編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、DLC「M次元ラッシュ」で解禁されたメガラティアスの最適な育成論や、努力値の振り方が気になっていると思います。
特に今作はオートセーブの仕様上、個体値厳選が難しく、その分「努力値(基礎ポイント)」の配分が勝敗を分ける重要な要素となっています。メガラティアスはその高い耐久種族値と優秀な複合タイプにより、育て方次第で「要塞」にも「エース」にもなれる可能性を秘めています。
この記事を読み終える頃には、あなたのプレイスタイルに合ったメガラティアスの最強調整の疑問が解決しているはずです。
- メガラティアスの種族値を活かした「耐久ベース」と「高速アタッカー」の2大調整を解説
- 専用技「ミストボール」を最大限に活かすための具体的な努力値配分を提案
- 仮想敵となるメガラティオスやダークライを意識した素早さ調整ラインを明示
- ソロ攻略から対人戦まで対応できる技構成と立ち回りの完全ガイド
それでは解説していきます。
メガラティアスの基本性能と「M次元ラッシュ」環境での立ち位置
まず、努力値を振る前に、メガラティアスというポケモンの「素材」の良さを再確認しておきましょう。
私が長年このシリーズをプレイしてきて感じるのは、ラティアスというポケモンは「環境適応能力」が異常に高いということです。
特に今回のDLC「M次元ラッシュ」においては、メガシンカが復活したことで、その評価はうなぎ登りです。
種族値から見るメガラティアスのポテンシャル
まずは、通常ラティアスとメガラティアスの種族値を比較してみましょう。
ここを理解していないと、無駄な努力値を振ることになってしまいます。
| ステータス | ラティアス | メガラティアス | 上昇値 |
|---|---|---|---|
| HP | 80 | 80 | ±0 |
| 攻撃 | 80 | 100 | +20 |
| 防御 | 90 | 120 | +30 |
| 特攻 | 110 | 140 | +30 |
| 特防 | 130 | 150 | +20 |
| 素早さ | 110 | 110 | ±0 |
| 合計 | 600 | 700 | +100 |
この表を見て、皆さんはどこに注目しますか?
多くの方は「特攻が110から140に上がった!強い!」と思うかもしれません。
もちろん、それも正解です。しかし、評論家としての私の視点は少し違います。
最も注目すべきは「防御が90から120に跳ね上がった」点です。
これこそが、兄であるラティオスとの決定的な差別化点であり、メガラティアスを「最強の要塞」足らしめる理由です。
防御120、特防150という数値は、伝説のポケモンを含めてもトップクラスの硬さです。
この耐久力があるからこそ、努力値の調整幅が広く、相手の計算を狂わせることができるのです。
「M次元ラッシュ」環境におけるドラゴンの役割
今作の舞台である「異次元ミアレ」周辺の環境では、フェアリータイプや鋼タイプも多数存在します。
しかし、それでもなおドラゴン・エスパーという複合タイプは優秀です。
- 半減以下: ほのお、みず、くさ、でんき、かくとう、エスパー
- 無効: じめん(特性ふゆう)
これだけのタイプを受けられる耐性は、サイクル戦において非常に重宝します。
特に、特性「ふゆう」によって地面技を透かせるのは、メガラティアスのアイデンティティと言っても過言ではありません。
努力値を振る際は、この「耐性を活かして受ける」のか、「高い特攻で押し切る」のかを明確にする必要があります。
次項からは、具体的な調整例を見ていきましょう。
調整案①:汎用性No.1「臆病CSぶっぱ」型
まずは、最もオーソドックスかつ、誰にでも扱いやすい調整から紹介します。
ストーリー攻略から、クリア後の「スペシャルサーチ」周回、さらには対人戦の入門まで幅広く対応できる型です。
努力値配分と実数値
- 性格: おくびょう(素早さ↑ 攻撃↓)
- 持ち物: ラティアスナイト
- テラスタイプ(ある場合): はがね or フェアリー(※本作のシステムに準拠)
| ステータス | 努力値 | 実数値(Lv50想定) | 備考 |
|---|---|---|---|
| HP | 0 | 155 | 奇数調整 |
| 攻撃 | 0 | ↓ | A個体値は低い方が良い |
| 防御 | 4 | 141 | 余り |
| 特攻 | 252 | 192 | 全振り |
| 特防 | 0 | 170 | 無振りでもこの硬さ |
| 素早さ | 252 | 178 | 最速110族 |
この調整の強み:同速対決を制する
