「たねポケモンが出せない」という事故です。メロエッタは序盤の展開を安定させ、確実にメガシンカへと繋げるための重要な役割を担います。攻撃性能は低くても、デッキの回転率を上げるカードは常に評価されます。
メガクチートEX
評価:★★★★☆(青天井の火力)
バトル場に居座り続けることで火力が上昇していく、あるいは特定の条件で火力が青天井に伸びるタイプの効果を持っている場合、このカードは「ロマン」ではなく「実用的なフィニッシャー」となります。
鋼デッキのタンク役
前述の「メタルコアバリア」と組み合わせることで、相手の攻撃を耐えつつ、返しのターンで大ダメージを与えるカウンター戦術が可能です。回復カード(イエッサンやきずぐすり)を多投した耐久鋼デッキのエースとして君臨する可能性があります。
不思議な広場(スタジアム)
評価:★★★★☆(超タイプの機動力)
効果:お互いの場の超ポケモン全員の逃げるためのエネルギーが2個少なくなる。
超タイプデッキ、特に重量級のミュウツーEXやメガサーナイトEXにとって、逃げるエネルギーの重さは常に課題でした。このスタジアムは、その課題を一気に解決します。
実質的な「ポケモンいれかえ」
逃げエネが0になれば、状態異常の回復や、ベンチで育てたアタッカーとのスイッチが容易になります。特に、特性を使ったあとにベンチに下がりたい場合など、戦術の幅が大きく広がります。超タイプデッキを組むなら必須級のスタジアムです。
トレーニングエリア(スタジアム)
評価:★★★☆☆(打点調整)
効果:お互いの場の1進化ポケモンが使う技のダメージを+10する。
「あと10ダメージ足りない」というシーンはポケポケにおいて頻発します。特に1進化ポケモンを中心としたデッキでは、この+10の差が勝敗を分けることがあります。
特定デッキでの採用価値
例えば、130ダメージしか出ない技が140ダメージになれば、HP140族のポケモンを一撃で倒せるようになります。環境に多いポケモンのHPラインを見極め、このスタジアムを採用することで有利に立ち回れるデッキが存在します。
当たりつきアイス
評価:★★★★☆(無限の可能性)
効果:HPを20回復。コインを投げてオモテなら手札に戻る。
一見するとネタカードのように見えますが、その実態は「上振れれば最強の回復リソース」です。理論上、コインがオモテを出し続ける限り無限に回復が可能であり、相手に絶望を与えることができます。
試行回数による耐久
期待値で言えば通常の「きずぐすり」と変わらないかもしれませんが、手札消費なしで回復できる可能性がある点は非常に優秀です。特に、耐久型のデッキにおいては1枚で戦況をひっくり返すポテンシャルを秘めています。
各タイプ別:注目の新戦力徹底レビュー
ここからは、タイプごとに注目のカードを深掘りして解説していきます。あなたのメインデッキの強化パーツが見つかるはずです。
草タイプ:状態異常とテクニカルな戦術
ビビオン 毒と眠りを同時に付与する凶悪な技を持っています。火力は控えめですが、相手を妨害しながら時間を稼ぐ性能は一級品です。ただ、2進化であるため展開の遅さがネックとなり、環境トップに食い込むには専用の構築が必要です。
マッシブーン(ウルトラビースト) サイドレースで負けている時に火力が上がる、あるいは特定の条件で爆発的な火力を出すカード。ルザミーネとのコンボで奇襲をかけることができますが、要求値が高いため玄人向けのカードと言えます。
炎タイプ:火力補助と爆発力
オドリドリ 技のダメージを底上げする効果を持ちます。例えば「あと20ダメージあれば倒せる」というラインを補完できるため、中打点のポケモンと組ませると輝きます。ベンチに置いておくだけで仕事をするタイプであれば、炎デッキの必須枠になるでしょう。
