編集デスク ゲーム攻略ライターの桐谷シンジです。今回も多く寄せられてる質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいる方は、追加DLCの目玉である「メガヒードラン」の入手方法や、失敗できない厳選のタイミングが気になっていると思います。「オートセーブが入るから厳選できない」という噂に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事を読み終える頃には、メガヒードランの確実な入手ルートと、理想の個体をゲットするための厳選の疑問が解決しているはずです。
- 調査ポイント28,000到達が挑戦の必須条件
- オートセーブ設定の変更が厳選成功の唯一の鍵
- 地面タイプ4倍弱点を突くジガルデが攻略の最適解
- 捕獲後の個体値確認とリセットの具体的ループ手順
それでは解説していきます。
メガヒードラン出現の解放条件と「異次元ミアレ」の調査
『M次元ラッシュ(ポケモンレジェンズZ-A)』の追加DLCにおいて、多くのプレイヤーが目標としているのが「暴走メガ進化ポケモン」の鎮圧と捕獲です。その中でも、星4難易度として立ちはだかる「メガヒードラン」は、準伝説ポケモンでありながらメガシンカを獲得した稀有な存在として注目を集めています。まずは、この強敵に挑むための基本的な解放条件から解説していきます。
調査ポイント28,000への道のりと効率的な稼ぎ方
メガヒードランが出現するクエストを受注するためには、「異次元ミアレ」における調査ポイントを最大値である28,000ポイントまで貯める必要があります。これは一朝一夕で達成できる数値ではありません。多くのプレイヤーがここで足踏みをしてしまいますが、ここを乗り越えなければ伝説への挑戦権は得られないのです。
調査ポイントは、主に以下の行動によって蓄積されていきます。
- 異次元の歪み内でのポケモン捕獲:基本となる稼ぎ方です。特に捕獲難易度の高いポケモンや、大型の個体(オヤブンなど)を捕獲することで、通常よりも多くのポイントが得られます。
- 素材の収集:フィールドに落ちている「あかいかけら」や「ほしのかけら」などのレア素材を回収することでも微量ながらポイントが入ります。
- サブクエストの達成:ミアレの住人や調査隊から依頼されるタスクをこなすことで、まとまったポイントが入手可能です。
効率的に28,000ポイントを目指すなら、ランクの高い「歪み」に積極的に飛び込み、連続捕獲ボーナスを狙うのが近道です。特に後半のエリアでは、一回の探索で1,000ポイント以上稼ぐことも夢ではありません。地道な作業になりますが、メガヒードランという強力な戦力を手に入れるための試練だと思って割り切りましょう。
「異次元ミアレ調査ファイル5」のクリアとジプソからの連絡
ポイントが28,000に到達すると、サポートキャラクターである「ジプソ」から通信が入ります。「あなたのおかげで必要なポイントが集まりました」というセリフと共に、マップ上に新たな「異次元の歪み」の座標が示されます。これがメガヒードランへの招待状です。
この段階で「異次元ミアレ調査ファイル5」までクリアしていることが前提となります。これまでのストーリー進行で、メガシャリタツやメガアブソルZといった強敵たちを退けてきた実力が試されることになります。これまでの暴走メガ進化シリーズとは一線を画す、準伝説級のプレッシャーを感じることになるでしょう。
指定される座標:ワイルドゾーン9番・14番の探索
ジプソから送られてくる座標は、主に「ワイルドゾーン9番」あるいは「ワイルドゾーン14番」付近を指し示すことが多いようです。プレイヤーの進行状況やランダム要素によって多少の変動はあるものの、基本的にはこのエリアにある「特別な歪み」を目指すことになります。
ワイルドゾーン9番から向かうルートが比較的短縮できる場合が多いですが、地形が複雑なため、ライドポケモンを駆使して進む必要があります。目的地に到着すると、そこにはコルニが待機しています。彼女に話しかけることで、いよいよ暴走メガ進化ポケモンを鎮めるためのミッションが開始されます。
ここで重要なのが、コルニに話しかける前の準備です。一度ミッションを開始してしまうと、後戻りできない展開が待っています。回復アイテムの補充、手持ちポケモンの編成、そして何より心の準備を整えてから、コルニの元へ向かいましょう。
メガヒードランは厳選可能か?オートセーブの罠と回避方法
さて、ここからが本記事の核心部分です。「メガヒードランは厳選できるのか?」という問いに対する答えは、「可能だが、事前準備が必須」です。
