編集デスク テーマパーク攻略ライターの綾波アスカです。 今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ついにベールを脱いだ「ポケパーク カントー」の詳細や、メディア内覧会で公開された具体的なアトラクション内容、そしてそこで体験できる「リアルなポケモンの世界」がどのようなものか気になっていることと思います。
引用 : 公式HP
この記事を読み終える頃には、現地での効率的な回り方や、絶対に見逃せないポイントなど、ポケパーク カントーに関する全ての疑問が解決しているはずです。
- よみうりランド内に世界初の屋外施設として誕生
- 約600匹以上のポケモンが生息する圧倒的スケール
- 傷ついたポケモンを運ぶ没入型クエスト体験
- 500m続く森での探索とカントー地方の再現性
それでは解説していきます。
ポケパーク カントーとは?世界初の屋外施設の全貌
ついに、私たちの夢が現実となる日が近づいてきました。 よみうりランドの広大な敷地を利用してオープンする「ポケパーク カントー(PokePark KANTO)」。 ここは、単なるキャラクターショップや屋内型のイベントスペースではありません。 「世界初のポケモン屋外施設」と銘打たれたこのパークは、自然豊かな多摩丘陵の地形を活かし、まるで私たちがゲームボーイやNintendo Switchの中で冒険していた「あの世界」を、五感すべてで感じられる場所として設計されています。
引用 : 公式HP
メディア内覧会に参加して最初に感じたのは、その「本気度」です。 ゲームソフト『ポケットモンスター 赤・緑』の発売から今年で30周年。 この記念すべき年に合わせて公開される本施設は、株式会社ポケモンとよみうりランドがタッグを組み、長年の構想を経て実現した一大プロジェクトと言えるでしょう。
なぜ「カントー」なのか?30周年の原点回帰
「ポケパーク カントー」という名称を聞いて、胸が熱くなったトレーナーも多いのではないでしょうか。 ポケモンシリーズの最初の舞台である「カントー地方」。 そして、このパークが位置するのは、現実世界の日本の「関東(カントー)」です。 この二つの「カントー」が重なり合う場所として、よみうりランドが選ばれたのは必然だったのかもしれません。
30周年という節目において、最新のポケモンだけでなく、初代からのファンも大切にするというメッセージが、このエリア設定から強く感じ取れます。 実際にパーク内を歩くと、最新作のポケモンはもちろんですが、ピカチュウやイーブイ、カビゴンといった、長年愛され続けているポケモンたちの存在感が際立っていました。
よみうりランドの自然を活かした「生息」の表現
従来のテーマパークと一線を画しているのは、「展示されている」のではなく「生息している」という空気感です。 よみうりランドが持つ既存の森林エリアや傾斜地をそのまま利用することで、人工的な壁や床ではなく、土の匂いや木々のざわめきの中でポケモンと遭遇することができます。
私が取材中に特に感動したのは、木漏れ日の中にポケモンの影を見つけた瞬間です。 作り物だと分かっていても、そこに「命」を感じさせる演出。 風に揺れる草むらからガサガサと音がした時、条件反射で「野生のポケモンが飛び出してくる!」と身構えてしまうほどの没入感がそこにはありました。
約600匹のポケモンたちとの遭遇体験
本施設の最大の目玉と言えるのが、登場するポケモンの種類の多さです。 その数、なんと約600匹以上。 現在のポケモン図鑑が1000匹を超えていることを考えると、その半数以上がこのエリアに集結している計算になります。
引用 : 公式HP
圧倒的なボリュームと発見の喜び
600匹という数字は、単に数が多いだけではありません。 それぞれのポケモンが、その生態に合わせた場所に配置されています。 水辺には水タイプのポケモン、森の奥には虫タイプや草タイプのポケモン。 空を見上げれば飛行タイプのポケモンが飛んでいるかもしれません。
内覧会では、報道陣の前にピカチュウとイーブイたちが列を作って行進してくる場面がありました。 その愛くるしい姿にシャッターを切る手が止まりませんでしたが、注目すべきは背景に溶け込んでいる他のポケモンたちです。 メインの通路だけでなく、ふとした木の陰や、建物の屋根の上など、360度どこを見渡してもポケモンの気配を感じることができます。
登場が確認された主なポケモン(一部)
| ポケモン名 | タイプ | 確認された場所・状況 |
|---|---|---|
| ピカチュウ | でんき | エントランス、パレード、各種装飾 |
| イーブイ | ノーマル | パレード、タウンエリア |
| カビゴン | ノーマル | ポケモンフォレストの坂道(寝ている) |
| リザードン | ほのお/ひこう | エリア上空(オブジェ/演出) |
| フシギバナ | くさ/どく | ポケモンフォレストの茂み |
リアルなサイズ感へのこだわり
