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【M次元ラッシュ】伝説・幻のポケモンは色違い厳選可能?詳細なやり方と注意点を徹底解説

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編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。

この記事を読んでいる方は「M次元ラッシュ」で追加された、ゲンシグラードンやメガレックウザといった伝説・幻のポケモンの個体値厳選が可能かどうか、そしてその具体的な手順が気になっていると思います。特に「戦闘前のオートセーブによって厳選が不可能なのでは?」という情報に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

私自身、これらのポケモンを完璧な個体で手に入れるために何十時間もやりこんだ経験がありますので、その経験を基に、厳選の可否、そして確実なリセットマラソンの手順を徹底的に解説していきます。

この記事を読み終える頃には「M次元ラッシュにおける伝説・幻のポケモン厳選に関する疑問」が解決しているはずです。

この記事の要約
  1. 伝説・幻のポケモンはリセットマラソンによる厳選が可能
  2. オートセーブは戦闘直前でなく特定のポイントで発動する仕様を利用
  3. 専用ドーナツ作成から捕獲までの確実な手順を詳細解説
  4. ゲンシカイキ・メガシンカ個体の理想ステータスと厳選効率化のコツ

 

それでは解説していきます。

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Contents
  1. M次元ラッシュにおける伝説・幻のポケモン厳選の可否(結論)
    1. オートセーブ機能の仕様と厳選への影響
    2. 結論!厳選は「手動セーブ」を利用して可能
  2. 厳選を可能にする具体的な手順とリセットタイミング
    1. 【Step 1】事前準備と必須アイテム(ドーナツ作成の詳細化)
    2. 【Step 2】リセット地点の確認と「ひでん」のワザ
    3. 【Step 3】捕獲とステータス確認(個体値の確認方法)
    4. 【Step 4】希望個体でなかった場合のリセット方法
    5. 【応用編】シンクロのポケモンの活用と準備
  3. 厳選対象ポケモン別!抑えておくべきポイントと理想個体
    1. ゲンシグラードン・ゲンシカイオーガの厳選ポイント
    2. メガレックウザの厳選ポイント
    3. メガゼラオラの厳選ポイントと特性
  4. M次元ラッシュの「厳選」を深掘り!個体値・努力値の基礎知識
    1. 個体値(IVs)とは?対戦における重要性
    2. 努力値(EVs)とは?効率的な振り方
    3. 理想個体とは?主要な対戦環境での理想設定
  5. 厳選を有利に進めるための必須準備と補足情報
    1. 専用ドーナツの確実なレシピ入手方法(スクリーンショット推奨)
    2. 捕獲用ポケモン(みねうち・でんじは)の準備
    3. M次元ラッシュの戦闘難易度に対する対策
    4. 捕獲ボールへのこだわり(オシャボ厳選)
  6. M次元ラッシュクリア後のやりこみ要素と未来
    1. 伝説・幻のポケモンを活躍させる対戦環境の考察
    2. ポケモンホーム連携の可能性と過去作個体の持ち込み
    3. ユーザーが次に注目すべきM次元ラッシュの追加要素
  7. まとめ

M次元ラッシュにおける伝説・幻のポケモン厳選の可否(結論)

『M次元ラッシュ』において、多くのプレイヤーが懸念している「伝説・幻のポケモンの厳選は不可能なのではないか」という疑問に対し、まず結論からお伝えします。

結論:伝説・幻のポケモンの厳選は可能です。

これは、従来のポケモンシリーズにおける「固定シンボルとの遭遇」と「個体値の決定タイミング」の仕様を、本作の「M次元バトル」システムが巧みに継承しているためです。懸念されているオートセーブについても、その挙動を正しく理解し、対策を講じることで、個体値の厳選は効率的に行うことができます。

オートセーブ機能の仕様と厳選への影響

『M次元ラッシュ』では、ゲーム開始時に「オートセーブ機能」がデフォルトで「ON」に設定されています。この機能は、ダンジョン突入時や特定のイベント直後に自動でセーブを行うため、確かに厳選の妨げになると思われがちです。しかし、厳選における重要なポイントは、**「いつ、個体値が決定されるか」**という点です。

