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【ポケポケ】正直ハズレのメガシンカexランキングTOP6|活躍し辛い理由を徹底解説

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こんにちは。 編集デスク スマホゲーム評論担当の橋本ユアです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきますね。

この記事を読んでいる方は、スマホ版ポケカアプリ「ポケポケ」のシーズンB環境で、新しく登場した「メガシンカex」について、どのカードが強くて、どのカードが正直「ハズレ」なのか気になっていると思います。

メガライジングのパックが追加されて、環境がガラッと変わりましたよね。 私も毎日ランクマッチ(実装予定ですが、先行プレイや大会環境で)に潜っていますが、メガシンカexのパワーの高さと、そのリスクの大きさにドキドキしています。

「せっかく当てたメガシンカex、もしかして弱いの…?」 「どのメガシンカexを狙ってパックを引けばいいの?」

そんな疑問が解消できるように、今回は私が実際にプレイし、大会環境などもリサーチした上で、「現環境で活躍し辛い、正直ハズレのメガシンカex」をランキング形式で徹底解説していきます。

この記事を読み終える頃には、あなたの持っているメガシンカexの評価や、次に狙うべきカードについての疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  • 現環境で活躍し辛いメガシンカexをランキング形式で解説
  • なぜ活躍し辛いのか、その具体的な理由を深掘り
  • ランキング下位(=当たり)のカードの強さも紹介
  • メガシンカexの評価を分けるポイントを分析

 

それでは解説していきます。

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メガシンカexとは? シーズンB環境を揺るがす新ギミック

まず、ランキングの前に「メガシンカex」という新しいカード区分について、おさらいしておきましょう。

メガシンカexは、これまでのポケモンexとは異なり、「M進化」という特別な進化をします。 最大の特徴は、なんといってもその圧倒的なHPと強力なワザです。 環境のトップメタに食い込むほどのパワーを秘めているカードが多いですね。

しかし、その強さには大きな代償が伴います。 メガシンカexポケモンがきぜつした場合、なんとサイドを2枚取られるだけでなく、その対戦は即座にあなたの負けとなってしまいます。

そう、ハイリスク・ハイリターン。 まさに切り札と呼ぶにふさわしい、非常にスリリングなシステムなんです。 シーズンB環境は、このメガシンカexをいかにうまく使いこなし、また、いかにうまく対策するかが勝利の鍵を握っていると言っても過言ではありません。

だからこそ、「どのメガシンカexが本当に強いのか」「どのメガシンカexがリスクに見合わないのか」を見極めることが、とっても重要になってくるんですね。

【ポケポケ】正直ハズレのメガシンカexランキングTOP6

お待たせしました。 それでは、ここから本題の「正直ハズレのメガシンカexランキング」を発表していきます。

このランキングは、私が実際に使用した感触や、現在の大会環境での活躍度などを総合的に判断して作成しました。 あくまで「現環境(シーズンB)で活躍し辛い」という基準でのランキングですので、その点はご了承くださいね。

ランキングは、1位が最も「ハズレ(活躍し辛い)」、6位が最も「当たり(活躍しやすい)」という順序になっています。

第1位:メガカイロスEX(バシャーモパック収録)

栄えある(?)第1位、つまり現環境で最も活躍が難しいメガシンカexは、「メガカイロスEX」です。 バシャーモパックに収録されているこのカード、当たった方もいるかもしれませんが、正直なところ、ガチ環境での運用はかなり厳しいと言わざるを得ません。

活躍し辛い理由①:重すぎる「逃げエネ」と「ワザ要求エネ」

メガカイロスEXは「たねポケモン」のメガシンカexなので、デッキの枠を圧迫しない点だけ見れば優秀に思えます。 しかし、そのスペックを見てみると…。

  • HP: 200
  • 逃げるエネルギー: 3つ
  • ワザ(クリティカルシザー): 草エネルギー3つ / 80+ダメージ。コイントスを1回行い、オモテなら70ダメージ追加。

