編集デスク テーマパーク攻略ライターの綾波アスカです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、2026年2月5日に開業を控えた「ポケパーク カントー」のチケット価格を見て、「高すぎて手が出ない」「家族で行くには予算オーバーだ」と悩んでいることと思います。特に最上位ランクのチケットが1万円を超えている現状に、SNSなどでは驚きの声が多く上がっていますね。
引用 : 公式HP
しかし、単に「金額」だけを見て判断するのは少し早計かもしれません。テーマパークの満足度は、支払った金額に対してどれだけの「体験」が得られるかで決まるからです。今回は、ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の実質費用と比較しながら、ポケパークの価格設定が本当に高いのか、それとも適正なのかを徹底的に解剖します。
この記事を読み終える頃には、ポケパーク カントーのチケット価格に対するモヤモヤとした疑問が解決し、自分にとって最適なチケット選びができるようになっているはずです。
- ポケパークカントーの3種類のチケット詳細と価格設定の背景
- ディズニーランドおよびUSJとポケパークの実質負担額の徹底比較
- 1万4000円のエリートトレーナーズパスに含まれる特典の金銭的価値
- 予算別のおすすめチケット選びと満足度を高める攻略法
それでは解説していきます。
ポケパーク カントーのチケット価格は本当に高いのか
2026年2月5日のグランドオープンに向け、ついに詳細が発表された「ポケパーク カントー」。よみうりランド内に誕生するこの新エリアは、世界中のポケモンファンが待ち望んでいた聖地です。しかし、発表されたチケット価格に衝撃が走りました。まずは、その価格体系と仕組みについて、冷静に整理していきましょう。
引用 : 公式HP
3つの券種に見る価格設定とターゲット層の違い
ポケパーク カントーでは、ゲストのニーズに合わせて大きく分けて3つのチケットが用意されています(タウンパスは夏頃発売予定)。それぞれの価格と特徴を深掘りすることで、運営側がどのような体験を提供しようとしているかが見えてきます。
まず、最も話題となっているのが「エリートトレーナーズパス」です。 大人の料金は1万4000円からと設定されており、繁忙期にはさらに価格が上昇する変動価格制が採用されています。このチケットは、単なる入場券ではありません。エリア内にある「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」の両方に、時間指定なしで自由に出入りできるフリーパス的な要素を持っています。さらに、アトラクションの優先レーン利用権や、特定のショーの予約席、そしてここだけのオリジナルギフトグッズが含まれているのが最大の特徴です。つまり、これは「VIP待遇」を含むオールインワンパッケージと言えるでしょう。
次に、「トレーナーズパス」です。 こちらは大人7900円からという設定で、既存の大型テーマパークのワンデーパスに近い価格帯です。特徴的なのは、「ポケモンフォレスト」への入場が「指定時間枠内に一度限り(再入場不可)」と制限されている点です。「カヤツリタウン」には時間制限なく滞在できますが、メインエリアの一つである森の散策に制限がかかるため、効率的な回遊が求められます。
最後に、2026年夏頃に販売予定の「タウンパス」です。 大人4700円からと最も安価に設定されていますが、こちらは「ポケモンフォレスト」には入場できません。ショップやカフェが集まる「カヤツリタウン」のみを楽しむためのチケットであり、雰囲気だけ味わいたいライト層や、グッズ購入が目的のリピーター向けの商品と言えます。
変動価格制(ダイナミックプライシング)の導入背景
近年のテーマパーク業界のスタンダードとなりつつある「変動価格制」が、ポケパーク カントーでも採用されています。これは、平日や閑散期は安く、土日祝日や長期休暇などの繁忙期は高く設定することで、需要を分散させ、混雑を緩和することを目的としています。
「1万4000円〜」や「7900円〜」という表記にある通り、これはあくまで「最安値」のベースラインです。ゴールデンウィークやお盆、クリスマスシーズンなどは、ここから数千円単位で価格が上乗せされることが予想されます。
利用者側からすると「高い日にしか行けない」という不満が出がちですが、運営側からすれば、あえて価格を上げることで入場者数をコントロールし、エリア内の「没入感」を維持しようという意図があります。特にポケパークのような「世界観」を重視する施設では、人が溢れかえってポケモンの生態観察どころではない、という状況を避けることが、顧客満足度を保つ生命線となるのです。