ズガドーンEX(ウルトラビースト) エネルギーをトラッシュして大ダメージを与える「ビックリヘッド」のような技を持っていると思われます。一撃必殺のロマンがありますが、リソース管理が難しく、連発ができない点が課題。しかし、ここぞという時のフィニッシャーとしては優秀です。
水タイプ:妨害とコントロール
アローラキュウコンEX 相手のエネルギー展開を阻害する、あるいは特定のポケモンからのダメージを防ぐ効果が予想されます。水タイプはこれまで「モスノウ」や「ゲッコウガ」による攻めの属性でしたが、アローラキュウコンの登場で「ロック(妨害)」戦術が可能になります。相手の行動を制限して詰ませるデッキが作れるかもしれません。
メガラグラージEX エネ加速と高耐久、高火力を兼ね備えた重戦車。3エネ150ダメージに加え、エネ破壊などの追加効果があれば環境を破壊するポテンシャルがあります。ただし、2進化であることの重さがどう響くか。ふしぎなアメの実装状況にも左右されます。
雷タイプ:ベンチ狙撃の新たな形
ストリンダーEX 相手全体にダメージをばら撒く効果を持っている可能性があります。プラスル・マイナンとのシナジーで、相手の盤面全体を崩壊させる戦術が取れるかもしれません。ただ、単体火力が不足しがちなので、メインアタッカーというよりはサブアタッカーとしての運用が主になるでしょう。
超タイプ:環境の本命
ミミッキュEX 特性「ばけのかわ」により、相手の攻撃を一度だけ無効化できる強力な防御性能を持っています。これにより、どんな高火力アタッカーが相手でも、確実に1ターンは行動保証が得られます。この「絶対に行動できる1ターン」は、ゲームのテンポを握る上で極めて重要です。あらゆるデッキへの出張が考えられます。
イエッサン 回復やサポートに特化した性能。メガサーナイトEXの脇を固めるのに最適なカードです。
闘タイプ:高耐久とカウンター
ガラルタチフサグマ 相手がダメージを受けているなら火力が上がる、あるいは相手の技を防ぐ「ブロッキング」のような効果が期待されます。ネズとのシナジーで相手のエネを破壊しながら戦うコントロールデッキが組めるかもしれません。悪タイプとの複合デッキでの採用も視野に入ります。
悪タイプ:一撃必殺のロマン
アクジキングEX 「コインを投げてオモテなら相手をきぜつさせる」という、TCGにあるまじき豪快な効果を持っている可能性があります。競技シーンでは安定感に欠けますが、カジュアルマッチや、どうしても勝てない相手への最終兵器として一定の人気が出るでしょう。「令和のエクゾディア」枠としての愛好家が生まれそうです。
鋼タイプ:鉄壁の守り
ギルガルド 攻守を切り替えるフォルムチェンジ、あるいはEXポケモンからのダメージを軽減する特性を持っています。メタルコアバリアと合わせることで、実質的な耐久値は300を超えることも。突破不可能な要塞を作り上げるデッキは、相手にする側からすれば悪夢でしかありません。
ドラゴン・無色タイプ
ボーマンダ ドラゴンタイプ特有の多色エネルギーを要求されますが、その分スペックは高め。ただ、現環境のスピード感において、複雑なエネ要求を満たしてまで使うメリットがあるかは未知数です。
メガガルーラEX 「おやこあい」による2回攻撃が再現されているなら、非常に強力です。単純にダメージが2倍になるだけでなく、攻撃回数を参照する効果や、きあいのタスキ貫通など、独自の強みを発揮します。3エネ起動であれば環境入りも十分にあり得ます。
トレーナーズカードの重要性:勝敗を分ける鍵
「夢幻パレード」の真価は、ポケモンの強さ以上にトレーナーズカードの豊作ぶりにあります。ここでは、Sランク以外の注目カードについても触れておきます。
観光客
