編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、『ポケモンレジェンズZ-A』の大型DLCコンテンツ「M次元ラッシュ」において、最強の裏ボスと名高い「メガレックウザ」の入手方法や、その圧倒的な強さを攻略するための具体的な手順が気になっていると思います。特に、出現条件である「調査ポイント」の膨大なノルマや、専用アイテム「オールドファッションデルタ」の作成に苦戦している方も多いのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、メガレックウザに挑むための準備から、高難易度バトルの必勝法、そして捕獲後のステータス詳細まで、全ての疑問が解決しているはずです。
-
メガレックウザ出現には異次元調査ポイントが10万必要
-
専用召喚アイテム「オールドファッションデルタ」のレシピと素材場所
-
敗北時はHP引継ぎ不可のため対策ポケモン(ジガルデ等)が必須
-
捕獲後の個体値・技構成と「画竜点睛」の仕様解説
それでは解説していきます。
M次元ラッシュにおける最難関:メガレックウザ出現への道程
『ポケモンレジェンズZ-A』の拡張コンテンツ「M次元ラッシュ」は、本編の都市開発シミュレーション的な趣とは一線を画し、純粋なバトルと探索に重きを置いたハードコアな内容となっています。その頂点に君臨するのが、ホウエン地方の伝説ポケモン「レックウザ」です。
多くのプレイヤーが「DLCを買ったのにレックウザに会えない」「条件が厳しすぎる」と悲鳴を上げているのが現状です。まずは、この伝説の龍を呼び覚ますための、長く険しい道のりを紐解いていきましょう。単なるストーリー進行では到達できない、隠された解放フローを詳細に解説します。
DLCメインストーリー完結と「海の化身」「大地の化身」
まず大前提として、DLC「M次元ラッシュ」のメインストーリーをエンディングまで到達させる必要があります。M次元という歪んだ時空を舞台にした物語は、カロス地方の歴史とメガシンカの謎に迫る重要なエピソードが含まれており、これ自体も相当なボリュームがあります。
ストーリークリア後、プレイヤーには「ホウエン神話の再現」とも言えるミッションが課されます。それが「グラードン」および「カイオーガ」の捕獲です。
この2体は、レックウザ出現のフラグとなる重要な鍵です。彼らを入手する過程でも、それぞれ「M次元調査ポイント」を70,000ポイントずつ要求されますが、これはあくまで前哨戦に過ぎません。グラードンとカイオーガを無事に確保し、ポケモン図鑑に登録を済ませた状態でホテルZのロビーへ戻ることで、初めて「真の試練」への扉が開かれます。
絶望の数字「異次元調査ポイント100,000」の全貌
グラードン・カイオーガを入手し、意気揚々とホテルZに戻ったプレイヤーに突きつけられる新たなミッション。画面に表示されるテキストを見て、我が目を疑った方も多いでしょう。
「異次元調査ポイントを100,000ポイント集めろ」
直前のミッションで要求された数値からさらに30,000ポイントが上乗せされ、桁が変わる寸前の膨大な数値を要求されます。この「10万ポイント」という数値は、本作のエンドコンテンツにおける一つの到達点であり、最大の壁です。
私が実際に検証プレイを行った際のデータを共有します。
効率的な周回ルートを確立し、無駄のない動きでポイント収集を行ったとしても、この10万ポイントを集めるだけで約2時間30分から3時間の実時間を要しました。これはロード時間やメニュー操作を含まない純粋なプレイ時間に近い数値であり、休憩を挟みながらプレイすれば半日仕事になります。