よみうりランド入園料込みという隠れたメリット
チケット価格を評価する上で忘れてはならないのが、これらのチケットには「よみうりランドの入園料」が含まれているという点です。
よみうりランドの通常の入園料(大人)は、時期によって異なりますが約1800円前後です。ポケパークのチケットを持っていれば、ポケパーク以外のよみうりランドのエリアも楽しむことができます。 例えば、トレーナーズパスが7900円の場合、実質的なポケパーク単体の体験料は6000円程度と考えられます。エリートトレーナーズパスの場合も同様に、ベースの入園料を差し引いて考える必要があります。
多くのゲストはポケパークを目的に訪れるでしょうが、待ち時間や閉園までの空き時間に、よみうりランドのジェットコースター「バンデット」や、季節ごとのイルミネーション「ジュエルミネーション」を楽しめると考えれば、総合的なレジャーとしてのコストパフォーマンスは少し見え方が変わってくるはずです。この「セット価格」であることを認識せずに、単に「ポケモンを見るだけで1万4000円」と捉えてしまうと、割高感が先行してしまうのです。
ディズニーランド・USJとの徹底料金比較
ここからは、皆さんが最も気になっているであろう、東京ディズニーリゾート(TDR)およびユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)との具体的な価格比較を行っていきます。表面的なチケット価格だけでなく、快適に過ごすために必要なオプション費用を含めた「実質総額」で比較することが重要です。
引用 : 公式HP
1日遊ぶための入場チケット単体価格の差
まずは、基本となる大人1名の入場チケット価格(ワンデーパスポート等)を比較してみましょう。価格は変動制のため、一般的な平日〜休日のレンジで記載します。
| 施設名 | チケット名称 | 価格帯(大人) | 備考 |
|---|---|---|---|
| ポケパーク カントー | トレーナーズパス | 7,900円 〜 | フォレスト入場1回制限あり |
| ポケパーク カントー | エリートトレーナーズパス | 14,000円 〜 | 優先・特典付き |
| 東京ディズニーランド/シー | 1デーパスポート | 7,900円 〜 10,900円 | 全アトラクション並ぶ権利のみ |
| USJ | スタジオ・パス | 8,600円 〜 10,400円 | 全アトラクション並ぶ権利のみ |
こうして見ると、ポケパークの「トレーナーズパス(7900円〜)」は、ディズニーやUSJの最安値時期と同等、あるいはそれ以下であることがわかります。 一方で、「エリートトレーナーズパス(14,000円〜)」は、他パークの入場券単体と比較すると頭一つ抜けて高額に見えます。しかし、この比較には「待ち時間を短縮する権利」が含まれていないことに注意が必要です。
ディズニーやUSJでは、入場チケットだけでは人気アトラクションに数時間並ぶ必要があります。対して、エリートトレーナーズパスには、最初から「アトラクション優先レーン」や「ショー予約席」が含まれています。つまり、比較すべきは「入場券」同士ではなく、「快適に過ごすためのオプションを追加した総額」なのです。
優先パス・課金要素を含めた実質費用の比較
現代のテーマパーク攻略において、「時は金なり」は鉄則です。ディズニーの「ディズニー・プレミアアクセス(DPA)」や、USJの「ユニバーサル・エクスプレス・パス」といった有料の優先案内システムを利用する場合の総額を計算してみましょう。
【ケース1:ディズニーランドで人気アトラクションとショーを満喫する場合】
- 1デーパスポート:約9,400円(中間価格)
- DPA(美女と野獣):2,000円
- DPA(ベイマックス):1,500円
- DPA(パレード鑑賞エリア):2,500円
- 合計:15,400円
【ケース2:USJでマリオエリア確約と主要アトラクションを楽しむ場合】
- スタジオ・パス:約9,500円(中間価格)
- エクスプレス・パス4(4つのアトラクション優先):約14,800円(日による)
- 合計:24,300円
【ケース3:ポケパーク カントーでエリートトレーナーズパスを購入する場合】
- エリートトレーナーズパス:約15,000円(中間価格と仮定)
- 含まれるもの:入場権利、アトラクション優先、ショー予約、限定グッズ
- 合計:15,000円
いかがでしょうか。 「優先的に楽しむ」「並ばずに楽しむ」という条件を揃えて比較すると、実はポケパークの「エリートトレーナーズパス」は、USJのエクスプレス・パス併用時よりも大幅に安く、ディズニーでDPAを複数購入した場合と同等程度の価格設定であることが浮き彫りになります。