多くのプレイヤーが「戦闘直前でオートセーブが入るため、個体値や性格の厳選は不可能」と誤解していますが、システムの設定を正しく理解していれば、好みのステータスを持つメガヒードランを粘ることは十分に可能です。
なぜ「厳選不可能」と言われるのか?オートセーブの仕様
『M次元ラッシュ』のデフォルト設定では、「おまかせレポート(オートセーブ)」がオンになっています。この機能は非常に便利で、予期せぬエラー落ちや電池切れからデータを守ってくれます。しかし、厳選作業においては最大の敵となります。
通常、イベント戦闘や伝説のポケモンの捕獲イベントでは、以下のタイミングでオートセーブが走ることが多いです。
- イベントエリアに入った瞬間
- 会話イベントが終了し、戦闘が始まる直前
- 戦闘が終了し、リザルト画面に移った瞬間
もし「おまかせレポート」がオンのままだと、コルニに話しかけて「異次元ミアレに入って鎮めますか?」の選択肢で「はい」を選んだ瞬間にレポートが書かれてしまう可能性があります。あるいは、戦闘終了後に自動的にセーブされ、捕獲した個体が固定されてしまうリスクもあります。これでは、捕まえた個体の性格が気に入らなくてもリセットしてやり直すことができません。
厳選を成功させるための必須設定手順
メガヒードランの厳選を行うためには、以下の手順を必ず実行してください。これを忘れると、取り返しのつかないことになります。
- 設定画面を開く:Xボタンでメニューを開き、「設定(オプション)」を選択します。
- 「おまかせレポート」を探す:項目のなかにある「おまかせレポート」を見つけます。
- 設定を「しない(OFF)」に変更する:デフォルトでは「する」になっているので、必ず「しない」に変更し、設定を保存してメニューを閉じます。
- 手動でレポートを書く:コルニの目の前、または指定された「岩」を破壊して歪みに入る直前で、手動でレポート(セーブ)を書きます。
この「手動レポート」が厳選のスタート地点となります。もし捕獲したヒードランのステータスが不満であれば、ゲームを終了し、この手動レポートから再開することで、何度でも戦闘と捕獲をやり直すことができます。
厳選のループ手順詳細
具体的な厳選の流れは以下の通りです。
- 事前準備:性格シンクロ用のポケモン(今作で有効な場合)や、捕獲用ボール(ムーンボールやヘビーボールなど、こだわりのボール)を準備する。
- 現地到着:ワイルドゾーンの指定ポイントへ向かう。
- セーブ:コルニに話しかける直前で「おまかせレポートOFF」を確認し、手動セーブ。
- 突入:イベントを進め、暴走メガヒードラン戦を開始する。
- 勝利:制限時間内にメガヒードランを倒す。
- 捕獲:戦闘終了後のイベントで自動捕獲、または捕獲フェーズにてボールを投げる。
- 確認:ステータス画面を開き、性格(せいかく)や個体値(ガンバリレベル等)を確認する。
- リセット:理想の個体でなければ、ホーム画面に戻りソフトを終了。手順4からやり直す。
この一連の流れには、戦闘時間も含めて1回あたり10分〜15分程度かかることが予想されます。メガヒードラン戦はHPが高くタフなため、周回には根気が必要です。しかし、伝説のポケモンは一度捕まえると二度と手に入らない貴重な存在。妥協せずに納得いくまで粘る価値は十分にあります。
暴走メガヒードラン攻略:推奨ポケモンと立ち回り
ここからは、実際に厳選を行うための最大の障壁となる「暴走メガヒードラン戦」の攻略法を解説します。星4難易度ということもあり、生半可な育成では返り討ちに遭い、厳選どころではなくなってしまいます。
敵のデータ:メガヒードランの特徴
- タイプ:ほのお・はがね
- 特性:もらいび(推測)、またはメガシンカ固有の強化特性
- 弱点:じめん(4倍)、かくとう(2倍)、みず(2倍)
- 耐性:くさ、こおり、むし、エスパー、ノーマル、ひこう、ドラゴン、はがね、フェアリー(多数の耐性を持つ)
- 外見:高熱で鋼の体が溶け出し、「巨神兵」のようなドロドロとした威圧的な姿に変貌しています。
最大の特徴は、その圧倒的な防御性能と火力です。「ほのお・はがね」という優秀な複合タイプにより、多くのタイプの技を半減以下に抑え込みます。一方で、「じめん」タイプに対しては4倍のダメージが入るという明確な弱点も持っています。ここを突けるかどうかが勝敗を分けます。
必須対策:ジガルデ(パーフェクトフォルム)の活用
今回の戦闘において、最も推奨されるアタッカーは伝説のポケモン「ジガルデ」です。理由は単純明快で、タイプ相性と耐久力においてメガヒードランに対して圧倒的な有利を取れるからです。
- タイプ一致の地面技:ジガルデが放つ「グランドフォース」や「大地の力」などの地面技は、メガヒードランに対して4倍のダメージを与えます。タイプ不一致の技でちまちま削るよりも、一撃の重さが段違いです。