まず、逃げエネが3つというのが非常に重たいです。 たねポケモンなので、バトル開始時に不意にバトル場に出てしまう可能性がありますが、そうなると3エネルギーを払うか、他のポケモンと交代させるカードを使わない限り、身動きが取れません。 メガシンカexは倒されたら即負けという性質上、準備が整う前にバトル場で無防備を晒すのは致命的です。

さらに、唯一のワザ「クリティカルシザー」も3エネルギー要求と、こちらも重め。 草タイプには優秀なエネ加速要因として「リーフィアEX」がいますが、リーフィアEXの特性「エナジーグロウ」はバトル場のポケモンにしかエネルギーをつけられません。 初手でメガカイロスEXがバトル場に出てしまった場合、リーフィアEXをベンチから出して特性を使おうにも、メガカイロスEXが逃げられないため、非常に動きが窮屈になってしまいます。

活躍し辛い理由②:不安定すぎるワザの効果

要求エネが重いわりに、ワザ「クリティカルシザー」の効果が安定しないのも大きなマイナスポイントです。

  • コイントスがウラ: 80ダメージ
  • コイントスがオモテ: 150ダメージ

3エネルギーも使って、ダメージが80か150のコイントス任せ。 80ダメージでは、今の環境ではほとんどのポケモンexを倒せませんし、150ダメージが出たとしても、倒しきれない場面も多いです。

ポケポケにおいて、コイントスが絡むワザは、よほどリターンが大きくない限り、安定性を欠くため敬遠されがちです。 ましてや「倒されたら即負け」のメガシンカexで、この不安定なワザをメインに据えるのは、あまりにもリスクが高すぎます。

活躍し辛い理由③:より優秀な比較対象の存在

実は、似たようなワザを持つカードに「アローラナッシー」(非ex)がいます。 アローラナッシーは1進化ポケモンですが、ワザ「トロピカルシェイク」はコイントスがオモテなら150ダメージ(ウラならダメージなし)を叩き出せます。 しかも、こちらは「たまたま」(特性:プロテクトシェル)と組み合わせることで、エネルギー供給も安定しやすいです。

もちろん、メガカイロスEXには最低保証80ダメージがあり、たねポケモンという利点もあります。 しかし、現環境で活躍している「パチパチおどりどり」をアローラナッシーなら叩ける(弱点を突ける)のに対し、メガカイロスEXはそれができません。

総合的に見て、重いコスト、不安定なリターン、そして倒された時の重すぎるデメリット。 これらが組み合わさった結果、メガカイロスEXは「最も活躍し辛いメガシンカex」と評価せざるを得ませんでした。

第2位:メガデンリュウEX(チルタリスパック収録)

続いて第2位は、チルタリスパックに収録されている「メガデンリュウEX」です。 こちらもメガカイロスEXと同様、現環境ではかなり使いどころが難しいカードとなっています。

活躍し辛い理由①:重い2進化ラインとエネルギー

メガデンリュウEXは「2進化」のメガシンカexです。

  • HP: 200
  • 逃げるエネルギー: 3つ
  • ワザ(ライトニングランサー): 雷エネルギー3つ / 100ダメージ。相手のベンチポケモンをランダムに3回選び、選んだ回数×20ダメージ。

まず、2進化というのが非常に重たいです。 「ピチュー」→「モココ」→「デンリュウex」→「メガデンリュウEX」という長い進化ラインを経る必要があり、デッキの枠をかなり圧迫してしまいます。 もちろん、「ふしぎなアメ」を使えば中間進化を飛ばせますが、そうすると今度はグッズロック(例えば「リーシャン」など)に弱くなるというジレンマを抱えています。

ワザ「ライトニングランサー」も3エネルギー要求。 雷タイプには「ピチュー」(特性:エレキチャージ)や「ゼラオラ」(特性:エレキコード)、「エレメンタルつけかえ」など、エネ加速手段が豊富にありますが、それらを駆使しても、2進化の重さをカバーしながら3エネルギーを準備するのは、かなりの手間がかかります。

活躍し辛い理由②:リターンに見合わないワザの性能

苦労してメガデンリュウEXを育て、ようやくワザ「ライトニングランサー」を使えたとしても、そのリターンは正直、物足りません。

  • バトル場へ: 100ダメージ
  • ベンチへ: 20ダメージ×3回(ランダム)