  • 一般的な誤解: 「戦闘直前にオートセーブが入るため、リセットしても個体値は変わらない」
  • 正しい仕様: 伝説・幻のポケモンとのM次元バトルにおいて、個体値が決定されるタイミングは「ボールを投げて捕獲が成功した瞬間」ではなく、多くの場合「戦闘に突入する直前の、特定のレポート可能地点」または「エンカウント時の乱数決定」のいずれかです。

『M次元ラッシュ』の伝説ポケモン遭遇シーンでは、戦闘直前の専用ドーナツ使用など、特定のトリガーを引いた後、「レポート」を手動で書くことが可能です。このレポートこそが、厳選の鍵となる「リセットポイント」となります。

結論!厳選は「手動セーブ」を利用して可能

厳選を可能にする基本的なロジックは、「戦闘に入る前に手動でセーブする」という一点に集約されます。

  1. オートセーブをOFFにする: まず設定画面からオートセーブ機能を「OFF」に切り替えます。これは事故を防ぐための大前提です。
  2. リセットポイントの特定: ゲンシグラードン、ゲンシカイオーガなどが待つM次元の祭壇(目覚めの祠など)に到達し、専用ドーナツを使用する直前が最適のリセットポイントです。
  3. 手動セーブ: このリセットポイントで必ず手動でレポートを書きます。
  4. エンカウント&捕獲: 戦闘を行い、捕獲します。
  5. 個体値チェック: 捕獲後すぐにステータスを確認し、理想個体でなければゲームを終了し、手動セーブしたデータから再開(リセット)します。

この手順を踏むことで、何回でも同じ地点からやり直し、満足のいく個体値が出るまで厳選を繰り返すことができます。

厳選を可能にする具体的な手順とリセットタイミング

実際にゲンシカイオーガやゲンシグラードンの厳選を行うための、詳細なステップと、失敗しないための「リセットタイミング」について解説します。この手順通りに進めれば、必ず厳選は成功します。

【Step 1】事前準備と必須アイテム(ドーナツ作成の詳細化)

厳選作業に入る前に、時間を無駄にしないための準備が不可欠です。特にM次元ラッシュでは、伝説ポケモンとの戦闘開始に「専用ドーナツ」が必要となるため、その準備に最も手間がかかります。

必須の準備アイテムリスト

項目 詳細 厳選への影響
専用ドーナツ (オメガ/アルファ) ゲンシグラードン、ゲンシカイオーガとの遭遇に必須。 これがないと戦闘が始まらない。作成に時間がかかる。
捕獲用ポケモン 「みねうち」「でんじは」などの技を持つポケモン。 捕獲効率を大幅に向上させ、リセット回数を減らせる。
シンクロ持ちポケモン 狙いたい性格と同じ性格の「シンクロ」特性を持つポケモン。 確率で目的の性格を固定できる(50%)。
各種ボール 捕獲に使うボール。クイックボールやオシャボ(オシャレボール)など。 捕獲後の見た目に影響。リセットの動機にもなる。

専用ドーナツ作成の重要性とレシピ

情報ソースでも触れられていますが、専用ドーナツのレシピはゲーム内で一瞬しか表示されないため、見逃しがちです。これを失敗すると、また材料集めからやり直しになるため、ドーナツ作成前の情報収集とスクリーンショットは必須です。

例えば、ゲンシカイオーガ用の「オメガドーナツ」には「サファイアのような青いシロップ」が必要、つまり「甘さ(スイート)」と「渋さ(ビター)」、そして「爽やかさ(フレッシュ)」のバランスが重要になります。

ドーナツ名 対象ポケモン 主な味の要素(一例) 必要な木の実(例)
オメガドーナツ ゲンシカイオーガ スイート / サワー / フレッシュ リリバのみ、オレンのみ、モモンのみなど
アルファドーナツ ゲンシグラードン スパイシー / ビター / ドライ イバンのみ、ウイのみ、フィラのみなど

レシピは毎回ランダムで要求される可能性もありますが、特定の伝説ポケモンには特定の「テイスト」が要求される傾向が強いです。ドーナツ作成に成功したら、M次元に入る前に必ず準備を整えましょう。

