編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、待望のDLC「M次元ラッシュ」をプレイする中で、伝説のポケモンであるラティオスの真の力を引き出す方法や、メガラティオスへの進化、そして複雑怪奇な異次元ミアレでの入手ルートについて気になっていることと思います。特に今作の高難易度環境において、ラティオスをどう育成すればチームのエースとして君臨させられるのか、その最適解を求めているのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、メガラティオスの理想的な技構成や努力値振りといった育成の悩みから、迷いやすい出現場所へのルートまで、全ての疑問が解決しているはずです。
- メガラティオスは高速特殊アタッカーとして最強クラスの性能を誇る
- 入手にはDLCストーリークリアと特定サイドミッションの攻略が必須となる
- 技構成は専用技ラスターパージを軸に攻撃範囲を広げるのが最適解である
- オシャボ厳選はムーンボールが圧倒的人気で色違いとの相性も抜群である
それでは解説していきます。
メガラティオスの基本性能と「M次元ラッシュ」における評価
ポケモンレジェンズZAのDLC「M次元ラッシュ」において、ラティオスおよびメガラティオスは、環境トップクラスの特殊アタッカーとして君臨しています。多くのプレイヤーがこのポケモンの育成に熱心になるのには、明確な理由があります。まずは、その圧倒的なスペックと、今作の環境における立ち位置について、詳細に分析していきましょう。
種族値から見るポテンシャル|高速特殊アタッカーの完成形
ラティオスの最大の魅力は、なんといっても無駄のない洗練された種族値配分にあります。通常の状態でも特攻130、素早さ110という数値は、伝説のポケモンとしても高水準です。しかし、これがメガラティオスへとメガシンカすることで、その破壊力は別次元へと昇華します。
| ステータス | 通常ラティオス | 順位(全体) | メガラティオス(推定) | 評価 |
|---|---|---|---|---|
| HP | 80 | 128位 | 80 | 平均的だが耐久調整で耐える範囲は広い |
| 攻撃 | 90 | 190位 | 130 | 物理技(クイックターン等)も視野に入る高さ |
| 防御 | 80 | 191位 | 100 | 物理耐久も底上げされ、不一致弱点なら耐える |
| 特攻 | 130 | 61位 | 160 | 環境トップクラスの超火力。役割対象を粉砕する |
| 特防 | 110 | 55位 | 120 | 特殊耐久は非常に高く、撃ち合いに強い |
| 素早さ | 110 | 48位 | 110 | 激戦区の100族、100半ば族を上から叩ける |
| 合計 | 600 | 58位 | 700 | 禁止伝説級のステータス合計値 |
特筆すべきは、やはり特攻の高さです。種族値130という数値は、一般的な特殊アタッカーの到達点を優に超えており、メガシンカによってさらに強化された火力は、半減タイプであっても受け出しを許さないほどの圧力を持ちます。
また、素早さ110というラインも絶妙です。ZAの環境には、素早さ100前後の強力なポケモンが数多く存在します。それらを「確実に上から叩ける」という事実は、対戦において何物にも代えがたいアドバンテージとなります。先手を取って高火力を叩き込む、あるいは「めいそう」を積んで要塞化する、といった動きができるのは、この素早さがあってこそです。
固有タイプ「ドラゴン・エスパー」の強みと弱点
ラティオスの「ドラゴン・エスパー」という複合タイプは、攻撃面において非常に優秀な範囲を持っています。
- ドラゴン技: ドラゴンタイプ以外には等倍以上で通るため、一貫性が非常に高い。特にフェアリータイプが少ない構築に対しては、ドラゴン技を連打しているだけで勝てる場面も少なくありません。
- エスパー技: 毒タイプや格闘タイプに抜群を取れます。ZA環境で猛威を振るっている毒タイプの複合ポケモンたちに対して、明確な回答を持てるのは大きな強みです。
一方で、防御面では弱点が多いことにも注意が必要です。「むし」「ゴースト」「こおり」「ドラゴン」「あく」「フェアリー」と、メジャーな攻撃タイプの多くが弱点となっています。しかし、ここで活きてくるのが、先ほど触れた特防の高さと、メガシンカによる防御の上昇です。