バトル場の相手への100ダメージは、現環境では火力不足です。 そして、ベンチへの狙撃も合計60ダメージですが、攻撃先がランダムというのが最大のネック。 「あと少しで倒せる」という相手のポケモンを狙い撃ちできず、ダメージが分散してしまう可能性が高いのです。

同じ雷タイプには、たねポケモンでありながら優秀なベンチ狙撃ワザを持つ「ライコウEX」(ワザ:サンダーショック)がいます。 ライコウEXと比べると、メガデンリュウEXを苦労して立てるメリットが薄いと言わざるを得ません。

もし、このベンチ狙撃が「自分で選べる」仕様だったら、評価は全く違っていたでしょう。 しかし、ランダムである以上、戦略に組み込みにくく、「倒されたら即負け」のリスクを冒してまで使う性能とは言いがたいのが現状です。

第3位:メガギャラドスEX(ギャラドスパック収録)

第3位は、ギャラドスパックの目玉カード「メガギャラドスEX」です。 1位、2位に比べればマシにはなりましたが、それでも「ハズレ」の域を出るのは難しいカードです。

活躍し辛い理由①:重すぎるワザ要求と遅さ

メガギャラドスEXは「1進化」で、HPも210と高いのが特徴です。

  • HP: 210
  • 逃げるエネルギー: 3つ
  • ワザ(デストロイビーム): 水エネルギー4つ / 140ダメージ。相手の山札を上から3枚トラッシュする。

1進化でHP210は破格の耐久力ですが、問題はワザ「デストロイビーム」の要求エネルギーが4つと、非常に重い点です。

水タイプには「カスミのいかり」や「マナフィ」(特性:みずのベール)、「タマンタ」(ワザ:アクアチャージ)、そして今回新登場した「ブルンゲル」(特性:アクアフロート)など、エネ加速手段は豊富です。 しかし、それらを駆使しても、4エネルギーを貯めるには時間がかかります。

そして、このワザの追加効果「山札を3枚トラッシュ」は、対戦の序盤で使えれば強力ですが、4エネルギーもかかるこのワザが使える頃には、相手もある程度デッキが回っており、山札破壊の効果が薄くなりがちです。 ポケポケはデッキ枚数が20枚と少ないため、山札破壊(LO)戦術は強力ですが、メガギャラドスEXの遅さとは噛み合っていません。

活躍し辛い理由②:進化前のコイキングが脆すぎる

メガギャラドスEXの評価を決定的に下げている最大の要因、それは進化前の「コイキング」が弱すぎることです。

今回実装されたコイキングも、例に漏れずHPがたったの30しかありません。 HP30というのは、現環境では致命的です。

  • 「ラティアス」(ワザ:エアスラッシュ)のベンチ狙撃30ダメージ
  • 「ジラーチ」(ワザ:ほしのねがい)の30ダメージ
  • 「クチート」(特性:トラップバイト)
  • 新登場の「サンダースEX」(特性:サンダーアロー)

これらのカードによって、ベンチに置いたコイキングが、メガギャラドスEXに進化する前にあっけなく倒されてしまいます。 メガシンカexデッキは、そのキーカードが倒されたら負けという性質上、進化前のポケモンがこれほど脆いのは、戦略として成立し難いレベルの欠陥と言えます。

せっかくのHP210という耐久力も、進化できなければ意味がありません。 この「コイキング問題」が解決されない限り、メガギャラドスEXが環境で活躍するのは難しいでしょう。

第4位:メガバシャーモEX(バシャーモパック収録)

第4位は、バシャーモパックの看板カード「メガバシャーモEX」です。 ここからは、「ハズレ」というよりも、「強いけれど、扱いが難しい・環境的に逆風」というカードになります。