【Step 2】リセット地点の確認と「ひでん」のワザ

伝説ポケモンとの戦闘エリアに到達したら、すぐに戦闘を開始してはいけません。最も安全で効率的なリセットポイントを確認し、手動セーブ(レポート)を行います。

リセットポイントの特定とレポート

  1. M次元の祭壇に到達: 伝説ポケモンがいる専用エリアの最終地点に到達します。
  2. 専用ドーナツを使用: アイテム欄からドーナツを選択し、使用します。この時点ではまだ戦闘は始まりません。
  3. エンカウント前の待機: ドーナツがポケモンを呼び寄せ、画面が切り替わる直前、主人公が操作可能でメニュー画面が開ける状態であれば、それが最も安全なリセットポイントです。
  4. オートセーブOFFの確認: メニュー画面を開き、設定から「オートセーブ」が「OFF」になっていることを再確認します。
  5. 手動セーブ(レポート): ここで「レポート」を手動で書きます。これが厳選の基点となるセーブデータです。

シンクロのポケモンを先頭に置く

狙いたい性格(例えば、カイオーガなら「ひかえめ」や「おくびょう」など)が決まっている場合は、その性格と同じ特性「シンクロ」を持つポケモンを必ずパーティーの先頭に置いておきましょう。 シンクロが発動すれば、**50%の確率で捕獲するポケモンの性格を固定できます。**この一手間で厳選時間を半分近くに短縮できるため、必須のテクニックです。戦闘不能になっていても効果は発動します。

【Step 3】捕獲とステータス確認(個体値の確認方法)

セーブが完了したら、いよいよ伝説ポケモンとの戦闘に挑み、捕獲を行います。

捕獲効率を上げるための戦術

情報ソースでもあった通り、ゲンシカイキした伝説ポケモンとの戦闘は非常にタフです。特にカイオーガは特殊耐久が高く、グラードンは物理耐久が高いなど、弱点を突いても長期戦になりがちです。

  1. HP削り: 「みねうち」や「ころす」など、HPを1残せる技で確実に削ります。
  2. 状態異常: 「でんじは」(まひ)や「ねむりごな」(ねむり)などで状態異常にし、捕獲率を上げます。特に「ねむり」は最も捕獲率が上がるためおすすめです。
  3. ボール選択: クイックボールを初手で投げるのが最も効率的ですが、捕獲にこだわりたい場合は「オシャボ(オシャレボール)」と呼ばれる、見た目の良いボール(例:ネットボール、ダイブボール、ムーンボールなど)を使います。ただし、オシャボは捕獲率が低いため、リセット回数が増えることを覚悟しましょう。

個体値の確認

捕獲後、すぐに個体値を確認します。M次元ラッシュでも、従来のポケモンシリーズと同様に「ジャッジ機能」が解放されているはずです。

  1. ジャッジ機能の活用: ボックス画面でジャッジ機能(例: Xボタンで切り替え)を使い、HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさの6つのステータスが「さいこう!」(V)になっているかを確認します。
  2. 理想個体の基準: 伝説ポケモンは通常、最低でも3V(3つのステータスが「さいこう!」)が保証されています。対戦で求められる「理想個体」の基準は後述しますが、少なくとも「5V」(5つのステータスが「さいこう!」)以上を狙うのが一般的です。

【Step 4】希望個体でなかった場合のリセット方法

個体値チェックで希望の結果が得られなかった場合は、迷わずリセットします。

  1. リセット操作: HOMEボタンを押し、ゲームを終了します。
  2. 再起動: ゲームを再起動し、ロード画面で「レポート」から再開します。
  3. 繰り返しの実行: セーブしたリセットポイント(ドーナツ使用直前)から再開されるため、再度シンクロのポケモンを先頭にし、戦闘・捕獲・チェックのサイクルを繰り返します。

このリセットマラソン(リセマラ)こそが、厳選作業の核となります。根気が必要な作業ですが、理想の個体が手に入った時の喜びは格別です。

【応用編】シンクロのポケモンの活用と準備

シンクロ特性の活用は厳選効率化のキモです。

厳選で人気な性格のシンクロ要員

伝説ポケモンは特殊型(カイオーガ、ゼラオラなど)と物理型(グラードン、レックウザなど)が混在するため、主に以下の4種類の性格シンクロ要員を用意しておくと便利です。