「カビゴンってこんなに大きかったんだ!」 内覧会で多くの記者が声を上げていたのが、ポケモンたちのサイズ感です。 図鑑データに基づいたリアルな大きさで再現されているため、小型のポケモンの愛らしさと、大型ポケモンの迫力のギャップを肌で感じることができます。
特に坂道で眠っているカビゴンの存在感は圧巻でした。 ゲーム内では「ポケモンのふえ」がないと通れない障害物として描かれますが、現実に目の前にすると、その巨大な質量に圧倒され、迂回せざるを得ない説得力があります。 「通れない」というゲームの理不尽さを、物理的な大きさで体験できるのも、このパークの醍醐味の一つでしょう。
ポケモンフォレスト:500m続く探索の旅
パークの核となるエリアの一つが「ポケモンフォレスト」です。 全長約500メートルに及ぶこのエリアは、まさに「トキワの森」に迷い込んだような感覚を味わえます。
引用 : 公式HP
自分の足で歩く「トレーナー」としての体験
このエリアの特徴は、乗り物に乗って移動するのではなく、自分の足で歩いて探索するという点です。 トンネルを抜け、山道を登り、草をかき分けて進む。 この肉体的な疲労感こそが、ポケモントレーナーが旅の中で感じていたリアリティなのだと気付かされます。
道中には「謎に包まれた生態を観察する」ためのギミックが多数用意されています。 具体的なデバイスの詳細はまだ全て明かされていませんが、おそらく専用のスコープやアプリを使用して、隠れているポケモンを見つけたり、特定の行動を記録したりする遊びが含まれていると考えられます。 「Pokemon Snap」のリアル版とも言えるこの体験は、写真撮影が好きな現代のユーザー層に深く刺さるコンテンツになるでしょう。
森に潜むポケモンたちを見つけるコツ
内覧会で実際に歩いてみて分かったのは、漫然と歩いているだけでは多くのポケモンを見逃してしまうということです。 視線を上下左右に動かし、耳を澄ませることが重要です。
- 上を見る: 木の枝にぶら下がっているポケモンや、空を飛んでいるポケモンがいます。
- 下を見る: 草むらの隙間や、岩の陰に小さなポケモンが隠れています。
- 音を聞く: 鳴き声や羽音がする方向を探すと、発見率が上がります。
ライターとしての助言ですが、このエリアを存分に楽しむためには、歩きやすいスニーカーが必須です。 また、カメラのバッテリーやスマートフォンの充電は十分に確保してから挑むことを強くおすすめします。
タウンエリアとポケモンセンターでの没入体験
森を抜けた先に広がるのが、人間とポケモンが共存する「タウンエリア」です。 ここには、ゲームでお馴染みの施設や、華やかなエンターテインメントが集約されています。
感動の「ポケモン回復」ミッション
今回の内覧会で最も注目を集めたのが、ポケモンセンターでのインタラクティブな体験です。 公開された映像では、トレーナー(ゲスト)が「傷ついたポケモン」を預かり、回復させるまでの過程が紹介されていました。
この体験の素晴らしい点は、単にボタンを押すだけでなく、物理的な重さを伴うアクションが組み込まれていることです。
クエストの流れ:傷ついたポケモンを救え
- 依頼を受ける: エリア内のキャスト(お姉さんなど)から、「ポケモンたちが傷ついてお休みしている」と声をかけられます。
- ケージを受け取る: ポケモンが入ったカプセルやケージのような箱を受け取ります。内覧会のレポートによると、これは「結構ずっしりと重さがある」とのこと。この重みが、命を預かる責任感とリアリティを演出しています。
- ポケモンセンターへ運ぶ: 「動かさずにそのままお持ちください」という指示に従い、慎重にポケモンセンターの受付まで運びます。振動を与えないように歩く緊張感は、まさに瀕死のポケモンを抱えて草むらを走るゲームの心境そのものです。
- 回復装置へセット: 受付のカウンターにある所定の位置にケージを置きます。
- 回復の演出: ケージを置くと、目の前のモニターに中のポケモンの様子が映し出されます。そして、あの聞き覚えのある「トゥルルン、トゥン、プン!」という回復音が鳴り響きます。
- 完了報告: 「お預かりしたポケモンはみんな元気になりましたよ」という言葉と共に、ミッションコンプリート。
この一連の流れは、古参ファンにとっては涙が出るほど懐かしく、新しいファンにとっては自分が本当にポケモンの世界の一員になれたことを実感できる瞬間となるでしょう。 特に「重さ」という触覚へのアプローチは、VRやARだけでは再現できない、リアルなテーマパークならではの体験価値です。
一緒に踊れるステージショー
タウンエリアの中央広場では、ピカチュウやイーブイ、その他多くのポケモンたちが登場するステージショーが開催されます。 「ポケモンと一緒に踊れる」と紹介されている通り、観客参加型のショーになることが予想されます。
振り付けは子供でも覚えられる簡単なものから、少しテンポの速いものまで様々でしょう。 SNS映えするフォトジェニックな瞬間が多数用意されているため、動画撮影の準備もお忘れなく。 特に、複数のピカチュウが一斉に行進する姿や、リズムに合わせて耳を動かす仕草は、何度見ても飽きない可愛さです。