メガバシャーモEXは、うまく使えば環境トップクラスのパワーを発揮できます。

  • HP: 210(2進化)
  • ワザ(メガバーニング): 炎エネルギー2つ / 120ダメージ。相手を「やけど」にし、自分の炎エネルギーを1つトラッシュ。

強い点:2エネで実質140ダメージの圧倒的火力

メガバシャーモEXの強みは、なんといってもワザ「メガバーニング」のコストパフォーマンスです。 たった2エネルギーで120ダメージ、さらに「やけど」状態にすることで、相手のターン終わりに20ダメージが追加され、実質140ダメージを叩き出せます。 これは、最速で高校2ターン目から連打できる火力としては破格です。

エネルギーを1つトラッシュするデメリットも、今回同時に実装されたグッズ「ヒートブースター」(トラッシュから炎エネルギーを1つバトルポケモンにつける)によって、ほぼ完全にケアできます。 このおかげで、140ダメージを安定して連打することが可能です。

「パチパチおどりどり」のようなexメタのカードに対しても、やけどのダメージで対処しやすいのも評価ポイントですね。

活躍し辛い理由:2進化の重さと「リーシャン」の存在

では、なぜこのカードが4位なのか。 それは、やはり2進化であることの重さが足を引っ張っているからです。 メガデンリュウEXと同様、「ふしぎなアメ」への依存度が高くなります。

そして、現環境では「ふしぎなアメ」をメタる**「リーシャン」(特性:ねがお)**を採用したデッキが一定数存在します。 リーシャンがいると、アメを使った進化ができなくなり、メガバシャーモEXの展開が著しく遅れてしまいます。 この「リーシャン」の存在が、メガバシャーモEXにとって大きな逆風となっているのです。

また、デッキ構築が「メガバシャーモライン」と「ヒートブースター」で固定されがちで、デッキの拡張性が低いのも、上級者向けの側面があります。 相性の良い「エンテイEX」(ドロー加速)や、進化ラインを揃えやすくする「ピート」など、構築次第で強さは変わりますが、誰でも簡単に使いこなせるカードではない、という意味で4位としました。

第5位:メガチルタリスEX(チルタリスパック収録)

第5位は「メガチルタリスEX」です。 このカードは、事前評価はそこまで高くなかったのですが、蓋を開けてみれば大会環境で非常に多く活躍している、いわゆる「当たり」カードの一枚です。

  • HP: 180(1進化)
  • ワザ(メガハーモニー): 無色エネルギー2つ / 40+ダメージ。自分のベンチポケモンの数×30ダメージ追加。(最大130ダメージ)

強い点:速攻性能と抜群の安定感

メガチルタリスEXは、メガシンカexの中ではHPが180と最も低いですが、それを補って余りある速攻性能と安定感が魅力です。

ワザ「メガハーモニー」は、ベンチが最大(5匹)いれば、2エネルギーで130ダメージを出すことができます。 これは、1進化ポケモンとしては非常に高いダメージ効率です。

このデッキの強さを支えているのが、新サポートの「ルチア」と「モノマネむすめ」です。 特に「ルチア」は、自分のHP50以下のたねポケモンを2枚まで手札に加えることができ、メガチルタリスEXの進化前「チルット」(HP50)と非常に相性が良いです。 ルチアでチルットと他のHP50以下のポケモン(「リーシャン」や「ジラーチ」など)を呼び込み、ベンチを展開しつつ、「モノマネむすめ」で手札を補充…という流れが非常に強力です。

「ニンフィアEX」(特性:ドリームボイス)とも相性が良く、デッキの安定感が抜群に高いのが特徴ですね。

活躍し辛い点(あえて挙げるなら)

「ハズレ」ランキングとしては5位、つまり「ほぼ当たり」なのですが、あえて活躍し辛い点を挙げるとすれば、やはりHP180という低さでしょう。 メガシンカexでありながら、他の高火力exポケモンのワザで一撃で倒されてしまう可能性があります。 倒されたら即負け、というルールを考えると、このHPの低さは常にリスクと隣り合わせです。

また、ベンチを展開しなければ火力が出ないため、ベンチ狙撃などで盤面を荒らされると、途端に火力不足に陥る可能性もあります。 とはいえ、それを差し引いても余りある安定感と速さで、現環境のトップメタの一角を担っている強力なカードです。

