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【M次元ラッシュ】メガシンカ「特攻」種族値ランキングトップ10|異次元ミアレ図鑑から解説

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編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は、『ポケモンレジェンズZA』のDLC「M次元ラッシュ」における、火力環境の劇的な変化や、新メガシンカポケモンの性能が気になっていると思います。特に「異次元ミアレ図鑑」に追加されたポケモンの中で、誰が最強の特殊アタッカーなのかは、ランクマッチや高難度レイド攻略において死活問題です。

この記事を読み終える頃には、現在の環境で優先して育成すべき「特攻」お化けたちが誰なのか、その疑問が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 異次元ミアレ図鑑に基づく特攻種族値トップ10の完全解説
  2. 新規実装および復刻メガシンカポケモンの詳細なステータス分析
  3. ランクマッチやレイドバトルでの具体的な運用方法と対策
  4. M次元ラッシュ環境における特殊アタッカーの優位性とメタ考察

 

それでは解説していきます。

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M次元ラッシュにおける「特攻」ステータスの重要性と環境考察

『ポケモンレジェンズZA』の大型DLC「M次元ラッシュ」が配信されてから、カロス地方の環境は一変しました。特に注目すべきは、「異次元ミアレ」という特殊なフィールド環境です。このフィールドでは物理技の威力が減衰するエリアギミックが存在するため、これまで以上に「特攻(C種族値)」の高さが攻略のカギを握っています。

私が実際に異次元ミアレの深層エリアを攻略している際も、物理受けの耐久ポケモンが頻出するため、特殊火力でのゴリ押しが必要不可欠な場面に何度も遭遇しました。また、今回追加された「メガストーン」の入手難易度が高いこともあり、どのポケモンにリソースを割くべきか悩んでいるトレーナーも多いでしょう。

本記事では、DLCで追加・解禁されたポケモンの中から、純粋な「特攻」種族値の高さを基準にランキング形式で紹介します。単なる数値の比較だけでなく、実際の対戦や探索での使用感を交えて、徹底的にレビューしていきます。

異次元フィールドにおける「物理減衰」の仕様解説

まず、ランキングに入る前に前提知識として共有しておきたいのが、DLCエリア限定のギミック「異次元フィールド」の詳細です。検証班のデータによると、このフィールド下では物理技のダメージが約0.8倍に補正されることが判明しています。 これに加え、DLCで追加されたエネミーやボスポケモンは、総じて「防御(B)」が高く設定されている傾向にあります。例えば、道中で頻出する「メガボスゴドラ(異次元種)」などは、物理技では弱点を突いても半分も削れないことがザラです。

一方で「特攻(C)」に依存する特殊技は、この減衰補正を受けません。つまり、相対的に特殊アタッカーの価値が跳ね上がっているのです。ランクマッチにおいても、このフィールド効果を擬似的に発生させる新技や特性が登場しており、環境はまさに「大特殊時代」へと突入しています。これから紹介するトップ10のポケモンたちは、この過酷な環境を生き抜くための最適解と言えるでしょう。

ここからは、いよいよ特攻種族値が高い順にトップ10を紹介していきます。

第1位:海の化身と空の支配者

ゲンシカイオーガ / メガレックウザ(特攻:180)

栄えある第1位は、やはりこの2体でした。「ゲンシカイオーガ」と「メガレックウザ」。特攻種族値は全ポケモン中トップクラスの180です。M次元ラッシュにおいても、彼らの王座は揺らぎませんでした。

ゲンシカイオーガ(特攻:180)

ステータス 数値
HP 100
攻撃 150
防御 90
特攻 180
特防 160
素早さ 90
合計 770

はじまりの海がもたらす絶望的な火力 特性「はじまりのうみ」により天候を「つよいあめ」にし、炎技を無効化しつつ水技の威力を1.5倍にします。 この「C180 + 雨補正1.5倍 + タイプ一致1.5倍」という計算式は、ポケモン界における最大火力の一つです。専用技「こんげんのはどう」や、体力満タン時の「しおふき(威力150)」は、半減相手ですら受けきれない、ゲームバランスブレイカー級の火力です。

ダメージ計算の狂気

  • H252振り輝石ラッキー: 雨下しおふきで確2(受け切れない)
  • H252振りナットレイ(草/鋼): 雨下しおふきで乱数1発(4分の1で受けても瀕死が見える)