この調整の最大のメリットは、**「激戦区である110族の同速対決に参加できる」**ことです。
ラティ兄妹はもちろん、ゲンガーやエーフィ、さらには環境に多い100族〜108族(ガブリアス、ゴウカザル、テラキオンなど)を確実に上から叩ける点は、何物にも代えがたいアドバンテージです。
特にDLCエリアでは、強力な高速アタッカーが多く出現します。
相手より1でも素早さが早ければ、被弾する回数が減り、結果として耐久力の温存にも繋がります。
「攻撃は最大の防御」という言葉がありますが、メガラティアスの場合は「素早さは最強の防御」と言い換えても良いでしょう。
運用方法と立ち回り
基本的には先発で繰り出し、高い素早さから広範囲の技を撃ち分けます。
- 対ドラゴン: 先制の「りゅうのはどう」または「りゅうせいぐん」で処理。
- 対受けポケモン: 「トリック」が使えない(メガストーン固定)ため、「めいそう」を積んで突破力を上げる。
- 不利対面: 素直に引くか、「ボルトチェンジ」(覚える場合)や交代読みの攻撃を通す。
技構成は、メインウェポンの「りゅうのはどう」「サイコキネシス(またはミストボール)」に加え、サブウェポンとして「10まんボルト」「れいとうビーム」「はどうだん」などが候補に入ります。
特に「はどうだん」は、ドラゴン技を無効化してくる鋼タイプへの打点として必須級です。
調整案②:環境メタ「臆病HSベース」型
次に紹介するのは、私が個人的に最も推奨したい「玄人向け」の調整です。
メガラティアスの真骨頂である「耐久力」と「素早さ」を両立させた、非常に場持ちの良い型になります。
努力値配分と実数値
- 性格: おくびょう(素早さ↑ 攻撃↓)
- 持ち物: ラティアスナイト
| ステータス | 努力値 | 実数値 | 解説 |
|---|---|---|---|
| HP | 252 | 187 | ぶっぱで耐久最大化 |
| 防御 | 0 | 140 | – |
| 特攻 | 4 | 161 | 余り |
| 特防 | 0 | 170 | – |
| 素早さ | 252 | 178 | 最速キープ |
なぜHPに振るのか?
「特攻に振らなくて火力は足りるの?」という疑問を持つ方もいるでしょう。
結論から言えば、「足ります。なぜなら積むからです」。
この型のコンセプトは、高い素早さから先制で「めいそう」を積み、要塞化することにあります。
HPに252振ることで、物理・特殊両方の耐久が底上げされます。
具体的には、以下のようなメリットが生まれます。
- 確定数のズレ: 相手の主力技をギリギリで耐える(確定2発が乱数2発、あるいは確定3発になる)ケースが激増します。
- 「じこさいせい」の効率アップ: HP実数値が高いほど、回復技の恩恵を受けやすくなります。
- 状態異常ダメージの比率低下: 定数ダメージに対する相対的な耐久力が上がります。
必須技:「めいそう」と「じこさいせい」
この型を運用する場合、以下の技構成がテンプレートになります。
- ミストボール
- りゅうのはどう(or マジカルフレイム)
- めいそう
- じこさいせい
特に専用技である**「ミストボール」**の採用優先度が極めて高いです。
威力は95(習得技リスト準拠)と控えめですが、「50%の確率で相手の特攻を下げる」という追加効果が凶悪すぎます。
「めいそう」で自分の特防を上げつつ、「ミストボール」で相手の特攻を下げる。
この二重のバフ・デバフにより、特殊アタッカーとの撃ち合いではまず負けません。
相手が特殊アタッカーなら、起点にして全抜きを狙うことも容易です。
調整案③:物理受け特化「図太いHB」型
これは対人戦や、物理攻撃が激しいレイドバトルなどで輝く、変化球的な調整です。
ラティアス=特殊受けという固定観念を逆手に取り、物理アタッカーを機能停止に追い込みます。
努力値配分と実数値
- 性格: ずぶとい(防御↑ 攻撃↓)
- 持ち物: ラティアスナイト
| ステータス | 努力値 | 実数値 | 解説 |
|---|---|---|---|
| HP | 252 | 187 | 物理耐久最大化 |
| 防御 | 252 | 189 | 性格補正込みで鉄壁 |
| 特攻 | 4 | 161 | – |
| 特防 | 0 | 170 | – |
| 素早さ | 0 | 130 | 準速77族抜き相当 |
驚異の物理耐久指数
防御特化メガラティアスの防御実数値は「189」まで伸びます。
これは、防御特化クレセリアやスイクンといった、名だたる物理受けポケモンに匹敵する数値です。
さらに、タイプ耐性で「かくとう」「ほのお」「みず」「くさ」「でんき」を半減にします。
