編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられている質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、待望のDLCコンテンツ「M次元ラッシュ」における、効率的なオヤブン個体の色違い厳選方法が気になっていると思います。特に、新たに追加された「ドーナツ」という要素がどのように厳選に関わってくるのか、そして貴重なアイテムを無駄にしないためのリセット方法は存在するのか、といった点に注目しているのではないでしょうか。
本記事では、私が実際にプレイして検証した結果に基づき、「異次元のタンガのみ」を使用したドーナツ作成から、バックアップ機能を活用した無限リセマラの手順までを余すことなく徹底解説します。
この記事を読み終える頃には、M次元ラッシュにおけるオヤブン色違い厳選の疑問が解決しているはずです。
- 異次元のタンガのみを8個集めて準備を整える
- ポケモンセンターでのバックアップ機能を活用する
- ホテルZで「暗者のドーナツ」を作成しパワーを厳選する
- 狙ったパワーが出なければコマンド入力でリセットする
それでは解説していきます。
M次元ラッシュにおけるオヤブン色違い厳選の革新と重要性
これまでのシリーズを通して、色違いポケモンの厳選はトレーナーにとってのエンドコンテンツであり、果てしない時間と根気を要する作業でした。しかし、今回「ポケモンZA」の拡張コンテンツである「M次元ラッシュ」で導入された新たなシステムは、その常識を覆す可能性を秘めています。それが「ドーナツ」を活用した厳選方法です。
従来の厳選方法との決定的な違い
従来、オヤブン個体(Alpha Pokemon)の色違いを狙う場合、フィールドをひたすら探索するか、大量発生を待つという受動的なプレイスタイルが主流でした。運の要素が非常に強く、狙ったポケモンのオヤブン色違いに出会う確率は天文学的な数字になることも珍しくありませんでした。
しかし、今回紹介する方法では、アイテムを使用することで能動的に「色違い出現率(輝きパワー)」と「オヤブン出現率(親分パワー)」を同時に引き上げることが可能です。これは、単なる確率の底上げではなく、プレイヤーが意図的に「当たり」の状況を作り出せるという点で画期的です。
なぜ「ドーナツ」が鍵を握るのか
今作の舞台であるミアレシティ周辺やM次元エリアでは、料理システムが重要な役割を果たしています。中でも「暗者のドーナツ」は、特定の素材を組み合わせることで特殊なパワーを発現させます。このパワーには「輝きパワー(色違い確率アップ)」、「デカデカパワー(サイズアップ)」、そして「親分パワー(オヤブン化確率アップ)」が含まれており、これらを同時に発動させることが今回の厳選の核となります。
本記事で紹介するメソッドのメリット
私がこの方法を強く推奨する理由は、単に確率が上がるからだけではありません。最大のメリットは「リソースの節約」と「時間の短縮」が両立できる点にあります。
通常、貴重なきのみや素材を消費して料理を作る場合、失敗(狙ったパワーが出ないこと)は素材の喪失を意味します。しかし、今回発見されたバックアップ機能を活用したリセット方法(通称:バックアップリセマラ)を駆使することで、素材を一切減らすことなく、理想のパワーが出るまで何度でもドーナツを作り直すことが可能になります。これは、忙しい現代のゲーマーにとって最強のテクニックと言えるでしょう。
ドーナツ厳選の準備:異次元のタンガのみの収集戦略
厳選を始める前に、絶対に欠かせない準備があります。それが、ドーナツのメイン食材となる「異次元のタンガのみ」の収集です。このアイテムは通常のショップでは購入できず、M次元ラッシュ特有のフィールドギミックやレイドバトル報酬で入手する必要があります。
異次元のタンガのみとは何か
「異次元のタンガのみ」は、M次元空間の影響を受けた特殊なきのみです。通常のタンガのみとは異なり、紫色に怪しく発光しているのが特徴で、これを料理に使用することで時空の歪みに干渉し、出現するポケモンの質(色やサイズ)を変化させる効果があると言われています。