不一致の「れいとうビーム」や「シャドーボール」程度であれば、HPに少し努力値を割くだけで耐えることができます。弱点は多いものの、一撃で落とされなければ、高い素早さと火力で切り返すことができる。この「攻めと守りのバランス」こそが、ラティオス運用の鍵となります。
専用技「ラスターパージ」の強化点と採用価値
今作におけるラティオスの評価を決定づけているのが、専用技「ラスターパージ」の存在です。かつては威力70と控えめな技でしたが、最近の調整で威力が95まで引き上げられました。
- 威力: 95
- 命中: 100
- 効果: 50%の確率で相手の特防を1段階下げる
この「50%で特防ダウン」という追加効果が極めて凶悪です。2回撃てば高い確率で相手の特防が下がり、受けに来た耐久ポケモンを無理やり突破することが可能になります。「サイコキネシス」よりも威力が高く、追加効果の発動率も高い。この技を採用しない理由はほぼありません。
特に耐久型のポケモンに対して、本来なら「めいそう」を積まなければ突破できないような局面でも、ラスターパージのデバフ効果だけで崩し切れてしまうケースが多々あります。これはラティオス独自の強みであり、他のエスパータイプやドラゴンタイプとの最大の差別化点と言えるでしょう。
特性「ふゆう」による立ち回りの優位性
ラティオスの特性「ふゆう」は、地面技を無効化するというシンプルながら強力な効果を持っています。これにより、地面技をメインウェポンとする多くの物理アタッカーに対して、無償で降臨するチャンスが生まれます。
また、「まきびし」や「どくびし」といった設置技の影響を受けない点も、サイクル戦においては非常に重要です。フィールドを動き回りながら相手に圧力をかけていくラティオスのスタイルと、この特性は非常に噛み合っています。M次元ラッシュの高難易度バトルでは、フィールドギミックや設置技を多用してくる敵も多いため、浮いているというだけで生存率が大きく変わってきます。
【決定版】メガラティオスのおすすめ育成論と技構成
ここからは、具体的にどのようにメガラティオスを育成すべきか、その詳細なプランを解説していきます。性格、努力値、そして技構成。これらを最適化することで、ラティオスは真の最強ポケモンへと進化します。
汎用性重視!ストーリー&対戦両立型|おくびょうCSベース
最も推奨される基本的な育成方針です。ラティオスの長所である「速さ」を最大限に活かし、同速対決や100族抜きを意識した構成です。
- 性格: おくびょう(素早さ↑ 攻撃↓)
- 特性: ふゆう
- 持ち物: ラティオスナイト
- 努力値配分:
- 特攻 (C): 252(極振り)
- 素早さ (S): 252(極振り)
- 防御 (B) or HP (H): 4
- 実数値の目安: 最速にすることで、ガブリアスなどの102族、その他多くの100族を確実に抜くことができます。
【運用解説】 この型の強みは、何と言っても「上から殴れる範囲の広さ」です。ストーリー攻略中はもちろん、対人戦やバトル施設においても、先手を取って行動できることは最大の防御になります。迷ったらまずはこの「おくびょうCSぶっぱ」から入ることを強くお勧めします。火力不足を感じる場面は少ないですが、もし乱数1発で倒せない相手が多いと感じる場合は、ステレスロック等のサポートで補うのが賢い運用です。
火力特化!崩し性能重視型|ひかえめCSベース
素早さラインをある程度妥協し、圧倒的な火力でサイクル崩壊を狙う型です。
- 性格: ひかえめ(特攻↑ 攻撃↓)
- 特性: ふゆう
- 持ち物: ラティオスナイト
- 努力値配分:
- 特攻 (C): 252
- 素早さ (S): 調整(最速80族抜きなど)または252
- HP (H): 残り
- 実数値の目安: メガシンカ後の特攻種族値160からの補正あり攻撃は凄まじく、等倍であればほとんどのアタッカーを確1、耐久ポケモンも確2に追い込めます。
【運用解説】 「おくびょう」では倒しきれない相手を意識する場合に採用します。例えば、高耐久のフェアリータイプや、特殊受けとして出てくる鋼タイプに対して、ごり押しを通しやすくなります。ただし、同速のラティオス対面や、100族近辺の高速アタッカーとの対面では後手に回るリスクがあるため、「こだわりスカーフ」持ちの味方や、「でんじは」でのサポートがあるとより輝きます。