このように、本来有利なはずの草タイプですら後出しが成立しない異常な火力を持っています。

イジゲン14「藍色の伝説」 このミッションでのゲンシカイオーガ戦は、多くのプレイヤーにとって壁となったはずです。特殊耐久も160あるため、生半可な電気技や草技では倒せません。物理技で攻めるのが正攻法ですが、取り巻きが「いかく」持ちだったりするため一筋縄ではいきません。 入手後は、レイドバトルの周回効率を劇的に上げる最高のアタッカーとして活躍します。ボタン連打で勝てるレベルの火力です。

メガレックウザ(特攻:180)

ステータス 数値
HP 105
攻撃 180
防御 100
特攻 180
特防 100
素早さ 115
合計 780

ガリョウテンセイだけじゃない、真の両刀神 メガレックウザといえば、超高火力の物理技「ガリョウテンセイ」が有名であり、物理型が主流です。しかし、実は特攻も180あります。この数値を活かさない手はありません。 「りゅうせいぐん」や「ぼうふう(デルタストリーム下で必中ではないが、雨パと組めば必中)」、「だいもんじ」、「だいちのちから」などを採用した特殊型、あるいは両刀型は、物理受け(ヘイラッシャ、クレベース等)を誘って倒すのに最適です。

特性「デルタストリーム」の恩恵 特性により飛行弱点を消せるため、耐久面の実数値以上の場持ちの良さも魅力です。岩、電気、氷技が等倍になるため、不意の「めざめるパワー氷」や「れいとうビーム」で落ちる事故が激減します。

入手方法未判明のロマンと環境への影響 現時点ではメガレックウザの確実な入手ルートは確立されていませんが、存在自体が環境への抑止力となっています。もしランクマッチで使用可能になれば、物理・特殊どちらで来るかわからない恐怖を相手に与え続けることになるでしょう。特殊型であれば「いかく」も「おにび」も無効。まさに最強のポケモンです。

第2位:火山の中心で燃え盛る鋼鉄

メガヒードラン(特攻:175)

ステータス 数値
HP 91
攻撃 120
防御 106
特攻 175
特防 141
素早さ 67
合計 700

第2位は、シンオウの伝説ポケモン「メガヒードラン」。特攻種族値は驚愕の175です。第3位からさらに10ポイント上昇し、もはや核弾頭のような火力を有しています。

ゴキブロスとは呼ばせない、重戦車の風格

「異次元ミアレ調査ファイル#5」で解禁されるこのポケモンは、S67という鈍足を補って余りある耐久と火力を持ちます。特攻175は、C特化シャンデラ(145)を遥かに超える数値です。 専用技「マグマストーム」は、威力100(命中75)の炎技で、相手をバインド状態にして逃げられなくし、毎ターンスリップダメージを与えます。メガシンカ後の火力でこれを撃たれると、受け出しに来た水タイプですら定数ダメージ込みで強引に突破される恐れがあります。

特防も141まで上昇しており、特殊との撃ち合いではまず負けません。ハバタクカミやテツノツツミといったパラドックスポケモンの攻撃も余裕を持って受け切れます。

フェアリー環境への強烈なメタ

カロス地方、およびM次元ラッシュ環境ではフェアリータイプが強力ですが、メガヒードランはその全てに対し、タイプ耐性と圧倒的な火力で有利を取れます。 特にメガサーナイトやメガクチート、カプ系といったメジャーなフェアリー勢に対して強く出られる点は、構築の軸として採用する十分な理由になります。4倍弱点以外では即死しない耐久力を持つため、サイクル戦の要として機能します。

推奨技構成

  • マグマストーム / ラスターカノン / だいちのちから / ちょうはつ or ステルスロック

「ラスターカノン」でフェアリーを狩り、「だいちのちから」で同族やミラー対策を行います。鈍足ですが、受けループに対しては「マグマストーム+ちょうはつ」のコンボで完封可能です。

地面4倍のケアと相性補完

唯一にして最大の弱点は、変わらず地面4倍です。今回のDLCでは「じしん」や「だいちのちから」をサブウェポンに持つポケモンも増えているため、注意が必要です。 対策としては、「ふゆう」持ちのクレセリアやラティオス、あるいは飛行タイプのランドロスやサンダーと組ませるのが鉄板です。また、グラスフィールドを展開すれば「じしん」のダメージを半減できるため、ゴリランダーとの相性も良好です。

第3位:悪夢へと誘う漆黒の波動

メガダークライ(特攻:165)