ポケモンと旅に出るメリーゴーランド
遊園地の定番アトラクションであるメリーゴーランドも、ここではポケモン仕様になっています。 通常の馬ではなく、背中に乗れるタイプのポケモンたちが装飾されているようです。
- ポニータ・ギャロップ: メリーゴーランドの王道。炎のたてがみがどう表現されているか注目です。
- ラプラス: 水上を移動するイメージですが、背中の甲羅に乗る安定感は抜群でしょう。
- その他: ケンタロスやオドシシなど、乗れるポケモンのラインナップには期待が高まります。
BGMも当然、ポケモンのゲーム内音楽のアレンジバージョンが流れるはずです。 「なみのり」のBGMに乗ってラプラスのメリーゴーランドに乗る、といった粋な演出があるかもしれません。
独自考察:ポケパーク カントーが目指すもの
今回の内覧会を通じて感じたのは、このパークが「ゲームの再現」を超えて、「ポケモンのいる日常のシミュレーション」を目指しているという点です。
「捕まえる」から「触れ合う・共存する」へ
これまでのポケモン関連のイベントでは、「ポケモンGO」のように「捕まえる」ことや、バトルすることに主眼が置かれることが多くありました。 しかし、ポケパーク カントーでは、「観察する」「助ける」「一緒に遊ぶ」という、より生活に近いアクションが中心になっています。
これは、ポケモンというコンテンツが、単なる戦うモンスターではなく、パートナーとしての側面を強く持っていることを再認識させるものです。 約600匹という膨大な数のポケモンを配置したのも、バトル要員としてではなく、生態系の一部として彼らを見せたかったからではないでしょうか。
ターゲット層の広さ
子供向けの施設と思われがちですが、30周年という歴史が示す通り、親世代(初代直撃世代)もターゲットに含まれています。 「傷ついたポケモンを運ぶ」という体験に見られるような、少しシリアスでセンチメンタルな要素は、大人のファンの心にも深く響くはずです。 一方で、ダンスショーやメリーゴーランドは小さなお子様でも直感的に楽しめます。 3世代で訪れても、それぞれが別の角度から楽しめる構造になっているのが、このパークの強みと言えます。
来場前に知っておきたい基本情報
オープンに向けて、現時点で判明している情報や、予想される混雑対策についてまとめます。
オープン予定日
内覧会の報道によると、オープンは「来月5日」とアナウンスされています。 (※記事執筆時点での情報に基づきます。正式な日付は公式サイトをご確認ください) 春休みやゴールデンウィークのシーズンに重なるため、開業直後は凄まじい混雑が予想されます。
アクセスと入園方法
場所は東京都稲城市と神奈川県川崎市にまたがる「よみうりランド」内です。
- 電車: 京王よみうりランド駅、または小田急読売ランド前駅が最寄り。
- ゴンドラ「スカイシャトル」: 京王口からはゴンドラでのアクセスがおすすめ。空からパークを見下ろすことができ、到着前から気分が高まります。もしかすると、ゴンドラ内からしか見えない隠れポケモンがいるかもしれません。
チケットに関しては、昨今のテーマパークの傾向として「日時指定制」が導入される可能性が高いです。 特にオープン当初は予約争奪戦になることが予想されるため、公式サイトの更新をこまめにチェックし、会員登録などを事前に済ませておくことを強く推奨します。
服装と持ち物リスト
屋外施設であり、特にフォレストエリアには坂道も多いため、以下のような装備がおすすめです。
- 履き慣れたスニーカー: ヒールやサンダルは避けましょう。
- モバイルバッテリー: 写真・動画撮影、公式アプリの使用でバッテリーを激しく消耗します。
- 雨具: 屋外のため、天候の急変に備えて折りたたみ傘やポンチョがあると安心です。
- 空き容量のあるスマホ: 600匹のポケモンを撮り切るには、かなりのストレージが必要です。
まとめ
ポケパーク カントーは、30年にわたるポケモンの歴史と、日本のテーマパーク技術が融合した、夢のような空間です。 メディア内覧会で明らかになった「600匹以上の生息数」や「ポケモンセンターでの回復体験」は、私たちが長年夢見てきた「もしもポケモンが実在したら」というIFの世界を、驚くほどの解像度で具現化しています。
単にキャラクターを配置しただけの場所ではなく、そこには生態系があり、生活があり、命の重みがあります。 これから訪れる皆さんには、ぜひアトラクションを攻略するだけでなく、ふと足を止めて、風の音や草の匂いを感じながら、ポケモンの気配を探してみてほしいと思います。
そこにはきっと、あなただけの相棒との出会いが待っているはずです。
筆者情報
筆者:綾波アスカ フリーランスのテーマパーク攻略ライター。慶應大学卒業後、大手出版社を経て、現在に至る。幅広いテーマパークを訪れ、毎週末は必ずどこかの施設に訪れる。特に新しいテーマパークや、新アトラクションに目がない。最近はポケパーク カントーに執心しており、初代からのポケモンファンとして、その再現度に並々ならぬ情熱を注いでいる。




