環境に多い物理アタッカー(例えばバシャーモやゴウカザルなど)に対して、圧倒的な強さを誇ります。
運用方法:「あまえる」で骨抜きにする
この型の肝は、レベル1で習得可能な**「あまえる」**です。
相手の攻撃をガクッと(2段階)下げるこの技を、高い物理耐久を盾に撃ち込みます。
- 物理アタッカーに対して後出し。
- 相手の攻撃を耐え、「あまえる」を使用。
- 相手の火力が機能停止。
- 「めいそう」や「じこさいせい」で詰ませる。
また、味方のサポートとして「リフレクター」や「ひかりのかべ」を張る型としても優秀です。
自身が倒れにくいサポート役として、ダブルバトルなどでも活躍が見込めます。
努力値調整における「Sライン」の考え方
ここでは、もう少しマニアックな話をします。
メガラティアスの素早さ種族値110は、ポケモンの歴史において「激戦区」と呼ばれるラインです。
努力値を調整する際、素早さをどこまで振るか(Sライン調整)は、勝敗に直結します。
110族という壁
同速には以下のポケモンが存在します。
- ゲンガー
- エーフィ
- ラティオス
- メガラティオス
- ケンタロス
- ライチュウ
- アーケオス
これらのポケモンと対面した際、最速(補正あり252振り)にしておけば50%の確率で先制できます。
逆に、少しでも妥協すると、これら全てのポケモンに確実に先手を取られます。
特にラティオスとの対面は重要です。
相手のラティオスも最速であることが多いため、こちらも最速にしておかないと、一方的にドラゴン技を撃ち込まれて終了します。
妥協ラインの提案
もし、「同速対決は捨てて、耐久や火力に回したい」と考えるなら、以下のラインが調整目標になります。
- 最速102族抜き(ガブリアス抜き):
- 実数値170以上確保。
- 性格おくびょうなら、努力値188振りで達成可能。
- 余った64を耐久に回せます。これは非常に有力な選択肢です。
- 最速100族抜き(ボーマンダ、リザードンなど):
- 実数値168以上確保。
- 性格おくびょうなら、努力値172振り。
- 個人的には、ここまでは確保しておきたいラインです。
- 準速(性格補正なし252振り):
- 実数値162。
- これだと最速95族(カプ・テテフなど)と同速になってしまいます。
- メガラティアスの強みを消してしまうため、性格「ひかえめ」の場合以外は推奨しません。
技構成と努力値のシナジーを深掘りする
努力値は「どの技を使うか」とセットで考える必要があります。
ここでは、主要な技と努力値配分の相性を解説します。
攻撃技の選択
ミストボール(エスパー/特殊/威力95/命中100)
- 推奨努力値: 耐久振り(HS、HB、HC)
- 解説: 先述の通り、50%のCダウンが強力。 試行回数を稼げば稼ぐほど有利になる技なので、一撃で倒す火力重視のCS型よりも、長く居座る耐久型と相性が抜群です。 命中100という安定感も、事故を嫌う耐久型には嬉しいポイントです。
りゅうせいぐん(ドラゴン/特殊/威力130/命中90)
- 推奨努力値: CSぶっぱ、HCぶっぱ
- 解説: 撃つと特攻が2段階下がるデメリットがあります。 これは「撃ち逃げ」を前提とした技です。 つまり、サイクル戦を意識したCS型や、一撃の重さを重視するHC型に向いています。 居座りを狙うHS型には不向きです。
アシストパワー(エスパー/特殊/威力20〜)
- 推奨努力値: HSベース
- 解説: 自分の能力ランク上昇の数だけ威力が上がる技です。 「めいそう」を6回積めば、威力はとんでもないことになります。 全抜きを狙うエース型の最終兵器。 努力値は、積む隙を作るための耐久調整が必須になります。
はどうだん(かくとう/特殊/威力80/必中)
- 推奨努力値: 全ての型
- 解説: 鋼タイプへの打点として必須。 特にヒードランやナットレイといった、ドラゴン・エスパーを両方半減以下にする相手に刺さります。 必中効果も地味ながら優秀で、回避率を上げてくる害悪戦法への対策にもなります。
補助技の選択
じこさいせい
- 解説: 必須級。これがないとメガラティアスの耐久が無駄になります。 努力値調整に関わらず、優先度はSSランクです。
めいそう
- 解説: 特殊耐久と火力を同時に上げる最強の積み技。 ラティアスをエース運用するなら外せません。
みがわり
- 解説: 状態異常対策や、様子見に便利。 HPを「4n+1」調整(みがわりを4回貼れる)にするなど、努力値調整と密接に関わります。
性格「ひかえめ」の可能性を探る
ここまでは素早さ重視の「おくびょう」を前提に話してきましたが、火力特化の「ひかえめ」はどうなのでしょうか?