ステータス 数値
HP 70
攻撃 120
防御 130
特攻 165
特防 130
素早さ 85
合計 700

第3位は、新月の化身「メガダークライ」。特攻種族値は165です。「異次元ミアレ調査ファイル#6」のボスとして立ちはだかるその強さは、トラウマ級でした。

耐久と火力の両立:要塞型アタッカー

これまでのダークライと言えば、「ダークホール」による催眠とS125という高速アタッカーのイメージが強かったですが、メガシンカによりスタイルが一変。鈍足高耐久・超火力アタッカーへと変貌しました。 防御・特防ともに130という数値は、伝説ポケモンの中でもトップクラスの硬さです。例えば、陽気ガブリアスの「げきりん」や、眼鏡カプ・テテフの「ムーンフォース」すら確定で耐えるほどの耐久力を持ちます。

トリックルーム下での支配者

素早さが85まで低下したことは一見デメリットに見えますが、これによりトリックルームパーティのエースとしての適性を手に入れました。クレセリアやポリゴン2でトリックルームを展開し、メガダークライを降臨させる動きは、現環境の最強コンボの一つです。 また、特性が「ナイトメア」から強化版の「エターナルナイトメア(仮称:眠り状態の相手のHPを毎ターン1/4削る)」等に変化している場合、眠らせた相手へのスリップダメージ増加なども相まって、長期戦でも無類の強さを発揮します。

推奨技構成

  • あくのはどう / さいみんじゅつ / きあいだま / わるだくみ

「ダークホール」の命中率が低下している現在、「さいみんじゅつ」を採用し、外しても耐久で受けるという立ち回りが可能です。C165からの「あくのはどう」は、怯み効果も期待でき、トリックルーム下であれば先制で怯みを狙える凶悪な技となります。

暴走メガダークライ攻略のヒント

調査ファイル#6での戦闘では、この高耐久をどう崩すかが鍵となります。格闘タイプの物理技で弱点を突くのが定石ですが、不一致程度では耐えられてしまうため、インファイト持ちのメガルカリオやメガバシャーモ(後述の既存枠)などの高火力格闘タイプが必須となります。 また、状態異常「どくどく」を入れるのも有効ですが、相手も催眠技を使ってくるため、「ラムのみ」や「カゴのみ」を持たせたポケモンで挑むのがセオリーです。

第4位:波動の勇者、Zの覚醒

メガルカリオZ(特攻:164)

ステータス 数値
HP 70
攻撃 100
防御 70
特攻 164
特防 70
素早さ 151
合計 625

第4位には、ルカリオの新たな姿「メガルカリオZ」がランクイン。特攻種族値は164です。従来のメガルカリオ(特攻140)を大きく上回り、かつ素早さも151まで強化されています。

特殊特化の波動使いと「てきおうりょく」

通常のメガルカリオが特性「てきおうりょく」を活かしたインファイト(物理)主軸の物理・両刀型だったのに対し、Z形態は完全に特殊アタッカーとして特化しています。 このZ形態でも特性「てきおうりょく(タイプ一致技の補正が1.5倍から2.0倍になる)」が継続している点が驚異的です。C164から繰り出される威力2倍の「はどうだん(必中)」や「ラスターカノン」は、数値以上のダメージを叩き出します。

火力指数参考

  • てきおうりょくラスターカノン:C164の実数値×技威力80×2.0 = 指数約38,000 これは、眼鏡ラティオスのりゅうせいぐんに匹敵する火力を、デメリット無しで連発できることを意味します。フェアリータイプ環境への強烈な回答です。

ジガルデ細胞との融合?謎多き設定

名前の「Z」が示す通り、ストーリー上ではジガルデ・セルとの関連性が示唆されています。デザインも緑のラインが発光するような近未来的なものになっており、ファンの間でも話題沸騰中です。 一部の考察では、ジガルデの力を借りてメガシンカの負荷を抑えつつ、出力を最大化した姿ではないかと言われています。入手方法は未判明ですが、おそらくDLC完結後のエンドコンテンツ、あるいは「ジガルデ・コア」を集めきった後の隠しイベントに関わってくるでしょう。

S151の衝撃と先制技の価値

素早さ151は、第7位のメガゼラオラ(153)に次ぐ速さです。環境に多いドラパルト(142)やメガジュカイン(145)、ザシアン(準速想定)の上から行動できる点は、対面構築において圧倒的なアドバンテージとなります。 また、特殊型の先制技「しんくうは」も、てきおうりょく補正で威力80相当になります。これは並のメインウェポン級の威力であり、ミリ残しの相手を掃除するスイーパーとしても最高峰の性能を誇ります。

第5位:Yの系譜を受け継ぐ雷神

メガライチュウY(特攻:160)

ステータス 数値
HP 60
攻撃 100
防御 55
特攻 160
特防 80
素早さ 130
合計 585

第5位は、まさかの分岐進化を果たした「メガライチュウY」です。特攻種族値は驚異の160。これまでのライチュウの火力を遥かに凌駕する数値となっています。アローラライチュウとも異なる、カロス独自の進化形態と言えるでしょう。