多くのライトユーザーがここで脱落してしまうのも無理はありません。しかし、この苦行を乗り越えた先にしか、天空の覇者との対面は許されないのです。精神的な持久力が試される、まさに「修行」のフェーズと言えるでしょう。
効率最大化:暴走メガシンカポケモン討伐のススメ
では、この途方もない10万ポイントをどのように集めるべきか。闇雲にフィールドの雑魚敵を倒していては、日が暮れるどころか数日かかってしまいます。評論家として、時間対効果(タイムパフォーマンス)を意識した最適解を提示します。
最も推奨されるのは、**「暴走メガシンカポケモン」の討伐クエスト(★4難易度)**の周回です。
M次元内には、メガシンカエネルギーの暴走により凶暴化したポケモンが出現するクエストが存在します。特に以下のターゲットが狙い目です。
-
暴走バンギラス(★4)
-
暴走ボーマンダ(★4)
-
暴走ガブリアス(★4)
これらの高難易度クエストは、クリア報酬としてのポイント単価が非常に高く設定されています。1回の討伐にかかる時間は、育成済みの伝説ポケモンを使用すれば3分〜5分程度。これをひたすら繰り返すのが、10万ポイントへの最短ルートとなります。
10万ポイントを集めるためには、単純計算でこれらの暴走個体を約10体〜15体倒す必要があります。「たった10体か」と思われるかもしれませんが、本作の暴走個体は通常のレイドボスとは比較にならない耐久力と攻撃力を持っており、1戦1戦が死闘になります。
周回におけるメンタル管理と休憩の重要性
ここで少し精神論になりますが、10万ポイント収集のような「作業ゲー」においては、モチベーションの維持が攻略の鍵となります。
「あと何ポイント」とカウントダウンするよりも、「今日はバンギラスを3体倒そう」といった具合に、小さな目標を設定することをお勧めします。
また、長時間の連続プレイは集中力を欠き、思わぬ全滅(ゲームオーバー)を招く原因になります。M次元での全滅は、一部の収集アイテムをロストするペナルティがあるため、疲れたらホテルZに戻り、レポートを書いて休憩することも立派な攻略テクニックです。レックウザは逃げません。焦らず着実にポイントを積み上げましょう。
伝説を呼ぶ菓子「オールドファッションデルタ」作成ガイド
10万ポイントという長いマラソンを完走すると、いよいよレックウザを呼び出すためのキーアイテム作成イベントが進行します。
今回、伝説のドラゴンを誘き寄せるために必要なアイテムは、「笛」でも「宝玉」でもありません。なんと**「ドーナツ」**です。
『ポケットモンスター』シリーズにおいて、伝説のポケモンがお菓子につられてやってくるというのは異例中の異例ですが、本作のユーモアとシリアスが入り混じった世界観を象徴するイベントと言えます。その名も「オールドファッションデルタ」。
名前からして『オメガルビー・アルファサファイア』の追加シナリオ「エピソード デルタ」を彷彿とさせるネーミングですが、その作成難易度もまた「デルタ級」です。ここでは、レシピの入手から素材の調達までを徹底ガイドします。
「デルタのレシピ」入手:暗者のドーナツ屋との会話
まず、ドーナツを作るためには正規のレシピが必要です。適当に材料を混ぜても失敗作(「黒こげた塊」など)ができるだけで、貴重な素材を無駄にしてしまいます。
「デルタのレシピ」は、拠点となるミアレシティ再開発地区(ホテルZ周辺)にある「暗者のドーナツ屋さん」から入手します。
10万ポイント達成後に特定のNPC「カラス」から通信が入り、ドーナツ屋に向かうよう指示されます。店主に話しかけると、通常のメニューにはない裏メニューとして「デルタのレシピ」の存在が明かされ、そのレシピメモを受け取ることができます。