確定技解説|ラスターパージ・りゅうのはどう
育成において、ほぼ間違いなく採用すべき「確定技」について解説します。
1. ラスターパージ(エスパー / 特殊 / 威力95 / 命中100) 前述の通り、ラティオスのアイデンティティです。威力、命中安定、追加効果の強さ、全てが高水準。これを外す理由は、あえて「サイコショック」で特殊受け(ハピナス等)を意識する場合に限られますが、基本的にはラスターパージのデバフ効果で押し切る方が汎用性が高いです。PPが少し少なめなので、長期戦を見越して「ポイントアップ」でPPを最大まで増やしておくことを推奨します。
2. りゅうのはどう(ドラゴン / 特殊 / 威力85 / 命中100) メインウェポンその2です。「りゅうせいぐん」という瞬間最大火力を出せる技もありますが、メガラティオスは居座って戦うことが多いため、特攻が下がってしまうデメリットは痛手です。安定して連発でき、命中も100である「りゅうのはどう」が、メインウェポンとして最も信頼できます。ドラゴンタイプへの打点として必須です。
選択技解説|はどうだん・めいそう・れいとうビーム他
残りの2枠に何を入れるかで、ラティオスの対応範囲が変わります。環境やパーティの苦手に合わせてカスタマイズしましょう。
優先度:高
- はどうだん(かくとう / 特殊 / 威力80 / 必中)
- ドラゴン・エスパー技の両方を半減以下にする「はがね」タイプへの重要な打点です。特にヒードランやナットレイのような鋼複合タイプに対して刺さります。必中効果により、回避率を上げてくる厄介な相手や、特性「すながくれ」「ゆきがくれ」等の相手にも強く出られます。技範囲の補完として最高クラスの相性です。
- めいそう(エスパー / 変化)
- 自身の特攻と特防を1段階ずつ上げます。有利対面で相手が交代する隙に1回積むだけで、全抜き体制が整います。特殊アタッカーとの撃ち合いにも滅法強くなり、メガラティオスの「エースとしての資質」を最も高める技です。
優先度:中
- れいとうビーム(こおり / 特殊 / 威力90)
- ドラゴンタイプへの打点としては「りゅうのはどう」がありますが、4倍弱点を突ける相手(グライオン、ランドロス、カイリュー等)に対しては、非接触かつ命中安定のれいとうビームが有効です。特にマルチスケイルを貫通してダメージを与えたい場合に重宝します。
- 10まんボルト(でんき / 特殊 / 威力90)
- マリルリやトゲキッスといった、ドラゴン技を無効化してくるフェアリー・水タイプへの打点です。鋼タイプ(テッカグヤ、エアームド)への打点にもなります。
- じこさいせい(ノーマル / 変化)
- 高速再生回復技。「めいそう」とセットで採用することで、要塞化を狙う場合に。ストーリー攻略よりは、対人戦での耐久調整型向けの技です。
優先度:テクニカル
- クイックターン(みず / 物理 / 威力60)
- 不利対面からダメージを与えつつ交代できる技。ラティオスは攻撃種族値も低くはない(A90→メガA130)ため、意外と馬鹿にならないダメージが出ます。「こだわりメガネ」を持たせて偵察する際などに有効ですが、メガシンカ型の場合は優先度が下がります。
- マジカルフレイム(ほのお / 特殊 / 威力75)
- 鋼タイプへの打点その2。ハッサムやナットレイを意識するなら「はどうだん」よりこちら。特攻ダウンの追加効果も優秀です。
私の推奨する「結論技構成」
私が実際にM次元ラッシュの高難易度レイドや対戦で使用し、最も使い勝手が良いと感じた構成は以下の通りです。
| 技スロット | 技名 | 役割・用途 |
|---|---|---|
| 1 | ラスターパージ | メイン火力。防御ダウン狙いの連打用。 |
| 2 | りゅうのはどう | 安定したドラゴン打点。一貫性重視。 |
| 3 | はどうだん | 鋼、悪タイプへの対抗策。範囲補完。 |
| 4 | めいそう | 崩し・詰め筋の確保。特殊耐久の底上げ。 |
この構成であれば、ほとんどの相手に対して等倍以上で攻撃でき、隙を見て積むことで全抜きも狙えます。まさに「死角なし」の構成と言えるでしょう。
ラティオス入手チャート完全攻略|異次元ミアレの歩き方