「1万4000円」という数字のインパクトは強いですが、そこには「並ばない権利」と「場所取り不要の権利」が最初からパッケージングされているのです。USJでエクスプレス・パスが高騰する日には、チケットだけで3万円近くになることも珍しくありません。それを踏まえると、ポケパークの価格設定は、決して法外なぼったくり価格ではなく、昨今のテーマパーク相場を反映した「VIP体験込みの価格」として妥当性があると言えます。
滞在時間とエリア面積から見る「時間単価」と「体験密度」
価格比較においてもう一つ重要な視点は、「広さ」と「滞在可能時間」です。
ディズニーランドのパーク面積は約51ヘクタール、USJは約40ヘクタール(拡張エリア含む)と言われています。対して、ポケパーク カントーは約2.6ヘクタール(サッカーコート約4面分)。 規模だけで見れば、ポケパークは圧倒的に狭いです。「これだけ狭いのに、値段は一緒なの?」という不満が出るのも無理はありません。
しかし、ここで重要になるのが「体験密度」です。 ポケパーク カントーには、この狭いエリアの中に「600匹を超えるポケモン」が存在していると発表されています。単純計算でも、数メートル歩くごとに新しいポケモンに出会える密度です。
ディズニーやUSJは、アトラクション間の移動に時間がかかり、広大な敷地を歩き回る体力が必要です。一方、ポケパークは「箱庭」的な高密度空間です。森の茂み、木の上、水辺など、至る所にポケモンが隠れています。 「広さを移動する」のではなく、「一箇所にとどまって深く観察する」という楽しみ方が主になります。
滞在時間についてはどうでしょうか。 ディズニーやUSJは朝から晩まで12時間以上滞在することが一般的ですが、2.6ヘクタールのポケパークでは、じっくり見ても4〜6時間程度の滞在が目安になるかもしれません。 「時間単価(1時間あたりのコスト)」で計算すると、ポケパークは割高になります。
- ディズニー(12時間滞在):約800円/時間
- ポケパーク(5時間滞在):約1,600円〜3,000円/時間
この「時間単価の高さ」をどう捉えるか。「短時間で濃厚な体験ができる」とポジティブに捉えるか、「すぐ見終わってしまうのに高い」と捉えるか。ここが評価の分かれ目になります。ポケモンの場合、「1匹1匹のストーリーを観察する」というプレイスタイルであれば、時間はいくらあっても足りない可能性があります。逆に、ざっとアトラクションに乗るだけなら、あっという間に終わってしまうでしょう。
家族4人で訪れた場合の総額シミュレーション
では、具体的な家計へのインパクトをシミュレーションしてみましょう。夫婦と小学生の子供2人の4人家族を想定します。時期は春休み期間の土日(やや高めの設定)とします。
【ポケパーク カントー(トレーナーズパス利用)】
- 大人(父):8,500円
- 大人(母):8,500円
- 子供(兄):5,000円
- 子供(妹):5,000円
- チケット合計:27,000円
- 食事・グッズ代(想定):15,000円
- 総支出目安:約42,000円
【ポケパーク カントー(エリートトレーナーズパス利用)】
- 大人(父):15,000円
- 大人(母):15,000円
- 子供(兄):12,000円
- 子供(妹):12,000円
- チケット合計:54,000円
- 食事・グッズ代(想定):10,000円(特典グッズがあるため少し抑制)
- 総支出目安:約64,000円
【ディズニーランド(DPAなし・食事のみ)】
- 大人2名:20,000円
- 小人2名:11,200円
- チケット合計:31,200円
- 食事・グッズ代:20,000円
- 総支出目安:約51,200円
比較すると、トレーナーズパス利用であれば、ディズニーランドに行くよりも総額を抑えられる可能性が高いです。一方で、家族全員でエリートトレーナーズパスを購入すると、かなりの出費になります。 家族連れの場合の賢い選択としては、全員がエリートにする必要はないかもしれません(ただし、特典の優先レーンなどはチケット所持者のみ有効なので注意が必要)。 あるいは、「今回はポケパークにお金をかけるから、その分移動費が安い近場(関東圏の人にとって)で済む」という考え方もできるでしょう。遠方からUSJに行く交通費・宿泊費を考えれば、関東在住者にとってはポケパークの方がトータルコストは圧倒的に安くなります。
1万4000円のエリートトレーナーズパスを買う価値はあるか
「高い高い」と言われるエリートトレーナーズパスですが、即完売するほどの人気を博しています。なぜ多くの人がこの高額チケットを買い求めるのでしょうか。そこには、金額以上の「ストレスフリー」と「特別感」があるからです。ここでは、その特典内容を一つひとつ「金銭的価値」に換算しながら検証します。