この会話イベントでは、レックウザが好む味の傾向として「サワー(酸味)」や「フレッシュ(新鮮さ)」といったキーワードが登場します。これらは後の調合ミニゲームにおけるヒントになっていますが、基本的にはレシピ通りに素材を投入すれば問題ありません。
必須素材:M次元産「幻のきのみ」収集マップ
「オールドファッションデルタ」の調理には、通常のカロス地方では手に入らない、M次元特有の変異したきのみが必要です。
必要な素材リストと、それぞれの入手推奨エリアは以下の通りです。
-
異次元ナマのみ × 5個
-
入手難易度: 低
-
主な入手場所: M次元・森林エリアの「歪んだ木(緑)」
-
解説: 比較的入手しやすい素材です。マップ上の森林地帯を探索すれば、すぐに見つかるでしょう。多めに集めておくと、回復アイテムのクラフトにも使えます。
-
-
異次元タガのみ × 2個
-
入手難易度: 中
-
主な入手場所: M次元・岩山エリアの「歪んだ木(赤)」
-
解説: 岩場や崖の上に生えている木からドロップします。ライドポケモンを使って高所に登る必要があります。
-
-
異次元ポズのみ × 1個
-
入手難易度: 高
-
主な入手場所: M次元・深層エリア、または★3以上のレイド報酬
-
解説: 最も入手困難な素材です。「異次元ポズのみ」はドロップ率が極めて低く設定されており、私もこれ一つを探すのに30分以上彷徨いました。深層エリア(マップの端の方)にある、オーラを纏った木から稀に入手できるほか、先述した暴走ポケモンのドロップ枠に含まれていることもあります。
-
調合の儀式:失敗できない一発勝負
素材が揃ったら、拠点の調理場でいよいよ「オールドファッションデルタ」の作成に取り掛かります。
調理画面では、素材を投入する順番やタイミングを合わせるミニゲームが発生します。
-
手順1: ベースとなる小麦粉に「異次元ナマのみ」を練り込む。
-
手順2: 「異次元タガのみ」を砕いて食感を加える。
-
手順3: 最後に「異次元ポズのみ」を飾り付け、オーブンで焼き上げる。
カラス氏からの通信で「サワーとフレッシュを意識しろ」と言われますが、これは「素材の鮮度を落とさないように素早く操作しろ」という意味合いが含まれています。ゲージの目押しを成功させ、最高評価で完成させることで、アイテムとして「オールドファッションデルタ」が入手できます。
完成したドーナツは、アイテム欄の「たいせつなもの」ポケットではなく、通常の道具ポケットに入る場合があるため、誤って売却したり捨てたりしないよう注意してください(※重要アイテム扱いであれば保護されますが、念のため)。
天空の塔での死闘:対メガレックウザ完全攻略
ドーナツを携えて指定のポイントへ向かうと、マップ上に新たなランドマーク「天空の塔(仮称)」が出現します。かつてのホウエン地方にある「空の柱」をオマージュした、雲海を見下ろす荘厳な塔の頂上が決戦の舞台です。
BGMも『ポケットモンスター エメラルド』や『ORAS』の戦闘曲を重厚にアレンジしたオーケストラ調の楽曲が流れ、往年のファンの涙腺を刺激します。しかし、感動に浸っていられる時間はわずかです。ここから始まるのは、本DLCにおける「裏ボス」としての威厳を見せつける、情け容赦のない連戦です。
フェーズ1:通常レックウザと「竜巻」ギミック
バトルは2段階構成になっています。まずは通常フォルムのレックウザとの戦闘です。
この段階では、レックウザの特性は「エアロック」。お互いの天候の影響を無効化する特性ですが、この戦闘においてはそこまで重要ではありません。
【要注意ギミック:吸い込み竜巻】
このフェーズで最も警戒すべきは、レックウザ本体の攻撃よりも、フィールドギミックとして発生する「巨大竜巻」です。
戦闘中、フィールドのランダムな位置に黒い竜巻が発生し、プレイヤーキャラクター(主人公)とポケモンを強力な吸引力で引き寄せます。