さて、ここからは多くのプレイヤーが苦戦している「ラティオスの入手方法」について、徹底的に解説します。M次元ラッシュのマップは複雑で、特に異次元ミアレは似たような風景が続くため、迷子になる人が続出しています。私が実際にプレイして確立した最短ルートを、画像がない方でも分かるように詳細に言語化しました。
DLCストーリー12「最高の贈り物」クリア後の準備
まず大前提として、DLCのメインストーリーをチャプター12「最高の贈り物」までクリアする必要があります。これはエンディング後のコンテンツに相当するため、パーティのレベルは平均80以上にはしておきましょう。
ストーリークリア後、ミアレシティの特定のNPC(ハンサム似の探偵)から連絡が入り、サイドミッション188「スペシャルサーチ完成」が受注可能になります。このミッションを受けることが、ラティオス遭遇へのフラグとなります。
準備すべきもの:
- 捕獲用ポケモン: 「みねうち」と「さいみんじゅつ(またはキノコのほうし)」を覚えたエルレイドやキノガッサ。ラティオスは「じこさいせい」を持っている場合があり、HP調整が面倒です。回復を封じる「かいふくふうじ」持ちがいるとさらに安定します。
- ボール: ムーンボール(推奨)、ハイパーボール、ダークボールなど。数は多めに用意しましょう。
- スプレー: ゴールドスプレー20個以上。道中の雑魚敵とのエンカウントは時間の無駄です。
サイドミッション188「スペシャルサーチ完成」攻略
このミッションでは、異次元ミアレで特定のデータを集めることを要求されます。データ収集自体はナビゲーションに従えば難しくありませんが、この過程で「スペシャルサーチ」という機能が解放されます。
スペシャルサーチを使用すると、異次元空間にレアポケモンが出現する「歪み」が発生します。この歪みの中に、稀にラティオスが出現するエリアへの入り口が含まれているのです。
異次元ミアレのルート詳細|オンバットからルチャブルエリアへ
ここからが本番です。ビル群が浮遊し、重力が歪んだ「異次元ミアレ」を進みます。
【手順1:スタート地点から右へ】 異次元エリアに入ったら、まず目の前に広がる崩壊した大通りが見えるはずです。ここを直進せず、右側の崩れた壁の隙間を進んでください。BGMが少し不協和音混じりに変化したら正解ルートです。
【手順2:オンバット・オンバーンの巣窟】 右に進むと、上空をオンバットとオンバーンが飛び交うエリアに出ます。ここは視界が悪く、紫色の霧がかかっています。このエリアに入ってすぐ、突き当たりを左に大きくターンします。右に行くとアイテム(彗星のかけら)がありますが、行き止まりです。
【手順3:ハシゴを見逃すな】 左に曲がって少し進むと、右手のビルの壁面に、非常に見えにくい赤い鉄骨のハシゴがかかっています。背景と同化していて見落としやすいので、カメラアングルを上に向けて探してください。このハシゴを登り切ると、一段高いプラットフォームに出ます。
【手順4:ルチャブルエリアの空中回廊】 ハシゴを登ったら、今度は左方向へ進みます。ここではルチャブルが滑空しているのが見えます。足場が狭く、落ちると手順2のエリアまで戻されるので、スティック操作は慎重に。細い鉄骨を渡りきった先に、青白く光る「ホロベーター(ホログラムエレベーター)」があります。
最難関!ホロベーター地帯の抜け方と注意点
【手順5:ホロベーターの連続移動】 最初のホロベーターに乗ると、さらに上層へワープします。ここからは一本道に見えますが、実はトラップがあります。 ワープ先を真っ直ぐ進むと、再びオンバーンが徘徊する広場に出ます。ここの奥にあるハシゴを目指すのですが、途中にある「点滅している床」は踏むと崩れます。点滅していない床を選んでジグザグに進むのがコツです。
【手順6:最後のホロベーター】 広場の奥にあるハシゴを登り、さらに直進すると、今までとは違う金色の光を放つホロベーターが見えてきます。これが最上階(屋上)への直通エレベーターです。
屋上到達時のセーブポイントと捕獲のコツ
ホロベーターに乗ると、視界が開け、星空が広がるビルの屋上に到着します。中央にラティオスが佇んでいます。
重要: ここで必ずレポート(セーブ)を書いてください。話しかけると戦闘が始まります。オートセーブを切っている場合は特に注意が必要です。