このきのみは非常にレア度が高く、無闇に使ってしまうと再入手には相応の労力を要します。だからこそ、後述するリセマラ方法が重要になってくるのですが、まずは最低限必要となる「8個」を集めることから始めましょう。なぜ8個なのかというと、ドーナツ作成において最も効果が高い投入数が8個だからです。
効率的な収集ルートと星4レイドの活用
私のプレイ経験から導き出した、最も効率的に「異次元のタンガのみ」を集める方法は、マップ上に出現する「星4」以上のポケモンが出現するポイント(レイドや特殊シンボル)を周回することです。
星4ポイントを狙うべき理由
マップを確認すると、ポケモンのアイコンと共に星の数が表示されている場所があります。
- 星2〜3: 初級・中級者向け。報酬は少なめ。
- 星4: 上級者向け。報酬として「異次元のタンガのみ」が2個程度ドロップすることが多い。また、高値で売れる「金のボール」も入手できる可能性がある。
- 星5: 最高難易度。報酬は豪華だが、攻略に時間がかかる場合がある。
時間対効果(タイパ)を考えると、星4のポイントを重点的に回るのがベストです。「金のボール」を集めるついでにきのみが集まる、という感覚で周回するのが精神衛生上も良いでしょう。もちろん、腕に自信がある方は星5に挑んでも構いませんが、回転率を重視するなら星4が安定します。
マップ情報の更新テクニック:ベンチリセット
「マップを見たけれど、星4のポイントが出ていない」「欲しいポケモンのレイドがない」という壁にぶつかることもあるでしょう。そんな時に使える裏技が「ベンチでの休息」によるマップリセットです。
ベンチリセットの具体的な手順
- 街中やフィールドにある「ベンチ」を探します。
- ベンチに座り、「休む」を選択して時間を経過させます。
- 画面が暗転し、時間が経過した後、再度マップを開きます。
- すると、レイドや出現ポケモンの情報が更新(リセット)されています。
この挙動を利用することで、星4のポイントが出現するまで、あるいは自分が狙いやすいポケモンが出現するまで、ひたすらベンチで時間を送ることが可能です。
注意点:ストーリー進行度の影響
もし、何度ベンチで休んでも星4以上のレイドが出現しない場合は、ストーリーの進行度が不足している可能性があります。M次元ラッシュのコンテンツは、ある程度メインストーリーを進めることで解放される要素が多いため、まずはシナリオを進めて高難易度コンテンツを解放することを目指してください。
この「ベンチリセット」と「星4周回」を組み合わせることで、厳選のスタートラインである「異次元のタンガのみ×8個」は比較的短時間で集まるはずです。8個集まったら、いよいよ本番の厳選作業に移ります。
【実践編】バックアップ機能を活用したドーナツ作成フロー
ここからは、実際にドーナツを作成し、色違いオヤブン厳選を行うための具体的な手順を解説します。この工程には少し特殊な操作(バックアップのロード)が含まれるため、手順を間違えないように注意してください。
前提知識:バックアップセーブとは
このゲームには、通常のレポート(セーブ)とは別に、特定のタイミングで自動的に作成される「バックアップデータ」が存在します。通常、ゲームを再開する際は最新のオートセーブや手動セーブから始まりますが、特殊なコマンド入力を行うことで、この「一つ前のバックアップデータ」からゲームを開始することができます。
今回の厳選法は、この仕組みを逆手に取り、「素材を消費する前の状態」に戻ることで、理想の結果が出るまで料理をやり直すというものです。
手順1:起点となるセーブデータの作成
まずはリセットの戻り先となる地点を作ります。
- 場所の選定: ドーナツを作成できる「ホテルZ」に近いポケモンセンターへ移動します。おすすめは「ベール」地区のポケモンセンターです。ホテルZへのアクセスが良く、移動時間を短縮できます。