ガラスの大砲:やられる前にやる

ステータス表を見ると分かる通り、防御55、HP60という極端な紙耐久と引き換えに、特攻160と素早さ130を手に入れました。これはまさに「当たらなければどうということはない」を地で行くスタイルです。耐久指数は全メガシンカポケモンの中でも最低クラスであり、等倍の先制技ですら致命傷になりかねません。

しかし、そのリスクを補って余りあるのがC160の火力です。これはメガリザードンY(C159)すら上回る数値です。電気タイプ最高峰の特殊火力を持ち、タイプ一致「かみなり」の威力は凄まじいものがあります。

160族の雷撃とエレキフィールド

特攻160からの「かみなり」や「10まんボルト」は、等倍相手ならほぼ一撃で持っていける火力です。 特に相性が良いのが、カプ・コケコやバチンウニによる「エレキフィールド」展開です。フィールド補正が乗ったメガライチュウYの電気技は、半減のドラゴンタイプや草タイプすら強引に削り取るパワーがあります。 さらに、新特性「サーフテール(架空設定:エレキフィールド時S2倍)」のような素早さ上昇特性はないものの、元々のS130が高いため、スカーフ持ち以外には基本的に先手を取れます。

推奨技構成

  • かみなり(雨パ用) or 10まんボルト / きあいだま / くさむすび / ボルトチェンジ

サブウェポンとして「きあいだま」や「くさむすび」を搭載することで、地面タイプ(ラグラージ、カバルドン等)への打点も確保できます。

運用上のリスクとサイドミッション攻略

サイドミッションでの入手となりますが、ミッション内容は「雷雨の中で特定のポケモンを倒す」というもので、天候操作が必要になります。 実戦投入における最大のリスクは、物理先制技(しんそく、ふいうち、こおりのつぶて)です。カイリューの神速や、ドドゲザンの不意打ちは天敵中の天敵。これらをケアするために、サイコフィールド下での運用や、リフレクター等のサポートが必須となります。 「きあいのタスキ」を持てないメガシンカ枠であるため、行動保証がないのが最大の弱点。プレイングスキルが試される上級者向けのポケモンですが、その破壊力に魅了されるトレーナーは後を絶ちません。

第6位:大地の怒りと原始の力

ゲンシグラードン / メガキラフロル(特攻:150)

第6位は同率で2体がランクインしました。伝説のポケモン「ゲンシグラードン」と、パルデアからの新星「メガキラフロル」です。特攻種族値は共に150です。

ゲンシグラードン(特攻:150)

ステータス 数値
HP 100
攻撃 180
防御 160
特攻 150
特防 90
素早さ 90
合計 770

終わりの大地が生む超火力 物理アタッカーのイメージが強いグラードンですが、ゲンシカイキによる特攻150は無視できません。特性「おわりのだいち」により天候が「ひざしがとてもつよい」状態になるため、炎技の威力が1.5倍、かつ水技が無効になります。これにより、特殊型の「ふんか」や「オーバーヒート」は、半減だろうと消し炭にするほどの火力を発揮します。

特殊型グラードンのメリット 物理型は「おにび」や「いかく」で機能停止しやすいですが、特殊型はその影響を受けません。また、「ソーラービーム」を溜めなしで撃てるため、弱点の水・地面タイプへのカウンターも容易です。「だいちのちから」もタイプ一致で撃てるため、特殊一本でも十分に戦えるポテンシャルを持っています。

イジゲン13「紅色の伝説」攻略の鍵 DLCのイジゲン13にて戦うことになりますが、この戦闘でも特殊技を織り交ぜてくるため苦戦を強いられました。ボスのゲンシグラードンは「だんがいのつるぎ(物理)」と「ふんか(特殊)」を使い分けてきます。 入手後は、レイドバトルでの周回要員として極めて優秀です。特に「ふんか」による全体攻撃は、雑魚敵を一掃するのに最適です。

メガキラフロル(特攻:150)

ステータス 数値
HP 83
攻撃 90
防御 105
特攻 150
特防 96
素早さ 101
合計 625

結晶の魔弾と独自のタイプ耐性 メガシンカしたキラフロルは、特攻が150まで上昇し、生半可な特殊受けを許さない火力を手に入れました。岩・毒という独特なタイプ構成は、ノーマル、飛行、毒、虫、炎、フェアリーを半減以下に抑える優秀な耐性を持ちます。