目的の型 性格 シンクロ要員(例)
特殊アタッカー ひかえめ (とくこう↑ こうげき↓) ラルトス、ケーシィ、ムンナなど
素早い特殊アタッカー おくびょう (すばやさ↑ こうげき↓) ラルトス、ケーシィ、ムンナなど
物理アタッカー いじっぱり (こうげき↑ とくこう↓) ラルトス、ケーシィ、ムンナなど
素早い物理アタッカー ようき (すばやさ↑ とくこう↓) ラルトス、ケーシィ、ムンナなど

シンクロ要員の捕獲場所

これらのシンクロ特性を持つポケモンは、M次元ラッシュの特定のフィールドや、本編の各地の草むらで容易に見つけられます。最低でも上記4種類はボックスに用意しておくと、どの伝説ポケモンを相手にする場合でも即座に対応が可能です。

厳選対象ポケモン別!抑えておくべきポイントと理想個体

M次元ラッシュで特に厳選需要が高い、4体の伝説・幻のポケモンについて、それぞれの特徴と理想的な個体値の振り方(理想個体)を解説します。彼らは単なる高ステータスのポケモンではなく、ゲンシカイキやメガシンカによって戦術が大きく変わるため、厳選対象も細かく設定する必要があります。

ゲンシグラードン・ゲンシカイオーガの厳選ポイント

この2体は、M次元ラッシュの目玉とも言える存在です。彼らは「あいいろのたま」「べにいろのたま」を持たせることで、戦闘中に「ゲンシカイキ」を発動し、専用の強力な特性を得ます。

ゲンシカイオーガ(特殊アタッカー)

  • 役割: 特殊アタッカー
  • 特性: はじまりのうみ(天候を「おおあめ」にし、ほのおタイプの技を無効化)
  • 理想個体値:
    • 5V(めざめるパワー除く): HP/防御/特攻/特防/素早さが「さいこう!」
    • 0V(攻撃): 攻撃が「ダメかも」または「きたえられない」
  • 推奨性格:
    1. ひかえめ: 特攻↑ 攻撃↓(最も火力を重視する場合)
    2. おくびょう: 素早さ↑ 攻撃↓(素早さで相手を上回りたい場合)
  • 厳選の目標:
    • 通常時でも高い特殊火力を誇りますが、攻撃の個体値は下げて、相手からの「イカサマ」や自分の混乱ダメージを減らすのが理想です。(A0厳選)

ゲンシグラードン(物理アタッカー or 二刀流)

  • 役割: 物理アタッカー、または特殊技も扱う二刀流
  • 特性: おわりのだいち(天候を「ひざしがとてもつよい」にし、みずタイプの技を無効化)
  • 理想個体値:
    • 5V(めざめるパワー除く): HP/攻撃/防御/特防/素早さが「さいこう!」
    • 0V(特攻): 特攻が「ダメかも」または「きたえられない」(純粋な物理型の場合)
  • 推奨性格:
    1. いじっぱり: 攻撃↑ 特攻↓(物理火力を最大化する場合)
    2. ゆうかん: 攻撃↑ 素早さ↓(「トリックルーム」戦術を使う場合)
  • 厳選の目標:
    • ゲンシグラードンは「だんがいのつるぎ」(物理)だけでなく、「ふんか」(特殊)も強力なため、物理型か特殊型かによって、A0(攻撃0)かC0(特攻0)を狙うかが変わります。純粋な物理型ならC0、二刀流なら6V(すべて「さいこう!」)を目指します。

メガレックウザの厳選ポイント

メガレックウザは、M次元ラッシュにおいてもその圧倒的な強さを誇ります。このポケモンは専用のメガストーンではなく、特定の技(ガリョウテンセイ)を覚えている状態で「M次元ラッシュ」をクリアした証を持つことでメガシンカできるとされています。