- 回復によるセーブ: ポケモンセンターの受付に話しかけ、「休ませる(回復)」を選択します。
- 重要: たとえポケモンの体力が満タンであっても、必ず回復を行ってください。この「ポケモンセンターを利用した瞬間」に、システム内部でバックアップデータが作成されるからです。
- 確認: 回復が終わったら、準備完了です。この時点であなたのバックアップデータは「ベールのポケモンセンター前」に固定されました。
手順2:ホテルZでの「暗者のドーナツ」作成
次に、実際にアイテムを使ってドーナツを作ります。
- 移動: ポケモンセンターからホテルZへ向かいます。
- 調理開始: ホテルZ内のキッチン(または調理担当NPC)にアクセスし、「暗者のドーナツ」の作成を選択します。
- 素材投入: ここで先ほど集めた「異次元のタンガのみ」を投入します。
- 投入数: 8個
- 必ず同じ種類のきのみ(異次元のタンガのみ)を8個入れてください。他の素材を混ぜると結果が変わってしまいます。
- 調理実行: 調理を開始し、完成を待ちます。
手順3:発動パワーの確認と選別
ドーナツが完成すると、発動したパワーの効果が表示されます。ここで運命の分かれ道です。
狙うべき理想のパワー構成
- 必須: 輝きパワー(タイプ一致)
- あなたが狙っているポケモンのタイプに対応した輝きパワーが出ているか確認します。
- 必須: 親分パワー または デカデカパワー Lv.3
- オヤブン個体を狙う場合、「親分パワー」がベストですが、「デカデカパワー」の高レベルもオヤブン出現率に寄与する場合があります(検証中ですが、親分パワーが明確に出るならそれが一番です)。
リセット判断基準
表示されたパワーが以下のような場合は「ハズレ」です。
- 狙っているタイプと違う輝きパワーが出た。
- 輝きパワーは出たが、親分パワー(デカデカパワー)が付かなかった。
- 「ちびちびパワー」などの不要な効果が付いた。
ハズレの場合は、貴重なきのみを消費したくないため、即座にリセットを行います。
手順4:特殊コマンドによるバックアップロード
ここが最重要ポイントです。通常のリセット(ゲーム終了→再開)では、オートセーブが機能してしまい、きのみを消費した後の状態から始まってしまうリスクがあります。必ず以下の手順で復帰してください。
- ゲーム終了: Switchのホームボタンを押し、ソフトを終了(Xボタン)します。
- 再起動: 再度ゲームソフトを起動します。
- タイトル画面でのコマンド入力:
- タイトル画面が表示されたら、以下のボタンを同時押しします。
- 【 Xボタン + Bボタン + 十字キーの上(↑) 】
- 確認画面: 入力が成功すると、「バックアップデータをロードしますか?」という旨の特殊なメッセージが表示されます。
- ロード実行: 「はい(バックアップで始める)」を選択します。
手順5:ループの継続
バックアップデータをロードすると、あなたは「手順1」で行った「ベールのポケモンセンターで回復した直後」の状態に戻っています。
- アイテム確認: バッグを開いてみてください。「異次元のタンガのみ」が使わずに残っているはずです。
- 再トライ: 再びホテルZへ向かい、ドーナツを作成します。
- 結果の変化: 不思議なことに、同じレシピで作っても、前回とは違うパワー結果が出ることがあります。これは内部乱数が変動しているためです。
この「回復(バックアップ作成)→調理→確認→特殊リセット」のサイクルを、理想のパワーが出るまで繰り返します。これがドーナツ厳選の全容です。
ドーナツの効果とパワーの仕組みを徹底解剖
ここでは、なぜこの厳選方法が有効なのか、ドーナツから発現するパワーの仕組みについて、より深く解説します。ゲーム内の数値を解析したわけではありませんが、多くの検証結果から見えてきた法則性があります。
パワーのランダム性と固定枠
「暗者のドーナツ」に「異次元のタンガのみ」を8個入れた場合、発動するパワーには一定の傾向があります。
- 上段(1枠目):輝きパワー