-
対策: 竜巻の予兆(地面が赤く光るなど)が見えたら、攻撃の手を止めて全力でダッシュしてください。
-
回避アクション: 吸引力が強まった瞬間、コントローラーのYボタン(回避)を連打することで、緊急回避が可能です。吸い込まれると大ダメージを受け、さらに数秒間のスタン(操作不能)状態に陥ります。この隙にレックウザの追撃を受けるのが、最も多い敗北パターンです。
通常レックウザ自体は、そこまで耐久力が高くありません。カイオーガの「れいとうビーム」などの氷技(4倍弱点)を的確に当てていけば、比較的スムーズにHPを削り切ることができるでしょう。しかし、これはあくまで準備運動に過ぎません。
フェーズ2:メガシンカ覚醒、特性「デルタストリーム」の脅威
通常レックウザのHPゲージをゼロにすると、そのまま戦闘終了とはなりません。
レックウザが天空に向かって咆哮し、まばゆい光とともに姿を変えます。
ヒガナの祈りも隕石も必要とせず、自らの意思でメガシンカを遂げる**「メガレックウザ」**の降臨です。
ここからが本当の地獄です。
メガシンカしたことにより、レックウザのステータスは劇的に跳ね上がります。攻撃・特攻ともに全ポケモン中トップクラスの数値となり、生半可な耐久のポケモンでは一撃で葬り去られます。
さらに厄介なのが、メガレックウザ専用特性**「デルタストリーム」**の発動です。
この特性により、フィールドの天候が「らんきりゅう」状態に固定されます。
「らんきりゅう」状態では、飛行タイプの弱点となる「電気」「氷」「岩」タイプの技のダメージが半減されます。
つまり、先ほどまで4倍弱点で致命傷を与えられていた「れいとうビーム」が、実質2倍弱点まで軽減されてしまうのです。
「4倍だから余裕」と高を括っていたプレイヤーは、ここでダメージの通りの悪さに愕然とすることになります。加えて、伝説ポケモンの高耐久も相まって、長期戦は避けられません。
必殺技「ガリョウテンセイ」の演出と威力
メガレックウザの代名詞とも言える専用技「ガリョウテンセイ」。
本作『レジェンズZ-A』におけるこの技の演出は、圧巻の一言に尽きます。
情報ソースの動画でも触れられていましたが、その挙動は『モンスターハンター』シリーズに登場する古龍「アマツマガツチ」の大技を彷彿とさせます。
上空高く舞い上がったメガレックウザが、流星のような速度でプレイヤーめがけて突撃してきます。
この攻撃は、単なる単体攻撃ではなく、着弾地点を中心に広範囲に衝撃波を発生させるエリア攻撃としての側面も持っています。
直撃すれば、育成済みの伝説ポケモンでもHPの8割〜10割を持っていかれる即死級の火力です。
また、「ガリョウテンセイ」以外にも以下の技構成で攻めてきます。
-
ハイパーボイス: 特性「スキン」効果(※本作の仕様による)で高火力の範囲攻撃。身代わりを貫通する。
-
ゲキリン: ドラゴンタイプの超高火力物理技。これを受けると物理耐久の低いポケモンはひとたまりもない。
-
メテオビーム: 特攻を上げながら攻撃してくる岩タイプの強力な技。
物理と特殊を織り交ぜた両刀構成であり、受け出しが非常に困難です。
最重要警告:HP引継ぎ不可の「完全死にゲー」仕様
ここで、本記事の中で最も重要な注意点をお伝えします。
本作の他のボス戦(暴走メガシンカ戦など)には、敗北しても敵のHPが削れた状態から再開できる「リトライ機能(HP引継ぎ)」が実装されています。これにより、どんなにアクションが苦手なプレイヤーでも、何度も挑めばいつかは勝てる仕様になっていました。
しかし、この裏ボス・メガレックウザ戦に関しては、敗北すると最初からやり直し(HP全回復状態)となります。
いわゆる「ゾンビ戦法」が一切通用しません。