手札リフレッシュ、あるいは特定のカード(1進化ポケモンなど)をサーチする効果。ドローソースはデッキの心臓部です。特に進化ラインを揃える必要があるデッキにおいて、博士の研究とは異なるアプローチで手札を整えられるカードは重宝します。
ジャグラー
エネルギーの付け替えなど、トリッキーな動きを可能にするカード。複数のタイプを採用する「バレットデッキ」において、奇襲性を高めるために採用されるでしょう。
独自考察:Tier1デッキ予想と対策
新カードの情報を踏まえ、2026年2月の環境初期におけるTierランキングを独自に予想しました。
Tier 1(環境トップ)
- メガサーナイト耐久(超)
- キーカード:メガサーナイトEX、カルネ、イエッサン、不思議な広場
- 特徴:高HPと高回復量で相手の攻撃を受け切り、リソース切れを狙う。
- 対策:一撃で倒し切る超火力(メガリザードンなど)か、回復を阻害する手段。
- ピカチュウEX速攻(雷)
- キーカード:ピカチュウEX、サンダーEX
- 特徴:既存の強デッキ。「始まりの平原」でHPが上がり、さらに安定感が増す。
- 対策:闘タイプでの弱点攻撃、またはベンチバリア(守りのポンチョ)。
Tier 2(有力デッキ)
- 鋼鉄壁コントロール(鋼)
- キーカード:メガクチートEX、ギルガルド、メタルコアバリア
- 特徴:圧倒的な物理耐久。物理アタッカーに対して滅法強い。
- 対策:炎タイプによる弱点攻撃、または特殊状態(毒・火傷)による定数ダメージ。
- アローラキュウコン・ロック(水)
- キーカード:アローラキュウコンEX、メガラグラージEX
- 特徴:相手のエネルギーや行動を制限し、何もさせずに勝つ。
- 対策:ロックが決まる前の速攻、またはロックを解除するいれかえ手段の多投。
Tier 3(メタデッキ・ロマン)
- アクジキング一撃(悪)
- 特徴:運ゲーを押し付ける。格上相手にも勝てる可能性があるが、安定しない。
まとめ
今回の「夢幻パレード」は、単なるカードの追加にとどまらず、ゲームシステムそのものに深みを与える拡張パックとなっています。
記事のポイントまとめ:
- メガサーナイトEXとカルネの回復コンボは環境を定義する耐久力を持つ。
- 守りのポンチョの登場により、ベンチ狙撃(ゲッコウガ)の時代が終わりを迎える。
- スタジアムカード(始まりの平原など)の採用が勝敗の分かれ目になる。
- 汎用トレーナーズ(当たりつきアイス、メタルコアバリア)は必ず確保する。
筆者からのアドバイス
無課金・微課金プレイヤーの方は、まずは**「汎用トレーナーズ」**の確保を最優先してください。ポケモンは環境によって流行り廃りがありますが、強力なトレーナーズカードはどのデッキでも長く使い続けることができます。特に「守りのポンチョ」と「スタジアム」各種は、持っているだけでデッキ構築の幅が大きく広がります。
リソースに余裕がある方は、ぜひ「メガサーナイトEX」のデッキ構築を目指してみてください。完成した時の盤面の制圧力と、回復しながら戦う独特のプレイ感は、これまでのポケポケにはなかった新しい楽しさを提供してくれるはずです。
最後に、カードゲームの環境は生き物です。今日紹介したカード以外にも、プレイヤーの研究によって隠れた名カードが発掘されることでしょう。固定観念に囚われず、あなただけの最強デッキを見つけ出してください。
筆者情報
筆者:桐谷シンジ フリーランスのゲーム攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いゲームに携わるが、主にRPG/FPS/サンドボックス系のゲームを得意とする。最近の悩みは趣味の時間が取れず、積みゲーが100作品を超えたこと。ポケポケではリリース初日から毎日プレイを欠かさず、複数のシーズンで最高ランクに到達している。



