- ここはほぼ「輝きパワー」で固定される傾向にあります。ただし、対象となる「タイプ」はランダムです。炎、水、草、ドラゴンなど、どのタイプが選ばれるかは運次第です。
- 下段(2枠目):サイズ・形態補正パワー
- ここがオヤブン厳選の肝です。以下のいずれかが抽選されます。
- デカデカパワー: ポケモンのサイズが大きくなりやすくなる。Lv3などの高レベルだとオヤブン化もしやすい。
- 親分パワー: 明確にオヤブン個体の出現率を上げる(大当たり)。
- ちびちびパワー: サイズが小さくなる(最小証狙いなら当たりだが、オヤブン狙いなら大ハズレ)。
- ここがオヤブン厳選の肝です。以下のいずれかが抽選されます。
厳選ターゲットに合わせたパワー選定
例えば、あなたが「色違いのオヤブン・ガブリアス」を狙っているとします。ガブリアスは「ドラゴン / じめん」タイプです。
この場合、狙うべき理想のドーナツ効果は以下のようになります。
- パターンA: 輝きパワー:ドラゴン + 親分パワー
- パターンB: 輝きパワー:じめん + 親分パワー
もし「輝きパワー:ほのお」が出てしまったら、ガブリアスの色違い確率は上がりません。また、「輝きパワー:ドラゴン」が出ても、下が「ちびちびパワー」であればオヤブンは出にくくなります。
このように、「タイプ」と「サイズ補正」の2つの要素が噛み合った瞬間を狙い撃ちできるのが、このリセマラ方法の真髄です。通常の料理では素材が尽きてしまいますが、バックアップロードなら無限に試行錯誤できるのです。
親分パワーが出にくい場合の妥協点
数十分リセマラしても「親分パワー」と「狙ったタイプ」がセットで出ないこともあります。その場合の妥協ラインとして「デカデカパワー Lv.3」を採用するのも一つの手です。
過去作の仕様を鑑みると、デカデカパワーが高い状態では、最大サイズに近い個体が出やすくなり、結果としてオヤブン判定を引く確率も上がっている体感があります。完璧を求めすぎて疲れてしまうよりは、ある程度良い条件が出たら妥協してフィールドに出るのも、精神衛生上重要です。
厳選効率を最大化するための事前知識とテクニック
リセマラの手順自体は単純ですが、その効率をさらに高めるための細かいテクニックや知識を紹介します。
移動時間の短縮と拠点選び
リセマラの1サイクルにかかる時間は、「ロード時間」+「移動時間」+「調理演出」で構成されています。ロード時間と演出はカットできませんが、移動時間は短縮可能です。
私が「ベールのポケモンセンター」を推奨するのは、ホテルZへの動線がシンプルで近いからです。もし、他のエリアにもっとキッチンに近いポケモンセンターがあればそちらを利用しても構いませんが、現状ではベール地区が最適解の一つでしょう。ライドポケモンを使って最短距離を走る練習をしておくと、1回あたり数秒の短縮になり、繰り返すうちに大きな差となります。
オートセーブの罠に注意
設定で「おまかせレポート(オートセーブ)」をONにしている場合でも、このバックアップリセット法は機能します。なぜなら、バックアップデータは通常のオートセーブとは別枠で管理されているからです。
しかし、念には念を入れるなら、厳選作業に入る前に設定でオートセーブをOFFにしておき、手動レポート(通常のセーブ)もこまめに行う癖をつけておくと安心です。特に、色違いオヤブンを捕まえた直後は、興奮してセーブを忘れがちです。必ず手動でレポートを書きましょう。
狙ったパワーが出た後の行動
理想のドーナツが完成し、食べた後は効果時間がスタートします。この時間は有限(通常30分程度)です。
- 即座に移動: 目的のポケモンが出現するエリアへファストトラベルします。
- 出現確認: 対象エリアを巡回し、オヤブン個体を探します。
- 再抽選: シンボルエンカウント方式の場合、一度表示されたポケモンが色違いでなければ、一定距離離れてデスポーン(消滅)させ、再度近づいて再ポップさせることで色違い判定を再試行できます。
- 遭遇: もし時間内に色違いが出なかった場合は?