引用 : 公式HP
ポケモンフォレスト・カヤツリタウンへの無制限アクセス権
通常チケット(トレーナーズパス)の最大のネックは、「ポケモンフォレストへの入場が1回限り・時間指定あり」という点です。 ポケモンフォレストは、ポケパークのメインコンテンツであり、600匹以上のポケモンが潜むエリアです。天候や時間帯によってポケモンの見え方は変わります。昼間の明るい森で見つけるポケモンと、夕暮れ時に光り出すポケモンは異なる表情を見せるでしょう。
エリートトレーナーズパスであれば、「朝一番に森を散策」し、「昼間はカヤツリタウンで食事」、そして「夕方に再び森へ戻って幻想的な雰囲気を楽しむ」ということができます。この「自由度」は、写真撮影にこだわる人や、時間を気にせず没入したい人にとっては、数千円払ってでも得たい権利です。 逆に、トレーナーズパスの場合は「13:00〜14:00」のように決められた枠でしか入れないため、「あ!さっきの場所もう一度見たい!」と思っても戻ることができません。この心理的ストレスから解放される価値は大きいです。
アトラクション優先レーンとショー予約席の絶大な恩恵
ポケパークのアトラクションは現時点で「ピカピカパラダイス」と「ブイブイヴォヤージュ」などが判明していますが、オープン直後は数時間待ちになることが確実視されています。 エリートトレーナーズパスには、これらの「アトラクション優先レーン」が含まれています。仮に1つアトラクションに2時間並ぶとしたら、2つで4時間。この4時間をショートカットできるとしたら、時給換算で数千円の価値があります。
さらに重要なのが「カヤツリジム ショー予約席」です。 ショーを見るために1時間以上前から場所取りをする……これはテーマパークにおける最大の苦行の一つです。特に子連れの場合、長時間待つことは困難です。予約席が確約されていれば、ショー開始ギリギリまで他のエリアで遊んだり、買い物をしたりできます。この「時間の有効活用」こそが、エリートパスの真価です。
オリジナルギフトとグリーティングの特別感
エリートパスには「オリジナルギフトグッズ」が付いてきます。 内容は時期によって変わる可能性がありますが、非売品の限定グッズであれば、ファンにとってはプライスレスな価値があります。メルカリなどで高値で取引されるようなレアアイテムになる可能性も否定できませんが、何より「エリートトレーナーである証」を身につけてパークを歩く高揚感は代えがたいものです。
また、「特別なグリーティング」も特典に含まれています。通常のグリーティングは人だかりができ、写真を撮るのも一苦労ですが、エリート専用の枠があれば、推しのポケモンとツーショットを撮ったり、ゆっくり触れ合ったりする時間が保証されます。キャラクターグリーティング施設での待ち時間が60分を超えることも珍しくない現状を考えれば、これも大きな付加価値です。
600匹以上のポケモンとの出会いと「個体値」の概念
マサさん(関係者と思われる人物)のインタビューによると、600匹のポケモンには「1匹1匹異なるストーリー」が設定されているそうです。 「恥ずかしがり屋で下を向いている」「喧嘩をして背中を向け合っている」など、個体ごとの性格(個体値のようなもの)が表現されています。 エリートパスで時間無制限に森にいられるということは、これら細かい設定を読み解く時間がたっぷりあるということです。 トレーナーズパスの時間制限内では、「あそこにピカチュウがいる!次はヒトカゲ!」と確認作業のように過ぎてしまうかもしれませんが、エリートパスなら「このピカチュウは、なぜここにいるんだろう?」と考察する余裕が生まれます。この「深み」にお金を払っていると言えるでしょう。
予算を抑えて楽しむためのトレーナーズパス活用法
「エリートパスが良いのはわかったけど、やっぱり予算的に厳しい」 そんな方も多いはずです。安心してください。7900円からのトレーナーズパスでも、戦略を練れば十分に楽しむことは可能です。ここでは、通常チケットで満足度を最大化するための攻略法を伝授します。
引用 : 公式HP
ポケモンフォレストの時間指定攻略
トレーナーズパスを購入する際、最も重要なのが「ポケモンフォレストの入場時間枠」の選択です。 結論から言うと、「午前中の早い時間」または「夕方」が狙い目です。
- 午前中(初回枠)のメリット: まだゲストが少なく、静かな森でポケモンを探せます。また、森を見終わった後に、ゆっくりカヤツリタウンで過ごせるため、スケジュールに余裕ができます。
- 夕方のメリット: 森のライトアップや、夕焼けに染まるポケモンたちが見られる可能性があります。ただし、冬場は暗くなるのが早いため、視認性が下がるリスクもあります。