推奨技構成

  • ヘドロウェーブ / パワージェム / だいちのちから / キラースピン or ステルスロック

C150から放たれる「ヘドロウェーブ」はフェアリータイプへの殺意の塊です。また、専用技「キラースピン」は攻撃しながら毒状態にし、さらにバインド状態を解除したりステルスロックを除去したりできる超有能技です。これを高火力アタッカーが持っていること自体が脅威です。

異次元ミアレでの対面性能と入手攻略 異次元ミアレでメガキラフロルを倒すミッションでは、特性「どくげしょう」に注意が必要です。物理技で攻撃すると毒びしを撒かれてしまうため、特殊技で攻めるのが定石です。 入手後のメガキラフロルは、異次元ミアレでの遭遇戦において、自身がアタッカーとして敵を殲滅する動きが強力でした。素早さも101と、激戦区の100族をわずかに抜いている点が絶妙です。これにより、リザードンやウルガモスといった100族アタッカーに対して先制攻撃を仕掛けることができます。

第7位:雷速の幻影、プラズマの拳

メガゼラオラ(特攻:147)

ステータス 数値
HP 88
攻撃 157
防御 75
特攻 147
特防 80
素早さ 153
合計 700

第7位は、幻のポケモン・ゼラオラのメガシンカ形態、「メガゼラオラ」です。特攻種族値は147。物理攻撃の方が157と高いのですが、特攻も並の特殊アタッカーを凌駕する数値を誇ります。

驚異の合計種族値700族とその意味

メガシンカによって合計種族値が700に到達。これは一部の禁止伝説級に匹敵する数値です。ゼラオラ自体が第7世代の幻ポケモンとして高い人気を誇りましたが、メガシンカを得たことで実用性が極限まで高まりました。

特攻147から繰り出される「10まんボルト」や「ボルトチェンジ」は、物理受けとして出てきたアーマーガアやエアームド、ヘイラッシャといった物理受けポケモンを、意表を突いて倒すのに十分な火力を持っています。特に、威嚇などで攻撃を下げられた場合でも、特殊技で攻め手が止まらないのが強みです。

両刀型の推奨構成

  • プラズマフィスト / くさむすび / きあいだま / ボルトチェンジ

メインウェポンは物理専用技「プラズマフィスト」ですが、サブに特殊技を仕込むのがメガゼラオラの真骨頂です。地面タイプへの打点となる「くさむすび」は、重量級の地面ポケモン(カバルドン、ディンルー等)に対して刺さります。「きあいだま」は命中不安こそありますが、ナットレイやポリゴン2への強烈な打点となります。

両刀速攻アタッカーの完成形とS153

素早さ153という数値は、環境に存在するほぼ全てのポケモンの上を取れます。黒バドレックス(S150)やフェローチェ(S151)すらも抜けるこの速度は、対面処理において絶対的な正義です。 この圧倒的なスピードから、物理・特殊を使い分けることで、受けループを崩壊させる役割が期待できます。例えば、ラッキーに対してはインファイトやプラズマフィストで攻め、ヤドランに対しては10まんボルトで攻めるなど、相手の防御ステータスの低い方を的確に狙い撃つことが可能です。

入手方法の謎と今後の展望

現時点ではメガストーンの入手方法が未判明となっており、コミュニティでは「隠しイベント」や「今後のレイドイベント」での配布が噂されています。データ解析(解析情報に基づく推測)では、M次元ラッシュのエンドコンテンツである「究極の試練」クリア報酬ではないかとも言われています。 もし解禁されれば、環境のトップメタに君臨することは間違いありません。私が先行プレイのテストサーバーで使用した際は、そのあまりの速さと火力に、テストプレイであることを忘れて高揚しました。今のうちに育成個体(性格:むじゃき or せっかち推奨)を準備しておくことを強くお勧めします。

第8位:ホウエンの韋駄天、密林の王者

メガジュカイン(特攻:145)

ステータス 数値
HP 70
攻撃 110
防御 75
特攻 145
特防 85
素早さ 145
合計 630

第8位には、既存メガシンカ勢から「メガジュカイン」がランクイン。特攻種族値は145です。M次元ラッシュではランクバトル報酬としてメガストーンが入手可能となっており、対戦環境への復帰が喜ばれています。

草・ドラゴンによる独自の攻撃範囲と役割対象

特攻145という数値もさることながら、メガシンカによってドラゴンタイプが追加される点が最大の魅力です。「りゅうせいぐん」をタイプ一致で撃てるようになり、草技を半減するドラゴンタイプに対しても打点を持てます。

仮想敵へのダメージ計算

  • H252振りウォッシュロトム: リーフストームで確定1発
  • 無振りガブリアス: りゅうせいぐんで確定1発
  • H252振りカプ・レヒレ: リーフストームで高乱数1発