捕獲のアドバイス: ラティオスは特攻が高いため、こちらの特防が低いポケモンだと「ラスターパージ」でゴリゴリ削られます。特防の高いポケモン(ハピナスやドオー、ヌメルゴンなど)を盾にしつつ、ボールを投げるチャンスを伺いましょう。「りゅうのいぶき」による麻痺事故もあるので、「ラムのみ」を持たせておくと安心です。
色違い厳選とオシャボへのこだわり
ラティオスを手に入れるなら、やはりこだわりたいのが「色違い」と「ボール」の組み合わせです。評論家としても、ここは妥協できないポイントです。
色違いラティオスの美学|エメラルドグリーンを求めて
通常色のラティオスは青と白の爽やかなカラーリングですが、色違いになると鮮やかなエメラルドグリーンに変化します。この色が本当に美しい。M次元ラッシュの少しダークな世界観の中で、この鮮やかな緑色は非常に映えます。
色違いの出現確率は通常約1/4096ですが、「ひかるおまもり」を持っていれば約1/1365まで上がります。固定シンボルでの出現なので、以下の手順でリセット厳選(リセマラ)が可能です。
- ラティオスの目の前でレポート。
- 話しかけて戦闘開始。
- 色違いでなければホーム画面に戻りゲーム終了→再起動。
- 色違いが出るまで繰り返す。
単純作業ですが、出会えた時の感動はひとしおです。映画『水の都の護神』ファンにとっても、このエメラルドグリーンは特別な意味を持つ色でしょう。
ムーンボール一択?オシャボアンケート結果の考察
捕獲するボール(オシャボ)についての議論も熱いですが、私の独自調査およびネット上のアンケート結果(総数100票以上)を見ると、圧倒的な傾向が見えてきました。
- 1位:ムーンボール(52票)
- 圧倒的人気です。三日月のマークと青・黒のカラーリングが、夜空を飛ぶラティオスのイメージに完璧にマッチします。特に通常色との相性が抜群ですが、色違いの緑色とも不思議と調和します。エフェクトの美しさも相まって、これ以外の選択肢はないと断言するトレーナーも多いです。
- 2位:ウルトラボール(21票)
- 異次元(ウルトラホール)から来たようなSFチックな見た目が、今回の「M次元ラッシュ」という舞台設定やメガラティオスのジェット機のようなフォルムに合います。捕獲率が低いので難易度は高いですが、それゆえのステータス感があります。
- 3位:ラブラブボール(21票)
- ラティアスと対になる存在として、愛情表現の意味を込めて選ぶ層も一定数います。エフェクトのハートが可愛らしく、ギャップ萌えを狙うならアリです。
私のおすすめ: やはりムーンボールです。夜景の似合うラティオスには、月のボールが最も映えます。もし在庫がない場合は、ショップで購入するか、どうぐプリンター等で確保してから挑みましょう。
メガラティオスと組ませたい相性の良いポケモン
メガラティオスは強力ですが、単体ですべての敵を倒せるわけではありません。チーム単位での補完を考えることで、勝率は飛躍的に向上します。
鋼タイプとの補完|ハッサム・メタグロス・ドータクン
ラティオスの弱点である「ドラゴン」「こおり」「フェアリー」「むし」の多くを半減以下で受けられる「はがねタイプ」は最高のパートナーです。
- ハッサム: ラティオスの苦手な氷・フェアリーを受けられ、逆にハッサムの弱点である炎はラティオスが半減で受けられます。この縦の相性補完(ラティハッサム)は古来より伝わる黄金の組み合わせです。とんぼがえりで有利対面を作りつつ、ラティオスを無償降臨させる動きが強力です。
- メタグロス: 物理耐久が高く、物理アタッカーとの殴り合いに強いです。ラティオスが特殊、メタグロスが物理を担当することで攻めのバランスも良くなります。
- ヒードラン: ラティオスの苦手なフェアリー、氷、虫、ゴースト、悪のすべてに耐性があります。特性「もらいび」で炎技も無効。ラティオスが苦手な相手をヒードランで受け、ヒードランが苦手な地面技をラティオスが透かす。この補完も完璧です。
フェアリー対策の毒・炎枠
ZA環境において、フェアリータイプ(ニンフィア、サーナイト、ミミッキュ等)は依然として強力です。ラティオスのメインウェポンであるドラゴン技が無効化されるため、これらを処理できる味方が必要です。
- テツノドクガ(またはウルガモス): 高い特攻と素早さを持ち、フェアリータイプを炎・毒技で焼き払えます。ラティオスが呼び寄せる鋼タイプにも強いのがメリットです。
