編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、ポケモンZAのDLC「M次元ラッシュ」で追加された新しいメガシンカポケモンの性能や、噂されている「メガガブリアスZ」の実装可能性が気になっていると思います。
特に、ランクマッチ環境が激変する中で、どのポケモンを育成すべきか、どのメガストーンを優先して回収すべきか悩んでいるトレーナーも多いことでしょう。
この記事を読み終える頃には、新メガシンカの全貌と、今後の環境で活躍するポケモンの疑問が解決しているはずです。
- M次元ラッシュで追加された新メガシンカ全21体の詳細ステータス
- 通常とは異なる「メガシンカZ」の特性と戦術的メリット
- 現在入手可能なメガストーンとランクマ報酬のスケジュール
- 噂のメガガブリアスZの実装可能性と予想性能
それでは解説していきます。
M次元ラッシュにおける新メガシンカの概要と重要性
ポケモンレジェンズZA(Z-A)の大型DLCコンテンツ「M次元ラッシュ」。このコンテンツの目玉は、なんと言っても異次元からもたらされた新たなメガシンカポケモンたちの存在です。
これまでのカロス地方の常識を覆すようなステータス配分や、既存のポケモンの常識を打ち破るタイプ変更など、対戦環境(ランクバトル)に与える影響は計り知れません。
特に、今回のアップデートでは「メガシンカZ」という新しいカテゴリが登場しました。これは従来のメガシンカとは異なり、より攻撃的かつ瞬発力に特化した形態であり、バトルのテンポを劇的に高速化させています。
私が実際に数百戦プレイして感じたのは、「情報の差が勝敗に直結する」ということです。相手の種族値や特性を知らなければ、一瞬でパーティが壊滅するほどの火力が飛び交う環境になっています。
ここでは、入手可能なデータを元に、徹底的に分析した内容をお届けします。
実装済み!新メガシンカポケモン全一覧と種族値解析
まずは、現在判明している、そして実装されている新メガシンカポケモンたちを個別に解説していきます。種族値の変化はポケモンの役割を決定づける最も重要な要素です。
注目度No.1:環境を支配する「Z」の名を持つポケモンたち
今作の象徴とも言える「Z」の名を冠したメガシンカです。彼らは一瞬の爆発力が特徴です。
メガアブソルZ
悪タイプ単体だったアブソルが、Z進化を遂げることでどう変化したのか。まずはステータスを見てみましょう。
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガアブソルZ | 65 | 154 | 60 | 75 | 60 | 151 | 565 |
【解説】 攻撃(A)154、素早さ(S)151という、驚異的な高速アタッカーへと変貌を遂げました。耐久面(B・D)は60と並以下に低下しており、「やられる前にやる」を体現したステータスです。 特筆すべきはタイプ追加です。従来の悪タイプに加え、新たなタイプが付与されていることが確認されています(現環境ではフェアリー複合の説が濃厚)。このS151という数値は、ドラパルトなどの高速勢すらも上から叩ける数値であり、先発性能としては最強クラスと言えるでしょう。
メガルカリオZ
大人気ポケモンのルカリオにもZ形態が与えられました。
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガルカリオZ | 70 | 100 | 70 | 164 | 70 | 151 | 625 |
【解説】 通常のメガルカリオが物理・特殊の両刀寄りだったのに対し、Z形態は特攻(C)164、素早さ(S)151の特殊特化型です。物理攻撃力は100まで下がりましたが、その分、特殊技の破壊力は凄まじいものがあります。 「はどうだん」や「ラスターカノン」の威力が底上げされ、受け出しを許さない制圧力を持っています。耐久は並程度ですが、S151からの高火力は、現在の環境においてトップメタの一角を担うでしょう。
M次元ラッシュで追加された「通常メガシンカ」たち
ここからは、「Z」の名を持たない、通常のメガシンカとして実装されたポケモンたちを紹介します。Z進化のような特殊な仕様はありませんが、種族値の大幅な上昇やタイプの変化など、環境に刺さる性能を持っています。
異次元から来訪したパラドックス・リージョンのような変化
今回のDLCでは、パルデア地方等のポケモンもメガシンカを獲得しています。
メガスコヴィラン