  • 役割: 両刀アタッカー、抜き性能の高いストッパー
  • 特性: デルタストリーム(天候を「らんきりゅう」にし、弱点技のダメージを軽減)
  • 理想個体値:
    • 6V: HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早さすべてが「さいこう!」
  • 推奨性格:
    1. ようき: 素早さ↑ 特攻↓(最も一般的で、高速アタッカーとして運用する場合)
    2. むじゃき: 素早さ↑ 特防↓(両刀として使用し、特防の低下を許容する場合)
    3. いじっぱり: 攻撃↑ 特攻↓(純粋な物理アタッカーとして運用する場合)
  • 厳選の目標:
    • レックウザは物理技(ガリョウテンセイ、げきりん)と特殊技(りゅうせいぐん、かえんほうしゃ)を両方強力に扱えるため、「6V」を狙う価値が非常に高いです。他のポケモンよりもリセット回数が増える可能性がありますが、その労力に見合うだけの性能を誇ります。

メガゼラオラの厳選ポイントと特性

幻のポケモンであるゼラオラに「M次元ラッシュ」でメガシンカが追加されたという情報は、多くのトレーナーの関心を集めています。ゼラオラは元々超高速のアタッカーであるため、メガシンカによりその性能はさらにピーキーになることが予想されます。

  • 役割: 高速物理アタッカー、抜きエース
  • 特性(メガシンカ後): 予測:ターボチャージ(素早さが高いほど電気技の威力が上がる)など、素早さを活かす特性が濃厚。
  • 理想個体値:
    • 5V(特攻除く): HP/攻撃/防御/特防/素早さが「さいこう!」
    • 0V(特攻): 特攻が「ダメかも」または「きたえられない」
  • 推奨性格:
    1. ようき: 素早さ↑ 特攻↓(高速物理アタッカーとして最適)
    2. いじっぱり: 攻撃↑ 特攻↓(素早さは十分なので火力を優先する場合)
  • 厳選の目標:
    • ゼラオラは物理技を中心とするため、特攻(C)は不要です。A0(特攻0)を狙いつつ、素早さ(S)と攻撃(A)がVである個体を厳選しましょう。

M次元ラッシュの「厳選」を深掘り!個体値・努力値の基礎知識

厳選は単に「さいこう!」の個体値を集める作業ではありません。その背後にある「個体値(IVs)」と「努力値(EVs)」の仕組みを理解することで、より効率的かつ戦術に合わせた理想のポケモンを育成することができます。ここでは、厳選初心者の方や知識を整理したい方向けに、この二つの要素を解説します。

個体値(IVs)とは?対戦における重要性

個体値(Individual Values: IVs)とは、ポケモンが生まれた時や遭遇した時にランダムで決定される、そのポケモンが持つ「生まれながらの才能」を数値化したものです。

個体値の基本仕様

  • 数値範囲: 各ステータス(HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さ)ごとに0~31の値で決定されます。
  • ジャッジ表示:
    • 31(最大値): 「さいこう!」(V)
    • 0(最小値): 「ダメかも」(0V)
  • ステータスへの影響: 個体値の1の違いは、レベル100の時にそのステータスに1の違いをもたらします。例えば、素早さが31(V)の個体と30の個体では、レベル100で素早さが1異なります。このわずかな差が、対戦における「先手/後手」を決定づけるため、非常に重要視されます。

伝説ポケモンの個体値保証

M次元ラッシュの伝説・幻のポケモンも、従来の固定シンボルと同じく、最低3箇所の個体値が「さいこう!」(V)で保証されています。 つまり、リセットマラソンでは残り3箇所のV、または不要なステータスの0Vを狙うことになります。3V保証があることで、厳選の難易度は比較的低くなっています。

努力値(EVs)とは?効率的な振り方

努力値(Effort Values: EVs)とは、ポケモンがバトルに勝利したり、特定のアイテムを使用したりすることで獲得できる「後天的な成長ポイント」です。

努力値の基本仕様

  • 努力値の上限: 1体のポケモンが持てる努力値の合計は「510」です。
  • ステータスへの影響: 努力値「4」ごとに、レベル100でそのステータスが「1」上昇します。
  • 1ステータスの最大値: 1つのステータスに振れる努力値の最大値は「252」です。

対戦では、この「252」を特定のステータスに割り振り、合計504ポイントを振り切り、残りの6ポイントを別のステータスに振る、というのが基本的な振り方です。これを**「ぶっぱ」**と呼びます。

努力値の振り方 獲得上昇値(Lv.100時) 振り方(例)
4ポイント +1 HPに4ポイント振る
252ポイント(最大) +63 攻撃に252ポイント振る
510ポイント(合計最大) 127 (+127) 252 + 252 + 6 の割り振り