避けるべきは「混雑のピークである昼過ぎ」です。人が多すぎて、ポケモンと一緒に写真を撮ろうとしても他人が写り込んでしまう可能性が高くなります。 一度しか入れないからこそ、どの時間帯の光で森を見たいか、事前に決めておくことが重要です。
カヤツリタウンでの過ごし方と無料エリアの活用
トレーナーズパスでも、カヤツリタウンには時間制限なく滞在できます。 ここには「ポケモンだいすきショップ」や「ポケモントレーナーズマーケット」、各種カフェがあります。 アトラクションの待ち時間や、森への入場時間までの空き時間は、ここで徹底的に「探索」を行いましょう。
カヤツリタウンにも、隠れポケモンやフォトスポットが多数存在すると予想されます。また、ショップの整理券取得(アプリ必須)は入園後すぐに行う必要があります。トレーナーズパス組は、アトラクションに並ぶか、ショップ整理券を取るか、最初の動き出しが肝心です。 おすすめは、入園直後にショップ整理券をアプリで確保しつつ、まずはアトラクションの列に並ぶことです。
グッズ・フード購入の優先順位
予算を抑えるなら、グッズやフードも厳選する必要があります。 記事中で紹介されていた注目アイテムを見てみましょう。
- モンスターボール(ピンバッジ入り): これは「マストバイ」アイテムです。単なるグッズではなく、スタッフとの「ポケモン交換」という体験が付随しているからです。これを買うことで、パーク内でのコミュニケーションという「体験」が手に入ります。見るだけの節約よりも、ここには投資すべきです。
- おいしいみず・サイコソーダ・ミックスオレ: ゲーム内でお馴染みのアイテム。ペットボトル等の容器であれば、持ち帰って記念にもなります。比較的安価で世界観を味わえるアイテムです。
- ネームタグキーホルダー(1800円): 名前や記念日を入れられる自分だけのお土産。形に残る思い出としてコスパは悪くありません。
逆に、配る用のお菓子などは後回しにし、まずは「体験に直結するグッズ」に予算を振り分けるのが、満足度を上げるコツです。
ポケパーク カントーならではの体験価値と独自性
ディズニーやUSJにはない、ポケパークならではの魅力とは何でしょうか。ここを理解すれば、チケット価格への納得感が増すはずです。
「ポケモンだいすきショップ」とモンスターボール交換体験
今回の情報で最も特筆すべきは、モンスターボールに入ったピンバッジを使った「交換体験」です。 151種類のデザインがあるピンバッジを、エリア内のスタッフと交換できる。これはまさに、ゲームボーイで通信ケーブルを使ってポケモンを交換した、あの原体験のリアル化です。
ディズニーでも過去にピンバッジ交換(ピントレーディング)が行われていましたが、ポケモンというコンテンツほど「交換」という行為が世界観にマッチするものはありません。 「僕のコラッタと、お姉さんのポッポを交換してください!」といった会話が生まれる。このインタラクティブな体験は、ただ乗り物に乗るだけの遊園地では味わえないものです。子供にとってはコミュニケーションの練習になり、大人にとっては童心に帰る瞬間になります。
ピカピカパラダイスとブイブイヴォヤージュの没入感
公開されたアトラクション「ピカピカパラダイス」や、イーブイのメリーゴーランド「ブイブイヴォヤージュ」は、スリルを求めるものではなく、可愛らしさと世界観を楽しむものです。 「ブイブイヴォヤージュ」では、ギャロップやポニータの馬車、イーブイたちに乗ることができます。グッズ展開でもイーブイ推しが見られることから、特にイーブイファンにとっては聖地となるでしょう。 絶叫マシンがないことは、逆に言えば「小さなお子様連れでも安心して楽しめる」というメリットになります。激しいアトラクションに乗れないからチケット代がもったいない、という事態が起きにくい施設です。
「おいしいみず」や「カビゴンポップコーン」の再現度
フードメニューも、「キャラクターの顔を貼り付けただけ」のレベルを超えています。 「おいしいみず」が実際に自販機風に売られていたり、マダツボミが夢中になる設定が生かされていたりと、図鑑テキストやゲーム内の小ネタが随所に散りばめられています。 「カビゴンポップコーン」も、バーベキュー風味とミルクキャラメル風味という、カビゴンが食べそうな(?)食べ応えのあるフレーバーチョイス。 こうした「わかる人にはわかる」細部のこだわりを探すことこそが、このパークの真の楽しみ方であり、その情報の密度に対する対価がチケット代なのです。
【結論】ディズニー・USJと比較したポケパークのコスパ判定
長々と分析してきましたが、最終的な結論を出しましょう。ポケパーク カントーのチケットは「高い」のでしょうか?