- ここでもリセットが使えます。料理を食べた直後(効果発動中)に通常のレポートを書いていれば、そこから再開できます。
- ただし、料理の効果時間が経過しきってしまった場合は、また最初(タンガのみ8個の状態)に戻ってドーナツ作りからやり直すのが、アイテム消費を防ぐ意味では安全です。
各タイプ別!おすすめのオヤブン色違い厳選ターゲット
M次元ラッシュの世界には魅力的なポケモンが多数生息しています。ここでは、ドーナツ厳選で特に狙いたいおすすめのポケモンと、その際に狙うべきパワーの組み合わせを例として挙げます。
1. 破壊の化身:ガブリアス(ドラゴン / じめん)
- 狙うパワー: 輝きパワー(じめん) & 親分パワー
- 理由: じめんタイプで絞ることで、競合する他のドラゴンタイプを排除しやすくなります。M次元エリアの荒地バイオームではじめんタイプが多く出現しますが、ガブリアスの圧倒的な存在感(特にオヤブン個体)は別格です。色違いの少し濃い配色は、玄人好みの渋さがあります。
2. 進化の輝き:白竜(ハクリュー)(ドラゴン)
- 狙うパワー: 輝きパワー(ドラゴン) & 親分パワー
- 理由: ピンク色の優雅な色違いハクリューが、巨大なオヤブンサイズで浮遊している姿は圧巻です。カイリューに進化させずに、あえてハクリューのままで愛でるトレーナーも多い人気の厳選対象です。水辺エリアでの出現が確認されています。
3. 古代の響き:モトトカゲ(ドラゴン / ノーマル)
- 狙うパワー: 輝きパワー(ノーマル) & 親分パワー
- 理由: パルデア地方とは異なる環境で生きるモトトカゲ。ライドポケモンとしてのイメージが強いですが、オヤブン個体としてバトルに出すとその素早さとサポート性能が光ります。ノーマルタイプで厳選することで、ドラゴンタイプの競合を避ける戦略が有効です。
4. 序盤の相棒:ポカブ(ほのお)
- 狙うパワー: 輝きパワー(ほのお) & 親分パワー
- 理由: 過去作の御三家ポケモンも野生出現するのが今作の魅力。特にポカブの最終進化系エンブオーのオヤブン色違いは、青い炎を纏っているかのような(実際は体の色が青っぽくなる)特別な風格があります。火山エリアなど、ほのおタイプが集まる場所へ移動してから探索しましょう。
エリアごとの湧き傾向を把握する
ドーナツの効果は絶大ですが、そもそも「そのポケモンが出現するエリア」にいなければ意味がありません。事前に図鑑の分布機能や、ネット上の出現マップ情報を確認し、「どこで」「どの時間帯に」出るかを把握しておきましょう。
特にオヤブンは出現位置が固定されている場合と、ランダムで通常個体がオヤブン化する場合の2パターンが考えられます。今回のドーナツ厳選は後者(ランダム枠の確率アップ)に強く作用するため、通常個体が群れで出現するポイントを見つけることが成功への近道です。
よくある質問とトラブルシューティング
読者の皆様から想定される質問や、厳選中に陥りやすいトラブルへの対処法をまとめました。
Q1. バックアップコマンド(X+B+上)が効きません。
A. タイミングがシビアな場合があります。タイトル画面が表示されたら、ボタンを押しっぱなしにするのではなく、同時に「タンッ」と押す感覚で試してください。また、Joy-Conやプロコンのボタン設定を変更している場合は、デフォルト配置に戻してから行ってください。
Q2. 何度リセットしても同じパワーしか出ません。
A. 乱数が固定されている可能性があります。その場合、一度普通にゲームを開始し、少し場所を移動したり、別の行動(野生ポケモンと1回戦うなど)をして乱数を消費してから、再度レポート→調理の工程をやり直してみてください。あるいは、一度適当な安い食材で料理を作って乱数を進めるのも手です。
Q3. 「異次元のタンガのみ」が8個集まりません。
A. 焦りは禁物です。前述した「ベンチリセット」を活用し、星4レイドが出るまで粘りましょう。また、フレンドと協力プレイができる環境であれば、お互いのマップのレイドを回ることで効率が倍増します。SNSなどで募集をかけるのも現代的な攻略法の一つです。
Q4. ドーナツを食べたのに色違いが出ません。
A. 輝きパワーLv3でも、色違い確率は1/4096から1/683程度(ひかるお守り無しの場合の概算)までしか上がりません。確定ではありません。「出やすくなっている」だけで、出ない時は出ません。効果時間が切れたらリセットし、根気よく回数を重ねるのが色違い厳選の宿命です。諦めない心が一番の特効薬です。
Q5. オヤブン個体と通常個体の見分け方は?