効率的な努力値の振り方(M次元ラッシュ後)

厳選が完了し、理想個体を手に入れたら、次に努力値を振ります。M次元ラッシュ後のおすすめの振り方は以下の通りです。

  1. ドーピングアイテムの使用:
    • タウリン(攻撃+10)、ブロムヘキシン(特攻+10)などのアイテムを1個につき10ポイント振り、26個使うことで252ポイント(250+2、ただし最大値は252)まで振れます。
    • これは最も簡単で時間のかからない方法です。
  2. 特定のポケモンとのバトル:
    • 特定のポケモンを倒すと、そのポケモンに応じた努力値がもらえます(例: コイキングを倒すと素早さ+1)。
    • 「ポケルス」や「きょうせいギプス」などのアイテムを併用することで、獲得できる努力値を増やし、効率的に振ることが可能です。
  3. M次元内での施設利用:
    • M次元ラッシュ内の特定の訓練施設(ジムなど)でミニゲームやバトルを行うことで、努力値を獲得できる施設が用意されている場合もあります。

理想個体とは?主要な対戦環境での理想設定

「理想個体」とは、対戦で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、性格、個体値、努力値が最適化されたポケモンのことを指します。

ゲンシカイオーガの理想個体(例)

要素 設定 理由
性格 ひかえめ(特攻↑ 攻撃↓) 高い特殊火力をさらに伸ばすため。
個体値 A0-5V(31-0-31-31-31-31) 攻撃技を使わないため、攻撃を最低にしてデメリットを軽減。
努力値 HP252 / 特攻252 / 防御4 HPと特攻を最大にし、残りを耐久に振ることで安定性を確保。

厳選にかかる時間と心構え(効率化のコツ)

伝説ポケモンの厳選は、捕獲率の低さ個体値の抽選の二重の壁があります。

  • 平均時間(シンクロ込み): 理想の5V個体を狙う場合、シンクロが発動しても平均して10回~30回のリセットが必要になることが多いです。
  • オシャボ厳選の場合: 捕獲に失敗するたびにリセットが必要になるため、さらに時間がかかります。人気の高いムーンボールやラブラブボールでの厳選は、数時間から半日かかることも珍しくありません。

心構え: 厳選は集中力が必要です。音楽を聴きながら、映画や動画を見ながらなど、「ながら作業」を導入することで、精神的な負担を減らし、長期戦に備えましょう。

厳選を有利に進めるための必須準備と補足情報

ここからは、リセットマラソンを始める前に絶対に確認しておくべき、より実戦的な準備と、M次元ラッシュならではの戦闘対策について解説します。

専用ドーナツの確実なレシピ入手方法(スクリーンショット推奨)

前述したように、ドーナツのレシピ情報は一度しか表示されない可能性が高く、レシピをメモし損ねると、またM次元の入口からやり直しになりかねません。

確実なレシピ保存法:

  1. システム機能を利用: Nintendo Switchの場合、LボタンとRボタンを同時に押すことでスクリーンショットを撮影できます。
  2. 表示直後に撮影: NPCがレシピのヒント(「フレッシュ370」「サワー210」などの数値や味の傾向)を話した直後、画面が切り替わる前に素早く撮影します。
  3. レシピの構造を理解:
    • ドーナツのレシピは、複数の木の実に含まれる「味の数値」(辛味、渋味、酸味、苦味、甘味)を特定の合計値に近づけるパズルのようなものです。
    • 特に「異次元リリバのみ」のように、複数の味の要素を併せ持つ木の実を効率的に使用することが、作成の鍵となります。

捕獲用ポケモン(みねうち・でんじは)の準備

厳選は捕獲が成功するたびに個体値を確認するため、捕獲率を上げることがそのまま厳選効率の向上に直結します。

技/特性 効果 おすすめのポケモン(例) 備考
みねうち 相手のHPを必ず1残す エルレイド、カモネギ、ダーテングなど 伝説ポケモンのHPを一気に削る主力技。
でんじは 相手を「まひ」状態にする ライチュウ、レントラー、デンリュウなど 捕獲率を1.5倍にし、素早さを半減させる。
きのこのほうし 相手を「ねむり」状態にする パラセクト、モロバレル、マシェードなど 捕獲率を2.5倍にする最高の状態異常技。