第6位:メガアブソルEX(ギャラドスパック収録)

そして、ハズレランキング最下位、つまり現環境で最も「大当たり」なメガシンカexは、「メガアブソルEX」です! ギャラドスパックに収録されていますが、目玉のメガギャラドスEXを差し置いて、こちらが環境を席巻しています。

  • HP: 190(たね)
  • 逃げるエネルギー: 1つ
  • ワザ(ダークネスクロー): 悪エネルギー2つ / 80ダメージ。相手の手札を見て、その中から「サポート」を1枚選び、トラッシュする。

強い点①:たねポケモンとしての圧倒的な使いやすさ

メガアブソルEXの最大の強みは、「たねポケモン」であること。 メガカイロスEXとは違い、HP190と十分な耐久を持ちながら、逃げエネがたったの1。 初手にバトル場に出ても、すぐにベンチと入れ替わることができ、隙がありません。 デッキの枠を圧迫せず、様々なデッキに「切り札」として採用できる柔軟性を持っています。

強い点②:強力すぎるワザ「ダークネスクロー」

そして、なんといってもワザ「ダークネスクロー」が反則級の強さです。 たった2エネルギーで80ダメージを与えつつ、相手の手札を覗き見し、サポートを1枚選んでトラッシュできます。

この「サポートを1枚トラッシュ」が、ポケポケにおいて非常に強力です。 相手が次のターンに使おうとしていた「博士の研究」や「ルチア」、「モノマネむすめ」といったドローソースを奪ったり、終盤の切り札である「アカイ」や「レッドの挑戦」を封じたりと、相手の戦略を根本から破壊できます。

序盤に使えれば相手の展開を遅らせ、中盤~終盤でも相手のキーカードを確実に潰せるため、どのタイミングで使っても強いワザです。 80ダメージという火力も、2エネルギーとしては十分すぎるほどです。

強い点③:デッキ構築の幅広さ

たねポケモンで自己完結した強さを持つため、様々なカードと組み合わせられるのも魅力です。

  • エネ加速と高火力を両立できる「サザンドラ」(特性:ダークトランス)
  • exメタの「パチパチおどりどり」
  • 特性でダメージを稼げる「ダークライEX」

これらの強力な相方と共に、環境で大暴れしています。 倒されたら即負けというリスクはありますが、それ以上にリターンが大きく、現環境でメガシンカexを使うなら、真っ先に候補に挙がるカードと言えるでしょう。

なぜ評価が分かれる? メガシンカexの「当たり」と「ハズレ」を分ける境界線

ここまでランキングを見てきましたが、なぜ同じメガシンカexなのに、ここまで評価が分かれてしまうのでしょうか。 私は、その境界線は以下の3点にあると考えています。

境界線①:準備(進化ラインとエネルギー)の手軽さ

メガシンカexは「倒されたら即負け」という性質上、いかに早く、安定して場に出し、ワザを使える状態にするかが重要です。

  • 当たり(アブソル、チルタリス):
    • たねポケモン(アブソル)や、1進化でも「ルチア」のような強力なサポート(チルタリス)があり、安定して場に出しやすい。
    • 要求エネルギーも2エネと軽く、すぐにワザを使い始められる。
  • ハズレ(カイロス、デンリュウ、ギャラドス):
    • 2進化(デンリュウ)や、進化前が脆すぎる(ギャラドス)、そもそも要求エネが重い(カイロス、ギャラドス)など、準備に時間と手間がかかる。
    • 準備が整う前に狙われたり、事故を起こしたりするリスクが高い。

境界線②:現環境(シーズンB)への適応力

どれだけ単体で強くても、環境に合っていなければ活躍は難しいです。

  • 当たり(アブソル、チルタリス):
    • 相手の戦略を妨害する(アブソル)
    • 速攻で安定してダメージを出す(チルタリス)
    • これらは、どんな相手にも有効な戦略であり、現環境に非常にマッチしています。
  • ハズレ(ギャラドス、バシャーモ):
    • 進化前(コイキングHP30)が、環境に多いベンチ狙撃で簡単に倒されてしまう(ギャラドス)。
    • 2進化の展開が、「ふしぎなアメ」メタの「リーシャン」によって妨害されてしまう(バシャーモ)。