- パーフェクトフォルム:HPが半分以下になると発動する「スワームチェンジ」により、パーフェクトフォルムへ変化します。これによりHPが回復し、ステータスが大幅に強化されます。長期戦になりがちな暴走メガシンカ戦において、この継戦能力は非常に頼りになります。
- 入手時期:ストーリー進行上、すでにジガルデを入手・育成できているプレイヤーも多いはずです。ボックスに眠っているなら、今すぐ呼び戻しましょう。
攻略の代替案:ミュウツー(メガシンカY/X)
もしジガルデの育成が間に合っていない場合、「ミュウツー」も有力な候補になります。
- はどうだん:必中の格闘技「はどうだん」は、メガヒードランに対して2倍の弱点を突けます。特にメガミュウツーYの高い特攻から放たれるはどうだんは、安定したダメージソースとなります。
- 機動力:ミュウツーは素早さが高く、敵の攻撃を回避しやすいモーションを持っています。アクション要素の強い本作のボス戦において、被弾を避けることは攻撃することと同じくらい重要です。
ただし、ミュウツーはエスパータイプであるため、ヒードランの虫技(もし持っていれば)や、等倍で通る強力な物理攻撃には注意が必要です。耐久面ではジガルデに劣るため、回避テクニックが求められます。
戦闘中の立ち回りと注意点:マグマストームと時間管理
戦闘開始直後、メガヒードランはその巨大な体躯から繰り出される広範囲攻撃でプレイヤーを圧倒してきます。特に注意すべきは専用技「マグマストーム」の強化版とも言える攻撃です。
- ホーミング性能:プレイヤーを追尾してくる炎の渦や弾幕が発生します。これらは走り回るだけでは避けきれない場合があるため、タイミングよく「緊急回避(ローリング)」を使って無敵時間でやり過ごす必要があります。
- 設置型ダメージ:フィールドにマグマだまりを残す攻撃も行ってきます。これを踏むと「やけど」状態になり、スリップダメージを受け続けることになります。アクションゲームにおいてスリップダメージは致命傷になり得るため、足元には常に注意を払いましょう。
また、今回のバトルには「制限時間」が設けられています。敵の体力を削りきれないと、強制的に敗北となってしまいます。
- 黒い結晶の破壊:戦闘中、フィールドに黒い結晶のようなオブジェクトが出現することがあります。これを破壊したり、敵がダウンした際に落とす「時間延長アイテム」を確実に回収することがクリアへの鍵です。画面がエフェクトで見づらくなることが多いですが、アイテム回収を怠ると時間切れのリスクが高まります。
HPゲージを半分削ると敵の攻撃パターンが激化します。ここで一気に勝負を決めるために、味方のメガシンカゲージやZ技(もしあれば)は後半まで温存しておくのも一つの戦術です。
メガヒードランの性能評価と入手後の活用法
苦労の末に手に入れたメガヒードラン。その性能はどれほどのものなのでしょうか。通常のヒードランと比較しながら、そのポテンシャルを紐解いていきます。
予想される種族値の変化
通常のヒードランの種族値は以下の通りです。
- HP: 91
- 攻撃: 90
- 防御: 106
- 特攻: 130
- 特防: 106
- 素早さ: 77
- 合計: 600
メガシンカすると、合計種族値は700に達すると予想されます(通常+100の法則)。メガヒードランの外見や設定(溶け出した体、火力特化)から推測すると、以下のような配分になる可能性が高いです。
- 特攻の大幅上昇:130から160〜170クラスへ。伝説級の中でもトップクラスの特殊火力を手に入れるでしょう。
- 防御・特防の強化:鋼が溶けているとはいえ、防御性能は維持、あるいは向上しているはずです。要塞としての役割も期待できます。
- 素早さの低下?:巨大化し、体が溶けている描写から、素早さはむしろ低下する可能性があります。トリックルーム下での運用が視野に入るかもしれません。
タイプ相性と役割
「ほのお・はがね」タイプは、耐性の数が非常に多いことで知られています。
- 無効:どく、ほのお(特性もらいびの場合)
- 半減以下:ノーマル、くさ、こおり、ひこう、エスパー、むし、はがね、ドラゴン、フェアリー
この圧倒的な耐性を活かし、相手の攻撃を受け流しながら、超火力の「マグマストーム」や「ラスターカノン」で反撃するスタイルが基本になります。特にフェアリータイプ全盛の環境において、それらを完全に封殺できる耐性は非常に価値が高いです。
専用アイテム「ヒードラナイト」と運用
捕獲と同時に入手できる「ヒードラナイト」を持たせることで、戦闘中にメガシンカが可能になります。持ち物が固定されてしまうため、「たべのこし」や「ふうせん」といったヒードランの定番アイテムが持てなくなる点はデメリットと言えます。