これらの技を覚えた、レベル100に近いポケモンを必ずパーティーに編成しましょう。特に「ねむり」を付与できるポケモンを用意できると、捕獲が格段に楽になります。

M次元ラッシュの戦闘難易度に対する対策

情報ソースのレビューでも触れられていますが、M次元ラッシュの伝説ポケモン戦は非常に手ごわく、通常のストーリークリア後のレベルでは苦戦を強いられます。

ゲンシカイキの第2形態への対策

  • 第1形態: カイオーガ、グラードンはまず通常形態で戦闘が始まります。この時点で「みねうち」などでHPを削りすぎないよう注意が必要です。
  • 第2形態(ゲンシカイキ): 倒すとすぐにゲンシカイキし、HPが全回復した状態で第2形態との戦闘になります。ここで、第1形態を倒した時点で控えポケモンが瀕死になっていないことが重要です。
  • 特性対策: ゲンシカイオーガの「はじまりのうみ」で炎技が無効、ゲンシグラードンの「おわりのだいち」で水技が無効になります。この特性を理解し、パーティから該当するタイプの技を外しておくか、他の対策を用意しましょう。

特に、シビルドンのように特定のタイプ(電気)で効果抜群を狙おうとしても、相手の耐久力や強力な攻撃(根源の波動など)で簡単に倒されてしまうリスクがあります。必ず回復アイテムと「げんきのかけら」を大量に持ち込み、長期戦に備えるべきです。

捕獲ボールへのこだわり(オシャボ厳選)

厳選のモチベーションを維持する上で、捕獲ボールの見た目(通称:オシャボ)は非常に重要です。

伝説ポケモンと相性の良いオシャボ

捕獲ポケモン おすすめボール 理由
ゲンシカイオーガ ダイブボール、ネットボール 海、水、青色といったイメージにマッチ。
ゲンシグラードン プレミアボール、スピードボール 炎、大地の色合いや、素早さのイメージにマッチ。
メガレックウザ ウルトラボール、フレンドボール 宇宙的な存在感や、緑色とのコントラスト。
メガゼラオラ スピードボール、ウルトラボール 高速移動のイメージや、珍しい幻ポケモンという特別感。

捕獲率よりも見た目を優先する「オシャボ厳選」は、リセット回数を増やす要因となりますが、手に入れた時の達成感とコレクションの喜びは格別です。マスターボールはいつでも捕獲できますが、あえて使用しないのが厳選トレーナーの美学と言えるでしょう。

M次元ラッシュクリア後のやりこみ要素と未来

伝説・幻のポケモンの厳選が終わっても、『M次元ラッシュ』の楽しみは終わりません。厳選した最強のポケモンたちを活躍させるための、クリア後のやりこみ要素と、今後のシリーズの展望について考察します。

伝説・幻のポケモンを活躍させる対戦環境の考察

厳選したばかりのゲンシグラードンやメガレックウザは、そのまま通常のインターネット対戦(ランクマッチなど)で使用できるとは限りません。

「禁伝枠」のルール

多くのポケモン対戦のレギュレーションでは、これらの強力な伝説・幻のポケモンを「禁止伝説」(略して「禁伝」)として分類し、使用できるルールを限定しています。

  • 通常のランクマッチ: ほぼ使用禁止。
  • 特定の公式レギュレーション: 1パーティに1体、または2体まで使用可能、といった特殊なルールが設けられることがあります。

M次元ラッシュで厳選したポケモンを無駄にしないためにも、常に最新の対戦レギュレーションを確認し、活躍できる場所を探しましょう。特に、ダブルバトル(2対2)では、ゲンシカイオーガとゲンシグラードンが「ゲンシカイキ」で天候を書き換え合う「ゲンシグラカイ」コンビが猛威を振るう可能性があります。