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガスコヴィラン | 65 | 138 | 85 | 138 | 85 | 75 | 586 |
【解説】 攻撃と特攻が共に138という完全な両刀ステータスです。耐久も底上げされており、トリッキーな戦い方が可能です。「ムラっけ」とのシナジーがどうなるかが研究されていますが、数値の暴力で押し切る型が増えそうです。
メガキラフロル
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガキラフロル | 83 | 90 | 105 | 150 | 96 | 101 | 625 |
【解説】 特攻150まで上昇し、素早さも激戦区の100族を抜ける101になりました。設置技を撒くだけでなく、自身がエースアタッカーとして君臨できるスペックです。物理耐久も105あり、先制技にもある程度耐性を持っています。
メガシャリタツ(赤・橙・黄)
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガシャリタツ | 68 | 65 | 90 | 135 | 125 | 92 | 575 |
【解説】 司令塔ポケモンがまさかのメガシンカ。特攻135、特防125と特殊方面に厚くなっています。ダブルバトルでのヘイラッシャとのコンビネーションがさらに凶悪になることが予想されますが、シングルでも特殊受け兼アタッカーとして機能しそうです。
メガセグレイブ
パルデアの600族がさらに強化されました。
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガセグレイブ | 115 | 175 | 117 | 105 | 101 | 87 | 700 |
【解説】 攻撃種族値175。これは禁止伝説級です。耐久もH115-B117-D101と要塞化しており、S87と中速ですが、「りゅうのまい」を積めば止める手段はほぼありません。シーズン4のランクアップ報酬となっているため、入手したプレイヤーから順次環境を荒らすことになるでしょう。
カントー・シンオウ・イッシュ等の実力者たち
メガライチュウX(物理型)
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガライチュウX | 60 | 135 | 95 | 90 | 95 | 110 | 585 |
【解説】 ライチュウがついに物理アタッカーとして覚醒しました。「ボルテッカー」の最高火力を叩き出すためのステータス配分です。防御・特防も95まで上がり、反動技を使ってもある程度耐えうる耐久を得ています。
メガライチュウY(特殊型)
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガライチュウY | 60 | 100 | 55 | 160 | 80 | 130 | 585 |
【解説】 こちらは従来のライチュウの長所を伸ばした特殊高速アタッカー。C160、S130はカプ・コケコをも凌駕する電気タイプ最高峰のスペック。ただし物理耐久はB55と紙装甲なので、先制技には滅法弱いです。
メガニャオニクス(オス・メス共通)
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガニャオニクス | 74 | 48 | 76 | 143 | 101 | 124 | 566 |
【解説】 サポート主体だったニャオニクスが、C143のアタッカー気質を得ました。S124という絶妙なラインからの「いたずらごころ(オスの場合)」変化技、あるいは高火力エスパー技の撃ち分けが可能になり、非常に厄介な存在になりました。
メガチリーン
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガチリーン | 75 | 50 | 110 | 135 | 120 | 65 | 555 |
【解説】 タイプが追加されると明記されている注目株。耐久値が大幅に上昇し、C135で火力も確保。鈍足高耐久アタッカーとしての道が開けました。トリックルーム下での運用が光りそうです。
メガグソクムシャ
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガグソクムシャ | 75 | 150 | 175 | 70 | 120 | 40 | 630 |