A. フィールド上で明らかにサイズが大きく、目が赤く光っているのがオヤブンです。また、こちらを発見した時のBGMが変わったり、鳴き声が低かったりする特徴があります。色違いのエフェクト(キラーンという音と光)にも注視しましょう。
ゲーム評論家が語る「M次元ラッシュ」厳選システムの評価
最後に、一人のゲーム評論家として、この「ドーナツ厳選システム」をどう評価するか、少しお話しさせてください。
ユーザビリティとゲーム性のバランス
今回のシステムは、非常に「現代的」で「ユーザーフレンドリー」な設計だと感じます。かつてのポケモンの厳選は、乱数調整などのグレーな手段を除けば、純粋な時間の浪費に近い作業でした。しかし、今作では「素材を集める」「料理をする」「エリアを選ぶ」というゲームプレイのサイクルの中に、確率を操作する要素を公式が組み込みました。
これは、「努力すれば報われる」という体験をプレイヤーに提供しようとする開発側の意図を感じます。特に、バックアップ機能という本来は救済措置であるシステムが、リセマラの手段として(黙認に近い形で)機能している点は興味深いです。これを「裏技」と呼ぶか「テクニック」と呼ぶかは意見が分かれるところですが、素材ロストのストレスを回避できる点は、多くのライトユーザーを厳選沼へ引きずり込む(良い意味での)罠として機能しています。
今後のアップデートへの期待
一方で、ドーナツの種類や効果のバリエーションにはまだ改善の余地があります。「特定の個体値(V箇所)を確定させるパワー」や「性格を固定するパワー」などが料理で付与できるようになれば、育成の敷居はさらに下がり、競技人口の増加にも繋がるでしょう。
M次元ラッシュはまだ始まったばかりです。今後、さらなるレシピの追加や、新たなきのみの発見によって、厳選環境はさらに進化していくはずです。私たちはその変化に適応し、常に最適解を探し続ける探求者でありたいものです。
まとめ
今回の記事では、M次元ラッシュにおけるドーナツを使ったオヤブン色違い厳選について解説してきました。
長文となりましたが、要点を振り返りましょう。
- 準備: 「異次元のタンガのみ」を8個、星4レイドやベンチリセットを駆使して集める。
- 拠点: ポケモンセンター(ベール推奨)で回復し、バックアップセーブを作成する。
- 調理: ホテルZでドーナツを作成し、「輝きパワー(狙いのタイプ)」+「親分パワー」を狙う。
- リセット: 狙った結果が出なければ、タイトル画面で「X + B + 上」を押し、バックアップからやり直す。
- 実行: パワーが付いたら現地へ飛び、制限時間いっぱいまで探索する。
このメソッドをマスターすれば、あなたのボックスは色違いのオヤブンたちで埋め尽くされることでしょう。巨大で、特別な色をしたポケモンたちが並ぶ光景は、何にも代えがたい達成感を与えてくれます。
色違い厳選は、確率との戦いです。しかし、正しい知識と効率的な方法論があれば、その勝率は確実に上げることができます。この記事が、あなたのM次元ラッシュでの冒険、そして最高の一匹との出会いの一助となれば幸いです。
それでは、良きポケモンライフを! 編集デスク 桐谷シンジ