第1フェーズの通常レックウザ戦から、第2フェーズのメガレックウザ撃破までを、一度の戦闘で完遂しなければならないのです。
回復アイテムの数にも所持制限があるため、リソース管理も極めてシビアです。
「あと一撃で倒せたのに!」というところで全滅し、また最初からやり直しになった時の絶望感は計り知れません。
この仕様があるため、戦闘開始直前のレポート(セーブ)は絶対に忘れないでください。オートセーブに頼らず、手動で記録することを強く推奨します。
攻略の鍵:推奨ポケモンと具体的ビルド
リトライ不可の一発勝負を制するために、私が実際に検証し、最も安定すると確信した攻略ポケモンと、その具体的な育成論を紹介します。
最適解:パーフェクトジガルデ(50%フォルム始動)
やはりカロス地方の舞台ということもあり、この地の守り神である「ジガルデ」が最適解となります。
-
推奨理由:
-
圧倒的なHP種族値による耐久力。
-
タイプ一致のドラゴン技で、デルタストリーム下でも等倍〜抜群のダメージを通せる。
-
専用技が強力。
-
【推奨ビルド】
-
ポケモン: ジガルデ(50%フォルム → 特性スワームチェンジでパーフェクト化)
-
性格: ひかえめ(特攻↑ 攻撃↓)
-
※メガレックウザは物理防御よりも特殊防御の方が崩しやすいため、特殊型を推奨します。
-
-
努力値配分: HP252 / 特攻252 / 防御4
-
耐久と火力を最大化する「ぶっぱ」配分で問題ありません。
-
-
持ち物: じゃくてんほけん
-
レックウザのドラゴン技や氷技(サブウェポンにあれば)を受けた際、攻撃・特攻が2段階上昇し、一気に形勢逆転できます。
-
-
技構成:
-
コアパニッシャー: ドラゴン特殊技。相手の特性を消す効果があるため、うまくいけば「デルタストリーム」を無効化できる可能性があります(※仕様要検証)。
-
りゅうのはどう: 安定したドラゴン特殊技。
-
だいちのちから: 鋼タイプなどへの打点として。
-
じこさいせい: 貴重な高速回復技。これがあるだけで生存率が段違いです。
-
戦術としては、HPが半分を切ってパーフェクトフォルムになるまでは耐え忍び、変身後に「じゃくてんほけん」発動からの高火力技で押し切るスタイルです。巨大化したジガルデとメガレックウザの怪獣大決戦は、ビジュアル的にも非常に映えます。
カイオーガ運用の落とし穴と対策
ストーリーの流れで手に入るカイオーガを使いたいという方も多いでしょう。
しかし、カイオーガは物理防御(B)の種族値がそこまで高くありません。
メガレックウザの主力技「ガリョウテンセイ」は物理技であるため、無補正のカイオーガでは受けきれずに沈むケースが多発します。
もしカイオーガで挑む場合は、以下の工夫が必要です。
-
「あまえる」や「リフレクター」の活用: 味方のサポートポケモンで壁を貼るか、カイオーガ自身の防御をバフアイテムで強化する。
-
こんげんのはどうへの依存をやめる: 水技はデルタストリーム下では半減されませんが、レックウザへの通りは等倍です。やはり4倍→2倍となっても氷技(れいとうビーム、ふぶき)の方がダメージ効率は上です。
敗北パターン回避のための立ち回り
プレイヤー(トレーナー)自身の立ち回りも重要です。
ポケモンが戦っている間、トレーナーは安全な場所で見ているだけではありません。レックウザの範囲攻撃はトレーナー自身にも飛んできます。
-
視点カメラの管理: 常にレックウザを画面内に捉えておくこと。背後からの攻撃は見えません。
-
無理な攻撃指示をしない: ポケモンが技を出している硬直時間は、回避行動が取れません。レックウザの大技の予兆が見えたら、攻撃指示を中断し、「回避専念」の指示を出すか、ボールに戻して緊急回避することもテクニックの一つです。
ゲット後の性能:メガレックウザは「壊れ」か?