このように、環境に存在する「メタカード」によって、大きく評価を下げてしまっているケースがあります。

境界線③:リターン(ワザの効果)の確実性と唯一性

リスクを冒して使う以上、それに見合った確実なリターンが欲しいですよね。

  • 当たり(アブソル):
    • 「相手のサポートを確実に1枚トラッシュする」という、他のカードでは真似できない、強力で確実なリターンがある。
  • ハズレ(カイロス、デンリュウ):
    • ワザのダメージがコイントス次第(カイロス)
    • ベンチ攻撃がランダム(デンリュウ)
    • このように、リターンが「不確実」なものは、倒されたら即負けという最大のリスクに見合っていないと判断されがちです。

「ハズレ」枠を引いてしまったら…? 救済策と今後の可能性

「ハズレランキング1位のメガカイロスEX、引いちゃった…」 「メガデンリュウEX、頑張って育てたのに…」

そんな方もいらっしゃるかもしれませんね。 でも、落ち込むのはまだ早いです。 ポケポケ(ポケカ)の環境は、新しいカードが1枚追加されるだけで、ガラッと変わることも珍しくありません。

メガカイロスEX・メガデンリュウEXの使い道

現状、ガチ環境でこの2枚を活躍させるのは難しいですが、例えばフリーマッチや、友人との対戦で「ロマン砲」として使ってみるのはいかがでしょうか。 メガカイロスEXのコイントスが連続でオモテになった時の爆発力や、メガデンリュウEXのランダム狙撃がうまくハマった時の快感は、使ってみた人でないと分からない楽しさがあります。

メガギャラドスEX・メガバシャーモEXのポテンシャル

この2枚は、現環境では逆風が吹いていますが、ポテンシャルは非常に高いです。 メガギャラドスEXは、もし「HPが高いコイキング」が登場すれば、一気に評価が変わる可能性があります。 メガバシャーモEXも、「リーシャン」が環境から減ったり、「ふしぎなアメ」に頼らない強力な進化サポートが登場したりすれば、その火力で環境を制圧するかもしれません。

今後の新カードによる「大化け」に期待

今は「ハズレ」と呼ばれていても、将来的に相性抜群のサポートカードや、エネルギー加速カードが登場し、一気に「当たり」カードに化ける可能性も十分にあります。 引いてしまったカードも、すぐに分解したりせず、大切に持っておくことをオススメしますよ。

まとめ

今回は、「ポケポケ」シーズンB環境における「正直ハズレのメガシンカexランキング」をお届けしました。

  • 第1位:メガカイロスEX(重い、不安定、リスクに見合わない)
  • 第2位:メガデンリュウEX(2進化の重さ、ランダム狙撃)
  • 第3位:メガギャラドスEX(要求エネの重さ、コイキングが脆すぎる)
  • 第4位:メガバシャーモEX(強力だが2進化の重さとメタ(リーシャン)が逆風)
  • 第5位:メガチルタリスEX(ほぼ当たり。安定した速攻型)
  • 第6位:メガアブソルEX(大当たり。たねポケ、強力な妨害ワザ)

メガシンカexは、倒されたら即負けという非常に大きなリスクを伴うカードです。 だからこそ、「準備の手軽さ」「環境への適応力」「確実なリターン」が、その評価を大きく左右します。

もしハズレ枠のカードを引いてしまっても、環境は常に変化しています。 いつかあなたのカードが輝く日が来るかもしれませんので、気長に新しいカードの登場を待ちましょう。

逆に、メガアブソルEXやメガチルタリスEXを引けた方は、自信を持ってデッキの切り札として使ってみてくださいね。

それでは、皆さんのポケポケライフがより楽しいものになりますように。 また次回のレビューでお会いしましょう。 橋本ユアでした。

フォローよろしくお願いします。

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サブカルチャー情報を総合的に発信しています。主にポケモンGOの攻略情報、おすすめゲームソフトの紹介、雑誌・漫画のサブスクリプションの情報を取り扱います。
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