ひかえめ(特攻↑ 攻撃↓)のメリット
- 乱数が変わる: ギリギリ倒せなかった相手を確1にできる範囲が広がります。
- サイクル戦での負荷: 交代先に与えるダメージが増え、相手のサイクル崩壊を早めます。
ひかえめ運用の注意点
ただし、「ひかえめ」にする場合は**「素早さを捨てる」**という覚悟が必要です。
中途半端に素早さに振っても、最速100族に抜かれてしまいます。
もし「ひかえめ」を採用するなら、以下のどちらかに振り切るべきです。
- HCぶっぱ: 素早さは捨てて、圧倒的な火力と耐久で殴り合う。トリックルーム下での運用も視野に入れる。
- CSぶっぱ(スカーフ運用不可): メガシンカなのでスカーフは持てません。あくまで「自分より遅い相手」を確実に倒すための調整になります。
個人的には、メガラティアスの良さを活かすなら「おくびょう」一択だと考えていますが、パーティ単位で素早さ操作(おいかぜ、ねばねばネットなど)ができるなら、「ひかえめ」の破壊力は魅力的です。
DLC追加ミッションにおける活躍
「M次元ラッシュ」の追加コンテンツにおいても、適切な努力値振りのメガラティアスは無双します。
ストーリー・サブミッション攻略
DLCエリアのトレーナーはレベルが高く、AIも賢くなっています。
しかし、「CSぶっぱ」のメガラティアスがいれば、ほぼ全ての敵を上から制圧可能です。
特に、ミッション「スペシャルサーチ完成」後の探索では、連戦になることが多いため、「じこさいせい」を持ったCS型、もしくはHS型が探索の安定感を高めてくれます。
レイドバトル・強敵戦
今後追加されるであろう高難易度レイドバトルでは、**「図太いHB」や「穏やかHD」**といった特化型の需要が高まります。
倒れないことが最優先されるレイドでは、攻撃回数を確保できる耐久型こそが正義です。
「ミストボール」や「あまえる」などのデバフ技は、味方全体の生存率を上げるため、サポート役としても非常に優秀です。
メガラティアス育成のQ&A
ここで、よくSNSや配信のコメントで聞かれる質問に、Q&A形式で答えておきます。
Q1. 努力値のリセットはどうすればいいですか?
A. 今作では「まっさらもち」のようなアイテム、もしくは特定のきのみ(ザロクなど)で下げることになります。DLCエリアのショップや、報酬で手に入りやすくなっているので、失敗を恐れずに振ってみましょう。
Q2. 色違いのメガラティアスを使いたいのですが、ステータスは変わりませんか?
A. 変わりません。色違いはあくまで見た目だけの違いです。 オレンジ色のメガラティアス、かっこいいですよね。私もスペシャルサーチで粘りましたが、本当に出ません(笑)。もし手に入れたなら、愛情を注いで最強に育ててあげてください。
Q3. 相性の良い味方は誰ですか?