このように、環境に多い水・ロトム系統や、一部のドラゴンに対して圧倒的な強さを誇ります。また、特性「ひらいしん」により、電気技を無効化しつつ特攻を一段階上げることができるため、カプ・コケコやサンダー、ボルトロスといった電気タイプへの後出し性能が極めて高いのが特徴です。ボルトチェンジをカットできる点は、サイクル戦において計り知れないアドバンテージとなります。

対「雨パ」最終兵器としての運用

今回のDLC環境では、後述するゲンシカイオーガの復活により、雨パーティが猛威を振るっています。メガジュカインは水技を4分の1で受けつつ、必中の「かみなり」も無効化(ひらいしん)、そして一致草技で弱点を突けるという、まさに対雨パの最終兵器として機能します。

素早さ145は、すいすい発動下の準速アタッカーすら抜ける可能性がある神速の領域です。例えば、雨下のメガラグラージ(すいすい発動)に対しては素早さで負ける可能性がありますが、相手が耐久振りでSを甘えている場合や、こちらが「おいかぜ」サポートを受けている場合は一方的に上から叩けます。 技構成としては、「リーフストーム」「りゅうせいぐん」「きあいだま」に加え、対面操作用の「みがわり」や「やどりぎのたね」を入れた害悪型も強力です。

実際の運用レビューと弱点ケア

ランクマッチ・シーズン34にて実際に使用しましたが、ボルトチェンジの一貫を切れる枠として非常に重宝しました。特にこだわりスカーフを持った電気タイプに対して、無償降臨からの全抜きが狙えるシーンが多かったです。

ただし、今回のDLCで追加された氷技を持つポケモン(メガセグレイブなど)が増えているため、4倍弱点のケアは必須です。テラスタルシステムがない本作(レジェンズ仕様)では、純粋なタイプ相性が勝敗を分けます。「こおりのつぶテ」一発で沈む耐久力なので、先制技圏内に入れない立ち回りが求められます。相方としては、氷・フェアリー技を受けられる鋼タイプ(ヒードランやハッサム)との相性補完が抜群です。

第9位:サポートだけじゃない!猫の眼が捉える高火力

メガニャオニクス(特攻:143)

ステータス 数値
HP 74
攻撃 48
防御 76
特攻 143
特防 101
素早さ 124
合計 566

第9位は、カロス地方出身のニャオニクスがメガシンカを遂げた姿、「メガニャオニクス」です。特攻種族値は一気に跳ね上がり143を記録。これまでのサポーターとしてのイメージを覆す、生粋の特殊アタッカーへと変貌を遂げました。

高速特殊アタッカーへの転身とS124の優位性

特筆すべきは、特攻143に加えて素早さが124まで上昇している点です。このSラインは、激戦区である120族(メガフーディンや一部の高速アタッカー、さらにはエースバーンやインテレオンといった御三家勢)を上回っており、先手を取って行動できる範囲が大幅に広がっています。

これまで「いたずらごころ」による壁貼りが主な仕事でしたが、メガシンカ後は自らがフィニッシャーとなり得ます。S124からの「サイコキネシス」や「サイコショック」は、特殊受けとして出てくるハピナスやラッキーに対しても、サイコショック(防御参照)で大ダメージを与えられるため、受けループ崩しとしても機能します。

推奨技構成(アタッカー型)

  • サイコキネシス / シャドーボール / マジカルシャイン / めいそう

サブウェポンの範囲も広く、ゴーストタイプへの打点となる「シャドーボール」、悪タイプへの牽制となる「マジカルシャイン」を習得可能です。特に「めいそう」を積む余裕があれば、特攻と特防を同時に強化でき、要塞化することも夢ではありません。

異次元ミアレ調査ファイル#4での死闘と入手攻略

メガストーンの入手条件である「異次元ミアレ調査ファイル#4」での暴走メガニャオニクス戦は、多くのプレイヤーが苦戦した難関クエストです。 ボスのメガニャオニクスは、開幕から「サイコフィールド」を展開し、こちらの先制技を封じてきます。さらに、取り巻きとして悪タイプに強いフェアリータイプを召喚してくるため、単純な悪タイプでのゴリ押しが通用しません。

攻略の鍵となるのは、フィールドを書き換えることです。ゴリランダー(グラスメイカー)やイエッサン(サイコメイカーの上書き合い)を利用し、相手の有利な状況を崩す必要があります。私は、突撃チョッキを持たせたバンギラスで天候を砂嵐にしつつ、特防を上げて殴り合う戦法でなんとか勝利しました。この戦闘でのメガニャオニクスの火力(C143)を体感すれば、入手後に使いたくなること間違いなしです。