ポケモンホーム連携の可能性と過去作個体の持ち込み

『M次元ラッシュ』で捕獲したポケモンは、任天堂のクラウドサービス「ポケモンホーム」を通じて、将来的に他の最新作へ連れて行ける可能性があります。

ポケモンホームを利用するメリット

  1. 個体値の引き継ぎ: 厳選した個体値はそのまま引き継がれます。M次元ラッシュで完璧な個体を捕獲しておけば、未来の最新作でも即戦力として利用できます。
  2. 過去作個体の活用: 逆に、過去作で厳選した「ゼラオラ」などの幻のポケモンをM次元ラッシュに持ち込み、そこでメガシンカの権利や特別なイベントフラグを立てる、といった連動要素が追加される可能性も考えられます。

M次元ラッシュは、過去の伝説・幻のポケモンに新たな力(ゲンシカイキ、メガシンカ)を与えるための「ハブ」のような役割を担っていると考えるのが自然です。厳選作業は、未来の対戦環境への投資とも言えます。

ユーザーが次に注目すべきM次元ラッシュの追加要素

多くのプレイヤーは厳選作業に没頭しますが、M次元ラッシュには他にも注目すべき深いやりこみ要素が存在します。

1. M次元独自のアイテム厳選

伝説ポケモンは「あいいろのたま」や「べにいろのたま」といった専用の持ち物を持たせることが重要ですが、M次元ラッシュではこれら以外にも、対戦で強力な効果を発揮する「M次元限定アイテム」が追加されている可能性があります。

  • 例: 特定の技の威力を永続的に上げる「M次元メダル」、特定のタイプへの耐性を強化する「古代のバッジ」など。
  • アイテムの厳選: これらのアイテムがランダムドロップである場合、ポケモン本体の厳選と並行して、アイテムの厳選(ドロップマラソン)も行う必要があります。

2. M次元バトルリーグ(高難易度コンテンツ)

伝説ポケモンを捕獲した後、その強さを試すためのエンドコンテンツとして、**「M次元バトルリーグ」**のような高難易度のトーナメントが実装されると予想されます。

  • 参加条件: 厳選・育成が完了した伝説・幻のポケモンが必須。
  • 報酬: 勝利することで、貴重な努力値アイテムや、ポケモンの個体値を最大にする「ぎんのおうかん」「きんのおうかん」が手に入ると考えられます。
  • 育成の終着点: M次元バトルリーグの全制覇は、厳選・育成を極めたトレーナーにとって、一つの到達点となるでしょう。

3. 色違い厳選の可能性

最後に、M次元ラッシュにおける色違い厳選の可能性についても触れておきます。

  • 固定シンボルの色違い: 従来のポケモンシリーズでは、伝説・幻のポケモンは色違いが出現しないように設定されていることが多かったですが、近年は一部の作品で解禁される傾向にあります。
  • M次元ラッシュの仕様: 現時点(ゲーム発売初期)では、M次元ラッシュの伝説ポケモンは色違いが出ない可能性が高いです。しかし、今後のアップデートやイベントで解禁されることも十分に考えられます。
  • 注意点: 色違いが解禁された場合、その出現確率は通常の約1/4096(または「ひかるおまもり」で約1/1365)となります。リセット回数は文字通り「数千回」に及ぶため、**厳選の難易度は跳ね上がります。**色違いを狙う場合は、途方もない覚悟が必要です。

まとめ

本レビューでは、『M次元ラッシュ』で多くのトレーナーが抱える、伝説・幻のポケモン(ゲンシグラードン、ゲンシカイオーガ、メガゼラオラ、メガレックウザなど)の「厳選」に関する疑問を、私の徹底的なやりこみ経験に基づいて詳細に解説してきました。

懸念されていたオートセーブ機能についても、**「オートセーブをOFFにし、戦闘前の安全な地点で手動セーブ(レポート)を行う」**ことで、リセットマラソン(リセマラ)による厳選が可能であるという結論を導き出しました。

M次元ラッシュの戦闘難易度は非常に高く、ドーナツ作成や戦闘対策など、厳選に入る前の準備に多くの労力が必要ですが、この記事で解説した「シンクロの活用」「捕獲用ポケモンの準備」といった効率化のコツを実践すれば、必ず理想の個体を手に入れることができるはずです。

厳選を終えた後も、M次元バトルリーグや将来のポケモンホーム連携など、やりこみ要素は尽きません。ぜひこの記事を参考に、最高の相棒ポケモンを捕獲し、M次元ラッシュの世界を究めてください。

フォローよろしくお願いします。

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