しかし、それを補って余りある火力がメガヒードランの魅力です。特に、捕獲を拘束し定数ダメージを与える「マグマストーム」の威力が底上げされれば、サイクル戦(ポケモンの交代戦)において相手に強烈な負担をかけることができます。崩し性能の高いアタッカーとして、旅パ(ストーリー攻略パーティ)はもちろん、クリア後のバトル施設や対戦でも活躍間違いなしです。
同時に入手できるアイテムと料理:「異次元バター」
メガヒードランの攻略報酬は、ポケモン本体だけではありません。クリア報酬として手に入る「異次元バター」も見逃せない要素です。
ドーナツ作りの最高級食材
本作では、ポケモンを強化したり、特定の効果を得るための料理システム(ドーナツ作り)が存在します。その材料となるバターにはランクがあり、「ノーマルバター」→「スーパーバター」→「ウルトラバター」→「マスターバター」とグレードが上がっていきます。
今回入手できる「異次元バター」は、その名の通り異次元級の品質を誇る最上位の食材です。これを使って作るドーナツは、「星5」クラスの効果を持つことが予想されます。
- 経験値獲得量の大幅アップ
- 色違い遭遇率の上昇
- 全ステータスの底上げ
など、今後の育成や厳選において絶大な効果を発揮するアイテムを作成できるでしょう。もったいなくて使えないかもしれませんが、ここぞという時のためにレシピを確認しておくことをお勧めします。
まとめ:伝説の「溶岩の巨神」を使いこなせ
今回は『M次元ラッシュ』におけるメガヒードランの厳選方法と攻略情報を解説しました。
- 準備は万全に:調査ポイント28,000を貯め、オートセーブをOFFにする。
- 対策は地面技:ジガルデやガブリアスなど、高火力の地面タイプを用意する。
- アクション操作:ホーミング攻撃とスリップダメージに注意し、回避を優先する。
- 厳選の価値あり:圧倒的な種族値と耐性を持つメガヒードランは、最強の相棒になり得る。
見た目のインパクトもさることながら、その実力も折り紙付きのメガヒードラン。厳選作業は大変ですが、その苦労に見合うだけの性能を秘めています。ぜひこの記事を参考に、あなただけの最強の個体をゲットしてください。
補足:よくある質問(Q&A)
Q1. 色違いのメガヒードランは出ますか?
A1. 現時点での検証結果では、暴走メガ進化イベントでの色違い出現は確認されていません(いわゆる「ブロックルーチン」がかかっている可能性が高いです)。色違いを狙う場合は、将来的な配布イベントや、異なる入手手段を待つ必要があるかもしれません。まずは通常色の高個体値を狙うのが現実的です。
Q2. 倒してしまっても再戦できますか?
A2. 暴走メガ進化ポケモンは、一度倒してイベントをクリアすると、基本的にはストーリー上再戦できません。ただし、クリア後の特定のモードや「ボスラッシュ」のような施設で再戦できる可能性があります。捕獲のチャンスは(厳選のリセットを除けば)一度きりと考え、慎重にセーブデータを管理しましょう。
Q3. オートセーブを切り忘れて捕獲してしまいました。やり直しは可能ですか?
A3. 残念ながら、オートセーブが入ってしまった場合、以前のデータに戻ることはできません。サブロム(別のソフトと本体)を用意して最初からやり直すか、交換掲示板などで他のプレイヤーから譲ってもらうしか方法はありません。設定の確認は何度もしつこいくらいに行いましょう。
Q4. ジガルデ以外におすすめのポケモンはいますか?
A4. 地面タイプであれば、「ガブリアス」や「霊獣ランドロス」も優秀です。特にガブリアスは素早さが高く、メガヒードランの上から攻撃できる可能性が高いです。また、水タイプですが「ゲッコウガ(きずなへんげ)」なども、高火力と素早さを両立しており、水手裏剣などの技が有効です。ただし、相手の攻撃を耐えられる耐久調整が必要になるでしょう。
Q5. 捕獲におすすめのボールはありますか?
A5. 性能面だけで言えば、洞窟や夜扱いであれば「ダークボール」が捕獲率が高く優秀です。しかし、ヒードランは重量級のポケモンのため「ヘビーボール」も効果的です。見た目にこだわるのであれば、マグマの赤と鉄の色に合わせて「ゴージャスボール」や「リピートボール」も似合いますし、伝説の威厳を示すために貴重な「ムーンボール」や「ウルトラボール」を使うのも一興です。厳選する際は、ボールのエフェクトも込みで楽しんでください。
以上、メガヒードラン攻略の完全ガイドでした。この情報が皆さんのM次元ラッシュライフの助けになれば幸いです。もし攻略に成功したら、どんな性格のヒードランを捕まえたか、ぜひSNSなどで教えてくださいね。それでは、良きポケモンライフを!