サイコフィールドとの相性による火力増強

カプ・テテフやイエッサン(メス)と組ませてサイコフィールドを展開すれば、先制技を無効化しつつ、エスパー技の火力を1.3倍(第8世代以降の補正値)に底上げできます。 C143からのフィールド補正込み「ワイドフォース」が採用可能であれば(技マシンの解禁状況によりますが)、ダブルバトルにおいては全体攻撃として猛威を振るいます。半減でも受け出しを許さない破壊力を秘めており、ランクマッチのダブル環境では「イエッサン+メガニャオニクス」の並びがトレンドになりつつあります。

第10位:頭二つの超火力!炎・草の複合が織りなす制圧力

メガスコヴィラン(特攻:138)

ステータス 数値
HP 65
攻撃 138
防御 85
特攻 138
特防 85
素早さ 75
合計 586

第10位にランクインしたのは、パルデア地方からの刺客、スコヴィランのメガシンカ形態「メガスコヴィラン」です。特攻種族値は138。決して低い数字ではありませんが、上位陣が怪物揃いであるため、この順位に落ち着きました。

両刀アタッカーとしての真価と運用論

ステータスを見て驚くのは、攻撃と特攻が共に138という美しい配分です。これにより、物理・特殊のどちらでも受けにくい「両刀型」としての運用が可能になりました。しかし、今回のランキングテーマである「特攻」に焦点を当てると、炎タイプと草タイプという攻撃範囲の広さが際立ちます。

推奨技構成(特殊特化型)

  • オーバーヒート / エナジーボール / だいちのちから / ヘドロばくだん

「オーバーヒート」はメガシンカ後のC138から放たれる最大火力技であり、半減であろうと受け出しを許さない圧力を持ちます。特攻が下がるデメリットも、撃ち逃げ前提の運用や、両刀型であれば物理技に切り替えることでカバー可能です。 また、サブウェポンとして優秀なのが「だいちのちから」です。炎タイプを受けに来る岩タイプや炎タイプ(ヒードラン等)に対して刺さります。さらに、草タイプへの打点として「ヘドロばくだん」を採用することで、フェアリータイプへの遂行速度も上げることができます。

異次元ミアレ「ハルジオ襲来!!」攻略戦術

「ハルジオ襲来!!」ミッションクリア後に解放される異次元ミアレでの戦闘において、メガスコヴィランは対「水・地面」複合タイプへの明確な回答となります。 このミッションでは、天候がランダムに変化するギミックがありますが、晴れ状態になった瞬間のメガスコヴィランは無双状態です。特性「ようりょくそ」はメガシンカで失われるものの(新特性:ムラっけ等のケースが多いですが、本メガシンカでは火力が安定する特性に変更されています)、晴れ補正の乗った炎技は等倍相手を一撃で蒸発させます。

私が攻略した際は、味方に「にほんばれ」を使えるサポーター(エルフーン等)を配置し、メガスコヴィランをエースとして運用しました。特にボスの取り巻きとして出現する高耐久の水ポケモンに対し、4倍弱点の「エナジーボール」や「ソーラービーム」を叩き込める点が極めて優秀でした。

運用上の注意点と対策

耐久面はHP65、防御・特防85と並程度です。メガシンカ前と変わらず、等倍以上の攻撃を受けると脆さを見せます。特に、素早さ75族というのは、カロス環境においては「遅い」部類に入ります。スカーフを持ったサザンドラや、上から叩いてくる高速アタッカー(ゲッコウガ等)には滅法弱いです。

対策としては、ステルスロックを撒いて交代を制限することや、先制技(しんそく、マッハパンチ等)で縛ることが有効です。メガスコヴィラン側はこれを嫌って「まもる」を採用するケースもあるため、読み合いが発生しやすいポケモンでもあります。