【解説】 Sが40まで低下した代わりに、B175という鉄壁の物理耐久とA150の火力を手に入れました。タイプ変化も伴うため、弱点が変化している点に注意が必要です。特性「ききかいひ」のデメリットをどう克服するかが鍵でしたが、メガシンカで特性が変わる可能性も高いです。
メガゴルーグ
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガゴルーグ | 89 | 159 | 105 | 70 | 105 | 55 | 583 |
【解説】 A159からの「てつのこぶし」補正が乗るパンチ技は脅威。耐久もバランスよく強化されました。素早さは相変わらず低いですが、撃ち合い性能は格段に向上しています。
メガムクホーク
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガムクホーク | 85 | 140 | 100 | 60 | 90 | 110 | 585 |
【解説】 タイプが変化するポケモンの一体。A140、S110と攻撃的なステータスは健在で、耐久も底上げされています。「すてみ」特攻型としての運用に磨きがかかりそうです。
メガケケンカニ
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガケケンカニ | 97 | 157 | 122 | 62 | 107 | 33 | 578 |
【解説】 S33という超鈍足ですが、A157に加え、B122・D107という高耐久を得ました。氷・格闘という攻撃的な複合タイプを活かし、トリックルームエースとしての採用が見込まれます。
準伝説・幻ポケモンのメガシンカ
メガヒードラン
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガヒードラン | 91 | 120 | 106 | 175 | 141 | 67 | 700 |
【解説】 ゴキブ…いえ、火山の守り神がC175・D141という特殊要塞になりました。「マグマストーム」の拘束ダメと合わせ、サイクル戦での崩し性能が異常に高くなっています。
メガダークライ
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガダークライ | 70 | 120 | 130 | 165 | 130 | 85 | 700 |
【解説】 Sが85に落ちたのが意外な点ですが、C165に加え、B・D共に130という耐久力を手に入れました。「ダークホール」の命中不安を補って余りある耐久で、居座り性能が高まっています。
メガマギアナ
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガマギアナ | 80 | 125 | 115 | 170 | 115 | 95 | 700 |
【解説】 C170。「ソウルハート」でCが上がった状態からの攻撃は、半減でも受けきれないでしょう。S95も激戦区直下ですが、耐久も高く安定感があります。
メガゼラオラ
| 項目 | H | A | B | C | D | S | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| メガゼラオラ | 88 | 157 | 75 | 147 | 80 | 153 | 700 |
【解説】 S153。これは現環境最速クラスです。A157・C147の両刀が可能で、受け出しを完全に否定する性能。EXサイドミッション3という高難易度ミッションの報酬に見合った強さです。
タイプ変更の実装について
今回のアップデートでは、単なるステータスアップだけでなく、属性そのものが変わるポケモンがいます。
- メガムクホーク: 飛行タイプに何らかの変化、あるいは格闘が消える?(詳細要検証)
- メガグソクムシャ: 水・虫からの変化が予想されます。重厚な見た目から鋼タイプの追加なども噂されています。
- メガアブソルZ: 前述の通りタイプ追加。
- メガチリーン: 浮遊単エスパーからの変化。
- メガジュカイン: 過去作通りドラゴンタイプが追加となります。
「メガシンカZ」の独自仕様と戦術的アドバンテージ
M次元ラッシュで追加された「Z」の名を持つメガシンカ(アブソルZ、ルカリオZ)には、共通する隠された特徴があります。
1. 技の出(モーション)が極端に速い