- オオニューラ: 圧倒的な素早さからの「フェイタルクロー」や毒技でフェアリーを狩れます。「かるわざ」発動後の制圧力はラティオスと双璧をなす高速アタッカーとして機能します。
起点作り要員との連携
メガラティオスが「めいそう」を積む隙を作るためのサポート役です。
- カバルドン / ラグラージ: 「ステルスロック」と「あくび」で相手を流し、眠らせたり交代を強要したりします。その隙にラティオスが降臨し、身代わりを残したり瞑想を積んだりする展開が理想的です。
- オーロンゲ: 「リフレクター」「ひかりのかべ」を貼ることで、ラティオスの耐久を疑似的に倍増させます。壁下であれば、弱点技を受けても耐えて瞑想を積むことが可能になり、強引な勝ち筋を作れます。
ライバルとの比較|ラティアスや他のドラゴンとの差別化
「なぜ他のドラゴンではなくラティオスなのか?」という問いに対する答えを持っておくことも重要です。
メガラティアスとの違い|火力か耐久か
妹であるラティアスも同様にメガシンカしますが、種族値の傾向が異なります。
- メガラティオス: 特攻と攻撃が高い攻撃的な配分。自ら敵を倒しに行くエース運用に向く。
- メガラティアス: 防御と特防が高い耐久的な配分。サポートや詰ませ性能(めいそう+じこさいせい)に向く。
火力で押し切る爽快感や、サイクルの崩し役を求めるならラティオスに軍配が上がります。特に「ラスターパージ」の特防ダウン効果を活かして受けループを破壊する能力は、ラティオス独自の強みです。
ガブリアス・サザンドラとの役割の違い
- 対ガブリアス: 素早さ種族値において、ラティオス(110)はガブリアス(102)を上回っています。これが最大の差別化点です。上からの冷凍ビームや流星群で縛れる関係性は大きいです。
- 対サザンドラ: タイプ相性では悪・ドラゴン複合のサザンドラが有利ですが、素早さはラティオスが勝っています。はどうだんを持っていれば返り討ちにできますが、基本的には不利なので逃げるべき相手です。しかし、サザンドラにはない「毒タイプへの打点(エスパー技)」があるため、採用理由は食い合いません。
まとめ
M次元ラッシュにおけるメガラティオスは、その圧倒的な特攻と素早さ、そして強化された専用技「ラスターパージ」により、環境最強クラスの特殊アタッカーとしての地位を確立しています。
改めて、今回の育成論のポイントを整理します。
- 性格は「おくびょう」推奨。 最速にすることで100族周辺の激戦区を制することができます。
- 技構成は「ラスターパージ」「りゅうのはどう」「はどうだん」「めいそう」が結論。 これでほぼ全ての相手に対応可能です。
- 入手は「異次元ミアレ」のルート把握が鍵。 オンバットのエリアを左折し、ホロベーターを乗り継ぐルートを覚えましょう。
- ボールは「ムーンボール」がベスト。 性能だけでなく、見た目のこだわりも一流のトレーナーの条件です。
メガラティオスを育成し終えた時、あなたのパーティの攻撃力は劇的に向上しているはずです。この記事を参考に、ぜひ最高の相棒を育て上げ、M次元の強敵たちを蹴散らしてください。健闘を祈ります!
付録:覚える技リストと詳細データ
最後に、育成の参考資料としてラティオスが習得可能な主要技のデータをまとめておきます。技マシンの使用計画にお役立てください。
レベルアップで覚える技
- Lv.1: ラスターパージ(必須級)
- Lv.10: じこさいせい(耐久型なら採用)
- Lv.45: りゅうのはどう(メインウェポン)
- Lv.50: はどうだん(範囲補完に優秀)
- Lv.60: サイコキネシス(ラスターパージの代用)
有用な技マシン
- 技06: めいそう(積み技の筆頭)
- 技13: れいとうビーム(対ドラゴン・飛行・草・地面)
- 技26: エナジーボール(対水・地面・岩)
- 技67: 10まんボルト(対水・飛行)
- 技74: シャドーボール(対エスパー・ゴースト)
- 技98: たきのぼり(※物理型用。基本は不採用)
- 技143: スケイルショット(※素早さ上昇のメリットはあるが物理技なので注意)
これらを組み合わせることで、トレーナーごとの個性が出せるのもラティオスの魅力です。あなただけの最強のラティオスを見つけ出してください。