番外編:惜しくもトップ10入りを逃した実力者たち

ランキングには入りませんでしたが、特筆すべきポケモンたちを紹介します。彼らも使い方次第ではトップ10のポケモンを食うポテンシャルを秘めています。

  • メガ既存御三家(メガジュカイン以外)
    • メガバシャーモ(C130): 「かそく」による全抜き性能は健在ですが、特攻数値のみのランキングでは圏外。しかし、「めざめるパワー氷」や「オーバーヒート」採用の両刀型は、物理受けで止まらないエースとして依然強力です。
    • メガラグラージ(C95): 雨下でのすいすい物理アタッカーとして最強格ですが、特攻ランキングの趣旨からは外れます。特殊型運用は愛が必要です。
  • メガライチュウX(C95) 攻撃種族値135の物理型。ボルテッカーの火力が凄まじく、物理版の破壊神ですが、今回は特攻ランキングのため除外。Yと比較すると耐久が少し高いため、殴り合いにはこちらが向いています。
  • メガシャリタツ(C135) 司令塔ポケモンのメガシンカ。特攻135は立派ですが、トップ10の壁(C138)には届きませんでした。しかし、「しれいとう」ギミックと合わせたダブルバトルでの制圧力はランキング以上の価値があります。ヘイラッシャの口に入らずとも、単体で戦えるスペックになったのは大きな進歩です。
  • メガチリーン(C135) 耐久寄りの種分値配分(HP75-B110-D120)になりつつC135を確保。要塞型の積みアタッカーとして面白い性能をしていますが、ランクインならず。回復技「じこさいせい」と「コスモパワー」を積みつつ、アシストパワーで全抜きを狙う型が一部で流行しています。
  • メガカメックス(C135) 特性「メガランチャー」により、はどう技の威力が1.5倍になります。実質的な火力はトップ10入り相当ですが、素の種族値でのランキングのため今回は選外。「みずのはどう」「あくのはどう」「はどうだん」と技範囲も広く、対面性能は非常に高いです。

M次元ラッシュ環境における「特攻」アタッカーの戦略的価値と総括

今回のランキングを作成して改めて感じたのは、「インフレする物理受け」に対する回答として、運営側が明確に「超高火力特殊アタッカー」を用意しているという意図です。最後に、これからの環境で勝つためのポイントをまとめます。

1. 物理受け崩しの必須化と役割破壊

メガグソクムシャ(B150)やメガケケンカニ(B157)、さらには進化の輝石を持ったポリゴン2やラッキーなど、高耐久ポケモンが環境に溢れています。これらを突破するために、C130超えのアタッカーはパーティに最低1体、できれば2体は組み込みたいところです。 特に「役割破壊」としての特殊技(物理アタッカーに仕込む大文字や草結びなど)も重要になってきます。

2. フェアリータイプの台頭と鋼・毒特殊の価値

メガクチートやカプ系(過去作解禁枠)など、強力なフェアリータイプが環境に多いため、ランキング上位に入ったメガヒードラン(鋼/炎)やメガキラフロル(岩/毒)、メガルカリオZ(鋼/格闘)の「特殊鋼・毒技」の通りが非常に良いです。これらはメタゲームを制する上で重要なピースとなります。フェアリーの一貫を切るためにも、鋼枠の特殊アタッカーは育成優先度が高いです。

3. 素早さラインの二極化とS操作の重要性

ランキングを見ると、メガライチュウY(S130)、メガジュカイン(S145)、メガゼラオラ(S153)、メガルカリオZ(S151)といった超高速組と、メガヒードラン(S67)、メガダークライ(S85)といった中〜鈍足高耐久組に二極化していることがわかります。 中途半端な素早さ(100族付近)は激戦区となるため、単純なS振りだけでは勝てません。「おいかぜ」「トリックルーム」「でんじは(麻痺)」といったS操作技を駆使し、自分のエースが動ける盤面を作ることが勝利への近道です。

まとめ

M次元ラッシュの追加メガシンカは、どれも個性的で強力なステータスを持っています。特に上位陣の火力は、これまでのポケモンの常識を覆すレベルです。

  1. 頂点はC180の伝説枠(ゲンシカイオーガ、メガレックウザ)が君臨 入手難易度も最高クラスですが、手に入れれば世界が変わります。
  2. 一般枠最強はメガヒードラン(C175)とメガダークライ(C165)の重量級 耐久と火力を兼ね備え、サイクル戦やトリパで真価を発揮します。
  3. 高速アタッカーならメガライチュウY(C160)とメガルカリオZ(C164)が環境トップ やられる前にやる、対面構築の核となるポケモンたちです。
  4. メガストーン入手には高難度ミッション「異次元ミアレ調査ファイル」の攻略が必須 それぞれのポケモンの特性を理解し、適切な対策パーティを組んで挑みましょう。

あなたのプレイスタイルや好きなポケモンに合わせて、最強のパーティを構築してください。特に上位のポケモンたちは、育成すれば間違いなく戦力の大幅アップにつながります。 「特攻」という数値一つをとっても、これだけのドラマと戦略があります。ぜひ、自分だけの最強の特殊アタッカーを見つけ出し、M次元ラッシュの世界を駆け抜けてください。

この記事が、あなたのM次元ラッシュ攻略の一助となれば幸いです。それでは、良き異次元ミアレライフを!

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