ゲーム内のフレーム単位の話になりますが、コマンド入力から技発動までの待機時間が短縮されています。これにより、リアルタイム性が重視される本作の特定モードや、対人戦でのタイムアドバンテージにおいて有利に働きます。
2. メガエネルギーの消耗が激しい
強力なパワーを得る代償として、メガシンカ維持のためのエネルギー消費、あるいはHP減少などのデメリットを抱えている描写があります。長期戦には向かず、短期決戦で相手を崩壊させる「鉄砲玉」のような運用が求められます。
今後の実装予定と「メガガブリアスZ」の噂
さて、ここからは多くのユーザーが気にしている「未実装のメガシンカ」について、評論家としての視点と独自の取材(ゲーム内テキストの解析やコミュニティの動向)を交えて解説します。
メガガブリアスZ実装の可能性は極めて高い
結論から言うと、メガガブリアスZの実装はほぼ確実と私は見ています。理由は以下の3点です。
- 既存メガガブリアスの不遇さへの救済 過去作(XY/SM)におけるメガガブリアスは、攻撃力は上がったものの「素早さが102から92に下がる」という致命的な弱点を抱えていました。そのため、対戦では「メガシンカしない方が強い」とまで言われていました。 今回の「Z」シリーズは、アブソルZやルカリオZを見ても分かる通り、「高速化・高火力化」がトレンドです。Sが下がるという過去の汚名を返上する「高速物理アタッカー」としてのメガガブリアスZが期待されています。
- 人気キャラクター「シロナ」との関連性 ポケモンZAのストーリーラインや、異次元というテーマにおいて、シンオウ地方(ヒスイ)との繋がりが示唆されています。ガブリアスはチャンピオン・シロナの相棒であり、彼女に関連するサイドクエストやイベント配信に合わせて実装される可能性が高いです。
- M次元ラッシュの「Z」の法則 現在確認されている「Z」メガシンカは、人気ポケモンかつ、攻撃的なフォルムチェンジをしています。ガブリアスはこの条件に完全に合致します。
予想されるメガガブリアスZの性能
もし実装されるなら、以下のような性能になると予想します。
- タイプ: 地面・ドラゴン(変更なし、あるいはドラゴンの純度が上がる?)
- 特性: 「すなのちから」ではなく、「かそく」や「スカイスキン(地面版)」のような攻撃的なもの。
- 種族値予想:
- H: 108
- A: 170 (通常メガと同じだが、Sを落とさない)
- B: 115
- C: 80 (無駄なC上昇をカット)
- D: 95
- S: 132 (カロス環境の高速勢を抜く調整)
このように、S種族値が下がらず、むしろ上昇する調整がなされれば、環境覇権は間違いありません。
メガストーン入手方法まとめ(効率的な回収ルート)
最後に、主要な新メガストーンの入手場所をリスト化しておきます。取り逃がしのないようにチェックしてください。
- イジゲンミッション報酬
- メガアブソルZ:ミッション01(暴走鎮圧)
- メガムクホーク:ミッション03
- メガシャリタツ:ミッション06
- メガニャオニクス:ミッション08
- メガヒードラン:ミッション09
- メガダークライ:ミッション11
- 異次元フィールドでの討伐ドロップ
- メガスコヴィラン、メガキラフロル、メガチリーン、メガグソクムシャ、メガゴルーグ
- サイドミッション報酬
- メガライチュウX/Y:No.139
- メガケケンカニ:No.141
- メガルカリオZ:No.197
- メガラティ兄妹:No.189
- メガマギアナ:No.195
- メガゼラオラ:EXサイドミッション3
- ランクバトル報酬(シーズン限定)
- メガセグレイブ:シーズン4
- メガジュカイン:シーズン5
- メガラグラージ:シーズン6
- メガバシャーモ:シーズン7
まとめ
M次元ラッシュで追加されたメガシンカポケモンは、どれも個性的で強力なステータスを持っています。
- Zメガシンカは「高速・高火力」が特徴。特にアブソルZとルカリオZは環境トップクラスの性能。
- パルデア勢(セグレイブ、ハバタクカミ等)のメガシンカは種族値の暴力。入手難易度は高いが優先度は最高。
- メガガブリアスZの実装は、過去の不遇を払拭する「高速型」として登場する可能性が大。
- 入手方法はミッションとランクマ報酬に分かれているため、計画的なプレイが必要。
環境は日々変化しています。この記事を参考に、自分だけの最強パーティを構築して、異次元のバトルを勝ち抜いてください。 新たな情報が入り次第、また追記・更新していきます。それでは、良きポケモンライフを!