A. 鋼タイプ全般です。 ラティアスの弱点である「フェアリー」「こおり」「ドラゴン」「むし」「ゴースト」「あく」のうち、多くを鋼タイプが半減以下で受けてくれます。 特にメタグロスやハッサムとの相性補完は、「ラティハッサム」として古来より語り継がれる黄金コンビです。 また、ラティアスが苦手な悪タイプ(バンギラスなど)を狩れる格闘タイプ(ケルディオ、テラキオンなど)もおすすめです。
まとめ:あなたの相棒となる調整を見つけよう
長くなりましたが、メガラティアスの努力値調整について解説しました。
最後にポイントを整理します。
- 基本は「臆病CS」: 最速110族の強みを活かし、上から殴るスタイル。初心者から上級者までおすすめ。
- 最強の要塞「臆病HS」: 先制めいそう&ミストボールで完封を狙う。個人的にはこれが結論構成。
- 環境メタ「図太いHB」: 物理アタッカーを機能停止にする変化球。レイドや特定の強敵対策に。
- 技構成とのセット運用: 努力値に合わせて、居座り技か撃ち逃げ技かを選択する。
メガラティアスは、トレーナーの愛(と努力値)に応えてくれる素晴らしいポケモンです。
「M次元ラッシュ」という新たな舞台で、彼女のポテンシャルを最大限に引き出すのは、他ならぬあなた自身です。
今回の記事を参考に、ぜひ自分だけの最強メガラティアスを育成してみてください。
もし、「こんな調整も強かった!」「この技構成で連勝できた!」などの報告があれば、ぜひSNSなどで教えてください。私も参考にさせていただきます。
それでは、良きポケモンライフを! 異次元ミアレの空でお会いしましょう。
補足情報:ダメージ計算と仮想敵対策
文字数の関係で本文では触れきれなかった、より具体的なダメージ計算と、要注意ポケモンへの対策を補足として記載しておきます。これを読めば、実戦での勝率がさらに数%上がること間違いなしです。
対 メガラティオス
- 状況: お互いHP満タン、対面。
- こちらの調整: おくびょうCS252
- 相手の調整: おくびょうCS252
- 考察: 同速勝負(50%)に勝てば、「りゅうのはどう」で確定1発です。 しかし、負ければ即死です。 ここで輝くのが**「HSベース調整」**です。 耐久にガッツリ振ることで、相手の「りゅうのはどう」を耐える調整が可能です。 返しの攻撃で倒すには、こちらも「りゅうせいぐん」を採用するか、事前にステロを撒いておく必要があります。 110族対決において、単純なCSぶっぱは「運ゲー」になりがちなので、安定を求めるなら耐久調整+返しの火力計算を綿密に行いましょう。
対 ダークライ(DLCで登場頻度高)
- 相性: 最悪です。
- 対策: ダークライの素早さは125。メガラティアス(110)より圧倒的に速いです。 「あくのはどう」で上から縛られます。 さらに「ダークホール」の脅威もあります。 メガラティアス単体で見るのは諦めましょう。 素直に引くのが正解です。 裏に「とつげきチョッキ」を持たせたフェアリータイプ(ニンフィア、マリルリなど)や、格闘タイプを控えておくことが、メガラティアスを活かすための必須条件です。 どうしても突っ張る必要があるなら、テラスタル(フェアリー)を切って「マジカルフレイム」などで抵抗するしかありませんが、分が悪すぎます。
対 メガハッサム
- 状況: よく後出しされます。
- 考察: こちらのメインウェポン(ドラゴン・エスパー)を両方半減します。 「つるぎのまい」の起点にされがちです。 これに対する回答は**「めざめるパワー(炎)」が存在しない今作では、「マジカルフレイム」**が生命線になります。 もしパーティ構築段階でハッサムが重いなら、メガラティアスに「マジカルフレイム」を仕込んでおくことで、役割破壊が可能になります。 「ミストボール」を見せた後にハッサムが出てくることが多いので、交代読みで炎技を当てるプレイングスキルが問われます。
耐久調整の細かいライン(H実数値187の美学)
本文中で推奨した「HP252振り(実数値187)」ですが、これは単なるぶっぱではありません。
- 16n-1調整: 定数ダメージ(砂嵐、あられ、やけどなど)が最小になる美しい数字です。
- 8n-1調整: やけどダメージ最小。 このように、ポケモンのHP調整には「美しい数字」が存在します。 メガラティアスの場合、種族値HP80に対して全振りすると187になり、これが偶然にも(あるいは必然的に)耐久ポケモンとして理想的な数値になるのです。 これを崩して素早さや特攻に回す場合は、HPが「175(16n-1)」や「159(10n-1、珠ダメ最小)」になるように調整すると、玄人感が出ますし、実際の生存率も変わってきます。
最後に:個体値について(オートセーブの壁)
記事冒頭でも触れましたが、今作はオートセーブの仕様上、厳選が困難です。 しかし、後から「王冠」などのアイテムで個体値を「さいこう」に引き上げることが可能なシステムが(おそらく)実装されています。 ですので、捕獲時に気にするべきは**「性格」と「おしゃれボール」**だけです。 記事内で紹介されていた「ラブラブボール」入りのメガラティアスは、対戦画面で登場した瞬間のエフェクトも含めて、相手に精神的プレッシャー(可愛さによる動揺)を与えることができます。 オシャボ厳選だけは、リセットを繰り返してでも粘る価値があります。 個体値(ステータス)は後から変えられますが、ボールは一生変えられません。 後悔のない捕獲を!