「世界観への没入」にいくら払えるか
もしあなたが、「絶叫マシンで叫びたい」「パレードで大騒ぎしたい」という動機でテーマパークに行くなら、ポケパークは割高です。そのニーズなら、よみうりランドのバンデットに乗るか、USJに行くべきです。
しかし、「ポケモンの世界に入り込みたい」「草むらからポケモンが飛び出してくる感覚を味わいたい」という夢を持っているなら、この価格は適正、あるいは安いです。 リアルな自然環境(多摩丘陵)を生かして、600匹ものポケモンを配置するというコストは計り知れません。VRや画面の中ではなく、風や木漏れ日の中でポケモンを感じられる体験は、世界でここだけ、唯一無二のものです。
混雑回避と快適性を買うという考え方
エリートトレーナーズパスの1万4000円は、「快適性への投資」です。 ディズニーやUSJで、人混みに揉まれ、2時間待ちで消耗した経験がある人ならわかるはずです。「あと5000円払えば、この待ち時間がなくなるのに」と思ったことはありませんか? ポケパークのエリートパスは、それを最初から実現してくれています。 「疲れずに、優雅にポケモンを楽しむ」。大人のポケモンファンにとって、これは決して高い買い物ではありません。
2026年夏のタウンパス販売を待つべき人
逆に、「森の中を歩くのは疲れる」「グッズだけ買えればいい」「雰囲気だけ見てみたい」という方は、無理に今の時期に行く必要はありません。 2026年夏に販売予定の「タウンパス(4700円〜)」を待ちましょう。 これなら5000円以下でカヤツリタウンに入場でき、ショップやカフェを楽しめます。自分の熱量と目的に合わせて、時期をずらすのも賢い選択です。
まとめ
ポケパーク カントーのチケット価格は、額面だけ見れば高額ですが、含まれる特典や体験価値、そして競合他社の実質総額と比較すれば、決して不当な価格ではないことがわかりました。
- チケットは実質3種類。 VIP待遇の「エリート」、標準の「トレーナー」、夏発売の「タウン」。
- 実質費用で比較せよ。 優先パス込みのディズニー・USJと比較すれば、エリートパス(1.4万円)はむしろ割安な面もある。
- 体験密度が高い。 2.6haという狭さは、600匹以上のポケモン密度による「濃厚な体験」でカバーされている。
- 交換体験にお金を使え。 モンスターボールなど、インタラクティブなグッズへの投資が満足度を左右する。
「高いから行かない」と切り捨てる前に、自分がそこで何を体験したいのかを想像してみてください。子供の頃、草むらに入ってポケモンを探したあのワクワク感が、現実のものとしてそこにあるなら。その「夢の具現化」への入場料として、この価格をどう捉えるか。答えは、あなたの「ポケモン愛」の中にあるはずです。
まずは公式サイトでチケットの空き状況をチェックし、自分に合ったプランを練ってみることから始めてみてはいかがでしょうか。
筆者情報
綾波アスカ フリーランスのテーマパーク攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いテーマパークを訪れ、毎週末は必ずどこかの施設に訪れる。特に新しいテーマパークや、新アトラクションに目がない。最近はポケパークカントーに執心しており、オープン初




