苦闘の末、メガレックウザのHPを削り切ると、戦闘終了のカットシーンに入ります。
ここからは、お楽しみの捕獲タイムです。
通常の野生ポケモンとは異なり、このイベント戦後の捕獲は成功率が非常に高く設定されている(あるいは確定捕獲)ようですが、念のため「マスターボール」を温存しているならここで使うのも粋でしょう。
私は黒い体色に合わせて「ゴージャスボール」で捕獲しました。エフェクトの相性が抜群なのでおすすめです。
捕獲個体のステータス詳細
入手したレックウザのスペックを確認しましょう。
-
レベル: 85
-
即戦力として申し分のないレベルです。
-
-
性格・個体値: ランダム(3V以上確定の可能性高)
-
ここは厳選要素になりますが、本作には「ミント」や「王冠」があるため、後からいくらでも調整可能です。無理にリセットして厳選する必要はありません。
-
-
初期技構成:
-
ガリョウテンセイ: これを覚えている限り、戦闘に出すだけでメガシンカが可能です(メガストーン不要)。威力120、命中100、使用後自身の防御・特防1段階ダウン。デメリットを補って余りある最強の飛行技です。
-
メテオビーム: DLCでの教え技。特攻を上げつつ攻撃する強力な岩技。
-
ハイパーボイス: 範囲攻撃として優秀。
-
げきりん: 物理ドラゴンの最高火力。
-
バトルでの運用評価
手に入れたメガレックウザを早速使ってみましたが、その強さは「ゲームバランス崩壊」レベルです。
特性「デルタストリーム」のおかげで、実質的な弱点は「ドラゴン」「フェアリー」のみ。飛行タイプ特有の脆さが完全に克服されています。
M次元の残りのクエストや、今後配信されるかもしれない強化個体とのバトルにおいても、間違いなくエースとして活躍します。
特に、物理と特殊の数値が両方とも高いため、相手の防御が低い方を選んで攻撃できる「両刀型」としての適性がズバ抜けています。
努力値振りは、素早さ(S)に252振り切り、残りを攻撃(A)と特攻(C)に調整して振るのがトレンドになるでしょう。
まとめ:努力に見合う最強の相棒
長くなりましたが、M次元ラッシュにおける裏ボス「メガレックウザ」の入手方法をまとめます。
-
まずは10万ポイントの壁を超える: 暴走メガシンカ討伐(特にバンギラス、ボーマンダ)を周回し、約3時間の苦行を耐え抜く。
-
オールドファッションデルタを作成: 「異次元きのみ」各種(特にポズのみ)を根気よく探し、レシピ通りに調合する。
-
対メガレックウザ戦の準備: HP引継ぎ不可の一発勝負。物理耐久の高いジガルデや、氷技を搭載した高耐久ポケモンを育成する。
-
立ち回り: 竜巻ギミックとガリョウテンセイの範囲攻撃を、トレーナー自身の回避テクニックで避ける。
入手までの道のりは、これまでのポケモンシリーズの中でも屈指の厳しさです。
しかし、その苦労の先には、全ポケモン中でも最強クラスの性能と、圧倒的なカッコよさを誇る黒いメガレックウザが待っています。
最新グラフィックで描かれるメガシンカの瞬間や、専用技のエフェクトは、ゲーマーであれば一度は見ておくべき映像美です。
この記事を参考に準備を万端にして、ぜひ伝説の天空龍をあなたの手持ちに加えてください。
それでは、M次元の空でお会いしましょう!
【追記】読者からのQ&Aコーナー
記事公開後にSNS等で寄せられた質問について、急ぎ追記回答します。
Q. 10万ポイント集めのおすすめパーティは?
A. 周回速度を重視するなら、伝説のポケモン「ザシアン(ふとうのけん)」や「コライドン」など、登場時に攻撃ランクが上がるポケモンで、高火力技を連発するのが早いです。演出の短い技を選ぶのも時短のコツです。
Q. オールドファッションデルタは使い捨てですか?
A. はい、使い捨てアイテムです。もし何らかのバグや手違いで戦闘中に消費してしまい、かつゲットに失敗した場合は、再度素材集めからやり直しになる可能性があります(基本的には敗北時は消費前のセーブデータに戻るので大丈夫ですが)。
Q. 色違いのレックウザは出ますか?
A. 現時点での検証では、このイベントで出現するレックウザは「ブロックルーチン(色違いが出ない設定)」がかかっていない可能性がありますが、確率は通常の野生と同じ(1/4096)と思われます。イベントムービーでは通常色だったのに戦闘に入ったら色違いだった、という報告も少数ですが上がっています。ただし、狙って出すのは修羅の道ですので、覚悟を持って挑んでください。
以上、編集デスクの桐谷シンジでした。









